【遊び人】

Last-modified: 2024-08-22 (木) 05:06:06

概要

DQ3、DQ6、DQ10、キャラバンハートに登場する【職業】
その名の通り遊んでばかりいるうえにステータスも低く、当然ながら戦闘には全く向いていない。
職業システムのあるDQ7では【笑わせ師】に出番を取られて登場していない。
が、笑わせ師を極めた先にあるのは究極の魔法職である【天地雷鳴士】なのでDQ3の遊び人と同じ血筋にはあるのかもしれない。
 
海外版表記は"Gadabout"/"goof off"(怠ける)/【JESTER】
 
DQ11Sでは異変後の【プチャラオ村】周辺でパレードするとき、【グレイグ】【ロウ】の服装がDQ3の男遊び人のものになる。

DQ3

データ

各種データ

職特性

 
成長率
(F:0 E:1 D:2 C:3 B:4 A:5~6 S:7~)小数点が付く場合+が付く。
成長率0もしくは成長限界値を超えていた場合、乱数判定で0か1上昇する。

レベル帯ちからすばやさたいりょくかしこさうんのよさ
1~10F(~5)DD(~6)C(~6)S
11~20E(6~)EC(7~)E(7~)A
21~30EEB(~25)ES
31~40EE(~80)E(26~)ES
41~50D(50~75)D(81~90)EE(~80)S
51~99F(76~)B(91~)EA(81~)S

 
成長限界値(赤字 オーバーフロー発生後)

レベル帯ちからすばやさたいりょくかしこさうんのよさ
1~1011~2512~3512~3513~4520~115
11~2026~4037~6037~6048~80125~251(~23)
21~3041~5562~8562~8583~1156~69(24~30)
31~4056~7087~11087~110118~15079~174
41~5071~85112~135112~135153~185184~247(41~47)
51~9986~157137~255137~255188~255(~70)2~254(48~72)
オーバーフロー帯---2~97(71~99)8~250(73~96)4~15(97~99)

解説

男はピエロ(クラウン)、女はバニーガールという外見。
この外見から判断するのならば男は道化師、女はコンパニオンという、遊びに来た人を楽しませる側の職業であり、後述の実態とは印象が異なる。
国際色豊かなドラクエ3という視点から見れば、この職業は近世新世界の影響を強く受けたデザインであり、ドラクエの意識する中世風ファンタジーとは少し時代がはずれる感じになる。
 
ステータスは総じて低く、高いのは【うんのよさ】だけ。
ただし装備は【ターバン】【けいこぎ】など、他の職業の専用品と思われる装備品をつまみ食いのように装備でき、また専用装備の【はでなふく】も割と早い段階で手に入るため序盤の防御面に関しては充実している。絶妙なバランスだ。
 
しかし最初こそまともに戦ってくれるものの、ある程度育てると、戦闘中1/4程度の確率でコマンド入力を無視して勝手に遊びだすようになってしまう。
レベルが上がるにつれいろいろな遊びをするようになるが、いずれもまったくの【無駄行動】であり、ただメッセージが変化するだけで戦闘には影響を及ぼさない。要は呪い装備による硬直と同じである。
充実の装備も中盤以降は打ち止めとなり、最終装備は【てつのおの】(女性は【ゆうわくのけん】)、はでなふく(女性は【まほうのビキニ】)か【みかわしのふく】【かわのたて】、ターバンと、【商人】にも劣る貧弱さ。
つまり、遊び人を連れているだけで冒険の難易度は跳ね上がるのだ。
【ルイーダの酒場】でも、
「遊び人は本当に役立たず。連れて行きたいなら十分に強くなってからシャレのつもりで仲間にしろ」
と忠告を受けるほどである。
 
【取扱説明書】にも以下のように明記されており、初心者が気軽に仲間にするような存在では断じてない。

『この職業は、「まったくの役立たず」と言ってよいでしょう。
 レベルが上るほど、ますます役に立たなくなります。
 仲間にしてプラスになることは、いっさいありません。』

しかし実はプラス要素が隠されており、レベル20になると悟りの書なしで賢者に転職できるという大きな特徴がある。
ただし、これは【堀井雄二】の意図ではなく、スタッフに押し切られて実装に至ったが、最後まで抵抗した模様。
説明書通りに一切プラスにならないのが、堀井雄二の本来の構想であった。
 
FC版当時は事前情報が無かったことで、遊び人に悟りの書を持たせて賢者に転職させるケースも普通にあった。
当時はまだ運の良さの効果も未解明で、とりあえず呪文使いには有利だろうと思われがちだった。
その場合は当然ながら悟りの書は消費されないので、悟りの書なしで転職できることに気付いたかもしれない。
しかし初見では状況的に悟りの書が使い捨てでは無かったと誤解する可能性のほうが高いであろう。
そのため他の職業も賢者を経由させようとして無計画に悟りの書を消費してしまうという事故も招いた。
 
また、【商人】に次いでレベルアップが早いため、転職できるようになるのも早い。
ただし、【MP】が全く成長しないため、転職時の初期MPは当然0で、呪文職から転職する場合に比べると、最大MPが30~40ほど低くなってしまう点は留意しておこう。
その代わり、他の職業から転職した場合に比べて運の良さは40~50ほど高くなる。状態変化に強い魔法職というのは悪くはない。
 
Lv20の【戦士】【武闘家】から賢者に転職しても、【ちから】【HP】などが極端に高くなったりはしないため、なんだかんだで非呪文職の中では、最も平均ステータスの高い賢者になれる。
繰り返すが、遊び人はレベルを上げれば上げるほど本当に役立たずになるため、レベル20以降も連れ歩くというのは、完全な趣味の世界になる。
 
あまり意識されることは少ないが、実はLv2~6の間は全職業で最も【かしこさ】が伸びる。
また、設定上はLv81~86の期間で再び極端な成長期を迎えるようになっているのだが、実際にはほとんど上がらない。
これにはカラクリがあり、内部的にはレベル70の段階で成長上限値が256を超えてオーバーフローを起こし、一桁に戻るのが原因である。
逆に、レベル90以降、一気に賢さが上昇する現象がよく起きる。
これは、同じく内部的にレベル86以上で上限値が下限値を兼ねるようになっており、下限値未満の場合賢さが爆発的に上昇するため。
賢さのパラメータを高くすること自体は実質的に無意味で、MPの伸びはレベルアップ時に上昇した値に依存する。
転職前にあまり賢さが高いと各レベルアップ時の賢さ上限値に引っ掛かり、MPがまるで伸びなくなってしまう。
さらに、遊び人でいる間はMPが一切伸びないため、高い賢さは無意味どころか転職後のMPの成長に悪影響を及ぼす。
一応、賢さを爆発的に上昇させて255近くまで到達させれば、あとは【かしこさのたね】をいくつか投与することで賢さの値を0に戻せるため、転職後のMP育成を考える上で完全に無駄とは言えない。
しかし、レベル98時の賢さ下限値は98のため、それより1低い97に合わせても255に到達させるためには158もの賢さ上昇値が求められる。
100以上の上昇量は滅多に見られないため、結局あまり現実的ではない。
 
【公式ガイドブック】のパーティ例に「金儲け重視型」というのがあり、勇者・武闘家・商人・遊び人で組まれている。
実際これはなかなか有用で、序盤はかなり強力な装備ができる商人と遊び人、装備なしでも強い武闘家で資金を節約でき、ダーマにたどり着いたら商人と遊び人を賢者にして一気にパーティーを強化できる。
ただ、序盤の魔法役が勇者以外に皆無になるため、少々キツイ面もある。
また、やはり賢者にするなら魔法職から転職させた方がMPは高くなるので、商人と遊び人から転職させるのは「転職時期が早くなる」というメリットのみになりがち。
ガチ攻略パーティーというよりは、手慣れたプレイヤーによるお遊びパーティーと言ったところだろう。
 
なお、他の職業から唯一遊び人への転職はできないので、遊び人が必要な時は最初から登録する必要がある。
このため、前作の【ローレシアの王子】に続く2人目の「絶対に呪文を使えるようにはならないキャラクター」とも言える。
後述の通り他の職業の呪文習得フラグのアドレスを遊びの習得フラグとして流用しているため、仮に何らかの手段で呪文職から無理矢理遊び人に変更しても呪文は一切使えない。

遊びの習得

覚える遊びは前期ロムと後期ロムで一部が異なっている。
前期ロムは全部で8種類、後期ロムは女性限定で1個多いが、上述の通りすべてが無駄行動。
呪文のようにレベルアップ時に習得していく形式(ただし、習得メッセージは出ない)で、他の職業の呪文習得フラグと同じアドレスを使用している。
理論上はほぼありえないような確率でLv20になるまで全く遊びを習得しないことも起こりうるが、前期ロムはだいたいはLv10になるまでには最初の遊びを覚えて遊び始める。後期ロムは前期ロムに比べて遊び始めるのが少し遅い代わりにLv20までに覚える遊びが1種類多い。

習得Lv内容対応する呪文フラグ
7-にっこり微笑むメラミ(魔)
ライデイン(勇)
12-仲間を励ますレムオル(魔)
ザオラル(勇)
14-いきなり逃げ出すマヒャド(魔)
ザオラル(勇)
15足がもつれて転ぶベギラマ(魔)
イオラ(勇)
19天に祈るボミオス(魔)
ラリホー(勇)
21-キザな台詞を言うパルプンテ(魔)
27仲間(※女性)のお尻を触るアバカム(魔)
ベホマズン(勇・移動中)
29不思議な踊りを踊るヒャダルコ(魔)
ベギラマ(勇)
30仲間を呼ぶドラゴラム(魔)
31-【イオナズン】を唱えてみるメラゾーマ(魔)
45-啖呵をきるメダパニ(魔)
60-(※女遊び人限定)自分のスカートをめくって敵に見せるシャナク(魔)

習得レベルは目安で、このレベル以降のレベルアップ時にそれなりに高確率で習得する(いずれも100%ではなく上限レベルもない)。
女性のお尻を触る遊びについては遊ぶ本人以外に女性の仲間がいない場合は習得済でも発動しない。
また、内部処理としては遊び人がレベルアップすることでオンになっていく習得フラグは魔法使い用(一部勇者と兼用)の32bitと僧侶用の2bit(ルカニとホイミ)の合計34個あるが、上記の表に記載されたもの以外は対応する遊びが設定されていないため機能していない。

フラグ詳細

太字が国内版の前期・後期ロムの少なくともどちらかで機能しているフラグ

習得Lv対応する呪文フラグ海外NES版
魔法使い僧侶
2イオラ様子を見る
4ヒャダイン歌う
5ルーラ・戦一休みする
7メラミスマイル
10ギラ物思いにふける
11リレミト挨拶する
12レムオル応援する
14マヒャド逃げ出す
15ベギラマ転ぶ
16スクルト身だしなみを整える
18ルカニ防御する
19ボミオス祈る
20スカラ身体を研ぎ澄ます
21パルプンテキザな台詞
25イオ尻込みする
26イオナズン指をさして笑う
27アバカム身体を触る
28メラジャザサイズ
29ヒャダルコ不思議な踊り
30ドラゴラム仲間を呼ぶ
31メラゾーマイオナズンを唱える
32バイキルト死体をつつく
33ラナルータ武器防具屋の真似
34マホトラガムを噛む
35ホイミ金縛り
37ベギラゴン死んだふり
39モシャス悪口を言う
40ヒャド突然悟る
45メダパニ啖呵を切る
50ルーラ・移お世辞を言う
60シャナクタトゥーを見せる
70インパス投げキッス
85トラマナダジャレを言う
95マホカンタ靴下のにおい

Lv95以降に魔法使いのマホカンタ、勇者ならベホマズン(戦闘中)に対応するフラグがオンになるが、やはり対応する遊びはない。これが後述のインタビューにおける「Lv96以上で覚える、最高レベルでも覚えるかどうかわからない究極の遊び」と捉えることもできる。だとすると容量不足により没になったのかもしれない。
なお、容量に余裕ができた北米NES版ではこれらの習得フラグすべてに遊びが設定されているので、興味のある人は確認してみるとよいだろう。
様子を見る、歌う、ダジャレを言う、悪口を言うなど、リメイク版でも採用されている遊びが主だが、「武器と防具の店の真似事」などの他では見られないオリジナルの遊びも存在する。
また、Lv40以降に覚える遊びは賢者に転職できるヒントになっている。今さらにもほどがあるが…。
ちなみに最大レベル間近で最後に覚える遊びは下記のようなものになっている。

"Character Name" catches a whiff of the socks.
The strong smell is drifting everywhere.

要約すると「靴下を脱いで、あたり一面に悪臭が漂う」というような内容である。
これがオリジナル版にも搭載される予定だったかどうかは不明だが、確かに「とんでもないこと」かもしれない。
 
後期ROMのごく一部の遊びを除き、遊ぶ内容に男女の違いはないため、女遊び人が女性キャラのお尻をさわることもあり、【ドラゴンクエスト4コママンガ劇場】などで散々ネタにされた。他にも、女遊び人が金目の物(特におうごんのツメ)が好きなネタもあった。
また「知られざる伝説」の巻末に掲載された漫画に上述のお尻を触るイタズラのネタもある。この漫画では「おんなせんしのおしりをさわった」になっているが、その漫画の中でお尻をさわられているのは女賢者である。
どっちが間違いなのかは定かではないが、女戦士は本書の扉絵の裏ページのイラストでビキニアーマーなだけでなく、後ろがお尻丸出しのTバック姿で描かれていただけに、この漫画でもちゃんと女戦士を描いて欲しかったと残念がった少年もいただろう。

ゲームブック版

男遊び人が「ラルフ」という名前で登場。
ルイーダの酒場で4人目の仲間として戦士ハルク・武闘家チェン・商人トランとの4人の中から選んで連れて行ける。
容姿はわからないが、マニィ曰く「ニヤけた男」らしい。
お調子者であり、マニィに対しては盛んにセクハラ的発言・行動をしては平手打ちを食らう。
当然ながら戦闘では毎回のように足を引っ張り(助けるための戦闘を強いられる)、ピラミッドに至っては【星降る腕輪】が無いと彼に気を取られているうちに主人公がやられてゲームオーバー。
 
しかし、中巻では賢者に転職。
性格は相変わらずであるものの、下巻では戦闘能力が上昇し、足を引っ張ることも少なくなる。
メチャクチャに攻撃呪文を唱えまくって敵を倒したり、【はぐれメタル】に会心の一撃を食らわせたりと大活躍。
そのはぐれメタルを倒して【幸せの靴】を手に入れられるのは彼のみなので、エンディングで上の世界に帰るための必須キャラでもある。

小説版

男の遊び人が登場する。名前は「ダリル・ドン・ロザン」で、通称「遊び人のロザン」。
【商人】サバロの悪友で、【アッサラーム】出身。おネエ口調。
ゲームとは違いピエロ衣装ではなく、プレイボーイで山師でギャンブラーという、現実世界で言う意味での「遊び人」である。
 
パーティには加わらないサブキャラクターで、【ロマリア】で初登場するが、サバロを唆し、二人で勇者一行の金を根こそぎ盗み逃亡する。
その金はロザンが持ってきた儲け話に投資して成功、【ポルトガ】【船】や新しい装備として返しているが、博打でイカサマしたことがバレてポルトガに居られなくなり逃亡。最後はサバロともどもサバロバーグの牢屋に入れられる。
 
性格的な理由でサバロ以外の仲間たちからは疎まれている。
しかしサバロにとっては、彼はいつもどこかから儲け話を持ってくるから離れられないのだそうだ。ただし、それを最後にぶち壊すのも彼なのだが。
そこから付き合いを見直そうとは思わず、目先の利益に飛び付くサバロとは性根の部分で似た者同士なのだろう。

CDシアター

何と【ガライ】の職業がこれである。
しかし、彼こそが遊び人と確認出来るのは魔法使いマリスの「何さ、ただの遊び人の癖して……」という台詞のみ。
本人は【吟遊詩人】を自称しており、見た目もゲーム本編のピエロとは全く異なる正統派の吟遊詩人である。
詳しくはガライの項目を参照。

余談

遊び人をゲームに登場させるにはスタッフ内で相当の紆余曲折があったらしく、【堀井雄二】は『ドラゴンクエストマスターズクラブ』上で次のように語っている。

遊び人が登場するまでは、なかなか大変だったんです。
ボクは始め(原文ママ)っから遊び人を入れるつもりだったんだけどね。
そーゆー役に立たないキャラクターを入れたら、プレイヤーは何か役に立つと思って一生懸命育てるんじゃないか、とか、おこっちゃうんじゃないかと、スタッフの人達から猛反対にあったんですね。
それを説きふせるのに、丸1日かかったのを覚えてますよ。
ボクとしては、オモシロイじゃないか、とゆーことでとにかく入れたかったんですよね。
イロイロな職業があるんだけど、そのキャラクターすべてがすべてクリアのために役立つってゆーのもね、なんかあまりにもさびしいような気がして。
なかには役立たずなキャラがいてもいいんじゃないかと…。
結果的には、受けたみたいですね。
レベルを上げれば上げるほど変なコトをするっていうのがオモシロイんでしょうね。
(中略)
よく覚えてないんだけど、レベル99なんていったら、とんでもないことをするんじゃなかったかな。
ゼヒとも1度は、みんなに遊び人を加えて楽しんでもらいたいなあ。

堀井雄二の豊かな遊び心の賜物と言えよう。
ある種では、この「単にクリアを目標とした以外での横道」という思考が後のカジノやベストドレッサーコンテストに繋がったともいえるか。
 
また、【知られざる伝説】では、ゲームデザイナーの【遠藤雅伸】

遊び人なんかはタイヘン楽しませてもらっていますね。レベル96以上になると本気でとんでもない遊びをしてくれますからね。
(中略)
中村君(ドラクエのプログラマー)に聞いた話では、最高レベルでも覚えるかどうか分からない究極の「遊び」もあるということですからね。

とインタビューで回答している。
近年の解析の結果、上述の通りそのような高レベルで覚える遊びは実装されておらず、これらは先述の賢さ上昇のことを指しているか、もしくは容量不足による没設定を記憶違いした誤情報と推定される。

DQ3(リメイク版)

データ

各種データ

習得呪文

習得Lv習得呪文
13【くちぶえ】

 
成長率
(F:0 E:1 D:2 C:3 B:4 A:5~6 S:7~)小数点が付く場合+が付く。
成長率0もしくは成長限界値を超えていた場合、乱数判定で0か1上昇する。

レベル帯ちからすばやさたいりょくかしこさうんのよさ
1~10F+DE+(~6)C(~6)S
11~20F+F+C(7~)E(7~)A
21~30F+F+C(~25)E(~25)S(~25)
31~40F+F+(~80)F+(26~)F+(26~)F+(26~)
41~50D(50~75)D(81~90)F+F+F+
51~99F+(76~)A(91~)F+F+F+

 
成長限界値

レベル帯ちからすばやさたいりょくかしこさうんのよさ
1~1024~4724~5926~6525~6040~151
11~2050~7562~8670~11563~90158~229
21~3078~10289~114120~15193~118224~
31~40105~130117~141154~179121~146-
41~50133~161144~169181~206149~173-
51~99165~172~-276~-

レベルごとの標準的なステータス(登録時の種は未考慮・255を超えて表示)
※女性の場合、初期値は体力が-1、賢さが+1

Lv素早体力賢さ
1436210
1010212621109
2017295631159
3025367440212
4032448247219
5042518955227
6062599762234
70826610470242
80957411277249
901009411985257
9910413912691263

解説

公式イラストのコスチュームは男女とも基本的には同じだが、女遊び人は酒瓶を片手に持っていて何やらアバズレ感が増している(FC版のイラストでもよく見ると酒瓶を傍に置いていたが)。
リメイクの際の仕様変更として、FC版とは違ってLv1から自重せずに遊ぶようになった。
他の職業から遊び人へ転職することが可能になった。悟りの書無しで賢者になれる特性も健在。
また、呪文扱いの口笛を覚えるためか、遊び人も賢さに応じてMPが成長するようになった。
運の良さは、FC版では成長限界値が3度もオーバーフローを起こしていたのに対して、こちらはオーバーフローを起こさない分、レベル20台でカンスト可能になった。
 
ステータスを見ると、Lv25までの運の高さが目立つ。運20%以上プラス補正の性格と合わせれば、その時点でカンストできる。
しかしLv25以降は急激にヘタれるので、無補正だとカンストはLv90近くになってしまう。
運以外を見ると、力は最低レベルで終わっている。Lv50くらいまでは魔法使いにすら負けているので、武器を使った物理攻撃は基本的に無理。
HPはLv25までならば僧侶程度にはある。MPはLv6までよく伸び、その後もLv25までは商人と同程度に伸びる。
しかしどちらも運と同様Lv25以降は急激にヘタれ、体力は最終的に全職業中ブッチギリで最下位。圧倒的に打たれ弱くなる。賢さも最終的には武闘家と同程度にしかならない。
素早さもLv10で打ち止め。その後はずっと低空飛行で、戦士よりわずかにマシという程度。Lv80以降で段階的にブーストがかかり、最終的にはギリギリで僧侶に勝つが、だからどうしたという話である。
いずれにせよ、縛りプレイでもない限り、遊び人を高レベルまで育てることはあり得ない。Lv20まで育てたら他の職業に転職するのが必須であると言える。
初期性格も、その前提で考える必要がある。というか、低レベル帯が最もステータスの伸びが良いので、ルイーダ登録時の初期性格こそが重要である。
早々に転職する点を考えれば、商人と同様、次の職業での戦い方に合わせて性格を決めると良い
よって、様々な性格の遊び人が考えられる。遊び人からどの職業へ転職するかをあらかじめ考えておき、各職業の記事を見て相性の良い性格を確認しておこう。
ただし商人と違って力が全く伸びないので、力重視の性格は相性が悪い。他のステータスが伸びる性格を選ぼう。
基本的に転職までずっと足手まといであり、次の職業との相性よりもダーマまでの道中の負担を少しでも減らすことを重視するなら、【タフガイ】にして弾除けにするのが安パイである。
なお、女性の場合はルイーダで新規登録する際、全職業中もっとも【セクシーギャル】にしやすいという利点がある。
 
遊びは「習得する」形式ではなく単純に現在Lvに紐づけられるようになり、そのレベル条件さえ満たせば発動できる。
遊びの種類が増え、男女それぞれの性別限定の遊びも登場した。
またDQ4の【トルネコ】から逆輸入したのか、敵にダメージを与えたり、【1ターン休み】の効果があったりと戦闘に影響を与える遊びも登場した。
FC版から引き継いだ遊びについても、テキスト量が増えたりなんらかの効果が付与されるなどの修正が加えられている他、全体的に発動するレベルが前倒しになっている。
ただし、遊びの発動タイミングや、遊びの内容は完全にランダムである。
遊び人自身はおろか他の仲間にとっても不都合な【状態変化】を引き起こす遊びもあるため、注意が必要である。
早期に行われる「石を拾ってお手玉」は、自分がダメージを受けることもあるが、この時期の10ダメージというのはかなり痛く、これで石に足を潰されて自分が死ぬことも多い。
レベル20で発動するようになる遊び「考え事」は、「私は遊んでいて良いのか、何か他にすべき事があるような気がする」と考え込むというもの。
レベル20で賢者に転職できる設定から来たメタ台詞であろう。
 
以下は、リメイク版で追加された何らかの効果のある遊びの一覧である。

Lv行動効果
1命令を無視して身を守る【ぼうぎょ】する
足がもつれて転ぶ稀に武器が飛んで行って通常攻撃。
3その場に倒れこむ眠ってしまう
Lv17以上だとときどき悪夢で金縛りにあって【麻痺】してしまう。
5石を拾ってお手玉敵か自分に10程度のダメージ。メタル系にも有効
11タップダンス身かわし率アップ
13指をぐるぐる回す敵か自分に【マヌーサ】
21ダジャレを言う敵全員1ターン休み。ただし失敗もある
23大声で歌う敵全員1ターン休みか逃げ出す
27くしゃみをする敵味方全員が1ターン休み
29流し目成功すると敵1体が1ターン休み
31怪談を始める仲間1人を1ターン休みにする
33王様/女王様ごっこ敵1体に攻撃
37みんなを励ます味方に【ピオリム】か敵に【ボミオス】
39悪口を言う敵に【ルカニ】【バイキルト】
酒を飲む
(GBC版では【ビバ・グレイプ】
酔って仲間に絡み、行動を封じることがある
41石を投げつける敵全体に20程度のダメージ。こちらもメタル系に有効
43ぱふぱふする男性はダメージ、女性は1ターン休み
45思いついた技を使用する種類はいろいろあるが効果は通常攻撃と同じ
49紙に火をつけて投げつける敵に【メラミ】程度のダメージ
50やさしい気持ち味方に【ベホマラー】の効果

見ての通り、性別限定の遊びは必ず対になっており効果の価値も大差はない。
ところで「くしゃみ」「やさしい気持ち」などいろいろ「遊び」ではなさそうなものがあるが、ツッコんだら負けなのだろう。
「くしゃみ」についてはドリフターズのコントで生まれた加藤茶の定番のギャグなので、そこからの引用かもしれない。
 
遊びのバリエーションが増えるのはLv50までで、それ以降はレベルを上げてもそれ以上の変化はない。
なお【みちくさ冒険ガイド】には「SFC版で遊び人のレベルを99にすると究極の遊びを覚えるという都市伝説があるが、実際はデマだった」という調査記録が載っている。
堀井雄二の発言から生まれた都市伝説なのか、そもそもそんな都市伝説が本当に存在したのかは不明である。

DQ6

データ

各種データ
職特性戦闘中に勝手に遊んでしまうことがある。熟練度が上がると遊びの種類が増える
マスター特典なし
転職条件なし
上級職遊び人+【踊り子】【スーパースター】

 
職補正

ステータス補正
SFC版リメイク版
ちから115/128(-10.2%)-10%
すばやさ89/128(-30.5%)-30%
みのまもり76/128(-40.6%)-40%
かしこさ102/128(-20.3%)-20%
かっこよさ134/128(+4.7%)+5%
最大HP89/128(-30.5%)-30%
最大MP76/128(-40.6%)-40%

 
習得特技と必要戦闘回数

称号習得特技戦闘回数
累積(前から)
1おぼえたて【あそび】-(-)
2あそびずき【くちぶえ】11(11)
3あさがえり【なめまわし】24(13)
4とまりあるき【ぱふぱふ】44(20)
5ゆうめいじん【ねる】66(22)
6かおパス【ひゃくれつなめ】81(15)
7あそびまくり【まねまね】117(36)
8あそびのてつじん【パルプンテ】154(37)

解説

かっこよさ以外のステータスが大きく下がり、しかも戦闘中勝手に遊んでしまう。
ある意味魔法使いよりも脆弱な職業なので、馬車の中で成長させること。
主力をこれにしてしまうと非常に辛いことになるので要注意。成長が意外と遅いのもきつい。
しかし「ひゃくれつなめ」「ねる」「くちぶえ」と、覚える特技はそこそこ便利なものがあり、侮れない。
これと踊り子とを極めるとなれるスーパースターは上級職で一番早く極められるので、主人公を勇者にするためこれに転職するプレイヤーも多い。
その間主人公は戦力として期待できないので、他の仲間は強めの職に就いてみんなでカバーするようにしよう。
堅実にプレイするのであれば、バトルマスターが向いているが、スーパースターのマスター特典もイベントで有効になる。
珍しくかっこよさの数値にプラス補正がつく職業だが、同じ基本職の踊り子の方が補正が大きいので、コンテスト目的で利用されることはない。
堅実な商人より、ちゃらんぽらんな遊び人が格好いいなんて不可解に思うかも知れないが、現実世界でも遊び人が妙にモテたりするので、それを反映したのかもしれない。
 
なお、★×2での称号は「あそびすぎ(遊び過ぎ)」ではなく「あそびずき(遊び好き)」なのだが、よく誤読され、かつては「遊び過ぎ」と書かれている攻略サイトなども多かった。まあ実際どっちでもいいことではあるが。
余談だが、よく見ると「朝帰り」「泊まり歩き」など、「遊び」の意味がいわゆる大人の世界の「遊び人」になっており、女性キャラだと余計にアブナイ感じになる。そうなると他の称号の「覚えたて」あたりも違う見え方ができてしまう。
元々、DQ3の時点から女遊び人はバニーガールだし、そっち方面の意味合いが込められているのかもしれない。
良い子は覚える特技で変なことを妄想しないように…。

DQ10オフライン

【主人公】【転職】でなれる職業の一つ。
他の職業のいずれかをレベル50まで育て、クエスト206【イマドキの遊び人】をクリアすることが転職条件。
 
ステータスデータ

 初期
(Lv1)
Lv70Lv99
基本増強最大基本増強最大
さいだいHP30467497617651711831
さいだいMP12252-352353453553
こうげき魔力9273-353385-465
かいふく魔力9246-336347-437
ちから11277-332389438493
みのまもり3156-221221281346
すばやさ10265275485373383593
きようさ10421431581594604754
みりょく7237277417335375515
スキルポイント098185
経験値02,329,31012,013,737

増強=その職業で得られるパッシブを含めた値
最大=他の職業を含めたすべてのパッシブを取得した状態
 
使用可能スキル

※大盾は装備できない。
 
レベルで習得する能力

Lv習得能力備考
Lv1【きまぐれ】(特性)
Lv4【きようさ】+10転職後も有効
Lv8【あそぶ】
Lv14【みりょく】+10転職後も有効
Lv20きまぐれな行動+5%
Lv24【くちぶえ】
Lv28【すばやさ】+10転職後も有効
Lv35きまぐれな行動+5%
Lv40【なめまわし】
Lv45【さいだいHP】+10転職後も有効
Lv50【ぱふぱふ】必殺技
Lv55みりょく+30
Lv60きまぐれな行動+5%
Lv65さいだいHP+20
クエスト【パルプンテ】必殺技
Ver.2で習得可能
Lv71【ほんきであそぶ】
Lv73【ひゃくれつなめ】
Lv75【まねまね】
Lv77特技と必殺の威力+20
Lv79特技の会心率+1.2%
Lv81被ダメージ10軽減
Lv83身かわし率+1.2%
Lv85【たまに再行動】
Lv87【テンション】維持
Lv89さいだいHP+30
Lv91【さいだいMP】+100
Lv93【ちから】+50
Lv95【みのまもり】+60
Lv97状態異常成功率+50%

 
職業クエスト
受注場所は【遊びハウス】【ウェナ諸島】【ミューズ海岸】にある【猫島】行き桟橋で、【ウィーブ】(渡し舟の船員とは別)と話すと行くことができる。
Lvは受注条件

解説

歴代作品で恒例となった遊びは、攻撃や特技の後に確率で追加発動する【きまぐれ】特性と、特技として任意発動できる【あそぶ】に分かれており、それぞれ効果も異なる。
DQ6の遊び人が覚えた【ぱふぱふ(特技)】【パルプンテ】も必殺技となって健在。

戦闘能力としては、同様にきまぐれ、あそぶを持つ【ダストン】の存在が鬼門。向こうは優秀な補助呪文、特技を多数覚え、きまぐれの確率を【スキルアップパネル】であげられてあそぶも【ほんきであそぶ】で超強化できると多くの面で水を開けられてしまう。遊び人固有の【ぱふぱふ】もスタン効果(+ダメージとアイテムドロップ)のある【ガラクタハンター】があるので、【パルプンテ】に賭けるかブーメランを持って雑魚散らしをするかになってしまう。
そのパルプンテもデメリットこそなくダメージ効果を引ければ全体攻撃としては強いが、テンション消費100と非常に重いので試行回数も稼ぎづらい。
戦闘以外ではくちぶえはシンボルの少ないモンスターを効率的に倒せるので、(レア)ドロップ集めの際などには便利。
上級職ながらレベルアップの必要経験値が下級職とほぼ変わらず、それでいてステータスは他の上級職よりは劣るが下級職よりはそれなりに上というのもお得。

遊び人Lv30でも賢者への転職のためのクエスト受注条件を満たすことになっている。
そもそも遊び人解放クエスト受注条件が上記の、とおり「どの職業でもいいのでLv50にする」というものなので、魔法使いと僧侶をLv30にした方が早いのだが、DQ3要素を入れたお「遊び」要素といったところだろうか?
 
職業クエストのNPCである【遊びクラブ】の仲間たちはいわゆる「パリピ」風であるが、DQ3の姿をした男女の遊び人も登場しているほか、職業装備はDQ3の男遊び人の公式イラストに似たピエロ服である。

Ver.2

一転してまさかの最強職に。
強化を消して守備力を0にしながら数ターンの行動不能も狙えるひゃくれつなめと、強力な単体攻撃に強力なダメージ増加デバフもついてくるブーメランの【レボルスライサー】という最強クラスの通常特技2つでパーティーの火力を爆増させてくれる。レベル解放で【ほんきであそぶ】も加わっている。
ひゃくれつなめの成功率が気になるようなら、レベルでのパッシブ習得前は使用時に短剣を持って状態異常成功率アップを活用するのもいいだろう。
元々範囲攻撃やSHT中の攻撃手段は強力で、さらにきまぐれにより攻撃するだけでもおまけの補助がつくため回復以外の攻撃、火力補助、デバフのどれも高い水準でこなせてしまう。
他の上位職に比べると少々劣るステータスもレベル90付近の固有パッシブで一気に優秀なレベルになるし(オンライン版で160スキルとして選択可能なものをほぼ全て習得でき、更に遊び人がそこでステータスパッシブを習得できたため)、最終盤ではあるが状態異常成功率アップを取得すれば守備力0や被ダメージ増加効果もほぼ必中となるため【バトルファンタズム】でも強い。
必要経験値の少なさによりこれらの終盤のパッシブも取得しやすく、Ver.2に入ってから新たに育てるのも可能な範囲なのも嬉しい。

DQ10オンライン

実装はサービス開始から6年経った2018年のVer.4.3からで、監修である【堀井雄二】の提案によるもの。
ゲームの趣旨として下級職上級職の概念がないため、賢者やスーパースターの下積みではなく、あくまで他の追加職業と同列として扱われている。
他の職業のいずれかをレベル50まで育てている必要がある代わりに、初期レベルが50から始まる。
詳しくはこちらを参照。

キャラバンハート

RANK称号戦闘中移動中
1あそびにんたわむれるあそびにいく
2ちょうあそびにんあそぶあそびにいく
3あそびマスターごうゆうあそびにいく
究極連携てんばつ

職特性

  • ベースキャンプに【カジノ】が設置される
  • 馬車に乗せているとたまに借金取りが現れ、所持金の3~6割程度が奪われることがある
  • 馬車に乗せているとたまに【きみょうなせきぞう】を作る

解説

戦闘中の効果がランダムで安定しないが、実は通信対戦ではトップクラスの性能を誇る。
というのも超遊び人の「あそぶ」の性能が

  • 眠る・考え事をする(効果なし)
  • くしゃみをする・だじゃれを言う(敵1体を耐性を無視して1回休み)
  • ずっこける(敵の守備力を無視してガードモンスターの攻撃力とほぼ同値のダメージ)

というもので、特に「ずっこける」の性能が非常に高い。というか会心の一撃と同じ効果である。
モンスターの攻撃力上限は999、HP上限も999なので、対戦では出ればほぼ確実に1匹持って行けてしまうのだ。
クシャミやダジャレも敵の回復を撹乱する上では有効。半分くらい遊んでいるが多めに見てあげよう。
なお、遊びマスターだとここに以下の遊びが追加される。

  • 踊っている(効果なし)
  • 言葉に出来ない様な悪口を言う(敵1体の攻撃力を倍加するか、守備力を下げる)
  • 火遊び(メラゾーマと同じ効果)
  • 歌う(敵1体を耐性を無視して確実に眠らせる)

結果、ずっこける確率が下がってしまうので、遊び人は超遊び人を使うのが鉄則とされている。
 
なお、「あそびにいく」はフィールド上で使うとアイテムを拾ってくるかモンスターを連れ帰ってきて戦闘になるかのどちらかが出る特技であり、ランクが上がるほどにアイテムの確率が増える。
究極連携の「てんばつ」は敵1体に確実に「ずっこける」と同等のダメージを与える効果。
要するに武闘家の究極連携と同じである。
いずれにせよ借金取りが現れてはもとも子も無いので、普段は連れ歩かず通信対戦時のみ馬車に乗せると良い。
 
エンディング前に加入出来るのは【ルンルン】のみ。そのため、すぐにカジノで遊びたい人以外はエンディングを過ぎるまでお預けにするのも可。
ちなみに、女性(子供)はヘアバンドが猫耳で、バニースーツに猫の尾がついていてバニーガールならぬキャットガールである。
裏エンディングで表示されるイラストからは危ない雰囲気が漂っている。年端もいかない子がこの様な格好をしているとは…。

あるくんです2

【あるくんです2】でスライムがコレに変身してしまう。
全ての地形のなじみ度をMAXにすることでようやく変身できたのによりによって遊び人とは…。
前作の【賢者】と同じ立ち位置。見た目はDQ3の男遊び人。要はピエロ。
ただ、ナリはこんなでも能力的には優秀で全ての地形で素早く動ける。ストレスも溜まらない。
若干戦闘に弱いがあまり戦闘が起こらないので、さほど気にならない。

星ドラ

2019年7月に実装された基本職。イメージイラストは男女共にピエロ。この職業のみ、【カジノ】の代替とされているゲームセンターにてコインの景品となっている「遊び人のさとりセット」を入手する必要がある。
職業スキルの「あそぶ」で色々な効果を持つ遊びがランダムで発動する他、職業特性の「気まぐれ」で自分のみにバフがかかる事もある。
基本ステータスが低い上にレベルアップが最も遅い職業だが、一定レベル毎にみかわし率と運の良さが上昇。また、遊び人だけのパーティで特定のダンジョンを攻略するという隠しミッションも存在する。
ロトシリーズ常設イベント「ルビスの光に導かれ」では、プレイヤーより先に遊び人の助っ人「マリリン」が登場している。見た目はゲーム内のバニースーツではなくDQ3のイメージイラストそのもの。
遊び人である間はレベル20が上限だが、特定のダンジョンからは賢者に転職し、女賢者と同様の見た目になる。

ウォーク

2020年9月に実装された基本職。対応するこころの色は青と紫。
戦闘中、一定の確率で命令を無視して遊ぶ。遊ぶ内容はDQ10のものに近い内容で、DQ3と10の遊び人を合わせたような感じ。
低レベルのうちはマイナス効果のものが多いが、レベルが上がると有用な遊びもできるようになる。
また、Lv55になると単独で賢者に転職が可能になるという3同様の隠し要素があり、賢者でのパッシブスキルも付く。
もっともLv50からLv55に必要な経験値で、別の基本職がLv50まで育って余るほどの必要経験値なので、上級職への効率的な転職を考えるとまさしくお遊び要素といえる位置づけ(全くの無駄ではないが)。
 
イベント「ドラゴンクエストIII ReWALK」ではイベント専用のルイーダの酒場で編成できるなかまとしても参戦。衣装は【バニースーツ】で女性のみ。
盗賊に次ぐ高いすばやさと強力な全体攻撃を兼ね備え、味方の補助もこなせる。遊びで無駄行動する可能性を踏まえたハイスペックキャラ。
職業特性はあそぶ、【ショータイム】。レベルアップで【バイキルト】【シャイニングボウ】【パルプンテ】【スクルト】【ふしぎなタンバリン】などを習得。

ドラけし!

現実で販売されているガム付きのドラけし2のシリアルコードを入手すると3の女遊び人「歴戦の遊び人・女」のドラけしをゲーム内で入手できる。
星3の黄属性で、スキルは円形範囲の敵ドラけし獲得率を上げる「ぱふぱふ」。
他にも【しにがみ】も入手可能。

ロトの紋章

出会った頃の【ポロン】の職業。
村の人を守るために戦死した両親の姿を見て、子供心に他人のために命懸けで戦うしがらみへの忌避感と戦うことへの恐怖心を抱いたポロンは、流星に撃たれて自分が死んだと勘違いした祖父・カミーロが葬式を行った事を機に村を抜け出し、「何事にもとらわれない」遊び人として旅立つ事となる。
遊び人として過ごした彼が、戦いの中で「守るために戦う」ことの意味を知り、賢王としての道を歩む所はDQ3の遊び人の設定を取り込んだと言える。
 
続編「紋章を継ぐ者達へ」では、呪文が一切使えなくなった世界となるも、ポロンは祖父の後を継いで船大工として陽気に生きている。
呪文使いなら絶望しかねない状況でも明るさを失わないのは、遊び人として生きた経験ゆえか。