【竜の女王】

Last-modified: 2021-11-26 (金) 16:30:39

DQ3

【竜の女王の城】に住む、自身のことを神の使いと称するドラゴン。
彼女の城は高い岩山に囲まれており【ラーミア】に乗らなければ到達できない。
FC版の表記は「りゅうのじょうおう」で、本人及び城内の【ホビット】のセリフにあり、正式な呼称のようである。
重い病気にかかっており、既に余命幾ばくも無い、危険な状態にある。
出会ってすぐに死亡してしまうため出番は少ないのだが、後の勇者ロトに【ひかりのたま】を託すという、ゲーム攻略の上でも勇者ロトの伝説の上でも、非常に重要な役割を持つ人物である。
彼女はひかりのたまを勇者に託した直後に、ひとつの大きな卵を残して息絶える。

このときに残した卵から生まれたのがDQ1のラスボス【りゅうおう】だとする説があり、これは「ロトの紋章」などで採用されている。
本当に実母なのかは不明だが、少なくともりゅうおうの先祖であることは公式で確定している。
詳細はりゅうおうの項目を参照。
 
FC版のフィールドグラは【やまたのおろち】【キングヒドラ】と共通。
ただ、この三者はいずれも動かないし、上記の両者は横向きに対して、女王は後向きと、向いている方向が違い、特に意識していなければ正面から話すので、同一と気付かなかったプレイヤーもいた。

小説版

【精霊ルビス】同様、天上界から使わされた【神】。ルビスが新天地を創造するために去った後、1人で世界を見守っていたが、現在では病に冒されている。
病にさえかからなければ【バラモス】でも倒せたらしい。
ゲームと違って口調は厳めしい。
40歳ぐらいの女性の人間形態に変身でき、パーティに光の玉を託したところで出番は終わっている。
小説版DQ1によれば、ゲーム同様その後死亡した模様。

DQ11

おそらく、命の大樹=聖竜の子孫であり、真エンディングでの聖竜のセリフには「もしわたしが闇に落ちることがあれば・・・」とDQ1のストーリーを念頭においた発言がある。
この闇に落ちた聖竜、すなわち竜王の母が竜の女王ではないかとも一説では言われている。

蒼天のソウラ

1巻で【ドラゴンクエスト】という作中用語の説明として登場。
「賢者に秘宝を授けたドラゴン」の代表として描かれた。

関連作品での扱い

【ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章】などの一部作品では『竜神の末裔』とされる。
 
DQ3のゲームブックでは【バラモスの城】に囚われており、竜の鱗柄の服を着た人間の女性の姿で登場する(イラストあり)。
出会った勇者たちにひかりのたまを託した後、本来の竜の姿に戻り、卵を残して息絶える。
 
またDQ2のゲームブック(エニックス)では、【竜王のひ孫】が彼女のことを「ひいひいばあさん」と呼ぶセリフがある。
彼のひいじいさんがりゅうおうだから、つまり竜王の母親だということになる。
 
DQ3のCDシアターでの声優は寺瀬めぐみ。
 
ライブスペクタクルツアーでの演者は高橋洋子。
その際明らかにされた設定画では、緑髪の頭部から2本の細長いツノ+短い数本のツノを伸ばし、純白からグリーンにグラデーションの掛かったドレスを纏う痩身の女性。
準公式の水準ではあるものの、非常に数少ない彼女の公開設定と言える。