デバイス(Strikers)

Last-modified: 2024-03-02 (土) 18:56:55

デバイス(Device)

魔導師及び騎士が共通して持つ杖のことをデバイスと言う。
その役割は、魔法のプログラムを溜めこんでおくストレージだったり、魔法を制御するための演算をしてくれたり、直接的な武器となったりと色々ある。
スバルやティアナは学生時代に自分で作っていた。 反面、StrikerS本編6話で六課からギンガにデバイスがプレゼントされる旨を伝えられた時に「すごく嬉しいのですけど……いいんでしょうか?」と嬉しさ半分困惑半分であったことを見ると、高性能デバイスはそれなりに高額であったり入手に手間がかかったりするものであるようだ。 また、訓練校時代にティアナがスバルのリボルバーナックルを指して「立派で高価そうなもの」と発言している(漫画版Episode-5)。

デバイスの種類

・インテリジェントデバイス(Intelligent Device)
魔導師が用いる、意志を持つデバイス。術者自身と心を通わせたインテリジェントデバイスがいかなる力を発揮するかは、1期およびA'sの物語で語られてきた。
その設定上、非人格型インテリジェントデバイスは存在しないと思われる。
ちょっと意外だが、レイジングハートとバルディッシュ以外のインテリジェントデバイスは、StrikerSで初登場となる。

・ストレージデバイス(Storage Device)
魔導師の使う一般的なデバイス。通常は、意志を持たない非人格型。ただし、単純な応答はするものもある。
※ストレージデバイスのうち、「夜天の書」、「蒼天の書」はユニゾンデバイスの項に記述しています。

・ブーストデバイス(Boost Device)
StrikerSから新たに登場する分類のデバイス。 特性は魔力射出・射出魔力制御の補助。
これは固い外殻でくるんだまま味方に命中させられない遠隔補助魔法を離れた位置に正確に届けるためのものである。
ブースト系魔法は召喚獣などを対象に使うことが多く、そのため召喚魔法と相性が良い。
ゆえに全体的に稀少な召喚士の中でブーストデバイスの使用者は多い。

・アームドデバイス(Armed Device)
古代ベルカ式、もしくは近代ベルカ式の魔導師、騎士が扱うデバイス。 アームド(武装)の名を冠しているところから類推できる通り、なんらかの武器の形状であることが多い。
人格型、非人格型の両方が存在している。
※「シュベルトクロイツ」はユニゾンデバイスの項に記述しています。

・融合型デバイス(Unison Device)
「ユニゾンデバイス」あるいは「融合騎」とも呼ばれる。
(「融合騎」の呼び方は第13話のゼストの台詞、記述の仕方はメガミマガジン2007年8月号からの出典。ユニゾンデバイス=融合騎であることもメガミマガジンから)
使用者と融合することで、言わば内部から術者を補佐する古代ベルカ式特有のデバイス。
騎士と融合騎が融合(基本的には騎士ベースだが逆も稀にあり)することで、お互いに相手の魔力を自由に使用することが可能となる。
双方独立しての魔法行使も可能だが、同一の魔法や魔力運用を行うことで威力や精度の倍加も可能。
融合時には瞳と髪の色が変化するという特有の現象が起こる。
非常に高性能だが、融合者には適性が必要で、おいそれと誰でも使えるわけではなく、さらに事故が起きる可能性も高い(融合事故参照)ことから、使用者はほとんどおらず、現在確認できる融合デバイスをメインで使用する術者は「最後の夜天の王」八神はやてただ一人である。
ただし、リインフォースIIはヴィータやシグナムともユニゾンが可能で、実際にヴィータとリインフォースIIのユニゾンは第16話で披露された。また、同時にゼストもアギトとユニゾンしており、ユニゾンデバイスを使えるのははやて一人だけではない。
開発初期の融合騎は初代リインフォースのような人間サイズであったが、開発後期においてはアギトのような小型サイズが主流となった。
等身大サイズの融合騎は単身での「武器・徒手戦闘」や、使い手が戦闘不能になった際に内部空間に保護し融合騎自身が活動する「入れ替わり」が可能だが、融合相性が極めて厳密。
逆に小型サイズは単身での近接戦闘や入れ替わりが不可能だが、融合相性に若干の余裕を持たせることができ、複数の相手との融合が可能となる。
第13話で、ルーテシアの仲間であるアギトが「融合騎」であり、アギトはリインフォースIIのことを「融合騎」とみなしていた。
なお、第13話でのアギトの台詞によると「融合騎」の製作者を「マイスター」、使い手を「ロード」と呼ぶようである。

その他デバイス関連用語

・カートリッジシステム(Cartridge System)
A'sから登場した魔力増強の為のシステム。 StrikerSでもリボルバーナックルを初めとして数多くのデバイスに搭載されている。
第4話において、ティアナのアンカーガンが不発を起こしていたが、このカートリッジ不発現象はアンカーガン固有の問題ではなく、他のカートリッジ搭載デバイスでも起こり得る現象である。
ティアナの不発現象は「炸裂不足」と呼ばれ、カートリッジの魔力が全て炸裂せず、きちんと魔力がデバイスや術者に回らないことによって、カートリッジの魔力が使えない状態となる。
また、弾詰まり現象(所謂「ジャム」)も発生する事があるとの事。 ただし、作中でジャムを起こしたデバイスは存在しない。
なお、過剰なカートリッジロードは制御不能や暴発をまねく危険性がある。

・出力リミッター(Limiter)
魔導師にかけられたリミッターとは別にデバイスにもかけられている。
本来は使い手の指示でリミッター解除が可能だが、上官によって意図的にリミッターをかけられている場合もある。
リミッターには、3~5段階程度の制限があり、その制限解除ごとにデバイスの変形を可能とする場合もある。

・デバイスロック(Device Lock)
武器として使用可能な危険度の高いデバイスにかけられている。
グラーフアイゼンとレヴァンティンは「レベル2起動承認」で基本機能のほぼ全てが使用可能。

・フルドライブ(Full Drive)
魔導師や騎士は通常潜在魔力の6割程度しか使用できない。それ以上の魔力使用は体が負荷によるダメージを抑えるために拒否するからである。
デバイスも同様に耐えうる負荷強度に余裕を持って使用しないと破損の危険性がある。
「フルドライブ」はこれらの安全機構をあえて無視し、限界に近い出力を出すものである。
当然過剰負荷によるダメージは体に残り、傷や体調不良を悪化させる要因ともなる。

・リミットブレイク(Limit Break)
フルドライブを超えた状態。
その負担は術者とデバイスの命を削るほどである。

・A.C.S(Accelerate Charge System)
瞬間突撃システム。
現在のところ、レイジングハート・エクセリオンとマッハキャリバーにのみ搭載が確認されている。
両者ともフルドライブで使われているので、通常モードでは使用できないと推測される。

・マイスター(Meister)
StrikerSにおいて、「マイスター」はデバイスの制作者のことを指す。後述の「ロード」に較べると、使用する人も多いことから、やや一般的な言葉であると思われる。
リインフォースIIがはやてに対して使う「マイスターはやて」は、「自分を製作した者、はやて」を意味している。
なお、マイスターはドイツ語で、英語にするとマスターだが、当然ながらレイジングハートにマスターと呼ばれるなのはは、レイジングハートを作った本人ではない。

創造者である「マイスター」

公式第13話あらすじより

・ロード(Lord)
StrikerSにおいては、現在アギトが使用したのみ。おそらくはユニゾンデバイス側からみたその使用者のことを指す言葉と思われる。
他の種類のデバイスの場合、レイジングハートがなのはを「マスター」と呼ぶように、使用者を「ロード」とは呼ばないようである。おそらくは、ユニゾンデバイス独特の言葉。

心と魂を預ける融合相手である「ロード」

公式第13話あらすじより

・ユニゾンイン(Unison In)
八神はやてやその守護騎士と、リインフォースIIが融合するときのコマンドワード。大抵は融合騎と術者両者が同時に発音するが、特にそうと決まってるわけではなく、両者とも発音しない場合もある。
アギトがシグナムと融合する時も発声していたので、特に八神家限定というわけではないと思われる。