【ポーカー】

Last-modified: 2020-08-13 (木) 18:03:14

概要

DQ8以外全ての【カジノ】に存在するゲームで、DQ5はリメイク版の【カジノ船】のみに出現。
キャラバンハートでは【遊び人】【ギャンブラー】の職業ランク2以降。
 
ビルダーズ2に登場するアイテムは【ポーカー(道具)】を参照。
 
トランプの絵柄はスライム(青)、王冠(赤)、剣(黄)、盾(緑、FC版DQ4はピンク)の4種になっている。
ジョーカーは【ベビーサタン】だが、SFC版DQ6のみ【ぶちスライム】だった。

ルール

最初にコインを賭けて、1回だけカードをチェンジして役を作る。
賭けられるコインはDQ7まで一貫して1枚単位で最大10枚まで(リメイク作品含む。ただし北米のNES版DW4では100枚まで)。DQ10以降は10枚単位もしくは100枚単位(最大1000枚)で賭けられる。
実際のポーカーと違ってレイズ(賭け金の上乗せ)だのコール(賭け金と同額のチップを提示して賭ける)だのする必要はない。
どのシリーズにおいても、最初から役が出来ていれば教えてくれる仕組みになっている。
現実のゲームセンターにあるような、一人で役を作り出来役に応じて配当倍率が決まるメダル式のいわゆるビデオポーカーに近い。
 
各役ごとに獲得コインの倍率が決まっており、掛金に応じたコインを受け取ることになる。
そしてその後に獲得したコインをそのまま掛けてダブルアップに挑むかどうかを選択することができる。
無理に大きな役を作ろうとするよりも、小役から後述のダブルアップでコインを増やすのが稼ぐコツ。
ダブルアップは2種類あるが、どう考えてもハイorロータイプのほうが有利である。
1コインから挑める上に、ダブルアップがハイorロータイプだと稼ぎやすいため、初めてコインを買って最初に元手を作る際に選ばれることが多い。
 
基本的に役の種類や強弱は現実のそれに準拠するが、作るのが簡単な「ワンペア」は役扱いされない。このあたりも、ワンペアは役扱いされないゲームセンターの一般的なビデオポーカーと同じである。

ロイヤルストレートスライム(5スライム)

DQ7からはオリジナルの役である「5スライム」が追加された。リメイク作品のカジノにも逆輸入されているが、DS版DQ4からはガラケーのカジノアプリでの名称(略称ロイスラ)が逆輸入され「ロイヤルストレートスライム」となった。
これは「スライムの絵柄」で「ロイヤルストレートフラッシュ」を完成させるというもの。
レートは500倍と抜きん出て高いが、その分揃えるのは至難の業。
ちなみに、どんなカードの代わりにもなれるジョーカーが含まれていた場合(例:スライムのA、J、Q、K、ジョーカー)、DQ10では役はRSSの扱いになるが、DQ11ではRSFの扱いになり、RSSにはならない。その為、DQ11でRSSの役を揃えたいならジョーカーは捨てなければならない。
DQ6の【みちくさ冒険ガイド】によると、スタッフが1万回挑んでも作れなかったとの事。
もっとも、実際のポーカーでもRSF自体滅多に出ない。それを交換1回で、しかも特定の絵柄で揃えるなど言わずもがなである。
だが、1枚だけ絵柄が違う(ロイヤル)ストレートという写真は載せられている。それだけでも素晴らしい根性である。
ちなみに交換なしでRSSが成立する確率は1/2598960(約0.000035%)である。
DQ11ではこのRSSを揃えることで貰える【称号】がある。前述の通り至難の業であり、これこそが称号フルコンプの最大の障害とも言える。

宝箱

DQ10とDQ11では、ダブルアップの際、たまにカギ(錠前)付きの宝箱が出現する。錠前の数はランダム。宝箱の色(赤・黒・金)によって中身のレアリティが異なる。
ダブルアップ成功時にカギが1つ手に入り、全ての錠前を外すと宝箱の中身が入手できる。
DQ10の場合は、ボーナスコインが手に入るか、モンスターが出現して「カジノレイド」という周囲のプレイヤーを巻き込んでのボーナスゲームに突入する。
DQ11の場合は、ボーナスコイン、素材アイテム、アクセサリー(金宝箱のみ)が手に入る。
また、DQ11ではこのダブルアップを10回連続で成功させることで貰える称号がある。前述のRSS程ではないが、こちらも至難の業。

ポーカーの役

前述のRSSを除いて現実のポーカーと役は同じだが、以下にその役を記しておく(倍率はDQ11のものとし、組み合わせの例は普通のトランプの絵柄で代用する)。

役の条件組み合わせの例当選時の倍率
ツーペア同じ数字のペアが2組♠2♥2♣3♦4♣41倍
スリーカード同じ数字が3枚♠2♦2♣2♦4♠51倍
ストレート5枚の数字が連続で絵柄は揃っていない♠3♦4♣5♥6♦73倍
フラッシュ5枚の絵柄が同じで数字は連続していない♠3♠5♠7♠10♠A4倍
フルハウス同じ数字が3枚+残りの2枚の数字が同じ♠3♦3♥3♣7♥75倍
フォーカード同じ数字が4枚♠8♥8♦8♣8♠1010倍
ストレートフラッシュ5枚の数字が連続で絵柄も同じ♠5♠6♠7♠8♠920倍
ファイブカード同じ数字が4枚+ジョーカー♠6♥6♦6♣6JOKER50倍
ロイヤルストレートフラッシュ同じ絵柄の10,J,Q,K,A(スライム絵柄を除く)♣10♣J♣Q♣K♣A100倍
ロイヤルストレートスライムスライム絵柄の10,J,Q,K,A-500倍

 
5枚の中にジョーカーが含まれており、それで複数の役の条件を満たした場合、基本的には強い方の役が優先される(例:9が1枚、10が3枚、ジョーカーの場合、フルハウスとフォーカードの条件を同時に満たすが、この場合はフォーカードの役になるといった具合)。
ただし、前述の通りDQ11でロイヤルストレートスライムの役を揃えるには、ジョーカーが含まれていてはいけない。

ダブルアップ方式

強カード選択タイプ

DQ4のエンドール、DQ4(DS版以降)の移民の町、DQ6のサンマリーノ・ロンガデセオ、3DS版DQ7の旅の宿で行われるダブルアップ。
PS版以外のDQ4では、こちらのタイプしか存在しない。
またDQ10のポーカーでは久々にこのタイプが使われ、DQ11でも採用。
 
左にカードが置かれ、右にある4枚の中からそのカードより強いカードを当てる。
当たれば倍だが、外れれば今までのダブルアップ分もろとも没収。引き分けの場合はリトライとなる。
絶対に勝てない組み合わせの時もあれば、絶対に勝てる時もある。
置かれたカードがJOKERという理不尽な状況は言わずもがな、A・K・Q・Jあたりが置かれた時も勝つことは困難。
10以下が置かれた時も、勝てるカードが1枚も含まれていなければそこで終わり。そうでなくとも勝てるカードが1枚しか含まれていないことも多く、まったく安定しない。
次に左に置かれるカードの内容が分かるタイミングはダブルアップを続けることを宣言した「後」であるため、このタイプのダブルアップでコインを稼ぐことはかなり困難。
 
3DS版DQ7では何故か現代・過去の【旅の宿】がハイorローからこのタイプに変更されている。
早い内に荒稼ぎされないようにという調整なのかも知れないが、そんなもの更にヌルゲー化された【ラッキーパネル】でぶっ壊れてるのだが。

ハイorロータイプ

シリーズ初出はDQ6の欲望の町。
以後PS版DQ4の移民の町【グランドスラム】、リメイク版DQ5のカジノ船、DQ7の全てのカジノ(リメイク版の旅の宿を除く)で行われるダブルアップ。
キャラバンハート、トルネコ3でも使われるが、トルネコ3は少しタイプが違う。
 
左側にカードが置かれ、右にあるもう1枚のカードが左のカードよりも強いか弱いかを予想する。
続けてプレイしていき、例えば左側のカードが2で、「高い」を選択して正解し、次のカードが4だった場合、次は4より強いか弱いかを当てる。
トルネコ3のみ続けてプレイせず、出されるカードがその都度変わる。
 
正解すれば報酬が倍になり、次も続けてプレイするかどうかを聞かれるが、外すと報酬は全て没収。
しかもトルネコ3を除き、ダブルアップを続けることを宣言する前に次のカードを確認することができるため、降りるタイミングを見極めやすい。
 
引き分けた場合は基本的にリトライだが、初出のSFC版DQ6だけは引き分けだと強制的に負けという仕様になっている。
「不公平だ!」という声も聞こえてきそうだが(実際に文句を言ったプレイヤーもいるのではないだろうか)、「胴元が必ず儲からなければならない」というカジノの仕組みを考えると、親有利のこちらの方が理にかなっている。しかもドラクエはゲームであり、リセットでやり直しがきくので尚更である。
しかしそうした不満の声が届いたのか、DQ7やリメイク版では引き分け時にリトライをしてもらえるようになった。
 
基本的に出る数字は完全ランダム。
3~5が出た時に、悠々と「高い」を選択した時に限って次が「2」であることが多い気がするが、後述のペイアウト率制御のイカサマ仕様を除けば確率通り。
したがって、「どこでウラを読むのか」が非常に重要となる。裏読みに成功すれば、次のダブルアップは格段に有利になる。
7~9あたりが出ると次の予想が難しいので安全策を取って降りた方が良いが、大きく稼ぎたければ避けて通ることは出来ない。
 
作品によってどこまで続けられるかが異なるが、基本的には獲得コインが10000枚を超えた時点で終了となる。
この場合、最初のかけコインを9枚にしておくと、獲得コインが10000枚を超えた時点での枚数が多くなりやすい。
獲得コインに関係なく12回まで続けられる作品もある。連続して成功すれば最初は10枚だった獲得コインが最後には20480枚にも膨れ上がる。
PS2版DQ5やDS版の作品では、なんと何度でも挑戦することができる。その気になればダブルアップを繰り返すだけでコインをカンストさせることも可能。
【DQ5のあるきかた】(PS2版)では、実際にコインがカンストするまでダブルアップし続けた結果の写真が載せられていた。素晴らしい根性である。
DS版では【ポーカー乱数調整】によって簡単にカンストする瞬間を見られる。
ちなみにカンストまでダブルアップした後も勝負できるが、全くの無意味の上、負けたら当然没収なのでやる意味は皆無。

イカサマ仕様

下記のイカサマ仕様が少なくともPS版DQ4およびDQ7で確認されている。
 
実はダブルアップで必ず負けるように調整されることがある。
具体的には例えばハイ&ローで「4」の札が表示されている場合、通常は5:1の比率でHighのカードがくる確率が高いはずが、Highに賭けると2か3が出て負けてしまう。まあこういうことも偶にはあるかもしれないが、実情は異なる。
特殊な環境を使って直前にクイックセーブするとわかるが、ここでLowに賭けると逆にHighのカードが出て結局負ける。
要するにプログラム上で「必ず負ける」ことが先に決まっており、プレイヤーの選択に合わせて出るカードが調整されるアルゴリズムとなっているのだ。
これはDQ7で設定されているのがわかっているが長年バレなかったらしく、降りるタイミングを見極めやすいことも相まって不満の声は聞かれなかった。
PS版DQ4のは強カード選択タイプでも同様の仕様が確認されている。
 
これらはもちろん、「直前セーブ」という「イカサマ」をプレイヤー側が使わなければ確認できないものであるが、当然ながら真正直にプレーしている人でもこの仕様は一定確率で引き起こされる。
現実のカジノでも行われていると噂されるディーラーのカード捌きの技術によるイカサマを再現した形であるが、メタ的にはリセット&ロードという強力な武器のあるプレイヤー側がカジノで大勝ちしすぎないようにバランス調整されているのかもしれない。
あるいは、【うらわざ改造王】なる【称号】が用意されているので、プレイヤーがクイックセーブを使うことを予め想定して設定した可能性もある。

商品化

1990年ごろ、FC版DQ4に合わせてゲーム中と同デザインのトランプが現実に発売されていた。