【ハーゴンのきし】

Last-modified: 2024-02-17 (土) 15:13:28

概要

DQ2が初出のモンスター。
名前通り【ハーゴン】直属の精鋭部隊。
傾いている骸骨モンスター【アンデッドマン】【スカルナイト】の最上位種で紫の装備に青い骨をしている。
 
DQ2以来本編には姿を見せておらず、外伝作品への出演もDQ2と関わりの深いビルダーズ2とモンスターズ等のDQ2イベントでの登場のみ。これは「ハーゴンの騎士」という肩書きのせいだろう。
と言うのも、過去作の要素を積極的に再利用しているDQ9・10・3DS版11を除いたナンバリング作品に、ボスとしての地位を保ったまま再登場できた固有名称持ちの【ボス級モンスター】は、【カンダタ】【エスターク】【グラコス】くらいである。
このうちエスタークは隠しボス的な存在でその作品の本編世界との関わりは明示されておらず、カンダタは荒くれの称号かの如く同名の別人扱い、グラコスは設定をまるっきり変更した上でそれぞれDQ3・5、DQ6・7と二つのナンバリング作品の本編シナリオに関わっているが、これはシリーズ内でも異例の扱い。
ハーゴンはストーリー内でもかなり重要な位置にいるため、彼らのような扱いを受けて外伝以外で再登場する事はほぼ考えられないので、自ずと直属の騎士である彼等の出番は無くなる。
【ピサロのてさき】【ピサロナイト】など、黒幕である主君の名を名乗ったがためにナンバリング作品に再登場できる可能性が絶望的なヤツは他にもいる。しかもキャラ人気のある【ピサロ】と違ってハーゴン個人がプッシュされることもまずない上に、ハーゴンには【アトラス】【バズズ】【ベリアル】というもっと印象的な直属がいるので二重に悲惨。
上司の固有名詞を出さず「じゃきょうきし」とでも名付けられていれば、【まおうのつかい】【まおうのかげ】のように複数の後作に出演できたかも…と同情もさせられる。
 
ちなみに、この系統はDQ11シリーズにも登場したが、ロンダルキアへの洞窟に行ける(PS4版DQ11除く)にも関わらず彼らだけ登場せず。代わりに似た境遇の新顔が登場したが…ソイツも本編での再登場は絶望的である。

DQ2

【ロンダルキアへの洞窟】4Fにのみ出現するモンスター。
4Fとは、かの有名な落とし穴だらけのフロアから落下した先のだだっ広いフロア。よって、落とし穴に落ちまくった人は何度も戦っただろうが、逆に法則に気付いたり攻略本片手にスイスイ進んだりしてしまった人は一度も戦わずに終わった可能性もあり。
「ハーゴンの騎士」を名乗っているにもかかわらず、敵の本拠地である【ハーゴンの神殿】には何故か出現しない。元はハーゴンの神殿に出る予定だったのだろうか?実力的には神殿に出ても違和感はなかったのだが。実際、神殿3Fにはこいつよりやや弱い【バーサーカー】が出る。
 
最大4匹で出現し、気まぐれ2回攻撃や【ルカナン】を主体に【痛恨の一撃】【ベホイミ】(自グループのみ)も使用したりと多彩な攻撃パターンで襲い掛かってくる。
攻撃力が125と高く、ロンダルキアへの洞窟内の敵では【ドラゴン】に次ぐ火力。【キラーマシン】やバーサーカー、【グール】といった猛者たちをも上回る。
ルカナンこそほぼ無駄行動であるものの、キラーマシーンを超えるパワーで放ってくる2回攻撃の威力は凄まじく、HPの低い【サマルトリアの王子】【ムーンブルクの王女】が集中的に襲われるとほぼお陀仏。当然、痛恨の一撃が来れば【ローレシアの王子】もあっさりと倒されてしまう。
高い攻撃力を封じたくもなるが【ラリホー】は全く効かず、【マヌーサ】は効いたところで効果は薄い。【スクルト】も同様である。よって、被害を最小限に抑える為には、やはり速攻で倒すしか無いだろう。
 
ただし、攻撃回避率が非常に高く、FC版では回避率1/8という、全モンスターの中でもトップの数値。
連続で攻撃をかわされる事もザラにあるので、意外にも通常攻撃はリスクが高い。熾烈な戦いを強いられる洞窟内ではMPを節約したくもなるのだが、比較的効きやすい攻撃呪文を駆使して一掃を狙った方が良いかもしれない。
リメイク版ではルカナンの性能が大幅に上がった他、ベホイミの回復量が上昇して必ず全回復するようになり、また守備力が倍になって相応に厄介な存在となった。反面マヌーサやスクルトの効果が期待できるようになったので、ダメージを抑えるのもよい。
 
ちなみにレアアイテムである【いなずまのけん】を落とすことで有名。とはいえ確率は【メイジバピラス】の不思議な帽子と同じ1/128で最も低いレベルなので、攻略本を片手にロンダルキアへの洞窟を探した方が早いかもしれない…というかネットが普及して情報を得ることが簡単になった現在は絶対その方が早い。
なお、オリジナル版ではすでに持っているとドロップしないし、宝箱から拾う前にドロップで手に入れた場合、宝箱の中身は「からっぽ」になるので2本入手することはできない。
リメイク版では複数入手可能。なお、獲得時には全モンスター中唯一SEが鳴る。
ローレしか装備できないものの、【いかずちのつえ】が1本しか所持できないこともあり、これによって3人ともノーコストで【バギ】(しかも内2人はバギ+α)を放つことができるようになる。
 
上述の通り残念ながらハーゴンの騎士は今作でしか出番は無かったが、2回攻撃や高い攻撃力、回復呪文とルカナン等といった特徴は多くの骸骨剣士系のモンスターに受け継がれた。

バトルロード2レジェンド

敵専用枠として【レジェンドクエストII】でようやく再登場を果たした。似たような立場のピサロナイトはジョーカーに登場していたのに随分と遅れたものである。
第五章にて【キラーマシン】【ドラゴン】と共に現れる。 使う技は「邪神の刻印」と「かなしばり」。僧侶、勇者と組んだアンデッドマンの使い回し。ビクトリーでは第六章で【バーサーカー】【あくましんかん】と共に現れる。

ビルダーズ2

DQ2との繋がりが強い今作において、ついにコンシューマ機に再登場を果たす。
【ムーンブルク島】【ヤミヤミ島】【マガマガ島】に出現。ムーンブルク島においては【ハーゴン教団】の騎士として【ムーンペタ】奪還戦など各地に登場する。【キッシム】はこの種族。
 
【そざい島】においてはザコ敵として出現するが数は多くない。
原作よろしくそざい島のものは倒すとかなり低確率でいなずまのけんを落とすが、【破壊天体シドー】で入手し損なった場合にはここでしか再入手のチャンスはない。ただし1本でもゲットできれば作れるようになる。
とはいえハーゴンのきしそのものもマップ全体で1体しか出ない上にドロップ率も低く、400体近く狩ってもまだ出ないという報告すらあるので根気よく挑戦する必要がある。また図鑑を完璧に埋めたい場合も一つは粘る必要があるのでやり込み派は頑張ろう。
運が良ければすぐ出る可能性もあるが、大抵は100体、200体単位で狩る必要があると思うべし。
上陸地点かビルダー百景の近くにいる事が多いので、ワープしてそこら辺を重点的に探すと効率が良い。
スポーン位置を調整し【トゲわな】を敷き詰めて放置すると自動狩り出来るが調整が難しく、しかも5分おきに1体しか出現しないので一晩放置等でもない限り時間がかかりすぎて却って効率が悪い。手間を惜しまないなら1体倒す毎に入りなおした方が早い。

DQMSL

2016年9月実装。ゾンビ系Sランクの討伐モンスター。DQ2コラボイベントで手に入る。
習得特技は【眠り】【マ素】特効の全体斬撃「ナイトメアソード」と、【はやぶさ斬り】
実装当初は全系統素早さ10%アップのリーダー特性に加え、【みがわり】【亡者の執念】特性を併せ持っていたため、オンライン対戦でのリーダー役兼壁役として蔓延しすぎた為にリーダー特性をゾンビ系のみ対象に下方修正されてしまった。
更に現在では亡者の執念対策の特技などが多数実装されてしまい、採用率はそれほど高くない。下位種の【スカルナイト】もみがわりと亡者特性を持っている為、むしろ低ウェイトのそちらの方が採用される事が多くなってしまった始末。
余談だが、豆知識には「魔物から王家を守った騎士が、仇敵であるハーゴンを守る存在となった」とある。まさかその王家というのは……?
これが本当なら倒して昇天させるのが最善の無用というものだろう。

ドラけし!

ロンダルキアへの洞窟の後半のボス。表記は「ハーゴンの騎士」。
ドラけしは星4で属性は青。一度ボス面をクリアしたうえで58万点以上達成するとミッションからもらえる。スキルは2回×字範囲を物理攻撃する「れんぞくこうげき」。