【デルコンダルにシドー召喚】

Last-modified: 2024-02-26 (月) 00:29:12

DQ2

DQ2における有名なバグ技。実行できるのはFC・MSX・MSX2版のみ。
これと言った通称がないので、本wikiでは便宜上この名前で登録する。
 
最後に【復活の呪文】を聞いた場所が【デルコンダル】である状態で【ハーゴンの神殿】へ行き、
そのまま【ハーゴン】を倒し、次に出現する【シドー】との戦いでわざと全滅する。
すると当然最後に呪文を聞いたデルコンダルに戻されるが、王様と話を終えて下に移動すると、突如シドー出現のエフェクトが発生し、なんとデルコンダルにシドー様が降臨してしまうのである。
当然そのまま戦闘に突入する。
そのシドー戦で全滅すると、全滅の曲のまま再開(同じくこの城で行われる【キラータイガー】戦でも同じ現象が起こる)することになる。
もちろん、一歩下がれば再び同じエフェクトが発生してすぐ再戦となる。
強者の試合を見るのが好きな王様も、まさか自分の城で世界を賭けた戦いが繰り広げられるとは夢にも思わなかったであろう。
 
復活場所がデルコンダルでなければならないので、デルコンダルで復活の呪文を聞いた後、【ロンダルキアへの洞窟】を経由するところも含めてノンストップで突き進まなければならない。
そのため充分な準備と心構えが必要。
 
多くの人に広く知れ渡っているのはだいたいここまでで、これだけでもかなりぶっとんだバグだが、実はこの技はこれだけでは終わらない。
とりあえずシドーとの戦闘自体は滞りなく行える。王様との会話後に動かずにその場でコマンドを開けば蘇生や回復も可能である。
そしてこれを倒すとなんと何の予告もなく見覚えのない怪しい塔に飛ばされるのである。
 
この時、バグり方がローレシアの王子の守備力が255の場合と255未満の場合で2パターンある。
守備力255は普通のプレイでは実現不可能なため、復活の呪文を生成するかチートに頼るなどしなければならない。
 
守備力255未満の場合、この後はひたすらカオスで、まずこの塔自体がめちゃくちゃな構造の上に不気味な偶像が立ち並び、紫とオレンジの色彩ですこぶる気持ち悪く、さらにどこまでも続くような異様な広さを持つ。
マップの繋がりもデタラメで、上がり階段を上がると【湖の洞窟】に、下り階段を下りると幻影解除前の【ハーゴンの神殿】に、【リレミト】で脱出すると【ドラゴンの角】に飛ばされる。
さらにメンバー全員のパラメータや所持アイテムが何かしらおかしくなっており、特にローレシアの王子はありえないHPを得ながら死んだことになっていたりして、あらゆる面から得体の知れない恐怖がわき上がってくる。
しまいには【ローレシア】に帰ったらローレがサマルに変身してしまったりともうメチャクチャ。
 
守備力255の場合も基本的には上記と変わらずバグった塔に飛ばされる。
塔内ではなぜかウインドウ内の文字が見えなくなるが、メンバー全員のパラメータや所持アイテムは特に変化しない。
下り階段に行き幻影解除前のハーゴンの神殿で【ルビスのまもり】を使えばそのまま解除でき、幻影解除後のハーゴンの神殿に行ける。最上階にはハーゴンも居るが、話しかけてても誰もいない事になってしまう。
また、ローレシアに帰ってもローレがサマルに変身はしない。

MSX・MSX2版

この二機種でシドーを倒した場合はバグった塔を挟まずにそのまま幻影解除前のハーゴンの神殿に飛ばされる。
所持アイテムがバグにより変化しないので、ルビスのまもり等を使って葬った筈のハーゴンに再び会うことも可能。
但し話し掛けても【そのほうこうには だれも いない。】と無視される。

ゲームブック版(エニックス)

ゲームの小説化などではバグを元にしたキャラクターなどが稀に登場したりするが、【ゲームブック】版DQ2(ENIX版)ではこのバグを元ネタとした展開がある。
シドー敗北時、オリジナルアイテムである「不思議な宝石」を持っていると宝石が砕け散り、デルコンダル城にワープして逃げられる。
デルコンダル王曰く、これは宝石に封じられた【バシルーラ】の効果によるものだという。
しかしその直後すぐさま、城が崩れ出してシドーのいる空間に連れ戻されて、全回復処理後(シドーのHPはそのまま)に再戦という展開になる。

ライバルズ

勇者の子孫たちが
デルコンダル王の前から
下がろうとすると  突如
地鳴りのような音がした。
「破壊神が  ここに!?

1弾の【シドー】のフレーバーテキストの元ネタは言わずもがなこれ。