【呪われしゼシカ】

Last-modified: 2024-02-26 (月) 00:49:35

DQ8

本編にて登場する【ボス級モンスター】
英語版での名前はEvil Jessica。
 
【ドルマゲス】撃破後、うっかり彼のを握ってしまい【暗黒神ラプソーン】に操られた【ゼシカ】である。
ラプソーンの呪いの影響で、【ウィッチレディ】のように顔色が悪くなり、額や胸部には血管が浮き出た姿となった。
口調こそ普段と同様だが、本来快活なゼシカが淡々と静かに物騒な台詞をかますので、容貌と相まってなかなか不気味である。また、ドルマゲスが何度も喋った「悲しい」という言葉も口にするようになっている。
味方が洗脳されて立ちはだかるというDQでは珍しいイベントゆえにインパクトはデカいが、それ以上にしばらくの間味方が3人に減るリスクがなかなか厳しい。

戦闘時

【リブルアーチ】にて【チェルス】殺害未遂現場に遭遇し、【ハワード】による種々のお使いを済ませ、再びリブルアーチで戦闘になる。
完全2回行動で通常攻撃の他、【ベギラゴン】【マヒャド】【メラゾーマ】で攻撃し、さらに空間を切り裂いて【シャドー】3匹を同時に呼び出したり、【ラリホーマ】も唱える。
呼び出されるシャドーは6匹までで、後に通常出現するものよりステータスが低く、冷たい息しか吐かない。
3人で戦うためかHPは1970と低めで、攻撃力や守備力はドルマゲス人間体と同等だが、回避率が高めで物理攻撃をよく避ける。

2回連続で唱えてくることはないが、ラリホーマで眠ったところへ攻撃呪文を受けると目が覚めないため危険。
【キアリク】を使えるククールがめざましリングを装備する(ゆうきスキルを上げているなら主人公でも可)か、ククールが杖スキルを上げているなら【マホカンタ】を使い、全員眠っている状況を避けたい。
ちなみに【判断力】が低く、マホカンタを張っていても全体呪文を平気で使ってくる(メラゾーマもマホカンタ中の対象に使うことがある)。
これらを用意できないのであれば、シャドーをわざと残しておき攻撃して目を覚まさせてもらうといいだろう。
また、ピオリムやマジックバリアといった補助呪文を使えるゼシカが敵に回ってしまうため、その恩恵が受けられない。
【プラチナメイル】【けんじゃのローブ】といった耐性防具を装備することも忘れないようにしたい。
リブルアーチに行けるようになった時点で【ベホップ】をスカウト出来るようになるので、そこから一気に【モンスター・バトルロード】を勝ち進んで【ドラゴンローブ】を入手出来ればククールの生存率が一気に上がる。
対策さえきちんとしていればそこまで威力の高い攻撃はしてこないため余程運が悪くない限りは全滅することはないだろう。
攻撃する場合はバギ、デイン系が有効。テンションを溜めてからライデインを使えばお供のシャドーを一掃できる。
その他、ルカニも低確率ではあるものの有効なのでかぶとわりで守備力を下げてもいい。
 

戦闘後

戦闘後はハワードの呪術によって無事正気に戻るが、操られていた時の事は記憶に残っており、彼女の口から諸悪の根源であるラプソーンの存在とその目的を主人公らは聞くこととなる。  
ちなみに戦闘時に使用していたベギラゴンとマヒャドは改めてハワードの力によって目覚めさせられ、以降は自由に使うことができるようになる。
ちなみに、シナリオ上この後に向かうオークニス周辺ではベギラゴンが、寄り道で竜骨の迷宮に向かうのならマヒャドがかなり役に立つ。
 
撃破後ゼシカにとどめをさすか否か、の選択肢が現れるが、実際にとどめをさそうとしてもトロデに止められる。
何でこんな選択肢入れたんですか堀井さん。
ゼシカの命と引き替えに一品物のアイテムが手に入る…というイベントは勿論起こらない。
素直にゼシカがパーティーに復帰したことを喜ぼう。
 

3DS版

声にエコーがかかっており、不気味さが増した。中の人の演技力も相まってかなり怖い。
3DS版ではバトルロードSランクに挑戦するにはゼシカが復帰することが条件であるため、この敵との戦いにドラゴンローブを装備、そして【モリー】を加えることは不可能である。
また、【追憶のゼシカ】が新たなボスとして登場した。
 
3DS版の公式ガイドブックでも「仲間が操られて主人公らの前に立ちはだかる」という重大な事案のネタバレを防ぐためか、名前は隠されている。ステータスや耐性は載っている(マルチェロも同様)。同様の手法はDQ10の攻略本が初出。

余談だが、3DS版では呼び出されたシャドーを倒すとカメラがシャドーがいた時の場所で固定される(PS2版ではカメラ位置を適宜リセットしてくれるので、取り巻きのシャドーを倒すと再びゼシカがアップで映る)。
このためシャドーが1グループの時はゼシカが右端に寄り、左右に2グループいた場合はカメラがやたら引きになるという現象が発生する。
ボスが画面のすみっこにいたりど真ん中に小さく映っている様子はなかなかシュールである。

バトルロードビクトリー

【レジェンドクエストVIII】の第七章の敵として【シャドー】を従えて登場する。
使用する技は「メラゾーマ」と「マヒャド」と魔法のみのため、メタル軍団で固めると彼女の攻撃は封殺できてしまう。盾は魔法の盾か竜神の盾がオススメ。エフェクト自体は必殺技のそれと同様だが、威力は通常ワザ相応のものに抑えられている。
敵専用キャラでありながらどちらの技にもナレーションが存在しており、【マネマネ】等で変身できると聞くことが可能。
 
レジェンドクエストVIの【テリー】同様、魔力のオーブを持っており満タンになるととどめの一撃を使われる。とどめの一撃はやはり【マダンテ】だが、ゼシカの顔がしっかり呪われしゼシカの怖い顔に変わっている。
また、【レティス】ではなく【魔犬レオパルド】に乗っての登場となっている。
神鳥の杖を媒介とする呪いのため、呪われた存在が同時に2体いることについてはツッコミどころではあるが、呪われたもの同士という共通点に加え、空を飛ぶ乗り物であるレティスに乗って登場する他のメンバーに合わせるという演出上の都合だろう。
 
ちなみに外部出演はクロスブレイドが出るまではこれのみであった。
モンスターズの場合はパーティーメンバーをモンスター扱いしたり、モンスターと配合するさせたりする訳にもいかず(その割にはトロデやピサロは普通にモンスターとして出てるが)、ゼシカ本人が出演している作品でも神鳥の杖とラプソーンが存在しなければ出すのが難しいからだと思われる。

クロスブレイド

第3弾の【シークレット】として、まさかのカード化。現状味方側で呪われしゼシカを使用できる唯一の作品となった。属性は暗黒。
スキルは必殺技を使った時にまりょくが大ダウンする「暴走する魔力」、3~5R目の自分ターンに、まりょくを闘気ゲージが多いほどアップする「魔王の片影」。
必殺技は【マダンテ】。レオパルドこそ登場しないが、演出は上記のバトルロードのものと同様。
 
物理一辺倒だった通常ゼシカと違い、こちらは通常攻撃も魔法扱いで必殺技も魔法の純粋な魔法アタッカー。
素で1560もの高いまりょくを持つ上に魔王の片影でさらにアップするのでかなり強力。
また実質的には初となるデメリットのみのスキルも所有しているがこれはマダンテの原作再現、もしくは強力さ故仕方のないことだと思って諦めよう。

星ドラ

DQ8イベント実装時は戦闘・登場シーンはなく、後編開始時に主人公達と離れていた間の出来事として【ククール】から軽く触れられているのみに留まっていた。
その後、2023年5月に実装された新イベントにて敵モンスターとして登場。【ドルマータ】【メラストーム】【ラリホーマ】【マダンテ】【暗黒セクシービーム】
などの多彩な呪文や技を放つ。

DQMSL

ラプソーンとのタッグ「呪われし魔女」及び転生後の「暗黒神と呪われし魔女」として登場。超伝説系。
タッグを組んでいるはずのラプソーンに呪われているらしく、一度倒されてラプソーンが消えると通常のゼシカに戻る。

ウォーク

DQ8コラボイベントで2022年6月16日より登場。
4章2話でボスとして登場し、以降は強敵モンスターとして登場する。
メラ系が最大弱点で、次いでイオ系が有効。デイン系が等倍で、それ以外は耐性がある。
助っ人にゼシカを使っていると参戦できず、絆レベルを上げるための経験値も得られない。
 
こころは紫色でコストは126。
傾向はゾーマに近く、攻撃魔力がかなり高い呪文攻撃型。
高グレードでは呪文ダメージ(特にメラ系、次いでイオ系)が増加し、ルカニに耐性がつくほか、HP25%以下で魔力の暴走率が5%増加する。

余談

呪われしゼシカは普段着のゼシカの色違い固定なので、見た目が変わる装備(【ゼシカの普段着】【バニースーツ】(+【うさみみバンド】【あみタイツ】)等を着せていても反映されない。
 
またラプソーンに操られた者たちの中では唯一殺人を犯していないが、「さすがにパーティメンバーに人を殺させる訳にはいかない」という製作上の都合があったのだろう。劇中の状況で考えるなら、主人公達の対処がそれだけ早かったのだと見るべきか。
 
なお、ソフト内の未使用データには、「ゼシカ」という名のモンスターが存在しているらしい。
たぶん【リーザス像の塔】のイベントで戦う予定だったものだと思われる。
 
ちなみにネーミング的には元になっていそうな「呪われたジェシカ」(原題:Let’s Scare Jessica to Death)というホラー映画(1972年公開)がある。