【カンダタ】

Last-modified: 2024-04-25 (木) 17:16:20

概要

DQ3で初登場した、ご存じ大盗賊のお頭。
特徴は何と言ってもそのパンツ一丁にマスク、右手に斧を持った姿。「ドラクエの盗賊と言えば?」と問われれば、多くのプレイヤーが彼を挙げるであろう。
主にモンスターズなど外伝作品での登場が多く、本編のシナリオに関わるのは実はDQ3とDQ5のみ。
つまり、本編シナリオへの出演回数は同じく盗人の【ラゴス】【バコタ】と同じ。ちなみに先輩盗人とされるラゴスは厳密には盗賊ではない。
これら盗人仲間と違って後述の通りモンスターの色違いという見た目が功を奏してモンスターズに呼ばれたのが、その後の運命を分けたと言えるだろう。
モンスターズでの人気や知名度を反映して、名前だけやクエストなどのちょい役の友情出演を含めれば本編でも6作(リメイク含む)に登場するなど、露出が増えつつある。
 
名前の元ネタは芥川龍之介の有名な小説『蜘蛛の糸』の主人公・犍陀多からと思われる(さらに元ネタはポール・ケーラスの創作仏教説話"The Spider Web"に登場する"Kandata"。これを鈴木大拙が邦訳し、芥川がさらに小説として手を加えた)。
 
蜘蛛の糸での小物っぷりと自業自得っぷりはDQ3の時点ではよく現れていたが、後述の通りそれ以降の作品や二次作品などでの性格は種々多様な奥深い人物であることがほとんどである。
英語版での名前はNES・GBC版DW3ではKandar、DQ5ではRobbin’ Hood、スマホ版DQ3とDQ11ではRobbin’ ’Ood。
ロビン・フッドは中世イングランドの伝説上の人物で、近代では義賊の首領としても描かれるようになった。元ネタありのネーミングだけに、向こうで有名な盗賊の名前に置き換えた感じである。そこに「強盗」を意味するRobbingをかけている。
 
カンダタは基本的に序盤~中盤のボスキャラとして登場し、主に盗んだものの奪還をかけて勝負するが、カンダタを死亡させるまで戦うことはなく、勝つと命乞いをして逃げたりする。
同じ姿のモンスターには【さつじんき】【ごろつき】【エリミネーター】【デスストーカー】【オルテカ】【カンダタこぶん(DQ5)】【やみのせんし】がいる。味方の人間としては【オルテガ】がいる。スピンオフ作品も含めるとさらに登場作品が多く、さらに子分【メカ】まで登場するので名前を目にする機会が多い。
作品によっては後述のように「カンダタ」に上司が出てくるパターンまである。
 
星ドラには彼自身がロボに乗って戦うカンダタロボ、カンダタロボシルバーや彼の見た目に模した戦車、カンダタンクがいる。
モンパレにはカンダタ本人が赤と白のクリスマスカラーで盗賊【サンダタ】、全身が金ピカの【キンダタ】として登場している。
スーパーライトには2020年のハロウィンイベントで【新生転生】先としてカボチャを頭に乗せて黒い杖を持った【カボダタ】?、ゾンビ化した【ゾンダタ】?が登場した。
ウォークにはマイクを持ち蝶ネクタイを身に付けた「MCカンダタ」、自撮り棒を持ちヘッドフォンと蝶ネクタイを身に付けた「バズールカンダタ」、風船を持ち触覚付きカチューシャと蝶ネクタイを身にを付けた「かんだたん」が登場している。
 
モンスターズでは様々な派生版が登場して訳がわからない状態になってきている。子分(親衛隊)親分親分の妻カンダタの元で修行した女弟子(?)はカンダタに関係のある人物を表して「カンダタ○○」と言うことで理解できるし、海賊も盗賊団ということで派閥に属するのだろう。
が、ロックバンドに至ってはどういうことなのか。もう完全に形容詞扱いである。
 
まあ、「斧を持った覆面パンツ姿」がシンボルとして確立され、シリーズ内にて押しも押されもせぬ存在になった証と言うべきか。
定番である命乞いもDQ10オンラインでモーションが作られ、あやまっている裏で爆弾やトラップを設置するといった派生技も登場している。

DQ3

【シャンパーニの塔】をアジトにする盗賊団の親分として初登場。FC版ではマップ上だと【あらくれ】の外見をしていたが、リメイク版はマップ上でも戦闘シーンでもパンツマスクの姿になっている。
ドラクエ史上初めての「純粋な人間」のボスキャラ(【ハーゴン】は人間かどうか設定が微妙にあやふや)。また、ラスボスと一切何の関係もない在野の悪党という意味でもシリーズ初。
 
【ロマリア】から【きんのかんむり】を奪い【カンダタこぶん】と共に塔に潜んでおり、勇者一行は【ロマリア王】から頼まれてここに向かうことになる。彼らの元に辿り着くと一度落とし穴に落とされてしまうが、なぜか彼らは逃げもせず2つ下の階の外観に留まっており、本人と子分周辺の一定の範囲に近づくと、「しつこいやつらめ!やっつけてやる!」と微妙に小者臭のするセリフを吐き、子分3体と共に第1戦になる。
倒すと「金の冠を返すから許してくれよ!な!な!」と命乞いをしてきて【はい/いいえ】の選択になるが、無限ループのせいでどうやっても逃がさざるを得ない。
ちなみにリメイク版では命乞いに対し「いいえ」を選ぶと、焦る様子を見せる。
 
これで足を洗ったかと思いきや、その後は【バハラタ東の洞窟】にアジトを構え、人さらいを始め、【バハラタ】の胡椒屋の孫娘【タニア】を誘拐し、助けにきたその恋人【グプタ】も捕らえる。
しかしそこでも、【ポルトガ】の王に頼まれ黒胡椒を求めて後を追ってきた勇者一行が来てしまい、留守を預かる子分4体と戦闘、その後にタニア達を逃がそうとすると戻ってきたカンダタと遭遇、第2戦となる。
FC版では「また おまえらかっ!」と言っていたのが、リメイクでは「うぬら」と、どことなく威厳ある台詞に変えられている。しかし、再び倒すと「やっぱり あんたにゃ かなわねえや……。」といつもの小物口調に戻り、再び強引に見逃してもらい去ってゆく。
無限ループのせいで逃げられるとはいえ、主人公一味にギタギタにされた時点で十分懲らしめられたということか。
 
その後はどういう経緯か地下世界【ラダトーム】の牢屋に1人ぶち込まれているが、盗賊稼業からは足を洗ったらしく、頭巾は脱いでいる。
ちなみにリメイク版では【マイラ】の村で彼に【おうじゃのけん】と偽って【はがねのつるぎ】を売りつけられた人がいる。
カザーブで彼を追っていた冒険者は「カンダタ、もう騙されんぞ」と寝言を言っていたので、前々からセコい詐欺も行っていたようだ。
ちなみに【ドラゴンクエスト4コママンガ劇場】では涙ながらに解散宣言をしたところ子分たちから「お前について行ったばっかりに!」と恨まれるネタ等があった。
 
FC版ではシャンパーニの塔での1戦目を無視することができ、2戦目に関してもバハラタでタニアが攫われた話を聞かずいきなり洞窟に向かっても話を進めることができる。そのままアレフガルドまで進めると、ラダトームとシャンパーニの塔の両方にいる現象が起こる。
リメイク版ではどちらも変更されており、シャンパーニの塔で彼を倒すことと、バハラタで誘拐の話を聞くことはどちらもストーリーを進めるために必要なフラグになっている。ただしシャンパーニの塔で倒して冠を奪い返した後、ロマリア王に返却しなくてもストーリーが進むのはFC版・リメイク版どちらもそのままである。
このようにゲーム中では人さらいや詐欺を行う明確な悪人だったのだが、なぜか関連書籍では決まって義賊扱いを受けている。
一方で本編作品ではDQ10以降から子分をぞんざいに扱う一面が目立つようになっている。

またリメイク版では、パーティキャラに付けられない13の名前の1つでもある。

戦闘

なぜか1戦目と2戦目では体の色が違い、1戦目では黄色い肌に緑色の服、2戦目ではザコの【デスストーカー】と同色となっている。
つまり青肌赤マスク、不健康どころか人ならざる者になってしまったようなカラーに……
まあ、本作の男戦士や僧侶が身につけているようなボディタイツみたいなものを着てるだけかもしれないが。
(後者の色は星ドラのモンスター闘技場にてカンダタIIIとして再登場)
リメイク版ではカラーリングが1戦目の方は黄土色の服に茶色い肌。2戦目は暗いピンクの服に体色は暗い水色になった。
 
2戦とも1/2048というもはやゼロも同然な極低確率で【ひのきのぼう】を落とす。
カンダタが宝箱を持っていたというメッセージを見て「おおっ!いったい何が……!?」と期待したプレイヤーはとんでもない虚しさを味わったことだろう。そして、そのドロップ率が上記と知ったとき、計り知れないほど喪失感を味わったことは想像に難くない。
大盗賊として、万一にも貴重なお宝は取られてはならないというプライドがあるのかもしれない。
だから、ケンカ負けしたときも想定して、身に纏うものは極力質素なものにしているということであり、そうだとすれば、覆面にパンツ一丁という簡素な格好というのも説明がつく。

第1戦

HPMP攻撃力守備力素早さ補助呪文耐性
ルカニラリホーマヌーサ
FC版1500654219
リメイク版3000705410無効無効

【カンダタこぶん】3体とともに登場。シリーズ初の、複数種のモンスターによる固定戦である。子分は1体が3グループで出現するため少々面倒くさい。
周辺の敵に比べて別格の攻撃力を持ち、【痛恨の一撃】も繰り出すというなかなかの強敵。しかも、子分ともども【判断力】が低く、隊列を無視して無差別に攻撃してくる。
たまに【ぼうぎょ】をすることもあるが、先に子分を処理しておけばほぼ無駄行動となる。
リメイク版では痛恨の一撃を選択したときのモーションが系統共通なのだが、物凄く重そうに震える両手で斧を振り上げて唐竹割りのように振り下ろすというものになっている。さっきまで片手で軽々と振り回してたやんけ…。
 
攻撃呪文はどれも有効で、特にバギ、デイン系は確実(もっとも、デイン系呪文はこいつと戦うときにはまだ習得していないだろうが)。リメイク版ではヒャド系も確実に効くので魔法使いは補助をかけ終わったらヒャドで加勢するといい。
また、FC版に限りマヌーサやラリホーが良く効くので、これらで動きを制限するのも手。ただしリメイク版では完全無効になっているので、無駄に唱えないように注意。
敵側が目覚める確率が大幅に引き下げられたことに対するバランス調整だろう。
守備力も高いがルカニは有効なので僧侶がいるならぜひ使っておきたい。
 
子分共々基本は打撃一辺倒なため、スカラ(スクルト)で守備力を上げるのは非常に有効。
ただし痛恨の一撃は守備力無視で抜けてくるので、油断しているとたまに手痛いダメージを受ける。
 
【公式ガイドブック】では【モンスターレベル】が25となっているが、正しくはボス系共通の63(最大値)である。

第2戦

HPMP攻撃力守備力素早さ補助呪文耐性
ルカニラリホーマヌーサ
FC版4000894035無効無効
リメイク版7000957023無効無効

子分4人組を倒した後、タニアとグプタを逃がそうとすると子分2体を伴って現れ、戦闘となる。
子分4人組を倒したら、一度脱出して回復してくるのも有効。ただしその場合は戦闘後すぐに引き返す必要がある。
2人を解放して(=カンダタが通せんぼに現れて)からリレミトで脱出すると、再訪時に子分4人組からやり直しとなってしまうので注意。
1戦目よりも全体的にステータスが上がっており、さらにFC版では毎ターン50の【自動回復】が追加されている。
また、FC版ではマヌーサ・ラリホーが完全に効かなくなっており、リメイク版ではヒャド系に弱い耐性が付いている(結果的に耐性面は同じになった)。
 
ルカニが相変わらず有効なので、守備力を下げて総攻撃をかけるのが基本的な戦い方となる。防御しなくなった以外に行動は変化していないため、1戦目同様スクルトで守備力を上げると安定して戦える。
リメイク版ではこの戦いでの子分2体はデータ上は別モノで、能力が高いだけでなくルカナンを唱えてくるので、なおさらスクルトは必須となる。
 
実はFC版・リメイク版共に1戦目から【行動パターン】が変化しており、痛恨の一撃を放つ確率が1戦目に比べてガクッと落ちている。このため、痛恨の一撃に関しては過剰に警戒する必要はない。
また、【判断力】が上がったおかげで、後列を狙ってくる確率も下がっている。

通常エンカウント(GBC版)

なお、GBC版だと【氷の洞窟】1Fで1戦目と2戦目双方の姿で通常エンカウントする。
【モンスターメダル】のシステムの関係のためなのでゲームとしてはおかしくはないのだが、「ストーリーで戦った個体は絶命しており同族の別個体が出てきているだけ」と考えることができる他ボスと違い、ラダトームに本人が生存している。
とはいえ、FC版でもカンダタが2人、それぞれ離れた場所に存在するという状況ができたので、もしかしたらDQ3における「カンダタ」という名前は普遍的なものなのかもしれない。
また、「【グランドラゴーン】がクローンとして量産した説」、「氷の洞窟に出てくる敵は主人公達の記憶に強く残った敵(≒ボス)を具現化した幻である説」なども考えられる。

知られざる伝説

バコタとカンダタ子分が彼について語るエピソードがある。バコタの話ではかつて【アリアハン】で活動していたことがあり、その時にバコタを子分にしている。その後ロマリアへ移動することになったがバコタはアリアハンに残り、別れ際にバコタに【とうぞくのかぎ】を渡した。
子分の話では殺しもやらなきゃ弱い者いじめもせず、モットーは『強い者からお宝もらえ。人の命は大切にしましょう』で、かつて【イシス女王】に世話になったとか、先代ロマリア王の御前試合に参加した戦士が若き日の親分ではないか、などと推測している。

ゲームブック

シャンパーニの塔では強敵だが、アッサラームでスクルトを習得してくれば比較的楽に勝てる。バハラタでは早々と改心しており、魔物に親を殺された孤児たちを養うために盗賊をしている設定で、シータ(原作のタニアに相当する人物)誘拐の件は「怪我したのを保護した」ことになっている。それを知らずに原作通りさらわれたと思って読み進めていくと、シータのセリフに唖然とすることになる。
 
中巻でもバハラタに行けば会うことができ、その場合のみ下巻でも登場。下巻では海賊の女頭ミランとともに【メルキド】で再会して勇者達の窮地を救い、EDで【デルコンダル】の建国者になったことを匂わせる。後に発売された小説版DQ2ではその設定が採用されたのか、彼の子孫がデルコンダル王となっている。
なお当時のエニックスは小説版やゲームブックなどの出版物で設定をある程度共通させているが、ゲームブックのメルキドで勇者たちを救う際の描写は凄まじい。
周囲を埋め尽くすほどの魔物たち(ダースドラゴンクラスも混じっている)をなぎ倒し、その魔物たちが破れなかったメルキドの門を素手で破壊し、門の傍に生えていた大木二本を一度に引っこ抜いてそれを門代わりにして魔物たちをシャットアウトするという、アベル伝説すら世に出ていない時代で一人だけバトルロードに出演できそうな描写がされている(勇者たちもシャンパーニで勝てたのをたびたび不思議がっていた)。

小説版

40歳前の大盗賊で、頭巾とマントは着ているが服も普通に身に付けている。そして衝撃的なことに挿絵で素顔が公開されているのだ!
稼ぎの一部を周囲の貧しい者達に施しているため義賊として通っている。手元に置いてある名品として金の冠の他に銀の横笛、【ゆめみるルビー】、そして【ブルーオーブ】を所有していた。
かつて【オルテガ】に出会って惚れこんでいて、シャンパーニの塔で勇者アレルにオルテガの死(本当は生きているのだが)を知らされてやはり早々に足を洗う。 こちらも終盤、パーティの手助けに【武闘家】カーンと組んで【ゾーマの城】で大立ち回りを演じ、【ゾーマ八魔将】の一角である【クラーゴン】を撃破するなどの見せ場がある。

CDシアター

CV:神谷明(CDシアター版DQ5の【パパス】役も演じた)北斗の拳のケンシロウや名探偵コナンの毛利小五郎の声と思えばよい。
 
なんと武闘家(CD発売がリメイクされる前なので、職業に盗賊が無い)として登場。27歳。
小説版同様パンツマスクではなく、それどころか冊子のキャラ紹介イラストでは若々しく中々のイケメンである。
 
夜な夜な王侯貴族や金持ちから金品を盗む義賊の親分として名が通っており、彼の人柄にほれ込んで弟子入りする者まで現れているとロマリア王が嘆いている。
シャンパーニの塔にて、ロマリア王の依頼でやってきた勇者アレル達と対峙。手下を全員【ラリホー】で眠らされ、素手で女戦士ステラと一対一の決闘を繰り広げ、激戦の末敗北。
その後は「もしかしたら【ピラミッド】にオーブがあるかもしれない」という情報を教え死を受け容れるつもりだったがアレルの説得と彼の純真な人柄に触れて快諾、アレルの要求どおり盗賊業から足を洗う。
ステラに対し一目逢った時から目をつけており、彼女との一騎打ちを経てその想いを確かなものとし、後々まで続くラブコメを繰り広げることになる。
彼女へのアプローチは僧侶ライド曰くキザ、女魔法使いマリス曰くシブいとのこと。
 
その後アレル達の噂を聞き、彼等のオーブ集めの手助けするためピラミッドに先回りし半ば強引に仲間に加わる。
ピラミッド内では元盗賊の知識を駆使しながらパーティに貢献するも、見つけたアイテムがオーブではなく【おうごんのつめ】だったため、彼への反感を払拭しきれてないステラから「武闘家の武器欲しさに私達を利用した」と誤解され、弁解にも聞く耳を持たず一方的に罵り続ける彼女を平手で叩き、「惚れた女にここまで言われちゃもうおしまいだ」と喧嘩別れしてしまう。なお、おうごんのつめは彼がそのまま持ち出した(アレル達が持っていても意味が無い為)。
 
それからは暫く直接の出番は無かったが、道中の会話で時折彼が話題にあがったりしていた。
そして後々、【アレフガルド】にて再々登場。【ラダトーム】【ガライ】と共にアレル達の看病をしていた。ピラミッドの誤解の件も時間とステラの精神的な成長が解決し、ステラ曰く「ピラミッドのお返し」に平手を受け相変わらずのおアツいラブコメを経て、バラモス戦で重傷を負ったステラとライドに代わり彼らの仲間として共に戦う。まさかの正式加入である。
本人曰く、おうごんのつめの呪いでモンスター達の襲撃を受けて、崖っぷちに追い詰められてようやくツメの呪いのせいと気づき投げ捨てるも時既に遅し、アレフガルドに落とされてしまったようだ。
 
その後マイラで傷を癒したステラとライドが合流し、後の馬車のない最大4人パーティなDQ3でありながら5人パーティとして行動する…のだが、実はこの際、ガライから【ぎんのたてごと】を盗んでいた。
そしてゾーマの城を目前にしてパーティがモンスターの大軍の猛襲を受け、劣勢の中モンスターの攻撃からステラを庇って左足を負傷し戦えなくなってしまう。絶体絶命の危機を悟り、アレルに二度と盗みはしない約束を破ったことを詫びながらもガライから盗んでいた銀の竪琴を演奏する。
アレル達をゾーマの城へ行かせるために、自らたてごとの効果で押し寄せる魔物の囮となって海に飛び込み、アレル達の危機を救ったのだ。
オリジナルのBGMを背に今際にステラに放った『お前に逢えて、最高だったぜ…あばよ!!!』の一言が非常に壮絶。
 
アウトローな盗賊たちをまとめていたこともあってか常に堂々としており、目をかけた女性に対しては遠慮無くアプローチを仕掛ける豪胆さを持つ。同時にピラミッドにてアレル達を口車に乗せて仲間に加わる強引なところも。
一方、何度かマリスをからかったりガライにツッコミを入れたり、ステラの裸を覗いたライドに嫉妬して不機嫌になったり1人だけ海に落ちてくしゃみをかますなどのコミカルさもちらほら見せる。
また父【オルテガ】への依存心から独り善がりな言動を繰り返していたアレルを殴り飛ばした上で「二言目には父さん父さんだ。甘えるんじゃねぇ!」「男ってヤツは、いつかてめぇの父親を乗り越えなきゃならねぇんだ」と諭し、立ち直る切欠となる年長組らしい風格も兼ね揃えている。
 
ステラとアツいラブコメを演じる一方で、ピラミッドにて親密になるアレルとマリスに「のんきにラブコメしてる場合か」とツッコんでいる。鏡を見なさい鏡を。
と言いつつ去り際にマリスに「アレルと上手い事やんな!」と彼女等の恋路もしっかり応援している。その割には彼女をたびたび子ども扱いしているが…。
 
…と、原作での小悪党と同一人物とは到底思えない、名実共に大盗賊の名に恥じない大物となっており、凄まじい優遇ぶりである。
 
ステータスは素手での戦闘をこなしピラミッドの罠を巧みに回避しているところから「盗賊兼武闘家」といったところで、これがゲームで実現していたら武闘家の体力・そこそこの攻撃力・会心の一撃発生率と便利な盗賊固有の特技や盗み効果を兼ね揃える、かなり頼れるキャラクターとなっていただろう。
必殺技として「会心拳」を使う。
また担当声優が北斗の拳の主人公役を務めたこともあってか、攻撃の際に出す「あたたたた!」「あちゃぁ!」等の掛け声が北斗の拳を意識したものになっている。
このwikiにおいてこの手の声優ネタは控えるべき案件ではあるが、これに関しては元ネタそのものとしか言いようがない。
 
荒海に身を投げ壮絶な最期を遂げたと思われたカンダタだが、実は生還しており、アレル達がゾーマを倒しラダトーム城に帰還した際に合流する。彼は【精霊ルビス】のおかげではないかと推察していたが、直後に彼の生還に感極まったステラに抱き付かれ「お願い、もうどこにも行かないで!」と告白される結末を迎えた。
序盤から続いた、強引な大盗賊と不器用な女戦士が織り成す、ちぐはぐな恋愛劇に終止符を打った瞬間である。

DQ4(リメイク版)

盗賊バコタの日記に、【ラゴス】と共に名前のみ登場。おそらくヒーローズのカンダタは彼で、DQ5のカンダタは彼の子孫か後継者だと思われる。
 
またDS・スマホ版では【ガライ】の連れという移民に、彼らしき人物が存在する。移民の町で聞ける彼の話によると、かつてはきんのかんむりを盗んだりしていたが、ある人物に出会ったことで改心したらしい。
さらに彼はこの町のカエルを踏み潰さなかった話もしてくれるが、元ネタの「蜘蛛の糸」で生前のカンダタがクモを殺さなかったエピソードを意識しているのだろう。

DQ5

【試練の洞窟】のボスとして登場。マスクとパンツは相変わらず緑だが体の色が若干暗くなり茶色っぽくなった。
【おうけのあかし】を苦労して手に入れいざ帰ろうとした矢先に、【大臣】の放った刺客として登場。フィールド上のグラフィックはならず者3人だが、いざ戦闘になるとなぜかカンダタと【シールドヒッポ】の2体に減っている。
大臣に雇われていることはならず者の1人が「(【主人公】)さんが王になるのをイヤがる者もいる」と漏らすことからわかるのだが、大臣が魔物と通じていたことや、相棒が子分ではなくモンスターを連れていることなどから、今作ではカンダタ自身もモンスターなのでは…?と思わせる要素がいくつか存在する。
 
本作では倒しても残念ながら彼の持ちネタである無限ループで命乞いをすることはない。
 
リメイク版ではフィールド上・戦闘時ともに専用グラフィックが新規に用意され、王家の印取得イベント直前で現れる際のグラフィックも彼とならず者1人という組み合わせに修正された。
 
作中の役割がどう考えても盗賊ではなく殺し屋なのは、PS2版の公式ガイドブックによると「子分たちを食わせるために暗殺などの裏仕事を引き受けることも多い」かららしい。仕事内容こそ誉められたものではないが、子分のために率先して稼ぎを得ようとする姿は立派に親分の器である。
……その子分の一人がよりによって下着泥棒をしていると知ったら、彼はどうするのだろうか。まさに親(分)の心 子(分)知らず。

戦闘

HPはボスらしく600もあるが攻撃力は95と同時期に出現するザコ敵やお供のシールドヒッポよりも低い。
行動パターンはランダム行動(偏向型)でベホイミ>通常攻撃>通常攻撃>痛恨の一撃>通常攻撃>通常攻撃となっている。
自分かシールドヒッポのHPが一定以上減ると優先的にベホイミを唱え、基本は通常攻撃、極々稀に守備力貫通型の【痛恨の一撃】を繰り出すという形。配下を気遣うあたりに彼の性格が出ている。
ただしMPはベホイミ5回分の25で、尽きれば唱えることはなくなる。
痛恨の一撃が決まればそれなりに危険だが選択する確率はかなり低く、ほとんどお目にかかることはない。
ステータスは直後のデモンズタワーのボスらと比べても明らかに低く、彼よりかなり先に登場している【ようがんげんじん】1体分と大差ない。
よほど消耗していない限り苦戦することはないだろう。
ちなみに戦う時期が後述のカンダタこぶんよりも早いせいか、HP以外の実ステータスで子分に負けてしまっている。
適度な弱さは、背後にいるであろう光の教団の幹部=デモンズタワーのボスたちの引き立て役とも言えるだろう。
 
青年期後半では、彼の子分【ラインハット】【山奥の村】【ジャハンナ】の各地に出現し、それぞれ宝箱を守っている。
特にジャハンナの子分が持っている【ときのすな】(SFC版)、【ストロスのつえ】(リメイク版)は役に立つので、是非ともぶちのめして手に入れておきたい。
 
落とすのは【いしのオノ】。グラフィックではどう見ても金属製の斧だったのだが…?
なお、ドロップアイテムの仕様上、お供のシールドヒッポを倒してしまうと絶対に落とすことはなくなる。シールドヒッポを先にニフラムで飛ばしてしまえばドロップ判定の目が出るが、そのニフラムに強耐性があるためなかなか決まらない。もちろんカンダタ本人は完全耐性持ちなので選択の余地はないのだが、わざわざこの戦闘でニフラムを使おうと思ったプレイヤーは非常に稀だろう。ニフラムの使い手が限られている上に馬車を連れて入れない洞窟であることも拍車をかけている。
ちなみに、ドロップ率自体は1/8と最高レベル。珍しい表示に興味がある人は狙ってみよう。

リメイク版

リメイクにあたってグラフィックが変更。得物がただの斧から【まじんのオノ】らしきものに変更された。
加えてステータス面で下に記すようにSFC版から過剰なまでのテコ入れがなされ、ボスに相応しい実力になっているので注意。でもBGMは通常戦闘と同じ。
 
まずHPが1400に大幅アップ。SFC版の2倍以上であり、そして【デモンズタワー】のボスたちを悠々追い抜き、青年時代前半までの全ボスで最高の値にのし上がった。
それだけで十分ぶっ飛んでいるが、何より攻撃力がオリジナル版(95)⇒リメイク版(235)という約2.5倍にも上る凄まじい強化を施されている。極め付けに行動パターンのスロットそのものに変化は無いがパターンは完全ランダムに変わったため、痛恨の一撃の選択率が大幅に上昇している。
例えるなら、この段階ではるか後に訪れる【魔界】以降のモンスターと互角以上の火力を以って襲い掛かってくるのだ。
通常攻撃でも平気で70~80前後のダメージを受け、【痛恨の一撃】はラスボス【ミルドラース】をも凌駕する威力。
参考までにクリア後のダンジョンである【謎の洞窟】に登場するセルゲイナスが攻撃力250で痛恨持ちであり、これに近いスペックであることを考えるとこの段階では規格外の強さと言える。
たとえ主人公やHP自慢のさまようよろいであっても最大HPはコイツの攻撃力235にギリギリ届くかどうか程度であり、従って痛恨=ほぼ確実に仲間一体の死を意味する。
ランダムであるがゆえに対策のしようもなく、選択した場合の発動率も1/4になっているので非常に危険。
SFC版では相対的な強さでいうならそれなりの相手だったが、相対的ではなく絶対的な強さという観点で8年後にでてくる子分を上回る力を身に付けさせたうえに行動パターンが厄介なものに変化した為、その強化度は歴代シリーズでも類を見ない次元に達している。
親分の威厳を保とうとして頑張った結果、親分を飛び越して人外魔境の怪物となってしまったのだ…。
 
対処法としてはまず、馬車がいない状態では1人落とされればそこから瞬く間にジリ貧になるため、毎ターン1人は回復に、できればもう1人は防御に回すこと。さらに、世界樹の葉を【カジノ】で粘ってでも全員に持たせ、事故からのリカバー態勢を整えておく。この戦闘の前ではザオラルが初めから使えるオークキングを仲間にできるので、メンバーに入れておくと有利。
痛恨の一撃はどうしようもないが、通常攻撃への対策としてスクルトによる守備強化も必須。リメイク版ではスクルトの効果は低いが、それでも無策では断じて放置できない破壊力がある。
また、洞窟内では【やいばのよろい】が手に入るので、装備できる味方に着させてカウンターダメージを狙うのもよい。
マヌーサ系が効きやすいので、使える仲間が居るのであれば活用して少しでも受けるダメージを減らそう。
そして何より、与ダメージを増やして早めに倒すこと。バイキルト(ファイトいっぱつ)とルカニ(ルカナン)の用意も忘れずに。
ヒャド・冷気系が有効なので、イエティやキメラも活躍できる。
 
なお一緒に出てくるシールドヒッポは弱いので、後回しにしてもかまわない。
相変わらずベホイミで回復もしてきてマホトーンも通じるがこれは放っておくこと。マホトーンで封じると痛恨の頻度がかえって高まるからだ。
 
落とすのは相変わらずいしのオノ。倒してもまじんのオノは入手できない。
というかDQ5にまじんのオノは存在しない。残念無念。
追加アイテムとして設定しても良かったように思うが、まじんのかなづちと効果が被るため不採用なのかもしれない。

DQ5の外伝作品

ゲームブック、CDシアターではほぼ原作通りの扱いである。
 
CDシアターでは名前が明かされず、ナレーションによって「巨大な斧を持つ怪人」とだけ表現されている。
キャストも不明。しかし「3」でのカンダタを演じていた神谷明ではないことは確か(カンダタが登場するVOLUME2でのキャスト紹介のシーンに神谷明の名前が挙がっていないし、声質や演技も明らかに彼のそれと異なる)。
手下のならず者の存在がナレーションに全く触れられていない為、恐らくはカンダタ単身での登場である。
主人公リュカと一撃交えた効果音が響いた後はフェードアウト、ナレーションで倒されたことにされてあっさり出番を終えた。
 
小説版では試練の洞窟そのものが出てこず、洞窟と共に存在すら無視されている。恐らくDQ3の関連書籍で活躍し過ぎた反動なのだろう。

DQ7(リメイク版)

トクベツなモンスターNo.054。公式配信石版【隠された財宝!?】のボスとして登場。懐かないので、倒した回数を増やしたい場合は、この石版に繰り返し潜るしかない。
行動はDQ5と同じ通常攻撃とベホイミに加えて痛恨の一撃を繰り出してくる。この痛恨は2.5倍撃タイプになっている。特別配信のボスの割に非常に地味な手数だが、攻撃力とHPがすさまじく高くなっている。HPは4305で、攻撃力も474もあり通常攻撃ではこちらの守備力が500近くても150ほどのダメージを与えてくる強敵。
 
ルカニが良く通り、マホトーンに耐性がなくベホイミは簡単に封じられ、マヌーサも弱耐性しかないので打撃も避けやすくできる。
痛恨が痛いとはいえ、すばやさが低く完全一回行動なので回復さえ怠らなければ負ける相手ではないだろう。【ザオリク】が2人使えるようなら建て直しも容易。とにかくタフなので火力が不足していると長期戦は必至であり、強力な特技を用意して挑むべし。
体格の割に岩石系に耐性があるようでせいけん突きは当たり難い。
落とすアイテムはDQ5と同じ石の斧。明らかに【まじんのオノ】っぽいのを装備しているのだが……。

DQ10オンライン

外伝クエストシリーズ【大盗賊の伝説】で登場。当初は敵として登場するが、その後は無理矢理プレイヤーを自分の子分にして振り回すようになり、最終的にはプレイヤーとパーティーを組んで宇宙人と戦う。
Ver.3.0からは魔法の迷宮のNPCとして出現するようにもなるなど、ナンバリングでの再登場においては随一の扱いのよさである。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

ストーリー序盤に【ソルティコの町】の町の料理人から受注するクエスト【対決! カンダタ海賊団!】内で、希少な黒コショウを奪ったカンダタ一味と戦闘する。出現場所は【デルカダール地方・南の島】。PS4版では唯一のクエスト用ボスでもある。
戦闘では【痛恨の一撃】【マホトーン】【ちからため】を使う。
行動パターンは完全ローテーションで以下の通り。

マホトーン→通常攻撃→ちからため→通常攻撃→通常攻撃→痛恨の一撃→(以下繰り返し)

呪文を封じた場合、1回は「マホトーンを唱えるが封じられている」という無駄行動をするが、2回目以降はスキップするようになる。
132もの攻撃力を誇り、痛恨の一撃や力を溜めた後の攻撃は非常に強力なので警戒する必要がある。適正レベルで行った場合、大体の場合70~80ものダメージを受けてしまうので不安ならカンダタが力を溜めた後は防御しておこう。
痛恨の一撃は行動パターンの都合上6ターンに1回しか使わないもののダメージが125前後と非常に大きく、レベルによっては【ベロニカ】はおろか【主人公】【セーニャ】ですら一撃死する恐れがある。
同一ターンに子分が痛恨を放つ場合もあり、余程後回しにしない限り誰が1ターンキルされてもおかしくない(子分の行動パターンは完全ランダム)。
子分よりも効きにくくなっているものの、即死と魅了以外の状態異常は効く。【マヌーサ】【ラリホー】などを駆使して痛恨を食らわないように立ち回るのが有効だが、マホトーンで封じられてしまう恐れもある。【メダパニダンス】を覚えていれば、マホトーンで封じられない上に子分ともども混乱させられるので楽になる。
ドロップアイテムに【いかりのタトゥー】を所持しているが、必ず落とすわけではなく【ぬすむ】でも盗めない。
こちらからの盗み対策はバッチリということで、伊達に盗賊(本作では海賊という設定だが)ではないということか。
 
黒コショウがらみというDQ3を意識したファンサービスなのだろうが、クエスト内でしか登場せず、とっちめて黒コショウを取り上げたらもうそれ以降は一切イベントがない。カンダタのカの字も出てこなくなる。前作で活躍しすぎた反動だろうか。ただ、同じ世界の話なので3に出てくるカンダタ一味とは何らかの関係があるのかもしれない。

DQ11S

キャラクターボイスが付いた。担当声優はヒーローズシリーズ同様、後藤光祐(【バクーモス】と兼役)。ただしバクーモス役と違いノンクレジット。

すべての敵が強い

ただでさえ脅威だった攻撃力がさらに脅威となり、通常攻撃ですらHPの3分の1ないし半分を持っていかれる。
痛恨はもはや必殺クラスで、時期的にあまりにも場違いな180前後ものダメージを食らってしまう。これは非常に危険。
ただし上の項で解説した通り、普通のボスと違いこぶん共々状態異常が効くので、例によってメダパニダンスや【スリープダガー】がかなり有効。
守備力もこの段階の敵としてはかなり硬いので、主人公の渾身斬り等をメインに攻める場合は余裕があれば【ルカニ】も活用するといい。

DQM2(PS版)

【ふしぎなかぎ】の世界の中ボスの台詞で、名前のみ登場。
主人公を極悪人のカンダタと勘違いし、違うとわかると「じゃあ もう死んでいいよ!」と言い放つ。これは酷い。

ジョーカー1

悪魔系のSランクモンスターとして登場。
すれちがい通信を19回行うごとに出現し、それをスカウトすることで仲間にできる。少年ヤンガス同様配合では作れないので入手するにはこれしか方法が無い。
ちなみに、もし失敗して倒してしまった場合でも再びすれちがい通信を19回行えば出てくる。ただし、一体でも仲間にしていると出てこないので注意。
出現時の演出は画面が暗転し、あの音楽が流れながら「カンダタにそうぐうしました!」というメッセージが出るというもの。
唐突に来るので心臓に悪いというか、普通に怖い。
 
所持スキルは相手の弱点をつきやすい【バウンティハンター】【アサシン】で、攻撃力も高く、なおかつ【テンションアップ】を持つので、スカウト向きのモンスターであろう。
ちなみにカンダタにはゲストマークがついており、Wi-Fi通信などには参加できない。ジョーカーズGPでカンダタを使う人が誰もいなかったのはこのためである。
 
ジョーカーズGPの「ホワイトデー特別企画」期間中には、なんと乗っ取りを宣言して乱入!ポリスに追われる身でありながら、日本のファンたちの為にホワイトデーのプレゼントを用意して危険を顧みず来日、期間終了までジョーカーズGPのDJを務めあげた。まさにロック(【メロメディア】談)。
そしてそのプレゼントとは【はぐれメタル】。「オレさまに相応しい渡し方」ということで、バトル1回戦の賞品になっていた。欲しけりゃバトルに勝って奪い取れ、ということだが…なにかと数の必要な【メタルキング】の配合素材にもなるはぐれメタルを、ラクな1回戦に勝つだけで毎日貰えるのは中々ありがたかった。まさにカンダタさまさまである。
しかしどういうわけか初日だけ【オーク】だった。なぜオーク……。

ジョーカー2

1作目とほぼ変わらない立場で続投。子分に加え、何と【カンダタおやぶん】が出現している。カンダタとの関係性は不明。
 
やはりすれ違い限定。前作と比べて盗賊団に遭遇する確率が上がったので会いやすくなったが、すれ違いができない環境だと会うのに苦労する点は変わらない。ただし、ストーリー進行次第では現れないので注意。
今回は両脇にカンダタこぶんを従えて現れる。盗賊団は思い出に登録されないので、ライブラリを埋めたい場合は出会ったときにスカウトしておくようにしよう。
 
なお今回は前作と異なり、配合を重ねるとゲストマークが消えるので、Wi-Fiでも使うことができる。味方としては能力・耐性はそのままで、特性に【いあつ】が追加されており、運が良ければ戦況を最初から有利にできる。テンションアップも持ち、攻撃力やHPも高いので、アタッカーやスカウト役としても大いに役立つだろう。
ただし「れんぞく」は持っていないので、スカウト役は最強プチット族やグラブゾンジャック辺りの方が有利ではある。

ジョーカー2プロ

Aランクにダウン。
特性に【わるぐち】が追加。
最強化で【まれにハイテンション】を習得。

今作では【カンダタワイフ】が登場、結婚していたようだ…と思われていたが、イルルカのライブラリによるとカンダタワイフの夫はカンダタではなく、カンダタ親分らしい。

テリワン3D

今作から???系のモンスターになった。また、カンダタ、カンダタ子分、カンダタ親分に加え、カンダタの元で修行した【カンダタレディース】が登場。今回もすれ違いで乱入してくる謎の盗賊団を倒すことで入手可能。
特性は【スタンダードボディ】【テンションアップ】【いあつ】、+25で【わるぐち】、+50で【くじけぬ心】。「くじけぬ心」というのが何とも彼らしい。
 
こいつとカンダタ親分、カンダタワイフ、カンダタレディースで4体配合すると、何故かカンダタ一味とは何の関係もない【デスピサロ】が作れる。こいつを使った特殊配合はこれだけ。

テリワンSP

オンライン他国マスターで戦闘回数を重ねると稀に広場付近に現れる。
そこでの戦闘で勝利すると彼が仲間になる。
非常に出づらく、200戦以上は覚悟した方がいい。現在なら「他国マスターと交換」やオンライン他国マスターで他のプレイヤーが連れていることもあるのでそこから入手するのも手。

イルルカ

例によってすれ違いで乱入してくる謎の盗賊団を倒すことで入手可能。また、ロックバンドの【カンダタロックス】が登場した。
全てのモンスターがテンションを上げられるようになったため、テンションアップの特性は【ときどきテンション】に変更された。
【新生配合】【きょうせんし】【メガボディ】化で【AI2回行動】【ギガボディ】化で【スタンダードキラー】を習得。
見た目通り斧を装備できる。
配合先は前作から変化なし。

イルルカSP

オンライン他国マスターで戦闘回数を重ねるとカメハが連れてきて、これに勝利すると入手できる。
テリワンSPよりは少ない回数で戦闘できるので入手に時間はかからない。
配合先が追加されており、【スーパーテンツク】との配合でカンダタセブンが作れるようになった。
また【超ギガボディ】化で【いきなりバイキルト】を習得。

ジョーカー3プロ

無印版では海賊の【カンダタセブン】が追加された一方、それ一種類を残して全種類消滅という憂き目に逢うが、プロフェッショナル版でようやく参戦。???系のBランク。
【大魔王マデュラージャ】撃破後に【神獣界】に現れ、話しかけて来た主人公に「俺が盗んだお宝を取り返しに来たのか」と聞いてくる。
ここで「はい」を選択すると「返り討ちにしてやる」と言い戦闘になる。
 
【ギガ・タメトラ】【ギガ・マホトラ】【羅刹斬】【死の踊り】【死神の息吹】などで即死等を狙ってくる。また【ときどきテンション】で自分のテンションを上げたり、【超いてつくはどう】で、こちらが上げた能力を偶数ターンにリセットしてくる。
アタカンタ、マホカンタを両方搭載しておけばさほど大きな脅威にはならない。
撃破後は「お宝をあげるから許してくれ」と言う。
ここでも「はい」を選択すると、「ありがてえ助かった」と言い、日によって【きんのこうせき】等の(おそらく盗んで来たと思われる)お宝を渡した後そそくさと逃げていく。
ちなみに「いいえ」を選んだ場合はおなじみの台詞で無限ループするため、許す選択肢しかできない。
このイベントは、カンダタの場所が曜日によって変わってくるため出現する場所とその場所に現れる曜日をよく覚えておこう。
ちなみに日曜日には神獣の里の門の近くにいるため接触しやすい。
 
カンダタを仲間にするには、上記のイベントでカンダタを7日間倒すことで貰える【幻想の古文書・上巻】?【幻想の古文書・下巻】?を崩落都市のセンタービル地下1階にいる【ルボロー】に渡すことで、ルボローからカンダタをもらうことで仲間になる。
 
8日目以降はギガボディのモンスター(センセー)を味方につけるため、一気に撃破難易度が上がる。当然そちらも4回行動。カンダタの能力も下がるわけではないため、8日目以降の1ターンキルは相当な火力を持ったモンスターが必要となる。
特に水曜日土曜日に関してはそれなりの対策をしないと瞬く間に散る。
この戦闘に勝利すると今までのノリでアクセサリーをくれる。アクセサリー不足の人は是非挑んでおこう。
専用イベントを用意したからなのかネタが尽きたのかわからないが、新たなカンダタ系統は登場しなかった。
 
特性に関してはときどきテンションが【タフガイ(特性)】に、ギガボディ化で得る特性がスタンダードキラーからスモールキラーに名前が変わった点以外はイルルカから特に変化なし。
超ギガ化すると【いきなりピオラ】が解放される。
合体特技は【宇宙のきせき】、合体特性は【ノーガード】
【ふくまねき】との配合でカンダタセブンが生まれる。
初期スキルは固有の【カンダタ(スキル)】

DQM3

今回もしれっと参戦。あれ程大量に出た亜種は根こそぎいなくなってしまった。
一方色違いである【ごろつき】は普通に登場している。
 
???系のCランク。
野生では出現せず、【モンスターのタマゴ・金】からの孵化でしか入手できない。
 
特性は【プレッシャー】【きょうせんし】(Lv20)、【会心率アップ大】(Lv40)、【2回行動】(Lサイズ)、【スモールキラー】(Lサイズ)、【くじけぬ心】(LサイズLv60)。
能力は攻撃以外は総じて微妙。特にHPと賢さはかなり低め。
所持スキルは【スレイヤー】
 
【ダークペルシャ】との配合で【キャット・リベリオ】が生まれる。
【ゾーマ】【エスターク】(両者とも配合の頂点)に至る配合ツリーの起点でありながらタマゴ限定。【追憶のモグダンジョン】があるとしても一度はタマゴから手に入れなければならない。
出やすいマップは【鉄鋼砦の魔界】だが、ここはタマゴの中身厳選以前にマップが入り組んでいてタマゴを探す事自体が一苦労なので、入手しづらさでは【ライオネック】と双璧をなすと言える。

少年ヤンガス

ストーリーで破格の扱いを受け、なんと【ポッタルランド】の創造主として現地住民のポッタル族に祀られ、盗賊王という肩書きも持つ。
ちなみに【モンスターブック】には載るが、【配合】はできない(子分の方は可能)。
 
DQにおける知名度は結構あるとはいえ、今までやられ役的な立ち回りが多かった分、ここまでの扱いは大抜擢モノではあるが、カンダタのこれまでの活躍ぶりを良く知ってる人ほどちょっとした違和感を感じることに。今作でも結局彼が人間かどうかは相変わらず不明。
 
本人とは【盗賊王の大宮殿】最下層で戦える。 
斧を用いた斬撃を得意とし、火炎斬り・真空斬り・マヒャド斬り・ドラゴン斬り・メタル斬りを使用する。防御面はボスなので即死と様々な状態変化が無効。さらに炎系の攻撃も無効。
ただしこの戦いよりもここまで来ることの方が難しく、戦闘自体もカンダタ本人より脇を固める子分×8の方が厄介(ホイミやらザオラルやらを使う)。本人はそれほど強くない。
ちなみに盗賊王の宮殿の入り口である大扉がヤンガスがゲルダからもらったピアスを「大盗賊カンダタが唯一盗めなかったもの=人の心」と認識して扉を開いたことから、生前の彼はあまり女性にはモテなかったのではといわれている。大盗賊でもルパンには適わなかったようだ。
他のボスにも言えることだが、部屋の隅に追い詰めシャドー系3体で囲めば必ず倒せる。

いたストSP

Cランクのキャラクターとして登場。スフィアバトルでの職業はもちろん盗賊。プレイスタイルはかなり荒っぽく、株やインサイダーは興味がないがとにかく5倍買いを頻発して場を荒らしまくる。彼と対するときは独占はほぼ不可能と考えたほうがいい。
【ヤンガス】とは同じ賊として波長が合うようであり、カンダタを裏の世界じゃ有名だということで尊敬している節もある。
 
ちなみに【ゼシカ】は終始一貫してカンダタのことを覆面を被ったヤンガスだと思い込んでいる。職種や武器はともかく体格は全く違うのだが……。

バトルロード2レジェンド

レジェンド第一章後期より敵専用合体モンスターとして先行登場し、第二章「怒れる大地」以降はプレイヤーが使用することも可能になった。
組み合わせは【エリミネーター】【ごろつき】【デスストーカー】。見事にパンツマスク達が揃い踏み。
 
ステータスはHP:2780 ちから:335 かしこさ:57 みのまもり:60 すばやさ:120。
大盗賊の名に恥じぬ高いちからとすばやさが特徴。技は「雷神斬り」と「れんけいプレイ」。前者は斧に落雷の力を宿し、敵1体を叩き斬る、会心が出やすい2回攻撃。後者は呼び寄せた子分を踏み台にしてジャンプし、敵全体目掛けてダイブ、ダメージと同時に行動不能にすることもある。
 
敵の攻撃を回避しやすく、会心の一撃や状態異常で相手チームを圧倒できるので、大会で使われる合体モンスターの中では【ゲリュオン】【スラリンガル】と並んで使用率が高めであった。というか、この辺りで登場する合体モンスターがやたらと強過ぎたような……
打撃、雷、光、暗黒属性に耐性を持つので、十分に戦えるだろう。逆に炎や灼熱、爆発には弱いので注意。かしこさもそこまで高くはないので、回避不可な呪文攻撃にも気をつけたい。
 
なお、本編ではDQ3と5に登場するため、レジェンドクエストでは出番が多い。
3は子分と同時登場の為弱体化しているが5は何故か超強化されており、わざわざ「盗賊王」とのサブタイと共に合体モンスター1体で登場。本家5とは比較にならないほど超大物扱いである。

バトルスキャナー

期間限定イベント「盗まれた恋心」「逆襲の大盗賊」で虹色のギガレアモンスターとして登場。最高に相性がいい性格は【かぜひかない】、相性が良い性格は【ちからじまん】
基本ステータスはHP:1143、ちから:720、すばやさ:80、かしこさ:463、みのまもり:649。
技はふりおろし→かぶと割り→金のかくしオノ→マッスルコンボの順で変化していく。
 
全体的にステータスが高く、技も全体的に高性能。かぶと割りは相手の守備力を下げることがあり、金のかくしオノは弱点属性を突きやすい光属性がついている。さらに最後の技「マッスルコンボ」は味方1人のちからを3段階上げてくれる。耐性は属性耐性は全属性に強くも弱くもなく、反面異常耐性が高め。基本的にどんなパーティとも合うのが最大の強みだろう。
ちなみに、盗まれた恋心のクエストクリア時、命乞いをする時の例のメッセージを言ってくれる。

スキャンバトラーズ

第2章で登場。レアリティはギガレアで、モンスターレベルは121。
ステータスはHP:1975、ちから:886、すばやさ:111、かしこさ:611、みのまもり:597。
技はふりおろし→かくしオノ(20)→マッスルコンボ(100)の順で変化する。
技が一つ減っているが、概ね前作と変わりない使い心地で使える。
HPが増えているが、性格や持ち物によっては前作産より攻撃力が劣ってしまう。
ちなみに前作のカンダタはモンスターレベル89で固定。
 
プレイヤーレベルが導入されてからは、職業共通でレベル20のレベルボスとなる。

ヒーローズ1

配信クエストに登場。
サントハイム王の娘への誕生日プレゼントを盗んだということでアリーナ&クリフトから追われる対象として登場。当の本人は魔物に襲われている街から火事場泥棒をするというしょっぱい悪事を働いている。10のクエスト配信とほぼ同時期にダウンロードできたが、それとは別人と思えるほど小物。
最後には【カンダタこぶん】新たな子分をけしかけてくるが、負けるとやはり「返すから許してくれよ!な!な!」と強引に見逃して貰う。
ちなみに今作では自分は一切戦わない。なんというチキン。
 
アリーナ&クリフト編及びゼシカ&ヤンガス編はボイス有りのシナリオのため、地味にボイスが付いている。声優は1、2共に後藤光祐。

ヒーローズ2

今作でもアリーナ&クリフト編で登場。結婚前の女性をさらうというDQ3のバハラタでの悪事を再現した悪事を働く。
【カンダタこぶん】だけでなく【霊峰レーゲン】として従えており、最後には念の為に雇っておいた先生として【サイモン】をけしかけてくる。
今作では最終的に自分も戦うが、負けるとやはり「返すから許してくれよ!な!な!」と強引に見逃してもらい、カンダタこぶんとサイモンと共に撤退する。
 
敵としては少しサイズが大きくなったエリミネーターといった感じで、【マッスルポーズ】やパンツの中からの爆弾など、行動も下位種のそれに近い。
だが!なんとオノをブンブンとスイングしてこちらを吸引してくる回転斬りが何より恐ろしく、そして強力。
吸引されてしまう都合上これに合わせて攻撃を行うなど不可能に近く、もしガードし損ねたりして当たってしまった場合は大ダメージを受けてしまう。
幸いこの回転斬りの直後は相当疲れたのか目を回して倒れてしまうので、ここを狙って攻撃しよう。
 
また、【時空の迷宮】のボスとして登場することもあり、カンダタ・強と捉えていいだろう。
通常のカンダタより強く時空の番人を沢山呼び出すため苦戦する。2パターン存在し、1つ目はカンダタ+ピサロナイト3体&追加で【よみがえりし守護者】【キングレオ】、ファイナルウェポンA&B(出現の順番はランダム)で強さはそのまんま時空の番人時の強さでまとめて相手するとかなり強い。
2つ目は1つ目より弱く、カンダタ+キラーアーマー3体+ボストロール キラーマジンガ スターキメラ まおうのつかい で、これも時空の番人時と同じ強さである。

クロスブレイド

「大盗賊カンダタ」名義で第1弾の【ドラゴンレア】の1体として登場。
属性は何故か妖魔。とはいえ人間側である光は微妙な所で他の軍団に位置するようなやつでもない為案外妥当なのかもしれない。
必殺技は「ヒュージアックス」。斧を投げ捨てて油断させたかと思えば巨大な斧を取り出して攻撃する。スキャナーシリーズの「かくしオノ」を意識している技。
通常攻撃エリアは半円2つをハサミのように斜めに構えた形。攻撃の際に斧を二つ取り出して滅多打ちにするのでそのためだろう。
スキルは1R目の相手ターンに味方の妖魔のぼうぎょゲージを減りにくくする「親分肌」、各Rの自分ターンにランダムで自分の攻撃を大アップすることがある「一発逆転」。
 
まりょく以外のステータスは第1弾時点では全体的に高水準で、運が絡むとはいえ「一発逆転」が発動すれば他カードにも負けない火力が出る。
属性が妖魔であるおかげで【ベリアル】【アトラス】といった他カードのサポートを受けることができ、自身も「親分肌」による恩恵を与えることができる。
ドラゴンレア故に排出率もそれなりで入手もしやすかったため、とても使いやすいカードと言えるだろう。
 
第1弾以降はカードでの登場はないが、敵としては第5弾の夏祭りイベント「あぶない水着チャレンジ」で登場している。

漫画版

19話で登場。子分に【アークデーモン】がいる。【ゴーシュ】が守っている宝を狙い、森を放火。
父に続いてゴーシュを殺そうとするもユウキ一行に阻まれ、連携必殺技を披露。だがバランとダイのスペシャル連携の前に敗れ去る。

トレジャーズ

ライバル団の【カンダタ団】リーダーとして登場。左上腕部に団の腕章をしている。
倒すとお馴染み「ゆるしてくれよ、なあ!」と言う。

ファドラの宝島

第1話に登場。ネックレス目当てにスライムを狙ったがカミュとマヤに翻弄され、一度は命乞いして逃げたものの、さまようよろいの鎧を身に付け「アーマード・カンダタ」となって逆襲する。
兄妹のスリングショットを鎧で無効化し、邪魔なスライムの家を破壊したが逆にスライムの怒りの一撃を受けて怯み、兄妹の手助けを受けたスラ・ストライクの前に敗北。
それでも悔い改めず、二度目の命乞いで隙を作ろうとするが通じる訳もなかった。だが貧乏だった事に同情したカミュからお宝を分け与えられると【宝島】の手がかりとして【ファスカル島】にいる【ギンギーラ】の事を教えた。

DQMSL

特別クエスト【シャンパーニの塔】【カンダタのアジト】にて、
3の方の【カンダタこぶん】と同時実装された。
【???系】SSランクの討伐モンスター。当然仲間にできるのだが、
仲間にするクエストへ挑戦するのに確率ドロップの鍵が必要かつ、挑戦してもまさかの不在があるという、開幕からとんでもない運ゲーを強いられる。一応出てきてくれさえすれば、倒すと確定でドロップする。
後に周回リストでも在不在にかかわらず、一体だけはもらえるよう調整された。
 
習得特技は防御デバフ付き多段ヒット斬撃の「メッタメタ斬り」と防御デバフ付き全体斬撃の「よろいくだき」。
新生させると【ぬすっと斬り】に防御・素早さデバフ付き多段ヒット斬撃の「カンダタむそう」を覚える。
リーダースキルも全系統のHPと攻撃力アップという汎用性が高い物。
特性で攻撃と防御が一気に二段階上がる「ときどき【マッスルポーズ】」と「ときどき【ちからため】」を持つ。
 
……と、ここまで書くと強そうに見える。
確かに実装当初と新生当初こそ非常に強力なモンスターで、多くのフレンド枠にも常連入りしていた程だったが、
コイツがテコ入れされるすぐ後に【ダークドレアム】の実装やテコ入れが入るというジンクスを抱えており、
その栄華も僅かな間ですぐ型落ちしてしまうというオチが待っていた。
その後は特に音沙汰も無く上司(?)部下も実装されて、今日も彼は【モンスター牧場】で牧場番をする日々を送っている……かもしれない。
カンダタの明日はどっちだ。

上記以外のクエストなら、ハロウィンやクリスマス等のイベントでも中ボスやNPCとして登場し、派生モンスターが実装されたことがある。

大盗賊カンダタ

地図ふくびきスーパー限定のランクSSレジェンド兼???系。ポーズをキメており、背中には炎のようなオーラが発生し全身が光輝いている。
説明文では「レジェンドなオレさまに会えて嬉しいよな?な!な!」と発言。
 
メタル系に大ダメージの「ヘビーメタルキラー」という特性、ランダム5回で必ず会心の一撃を出す「カンダタむほう斬」を持ち、メタル狩りに便利なほか大盗賊斬りでダメージの70%MPを吸収できる。

モンパレ

カンダタの嫁を探せ!」という名目で開催された、性別♀限定イベントバトルスタジアムの上位報酬として初登場。
その後もイベント「強敵出現!」や「迷宮の門」などでスカウトする機会があった。
???系のSランクモンスターで、初期とくぎは【オノむそう】。パレードスキルの効果でパレード中の取得ゴールドが増やせる。
ステータスはバランスが取れているが、特性で2回行動を覚えていないことやそれでも器用貧乏な感じが否めずお世辞にも強いとは言い難いモンスターであった。
その後、闘神化実装や2回行動持ちがスカウトできたり、イベント報酬でSSランクのカンダタが配られるなど優遇自体はされていたのだが戦力にならないパレードスキルの存在や微妙なステータス、重い重さも相まってやはりどこかイマイチな印象で、結局中途半端なままサービスは終了してしまった。
 
ちなみに、この系統はつまむと頭のマスクの部分をつままれる。
しかし本人はしっかりとマスクが外れない様に手で押さえており結局中身を見ることは叶わず。残念。

どこパレ

こちらではSSランクモンスターとして実装され、「とくぎセレクション」で初登場。系統は???系。
固有特性は2回行動。こちらでもやはりオノむそうを特技のウリにしている。
 
後に強バージョンにあたる「大盗賊カンダタ」が実装され大幅に強化。
固有特性は2回行動+【一発逆転】の「大盗賊」。
こちらでの特技のウリは単体に4~8回の斬撃ダメージを与える「雷鳴斬り」。
パレードスキルは味方あくま系を大幅強化するものだが、自身が???系のため味方あくま系のパレードスキルの恩恵を受けにくいことには気を付けたいところ。
 
なお、大盗賊カンダタの実装に従い従来のカンダタは排出停止になった。
現在でもおやぶんチケットやスペシャルチケットなどで入手することができるが、確率はご察しの通り。

ライバルズ

第8弾パック『一攫千金!カジノパラダイス』で武闘家専用レジェンドとして登場。声は藤原啓治が担当。

4/2/5
召喚時&攻撃時:敵の手札のコイン1枚をぬすむ
盗めなかった場合 攻撃力+1
自分の手札のコインの数分 このユニットの攻撃力+1

盗賊らしく、相手のコインを盗む効果を持つ。
なお、「相手の手札を増やす」カードは今までにもあったが、「相手の手札を減らす」カードはカンダタが唯一である。

ウォーク

2020年3~5月実施のDQ3イベントで1章のボスとして登場し、以降は各地に現れる強敵モンスターとして登場。
 
カンダタ子分二体を伴って登場。
カンダタ本体は通常攻撃や最大400程度の痛恨の一撃、全体攻撃の【オノむそう】による物理攻撃を使用。
さらに、命乞いまでをも行動に組み込み、何故かこちらを転ばせてくる。
子分はルカナンやバイキルトを使って親分の攻撃をサポートしてくる。特にバイキルトは痛恨の一撃のダメージまで上がるため危険。子分から優先して倒してサポートの効果切れを誘いたい。倒しても稀に子分を呼び出すことがある。
幻惑や眠り、子分にはマホトーンなども有効なので効けば楽に戦える。
高難易度クエストの個体はなんと攻撃が全て痛恨の一撃という鬼畜仕様である。
 
こころは青色でコストは81。
力、すばやさ、器用さに優れ、高グレードのものは特にジバリア、ドルマ系による体技ダメージを上げ、怯えへの耐性もつく。
 
ここでの登場が運営によほど気に入られたのか、このイベント以降様々な形でちょいちょい登場するようになる。
登場直後の2020年の【エイプリルフール】にはライザップとコラボした、体型が激変する彼の姿が登場。
さらには、DQ10にも登場した彼になりきれる装備が登場。中でも彼の持つ斧は「カンダタトマホーク」としてまさかのブーメランで登場。
DQ3イベント終了後にも、間を置くことなく2020年6~7月のダイエットイベントのラストにちょっとだけ姿を現す。
さらには、1周年直前の前夜祭イベントでは「MCカンダタ」として登場する(後述)。
2021年1月には「カンダタ寒中稽古」として1日1回自宅の前に現れ、【ゴールドマン】【メタルホイミン】などを伴って現れる。
倒すと「ふくびき補助券」や「レアおたからボックス」などのアイテムを入手可能。
2021年4月には推奨レベル上級職レベル50のほこらのボスとして登場する。
 
メインストーリー8章ではカンダタ改というエリミネーターが登場するが別人のようだ。
 
2022年9月12日より実装されたカジノ内のりゅうおうスロットにも勇者スライムのなかまとして登場
アテにならないなかまが多い中、攻撃力・防御力共に他のなかまとは一線を画す強さで、時として一人でボスを倒す事もあり最も頼りになる。

周年前夜祭のカンダタ

周年直前の8~9月の前夜祭イベントでは、振り返りイベントを盛り上げようとカンダタが出現するのが恒例になっている。
2020年の1周年直前では、覆面に蝶ネクタイを付け、斧をマイクに持ち替えた「MCカンダタ」、
2021年の2周年直前では、このマイクが自撮り棒(セルフィースティック)になった「バズールカンダタ」、
2022年の3周年直前では、覆面から触角を生やし、覆面と同じ顔のかかれた風船を持った「かんだたん」、
2023年の4周年直前では、シルクハットを被り蝶ネクタイに付け髭を付け、ステッキを持った「カンダタショーマン」が登場。
いずれもデータ上はカンダタとは別扱いになっており、こころも別個に存在する。
 
イベントクエストでは直接戦う機会は無いが、イベントで復刻する強敵とともに出現する。
バズールカンダタまでは戦闘開始時は彼単体のみだが、先制して5種類のうちから指定した強敵を呼ぶ。
仲間呼びで現れる関係上、強敵の行動は2ターン目以降からになる。コイツ自身はすぐに倒せる程度のHPしかないので、先手をうって行動できる。
強敵を呼ばせずにMCカンダタと戦うことも可能。その場合は強敵を呼ぶところで子分を2体呼んでくる。
この個体はHPが高く、オノむそうの代わりに「マイクむそう」などを使用し、以前のカンダタと同じ程度の能力になっている。
 
一方、かんだたんは指定した強敵と最初から一緒に出現。自身のHPも無視できないレベルにまで上昇している。
いずれの強敵もレベル30をクリアすると、凄まじい強さを誇る高難度のレベル50が開放される。
カンダタショーマンは復刻強敵とは組まずこぶん2体だけで登場。レベルは20までで、強版含めたほこらも登場。
 
MCカンダタのこころは青色でコストは47。
色違いでコストの近いあまり見かけないモンスターの【ごろつき】よりほんの少し能力が高い程度。
高グレードのものは特に怪人系の特効や体技ダメージ上昇効果に加え、戦闘終了時にHPを20回復するようになる。
バズールカンダタのこころは赤色でコストは47。
力と器用さの値に優れ、高グレードのものは特にイオ系とジバリア系の斬撃ダメージが大きく強化される。
また、グレードSで敵単体を踊らせて動きを止める「素敵なダンス」を覚える。これは【スーパーノヴァ】をレベル15以上にすると覚えるものと同じ。
かんだたんのこころは黄色でコストは24。
同色同コストのトロルなどと比べても力が高く、高グレードのものは特にイオ系とメラ系の斬撃ダメージが大きく強化される。
これだけでも低コスト帯では十分強力だが、グレードSでHPが1%以下で斬撃・体技ダメージが30%も強化されるという猛烈な強化が加わる。
HP条件は、HP0で力尽きた状態で戦闘を終えた後1で復活するのを利用すると満たしやすい。
カンダタショーマンのこころは黄色でコストは68。
こちらも力が高く、高グレードのものは特にメラ系の斬撃ダメージが大きく強化され、会心率上昇と混乱耐性がつく。
特徴的な効果の多かった周年カンダタのこころにしては割とシンプルな効果。

タクト

サービス開始初期から登場したキャラだが、2021年12月14日開催のクリスマスイベント「おてんばサンタと覆面サンタ」にて【サンダタ】が登場し、2022年7月16日開催の2周年イベント「真・ドラゴンクエストIIIイベント」にてようやく仲間にすることが可能になった。
ゲーム内ではオルクテスラのカンダタとDQ3のカンダタが登場。仲間になるのは後者のカンダタだが、カンダタロードでは前者のカンダタとして扱われている。
 
???系Sランク、こうげきタイプ。
リーダー特性「???系しゅび力+30%」基本特性「親分肌」
とくぎは「いのちごい」/「オレさまの炎撃」/「カンダタむそう」
覚醒スキル10Pで「大盗賊カンダタ」100P(3凸)で「ハッスルマッスル」400P(完凸)で「いのちごいのかまえ」等を習得できる。

ドラけし!

2周年記念イベント「時空を超えしらくがきと伝説の勇者」で登場。
ストーリー上ではアリアハン城に忍び込もうとした所を見つかり、ルイーダの酒場を占拠していた所で戦うこととなる。
もちろん例の懇願で見逃してもらう。

ドラけしはドット風のデザインで、イベント限定PUドラポンから排出される。
★4の青属性でスキルは横一閃の範囲を2回物理攻撃するカンダタむそう。
バトケシ!ではドラゴンに効果大&ポイントアップ小。

イベント中盤では強敵チャレンジの最初の敵に抜擢。レベルはLv40~80までの10刻みで、途中でロトのしるしのドラけしを入手可能。
物理と呪文に弱く、中でも当イベントで入手できる
勇者ロトが効果特大、勇者&ローラ姫と★6ローレシアの王子と★3スライムが効果大、★5ベリアルが効果中、カンダタが効果小。

ドラゴンクエストアイランド

追加クエストで登場する。挑戦するには追加料金が必要。
クエスト名は初期は「カンダタ盗賊団の入団試験」、リニューアル後は「カンダタのいたずら大作戦」。

モンスター物語

巻末の魔王軍の指揮系統に関する記述に登場。サマンオサには【ボストロール】、ジパング・ダーマ方面には【やまたのおろち】などが方面司令官として配置されているのに、ロマリア地方にそういった上級魔族がいないのは何故かという話で、カンダタというあまりにも強すぎる人間がいるせいでロマリア地方に誰も行きたがらなかったという。ある意味人類の平和に貢献していたようだ。

素麺のソーミャ

第71回第72回に登場。
芥川龍之介の方の元ネタのように地獄に落とされた先でお釈迦様の哀れみから差し出されたそうめんを登る事になるが、そうめんを貪る【ソーミャ】に追われる事になる。