FF5
吟遊詩人のLv2アビリティ。竪琴が装備可能になる。要累計75ABP。
このアビリティの真価は低コストの素早さブースターの方。
セットすると、素早さと魔力が吟遊詩人並みの数値までアップする(素早さ+8、魔力+11)。
- 追加ジョブを除けば吟遊詩人の素早さ補正はシーフ、忍者&魔法剣士、狩人に次いで第5位と優秀。
魔力は第7位で青魔道士(+23)と赤魔道士(+8)の間。
必要ABPは「かくれる」と合わせても累計わずか75と非常に少なく、〇〇装備系中で低コストNo.1。
飛竜の谷をレクイエムで無双した頃には自然と習得目前だろう。
「ゆみやそうび」「ちょこまかうごく」の方が素早さ補正が高いがこれらは累計195ABP・635ABPと、前者はともかく後者の必要ABPは多い。
- 〇〇装備系中、「鞭装備」が要160ABPで第2位。「弓矢装備」が第3位で195ABP。弓矢装備自体は他の装備アビリティが平均400以上なのでかなり安価。
- 「素手装備+力50」と解釈すれば格闘が45ABP。
鈍足な魔道士系ジョブにつけることで、手軽に素早さを上げることができる。
全体攻撃が得意にもかかわらずバーサーカーに次いで鈍足な召喚士のお手軽素早さブースター。
- 忍術のために忍者の魔力を上げることもできるが、竪琴と二刀流の相性も悪く、魔力ブーストなら適当な魔法をセットしたほうが良いので不向き(黒魔法L1でも補正+16と竪琴装備の+11より上)。
「とりあえず物理ジョブに格闘」と並んで、「とりあえず鈍足なジョブに竪琴装備」。
FF5では敵を無力化する手段が強力かつ豊富なので、素早さを上げられるのは大変ありがたい。
時魔道士、白魔道士につけると攻撃手段に乏しくターンばかり回ってくるが、先制が容易な点に着目すれば補助役の魔道士系ジョブにとっても充分有用なアビリティ。
敵に対して確実に先制したい場合、正宗やエルメスの靴が出る終盤まではとにかく素早さで上回るしかないので、竪琴装備をセットすれば装備補正やキャラ補正と合わせて30中盤程度の素早さが安価に確保でき、それ未満の素早さの敵に対して先手の睡眠・麻痺・ストップ・沈黙などで押さえ込むことが可能になる。
これだと回復にあまり手を割かなくても良くなるので、どんな耐性にも柔軟に対応できるように竪琴装備の補助役を複数用意してもいいだろう。
- 手番や回転数ばかりを気にすると先制の有用性を見落としてしまう。
ヘイストの効果は絶大だが、比較として竪琴装備自体の素早さブーストはそれほど劇的なものではない。
ダンジョン攻略の道中などでは、先手で状態異常にさせる必要のない場合の時魔・白魔は地形など攻撃用のアビリティを付けて使い分ける。
- ボス戦はヘイストで事足りる。FF5のボス戦をはじめとする長期戦では白魔導士、時魔導士、薬師などの補助系ジョブはやることが無く防御のターン回しのみになりがちなので、素直に攻撃用もしくは相手に合わせたアビリティをつけてあげた方がいい。
- 補助役の終着点としては竪琴装備の先のうたうがある。
後列攻撃が有効なのも魔法使いにとっては地味なメリット。
ただし多くの魔術師が初期装備可能なロッドやフレイルでも、やっぱり後列攻撃は可能である。
- 槌矛、ロッド系の武器はしょっちゅう外れる上にロッドは斧以上に威力が不安定なのでイライラを抑えられる面で
竪琴や弓矢の方が有利ではある。
魔道士に打撃をさせるよりは、普通に魔法を撃つか初めから何もさせないかの方がシンプルで堅実。- ロッドではなく杖系はすべて必中。竪琴は与えるダメージ割合が低いのでどうしても魔法以外で攻撃に参加させたいならば素直に鞭装備や地形でもつけた方がいいだろう。
竪琴はダメージ性能は低いが追加効果が優秀。
第二世界での入手になるが、夢の竪琴やラミアの竪琴でMPを使わずに敵を足止めできる。
雑魚戦では暇な時魔あたりに向いているかも。
素早さと魔力の両者にプラス補正がかかるのは実はこのアビリティだけなので、バーサーカー+ルーンアクスと非常に相性が良い。
- この「竪琴装備のアビリティを付けるが竪琴は装備しない」という運用方法が実はどの鈍足ジョブにも応用でき強力。
GBA版以降ではアポロンのハープ目的にネクロマンサーに付けて、暗黒魔法のダークフレア(エクスデスソウル)やイービルミスト(正体不明(不定形)・ドラゴンゾンビー)習得にも有効。
「盾ごと装備」ではない。
両手で持たなきゃいけない武器でも盾ごと装備して戦える、みたいな…。