概要
DQ6で初登場したモンスター。
普通の【スライム】よりも二回りほど大きく、真っ黄色の体に黒いぶちがいっぱいという外見をしている。
歴代シリーズで初めての「スライムよりも弱いザコ」。
「ドラクエの最弱モンスターはスライム」という、シリーズの常識をぶち壊した存在。ぶちだけに。
ただし、明確にスライムよりも弱いのは初登場のDQ6での扱いだけで、他の作品で出演したときは普通にスライムより強い場合が多い。
現在では普通に受け入れられてはいるが、シリーズの常として「最弱はスライムじゃないと」というこだわりがある人も多く、また外見もブチ模様が気味悪がられたこともあって、発売当初は結構嫌われていた(特に上位種【ぶちスライムベス】のカラーは「病気みたい」と酷評だった)。
DQ10で再登場を果たすまで、後続のナンバリング作品には登場していなかった。DQ6未プレイの人は【ぶちキング】の存在もありモンスターズが初出だと思った人もいたようである
上位種に【ぶちスライムベス】と【ぶちベホマラー】がいる。
彼らは【スライムベス】や【ホイミスライム】よりも圧倒的に強い。
また星ドラに亜種としてぶちクッキーがいる。
DQ6
【ライフコッド】周辺や、【山肌の道】などに出現する。
上記の通り、冒険したての頃に出会う本作最弱のモンスターである。
攻撃手段は通常攻撃のみで、逃げ出すこともある。
なお、【モンスターレベル】は1で、いずれのエリアでも主人公がLv4以上から逃げるをキャンセルしなくなる。
ただ、 貧弱な装備での一人旅でスタートする本作では、こいつが4匹出てくると普通になぶり殺しにされたりもする。
最初の所持金で【たけのやり】を買えばちょうど一撃で倒せるようになる。
なお、妙にしつこく出現し、上の世界の【ダーマ神殿】付近にも群れで出現する。【エリアレベル】の関係で主人公のレベルが13以下だと逃げても回り込んでくることがある。
落とすアイテムは【やくそう】。
なお【カジノ】の【ポーカー】で使われるトランプでは、このモンスターがジョーカーの絵柄(他作品では【ベビーサタン】)になっている。
リメイク版では仲間にもなる。詳しくは【ぶちすけ】を参照。
また、DQ6の世界観と相まって非常に有名な考察が存在するモンスターとしても知られている。
「ぶちスライムは、『自分たちより弱いモンスターがいればいいのに』というスライムの夢である」という説で、ぶちスライムが夢の世界にしかおらず、逆に(雑魚敵の)スライムは現実世界にしかいないという事実から挙がった考察である。
さらに、現実世界で上位種のぶちスライムベスが出現する【ロンガデセオ】周辺には時期的に遥かに弱い普通のスライムも出現するため、これが上記の考察を裏付けるもの、すなわちこの辺りでぶちスライムベスにいじめられていたスライムの、「アイツらなんか僕より弱ければいいんだ!」という妄想が夢の世界でぶちスライムベスによく似たぶちスライムを生んだ、とする説もある。
ただし、これに関しては実際のところロンガデセオの北部が【ダーマ神殿】跡~【サンマリーノ】周辺という区域に含まれているためで、出現地域が同一で一緒の集団で出現するというわけではない。
ちなみに、同じく山肌の道に出るファーラットと上位種の【ケダモン】も「下位種と上位種が夢の世界と現実の世界に完全にわかれて登場するという共通点があり、しかもケダモンはスライムと共に現実の世界の山肌の道に出現する。
【マンドラゴラ】と【ポイズンキャロット】もこれに近い関係だが、ポイズンキャロットは夢の世界にも現れる。
漫画版
漫画版ではSFC原作で仲間にならないぶちスライムの【キズブチ】が仲間になる。
これは作者の【神崎まさおみ】がDQ6発売間もない頃にこいつを仲間にしようと頑張っていたのだが、後に仲間にならない事が判ってショックを受けた為、その憂さを晴らす為に登場させたとの事。
リメイクで仲間になった時は歓喜したと思われる。まあ、性格はキズブチとは全然違うが。
キズブチは序盤では他のぶちスライムにいじめられるような弱いぶちスライムとして描かれているが、【ホラービースト】戦や【ジャミラス】戦などで意外な活躍を見せ、【デスタムーア】戦に至っては逆転のキーキャラになるなど、主人公と共に成長が描かれる重要なキャラである。
DQ10オンライン
Ver.3.5より登場。過酷な環境にさらされた影響でスライムよりも格段に強くなったものの、経験値効率がいいので狩りの対象にされた。
「おめかしレアカラー券」で仲間のスライムの見た目をこいつに変更可能。
詳しくはこちらを参照。
DQM1・DQM2
スライム系のモンスターとして登場。【スライム系】×【獣系】の基本配合で生まれる。
こちらでは普通にスライムよりも強い。
覚える特技は【なかまをよぶ】、【なめまわし】、【まねまね】。
ぶちスライム同士を配合して、子の+値が5以上となる場合は、例外として【ぶちキング】が誕生する。
また、モンスターズ2ではDQ6と同様に最初に登場するモンスターとなっている。
耐性は全体的に低いが、成長が早くHPや攻撃力が上昇しやすい傾向にあるので、中盤までなら使ってみてもいいかもしれない。ただ、守備力は低いので【スクルト】などで補いたい。
ジョーカー2・2プロ
DQ6ではスライムよりちょっと大きかったが、こちらでは普通のスライムと同じ大きさで出てくる。
スライム系のEランク。
モーションはスライムのものが流用されると思いきや、新規のモーションが割り当てられている。
野生では出現しないが一般配合で作れ、ほかDS版DQ6とすれ違い通信を行うと戦え、そこでスカウトできる。
【デインブレイク】の特性を持つ。
スキルは【バギ&ギラ】。
プロフェッショナル版では特性に【ベタン系のコツ】、強化で【呪文会心出やすい】、最強化で【AI1~2回行動】が追加。
スライム×【スライムベス】の配合で作ることも可能になり、さらにこいつの4体配合でぶちキングができる。
テリワン3D
【ちからの扉】、【うらみの扉】に野生の個体が出現する。
また、【他国マスター】が連れていることもある。
特性は【スモールボディ】、【ベタン系のコツ】、【デインブレイク】、+25で【呪文会心出やすい】、+50で【AI1~2回行動】を習得。
スキルや配合面はJ2Pと変わらず。
【スライムツリー】にモーションが流用されている。
イルルカ
【新生配合】で【負けずぎらい】、【メガボディ】化で【こうどう はやい】、【ギガボディ】化で【会心出やすい】を習得する。
配合面は前作と同じ。
【砂漠の世界】の【幻の湖】にて、団長が自慢の手品で手下3人をコイツ3体に変えてけしかけてくる。
全体攻撃の【火の息】を吐くので、薬草は十分な数用意したほうがいい。他にも通常攻撃、【デイン】、【不思議な踊り】を使ってくる。近年のモンスターズシリーズでは【マホトラ系】が強化されているので不思議な踊りは結構危険。ドルマに弱いので、ここでも【ドラキー】が役立つ。
野生個体も砂漠の世界に登場。スライムが水辺に生息するのに対してこいつは砂漠に生息している。普通のスライムに比べて乾燥に強いのだろうか。
こいつの出現場所周辺にはクレーターのような窪みが幾つもあるが、こいつの寝床であるらしく、時間帯や天候によっては窪みの中でじっとしている様子が見られる。
余談だが、ここで出てくるぶちスライムは上記の通り団長の手下が変身したものだが、どうみても野郎3人組なのに、【イケメンマガジン】を使わずとも、何故か♀の個体も出てくる。何があった?
また、マルタの国にはコイツを欲しがる女の子がいるので、砂漠で1体スカウトしてプレゼントしておこう。これをやっておかないと【格闘場】のSクラスに挑戦できないので注意(コイツを女の子にあげるイベントはGB版にもある)。
イルルカSP
こいつ2体、【スライムベス】、【あくまのカガミ】の4体配合で【ぶちスライムベス】が作れるようになった。
【天空の世界】で普通に野生で出るのでそっちをスカウトした方が早いが、あくまのかがみさえ用意できれば序盤にも作れる。
【超ギガボディ】化で【最後のあがき】を習得。
DQM3
スライム系のFランク。
野生では出現せず、魔獣系と【スライム】、【スライムベス】と【ベビーパンサー】の配合で生まれる。
特性は【ツッコミ】、【ラブリー】(Lv.20)、【電撃ブレイク大】(Lv.40)。
Lサイズ化で【1~3回行動】、【ちからため】、【全体攻撃】(Lv.60)も習得する。
所持スキルは【イエローソード】。
【ドロヌーバ】との配合で【ストーンスライム】、【もりもりベス】との配合で【ぶちスライムベス】が生まれる。
バトルロード2レジェンド
【レジェンドクエストVI】の第一章で登場。
【ファーラット】、【シールドこぞう】と組んで現れる。
技は「ぶちストライク」と「ためる」。モーションは【スライム】と【スライムベス】の流用。
力を溜めて仲間の攻撃力を上げるが、所詮はスライムなので気にしなくて良い。お供の攻撃力も低いし……。
そのせいか、ビクトリーでは出番が無くなってしまった。
星ドラ
2015年11月19日開催の「まもの軍団イベント スライム軍団があらわれた!」にて登場。スライム系モンスター。
ライバルズ
第8弾「一攫千金!カジノパラダイス」で実装された魔法使い専用カード。レアリティはレア。
3/1/1 スライム系
召喚時:GET(1)
BET:攻撃力+1
死亡時:このユニットの攻撃力の数分1/1のスライムを出す
攻撃力を上げれば上げるほど死亡時にたくさんのスライムを展開する事ができる。
【コイン】でのBET以外にも【つむりんママ】や【スライムファング】など攻撃力をあげる効果は多いので使いやすい。
この効果でスライムを大量展開して【ダークキング】や【スラフォース】に繋げるのが強いコンボとして使われた。
【ぶちキング】からも分裂して出てくる。
ウォーク
メインストーリー1章10話~2章5話などで出現。はね飛んで攻撃してくる。
こころの色は青でコストは17。
本作ではDQMシリーズやDQ10等と違い3Dモデルがスライムと差別化されておらず、扱い的には「スライムの色違い」となる。
アップデートで仲間モンスターとしても追加された。
【闇竜バルボロス】以外で唯一の【かがやくいき】所持者で、特性に電光石火を持つ。
特性と特技だけ見ると意外と使えそうに見えて状態異常耐性は悲惨そのもので、HPもかなり低いため活躍させるのは難しい。すばやさはかなりの高さで攻撃魔力やきようさも悪くないため残念な所。
かがやく息を覚えない場合でも最低限【ライデイン】は習得、耐性系も【りゅうおう】の流行で需要が上がった「すばやさ減耐性」も習得できるなど継承玉の抜き出し要員としてはこの上なく優秀。
タクト
2021年7月16日開催の1周年イベント「ドラゴンクエストVIイベント」にて、ドロップモンスターとして登場。
スライム系Fランク、こうげきタイプ。
とくぎは「やくそう」/「ジャンプこうげき」
ドラけし!
恒常ステージのノッケの森の中盤、たまに登場。
星1の黄属性で、スキルは菱形の範囲を物理攻撃する「ジャンプ攻撃」。