原作 | オリジナル |
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仲間キャラ | リク(KHII) |
通常BGM | Sacred Moon(KHII、Days)、Mystic Moon(Days)、Sacred Distance(3D) |
戦闘BGM | Deep Drive(KHII)、Critical Drive(Days)、Deep Drop(3D) |
登場作品 | KHII、Days、3D、MoM |
XIII機関のアジトである巨大な城がある狭間の世界。
時間帯は常に夜で、機関の作った人の心のキングダムハーツが街と城を照らしている。
城下町(?)のダークシティはその名に違わぬ程足場も建物も暗い。
「存在しない世界」ではなく「存在しなかった世界」であり、英語名も割と長い(The World That Never Was)。
「存在しない世界」だと英訳した時にネバーランドとかぶるからだろうか。
- しかし、今現在も現存するワールドの名前が過去形というのはノーバディらしいというか、中二心をくすぐられるネーミングでもある。
- 名前的には「今までは」存在しなかった世界であり、XIII機関結成までは存在しなかった、人工の世界とも考えられる。
不自然なほど設定が開示されていない世界。その徹底ぶりはBbSのミラージュアリーナレベルである。今後明かされることはあるのだろうか?
- 余談だがMoMのイベントシーンにて賢者アンセム達が不自然な程に裏側の世界を「存在しない世界」と呼称している。ビル群が立ち並んでいたり、キングダムハーツの世界観に相応しくないトラックが転がっていたりクァッドラトゥムと何か関係があるのだろうか。
場所
ダークシティ
KHIのシークレットムービーで黒コートを着たリク、ロクサス、そして本編では登場しなかったハートレスであるネオシャドウが現れた場所。
広大なビル街で、建物の窓には明かりが灯っており看板やネオンが輝いているが、人の住んでいる気配は一切ない。
街の中心には一際大きなビルがそびえており、KHIIやDaysで様々なキャラクターがここから飛び降りては着地している。
天候は曇っており、イベントシーンによっては一時的に雷が鳴ったり、水たまりができるほどの大雨が降ったりしている。
- KHIのシークレットムービーのみ、リクが空を見上げて両手を伸ばすと同時に雲が晴れていくという描写がある。単なるイメージ映像だったのか、その後の作品ではリクがそういった動きをするシーンは再現されなかったが、ロクサスが街に現れた時点では大雨が降っていたが、ネオシャドウと戦う頃には雨が止んでいるという天候の変化だけ踏襲されている。
雨の影響なのか、KHIやDaysのムービーではネオンが漏電してバチバチと音を立てている。
KHIIでは実際に訪れることができる。
一見いろいろな場所に行けそうだが、マップ1つ1つは広いものの基本的に一本道である。後述の記憶の摩天楼というマップには中央にある一番大きなビルの両サイドに道があり、二手に分かれるY字路のようになっているが、片側は謎のトラックが道をふさいでいて通れない。
シャドウ、ネオシャドウの住処となっているようだが、KHIIFMではキングダムハーツ崩壊後一切ハートレスは姿を見せなくなり、代わりに上級ノーバディの巣窟となっている……。
鎧で身を固めたゼムナスやドラゴンとの戦闘の舞台にもなっており、ソラたちに向かって飛んでくるビルを切断したり行く手を阻むノーバディを撃退するなどして先を進む。
DaysではDAY358のみ実際に訪問可能。
といってもラストバトルの途中なので、敵を倒して先に進む以外特に何かができるわけではない。
3Dでも登場。今回はソラとリクで訪れることのできるエリアが異なっている。
ソラ編においては新エリアを探索する。
やたら高いビルが多く、マップの仕掛けも様々。切断されて倒れているビルもある。
そして滅茶苦茶広い上に同じようなビルばかり並んでいるものだから迷う迷う。
一方リク編ではKHIIに登場した記憶の摩天楼と絶望を望む断崖のみ訪問できる。
- 記憶の摩天楼はイベントシーンのみだがソラも訪問する。
登場するエリアはKHIIが狭間につながる路地~絶望を望む断崖、Daysが断片を紡ぐ道と記憶の摩天楼、3Dが記憶の摩天楼~凶夢の深淵となっている。
狭間につながる路地
KHIIでは、ここがスタート地点となる。
文字通りの路地裏で、トワイライトタウンに繋がる空間とセーブポイント以外は何もない。
物語の中盤に挿入されるイベントシーンではプルートが迷い込んでいる。
同じタイミングでアクセルもこの路地を歩いており、それを見たプルートは彼を追いかけるがアクセルは闇の回廊の中に消えてしまう。しかし直後に謎の男が開いた闇の回廊にプルートが飛び込み、プルートはアクセルが向かった先に辿り着く。
断片を紡ぐ道
狭間につながる路地から出た所にある狭い通り。
Daysの最終ミッションでは絶え間なく雨が降り続いており、ここがスタート地点となる。
記憶の摩天楼
前述の巨大なビルがそびえる場所。
ロクサス編では回想シーンでたびたび登場し、断片的ではあるもののロクサスとリクがここで刃を交えたということが分かる。
KHIのシークレットムービーに登場したのもこの場所で、Daysでは実際にリクとのラストバトルの舞台となる。
ソラたちが初めて辿り着いた時に流れるイベントシーンでは突如ぽつぽつと雨が降り始め、雷鳴も轟き始めたところでロクサスが現れる。
ロクサスはサムライを使ってドナルドとグーフィーを足止めし、一騎打ちの戦いを挑む。
ゼムナスとの1回目の戦闘の際も強制的にこの場所に移動させられて戦闘となる。ビルを駆け上がり、ゼムナスに立ち向かうソラはKHFMのシークレットムービーやDaysでの摩天楼の戦いを彷彿とさせる。よく見ると小雨がずっと降っている。
KHIIFMでは本編を一度クリアした後、敵が一切出現しない代わりにXIIIキノコNO.1が不敵に佇んでいる。
3Dでも登場し、ソラはここでシグバールと青年ゼアノートに眠りの世界へ導かれ、逆にリクは眠りの世界を脱出してここに辿り着いた。
- リク編でいよいよ歴代ムービーのように屋上に行ったり飛び降りたり出来ると思いフリーフローアクションを使った直後に見えない壁にぶつかり絶望した人は多いはず。
- ちなみにソラ編をクリアせずに先にリク編を進めようとした場合、ここから先に進もうとしたところでリクが問答無用で寝落ちするので注意。
- とは言え、その際のリクのリアクションはここでしか見られない特殊なパターンがわざわざ数種類用意されているので、ファンならチェックしておきたい。
- 一度両方のストーリーをクリアした後も、うっかりそっちに進もうとすると寝落ちする。
MoMの闇をゆく者の旋律において、ダークシティ最高峰だと思われていたこのビルのすぐ後ろの建物の高さがかなり迫っていることが判る。というか電波塔部分を抜いた建物部分だけ見ると抜かされている。もっと高いビルも存在するかもしれない。
絶望を望む断崖
ダークシティの行き止まりの部分で、その名の通り目の前は断崖絶壁となっている。崖の上には存在しなかった城が静かに浮遊している。
- 「せっかくここまで来たのに…」という絶望を感じさせる断崖、という名前のように思えてしまう。
KHII、3Dともに城の内部へはキーブレードを使ったり、スピリットの力を借りたりして道を出現させたりしないと侵入できない。
- 不便に思えるが、機関員たちは闇の回廊を開いて直接出入りしているため、あまり困らないのかもしれない。
夢境の街路
これ以降は3Dソラ編で訪れる眠りの世界のダークシティ。
断片を紡ぐ道のようなビル街で、ところどころ道を塞ぐビルをリアリティシフトで切断しながら切り開いていく。地面からビルが飛び出してくるなど空間として不安定な様子がうかがえる。
歪みに満ちた街
ビルの残骸が積み重なり、うねるような道を作り上げている。
時折ビルが飛んでくるが、リアリティシフトで破壊可能。
凶夢の深淵
ソラ編最終エリア。セーブポイントがあり、通常敵は出現しない。
ビルの残骸を進んだ先でソラはシグバール、ゼムナスと対峙する。
存在しなかった城
ダークシティにそびえる、XIII機関の本拠地である城。KHIIから登場する。
ここでソラたちは残ったXIII機関シグバール、ルクソード、サイクス、ゼムナスと戦うこととなる。
一方、機関員のロクサスが主人公であるDaysでは拠点として登場。城内を自由に歩くことはできないが、ロクサスや他の機関員が過ごす日常の風景(そんな微笑ましいものではないが)を見ることができる。
3Dではリク編のみ登場、ソラの悪夢の世界としてKHIIとは異なる新たなルートで城内を進んでいくこととなる。ソラの夢の中なので、キングダムハーツもしっかり健在。
城内はノーバディマークがあちこちにあしらわれており、ここが本拠地であることをこれでもかというほど主張している。また、外装・内装ともにノーバディらしく銀・白・青紫で構成されており、非常に無機質な印象を抱かせる。
機関員が集まっていた円卓やカイリが監禁されていた牢獄など、実際には立ち入ることができずイベント用に用意されたマップが多い。
- あくまで通常プレイで立ち入ることはできないが、マップ自体は内部に存在していたり…。
虚無への誘い
KHIIにおける存在しなかった城の入口。周囲にはプレートのような物が浮遊している。
- KHIIではキングダムハーツ崩壊後もキングダムハーツが完全な状態で存在している。恐らく描画ミスでKHIIFM以降は修正されている。
Daysのストーリー終盤では、機関から脱走を試みるロクサスを阻止しようと立ち塞がるサイクスとの戦闘の舞台となる。
歪みを貫く柱
床の周囲を細い光の柱が取り囲んでいる吹き抜けのようなエリア。部屋の中央まで進むと床が勢いよく上昇し、出現した敵との戦闘になる。床が止まる頃には底が見えないほどかなりの高所まで昇っており、次のエリアへつながる廊下へと進むことができる。
敵を全滅させた後は、エリアを移動しない限り元来た道を戻る事ができなくなっている。
黄昏から望む場所
床がガラス張りになっている高所の階段。高い所が苦手な人は足が竦むかもしれない。
セーブポイントとモーグリショップがある休憩所的なエリアでもある。
KHIIFMで追加されたムービーでは、またメンバーが11人までしか揃っていなかった頃の機関が描写され、ここでシグバールとゼクシオンが意味深なやり取りをしていたほか、ヴィクセンがゼムナスを血眼になって探していた。
虚ろなる旋律の空間
横長の長方形の部屋。長方形の床の下層部と、後述のテラスのような上層部の二つに分かれている。
KHIIのマップにありがちな透明な壁によって上層と下層は繋がっているように見えても隔たっており、虚空を辿る道を経由しないと行き来することができない。
ムービーでは王様と賢者アンセムが、さらに上に見える場所から顔を出していたが、ソラ達はそこに行く事ができない。
長い間離れ離れだったソラとカイリ、そしてリクが再会を果たした思い出の場所でもある。
KHIIにおけるシグバールとの戦闘はここで行なわれる。
Daysでは訓練ミッションでこの部屋の下層部分が使われる他、ロクサスが城を脱出するミッションはここの上層部分がスタート地点になる。
虚空を辿る道
虚ろなる旋律の空間から続く渡り廊下のような場所。
屋外にあるため、ここから城の一部である他の塔や、僅かに城の最上階を見る事ができる。
存在の証
ゼムナスを除く機関メンバーの墓標と思しき物が並ぶ部屋。
墓標を調べると各メンバーのナンバーと称号が表示される。墓標の下には機関員の武器を示したシルエットが浮かんでおり、消滅した機関員の武器シルエットは赤く表示されている。ただしKHIIの時点ではゼクシオンの武器が判明していなかったため、彼の墓標だけネタバレ防止のために破壊されている。メタ事情はともかく誰が壊したのか。
- KHIIFMでゼクシオンの武器が判明した後も破壊された状態となっている。哀れ。
- 彼のみリク=レプリカに吸収される形で消滅したのが原因かもしれない。
ちなみに、ロクサスの墓標だけは最後まで青く表示されたままである。
- 消滅せずにソラと一体化したからだろう。
- 機関を脱走するまでロクサスはキーブレード二刀流をしたことがないのだが、ロクサスの紋章はバッチリ交差する2本のキーブレードである。この頃は機関員時代は二刀流だったという設定だったのだろうか?(それでも二刀流を披露したロクサスにアクセルは驚いていたが)
- ひょっとすると自動で変化する仕組みになっているのかもしれない。生死判定にしろわざわざ手動で切り替えている暇が最終決戦時の機関にあったとは到底思えない。
サイクスとルクソードの墓標から、それぞれ別の空間へ移動できる。その先では彼らとのボス戦が待ち受けている。
混沌の狭間
存在の証から通じるエリアの一つ。ルクソードとの戦闘はここで行なわれる。
城の外郭の一部と思しき場所で、うっかり足を滑らせたら大変な事になりそうな場所。
惑わしの空間
存在の証から通じるエリアの一つ。KHIIにおけるサイクスとの戦闘はここで行なわれる。
城の外及びキングダムハーツを見渡せるようにガラス張りの壁があるが、ガラスには青や緑のまだら模様のようなものが流れており、壁を濁らせている。
部屋の後方上部には、満月を思わせるオブジェクトが光り輝いている。
虚空を目指す道
外張りの通路。
KHIIのムービーでは、カイリとナミネが城中を逃走する際に通っている他、賢者アンセムがソラ達にまともに姿を見せる最初で最後の場所でもある。
破壊と創造の回廊
ピンクと濃い青の禍々しい空気が流れる広大な空間。所々パージされたように足場が浮かんでおり、ソラが進むと足元に半透明な六角形の道が形成されていく。
このエリアを通り抜けると、ようやく最上階に辿り着く。
虚空の祭壇
存在しなかった城の最上階。厳密には屋上と言うべきか。
KHIIではゼムナスとの最終決戦に通じる道となっている他、Daysでは円卓の間以外で機関員が集合する場所でもあった。
闇と光を紡ぐ庭
Daysにて初登場したエリア。機関メンバーの活動拠点となっている。メンバー達はここでサイクスから任務を受領する。
ソファーとテーブルのセットが二組ずつと正に控え室のようなシンプルさを感じさせる。
景色が見られそうな窓の向こうの夜空にはキングダムハーツが輝いており、シナリオが進むにつれ少しずつ大きくなっていく。
物語の途中から黒コート着用のモーグリがショップを開いており、マニーやハートポイントを消費してアイテムを購入できるようになる。
操作の面ではここでは話す以外のコマンドが使えず、ドッジロールやグライドをしようとして『Yボタン』を押してもキャンプメニューに入ってしまう。プレイした人なら一度はやってしまっただろう。
円卓の間
城の中にある部屋の一つ。
イベントシーンでしか登場せず、異様に高い13脚の椅子が円卓のような足場を囲んでいる。忘却の城のように白い部屋。
機関員が招集された際に基本的に集まる場所。その内容は大概は会議。
- 形はいろいろだが、「新メンバーが入る」時にもここに集められる。
3Dのイベントにおいて初めて部外者であるリク達がここに訪れた。
KHIIIではワールドとしては存在しなかった世界は登場しないが、最終決戦時にマスター・ゼアノートがこの円卓の椅子を召喚して一斉攻撃して来る大技を使ってくる。どういう原理なのか…。
一番高い座席にはゼムナス、後にマスター・ゼアノートなど、リーダーが座ることになっている。
それ以外の椅子の高さはバラバラで、座っているメンバーのナンバーには関係していない事がわかる。
また椅子の高さは真のXIII機関となった後も変わっていないようである。
- ちなみに椅子はそれぞれ高さを変えられるらしい。しかし誰もゼムナスより高くしようとはしない。
- 「空気を読んでいる」とのこと。お前ら本当に心ないのか?
Daysのシオン加入後も席は13から増えることは無かった。
- 3Dにて明らかになるが、この13と言う数字に重要な意味があった。
内部データ上は「虚無が集う場所」という名称が存在し、侵入時の画像によるマップ名表示もしっかり行われる。
実際にノーバディとのエンカウントまで発生するという凝りようだが、椅子に接触判定が存在しないなどイベント専用マップ以上の役割は与えられておらず、途中までは自由に行き来が可能だったが制作の都合上何かしらの理由で没にされたと推測される。
幻想のはじまり
3Dリク編で訪れる最初のマップ。リクはここから、KHIIとは違うルートで城を探索していくことになる。
スタート地点からは城の周りを回る大きなリングや浮かぶプレートが見え、虚無への誘いに近い城の下層部分と考えられる。少し進むと行き止まりになるがそれは幻で、「幻発生装置」をリアリティシフトで破壊していくことによって道が切り開かれる。
ちなみに3DS版ではこのマップでゲームの進行が不可能になる不具合がある。パッチで不具合を回避できるので必ずパッチを当てておこう。
幻惑の歩廊
最初は小さな部屋だが、幻発生装置を破壊する度に部屋の構造が大きく変わる。幻発生装置を全て破壊すると、最終的には長い廊下になる。
虚実を紡ぐ回廊
城内部を抜けた、城の外郭部分にあたる道。城下層部にある巨大なノーバディマークを正面に見据え、パイプがひしめく空間や行く手を阻むレーザーを越えて進む。
一番端にはリフトがあり、さらに上部へ登っていく。
混沌を見下ろす場所
城の外壁に張り巡らされた太いパイプをつたって進んでいくと、最果てにはソラの悪夢が顕現した人型ナイトメア「アンチブラックコート」が待ち受けている。
シリーズを通して自分が城のどこにいるかわかりにくいこのワールドだが、ここのマップはおそらく虚空の祭壇の次くらいにわかりやすい。
城全景から見て左の、ノーバディマークの付いた塔(?)である。
時の祭壇
リクと青年ゼアノートが激闘を繰り広げた空間。円卓の間にてマスター・ゼアノートが乗り移った青年ゼアノートがキーブレードを構えると場所がここへ移り変わったので、存在しなかった城に位置しているかは不明だが便宜上ここで記述する。
虚空の祭壇と似た名前から分かる通り、城の最上階層のような雰囲気を持ち、壁には城と同じ意匠が見受けられる。
形状はまるで腕時計の盤上のようで、周りには色とりどりの巨大な砂時計が浮かび、空は濁り歯車の模様が見えている。
青年ゼアノートを倒すことでリクは円卓の間に戻ってきたので、おそらく彼の力で作られた空間だったのだろう。
縦のポール(と壁)があり、フリーフローアクションは発動可能。残念ながらゼアノートの攻撃から逃げるのにはあまり役立ちそうもないが…。
その他
Daysのイベントシーンでは上記以外の場所も描写されている。
それによれば(シオン含め)メンバー全員に個室が用意されているようだが、自由に行き来するようなことは誰もしていない。サイクスはノックもなしにアクセルの部屋に入ってきたが。
- ドアの挙動的には自動ドアにも見えるが、実際アクセルが「ノックくらいしろ」と言っているので自動ではないのだろう。開閉ボタンなど何らかの機構があるのかもしれない。
また、様々な文献が置いてあるライブラリや、機関の研究データが保管されているコンピュータルームがあることもわかった。
また、KHIIではカイリが城内の牢屋に閉じ込められていた。円卓の間と同じくこの牢屋も内部データでは「無音の牢獄」というマップ名が付けられている。
イベントシーンでの演出からすると、この牢屋は混沌を見下ろす場所のある塔の下層部分に位置しているようだ。
KHII
アクセルの協力もあり、ようやく機関の本拠地へと辿り着いたソラたちは最終決戦へと挑む。
- 4人の機関員と決着を付ける。「空間」、「時」、「月」、「無」と対峙する敵の属性もラストダンジョンらしい。
- FM版では城外部でロクサスとも戦う事になるので、実に5人ものボスを相手にすることになる。まさにボスラッシュ。
KHIIにおけるラストステージ。
ホロウバスティオンエピソード2クリア以降、ワールドマップに徐々に姿を現す。
全てのワールドがワールドマップに復活すると完全に姿を現すが、この時点ではまだ着陸できない。
もう一つのトワイライトタウンから狭間の空間を通って訪れることでようやく着陸可能になる。
- 星の大海に浮かぶワールドシンボルは他のワールドとは一線を画す大きさ。
KHIのラストステージであるエンド・オブ・ザ・ワールドが混沌とした空間だったのに対し、こちらは無機質な物を整えたような雰囲気となっている。とはいえ、トラックが横転していたり墓標が破壊されていたり、整備が行き届いていない所もあるが。
Days
主人公が機関員であるロクサスのため、拠点として登場。
ただし、実際に操作して存在しなかった城の全域やダークシティを訪れることはほとんどできない。
サイクスからミッションを与えられたメンバーは、闇の回廊で他の世界に旅立っていく。
3D
7つの眠りの鍵穴を解放したソラとリク。
しかしイェン・シッドの塔には戻らず、辿り着いたのは眠りについていないはずの存在しなかった世界だった。
KHIIでXIII機関が倒されたことにより、この世界の存在はあやふやになっているらしく、そのお陰でこの世界そのものが特別な空間になっており、そのためにゼアノート軍団全員が一箇所に集合できたとアルティマニアで解説されている。
- なお、このワールドではワールドロゴが表示されるタイミングが現実世界と夢の世界の境界となっている。3Dで初登場となったエリアはソラ編・リク編ともに夢の世界であり、現実世界なのはKHIIでも登場したエリアのみということになる。
- よって、本作で訪問可能なエリアのうち、記憶の摩天楼と絶望を望む断崖のみ現実世界である。
- このため、リク編の記憶の摩天楼に存在するセーブポイントからはワールドマップに行くことはできず、眠りに閉ざされた世界に戻るには青いポータルを介する必要がある。
- リク編で深淵を見下ろす場所(夢の世界)から記憶の摩天楼(現実)に移動するが、現実に戻った場所が記憶の摩天楼であるのはソラ編で実際のソラが眠りについたのがこの場所である(ポータルが存在するのもソラが居た位置)ためだと思われる。
- つまり、このポータルは「夢を見ている本人」ではなく「眠りについた場所」に付随していることになる。システム的にここにないと困るからとか言ってはいけない。
KHIIの最終決戦時にゼムナスがドラゴンに乗って城をぶっ壊していたはずなのだが、普通に健在であることには触れてはいけないのだろうか。
- 3Dの存在しなかった世界は上記の通り記憶の摩天楼と絶望を望む断崖のみが現実であり、他はソラの悪夢の反映でもあるのでそこまでおかしな話でもない。多分。
- でも、現実の絶望を望む断崖から城が見えているし、円卓の間でリクから眠っているソラの姿が見えていること、リアやドナルドとグーフィーが来られたことからすると、城と円卓の間は現実なのでは……?
- 王様だけは、王様も目覚めの力が使えることが、ソラの心の中に侵入する前の会話とKHIIIのキーワードグロッサリーで判明しているので、眠りの世界でも現れられてもおかしくない。
- というか、リクは現実である絶望を望む断崖から侵入し、鍵穴もポータルも介していないため眠りに閉ざされた世界に再侵入していないはずである。
- 最初にトラヴァースタウンで眠りの鍵穴を解放する時リクがソラの姿を見たのは、ソラの眠りがまだ浅かったためである。
また、リクは深淵を見下ろす場所でソラの姿を見ているが、この時はソラが真XIII機関によって意識が同じソラの夢の世界に存在していたため、つまり見えていたのは「ソラの意識」と思われる(そもそも凶夢の深淵で眠りについたソラがなぜあそこで見えたのか疑問だが)が、円卓の間で見られるソラはマスター・ゼアノートが器にしようとしているため「実際のソラの身体」である(トラヴァースタウンの理由からして、リクはソラのドリームイーターであってもソラの夢の中から夢を見ているソラ自身が見えるわけではなく、実際深淵を見下ろす場所でソラを見ていてもこれは実体ではないため現実に戻った時にもそこに実際のソラは存在していない)。 - ドナルドとグーフィーは(現れた時の不規則な跳び方から推測するに)恐らく星のカケラでソラや王様との繋がりを辿って現れたが、星のカケラはグミシップの原型であり、ゲートでも侵入できない眠りに閉ざされた世界は星のカケラではまず侵入は不可能である。
- 無理矢理考えるなら、あやふやな状態になった城の存在とソラの悪夢とが混じりあった結果、一時的に再び城が出現していた、あたりだろうか?
- でも、現実の絶望を望む断崖から城が見えているし、円卓の間でリクから眠っているソラの姿が見えていること、リアやドナルドとグーフィーが来られたことからすると、城と円卓の間は現実なのでは……?
- 前述にも少し書いてあるように、ディレクターがアルティマニアで「XIII機関が倒されて以来世界としての存在があやふやになっている」「狭間の世界は他の世界とはルールが異なっている」「13人が一同に会した存在しなかった世界は特別な空間」と重ねて説明している。野暮なまとめかもしれないが、崩壊したはずの城の出現もこれらの発言と照らし合わせれば「『説明がつかない』で説明がつく」で終わりではないだろうか…。
- 真XIII機関はワールド一つを作り出しているので、元の城のデータさえあればいくらでも再建できそうではある。
- そもそもこのワールド自体、機関の他に住民が存在せず、成り立ちを匂わせる要素もないため、元から存在していたのではなく機関が作った可能性もある(ダークシティが全くの無駄だが)。
- 「存在しなかった」という名称的に、もともとなかったというのはありえそう。となると、ダークシティの存在意義は……研究用のハートレス養殖地帯的ななにかか?