ナンバーズ

Last-modified: 2024-03-02 (土) 00:33:45

ウーノ(UNO)

CV:木川絵理子
初登場:StrikerS第5話
能力・役割:情報処理・開発補助・実務指揮
固有装備:なし
飛行・空戦:不可
製造時期:0051年春
肉体増強レベル:A
公式罪状:XAX4-7 世界規模テロリズム
犯罪行為:世界規模テロリズム・主導的支援・その他多数
犯罪者ID:GG-W-85494-D765642137443-12
判決:無期懲役(未決)
ナンバーズ1番。紫のロングヘアーの女性。スカリエッティの秘書の役割をしている。
ナンバーズ最古参。戦闘時は通信や情報収集を担当。また、通常時には自身をアジトのCPUと直結しており、その機能を管制している。
ナンバーズの中では最も最初から登場していたものの、ずっとモニター越しの登場であり、実際にその姿を見せたのは第15話だった。
自らの素体を常に最新の技術と実験結果を反映して改良している。
性格は沈着冷静で、スカリエッティの補助を全てにおいて優先させる。その補助は私的な生活面にまで及び、スカリエッティの散髪までやっていた(StrikerS漫画版Episode-12)。
また、最古参である事やその役割から、彼女の言動に面と向かって逆らえる妹達はいない。
ゆりかご起動後もアジトに残って管制作業と周辺のガジェット制御、オットー捕縛後は地上本部周辺のガジェットの制御も行っていたが、第24話でヴェロッサに捕らえられ、ヴェロッサの思考捜査によりナンバーズの稼動情報等を引き出された後に教会騎士団によって確保された。
戦後は捜査協力を拒否し第17無人世界の「ラブソウルム」軌道拘置所11番監房に収監。刑期短縮の提案を断っている理由は「スカリエッティに付き従う事以外に生きる理由は無いから」との事(クロニクル)。
名前の由来は、イタリア語で数字の「1」(uno)。 または、同じ語源の、フィアットの「ウーノ」。
スカリエッティの秘書

  • 「不可蝕の秘書」フローレス・セクレタリー(Flawless Secretary)
    ウーノの持つ先天固有技能。
    通常行動状態でもレーダーやセンサーの類に引っ掛かることの無い高性能なステルス能力と高度な知能加速・情報処理能力向上チューンの総称。

ドゥーエ(DUE)

CV:又吉愛
初登場:StrikerS第20話
能力・役割:潜入・諜報活動・暗殺
固有装備:ピアッシングネイル
飛行・空戦:不可
製造時期:0052年春
肉体増強レベル:A
公式罪状:XAX4-7 世界規模テロリズム
犯罪行為:世界規模テロリズム・主導的支援・殺人・その他多数
犯罪者ID:AG-X-99631-R963264475545-19
ナンバーズ2番。身長約160cm。稼動暦はウーノ、トーレに並んで古い。
知能と話術に長けており、潜入諜報活動に特化。長期独立行動を行う。
その作業内容を把握していたのはスカリエッティとウーノのみであり他の姉妹達にも動向は秘密とされていた。
そのためかセイン以下の妹達との面識はない。
姉妹中最もスカリエッティの影響が強く性格から行動原理にいたるまで共通点が多く、クアットロの教育も担当した。
クアットロ曰く「敵には等しく残酷だが、スカリエッティや姉妹達には優しい人格」とのこと。
管理局員の姿の時は青髪のロングヘアーの女性だったが、正体を現し、ナンバーズのスーツ姿になったときに髪の色は若干、霞んだ金髪になった。 第15話にて会話の中で名前だけ登場。この時点で既に何らかの任務中らしい。
第17話のウーノの報告では「ナンバーズ12名中11名が作業に参加」との事で、唯一登場しなかったドゥーエは別任務に従事していた模様。ただし、襲撃チームの為に内部情報をリークしている模様で、直接は参加してはいないが、彼女の情報が襲撃戦における重要なデータとなった。
第20話で初めて姿を現した。管理局員になりすまし、最高評議会メンバーの傍に秘書・メンテナンス担当として潜入していたが、聖王のゆりかご起動と共に正体を現し最高評議会メンバーを「破壊」した。
第24話で局員に変装してレジアスを殺害するが、ゼストによって倒された。 その後逮捕された様子が無い為、ナンバーズ側唯一の戦死者となった模様(クロニクルでは「破壊」という表現になっている)。この件に関しては公式ページに匂わせる形で触れられている。
後にDVD全巻購入者特典カードで「死亡日」の記載があることから死亡が確定した。
戦闘能力としては、衝撃波とエネルギーによるバインドがあり、自身の身を守るということに限定すれば、単身戦闘力は決して低い部類ではない。
また、10年前に聖王教会の聖遺物担当の司祭をたぶらかした女性と同一人物。
スカリエッティの素性についても詳しい。
右手の親指・人差し指・中指に固有武装ピアッシングネイルをつけている。
名前の由来は、イタリア語で数字の「2」(due)。
また、兼役の多いナンバーズの中で唯一、声優の他キャラとの被りが無い。(名無しのモブ局員の声として同じ声優が登場する事はあった。また、レジアスの部屋にいた局員はドゥーエ本人の偽装なので別キャラとは言えない。)
姿偽る諜報者

  • 「偽りの仮面」ライアーズ・マスク(Liar's Mask)
    使用話数:第20話、第24話
    ドゥーエの持つ先天固有技能。
    自身の体を変化させる変身偽装能力で、管理局や主要世界で採用されるほぼ全ての身体検査を欺けるよう調整されている。
    この能力を使うことでいかなる場所にも潜入、短期~長期に渡って諜報・工作活動を行うことが可能。
  • ピアッシングネイル(Piercing Nail)
    ドゥーエが装備している爪状の固有武器。ライアーズ・マスクと合わせ潜入・暗殺に特化した刺突用の武装である。
    これを装備した時は、右手のグローブの上から親指・人差し指・中指の三本に爪が装着された状態になる。
    なお、この爪の長さは伸縮自在になっている。

トーレ(TRE)

CV:木川絵理子
初登場:StrikerS第12話
能力:高速機動&格闘型
役割:前線指揮・前線能力
固有装備:「エネルギー翼」インパルスブレード
飛行・空戦:ナンバーズ中最優良
製造時期:0055年夏
肉体増強レベル:オーバーS
公式罪状:XAX4-7 世界規模テロリズム
犯罪行為:世界規模テロリズム・主導的支援・管理局魔導師撃墜・その他多数
犯罪者ID:GG-W-85494-D765642137443-13
判決:無期懲役(未決)
ナンバーズ3番。紫のショートカットの女性。ナンバーズの実戦リーダーである。
稼動暦はウーノ・ドゥーエに並ぶ古参兵で実戦経験も豊富。セッテの教育係であり、彼女の性格や考え方に強い影響を与えている。
スカリエッティからの信頼が厚く、ほぼ完全な自律行動や自己判断による行動が許可されている。
男性的な厳しい性格で、たびたび妹達にも強く当たる。一方で、あまり細かい事柄には拘らない大雑把な一面がある。
第12話においては、本来は作戦を監視するだけのつもりだったようだが、クアットロとディエチが捕らえられそうになったために介入。なのはとフェイトの同時攻撃を受けた2人を、砲撃の発射から命中までの一瞬に救出し、そのまま離脱、逃走した。
また、ティアナ達の「小細工」に最初に気付いたのも彼女だった(すでに手遅れだっただが)。
第16話において初陣となるセッテと共に管理局地上本局航空魔導師隊と交戦、悉くを撃墜している。
続く第17話ではフェイトと交戦。高速機動のフェイトと互角に渡り合う高速空戦能力を見せた。
第22話においてもセッテと共にフェイトと交戦。フェイトを劣勢に追い込む動きを見せるが、第24話でライオットザンバーと真ソニックフォームを起動したフェイトに、高速戦の末インパルスブレードを砕かれ、敗れる。
戦後は捜査協力を拒否し第6無人世界の「キリーク」軌道拘置所1番監房へ収監。刑期短縮を断っている理由は「敗者には敗者の矜持がある」との事(クロニクル)。
名前の由来は、イタリア語で数字の「3」(tre)。
ナンバーズ実戦リーダー

  • 「高速機動」ライドインパルス(Ride Impulse)
    使用話数:第12話、第16話、第24話
    トーレの持つ先天固有技能。頑強な素体構築と全身の加速機能によって成される飛行を含む超高速機動能力。
    その最大速度は人間の視認速度を凌駕、レーダーの追尾も振り切る。
    腿と足首、手首付近からエネルギー翼・インパルスブレードを発生させて発動。
    第12話では、エクセリオンバスターとトライデントスマッシャーの挟み打ちにあったクアットロとディエチを抱え、無傷でその場を離脱している。
    瞬間移動とも思える超高速移動は、フェイトやエリオの使う魔法ソニックムーブを髣髴とさせ、第24話でAMF下とはいえ真・ソニックフォームを起動したフェイトと互角に渡り合う高速性を見せた。

「エネルギー翼」インパルスブレード(Impulse Blade)
トーレの固有装備。手足に生えた8枚の羽のような物体がこれである。
エネルギー翼を刃として格闘戦の際にブレードで斬り付けるように攻撃する。

クアットロ(QUATTRO)

CV:斎藤千和
初登場:StrikerS第11話
能力・役割:情報操作・作戦指揮・電子戦・幻惑
固有装備:「白銀の外套」シルバーケープ
飛行・空戦:飛行可能・空戦は回避のみ
製造時期:0061年秋
肉体増強レベル:B
公式罪状:XAX4-7 世界規模テロリズム
犯罪行為:世界規模テロリズム・主導的支援・洗脳&煽動・その他多数
犯罪者ID:GG-W-85494-D765642137443-14
判決:無期懲役(未決)
ナンバーズ4番。茶髪でメガネをかけた少女。身長約160cm。メガネは伊達のようで、第24話では自ら投げ捨てている。
実務は10年あまりで、稼動暦はナンバー1~3、5の4人に次ぐ。最初はウーノと同じ情報処理担当だったが、10年ほどの間に後方指揮能力を会得。現在は単体飛行と高ステルス性を持った後方指揮官として活動している。また、姉妹の中でも最も自律行動可能範囲が広く、ルーテシアの扱いを全て任されている。
ウーノには頭が上がらず、教育係だったドゥーエのことを尊敬している。
策謀を好み、姉妹の間にも本音を明かさない部分がある。軽い口調や態度の裏で冷酷な策を練ってる。人間味を余分な成分と思っているらしく、チンクとセインを指して「つまんない子」、ディエチを「お馬鹿なディエチちゃん」と言っていた。
最後発組であるセッテ・オットー・ディードの感情の発露が乏しいのは人間味の排除を目的とした彼女のプランによるもの。(StrikerS漫画版Episode-12)
非常に残忍な嗜好を持ち、満面の笑みで「無力な命を弄んだり蹂躙したり、もがく様を観察するのが楽しい」という意味の台詞を言っていたこともある。
スカリエッティの因子として、彼の冷酷さや遊び心を強く継いでいる模様。そのためか、オリジナルのスカリエッティが捕らえられた後、不要と判断すると即座にアジトごと切り捨てる行動をとる。反面、スカエリッティが目指す目的、自分達の「楽園」には深い思い入れがあるらしく、なのはに撃墜された際、意識を失う寸前まで固執していた。
第11話ではガジェットと幻惑の連携で隊長陣を撹乱した。加えて12話ではルーテシアを通しヴィータに「あなたは、また守れないかも」と語りかけ、かつての「なのは重傷事件」を知っている素振りを見せた。
第16話では地上本局襲撃作戦の先陣を切り、管理局地上本局のC4ISR機能をソフトキルするという活躍をみせる。
第22話でゆりかご内部のガジェットを負傷したヴィータに向かわせ、ルーテシアがエリオとキャロの言に動揺し始めたの見て、外からコントロールして二人の言を無視させ、エリオとキャロを殺す指示を出した。また、第23話ではレリックウェポンとなったヴィヴィオを煽り、なのはと対決させるという行動に出る。
ナンバーズ中最後まで捕らえられず生き残り、ゆりかごとオットー・ウーノから引き継いだガジェットの制御を行っていたが、玉座の間からゆりかご最深部までを貫くなのはのブラスターモード3・ディバインバスターで撃破された。この際に第1話におけるなのはの天井貫きを回想している事から、空港火災にも何らかの形で関与している模様。
戦後は捜査協力を拒否し第6無人世界の「ゲルダ」軌道拘置所2番監房へ収監。刑期短縮を断っている理由は「そもそも『地上の人間達』に譲歩するという発想が無い」事にある(クロニクル)。
ちなみにこの理由はスカリエッティと同様である。
名前の由来は、イタリア語で数字の「4」(quattro)、または、同じ語源の、アウディの「クワトロ」。
幻惑の使い手

  • 「幻惑の銀幕」シルバーカーテン(Silver Curtain)
    使用話数:第11話、第12話、第16話、第23話
    クアットロの持つ先天固有技能。幻影を操り、対象の知覚を騙すことを旨とする。
    その騙す対象は人のみならず、レーダーや電子システムにも及ぶ。
    また攻撃・防御の能力をほとんど持たないクアットロはこの能力を駆使し「戦わずして勝つ」ことを基本戦術とする。
    第11話では、ガジェットII型の編隊に幻影を混ぜることで実際以上の大編隊を偽装してみせ、
    六課最大戦力といえるなのはとフェイトをその場で足止めすることに成功。
    しかし、はやてがフレースヴェルグで、幻影諸共ガジェットを殲滅する作戦に出たために頓挫した。
    とはいえ、ある程度の時間は稼ぐことに成功し、さらに、はやての2回しかないリミッター解除のうち1回を使わせている。
    また、続く第12話では、自分とディエチの姿を隠してみせた。
    ティアナの使うフェイクシルエットやミラージュハイドといった幻術魔法をさらに強力・大規模にしたものという印象ではあったが、
    機動六課本部で管制していたシャーリー達の会話からすると、時間さえかければ解析して対応出来るものである様子(これは、ティアナの幻術魔法についても同様かもしれないが)。
    第16話において管理局地上本局のシステムに侵入、指揮通信系統を完全にダウンさせ、本部建物の隔壁操作等の基幹システムを活動不能に追い込んだ。
    ただし、これはシルバーカーテンやクアットロの能力だけによるものではなく、入手していた「事前情報」や、チンク達潜入組による侵入用の「鍵」(おそらくセキュリティホールや暗号の入手)が為されていた為に容易に侵入ができたとのこと。
  • 「白銀の外套」シルバーケープ(Silver Cape)
    クアットロの固有武装。クアットロが羽織っているケープがこれ。
    高いステルス性能と魔法攻撃に対する耐性を持っている。

チンク(CINQUE)

CV:井上麻里奈
初登場:StrikerS第16話
能力:ナイフによる近接戦闘・爆撃による拠点破壊/殲滅
役割:前線/潜入行動
固有装備:防御外套「シェルコート」/スローイングナイフ「スティンガー」
飛行・空戦:不可
製造時期:0060年冬
肉体増強レベル:AA
公式罪状:XAX4-16 テロリズム幇助
犯罪行為:テロリズム幇助・公共施設破壊・その他多数
犯罪者ID:GG-X-85494-A765642137498-29
判決:拘留・厳重監視(無期限)
判決備考:正しい教育を選択できなかった事を認める
保護責任者:ゲンヤ・ナカジマ
ナンバーズ5番。右目を眼帯で覆い隠した、銀髪の小柄な少女。外見年齢は11歳ぐらいだが、稼動暦はクアットロよりも若干長く、最初期制作機の1番から3番に次ぐ。
作戦中は冷徹な姿勢を維持しながらも、落ち着いた性格と面倒見の良さから後発組の妹達に慕われ、彼女らのまとめ役を勤めている。特に教育を担当したノーヴェはチンクによく懐いており、チンクもノーヴェを可愛がっている。直接の教育担当ではないが、ウェンディにエネルギー運用理論の講義などを行ったり(StrikerS漫画版Episode-11)、ディードに自分達「ナンバーズ」について説明したりもしていた(StrikerS SS03)。
自身の幼児体型には劣等感を抱いているらしく、それをクアットロに弄られた際は珍しく狼狽する様子を見せていた。
8年前のゼスト隊迎撃戦において、Sランク魔導師のゼストを一対一で撃破。 その戦闘の際に右目を失い隻眼となるが、あえて治療はせずそのままにしている。(StrikerS SS04)。
斃したゼストの体は実験素体として持ち帰り、蘇生したばかりの頃には世話係も担当していた(StrikerS SS03)。
詳細な戦闘描写は少ないが、スバルとの交戦直前に「姉ならば触れずに戦える」と言っている事から、直接接触を伴なわない戦闘スタイルを取れる模様。
第15話では「任務中」と言われて登場しなかったが、第16話にて管理局内部施設に侵入し、内部施設を破壊する。
第17話で捕獲対象であるタイプゼロ・ギンガと交戦。ノーヴェとウェンディの援護を受けて撃破・捕獲に成功する。その直後、襲い掛かるスバルに応戦し重傷を負わせるも、自分の負傷をまるで意に介さない彼女に圧倒され、後一歩のところまで追い詰められるが、間一髪でセインにより救出される。
この戦闘により受けたダメージは基礎フレームにまで及び、背骨と上半身のフレームが完全に壊れるなど、生体ポッドで治癒しなければならないほどの深刻なものであった。そのため、StrikerS SS03(第18.5話)の時点で目覚めてはいたが、修復が間に合わず最終戦には参戦しなかった。
事件解決後は下の妹達のまとめ役として隔離施設に赴き、妹達の新たな生活に思いを馳せながら稼働時間が短く世界をよく知らない妹たちの行く末を気にかけている。
なお、この隔離施設で姉妹揃って収容される事や、更正プログラムの実施は彼女の進言によるものであり、妹達が捜査に協力する事を先導していたのも彼女。
保護責任者にはゲンヤが就いている。
名前の由来はイタリア語で数字の「5」(cinque)。 なお、似た語源として、フィアットの「チンクエチェント」がある。
刃舞う爆撃手

  • ランブルデトネイター(Rumble Detonator)
    使用話数:第16話、第17話
    チンクの持つ先天固有技能。一定時間手で触れた金属にエネルギーを付与し、爆発物に変化させる能力。ただし、余りに巨大な金属塊の場合爆破に必要な力が拡散し、爆発に到らない為サイズ制限がある。そのため、基本的には固有武装である投げナイフ「スティンガー」に付与して使用する。
    爆発のタイミングはチンクの任意で変更でき、中距離の遠隔操作も可能である。
    その破壊力はディエチのへヴィバレルと並び称されるほど。
    第16話では、6本を投げ、刺さった後に爆破して地上本局の内部施設を破壊した。
    破壊した施設は破壊直後に「防壁出力減少」とクアットロが言っていたことからおそらく魔力炉を物理破壊したものと思われる。
  • オーバーデトネイション(Over Detonation)
    チンクのランブルデトネイターを使用した攻撃技能。スティンガーを大量に空中に発生させ、敵に集中射撃をかけ爆破する。
    第17話でスバルに向け使用されたものがこれ。
  • 「スローイングナイフ」スティンガー(Stinger)
    チンクの固有武装。金属製のスローイングナイフで、ランブルデトネイターを発動させる際の媒体とする事が多い。
    ただの金属製ナイフではあるが、チンクの操作によって空中に発生させ、ある程度で遠隔で操る事も可能。
    形状に関して、効率的な殺傷能力を得ることができる様にチンク自身の手で改良されている。
  • 「防御外套」シェルコート(Shell Coat)
    チンクの固有武装。羽織っている灰色のコートがこれ。
    通常のバリアのみならず、AMFすら発生させる事のできる防御機構を搭載している。
    ハードシェル(Hard Shell)
    シェルコートの支援を得たチンクの防御技能。本来は施設規模の爆発にも耐えうる程の高硬度を誇る。
    第17話で使用されたが、振動破砕を使用したスバルの攻撃には耐え切れなかった。

セイン(SEIN)

CV:水橋かおり
初登場:StrikerS第12話
能力/役割:潜行能力による隠密・潜入作業
固有装備:ペリスコープ・アイ
飛行・空戦:不可
製造時期:0063年春
肉体増強レベル:A
公式罪状:XAX4-16 テロリズム幇助
犯罪行為:テロリズム幇助・公務執行妨害
犯罪者ID:GG-X-85494-A765642137498-30
判決:拘留・厳重監視13年
判決備考:正しい教育を選択できなかった事を認める
保護責任者:シャッハ・ヌエラ
ナンバーズ6番。セミロングで水色の髪の少女。クアットロの次に稼動を開始した。
自分の名前や能力名を気に入っており、ルーテシアやアギトに対して好意的な態度や、結果的に失敗に終わった任務についてムキになるなど、非常に感情豊か。そのせいか、任務において多少失敗する事があり、クアットロにはあまりよく思われていない。しかし偶然に発現した貴重な特性のISを保有し、非常に重用されている。
明るい性格ゆえに他の姉妹はさほど構えず接することが多い為、「あまり姉扱いしてもらえない」という小さな悩みを抱えている。教育を担当し、性格の近いウェンディとは気が合う姉妹。また番号の近いチンクとは懇意の間柄で、そのためノーヴェはあまりセインに強く出られない。
チンクが苦戦している事をノーヴェから報告された際に「お姉ちゃんに任しとけ」と言ったりするほどに仲は良好な様子。姉と妹の間に立ち両者を繋ぐ役目を果たす事もある。
第12話では、スキル使用によってレリックのケースと捕まったルーテシアを奪還することに成功するが、レリックはティアナ達の機転によりケースの中身を抜かれていた。
第16、17話の地上本局襲撃では、ISによって地上本局指揮管制室に直接進入し、特殊ガスが装填されたハンドグレネードを投下して制圧する。また、スバルに追い詰められたチンクを救助するなど目立たないながらも八面六臂の活躍を見せる。
第21話ではアジトに進入してきたシャッハ達をトラップにかけるため襲撃。フェイトと引き離すことには成功するがトラップ自体は失敗、セイン本人はシャッハ相手に一人で対峙する羽目になるという不利な状況に陥る。第24話でウーノが捕獲された事を察知すると、救援に向かうべくシャッハから逃走を図るものの、先回りされ撃破、確保される。
事件解決後は自由が遠い事を知りつつも自らの意思で管理局に捜査協力し、海上隔離施設に移されるが、あくまで協力を拒否し続けたドクターと姉妹達のことを深く心配している。
また、相変わらず妹達からの尊敬がないことが不満に思っている。
隔離施設に訪れるシャッハとは、彼女から教会流の教育を受けるなどそれなりに良好な関係を築きながらも、やはり若干の苦手意識を感じているらしい。
その彼女は後に保護責任者に名乗りを上げている。
名前の由来は、イタリア語で数字の「6」(sei)。なお、似た語源として、フィアットの「セイチェント」がある。
潜行する密偵

  • 「無機物潜行」ディープダイバー(Deep Diver)
    使用話数:第12話、第16話、第17話、第21話、第24話
    セインの持つ先天固有技能で、突然変異で生まれた激レア能力。
    無機物に潜行し、自在に通り抜けることが可能。無機物内部を泳ぐように移動することで、地下や建造物の内部も自由に移動できる。
    また、他人や物体も接触していれば同様に潜らせることが可能で、これまでにルーテシア・レリックのケース・チンクを抱えて潜っている。
    ただし、効果付与にはサイズ制限があり、最大で人間2~3名程度。
    フィールドやバリアを展開した対象への効果付与は出来ないため、対魔導師戦の攻撃手段としての使用は不可。
    単に潜れるだけで、固形物を見通すことはできないらしく、使用中は指先に付けた固有武装「ペリスコープ・アイ」を用いて外の様子を探っている。
  • ペリスコープ・アイ(Periscope Eye)
    セインの固有武装。両手の人差し指の先についているカメラがこれ。普通の目と何ら変わらない機能を持っている。
    また、ここから信号発生を行うことで電子錠・魔力錠の開錠が可能。

セッテ(SETTE)

CV:桑谷夏子
初登場:第15話(会話は第16話)
能力:空戦(射撃・武器攻撃)
役割:空戦前衛・対人(対魔導師)殲滅戦
固有装備:ブーメランブレード
飛行・空戦:優秀
製造時期:0075年夏
肉体増強レベル:S
公式罪状:XAX4-16 テロリズム幇助
犯罪行為:テロリズム幇助・管理局魔導師撃墜・その他多数
犯罪者ID:GG-W-85494-D765642137443-15
判決:無期懲役(未決)
ナンバーズ7番。ロングヘアーでピンク色の髪をした少女で、額を防護するヘッドギアをつけている。
オットー、ディードに並ぶ最後発組で、極めて高いパワーを誇る。
性格には教育を行ったトーレの影響が強く現れていて、苛烈で一途。その為トーレと行動を共にしている事が多い。
ナンバーズ中でもっとも機械的で人間味が薄い。その性格について「あまりに機械過ぎる」とはトーレの弁。
第15話にて会話の中で登場。この時点で最終調整中。
第16話において初出撃、トーレと共に管理局地上本局航空魔導師隊を相手に初陣を飾る。
第17話で機動六課に向かうライトニング隊と遭遇、フェイトと交戦する。この際掌から砲撃を放っている事から遠距離戦も対応可能な模様。
第22話ではトーレとともにフェイトと再び交戦、フェイトを劣勢に追い込むが、第24話でライオットザンバーと真ソニックフォームを起動したフェイトに対応できず、一撃の元にブーメランブレードを破壊され、敗れる。
事件解決後は管理局への恭順を良しとせず、上位の姉達やドクターと同じように第17無人世界の「ラブソウルム」軌道拘置所6番監房へと移される。後発組の中では唯一の拘置所収容となっている。
この時、トーレには捜査協力をして更正プログラムを受けることを提案されているが、自分の意思で拒否している。
また、刑期短縮の提案も拒否しており、その理由はトーレと同じく「敗者には敗者の矜持がある」という理由による(クロニクル)。
名前の由来は、イタリア語で数字の「7」(sette)。
空の殲滅者

  • スローターアームズ(Slaughter Arms)
    使用話数:第16話、第22話
    セッテの先天固有技能。固有武装ブーメランブレードの扱いと制御をする為の能力である。
    この為、ブレードを投げて使用した際に軌道を自由に変化させることも可能なため、中遠距離の戦闘においても有効であるが、狭い閉所では真価を発揮できない。
    また、ブーメランブレードを手元に呼び寄せる簡易転送の技能も含む。
    これにより複数のブーメランブレードを自在に操り、単身で空間制圧を行うことができる。
  • ブーメランブレード(Boomerang Blade)
    セッテの固有武装。手に持っている長いブーメラン状の刃がこれである。
    打撃武器だが、高速回転時は切断能力を有する。
    高質量とバリアブレイク性能を持ち、バリアブレイクで防御魔法を無効化して相手を叩き落す対人殲滅戦向け装備である。
    手持ちで使用するほか、投擲しても運用可能で、最大4本を同時制御することが可能。
    その一撃は「第一線のベルカ騎士の一撃」に匹敵するという。

オットー(OTTO)

CV:伊藤静
初登場:StrikerS第15話
能力:結界・広域攻撃
役割:前線指揮・後方支援
固有装備:ステルスジャケット
飛行・空戦:可能
製造時期:0075年夏
肉体増強レベル:B
公式罪状:XAX4-16 テロリズム幇助
犯罪行為:テロリズム幇助・公共施設破壊
犯罪者ID:GG-X-85494-A765642137498-31
判決:拘留・厳重監視11年
判決備考:正しい教育を選択できなかった事を認める
保護責任者:カリム・グラシア
ナンバーズ8番。茶色の短い髪をしている。ディードと同時期に完成した最後発組。
無口で感情を表に出さず、どこかぼんやりした風情で何を考えているか分かりづらい。ディードとは元となった遺伝子を同じくする「双子」とも呼べる関係で、深く心を通じ合わせている。
一人称は「僕」でズボンを着用、性別不明のキャラとして描写されている。クアットロの助言(?)によって姉妹達にも本当の性別は隠していた(StrikerS漫画版Episode-12)。
性別については、周辺展開も含めて作中ではっきり断言された事はなく、原作者の設定メモには「女性」である事を伺わせる走り書きがあったが、それが最終設定かどうかが不明なため、あくまで「不明」の扱い。
第15話にて会話の中で登場。この時点では最終調整中。
第17話で機動六課襲撃メンバーとして行動していた。この時キャロとフリードにバインドを仕掛けている。
第21話で機動六課フォワード隊の分断工作を担当し、更にティアナを巨大な結界に閉じ込めた。しかし第23話ではクラールヴィントのセンサーに引っかかり、シャマルとザフィーラの奇襲によって確保。それによりティアナを閉じ込めていた結界も消えることになる。
また、その際一度クラールヴィントのワイヤーを純粋な腕力で引きちぎっており、後衛型ながらもそれなりの腕力は持ち合わせている様子。
なお、地上本部周辺のガジェットの制御も行っていたが捕縛された時点でこの制御はウーノに引き継がれた。
事件解決後はディード共々管理局の事件捜査に協力し、隔離施設にて更正プログラムを受ける。
その知性からか隔離施設への適合は早かった。
保護司やギンガからなるべく素直な表情を出すように指導を受けている。
保護責任者にはディードと同じカリムが名乗りを上げた。
名前の由来は、イタリア語で数字の「8」(otto)。
閃光の術士

  • 「光渦の嵐」レイストーム(Ray Storm)
    使用話数:第17話、第21~23話
    オットーの先天固有技能で広域攻撃・結界能力といった能力全般の総称。エネルギーの運用はミッドチルダ式の魔法に酷似している。
    射撃用に使用する場合、右掌から幾本にも拡散された緑色の光線を発射する。
    光線が機動六課隊舎に着弾した際に爆発を起こしていた。
    射程が長く、第21話では発射位置を悟らせないため回り込むような誘導軌道を取った。
  • プリズナーボクス(Prisoner Box)
    第21話でティアナを閉じ込めた対象捕獲技能。
    「結界」と同等の性能を持ち、対象の檻外への移動・逃走を物理・魔力両面で阻害して閉じ込める。
  • ステルスジャケット(Stealth Jacket)
    オットーの固有武装。ズボンと上着がこれにあたる。
    魔法によるサーチから逃れる事のできる外装衣である。

ノーヴェ(NOVE)

CV:斎藤千和
初登場:StrikerS第10話
能力:陸戦(格闘・射撃)
役割:最前線攻撃手・対魔導師能力
固有装備:ガンナックル/ジェットエッジ
飛行・空戦:飛行は不可だが、固有能力により限定空戦は可能。
製造時期:0069年夏
肉体増強レベル:AAA
公式罪状:XAX4-16 テロリズム幇助
犯罪行為:テロリズム幇助・公共施設破壊・公務執行妨害
犯罪者ID:GG-X-85494-A765642137498-32
判決:拘留・厳重監視10年
判決備考:正しい教育を選択できなかった事を認める
保護責任者:ゲンヤ・ナカジマ
ナンバーズ9番。赤髪の少女。稼動期間は比較的短い方。
何故かいつもイライラ気味の性格で口が悪いが、姉妹たちとはそれなりに連携が取れている。本編では主にウェンディと行動を共にしていることが多い。
教育を担当したチンクに対し深い愛情と思い入れを持ち、その懐きようは姉妹以上だと他の姉妹に揶揄されることも。そのためチンクと懇意であるセインには面と向かって逆らえない。
集団洗浄の際にオットーが男性体かもしれないと思い、理由もわからず恥ずかしがるなど、女性としての貞操観を備えている模様。(StrikerS漫画版Episode-12)
固有武装は、スバルのマッハキャリバーを模して作られた「ジェットエッジ」及び、リボルバーナックルを模した篭手型の「ガンナックル」。
戦闘スタイルは固有武装による高速移動と蹴りを主体とした格闘型。ガンナックルによって近・中距離での射撃戦にもある程度対応可能で、陸戦での突破力は姉妹中最強の威力を持つらしい。第17話の対スバル戦ではジェットエッジのブースターを点火し、キックの威力を上げているシーンもあった。
第10話、第15話での登場シーンでは顔に陰がかかってはっきり見えない演出がされており(DVDにて調整が行われ、第15話では顔が見えるようになった)、第16話で新人フォワード陣を襲撃したシーンで初めて顔が明らかとなった。
第17話では、ティアナの幻影を破るために右手の周りに6つのスフィアを生成したり(途中でスバルの攻撃を受けたため不発)、スバルの突撃に対して手甲部のクリスタルから光弾をマシンガンのように連射したりと射撃も用いている(ただし威力・精度ともにあまり高くない)。この戦闘の最中にスバルのIS「振動破砕」を受け、右腕に手術が必要なほど損傷を受けている(第18話)。また、敬愛するチンクが意識不明の重体にまで追い込まれたことで、その直接の原因となったスバルと、遠因となる初戦(ここでフォワードチームを逃がしていなければ万事上手く行っていた)で指揮官をやっていたティアナへの反撃を心に誓う。
第21話にその機会が訪れ、オットーの補助によって孤立したティアナをウェンディ・ディードと連携して撃破寸前まで追い詰めるが、23話で連携の一瞬の隙を突かれてウェンディ・ディードが立て続けに撃破され、ノーヴェ本人も24話でティアナに確保される。
事件解決後は管理局に恭順する(チンクが恭順したことも大きいと思われる)。施設を訪れたスバルとティアナの面会を拒否するなど、まだまだ上手く適合はできていない面もあるが、急激な環境の変化に戸惑いつつも、ギンガらが示す「外の世界」や未来の可能性に希望を抱きはじめている。
なお、更正プログラムを受講中に、プログラムの様子を見ていたゲンヤに微笑みかけられ赤面するという反応を見せていた(第26話)。同じ体を持つスバルの方は仲良くなりたいと願っているものの、それにどう触れればいいものかわからず、いまだ対応を思索中との事(StrikerS SS04)。
また、彼女のクローン元となった遺伝子はクイントのものであるため、スバル・ギンガとも「姉妹」と言える。
その後保護責任者にゲンヤが就いたことで、スバル・ギンガと同じ「家族」になることとなった。
名前の由来は、イタリア語で数字の「9」(nove)。
破壊する突撃者

  • 「破壊する突撃者」ブレイクライナー(Break Liner)
    ノーヴェの持つ先天固有技能。
    固有装備による基本の戦闘技法と固有能力「エアライナー」による限定空戦を交えた戦闘能力の総称を言う。
  • エアライナー(Air Liner)
    スバルとギンガの魔法「ウイングロード」に酷似したノーヴェの固有能力。
    ウイングロードと似ているものの、帯が魔法陣ではなく戦闘機人のテンプレート状になっている。
    この能力を狙ってクローン体として作られたと考えられる。
  • ガンナックル(Gun Knuckle)
    ノーヴェの固有武装。右手の甲につけた黄色の部品が入った籠手がこれにあたる。
    エネルギー弾を生成し、それを射撃する事ができる。なお、射撃される弾は誘導能力は無い高速直射弾である。
    エネルギー弾の生成は、ガンナックルに内蔵された射出機構を使用している。これは、ノーヴェが射出系の運用を不得手とする事による。
    これの製作者はスカリエッティ・ウーノら。スバルのリボルバーナックルを真似て最近完成した新型武装である。
  • ガンシューター(Gun Shooter)
    ガンナックルから放たれるエネルギー弾射撃。範囲制圧や牽制射撃に使用される。
  • ジェットエッジ(Jet Edge)
    ノーヴェの固有武装。脚につけたローラーブレードがこれにあたる。
    足首部分にリボルバーナックルのスピナーと同様の機構を持つ「ブレイクギア」が、踵部分に蹴りの際に噴射推進による加速を行うジェットノズルが装備されている「蹴り」のための武装。
    これの製作者もガンナックルと同じスカリエッティら。スバルのリボルバーナックルとマッハキャリバーを真似て作られた新型武装である。

ディエチ(DIECI)

CV:升望
初登場:StrikerS第12話
能力/役割:後方からの狙撃・砲撃
固有装備:「狙撃砲」イノーメスカノン
飛行・空戦:不可
製造時期:0063年冬
肉体増強レベル:A
公式罪状:XAX4-16 テロリズム幇助
犯罪行為:テロリズム幇助・公共設備破壊・危険物撒布(Scatter of dangerous articles)・その他多数
犯罪者ID:GG-X-85494-A765642137498-33
判決:拘留・厳重監視15年
判決備考:正しい教育を選択できなかった事を認める
保護責任者:ゲンヤ・ナカジマ
ナンバーズ10番。茶色でロングヘアーを後ろで縛っている少女。シンプルで一極集中な特性からか稼動開始はセインと同時期とナンバーに反して早い。
その稼働時間の長さゆえに6番以降の姉妹たちの間では「年長者」としての発言が多い。
無口で余り感情を表に出さないが姉妹達への愛情は深く、邪険にあたるノーヴェに対しても年長者らしく接するなどの懐の深さもある。
狙撃戦の時に観測員を担当することの多いクアットロとは気が合う様子。ただし、クアットロからすれば「つまらない」らしい。
第12話ではスキル使用によりSランク級砲撃で「謎の少女」とレリックを積載したヘリを狙撃、撃墜を試みるも、エクシードモードを起動したなのはに阻まれ失敗。
観測および照準作業中、瞳に機械的な物体が出現しており、また本人の視界内に情報が大量に表示されていた。さらに、ノイズ混じりながら砲撃を阻止したなのはの通信内容も拾っており、観測能力もかなりのものであると推定される。
また、飛行能力は無く、逃げる時にはジャンプで逃げており、はやてのデアボリックエミッションを受けた際にはクアットロに抱えられて離脱していた。
戦闘機人として命令には従い、特に逆らうことも無いが、気持ちの上ではスカリエッティのやり方にも何かしら疑問を抱いている。
特に玉座に繋がれているヴィヴィオに対して同情の念を見せていた。
砲撃前に「恨みが無いけど・・・」と言っていたことから、戦闘相手を「敵」として割り切っている様子。
第23話でなのはの砲撃と正面から撃ち合いになり、ブラスターリミットを解放したなのはの砲撃に抗いきれず撃墜、保護される。
事件解決後は管理局の捜査に協力、隔離施設に移る。番号順では妹ながら、チンクに継いで年長的立場になるので、姉としての振る舞いを見せることも。
自由を望まないわけではないものの罪の重さも認識しているため、その想いは複雑である。
何度かなのはと面会しており、何か通じ合うものがあるらしくなのはに対しては心を開いており、心からの笑顔を見せる事もある。
なお、保護責任者にはチンク・ノーヴェ・ウェンディと同じくゲンヤが就いている。
名前の由来は、イタリア語で数字の「10」(dieci)。
狙撃する砲手

  • ヘヴィバレル(Heavy Barrel)
    使用話数:第12話、第16話、第23話
    ディエチの持つ先天固有技能。
    高度な射撃精度と自身のエネルギーを固有武装・イノーメスカノンの弾丸や射出エネルギーに変換する技能全般を指す。
    なお、撃ち出されるエネルギー弾の性質はディエチの意思で決定する。
    チャージと照準の固定には多少の時間を要する。
  • 「狙撃砲」イノーメスカノン(Enormous Cannon)
    ディエチの固有武装。大きな無反動砲のような形状をした大砲である。威力や弾速は極めて優秀であるが、その分非常に重く、一般人には扱えないものとなっている。
    持ち込む時にそのままの形状で持ってきている事から固有武装にデバイスで言うところの待機状態は存在しない可能性が高い。
    また、第12話において逃げる際に砲を持っていた様子が無かったため、その場に放棄された可能性もある。
    事件解決後は分解され、技術部に保管されている。
    多種多様な弾薬を装填する事で異なる砲撃が可能。以下にはその弾薬の種別を記載する。
    • 実弾
      本編中での実弾射撃は存在しないものの、イノーメスカノンは実弾にも対応がなされている。
    • エネルギー弾
      • 直射砲
        第12話、第23話において使用。
        高速直射、物理破壊設定というシンプルな破壊力のみを追求した最大威力を誇る砲撃。
        第12話では機動六課のヘリを狙撃し、本気を出していないのにも関わらず、物理破壊でSランク以上という予測数値をたたき出した。
        第23話でなのはに対して全力砲撃を行うもブラスターシステムを起動したなのはに撃ち負かされる。
      • バレットイメージ・エアゾルシェル (Barret image Aerosol shell)
        第16話において使用。
        着弾点の破壊よりも人員の無力化に重点を置いたもので、着弾後に大気と反応しガスを急激に拡散させる。ガスには着弾点周囲の人員を行動不能にする麻痺性の性質がある。

ウェンディ(WENDI)

CV:井上麻里奈
初登場:StrikerS第15話
能力:前衛(射撃)・運搬
役割:最前衛攻撃手・前衛・後衛防御
固有装備:ライディングボード
飛行・空戦:固有装備を使用することで限定的に可能。
製造時期:0071年春
肉体増強レベル:AA
公式罪状:XAX4-16 テロリズム幇助
犯罪行為:テロリズム幇助・公共施設破壊・公務執行妨害
犯罪者ID:GG-X-85494-A765642137498-34
判決:拘留・厳重監視10年
判決備考:正しい教育を選択できなかった事を認める
保護責任者:ゲンヤ・ナカジマ
ナンバーズ11番。濃いピンク系の髪を後ろでまとめている少女。
気軽かつ享楽的な性格をしており、何かと軽口を飛ばしたり、戦場から撤収する際にわざと書置き(落書き)を残していくような一面がある(StrikerS漫画版Episode-11)。なお、落描きの自画像は簡単ながら特徴を捉えており上手であった。
「~っス」という癖は気付いたら口癖になっていたものらしい。
自身の身体や能力に興味があり、それを扱う事に対して純粋な興味を持っている。実際に六課フォワードチームの戦闘を観戦している時に、自分ならどう戦うかといった事を考えて楽しそうにしていた(StrikerS漫画版Episode-11)。
セインやノーヴェと組んで登場する事が多く、教育担当で性格が近いセインとは非常に仲が良く友達感覚。やんちゃな姉ノーヴェは面倒を見るのもやぶさかではないと思っている。
1~4の姉たちにも気負わず接する部分もあり、姉妹全員と対等に仲良く接する明るい妹。ただ、ジョークやノリに付き合ってくれないオットーとディードについてはやや相性が悪く、「やっぱこいつら苦手っス」とは本人の弁。
固有武装・ライディングボードは砲・盾・乗機の役割を兼ねる。
射撃系統が得意で設置弾・直射弾・誘導弾・砲撃を使いこなし陸戦ポジションのガードウイングに相当する立ち位置を担当。また、目の部分には索敵センサーとして可視光線以外の何かを検知し(人間のみが浮かび上がる描写だったため、おそらく体温を検知するサーマルセンサーか赤外線を感知する赤外線捜索)、第17話で幻影から本物を探し出そうとしていたが、ティアナに対策を採られており不発に終わる。
第15話の初登場時はライディングボードを携えて登場。第16話ではスバル以外のフォワードチーム3人を魔力弾で包囲する。第21話では幻影対策を施されており、ノーヴェと共にティアナを追い詰める。この時ティアナの射撃能力を一番警戒していたのは彼女である。
第23話ではティアナを後一歩まで追い詰めるも、連携の隙を狙われ砲撃チャージ中に砲門に被弾、暴発。隙ができた所を顎にティアナの誘導弾が直撃し、脳震盪を起こし昏倒してしまう。
事件解決後は管理局に下る。その性格からか最も早く隔離施設に馴染み、面会に来たスバルやティアナとも真っ先に打ち解けた(StrikerS SS04)。
「ライバル兼友達」のティアナとは再戦の約束を交わしており、その日を楽しみにしている。
なお、保護責任者にはチンク・ノーヴェ・ディエチと同じくゲンヤが就いている。
名前の由来は、イタリア語で数字の「11」(undici)。
守護する滑空者

  • エリアルレイヴ(Aerial Rave)
    使用話数:第17話、第19話、第20話、第21話、第22話、第23話
    ウェンディの先天固有技能。
    ライディングボードを、盾のように使ったり、浮遊させて高速飛行移動を行う乗機としたり、砲撃をしかけたりできる。
    機動時はウェンディ以外を積載するペイロードもあり、第17話の撤退時はギンガの入ったトランクを後ろにくくりつけていた。最大ペイロードは小型貨物機程度(おそらく数t程度)があると言われている。
  • エリアルショット(Aerial Shot)
    第17話などで使用された射撃攻撃。ボードの前部にエネルギーを集中させ、弾丸状にして発射する。
    弾速やターゲッティングは非常に早く、正確な射撃が可能である。
    弾種を変更できる模様で、StrikerS漫画版Episode-11にて「反応炸裂弾」という弾種を使用している。この時着弾したガジェットIII型改は内部から爆発し、大きな爆弾としていた。
    おそらく着弾時点で弾殻を破裂させる所謂「榴弾」の類と思われる。
  • フローターマイン(Floater Mine)
    第16話で使用された射撃技能の応用技。空間に反応弾をばら撒いて相手の行動を阻塞する。
    反応弾は非常に敏感に設定されており、衣服が触れる程度でも爆発する敏感性を持たせている。爆発した場合の殺傷能力は高い。
  • エリアルキャノン(Aerial Cannon)
    第21話などで使用された射撃。
    エネルギー運用法はミッドチルダ式の「砲撃魔法」に相当し、命中地点を中心に爆破衝撃を発生させる。
  • ライディングボード(Riding Board)
    盾でもあり、砲撃装置でもあり、移動手段でもある汎用性の高い大型プレート。製作にはガジェットと同系統の技術を使用しており、「多分ドクターは量産も視野に入れていた」とはウェンディの弁。
    射撃装置は設置弾・直射弾・誘導弾・砲撃の射撃魔法の基礎には対応済み。
    盾にした場合は人一人丸々防御できる大きさを持っている。
    移動手段とした場合表側を上にして、サーフボードのようにウェンディが乗って移動する。
    「自分が拘置所にいる間貸してもいい」とティアナに言っていることからウェンディ以外の人物も使用可能な模様。ちなみにこの申し出、ティアナは丁重に遠慮した(クロニクル)。

ディード(DEED)

CV:伊藤静
初登場:StrikerS第15話
能力:近接戦闘(空/陸)
役割:最前衛攻撃手・遊撃
固有装備:「双剣」ツインブレイズ
飛行・空戦:可能
製造時期:0075年夏
肉体増強レベル:AA
公式罪状:XAX4-16 テロリズム幇助
犯罪行為:テロリズム幇助・公共施設破壊
犯罪者ID:GG-X-85494-A765642137498-35
判決:拘留・厳重監視11年
判決備考:正しい教育を選択できなかった事を認める
保護責任者:カリム・グラシア
ナンバーズ12番。カチューシャをつけた茶色のロングヘアーの少女。稼動は最後発組。
オットーと同じ素材から生まれ、他の姉妹達からは双子と呼ばれている。
オットーと同様あまり感情を表さないが、礼儀正しく真面目な性格。オットーに比べれば社交的で、自分の境遇や姉妹たちにも関心を持っている(StrikerS SS03、他)。普段は双子のオットーと共に行動し、どこかぼんやりした彼女の世話を焼いている事が多い(StrikerS漫画版Episode-12)。
基本的に姉のことを姉様と呼んで丁寧語で接するが、双子であるオットーと、堅苦しいのを嫌って自らやめさせたウェンディに対してはその限りではない。
固有武装は赤く光る刀身を持ち、自身のISと同じ名を冠する双剣ツインブレイズ。
第15話では最終調整のため生体ポッドに入れられた状態で登場。
第17話ではオットーと共に機動六課隊舎を襲撃し、素早い動きで敵の背後に周りこんでの双剣の一撃によりザフィーラ、エリオを退けた。
第21話ではオットーの作り出した結界内でノーヴェ・ウェンディと遅れて合流し、奇襲によってティアナの脚部を負傷させ、機動力を奪う事に成功する。しかし、第23話において単調なコンビネーションが災いし、攻撃を受け止められた一瞬に合わせてティアナの誘導弾が延髄付近に直撃、昏倒する。
ノーヴェの救うために半ば無意識で立ち上がりティアナに攻撃を仕掛けようとするが、ヴァイスによって頭部を狙撃され、再び沈黙する。(第24話)
事件解決後は管理局の捜査に協力し、隔離施設に移り、オットーともども、素直な感情と表情を出せるよう努力している。
時折施設を訪れるスバルやティアナとは打ち解けている。
保護責任者には双子のオットーと同じくカリムが就いた。
名前の由来は、イタリア語で数字の「12」(dodici)。
瞬殺の双剣士

  • 「双剣」ツインブレイズ(Twin Blades)
    使用話数:第17話、第21話、第23話
    技能
    ディードの持つ先天固有技能。IS名と同じ名の固有武装を使用しての近接空戦技能の総称。
    瞬間加速により敵の死角を奪取し、死角から急襲をかけ叩き落す一撃必殺スタイルが基本。
  • 固有装備
    双剣の刃部分は自身のエネルギーを使用して実体化して固定される。この時刃の弾性を自在に変化させることができ、しなりを生み出す事も可能。
    本来は刀身を伸展させて運用する事も視野に入れており、実際伸展機能を実装する予定だったが、実装前に最終決戦が訪れた為実装されなかった。
    この双剣の威力はオットーに肉薄したザフィーラを一撃で叩き落す威力を持っていた。

共通事項

以下の項目ではナンバーズ複数人に共通する事項を記述する。

  • 動作データ継承
    姉妹間での動作データ共有。
    データを抽出することで最適な機体動作ができ、他の姉妹の動作タイミングを計算することで、コンマ1秒単位での正確なコンビネーションが行える。
  • データ蓄積
    姉妹が活動した動作データを共有・再編して自らの動作にフィードバックし、活用すること。
    これにより、常人よりも遙かに早い速度で経験を積むことが可能となる。
    プログラムのコピーではなく、生きた経験と動作感覚を共有し蓄積することは、機械の体と「生命」の価値を生かした技術とも言える。
  • 解析システム
    タイプゼロやナンバーズの「目」に備わる状況解析システム。
    熱源感知や魔力感知、レンズの光学ズームを始めとした索敵システムが充実している。
    第17話においてティアナの幻術はスバルからの情報をもとにこれらの探査項目を騙すことができていたが、交戦データにより第21話では解析された。
  • 対電撃コート
    トーレ・セッテがフェイト対策として事前に準備していた防護スーツの性能および自身のエネルギー運用。
    両者によって電撃を通さず、電撃によるダメージをほぼ無力化している。
    Sクラスの魔導師であってもフェイトが接触して流す最大級の電撃を完全無効化するフィールドやジャケットを作り出すのは極めて困難だが、2人は戦闘機人としての調整性能によりそれを成し遂げている。

培養方法

  • クローン培養
    オリジナルとなった人物の特殊スキルを狙った一芸特化型。コストが高く適合率の問題がある。
    ウーノ、チンク、セッテ、ノーヴェが該当する。
    なお、ノーヴェのもととなったオリジナルはクイントである。
  • 純粋培養
    適性遺伝子をかけ合わせた人工授精児を素体とするため、狙った能力は出しにくいが安定性があり量産に向く。
    ドゥーエ、トーレ、クアットロ、セイン、オットー、ディエチ、ウェンディ、ディードが該当する。
    なお、セインのディープダイバーは突然変異のレア能力であり、オットーとディードはもととなった遺伝子が同一である。
  • スカリエッティの因子
    ウーノ、ドゥーエ、トーレ、クアットロの4人のみが受け継いでいる因子。
    これにより、それぞれに個人差はあるものの思考や行動様式にスカリエッティの影響が強く反映されている。
  • スカリエッティのクローン
    ナンバーズの体内には極小サイズのカプセルに収められたスカリエッティのクローンとなる「種」が簡易な外科的処置で埋め込まれている。
    これにより、スカリエッティが万が一捕らえられたとしても、プロジェクトFの応用技術を用いて、体内に仕込まれているスカリエッティのクローンが約一ヶ月で記憶を受け継ぎ新たなスカリエッティとして産まれてくる。
    旧暦時代の権力者の間では、このように自身の予備を準備するのは常識であった。