【ワープ】

Last-modified: 2025-01-08 (水) 20:54:39

概要

SF作品などによく登場する移動手段で、簡潔に言うと「一瞬で別の場所に移動する」こと。瞬間移動ともいう。
「warp」という単語自体は元々は「歪み」や「ねじれ」を意味し、現代での日本語のワープはアメリカドラマの「スタートレック」における超光速推進航法「warp drive」という言葉が略されて瞬間移動の意味で定着した形である。
SF等の空想科学におけるワープの原理や理論については書籍等に詳しいので、本サイトでは扱わない。
 
ビデオゲームでは頻繁に登場する要素であり、例えばアクションゲームでは現在のステージのゴールを無視して別のステージに一足飛びで進んだり、同じステージ内の別の場所に移動したりする仕掛けがある。
RPGでは移動の手間の軽減や時間の短縮を含め、プレイヤーの利便性を向上する目的で取り入れられているが、逆にワープを使わないと行けない場所もあったりする。
ドラクエシリーズにおいては本編や外伝を含め【ルーラ】【リレミト】【バシルーラ】等の呪文で自分から移動したり、対象を移動させたりできる。
また【おもいでのすず】【キメラのつばさ】【ルーラ草】【ゴール草】等のアイテムを使用すると、その場から手軽に別の場所に移動できる。
地面や壁に設置された【旅の扉】【魔法陣】【時空の裂け目】等のオブジェクトでも、近付くと【階段】を移動する要領で、別の場所へワープできる。
ダンジョン等にある【無限ループ】も原理上は「元の場所へ戻る」のワープと同じ。また仕様上故意に起こすならば【デスルーラ】も立派なワープの一種にあたる。
広義のワープ手段としては、SFC版DQ5の【レヌール城】【ワープの壺】、DQ6の光がもれている井戸、DQ7の石版の台座も含まれる。
 
イベントによってはプレイヤー目線でNPCやオブジェクトが明らかに不自然なワープを披露することがしばしばある。
特に敵キャラクターに多く、不可思議な術で突然目の前に現れたり消えたりする。その他【はぐれメタルコンベアー】等も有名。

不思議のダンジョンシリーズ

敵を同じ階の別の部屋にワープさせたり、反対にプレイヤー(【トルネコ】【ポポロ】【ヤンガス】)が予期せぬ場所にワープする効果を持つアイテムが存在する。
【バシルーラの杖】【ドルイドの杖】【げんじゅつしの杖】【ようじゅつしの杖】【ルーラ草】【ルーラの指輪】【パルプンテの巻物】等が該当する。
 
上述は基本的にどの位置にワープするかはランダムだが、必ず【階段】の位置にワープさせる【一時しのぎの杖】などの例外もある。
その他玄人向けだが【ワープの壺】は2つ揃えて初めて発揮する効果で、これは「片方を入口、片方を出口」として、好きな場所へのワープもできる。
【ワープゾーン】はその名の通り、踏んだ操作キャラクターまたは作品によって踏んだモンスターを別の場所へワープさせる【ワナ】の一種である。
 
プレイヤーをワープさせてくるモンスターは【きめんどうし】【ドルイド】【げんじゅつし】【ようじゅつし】が存在する。上述の杖の効果の持ち主でもある。
自身がワープするモンスター(特技使用後を含む)は【はぐれメタル】【メタルキング】【ベビーサタン】系・【わらいぶくろ】【邪悪な箱】等が該当する。
 
また、同じ部屋でプレイヤーを見つけると、隣にワープして一気に距離を詰めてくる能力を持つモンスターも存在する。
トルネコ2の【マンドラゴラ】、トルネコ3の【ダンスキャロット】【キメラ】系・【メトロゴースト】【ヘルゴースト】等が該当する。
これは攻略本だと「ワープ能力」と呼ばれているが、GBA版トルネコ3の「かっとびハウス」というシステムにあやかって【かっとび能力】という名称の項目で解説する。

ビルダーズ2

本作ではシリーズ常連のルーラは登場しないが、独自のシステムとして各種登録地点にルーラのようにその場所に一瞬で飛ぶことが可能となっている。
共通の【船着き場】の他、【からっぽ島】の各種かいたく地の石板、各種ストーリー島の【みちびきの玉】【そざい島】【ビルダー100景】(ただし同島ごとにコンプリートが必要)および上陸拠点がワープ先に登録される。
また、【超スーパーカー】【旅の扉】にもワープ可能であり、これらを利用して任意の場所にワープポイントを設けるテクニックもある。
 
時折NPCがしれっと「わーぷで移動」などと発言することがあるが、このワープ能力について作中での掘り下げは一切ない。

ドラけし!

ステージ内のギミックとして登場。
青い穴から入ったものが黄色い穴に移動し、破壊は不可能。