トルネコ3
【山脈の尾根】全域と【異世界の迷宮】41～45Fに存在する、部屋や通路を除いた穴（崖）の地形を指す。時々「谷底」とも呼ばれる。
GBA版では、【新界の試練】65F～69Fと【異世界の試練】41～45Fも該当する。
簡単に言えば、通常ダンジョンの壁が穴（崖）になった部分。壁が存在しないので見通しが良いのが特徴。
基本的な特徴は【浮遊系】モンスターのみが通過でき、その他のモンスターは通過できない。
操作キャラクターの場合は、【通過の指輪】・【しにがみの指輪】を装備していても、浮けないので一切通過できない。
ただし、全共通で投げたアイテム・矢系の飛び道具・石系の【放物線投げ】・杖系の魔法弾は通過し、その先に対象キャラクターが存在すれば通常通りの効果を与える。
モンスターや操作キャラクターが落ちた場合は即死（落下死）せず、水路と同じくフロアの何処かに【ワープ】するので安心。
なお、ここに落ちたアイテムは【水路】と異なり落ちた時点で消滅するので注意。GBA版ではなぜか煙が発生し、そのまま煙と共に消滅する。
つまり【ひきよせの巻物】・【すいこみの壺】・【水がれの巻物】等によるアイテム回収ができない。
特にシナリオ攻略中、山脈の尾根の狭い通路で【ミニデーモン】に【保存の壺】（なぜか【ふつうの壺】も対象に含まれている）を盗まれ、壺の中身を谷底へ落とされ痛い目に遭ったプレイヤーは多いはず。
倒されたらセーブデータが消滅する【バリナボチャレンジモード】でうっかり受けてしまえば、アイテムの再回収が命懸けなのでできれば避けたい。
これを予防するには【ミニデーモンの指輪】が必要。ちょっとレアアイテムだが、持っていれば他に【ブラッドハンド】対策にもなるので便利。
最大の特徴は、見通しが良いので浮遊系モンスターが【プレイヤーキャラクター】の位置を完璧に把握しており、何処へ逃げても必ず一直線に向かってくる点である。
なお【ゆうれい】・【ドラキーマ】・【ホイミスライム】等の【きまぐれ】に動く特性を持つモンスターは、そちらが優先される。
谷が存在するフロアは基本的に限定的なので、普通にプレイしていて苦戦するのは【メイジキメラ】Lv2が大量発生する【浮遊ゾーン】だけだろう。
余談だが、GBA版では【ひょうがまじん】系統とこの谷に関与して致命的な問題点が1つ存在する（詳細は『ひょうがまじん』の項目を参照）が、ゲーム自体に弊害は及ぼさないので安心して欲しい。
なお、この地形のダンジョンで【スポットの石像】の効果が発動すると、暗闇の中に包まれず、白い霧の中に包まれるという珍しい光景を見られる。