DQ7
【グランエスタード】城主であり、【エスタード島】一帯を治める王。通称バーンズ王。その統治はエスタードの民の厚い信頼を得ている。
英語版での名前はPS版ではBurns、3DS版ではDonald(これは、俳優のドナルド・サザーランドとキーファー・サザーランドの親子を意識したものと思われる)。
【キーファ】と【リーサ】の父親で、妻は既に他界してしまっている。
王家の者としての自覚があまりないキーファに手を焼きつつも、見守っていこうとする大きな人物である。
統治者としては非常に優秀かつ器量の大きい人物のようで、当のキーファの件ではひどく落胆し傷つきながらも、同行していた主人公たちを責めるようなことは一切言わず、父親の立場として残されたリーサを気遣い、また王としては城の者たちに心配をかけないよう取り計らう等、終始自分の感情を優先させる事はなかった。無責任かつ無配慮な息子とは正反対である。
後に初めて会うはずなのにどこか懐かしい雰囲気を漂わせる【アイラ】を近衛兵に抜擢するなど、人を見る目も高く、また現代に忍び寄る脅威をいち早く察知し主人公たちに秘密裏で調査を求めるなど、その技量の高さをうかがわせるシーンは数多い。
そんなバーンズ王だが、若い頃はキーファに似て周りに手を焼かせていたことを思わせる描写もあり、【飛空石】で【クリスタルパレス】に行こうとする際に要求を拒否すると、
「いやじゃ、いやじゃ。
わしは飛空石に乗りたいんじゃ。
たのむ ○○○○!
という、とても大人気ない反応をする。
【アイラ】曰く、これ以前にも飛空石に乗りたいと言って散々ダダこねたらしい。
それを知ってしまうと、バーンズ王が何だか可愛く思えてくる。
もっとも、彼自身キーファのように若い頃は周りに無茶をしていた時期があったらしいことを考えると、元々冒険好きな性格だったのかもしれない。やはり血は争えないものである。
国を治める能力には長けているのだが、子育てに関しては、キーファのフラストレーションを溜め続け、反発の引き金となり、出奔の一因を作ってしまったとも考えられる。
自身も過去にやんちゃし放題だったのだから、将来の国王という重責を担った息子の気持ちをもう少し理解しようとし、配慮してあげることが必要だったのかもしれない。
アイラを初めて連れてきたとき、彼女が先頭にいると、
「おお、アイラたち。
むっ、どうやら見なれぬ顔もあるようだな。
「アイラたちの新しい仲間か。よければ名を聞かせてはくれぬか?
という奇妙なセリフを吐く。
個別グラフィックも用意されており、主人公たちのホームグラウンドを治めていることもあって、歴代作品の中でもシナリオ内での出番の多い王様である。
DQ8でパーティに同行している【トロデ】に次ぐだろう。
キャラバンハート
オープニングとエンディングにちょっとだけ登場。
相変わらず(というかこちらの方が時系列では昔だが)キーファに怒っていた。