セリフ/【踏み潰してでも進まなければ、何も成し遂げられなかった】

Last-modified: 2021-03-16 (火) 13:40:43

FF12

わずか6年で神授の破魔石に匹敵する人造破魔石を作り上げたシドに感嘆するヴェーネス
不滅なるものと違い、短い人生だからもたもたできない」と語るシドに同調して言ったヴェインのセリフ。
 
自らに課せられた責務を重んじるヴェインは、返り血に塗れても責務を果たす覚悟をしている
根っからの冷血漢ではなく、これまでの過程で様々なものを踏み潰してきたことは自覚している。
このあたりをヴェインの苦悩と見るか、傲慢な思想と見るかで、ヴェインの評価は全く異なるだろう。


踏み潰してでも進んでいく人生を歩むきっかけは、実の兄二人の処刑をグラミスに命じられたことだが、
ラスボスとして倒されるキャラなので同情を煽りたくないというスタッフの意向で、この辺の描写は控えめ。


同情や正当化する訳ではないが、実際そうしなければヴェインの生涯は元老院との折衝に費やされただろう。グラミスから「我が死をもって元老院を叩け」と言って来ず、あくまでヴェインの示唆であった辺り、グラミスの脆さが感じ取れる。

  • そりゃ皇帝になったからには成し遂げたい理想やそれなりの自負もあるだろうに、「自分を捨て石にしろ」とは言えんだろう。追い詰められたから、ヴェインの提案を受け入れただけで。