キーワード/【時間移動】

Last-modified: 2019-12-03 (火) 21:43:44

概要 Edit

過去や未来を行き来する能力。
主に闇の探求者アンセム青年ゼアノートの二人がマスター・ゼアノートの計画を実行するために使用したもので、作中ではKH3Dの時代より過去の時間へ遡って他者に「時を超える力」を移したり、「13人の闇の探求者」になりえるゼアノートの器たちを3Dの時代に呼び出したり等していた。
また、3Dの冒頭でイェン・シッドマスター承認試験の為に、ソラリクを過去(KHIの時間軸)のデスティニーアイランドに跳ばしている。
更に、Uχでマレフィセントがキーブレード戦争後にダンデライオンが追体験をしているデータ世界に時間移動している。


この力を使えば時間の壁を超えることが可能になるが、代わりにいくつかの制限がある。

  • はじめに時を超えるには肉体を捨てなければならない。そして、心だけの存在しか時間を超えることができない
    • 一度自らの肉体を捨てれば、力を持っている限り何度も超えられるようだ。
    • ディレクターは、「マスター・ゼアノートは肉体を捨てた結果時を超えられるようになり、その力を茶ローブの人物を通じて若い頃のゼアノートに移した」とインタビューで答えている。
      一方アルティマニアのインタビューでは、「時間移動には最初に姿を捨てる必要がある。それを茶ローブの男が実行した結果、ゼアノートたちは全員時を超える力を得た状態となっています」と発言している。どっちが正解なのだろうか。
      • 時間移動はマスター時代に獲得し、時間移動を茶ローブが行った結果、全てのゼアノートが時間移動の力を得た、とまとめられるような気もする。
      • マスター・ゼアノートが肉体を捨てた時は、キーブレードマスターの秘術という特殊な方法を用いているため、肉体を捨てる条件には当てはまっていないとも考えられる。
    • 真XIII機関の過去から来たゼアノートたちは、過去の特定の時点の心を分けて、レプリカ空の肉体に移している。
  • 時を超えた先に自分が存在しなくてはいけない。
    • 自分の『心』(もしくは肉体)さえあれば、相手が別人だろうと不完全な存在だろうと可能。
      その証拠に、肉体が別人であるはずのアンセムを青年ゼアノートが過去から呼び出していたり、心のみの存在だった頃のアンセムが数十年前の過去へ飛んで青年ゼアノートとの接触を行ったりしている。
      • ゼムナスに関しては心が芽生える描写は無いものの、恐らく心があると考えて問題はないだろう。
    • Uχにおいて、マレフィセントが予知書からデータの中に再構成された世界に移動している。このことから、データの存在の元にも時間移動できると思われる。また、現実の世界に予知書から構成された世界の場合も同様に可能である。
  • 超えた先からは時間の流れのとおり一方向にしか進めない。
    • 時間移動で過去に遡った場合、その時間軸から更に過去にしか移動できないと考えられる。同じ理論で、未来に移動したら、さらに未来にしかいけないのだろう。
      • Uχにてマレフィセントが過去の世界にやってきた時、「」という存在に対して「未来に向けて移動はできないだろ?」と発言している。
        また、青年ゼアノートは、時間移動の力を渡された時点から未来に向けてしか力を使っていないと推測される。
      • 「闇」は時間移動について"自分の存在する過去には時間を遡ることができる"とだけ説明している。このことから、本来の時間移動は過去に移動するためのものであり、一度過去に移動した後は時を超えることなくその時代で時の流れ(過去→現在→未来)を経験することになるという意味なのかもしれない。
    • 真のXIII機関メンバーのうち、時間移動の力が使える事を自覚しているのは、3Dの時点でアンセムと青年ゼアノートの二人しか存在しない。
  • その時間で起きる事実は書き換えられない。時間移動で過去には遡れ、確定した未来に至るまでの過程はある程度選択することができるが、事実は変えられない。
    • 例えば、誰かが死ぬ未来があったとして、それを回避するために行動したとしても、事実に逆らえずその人は死んでしまう。確定した事実の一般的な例である。同じように、「その人がその時代に生きている」ことが確定した事実と言えるのであるならば、その人を殺して歴史を変えるというifは絶対に起こせないことになる。逆に、未来を変えに行った場合はどうなるのかは謎。
      何が「事実」であるのかがゲーム上で掘り下げて語られていないため、このあたりは何を書いても推測にしかならない。
    • ゼアノートの言っている「運命」と言うことなのだろう。
      しかし、目的の為には手段を選ばないゼアノートがタイムパラドックスを起こそうとしないのは、不自然に思える。実際に試して不可能だと知っているのか、あるいは下手にパラドックスを起こすことで自分たちの計画が思わぬところで狂ってしまうことを危惧したのかしれない。
      • 能力の間違った使い方をしたKHIIIでソラが代償を払わされたのを鑑みると、パラドックスを起こすことで何かしらの代償があるのかもしれない。
    • Uχにて、ダンデライオンが移動したデータの世界は鍵がかけられており、時間移動によって筋書きを変えられないことが明かされている。逆に言えば、現実の世界では変えられる可能性が示唆されていると思われる。上述の時間移動の条件に反しているが、詳細は不明。
      • 事実を書き換えられないというのが 「代償を払わずに変えることは出来ない」ということならロックしていてもおかしくないかもしれない。

 
未来を見た後に元の時代に戻った場合、未来での記憶や経験は無かったことになるが、心に標として残るため無意味にはならない。

  • 青年ゼアノートの標は、茶ローブの男から時間移動を移されたところから、3Dでマスター・ゼアノートが復活するところまでであった。
  • 青年ゼアノートは未来を見たので標に従い、茶ローブの男となった時に過去の青年ゼアノートへ時間移動能力を与え、青年ゼアノートは未来を見て標を残す。これは「鶏が先か卵が先か」のような標の存在の環ができる為、タイムパラドックスが起こると思われる。
  • 標については、ゼアノート遍歴で解説する。

イェン・シッドの魔法による時間移動はゼアノートが使用した手段と同一のものではなく、肉体を持ったまま時間を超えることができるため、元の時代に戻っても記憶も残る。起こる事実を書き替えられず、最終的に元の時間に戻るのはゼアノートの時間移動と共通である。

  • ソラ達の身体が1年前の姿になったのは、生身のまま時間移動させる影響で身体年齢が戻ったのだと思われる。
  • ゼアノートが自分を移動させているのに対してイェン・シッドは他者を移動させている。この場合上述の時間移動のルールがどのように適応されるのかは不明。

また、大魔法使いのマーリンも時間移動を行えるのだが、前者二人と比べるとその力は別格である。
時間移動により様々な時代を旅行するのはお手の物、さらには過去の世界へと繋がる扉を創り出し、ソラ達を過去世界へと送り出して現在起こっている事象を変更させる(光の礎に力を取り戻しその影響で茨も消し去る)という荒技を行っており、ゼアノートの時間移動に見られる制約が見られない。

  • しかしこれは、マレフィセントがディズニーキャッスルを乗っ取る計画そのものが「あらかじめ失敗すると決まっていた」だけかもしれない。正義は勝つとはよく言ったものだが、真相は闇の中である。
    • そもそも過去への扉を通ったピートが現在を変える荒業をしていなければこんなことは起きていない。ピートの目の前に過去へと続く扉が現れた理由すらわかっていないが、もしかしたらこれこそが「ピートが過去にいって現在を変えたからマーリンが扉を出現させざるを得なくなった→矛盾が起きないため少し前の時間軸のピートの目の前にも過去への扉が出現しピートが現在を変える」という一種のループしたパラドックスなのではないだろうか。もしソラ達があそこで色々やっていたら収集がつかないことになっていたのかも……。

ゼアノートの行動履歴 Edit

以下は、マスター・ゼアノートが時間移動を手に入れた経歴を書いている(一部、憶測が混ざっています)
 
【1】:マスター・ゼアノートがテラの肉体を乗っ取り、テラ=ゼアノートになる。(BbS本編)

  • マスター・ゼアノートは心を肉体から抜き出しているため、この時点で時間移動の条件は一応満たしてはいるが、特殊な方法のため、上記で述べたように条件は満たしてないかもしれない。
     

【2】:その一年後テラ=ゼアノートは自ら肉体を捨て去ってハートレス化し、闇の探求者アンセム(=茶ローブの人物)となる。ここで全ての時代のゼアノートが時を超える力を得た状態になる。(KH3Dアルティマニアのインタビューより)
また、同時に捨て去られた肉体からノーバディのゼムナスが誕生。

  • アイザは研究者としてアンセムに弟子入りした後、研究者ゼアノートがハートレスになる前の何処かで心を埋め込まれた可能性が高い。
    ここで初めて、テラ=ゼアノート時代以降に心を分け与えた人物が時間移動できるようになったと考えられる。
  • あくまで条件が揃っているだけで、この時時間移動を認知し使用できたのは、『闇の探求者アンセム』ただ一人だけであった。
  • テラ=ゼアノート時に記憶を失い、さらにその状態からハートレス化したのになぜ、過去の自分の元へ行き力を譲渡し、更には3D時に未来のソラたちがやってくることも見越して闇に飲まれる間際のデスティニーアイランドにいたのだろう?
    「標があったから」ではちょっと都合よすぎな気も…。
    • アンセムとテラ=ゼアノートは、ある場面で全く同じセリフを喋っているため、ハートレス化したことで(あるいはハートレス化する直前には)、ある程度記憶が戻っていた可能性もある。よって様々な策を巡らせていたと考えられないだろうか。

 
【3】:アンセムは過去の自分自身(=青年ゼアノート)がいる時代(BbSより何十年も前)へ茶ローブの姿で現れる。青年ゼアノートに時を超えられる事実を伝え、同時に時を超える力を移す。

  • 「力を移す」という表記は、ファミ通の野村インタビューより。
  • KHIIIにてダーク・リクが、「彼(茶ローブ)はそのまま時の流れに従い 次に俺たちの時代(KHIの時間軸)に現れた」と発言している。全てのアンセムレポートの記述が終わったタイミングから、約10年間後の未来に時間移動していたようだ。
  • 何故アンセムは青年ゼアノートに力を移したのか、その真意は現時点では不明。アンセムは不純物(テラ)が混ざった状態でハートレス化した存在なので、より完璧な計画のために純度100%のゼアノートに力を移したのかもしれない。あるいは、自分が未来で計画を果たせたか確認するための保険なのだろうか…。
    • 未来の自分が残した標によってそのような行動をとったのだろう。
    • 純度100%のゼアノートであれば、旅立つ前のゼアノートよりもキーブレードマスターかつχブレードなどの研究をしていた頃のマスター・ゼアノートの方が話が早かったんじゃ…。
      • 青年ゼアノートに未来を見せ、標を残したからこそデスティニーアイランドに住むただの青年がキーブレードマスターになれたし、闇やキングダムハーツに関する研究をしはじめた結果、あのBbS時のマスター・ゼアノートになったのかも。
      • つまり、青年ゼアノートが時間移動をしなかったら(標を残さなかったら)青年ゼアノートはデスティニーアイランドを出ることなく、普通に年老いて死んでいったというわけか。

 
【4】:アンセムによって時を超える力を移された青年ゼアノートは、その力を使って3Dまでの出来事(具体的にはマスター・ゼアノートが人間として復活するまでの時点、【1】・【2】・【5】~【7】までの過程)を辿り、心に標を残した後、強制的に元の時代に戻される。
この後、心に無意識に残された標により、故郷のデスティニーアイランドを旅立ちマスター・ゼアノートとなり、【1】~【3】を行う事となる。

  • メモリアルアルティマニアでは、「ソラが眠りの深淵に堕ちるまでを青年ゼアノートが見たことが、全ての時代のゼアノートたちの意識に共有された」となっている。
    • つまり、青年ゼアノートが時を超えて見知った出来事全てが、彼の心の無意識下に標として残されたという状態である。3D本編でも、青年ゼアノートが「自分が進むべき道を辿り、こうして今、この時間までを見て知っていたからだ」と発言している。
      アンセムとゼムナスが無意識にχブレードの素材を集めていたのも、標の影響だろう。
  • しかし、IIIでの敵側のやり取りを見るに、無意識に集めていたとはとても言い難いと感じる。ある程度マスター・ゼアノートの記憶も取り戻せていたのだろう。
  • 時間移動の旅の途中でBbSの時代の旅立ちの地に立ち寄り、謎の男として主人たちと手合せしたと思われる。

 
【5】:時間移動でKHIの時代にやってきたアンセムは、マレフィセント(ヴィラン)を利用して『セブンプリンセス』を集める傍ら、デスティニーアイランドに現れる。この時、未来から来て夢の世界にダイブする直前のソラに異端の印を刻む。
そして青年ゼアノートもこの瞬間に現れ、ソラたちと一緒に眠りの世界に侵入。徐々に現実の世界へと彼らを誘導していく。
 
一方アンセムはその後、この時代のリクに憑依し、徐々に肉体を蝕みながら最後は彼の肉体を完全に乗っ取ることに成功。そして、本来の計画とは別にキングダムハーツを手に入れようと計画を立てていたが、この時代のソラ達に倒される。

  • χブレード作成のために、魔女(マレフィセント)をそそのかして7つの光の心を集めさせたが、その心を衝突させずに抜き取らせ人の心のキーブレードを作り、一方で世界の心を無理やり集め、独自にキングダムハーツを得ようとしていた。
    これは記憶喪失後のテラ=ゼアノートが、賢者アンセムに弟子入り後に受けた実験から、徐々に闇に偏った考えを持ち始め、次第に本来の目的から暴走し始めていたためだろう。
    マスター・ゼアノートの闇に対するこだわりが強く出てしまったのか、いつものように違う角度からキングダムハーツを得ようとしていたのかは謎。
  • しかし形は違えど、最終的な目標は世界の心を集約したキングダムハーツを得るという事であった。

 
【6】:ゼムナスはXIII機関を結成。こちらはマスター・ゼアノートの本来の目的である『闇の器』の完成を達成しようとするも、機関員が次々とソラ達に倒されたことで失敗に終わった。

  • 城の地下に眠りの部屋を造ったり、機関の目的を果たす傍ら「別の目的」も達成できたと言っているあたり、こちらも100%マスター・ゼアノートの思惑通りに動いていたわけではないようである。テラの記憶もある程度引き継いでいたのかもしれない。

 
【7】:【4】の青年ゼアノートがKH3Dの時間軸に現れ、【5】の時に入った眠りの世界で、自身をポータルとして過去のゼアノートをその都度呼び出す。
物語終盤、現実の世界に現れ、自身を含めた11人のゼアノートを集結させる。

  • 青年ゼアノート以外の者が「全員時を超えてきたわけではない」(3Dアルティマニアインタビュー)。つまり、人間として復活し、再ノーバディ化したメンバーもこの場に集っている。
    ハートレスとノーバディが倒されたため、人間としてマスター・ゼアノートが円卓にて復活。ここまでがマスター・ゼアノートにとって決まっていること。全く同一の存在同士が長く同じ時代にいることはできないルールがあるとすると、ここで青年ゼアノートは役目を果たして過去に戻り、残され標により無事に島から旅立つのである。
  • このとき老人の姿で復活したのは、研究者ゼアノートが体に二つの心(正確には三人)が入っていた特殊な状態でハートレス・ノーバディになったためと考えられる。IIIのアルティマニアにて、テラはテラとして体を取り戻していたが、心が闇に囚われていたため実質抜け殻状態であったことが明かされた。

彼がこのような非常にめんどくさい方法をとったのは、χブレードに対する異常な執着心からなのだろう。
BbSでの失敗を活かして、「やっぱり自分が一番信用できる」とでも思った結果、自分をいっぱい集めればいいという極論に達したのだろう。

  • 極論すぎて滑稽な様にも見えるが…。天才ゆえに、考え方も他者とは異なるといったところか。
  • 仮にその結論故の真機関結成であるのなら、KHIIIで自分の心を植えつけただけの他人はおろか、ほぼ自分であるはずの闇の探求者アンセムすら背信行為を行っているという大失敗としかいいようがない有様であった。

実際、彼の片割れのゼムナスも、「機関に選んだ者は我らの目的に適わなかったが、それも想定していた」と言っている。

考察 Edit

とにかく、時間移動はKH3Dにおける最大の謎。時空関連が出てくると、色々ややこしくなるのはどのジャンルでも一緒のようだ。
青年ゼアノートは、「これ以上先の時間は見れない」、「もうすぐ俺も本来の時間に戻る」とか言ってるおり、この先の時代においてはなんの意味もなさないと思われていたが、それすらも伏線であった。


呼び出された過去の存在が倒されると、タイムパラドックスが起きるような気がするが実際は何も起きていない。
これは、過去の身体ごと本人が来ているわけでなく、当時の心を分けて現在に移動しているため。

  • 未来で分けられた心が倒されて消滅したとしても、残った心が本来の時間での役割を果たすため、起きた事実が書き換えられることがないのだと思われる。
    • ただし、KHIIIではヤング・ゼアノート(青年ゼアノート)の心は倒された際に未来に戻っている。

また、時間移動で連れてくることができる同じ存在は一人までと今のところ考えられている。

  • 呼び出すポイントを更新し続けたとしても、存在自体が安定しないだろうし、過去の人物に今までのことを説明する必要も出てくるため、そのような方法は取らなかったのだろう。

ゲーム内の台詞から推理すると、超えた先の時間軸に「全く同一の存在がいる場合」、時間の流れに従うことになり、その存在は元の時間に戻されてしまうようだ。

  • 全く同じ存在というのは、心と体と「魂」が同じ人物と考えられる。

まず、ソラとリクの場合は、故郷が闇に飲まれる直前に跳ばされ、その後に眠りの世界に入ったため、時間の影響を受けることはなかった。
青年ゼアノートの場合、彼がポータルの役割を果たして過去と現在のゼアノートたちを、その都度呼び出していた。最終的には、存在しなかった世界があやふやで特殊な場所であることを利用して、ゼアノート軍団を一ヶ所に集め目的を果たそうとする。そこに青年ゼアノートと「全く同一の存在」であるマスター・ゼアノートが帰還。
彼が帰ってきたことにより時間の流れが戻り、青年ゼアノートは旅立つ前まで戻らざるを得なくなり、彼がいなくなることで時間移動の力で引き連れてきた者たちは、それぞれの場所に帰ることになったのではないかと考えられる。
 
青年ゼアノートの「これ以上先の時間は見れない」や、シグバールが「もう時間がない」と言っていた理由はこのためだと考えられる。

  • 未来を見に行ったとしても、強制送還させられるために意味がないといったほうが正しいだろう。
  • 過去の存在じゃない奴らが消えた理由は不明。演出がいまいちわかりづらい。

時を超える条件に肉体を捨てるとあるが、現状であればソラ以外にも、一度ハートレスとなった人物やノーバディから戻った機関員も条件を満たしていることになる。
実際に時間移動できるのかは不明だが、もし出来るとしても、時を越えられることを『自覚』しなければならず、仮に時間移動を使ったとしても、上述の仮説が正しいならばすぐに元の時代に戻されてしまう。

  • なにしろ時を超えるときにその先に「自分」がいなければいけないが、全くの同一人物がいたら元の時代に逆戻りするため、かなりの難関である。如何にマスター・ゼアノートが巧妙な策士か、お分かりだろう。
  • ソラの例で言えば、ソラがハートレス化したわずかな時間、心が眠っている状態のロクサスの時代くらいが時間移動できる期間にあたるだろう。
    • ゼアノートに種明かしされたため、ソラも『自覚』は一応していることになるのだろうか。気づいていなくても驚かないが。

このように複雑かつ難解な条件になったのはKHIIIで歴代のラスボス大集合の演出をしたかったためなのだろう。具体的には以下のように考えられる。

  • 「全く同一の存在」については闇の探求者アンセムやゼムナスなど歴代悪キャラを勢揃いさせるための条件。これがないとわざわざ呼び出さなくても1日前のマスター・ゼアノート、2日前のマスター・ゼアノートといった具合に一時的にでも13人のマスター・ゼアノートを集めればよくなってしまう。
  • 「過去の出来事を変えることはできない」「時間移動から帰還したあとその記憶をなくす」
    これについては言わずもがなタイムパラドックス防止かつ、後付け故の設定か。

マーリンの時間移動について Edit

少し話はズレるが、エヴェレットの多世界解釈という理論がこの世界には存在する。タイムトラベル等の話でそれなりに見かけるものだったりする。
結論から言うと、ソラ達はパラレルワールドであるもう一つの元の世界にそっくりな世界に移動しただけで、元の世界のディズニーキャッスルは救われていない可能性がある。
歴史というのは必ず一本の線であり、誰かが介入した場合、「誰かが介入した歴史」として歴史に書き込まれているはずである。
 
例えば、ドナルドがある日突然消えた。ソラ達は過去に行って調べたがどうやってもドナルドが消える。
ならば、「消える前にドナルドを保護する」といった行動を取ったとする。この場合犯人は保護したソラ達ということになる。
これは突拍子も無い例え話だが、ドナルドが消えた理由がソラ達が介入した為、であり、この様に歴史が一本の線として描ける事を理解して頂きたい。
 
これを踏まえると、光の礎の辺り一面がいばらで包まれる。これは明らかにおかしい事なのである。
歴史というのは過去に起こった事である為、未来とは違ってすでに確定してしまっている。
ソラ達はマーリン様に助けを求めに行くが、この時点で歴史の中ではソラ達はお城を救ったことになっているのだ。そうなってくると、何故イバラが消えていないのか?という疑問が生まれる。
ゲーム中では、プレイヤーが過去を救っていない為、と解釈出来るが、タイムラインとして整理すると、こういった齟齬が出てきてしまう。設定的なものではなく、タイムトラベル系のファンタジーもの全てに言える事なのだが。
 
そう考えると大まかに二つの答えが導き出されてくる。

  1. KHシリーズにおける時間移動とは、エヴェレットの多世界解釈等の理論を基にした、パラレルワールド間を移動するものである。(歴史改編でパラレルワールドが分岐するタイプ)
  2. KHシリーズにおける時間移動とは、過去と未来を繋げた時点でリンクが発生し、未来で1秒経つと、繋げた過去が1秒進む。(歴史改編の進行にしたがってその後の歴史や未来に反映されるタイプ)

もちろん、これらとは全く違う、「ファンタジーだから」という身もふたもない答えだって存在はする。