【アポロン音楽工業】

Last-modified: 2023-08-15 (火) 12:06:38

概要

1971年創業のレコード会社。
大手芸能プロダクションの渡辺プロ(現・ワタナベエンターテイメント)と文化放送の出資により設立。
ギリシア神話のアポロンが竪琴を持つ音楽神としての側面を持つことから、会社のマークは竪琴であった。
 
1986年のFC版『グラディウス』を皮切りにゲームサントラも扱い、一時期は「compusic」(computer+music)のレーベルを使用していた。テレビ番組「ザ・ヒットパレード」(フジテレビと渡辺プロの共同制作)のディレクターであった【すぎやまこういち】との縁も深く、1993年までDQ関連の各種サントラを発売。
作品別サントラはDQ5までが出され、【東京弦楽合奏団】【NHK交響楽団】による楽団演奏版と、ゲーム音源を数珠繋ぎにした【ゲーム・オリジナル・サウンド・ストーリー】とのセットになっていた。
DQ2とのタイアップ楽曲【Love Song 探して】を歌った【牧野アンナ】アニメ版『ドラゴンクエスト』主題歌【夢を信じて】を歌った徳永英明の所属レーベルともなっており、【鴻上尚史】【そして伝説へ】もここからのリリース。
 
1987年からバンダイと業務提携を結び、1996年には資本比率を上げたことでバンダイ・ミュージックエンタテインメントに改名するが、徳永の移籍などで業績は低迷し、2000年に解散・清算された。
元スタッフが立ち上げた会社にランティスがある。

参考

ドラクエ関連のサントラは1994年のSFC版『DQ1・2』よりソニー系列に移籍し、楽団も【ロンドンフィルハーモニー管弦楽団】に変更、ゲーム音源も曲別収録になった。
2004年よりSUGIレーベルが設立されて以降は【東京都交響楽団】の演奏となり、SUGIレーベルは2009年にキングレコードへ移籍し現在に至っている。