「エアロ」、「エアロラ」、「エアロガ」を基本とする、風の力を使う魔法。
風のバリアを張る防御魔法であったり、風の弾を撃つ攻撃魔法であったりと、作品によって効果が異なる魔法になっている。
- 「風よ!」(KHFM版:「Wind!」、COM、BbS)
- 「守りを」(KHI)
風属性やエアロ属性は存在する作品が少ないためエアロ系の魔法は基本的に無属性で、作品によっては攻撃を受けた相手に吹き上げやスタン(気絶)の状態異常を発生させる特殊効果がある。
敵はエメラルドブルースなどが使用する。
KH
1人を対象に選び、一定時間受けるダメージを1/2にする風のバリアを張る魔法。消費MPは2。
ソラとドナルドが使用できる。
「エアロ」はトラヴァースタウンでオポジットアーマーを倒して「風の力」を手に入ることで修得でき、以降は「風の力」を手に入れる毎に「エアロ」→「エアロラ」→「エアロガ」とパワーアップする。
「エアロラ」になるとバリアに接触した敵にタイプなしのダメージを与える(バリア対象の最大MP×2+6)能力がつき、「エアロガ」になるとさらにバリアで敵の攻撃を弾き返す能力がつく。エアロガの弾き効果は全身かつ常時発生するため非常に強力で、敵によってはこれひとつで完封できるレベル。
- バリアのエフェクトもパワーアップするごとに拡大していく。
エアロラ・エアロガの接触ダメージの範囲も広くなるが、このせいで短いキーブレードだと敵が怯んで距離が開いてしまいコンボが繋がりにくくなるという意外な弱点があったりする。
エフェクトがそこそこ地味で、切れてる事に気付かず事故死なんてこともよくある。
効果時間は「最大MP+18」秒で、効果が残っている対象に再度使うと効果時間が上書きされる。
召喚魔法を使うと効果は消える。
仲間の場合、ソラの視界から消えると効果が無くなる。
くるくる回っているホワイトマッシュルームを対象にして使うと喜ばせることができる。
3回連続でエアロ系の魔法を使って喜ばせると、エアロ免許皆伝や闘気の魔石が手に入る。
大気の守り
ターザンのアビリティ。
大気の力を借りて身を守る。
エアロ系の魔法と同じ効果のアビリティ(ディフェンス技)で、ソラたちのエアロ系のパワーアップと共に強化される。
必要APは3、消費MPは2。
エアロポーション
アリエルのアビリティ。
エアロの詰まったポーションを取り出して使う。
エアロ系の魔法と同じ効果のアビリティ(ディフェンス技)で、ソラたちのエアロ系のパワーアップと共に強化される。
必要APは3、消費MPは2。
ウィンドフィールド
ピーター・パンのアビリティ。
風の力を借りて身を守る。
エアロ系の魔法と同じ効果のアビリティ(ディフェンス技)で、ソラたちのエアロ系のパワーアップと共に強化される。
必要APは3、消費MPは2。
KHFM
バリアで与えるダメージが若干上昇した。
HD版ではコンボマスターの追加に伴い、上述のコンボが繋がりにくくなるという欠点が大幅に解消されている。
COM
「エアロ」はマジックカードの『エアロ』を使用することで発動し、エアロ系統の上級魔法や派生技は『エアロ』のカード使ったストック技として発動する。
『エアロ』のカードは7階出口ホールでリク=レプリカを倒すと解禁される。CPは20(1)~38(0)。
KHIでは防御だったが、本作以降は純粋な攻撃魔法となった。
「エアロ」はソラの周囲に風の刃を発生させる魔法。無属性で、威力補正は×3.0。
風の刃が当たった敵はソラの方へ引き寄せられるように吹き飛ぶ。
『エアロ』を2枚ストックすると「エアロラ(×6.0)」、3枚ストックすると「エアロガ(×9.0)」が発動する。
上位の魔法になるほど発生する風の刃が大きくなって攻撃が当たる範囲が広がり、ソラの背後や手前にいる敵にも当たるようになる。ただし、複数の敵に当たるようになっても、攻撃が当たるのは1回だけ。
魔法カードの割にダメージはさほどでもなく、射程も短いので、これ単体での使い勝手はイマイチ。一応無属性の攻撃なので、吸収や無効化されることがほとんどないという強みはある。
エアロ系の魔法はウィザードのエネミーカード効果「マジックアップ」で強化できる。
『エアロ』カードを使用するストック技
Re:COM
風に当たった敵が逆にソラから離れるように吹き飛ばされるようになった。
『エアロ』カードを使用するストック技では「ホーミングファイラ」が無くなり、「レイジングストーム」が追加された。
魔法とは違うが、追加されたザルディンのエネミーカードが火・氷・雷・無属性を半減する他、KHIのエアロ系統の魔法に似た「エアロガード」というエネミーカード効果を持つ。
KHII
ソラはエアロ系の魔法を使用できないが、風属性を持つ敵としてエメラルドブルースとザルディンが登場。
エメラルドブルースは自分の周囲の敵を巻き込む「トルネド」で近接攻撃を仕掛けてくる。
ザルディンは風の球を飛ばす「あやつりの風」や、KHIでのエアロ系の魔法に似た「守りの風」といった技を使用してくる。
Days
再び登場することとなったが仕様が大きく異なる。
「エアロ」は白い弾を高速で相手に飛ばし、「エアロラ」は地を這うつむじ風をゆっくり飛ばす。
「エアロガ」は自分の周りに風の刃を巻き起こし相手を吹っ飛ばす。
いずれも当たった敵を吹き上げ状態にすることがある。
また、珍しく「風」属性を持っている。
- ザルディンがエアロを撃つと、KHIIで彼が使ってきた、「あやつりの風」と寸分違わぬ動作をする。
エアロはパット見ファイアに似ているが、飛行速度が速く代わりに射程が短いという特性がある。特に魔法レベル1では射程が短すぎてほとんど追尾を活かせなくなってしまう。
威力補正はまあまあ高く、使いやすい魔法ではある。
エアロラはほぼ吹き上げ状態狙い専門の魔法となっているのだが、いかんせん威力が低すぎる。打撃サポートにしても吹き上げ状態にした敵は上空高くに飛んで行ってしまうため、天井の低い場所以外はブリザラの凍結のほうが使い勝手が良いのも欠点になっている。
エアロガは超多段ヒットするものの総威力は意外にもエアロをやや上回る程度しかない。
だがプレイヤーを中心に広範囲攻撃できるという特性はかなり貴重であり、非常に使いやすい。
パートナーのザルディンは最初から「エアロ」を使用可能。
DAY117になるとシグバール、ゼクシオン、ルクソード、マールーシャ、シオンも使うようになる。
「エアロラ」はザルディン、ゼクシオン、デミックス 、ルクソード、マールーシャがDAY151になると使うようになる。
「エアロガ」を使えるのはザルディンのみであり、DAY297以降使うようになる。
BbS
引き続き登場。Re:COMの特徴を継承しており、吹き飛ばされた相手はスタン状態となる。
白雪姫とディメンションリンクした際の専用コマンド「くしゃみ」では、エアロに相当する効果が発動する。
さらに、ミッキーとのリンク限定でのコマンド「ホーリーストーム」では、エアロガに相当する効果が発動する。
「トルネド」や「エアアーツ」、「ウインドレイド」など、ヴェントゥスはエアロに関係する専用コマンドを多く習得する。
因みに「トルネド」は某思念の天敵だったりする。
Re:coded
今度はDaysに近い仕様となって登場。
今回は「エアロ」「エアロラ」「エアロガ」全てがDaysのエアロのように敵に風の弾を飛ばす魔法として統一され、派生技としてDaysのエアロラに近い「チェイスウインド」・「チェイストルネド」とエアロガに近い「サイクロン」が登場。
3D
エアロ系は採用されなかったが、「トルネド」がソラ専用のコマンドとして登場。
χ
マジックタイプのアタックカードのアビリティとして登場。風属性の攻撃魔法。
ファイア系・ブリザド系・サンダー系と同列のように扱われている。
マジックタイプ以外のタイプのアタックカードにも、エアロレイドやウィンドダッシュといった風属性攻撃のバリエーションが存在する。
KHIII
非ロックオン時はソラの正面、ロックオン時はターゲットの現在位置を中心とする円筒形の範囲に竜巻を起こす。
竜巻に触れた敵は巻き上げられ、無防備のまま上空に浮き続けるという、マグネ系を彷彿とさせる性能になっている。
違いは敵を吸い込む特性が無く、戦場全ての敵を一方的に拘束するような真似はできないこと。
本作固有のギミックとしてはパフリーダーのアーマーを1発で破壊したり、フィールド上の綿毛を飛ばしたりもできる。
また、攻撃判定が消えると竜巻が発生した位置にしばらく「風の塊」が残り、そこに触れるとスーパージャンプが発生する。
- ただしVer1.07のアプデ以降はアビリティ未装備だと単なるジャンプになってしまった。習得時期がスーパージャンプの入手前のため、使い方次第で色々とギミック無視ができてしまったからだろうか……?
ランクが上がるほど範囲が広くなり判定が留まり続けるため、バナナプリンに連発するのも割とお勧めでもある。
ハイスコアを狙うならエアロガンまでぶっ放してみよう。
魔法スタイルが変わると上記の特性が無くなるが、他の魔法と変わりない威力で攻撃ができる。
魔法ランクが上がる時期がだいぶ偏っており、最初に習得するのはキングダム・オブ・コロナの序盤、そこからかなり飛んでバトルレベル順なら最後に選択することになるサンフランソウキョウの大詰めでエアロラ、その直後に訪れることになる終わりの世界でエアロガになる。
エバーアフターにエアロガンとエアロアップが備わるなど、キングダム・オブ・コロナとは非常に縁が深い。
ドナルドも「ドナルドエアロ」を初期習得している。
エアロガン
エアロガを使うか、アビリティ「エアロガン」を装備した状態でエアロ系の魔法でゲージを溜めることで使用できるエアロ系最上級の強化魔法。
ターゲットの位置に巨大な竜巻を、その周囲に5つの小さな竜巻を呼び出して回転させる。
通常魔法同様敵を空に拘束し、中央の竜巻が出た場所にスーパージャンプを誘発する風の塊を作り出せる。
アビリティの「エアロガン」はエバーアフターの第二アビリティのため、キーブレード強化に手をつければエアロカフスに頼らなくても中盤から扱うことができる。
オーシャンエアロ
ザ・カリビアンやラスボス戦にある水中ゾーンではセットしているエアロ系の魔法が「オーシャンエアロ」に変わる。元々の魔法のランクに拘らず性能は一定。
目の前、あるいはターゲットの位置に水流を生み出す。
使い勝手はエアロ同様だが、風の塊が残らない。
水中ではサンダー系がオーシャンサンダーとなって使い勝手が大きく変わるため、敵を直接攻撃したい場合はこれが非常に有効。
DR
χと同じように風属性の攻撃のひとつとして登場。
余談だが、今作の浮遊・飛行する敵のほとんどは(ボス級含め)風属性に弱い。乱気流に振り回される感じなのだろうか。