技・魔法/【ラグナロク】

Last-modified: 2024-10-20 (日) 19:47:18

キーブレードの先端にエネルギーをチャージし、そこから螺旋を描く複数条の光弾を一斉に発射する技。作品によっては追尾性能を持つ。
対空技としてKHIに登場し、それ以降のほとんどの作品に登場する。

  • KHIのアビリティの説明文に「ラグナロクを放つ」とあるので、光弾の名前がラグナロクというようだ。

技のコンセプトとしては、BbSで登場したシュートロックコマンドの元祖といえるかもしれない。


「ラグナロク」とは、北欧神話における世界終焉の日を指す。
一見スケールばかりがでかく意味も通りそうにないネーミングだが、この日を迎えたとき「世界全ての封印・足枷・縛めの類が消滅し、封じられていた多くの怪物が野に解き放たれた」というエピソードがある。
大量の光弾を球体へと封じ込め、それをキーブレードで解放する様を「ラグナロク」に例えているのかもしれない。

  • FFシリーズではもっぱらエクスカリバー、アルテマウェポンに連なる最強クラスの剣として採用されることが多い。
  • 剣先にエネルギーを集中させて光球を作り、炸裂させることで数多の光弾を撃ち出す演出は、KHI発売当時のFFシリーズ最新作であったFFX主人公ティーダの「エナジーレイン」とよく似ている。ただしあちらは地面に光弾を浴びせて大爆発を起こす技となっており、同じコンセプトであってもゲームシステムの違いによって全く異なる技となる良い例と言える。

北米版でも基本的には「Ragnarok」であるが、KHIIのみジーニーとの連携技とリミットフォームのリミット技が共に「Infinity」となっている。


KH

空中の敵に対して使える特殊技
ホロウバスティオンの大広間でリク(アンセム)を倒すと習得できる。
必要AP・消費MPはともに3。
ジャンプしながら5連続でキーブレードを振り回した後、力を貯めて光弾を発射する。
○ボタンを押すタイミングによって光弾の数が変化する。


コマンドは「ラグナロク」で自動5段攻撃(5段目は高威力・補正なしの強制クリティカル)→「インパクト」で光弾を発射。
「インパクト」の入力タイミングで弾数が10、16、25発の三段階で変化する。
入手が遅く、無敵時間も短いが威力は極めて強力。無敵はエアロガである程度カバーできる上、接触ダメージも狙える。

KHFM

必要APが4に上昇。
追加ボスのカート・ジーサに極めて有効。
またピンクアガリクスから最高評価をもぎ取るためには必須。

COM

ソラストック技として登場。
数字の合計が7~9という厳しい条件。ラストアルカナム同様非常にブレイクされやすく、扱いはかなり難しい。

斬りかかりがなく、単純に光弾を発射するだけの技になった。その光弾もどちらかというと光線の方が正しく、KHIのように螺旋を描くのではなくレーザービームのように真っすぐ飛んでいくものとなっている。
敵の追尾こそしないが弾速はかなり速い上に判定も結構太く、フィールド端の縦位置中央で打てば画面上のほとんどを射線に入れられる。
また、入力タイミングによって光線の数が増えて威力も上がるのだが、タイミングを大きく外した最低威力でもほとんどの雑魚敵を倒せる威力になる上、吸収もされないため、雑魚敵戦では結構強い。


貫通性能を持つため、他作品のイメージに反して今作では範囲攻撃技ということになる。
雑魚ハートレス戦では合計9になるようにすればブレイクされる危険性はほぼなくなるため、耐性持ちが多くメガフレアが通用しにくい最終階で大活躍できる。
特にトルネドで画面端から引き剥がして気絶させつつ射程内に入れるというコンボが有効。マジックアップも共有できる。

Re:COM

斬りかかりがなく光弾を撃つだけというのは変わらないが、光弾の性質がKHI仕様に変更され、発射された光弾が敵を追尾するようになった。
光弾はある程度散らばるため掃討能力がないわけでもないが、オリジナル版とは異なりどちらかというと雑魚戦ではなく単体のボス戦向きの技となっている。
威力補正4.0×最大16発。無属性なのでほとんどのボスには半減されるがそれでもフルヒットで320ダメージと非常に強力。
ジャファーのエネミーカード効果「アタックベール」がストック技にも適用されるようになったため、その効果中はブレイクの心配なく安心して撃てるようになった。またシグバールのエネミーカード効果「ショットチャージ」の対象にもなっている。

KHII

ファイナルジーニーとの連携技として登場。ただしジーニー仕様(?)のため、同名の別技と言って良い。
ラグナロク」でキーブレードを巧みに操って何度も敵を切り裂く。見た目はファイナルフォームの戦い方に似ている。
最後は「インパクト」でジーニーが合図をし、辺り一面に連続して爆発を起こす。

  • 威力、攻撃範囲共に非常に優秀で、他の連携の存在意義を奪いかねないほど。ただしこの一人勝ち状態は後述の通りFM版では大きく変わることになる。

KHIIFM

ジーニーとの連携技の続投の他、リミットフォームの追加に伴いリミット技としても登場。消費MPは80と最多。
空中に対象がいなくても発動することができる。なお、攻撃性能はKHI仕様。

コマンドは「ラグナロク」→「シュート/インパクト/ギガインパクト」。
発動するとキーブレードによる連続攻撃を出し、特定のタイミングで出るリアクションコマンドでラストシュート。
コマンドが「シュート」「インパクト」「ギガインパクト」と変化するためタイミングがわかりやすくなった。
ただし、フォーム経験値が入るのは「ギガインパクト」のみなので注意しよう。
ボタン連打ではなく入力タイミングが要求される数少ないリアクションコマンド。

  • 人型の敵に対してはソニックレイヴ→フィニッシュから繋げることができる。全弾命中させればなかなかの威力となる。
  • チャージ中はスティックで移動が可能なので、より光弾が当たりやすい位置に調整するのが有効。
    基本的に敵からある程度距離を離した方がヒット数を増やしやすいが、離れすぎた対象には届かないので注意。
  • 光弾の手数の多さから一見集団戦に向きそうに思えるが、光弾は貫通性能が無い(=1発につき1体の敵にしか当たらない)ため、大群相手に使用しても意外と殲滅力は低い。加えてチャージ中は無防備と言ってほぼ差し支えない状態なので群がられると発動前に潰される危険がある。性能としては単体戦向き。

ジーニーとの連携技の方はオリジナル版と比べるとパンチ&斬撃部分の威力は上がったがフィニッシュの爆発の威力は減少、反撃値&ゲージ消費量は激増とかなり弱体化している。

  • ゲージ消費量は5という驚きの燃費の悪さ。連発などしようものなら例え召喚レベルがMAXでも2回発動しただけでゲージが尽きてしまう。
  • 「使えない」とまでは言えないにせよかなり扱いが難しくなったことは間違いない。少なくともオリジナル版のようにひたすら連発するだけであらゆる敵を圧倒できるような技ではなくなった。
  • FM版では適当に連発するだけだと、より早い段階で習得できるストライクレイドラストアルカナムよりも総ダメージ面で大きく劣ってしまうことも十分有り得る。効果的に運用するには敵との相性や合間のゲージの回復を意識する必要がある。

Days

シオン第二形態が使用してくる。
グライドでも逃げ切れるかどうかという弾速とヒット数、そしてAIが大好きなのか妙に多い使用回数(弾が消えたら次を撃ってくる)から嫌でも印象に残る。
ただ、撃つ前の隙は大きい。
無属性なので「虚無のかなた」を装備していけばダメージ自体は受けなくなるが、だからといってわざと喰らっていると、喰らいモーション中に例のバリアで回復されることもあり過信は禁物。


ミッションモードで操作できるソラのリミットブレイクとしても登場する。

  • 「オレに力を!」「光よ!」

ただし、ソラを使えるようになること自体がミッションをやり込んだ後なので印象は薄い。慣れないうちは難しいかもしれないがうまく全弾命中させるとなかなかの威力。

同じ「ラグナロク」だがシオンのものとはずいぶん仕様が違い、ソラのものは通常3発、Aボタンを押すタイミングによって威力が増し、ジャストタイミングで6発弾が出る。弾速はシリーズ全体で見てもかなり速い方。
ファイナルリミットになると巨大な弾が錐揉み回転しながら前方に真っ直ぐ飛んでいくようになる。こちらもジャストタイミングで撃つと威力が上がる。イメージとしてはCOMの真っ直ぐ飛ぶラグナロクに近い。
いずれも数値上の威力補正は高いが性質上連発出来ないため、他のキャラのリミットブレイクと比べると若干劣る性能。ただ貴重な遠距離攻撃のリミットブレイクではあるため、積極的に距離を取りながら撃つと良い。

BbS

シュートロックコマンドとして全員が習得できる。
コマンドボードのステージ「キーブレードボード」のボーナスパネルから入手できる。
追加入力は○ボタンのタイミング式。


威力倍率、総弾数ともども最序盤から入手できるシュートロックコマンドとしては破格の性能で、ラストまで十分使い続けられる。
特に専用シュートロックの性能が心もとないテラ編では心強い相棒となる。
ただアクア編では完全上位互換となるレインボーシャワーが入手できるため、最終的にはそちらに譲ることになるだろう。

3D

ソラのデュアルリンクアタックとして登場。
光に包まれたスピリットとソラが輪になり、回転して周囲に光の弾丸を放つ。
一つの敵に最大で20HITするようだが、実戦ではあまり見られない。

  • 今作ではホーリー属性。最大でも0.7×20ヒットなので、純粋な威力だけでいえばトリニティリミットの下位互換。
    ただ、計算後のダメージが一定値以上になるとダメージが軽減される仕様があるため、実際の総ダメージはこちらのほうが高くなる場合が多い。

χ

SR以上・マジックタイプのアタックカードのアビリティ。
数多の光弾を放出して大ダメージを与える。

  • 光弾が太い、発射のタイミングがバラバラ、弾が拡散したあと収束するように飛ぶなど、これまでのシリーズのものと比べるとかなり性質が異なる。

KHIII

キングダムチェーンと購入特典キーブレード(ミッドナイトブルーファントムグリーンドーンティルダスクエレメントエンコーダーアドベントレッドデッドオブナイト)のシュートフロー

キングオブハート

ロック数が1~23の時に発動するシュートフロー。
ハート型の弾を放つ。それぞれの弾はまっすぐに敵に向かい、当たった敵を吹き飛ばす。

ラグナロク

ロック数が24(最大)の時に発動するシュートフロー。
螺旋を描きながら敵を追尾する弾を一斉発射し、当たった敵を打ち上げる。
旧来までのラグナロクは発射した弾全体で大きな螺旋を描いていたが、こちらはそれに加えてそれぞれの弾が小さな螺旋を描いて飛んでいく。