【エレベーター】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 04:00:21

概要

異なる階層を移動するときに利用する、自動で昇降する箱型の乗り物。ただしDQシリーズでは箱型になっていないものが多い。DQ4で初めて登場したギミック。
このページでは合わせて、水平移動を行うリフトのような仕掛けについても記述する。

DQ4

【コーミズ西の洞窟】内に初登場する。この洞窟は【錬金術師】の研究所がある施設ということで、オーパーツに近いギミックである。
四角い部屋の中にパネルがあり、その上に乗ることで部屋がフロア間を移動する。
この洞窟では【階段】が存在せず、フロア間の移動はこれを頼るしかない。洞窟の入口には商人がうろついており、この仕掛けを見つけられずに「階段がない」と言って困っている。
 
さらに先に進むと【角笛のほこら】【デスキャッスル】にも設置されている。
これらは屋根の概念があり、コーミズ西の洞窟からさらに一歩踏み込んだ謎解きギミックになっている。エレベーターを上下させることでその下に隠されていた宝箱を取れたり、屋根の上を通過できるようになったりする。
 
ちなみに、コーミズ西の洞窟のものと、後者2つの施設のものでは、パネルの宝玉(?)の色が違う。また、【女神像の洞窟】の仕掛けのように同じように踏んで作動するパネルともデザインが異なる。芸が細かい。

リメイク版

【ロザリーヒル】【あやかしのふえ】の仕掛けが階段からこれに変更された他、マップが変更された【天空への塔】にもこの仕掛けが施されている。
また、形状も大きく変更されており、コーミズ西の洞窟とロザリーヒルのものは逆四角錐状のリフト、角笛のほこらとデスキャッスルではきらびやかに飾り立てられた箱状のもの、天空への塔では円板のようなものになった。

DQ5

エレベーターとは少し異なるが、【エビルマウンテン】内に同じようにパネルを踏むことで部屋が水平移動するギミックが登場する。
これはフロア間を移動するものではないが、いわゆるスライドパズル方式で部屋の位置を組み替えて先に進めるようになる。

DS版以降

DS版DQ4に構造が合わせられた【天空への塔】では、エレベーターのギミックも引き継ぐ形で登場した。

DQ6

【ムーアの城】のギミックの1つとして、エレベーターのようなものが登場するが、2Dグラフィックの都合上、上下移動にも水平移動にも見える。同一フロア内なので【フローミ】で見られる階層は移動の前後で変わらない。
特に迷うような要素はない単純なもので、ただの演出以上の印象はない。
 
【ゲントの村】では【神の船】の封印を解いて海に着水するときにエレベーター(リフト)が用いられる。

リメイク版

【天馬の塔】の最上階につながる最後の長い階段がエレベーターに変更された。天空への塔との関係性を演出する目的だろうか。
一方、上記の神の船の着水イベントはエレベーターではなく神々しい演出に変更された。
デスタムーアの城の箱型の仕掛けはポリゴン化により上下移動であることが明確になった。

DQ7

【からくり兵団拠点】(現代の【謎のからくり跡地】含む)にあり、フロアを移動する際に乗る。足跡マークの描かれた板状のリフトタイプ。
過去の方ではロックがかけられているものもあり、近くの【からくり兵】に話しかける必要がある。
 
【バロックタワー】には亀のかたちの乗降機、【大灯台】では常に規則的に移動している水平移動のリフトがある。
【ダークパレス】の魔王の間では、乗ると周囲の床ごと上昇する形の仕掛けがある(最奥のものを除く)。

リメイク版

【世界一高い塔】のはしご部分がリフトに変更された。

DQ8

【サヴェッラ大聖堂】【法皇の館】との移動手段として、細長いパイプ状の走行路を高速で斜めに上下するエレベーターが登場する。
なんの説明もなく当たり前のように日常的に利用されているが、どういう仕掛けで動いているのかは説明されず、疑問を持つ人物もいない。
この設備の前にいる見張りの兵士はこれを「天の道」と表現している。
主人公たちが利用できるようになるのは【法皇】の死去後になってから。
 
また、【煉獄島】では人力で上下する釣瓶のようなタイプも登場する。

DQ9

【リッカの宿屋】にあり、ゲストルームやロイヤルルームに行くときに使用する。
金網の扉が付いた籠型のエレベーターであり、現実の昔のエレベーターに近い。

DQ10オフライン

Ver.1範囲では【アグラニの町】【ドルワーム王国】【ドルワーム水晶宮】【キラキラ大風車塔】【キラキラ大風車塔内部】、Ver.2範囲では【グランゼドーラ城】にある。
アグラニ、ドルワームのものは【太陽の石】を動力にしているためか【神カラクリ】と呼ばれる。

DQ10オンライン

その後の世界にも登場しているが、巨大なエレベーター内での戦闘もある。

DQ11

【グロッタの町】【クレイモラン城】にある。
グロッタの町ではDQ9のリッカの宿屋と同タイプのものが登場し、【闘技場】の出場者控え室に行くときに使う。闘技場がカジノに変わった後は、壊れてしまったらしく乗ることはできない。
クレイモラン城では大きな円形の部屋がまるごと昇降するようになっており、1階と地階を繋ぐ。地階には牢屋と宝物庫がある。
 
また、【忘れられた塔】や過ぎ去りし時を求めた後の【神の民の里】では、乗ると空中をスライドしながら移動する、浮遊石と呼ばれる円形(2Dモードでは四角)の床がある。主に前後左右の移動ではあるが、2Dモード以外では出発点と到着点の高度が異なるので、エレベーターの亜種と言える。
なお、この2箇所の関係は不明である。
 
階層や段差の昇降をするものは、他に【気流】【ジャンプ台】(3DS版、2Dモード)がある。

DQ11S

追加シナリオの【魔軍のアジト】にも神の民の里と同型の仕掛けが登場した。

ジョーカー3

センタービルに3つ、黒鉄の監獄塔、レジスタンス秘密基地にある。
いずれも現実のエレベーター同様の箱型。
センタービル東エレベーターは地下1階から地上30階まで行ける(降りられるのは地下1階、1階、29階、30階のみ)高性能なものである。

DQM3

【覇王城の魔界】・上級の【覇王城】にDQ4のものと同じのが存在。

ダイの大冒険

【ベンガーナ】のデパートに設置されていた。
ゲームと同じく、床にあるパネルを踏みつけることで上下する仕掛けで、一気に最上階に移動するため、階を指定したりはできないようだ。
【ダイ】【ポップ】は床が動く仕掛けに驚いていたが、【レオナ】は何度も見たことがあるのか、当然のように利用していた。
 
新アニメでは、床パネルで作動する点は原作と同じだがエレベーター内部の入口脇には現実のエレベーターと同じようにボタンが並んでいる。
地下~4階までの間、階の移動と同時にエレベーターが止まる効果音が鳴っており地下や地上各階にそれぞれ止められる仕様になっているようだ。ただし押すシーンは映写されていない。
4階に到着した時に拡大された画面を見ると階数の表示と現在位置の階を示すだけのランプに見える気もする。
また、エレベーターの外側出入り口の場面には現実のエレベーターにあるような呼び出しのボタンが見当たらない。これでは他所の階に停まっているエレベーターを自分の居る階に呼ぶ事が出来そうにない。