キャラクター/【ダガー】

Last-modified: 2023-08-26 (土) 07:51:29

武器/【ダガー】

FF9

ガーネットの世を忍ぶ仮の名前。少々おせっかいが過ぎるのが特徴。
プレイ前に彼女の名前がダガーなのかガーネットなのか混乱したプレイヤーも少なからずいると思われる。
それにしても、武器の名前をそのまま使うという安直さに少々驚きを隠せない。

  • 名前入力時のデフォルトネームであるが、あくまで偽名であるためか攻略サイトなどでは「ガーネット」の方が多く使用されているようだ。
  • 「ダガー」の安直さに嫌気がさし、結局「ガーネット」にしてしまう元も子もない事案が後を絶たない。やり込みプレイヤーの中には「セーラ」と名付ける人もちらほら。
    • しかし偽名決定後も彼女は度々「ガーネット」と呼ばれ、プレイヤーが付ける名前はあくまで偽名という印象が終始付きまとう。セーラと付けてしまうと偽名への格落ち感が拭えず逆に申し訳なくなる…
  • 付けた当初はリンドブルムまでの短期間のお付き合いとしか考えてなかったんだろうね。

>それにしても、武器の名前をそのまま使うという安直さに少々驚きを隠せない。
>偽名とはいえもう少し凝れば良いのに。
でもあのシーンを考慮すると、ダガーでよかったのかもしれない。

  • 髪を切る前に「あの時……わたしに大きな決意を"させてくれた"……」と言って偽名の元になったジタンの短剣を抜き取ったことから、彼女から見てこのジタンの短剣に「ただのダガー」以上の特別な思い入れがあることが窺える。の地位にアイデンティディーを寄せていた序盤の彼女は王位を表す名をダガーの名で切り外した。即位してからはより一層に城が自身の生涯に切り離せない存在となった。
    故ガーネットに似ていたから姫君に祀り上げられた彼女だが、もし似ていなかったらどういう人生を歩んでいただろうか。
    もしその有り得なかった未来の分岐点を踏まえ、墓前で育ての母今際の言葉を思い出したなら、やはり「ジタンのダガー」は彼女の中で特別なアイテムで、そこから名前を取ることにしたのは決して偽名を付ける名目だけに限らず、彼女なりに意味を見出しての行動なのではと思える。

>それにしても、武器の名前をそのまま使うという安直さに少々驚きを隠せない。
命をテーマとするFF9で、あえて死を意味するダガーの名をヒロインに与えたのでは。ダガーを短剣符†で見たことがある人もいるはず。
彼女の最強召喚魔法アークが闇属性なのも納得。

  • メタ的に見ると「命」をテーマとした作品で、偽の名の意味が『死』というのは意味深。
    ガーネットの石言葉の一つは「真実」
    『死』を偽とするなら対応する真実は…

むしろ安直なネーミングがいかにも飾らない偽名っぽくて良いとも取れる。
また、女性には似合わない様な物騒な武器名を躊躇わず選ぶという
やや世間知らずなところがお姫様っぽくてまた可愛い…かも知れない。


偽名とはいえもう少し凝れば良いのに
因みに南ゲートを抜ける際、袋から出る際にスタイナーが使った合図は
「笑止千万!それで全てが丸く納まればこの世に不仕合わせなど存在しない!」
これは冒頭の劇「君の小鳥になりたい」でジタンブランクに向かって放ったセリフである。
少々凝り過ぎではあるまいか。


一見『ダガー』は西洋風で浮世離れした名称に感じられるが、日本で言えば『ほうちょう』や『こがたな』的なもの。
日常的にダガーを武器、道具として使うジタンにとっては違和感バリバリでさぞ焦っただろう。

  • スティレットやコピス、カーテナ、ティソーナ、ククリ、クリス、カトラス、クトネリシカなど、名前的な刃物は他にも存在する。
  • 余談だが、「らんま1/2」に「小太刀」という女キャラがいた。
  • 更なる余談だがFF10-2のクリーチャークリエイトでのキャノンバイパー?の生前のあだ名がナイフだったりする。こっちはデカイナイフを持って粋がってたガキだったからなのだが。
  • 正宗、村正、村雨、虎徹などなどの刀は人名に使われる事もあるのでそんなに荒唐無稽でもないような。
    • 村雨以外は順序が逆。正宗、村正、虎徹は作者の刀工の名前。ちなみに武器ダガーの由来は古代ローマ時代にダキア人が使っていたことから。
  • 『物語』において一般名詞を偽名に使うのはよくある展開。芝居が仕事のジタンにとっては大した違和感もないだろう。

1周目プレイ時、途中で名前がガーネットに戻ると思っていた人は多いらしい。
実際はエンディングまでダガーのまま。名前を変更しなくて後悔した人も多いとか。

  • 最初自分も途中で戻ると思ってたけどある程度進めたらそんなことは忘れてしまい、ダガーで定着した。
    今はダガーの呼び方のほうが自然に感じる自分がいる。
  • 一応デザートエンプレスでネミングウェイのカードを入手していると、後にダゲレオで名前を変えられるようになる。
    ただ、よほどの探索マニアでない限り、初見ではまず気づかない。
    • 俺がガーネットに戻ると思ったのは取扱説明書の写真を見てだったな。
      その写真でパーティーのHPが500超えていてそこでガーネットって名前だったからある程度進めたら戻るのだと思った。

disc3の序盤ではダガーの名前表記が「ガーネット」に戻っている。
氷の洞窟で「ガーネット」にした人はこのことには気づかないだろう。

  • disc3序盤はすぐに即位しガーネット女王として新誕生してから、ブラネ死去のショックやクジャ襲撃の不安が尽きないことから城に掛かり切りになり、前より遥かに手の届かない存在になって不貞腐れるジタンの様子から話が展開していく。
    きちんと偽名を付けていると、そこからの一連の流れでジタンとダガーの立場差に反した心の距離感が強調されて良い意味でもどかしく、二人の心境の変化に胸を締め付けられる場面になるのだが、「ガーネット」の状態で進めてしまうとここの本来のストーリーラインを汲み取ることが出来ない。
    スタッフがFF9のために作った物語を100%の形で正しく追いたい場合は偽名を「ダガー」にして進めてほしいところ。そうでなくても、アレクサンドリアに属する者達からの呼称関連でテキストが物凄くややこしくなるので、そこに辿り着くまでに何かしら偽名を考えておくことを推奨する。
    • 名前をガーネットに戻してしまうと後の展開でブランクの兄貴が「ガーネットって誰だ?ジタンの新しい女か!?」と痴呆を疑う台詞を吐くことになってしまうので本当に偽名を付けた方がいい。

偽名が必要ということなので、ジタンが持っていたダガーの名前をつけたという流れ。
そのため、名前を「ダガー」以外にすると、ダガーを見つめながら全く脈絡の無い名前を名乗るという奇妙な展開に。

  • ガーネット「『ガーネット』では何かと不都合がありそうですね……」
    ガーネット「……ところでジタン、これは何というのですか?」
    ガーネット「これはダガーというのですね……」
    ガーネット「決めました!これからわたくしが名乗る名前は………」
    ガーネット「わたくしはこれからガーネットと名乗ります ジタン、これでどうかしら?」

本名が変えられない、名前を決めても本名が使われる、ダガーという名前がアレ等々、
この名前決めイベントは結構賛否両論が激しい。

  • ダガー(†)=死がもう少し広く認知されていれば… それでも『死』という名は奇抜過ぎるか

この偽名を選択する際、ジタンには「本当にそれでいいのかい?」と念押しされる。
これ以外の名前決めの際にこうした警告は出ないので、後から変更は効かないという警告のつもりなのかもしれない。


偽名を決めて以降は仲間たちは作中ずっと偽名で呼び続ける。(アレクサンドリアの関係者と、そもそも話し掛けないクイナサラマンダーは除く)
Disc3序盤の即位後に仲間に晴れ姿を見せるシーンでも名前の表記が「ガーネット」になって口調が王族のそれに変わってるのにも拘らず仲間たちは偽名のほうで呼び続ける。その場にいるスタイナーも別にそれを咎めないし(エーコが螺旋階段を上がっても)、彼/彼女の間で偽名が愛称として定着している表れなのだろうか。(それ以降も必要無いのにずっと偽名呼び)
EDに入っても流れるまま使われていくこの偽名・ダガーは実はEDで重要な役割を果たす。大舞台で会わせてくれと叫んだジタンは彼女を「ダガー」のほうで呼び、観客が「ダガーって誰だ?」と混乱している隙にジタンのもとへ一直線に駆け抜けていくファインプレーは、ガーネット呼びだったら事情を知らない兵や民に差し押さえられて出来なかったであろう。

  • EDの劇中劇。民衆はともかく、スタイナーとベアトリクス含め兵士達には事前に仕掛けを全部連絡してたように思う。

関連項目:ffex:【2周目以降にダガーの代わりにつけた偽名】