古代ベルカ式魔法(Strikers)

Last-modified: 2024-03-02 (土) 18:56:21

Ancient BELKA System

古代ベルカ式は、A'sでは単に「ベルカ式」と呼ばれていた魔法体系。魔法陣は、正三角形の中で剣十字の紋章が回転している形。
本編に登場する使い手が多いため、あまりそうは見えないが、古代ベルカ式魔法の使い手は稀少とされ、希少技能(レアスキル)に認定されている。
そのためStrikerS SS02では、はやての守護騎士たちは聖王教会で定期的な診断を行っていたり(プログラム体の守護騎士達自体が、古代ベルカ式の魔法の産物であるための措置と思われる)、古代ベルカ式の魔法や戦技の保存に協力したりしているということがシャッハの口から語られている。
本編中での使い手は、八神はやて、リインフォースII、シグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ、カリム・グラシア、ヴェロッサ・アコース、アギト、ゼスト・グランガイツである。
ヴィヴィオが使用していたのも、古代ベルカ式である可能性が高い。

※本項では、StrikerSで使用された古代ベルカ式魔法を扱います。 A'sについては「ベルカ式(攻撃)」及び「ベルカ式(防御・捕獲・結界・補助)」を参照してください。
※当該魔法がA'sで使用されていた場合は、「初出:」の記述を入れています。

魔力付与攻撃

・紫電一閃(しでんいっせん)
使用者:シグナム
レヴァンティン・シュベルトフォルムで使う決め技。魔法の炎熱変換によって炎をまとったレヴァンティンで攻撃する。
これによってガジェットIII型を一撃で破壊した。

初出:A's第2話
使用話数:StrikerS第7話、第25話

・飛竜一閃(ひりゅういっせん)
使用者:シグナム
シュランゲフォルムから繰り出す「砲撃級」の魔力付与斬撃。
伸ばした連結刃を包む魔力と炎は自在な機動で長く伸び、対象に刺突・魔力・炎の三種混合ダメージを与える。
ただし、発動中は自身の防御が困難となる。
今回はユニゾンしているリインフォースIIに「炎熱加速」されて、炎熱温度や速度を初め、威力や射程はかなり増強されているが、カートリッジ1発ロードに加え、ユニゾンしているアギトの「炎熱消去・衝撃加速」を受けて放たれたゼストの衝撃波と相殺した。
初出:A's第7話
使用話数:StrikerS第22話

・シュランゲバイセン・アングリフ(Schlangebeißenangriff)
使用者:シグナム
レヴァンティンのシュランゲフォルムから繰り出される、長い連結刃に魔力を伝わせたバリア破壊能力に長けた空間攻撃。
とくに名称は出ておらず、通常のシュランゲバイセンかも知れないが、刀身の展開長や複数の弧を描く様な軌道から、この魔法であると判断した。
ヴィータと共同で、ガジェットI型の一団を瞬殺した。
日本語訳:蛇咬攻撃
初出:A's第7話
使用話数:StrikerS漫画版Episode-2、StrikerS第26話

・火龍一閃(かりゅういっせん)
使用者:シグナム(アギトと融合)
第26話でアギトとのユニゾン時に使用した空間殲滅魔法。
アギトの炎熱加速とシグナム・レヴァンティンの炎熱変換により、カートリッジの使用なしでの大威力火炎斬撃が可能となった。
左手に剣を模した伸縮可能な炎を発生させ、それで斬りつける事で任意空間を薙ぎ払う。
シグナムの攻撃の中で最大の威力を持つ。
シグナム個人では持ち得なかった中距離範囲攻撃であり、理想のロードに会えずにいたアギトが成すことのできなかった炎の使い道でもある。
横に振りぬく動作の関係上前方ほぼ全てをカバーする事が可能で、劇中においても広範囲に散開している50機近くものガジェットII型を一撃で全て撃破した。

「剣閃けんせん烈火!」

使用話数:StrikerS第26話

・テートリヒ・シュラーク(Tödlichschlag)
使用者:ヴィータ
名称は明言されていない。 グラーフアイゼンがハンマーフォルムの際に使用する打撃攻撃。
StrikerS第2話では、ガジェットを吹き飛ばした。
明言はないが、StrikerS第6話でスバルに対して使用したのもこれであると考えられる。また、第7話ではティアナの誤射により、危うくスバルに直撃するところだったクロスファイアシュートを寸前で迎撃している。
日本語訳:痛烈な一撃(A'sDVD1巻ブックレット)
初出:A's第1話
使用話数:StrikerS第2話、第20話

・ラケーテンハンマー(Raketenhammer)
使用者:ヴィータ
グラーフアイゼン・ラケーテンフォルムで使う大技。魔力噴射による加速で威力を高める。
第9話の海上戦で、少々距離が離れたところを高速飛行していたガジェットII型を、加速して一気に距離を詰め、見事に撃破してみせた。
A's第5話で使われて以来久々の使用だった。
日本語訳:噴進式金槌
初出:A's第1話
使用話数:StrikerS第9話、第21話

・ギガントハンマー(Giganthammer)
使用者:ヴィータ
グラーフアイゼンのギガントフォルムから出される攻撃。
重量を活かした打撃にバリア・シールド破壊の効果を持たせただけの単純な攻撃だが、単純ゆえに威力は高い。
リインフォースIIとの融合時に使用した際は、二人分の魔力が乗せられており物理・魔力両面で高威力を誇り、大爆発を起こしていた。
日本語訳:巨人の槌
使用話数:StrikerS第12話、第16話

・ツェアシュテールングスハンマー(Zerstörungshammer)
使用者:ヴィータ
グラーフアイゼンのリミットブレイク・ツェアシュテールングスフォルムから出される攻撃。
ヘッド部を限界まで巨大化させ、ロケット噴射による加速と先端のドリル回転をもって叩きつける。
先端に込められた魔力はドリル回転により、一点に集中して捻り込まれ、防御と装甲を抜いた後にその衝撃とともに対象内部に拡散し内側から破壊し尽くす。
その破壊力はヴィータの持つ攻撃の中でも最大である。
グラーフアイゼンを大破させながらもゆりかごの駆動炉を破壊することに成功した。
日本語訳:破壊の槌
使用話数:StrikerS第25話

・プラズマアーム(Plasma Arm)
使用者:ヴィヴィオ
フェイトから獲得した格闘戦魔法。ヴィヴィオが使用したためここに分類。
腕に電気変換した魔力を纏わせて攻撃を行う。
数発の打撃でなのはのバリアを破壊するほどの威力を誇る。
使用話数:StrikerS第25話

射撃魔法

誘導制御型

・フリジットダガー(Frigid Dagger)
使用者:リインフォースII
多数の短剣で敵を襲う。短剣の色は水色。
闇の書の意志やはやての使う「ブラッディーダガー」に凍結効果を付与したリインフォースIIのオリジナル魔法。
第12話でアギトの周囲に大量に(映像では30以上を数えることができる)発生させて動きを封じた。
リインフォースIIが、初めて見せた攻撃魔法である。
第12話でアギトに対しては4cmぐらい、第17話では20cmぐらい(設定資料集)。
日本語訳:極寒の短剣
使用話数:StrikerS第12話、第17話

・シュワルベフリーゲン(Schwalbefliegen)
使用者:ヴィータ
グラーフアイゼン(及びドイツ語)の、より正確な発音表記は「シュヴァルベフリーゲン」。
ヴィータの中距離誘導型射撃魔法。 StrikerS第2話では、ガジェット相手に大型単発弾を使用して見事に撃破している。
また、明言はされていないが、StrikerS漫画版Episode2でガジェットを攻撃したのも、おそらくはこれだと思われる。
第7話では、A'sでは見せなかった8発斉射を見せた。(8発の鉄球を設置し、4発ずつ往復で叩いて発射した。DVD版ブックレットの解説によると、弾を最初に複数設置することで、4発単位で連射することが可能らしい。)
名前の由来は、第二次世界大戦中にドイツ第三帝国が開発、実戦配備した世界初のジェット戦闘機兼爆撃機、Me262シュワルベであると思われる。
日本語訳:飛翔する燕(A'sDVD1巻ブックレット)
初出:A's第1話
使用話数:StrikerS第2話、第7話、第16話

・コメートフリーゲン(Kometfliegen)
使用者:ヴィータ
ヴィータの中距離射撃魔法。
シュワルベフリーゲンの強化型で、自身の頭より巨大な鉄球に真紅の魔力光をまとわせ、 ギガントフォルムのヘッドで撃ち出し、鉄球本体と爆散破片で対象を破壊する。
高い威力を誇るが、消耗は激しい。
第21話でガジェットIII型の一群に使用、一機の装甲を易々と貫き、爆風で周囲のIII型も巻き込んで一気に殲滅した。
名前の由来は、第二次大戦中にドイツ第三帝国が開発、実戦配備した航空機史上唯一の実用ロケット推進戦闘機、Me163コメートだと思われる。
日本語訳:飛翔する彗星
使用話数:StrikerS第21話

・セイクリッドクラスター(Sacred Cluster)
使用者:ヴィヴィオ
元々はなのはの保有魔法だがヴィヴィオが使用しているためここに分類。
一つの塊にして撃ち出した魔力弾を対象付近で爆散、ショットガンの如く小型弾殻をばらまいて範囲攻撃を行う圧縮魔力弾。
聖王化し、ゆりかごと直結しているヴィヴィオの膨大な魔力によって小型弾の一発一発の威力も致命的なダメージとなっている。

使用話数:StrikerS第25話

・インパクトキャノン(Impact Cannon)
使用者:ヴィヴィオ
なのはの保有魔法だがヴィヴィオが使用しているためここに分類。
拳を使って発射する高速大威力射撃。
格闘系近代ベルカ式術者への教導のためにこの魔法をなのはは習得していた。
使用話数:StrikerS第25話

直射型

・ブレネン・クリューガー(Brennen Kluger)
使用者:アギト
「Kluger」の部分の意味は不明。(「燃える賢者」ともとれるが意味不明。たぶん「Kugel」(玉、球)の誤り。)
自身の周囲に発生させた火炎を撃ち出す攻撃魔法。
弾丸の核として固体化された燃焼性の液体を発生、そこに着火して射出する。
着弾時に高温で燃え上がる性質を持つが、術者の意思で瞬時消化させることも可能。
第12話で、スバル達との交戦時に使用。
第16話で、ヴィータのシュワルベフリーゲンに向けて放たれたが撃ち落とすことはできなかった。
使用話数:StrikerS第12話、第16話、第17話(、第23話)

・衝撃波
使用者:ゼスト・グランガイツ
正式な名称は不明。
シグナムの飛竜一閃と相殺した。
使用話数:StrikerS第22話

砲撃魔法

・フレースヴェルグ(Hræsvelgr)
使用者:八神はやて
超長距離砲撃魔法。大出力時は複数の弾を一気に発射、着弾(目標)地点から周囲を巻き込んで炸裂、一定範囲を「制圧」する。
その効果範囲の広さと威力の高さは「殲滅兵器」の域にあり、はやての保有魔法の中でも、ほぼ最大の効果範囲を持つ。
出力を絞れば遠距離精密射撃も可能で、第12話では目標を一機ずつ撃破していた。なおDVD版では小弾頭も炸裂する描写に変更されており、より大量のガジェットを消滅させている。 さすがに連射は術者の体力を奪うのか、この時のはやての息は上がっている。
超長距離攻撃魔法という性質から、はやて一人では精密コントロールや遠距離照準(サイティング)、最終誘導に問題があり、第11話ではシュベルトクロイツと機動六課のオペレーターのサポートによって制御した。
ただし、リインフォースIIがいれば、その必要は無い。
誘導中、術者は移動できず、無防備となる模様。 必然的に相手勢力圏外から大威力攻撃を放り込む、もしくは精密射撃で仕留める、という使用法になると思われる。
第11話で、幻影を織り交ぜて大量に出現したガジェットII型に対して行使、複数グループいた(映像上は4群)ものを、文字通り全て壊滅させた。 第12話においても引き続き攻撃を続行していることから、この術の継続時間はかなり長いものと推測できる。 なお、この時のはやては3ランクリミット解除し、Sランク魔道師としての力を振るっている。
詠唱は

「来こよ、白銀はくぎんの風、天よりそそぐ矢羽となれ」

本来は古代ベルカ式魔法だが、投射面にはミッドチルダ式魔法陣(大きな魔法陣1つの周囲に小さな魔法陣が4つ)が使われている。
これはロングアーチからの支援をより正確に受けるために発射のプロセスをはやてが改良したことによる。
原典は北欧神話の羽搏きで風を巻き起こす鷲の姿の巨人。「死者を飲み込む者」の意。
ドイツ語の綴りは „Hräswelgr“ 或いは „Hräswelg“。 (「死者を飲み込む者」の直訳 Leichenschwelger も使われる)。
→参考フレズベルク@Wikipedia
使用話数:StrikerS第11~12話

・プラズマスマッシャー(Plasma Smasher)
使用者:ヴィヴィオ
データ収集でヴィヴィオが獲得したフェイトの保有する帯電砲撃魔法。ヴィヴィオが使用したためここに分類。
フェイトのものと比べ、早撃ち向きのプロセスを取る。
カートリッジ1発使用のなのはのショートバスターには敵わなかったが、使用するまではほぼ互角の威力だった。
また1期のフェイトのように放出直後でも高速機動が可能で、砲撃に打ち勝ったなのはの背後に回りこんでみせた。
使用話数:StrikerS第25話

広域攻撃魔法

基本的に古代ベルカ式でこの分類の魔法を使用するのは、八神はやてのみである。

・氷結の息吹―アーテム・デス・アイセス―(Atem des Eises)
使用者:八神はやて
術者周辺に発生した4個の立方体から氷結の効果を放つ広域凍結魔法。
本編では新暦71年の空港火災の際、消火作業用に使用していた。
圧縮した気化氷結魔法を打ち込む事で着弾点周囲の熱を奪い凍結させる。 空港まるまる飲み込むほどの効果範囲を持つ。ただし、ユニゾンしていないと微調整が困難。
なお、効果発動中は術者は移動できない模様。

詠唱は、

「仄白ほのしろき雪の王、銀の翼以もて、眼下の大地を白銀に染めよ。来こよ、氷結の息吹」

局員達はこれを見て、「すっげー」「これがオーバーSランク魔導師の力…」と言っていた。
使用話数:StrikerS第2話

・デアボリック・エミッション(Diabolic Emission)
使用者:八神はやて
はやてが初代リインフォースから受け継いだ空間作用型の広域殲滅魔法。
バリア発生阻害能力のある球形の純粋魔力攻撃で、スフィアを中心に広範囲に渡って魔力攻撃を充満させる。
足下、投射面共にベルカ式魔法陣を展開。
本来は自身を中心として発動させる魔法だが、はやての資質「遠隔発生」により遠距離での発生が可能。
発動トリガーは、

「遠き地にて、闇に沈め」

第12話では、スキルで見えなくなったナンバーズの2人(クアットロとディエチ)を辺り一帯もろとも攻撃することで燻り出した。 「詠唱完了、発動まであと4秒」とはやての発言があるため、実際の呪文は長文の可能性が大きい。
かつて闇の書の意志(リインフォース)が行使した魔法を、はやてが行使したのは、本編中ではこれが初めて。
日本語訳:魔性の放出
初出:A's第9話
使用話数:StrikerS第12話

・轟炎
使用者:アギト
アギトの使用した火炎魔法。極大火球を発生させ、その球を相手に叩きつけ高温高圧の爆発を発生させて攻撃する。
本来はユニゾン中に使用し、二人分の魔力を込めて発動する魔法であるが、アギトがゼストの体調を気遣い単独で発射した。しかし、大幅な魔力使用や高い制御負荷がアギト一人にかかる為本人が危険に晒される事にもなる。
使用話数:StrikerS第17話

防御魔法

フィールドタイプ

・騎士甲冑
使用者:八神はやて、リインフォースII、シグナム、ヴィータ、シャマル
守護騎士たちとリインフォースIIの装着するものは「騎士服」とも呼ばれる。
ミッドチルダ式のバリアジャケット同様、設定の変更は見られない。
リインフォースIIのものは本人が支援型であることもあり、防御性能は申し訳程度であるが軽快な動作を可能とする。
使用話数:StrikerS第2話、第11話、他

・パンツァーガイスト(Panzergeist)
使用者:ヴィータ
名称はA'sからの推測。 スバルの訓練中に、ヴィータが手本として見せたもの。本人を覆うオーラ状の魔力光として見える。
なお、A'sで使用したのはシグナムのみで、ヴィータが使ったことはなかった。
日本語訳:精神甲冑
初出:A's第2話
使用話数:StrikerS第6話

バリアタイプ

・パンツァーヒンダネス(Panzerhindernis)
使用者:ヴィータ
名称はA'sからの推測。 スバルの訓練中に、ヴィータが手本として見せたもの。このときは、A's第5話で見せた多面体の完全防御形態ではなく、A's第2話で見せた単面防御形態だった。
日本語訳:装甲障壁
初出:A's第2話
使用話数:StrikerS第6話

・障壁魔法
使用者:ザフィーラ
名称不明。
ミッドチルダ式のサークルプロテクションのような半球型の防御魔法。
盾の守護獣の名に相応しい強固な防御力を持ち、ガジェットI型の攻撃をまったく通さなかった。
使用話数:StrikerS第7話

シールドタイプ

・パンツァーシルト(Panzerschild)
使用者:ヴィータ、シグナム、ゼスト・グランガイツ
ベルカ式魔法陣を展開して相手の攻撃を受け止める。
スバルの訓練中に、ヴィータが手本として見せたもの。
また、第7話ではシグナムがガジェットIII型の攻撃に対して展開した。
日本語訳:装甲手楯
初出:A's第1話
使用話数:StrikerS第6話、第7話、第16話

・風の護盾
使用者:シャマル
指定空域に発生した攻撃に対し自動で防壁を展開、対象物を護る防御魔法。正確性と強度が高くかなり堅牢な防御魔法となっている。
第17話では巨大な楯状で複数展開し、オットーのIS「レイストーム」から六課の隊舎を防御した。
クラールヴィントのペンダルフォルムから繰り出す魔法。
使用話数:StrikerS第17話

捕獲魔法

バインドタイプ

・戒めの鎖
使用者:シャマル
クラールヴィントのワイヤーによる拘束魔法。
その拘束力は強力であり、捉えた対象の魔力発露を阻害する効果を持つ。
オットーを一度拘束するも、その腕力により破断されるが、ザフィーラの鋼の軛との連携により再度拘束、完全無力化に成功する。
2度目はミッドチルダ式のレストリクトロックに酷似していた。
使用話数:StrikerS第23話

・バインド魔法
使用者:ヴェロッサ・アコース
正式名称は不明。
ウーノを拘束した魔法。
使用話数:StrikerS第24話

ケージタイプ

・鋼はがねの軛くびき
使用者:ザフィーラ、シャマル
ザフィーラの使用する拘束魔法。地面からの拘束条で対象を突き刺して動きを止める。
本編中ではガジェットを破壊する魔法としての使用が多い。
第23話ではザフィーラと同時にシャマルも使用したものと思われる。
また、オットーを捕獲する際には捕獲檻として使用された。
初出:A's第12話
使用話数:StrikerS第2話、第7話、第23話

・凍てつく足枷フリーレンフェッセルン(Frierenfesseln)
使用者:リインフォースII
発生速度:C
拘束力:B
設置型凍結魔法。 対象周辺の水分を瞬時凍結させ、目標をその中に閉じこめて捕獲する。
凍結させるための水分が多い場所では発動速度が極めて早くなり、強度も増す。
ベルカ式魔法陣が現れ、その付近を通過した時点で効果が発生する模様。
魔力そのものではなく発生効果による捕縛のため、AMFに対しても有効。
第12話で使用したときは、手元に魔法陣を発生させている。そのときの詠唱は、

「捕らえよ、凍てつく足枷」

ただし、この時は対象となったルーテシアとアギトは、足元に穴を開けて脱出している。
リインフォースIIがルーテシア達に対してためらいなしに行使しているところから、氷に封じられても、生命活動に対する重大な支障(即座に凍死や窒息するなど)はないと考えられる。
使用話数:StrikerS漫画版Episode-1、StrikerS第12話

補助魔法

インクリースタイプ

・烈火刃れっかじん
使用者:アギト
刃部分に炎を纏わせ、炎熱ダメージを相手に追加する炎熱付与武器強化魔法。
融合相手の錬度や相性次第では炎部分を延伸させ、射程を延ばすこともできるが、ゼスト相手の場合錬度・相性共にあまりよくない事から刃部分に炎を付加させるのみであった。 交戦中暫く維持していた事からそれほど負担にはならない様子。
第26話ではレヴァンティンに対して使用した。

詠唱は

「猛れ、炎熱!」

使用話数:StrikerS第17話、第26話

デクラインタイプ

・炎熱消去
使用者:アギト
炎熱操作技術により相手の攻撃から炎熱を消し、ダメージを減少させる。 アギトはシグナム・リインフォースII二人分の魔力で付与された炎熱を一瞬で消去・無効化した。
使用話数:StrikerS第22話

移動魔法

・飛行
使用者:八神はやて、他
ミッドチルダ式同様に、飛行魔法の扱いが変更されたことになるが、古代ベルカ式は機動六課に所属している使用者全員が飛行魔法を習得しているため、空戦魔導師扱いになること以外は実質的な変更はない。
はやては騎士装束の時、背中に3対の黒翼を持っており、高速飛行時には黒い羽毛を舞い散らせていることが確認できる(StrikerS第2話等)。 現在のところ、飛行時にこのようなエフェクトが付くのは、なのは(ピンク色の光の羽毛)とはやての2人のみ。
初出:A's第1話
使用話数:StrikerS第2話、他

その他の補助魔法

・思念通話
使用者:八神はやて、他
ミッドチルダ式の念話と同様に変更はない。
ただし、ミッドチルダ式にも記述したように通信装置を利用する場合が多い。 また、はやてのように役職上、思念通話が使えても通信装置を利用しているときもある。また、はやては守護騎士たちの思念通話を傍受できる様子。
初出:A's第2話
使用話数:StrikerS第2話、他

・柔らかき支柱ヴァイヒ・スツーツ(Weichstütze)
使用者:リインフォースII
正式名称はDVD解説より。 なお、「Stütze」の部分は日本語名からの推測であるが、ドイツ語の発音としては「シュテュッツェ」と表記する方が正確である。
白色、不定形の緩衝材を多数発生させる魔法。衝突物に対して自動的に伸展され、対象物を受け止める。
オーバースピードでゴール地点に突っ込んだスバルとティアナを受け止めるために、なのはのホールディングネットともども展開された。
使用話数:StrikerS第1話

・緩衝魔法
使用者:シグナム(リインフォースIIと融合)
正式な名称は不明。
ミッドチルダ式のフローターフィールドのような補助魔法。
使用話数:StrikerS第22話

・探査魔法
使用者:シャマル
正式な名称はDVD第1巻の解説より。
魔法による目標物の探査。
使用話数:StrikerS第2話

・スターレンゲホイル(Starengeheul)
使用者:アギト
轟音と閃光によって対象の感覚を奪う空間作用型補助魔法。
閃光弾を投擲・発射することで、自身から離れた位置で炸裂させることが可能。
日本語訳:椋鳥の咆哮
使用話数:StrikerS第11話

・花火
使用者:アギト
正式名称・分類共に不明。
花火と同じような音と光を出す演出用の魔法。
アギトが名乗りをあげた際に使用した。
使用話数:StrikerS第11話、第26話

・リカバリー
使用者:八神はやて、ヴィータ
デバイスの回復。以前フェイトがバルディッシュに行っていたものと同様と考えれる。
本編での使用描写はないが、グラーフアイゼンの中破及び大破時にヴィータやはやてによって使用されている(クロニクル)。