1期の登場人物

Last-modified: 2024-03-01 (金) 23:15:48

高町なのは

CV:田村ゆかり
初登場:1期第1話
本作の主人公。9歳。海鳴市に、両親と兄、姉とともに暮らしている。 3人兄妹の末っ子で、姉とは8歳、兄とは10歳離れている。
私立聖祥大学付属小学校に通う、ごく普通の小学3年生。
この世界ではごくまれという魔力を秘めている。 しかし、異世界の少年ユーノと出会うという偶然がなければ、それに目覚めることはなかった。(ユーノ談)
愛杖は、インテリジェントデバイス『レイジングハート』。
ユーノからレイジングハートを譲り受け、暴走体の封印やAクラス以上の魔導師(フェイトとアルフ)との実戦の連続を経験する。 それにより、持って生まれた莫大な魔力と瞬間出力を軸に、生半可な攻撃ではびくともしない防御力と、圧倒的な火力を持つ一撃必殺の『砲撃魔導師』という戦闘スタイルを、レイジングハートと作り上げた。
そのためか、バリア出力・砲撃射程・魔力放出は本作登場の全キャラクター中トップクラス。手数で押すタイプではなく、相手の攻撃を受けきった上での一撃必殺タイプのバトルスタイルである。
1期開始時の全くの素人から、1期終盤時点でAAAクラス魔導師にまで急成長する。
魔法において天賦の才に恵まれた、いわゆる天才児である(小説)。
一方で、実戦で叩き上げてきたという事情から(小説版でクロノが一体どんなスパルタなのか、と感想を持っている)、その成長バランスはかなりいびつ。
魔力の集束と放射が得意であり、特に集束技術ではSクラス以上の実力がありながら、機動は重く近接戦闘能力はかなりお粗末である。 また、多岐に亘る補助魔法も基本的なものをいくつかしか修得していない。 だが、クロノが意外に思うほどの「空間認識力」の高さを見せるなど(小説)、自分の長所を活かすものを多く持っている。
1期第8話においてなのはの平均魔力発揮値は127万、最大発揮値はその3倍以上。 その後もなのはが成長しているため、最終的にどれくらいになったかは不明。
性格は穏やかで誰にでも好かれる明るい少女。
ただ、嫌われたり、迷惑をかけないように、そういう少女を演じていた、という部分がある。(小説)
父母/兄姉は仲が良く、なのはにも温かいが、本人は若干孤独感を感じることもあるようだ(1期第1話)。
幼い頃に父が事故で入院、母は喫茶店で忙しく、兄姉は看病と家業の手伝いで、彼女は家で一人ぼっちのことが多く、人格形成に影響したらしい(1期第9話、小説版)。 祖母に訴えたこともあるが詳細は不明(小説版)。 また本人はあまり自覚が無いが「正義」の心にとても篤い(1期公式)。
一度自分で決めたことは、何が何でもやり通すという意志の強さを持つ。 逆に言えば、他人に言われたことでも自分が納得しない限りは聞き入れようとしない。言わば、かなりの頑固者である。
また、何かを悩み始めると一人で抱え込んでしまい、他人には一切相談せずに自分一人で解決しようとする傾向がある。 1期では、この性格が災いして親友のアリサ・バニングスと喧嘩寸前まで行っている。
左利きだが、変身シーンではなぜか右手でレイジングハートを振り回している。
第1期当初では朝起きるのが苦手な描写があった。(1期第3話他)
家庭環境(武術家の一家)のためか、努力や修練といったものを苦にしないタイプ。
理数系は得意で、学校のテストでは満点を取れるが、国文系はやや苦手で、アリサによると中の下(漫画版)。運動も苦手。
現在のところ、身長体重等のプロフィールは一切出ていない。
アリサ、すずかとは、クラスメイトにして塾も同じ親友同士。お互いの家に行き来する仲。
フェイトとの戦績は1勝2敗。(小説)

フェイト・テスタロッサ

CV:水樹奈々
初登場:1期第4話
ジュエルシードの探索を続けていたなのはの前に現れた、魔導師の少女。9歳相当。 「魔法少女リリカルなのは」のもう一人のヒロイン。 長い金髪をツーテールにまとめているのが印象的。 また、バリアジャケットはもとより、普段着も黒を基調としていることが多い。
1期では、母親のプレシアに言われるままにジュエルシードを集めるために現れ、同じくジュエルシードを集めていたなのはとは幾度も戦いを繰り返した。
「あなたみたいな小さな子にとって、親の願いや命令がどれだけ大切で逆らいがたいものかは法律(おそらくミッドチルダの)がちゃんと証明している」とリンディが述べている。(小説版)
AAAクラスの優秀な魔導師。高い機動力を生かした中~近距離戦、射撃と近接攻撃を得意としている。 特にスピードは本作登場の全キャラクター中で最速と言えるレベルで、1期で彼女と戦ったなのはは苦戦し、何度か敗れている。 また、彼女の攻撃魔法には雷を伴うものが多い。
回避力に優れる一方、防御にはやや難ありで、バリア出力はあまり高くない。
本人曰く、「速く動くこと、動かすこと」「鋭く研ぎ澄ますこと」は得意だが同時発動や遠隔操作は苦手とのこと。 2年前の時点でも彼女の魔法の師のリニスから「機動力に頼りがち」と指摘されている(1期SS02)。
1期第8話においては平均発揮値143万、最大発揮値はその3倍以上。 その時点ではなのはの魔力発揮値を大きく上回っていたが、最終的にどうなったのかは判明していない。
愛杖は閃光の戦斧の二つ名を持つインテリジェントデバイス『バルディッシュ』。
また、使い魔のアルフとは、本来の使い魔とその主人というよりは、むしろ仲の良い姉妹のような関係に近い。
無口気味だが、普段は穏やかで心優しい少女。その一方で戦闘中は凛としている。
リンディには、やや自虐的なところがあると看破されていたが、それは次のように自らの生い立ちを知ったことによるものと思われる。
1期終盤で、出生の秘密が明らかになる。 元々フェイトは、プレシアが事故で亡くなった娘アリシアの遺伝子を使って作り上げた人造生命体に、アリシアの記憶を移したものだった。 その記憶のうち、自分が「アリシア」である、という部分は消去されているが、1期第11話では断片的にその記憶を思い出していた。
愛していた母親プレシアの口からそれを告げられ、さらに「あなたはもう要らない」と宣告されて、一時はほとんど人格崩壊しかけていたが、戦いの中何度も自分に呼びかけていたなのは、そして中破しつつも戦うことを諦めないバルディッシュの姿を見て立ち直り、今度はなのはの危機を救う。
「フェイト」の名は、人造生命体を作成するプロジェクトのコードネーム「F.A.T.E」から取ってプレシアがつけた。 プレシアにとっては特に意味はない、というよりも、逆に「アリシアの出来損ない」の名前に意味を持たせたくなかったために、プロジェクトのコードネームをそのまま付けた、ということだったようだ。
1期の事件で母親のプレシアを失い、天涯孤独。そのため、1期SS03で、リンディに養子にならないかと誘われた。
なのはとの勝負の戦績は2勝1敗で、クロノに「再戦を持ちかけられたらどうする?」と聞かれ、「受けて立つけど、おそらく無い」と答えている。(小説)
テスタロッサのネーミングは、おそらくフェラーリ(イタリア車メーカーでフィアット傘下の Ferrari)の車種の1つ、Testarossa から。イタリア語で「赤い頭」の意味。

アルフ

CV:桑谷夏子
初登場:1期第4話
フェイトの使い魔。外見年齢16歳。実年齢は2歳。
素体はミッドチルダの山奥に住む狼の一種。まだ子狼の頃に死病にかかり、群から追放されて死にかけていたところをフェイトに拾われ、命を救う手段としてフェイトが仮契約し、使い魔となった。 その後、双方が同意の上で本契約をし、今に至る。(1期SS02、小説版)
額の宝石は元々その種族に特有のもので、使い魔とは関係ない。
格闘戦に長け、またバリアブレイクやバインドを始めとした補助系の魔法を駆使し、フェイトよりも更に前に出て戦う最前線での近接戦闘サポートをこなす。
感情を表に表さない(それでもアルフと出会ってからは随分改善されたが)主人とは対照的に感情豊かで、味方にすると頼もしく、敵に回すと面白いタイプ。
素体の狼形態と、人間形態の2形態を持っていたが、人間形態のときは耳と尻尾を隠すことが出来るが、興奮したりすると無意識に出てしまうようだ。
小説版では、人前に出る時のために、小柄な黒髪の日本人女性の姿に変身している。絵がないのでどういう姿なのかは不明。
ドッグフードが好きでスナック感覚でよく食べている。
一般的には使い捨てにされる使い魔だが、アルフとフェイトの結んだ契約は、「ずっとそばにいること」なので、契約が完了する=どちらかの死という長期契約となっている。
また、アルフとフェイトの関係も、一般的な使い魔とその主人というよりは、対等のパートナーと言ってよい。
フェイトのことを何よりも優先しており、極端に言えば、アルフにとっての基準は「フェイトにとって敵か味方か」しかない。 フェイトに対するプレシアの行動にはたびたび不満を漏らしており、それが目に余る事態になったときには後先を考えずにプレシアに殴りかかるという行動に出た。
プレシアによって重傷を負わされ、時の庭園を脱出する羽目になった折には、アリサのところで一時的に"飼われて"いた。 このとき、なのはと接触したことで、プレシア側の事情がある程度管理局に伝わることになり、結果的にPT事件の解決の迅速化に貢献している。
1期SS02でバリア爆砕パンチの時に『鉄拳無敵!』と豪語していたが、まさに彼女のスタイルを如実に言い表している。

ユーノ・スクライア

CV:水橋かおり
初登場:1期第1話
遺跡発掘をして流浪の旅をするスクライア一族の少年。9歳。
彼らが発掘したジュエルシードが、輸送中の事故で管理外世界(なのは達の世界)にばら撒かれたのが、「魔法少女リリカルなのは」の物語の発端となった。
この発掘作業の現場指揮を執っていたのがユーノだった。
なのはの世界では、フェレットの姿で居る事が多いが、これは魔力の消費を抑えるためであり、また魔力の大半を失っているため。 また、この形態では怪我の治りも早いという利点もある。
なのはと出会った後もしばらく動物のままだった。
その間、自分が人間だということをなのはにうっかり説明し忘れたため、なのはは当初、ユーノのことを言葉を喋るフェレットと思い込んでいた。
その後、初めて人間形態を見たなのはは、思い切り動揺している(1期第8話)。
なのはとの家庭環境の話に出てきたが両親はいなく、ずっとスクライアの一族に育てられたと語っている。
それが両親が死んでいることを意味しているのか、捨てられたことを意味しているのか、行方不明を意味しているのかは不明。
幼いながらもAランクに相当する魔導師であり、捕縛、治癒、結界といった補助魔法の優秀な使い手。
カテゴリはデバイスをあまり必要としない『結界魔導師』となっている(公式)。なのは共々、珍しいカテゴリに分類されている。
なのはの魔法の師だが、長距離攻撃魔法はできない(1期第3話)。
魔法に関しては、魔法学院をすでに卒業しており一応正規の教育は受けている。学院名などの詳細は不明(小説)
最後衛のサポートを得意とし、普段はなのはの後ろでフォローすることが多く、抜群のコンビネーションを見せる。
レイジングハートを最初に持っていたのはユーノだったのだが、レイジングハートはなのはの魔法の資質を見て自分の主人と決めた。
これは、マスターであるユーノの意思で、なのはを新たなマスターとして契約させようとしていること、
優秀な魔導師資質を持っているなのはが、自身の持つ力をより引き出してくれるであろうと解析したからと思われる。
クロノに対してヤキモチめいた表情をするなど、なのはに好意を抱いているようだ。
クロノに「フェレットもどき」というあだ名で呼ばれるため、本人は大いに抗議している。
これに限らず、クロノに使い魔呼ばわりされたり(1期SS03、A's漫画版等)とよくからかわれている。
ユーノのネーミングは、おそらくマツダ(日本の自動車メーカー)がかつて有していたブランドの名前、ユーノス(Eunos)から。

クロノ・ハラオウン

CV:高橋美佳子
初登場:1期第7話
弱冠14歳で時空管理局執務官を務める少年。年齢の割に身長が低い。通称アースラの切り札。(エイミィ、リンディ談)
アースラ艦長リンディの実の息子でもあるが、職務中には「艦長」と呼んでいる。
補佐官であるエイミィとは士官学校からの仲。
性格は冷静沈着で真面目なのだが、その真面目さ故か少々人当たりが強いところもある(1期公式)。
なのはやフェイトを上回るレベルのAAA+クラス魔導師。 遠・近、攻・防全てにおいて偏ることなく鍛えており、オールラウンドで活躍できるが、その中でも特にバインド系魔法を得意としている。 漫画版Report2では嘱託魔導師試験の戦闘試験において、速度で自分を上回るフェイトをあっさりとからめ捕っている。
その時点でのフェイトとの戦力差は、結構本気を出した状態で全力全開のフェイトにちょっと苦戦する程度。 その戦績の評価に関しては個々人の解釈次第であるが、魔導師としての経験・技量がなのはやフェイトより相当高いところにあるというのは確かである。
愛杖はストレージデバイス『S2U』。 インテリジェントデバイスではなく、反応速度に優れるストレージデバイスを愛用する辺りがクロノの性格を現している。
魔力の大きさではなのはやフェイトに一歩劣るものの(1期第7話)、驚異的な攻撃スピードとたった一つの魔法で多数を瞬殺する操作技術はなのはを驚かせ(1期第12話)、魔法技術はフェイトに指導を施すほどである(1期SS03)。 一流の名に恥じず、特殊かつ効率的に調整された魔法を多く所持しており、出撃したときには圧倒的な強さを見せた。
ユーノのことを使い魔呼ばわりしたり「フェレットもどき」と呼んだりしてよく怒らせている(1期SS03など)。
小説版でも「なのはとフェイトなら、武装局員、執務官、捜査官、教導官のどれを狙っても間違いなく達成できる」という感想を持っていた。
クロノのネーミングは、マツダ(日本の自動車メーカー)がかつて有していたブランド「マツダ」の、代表的な車種の名前、クロノス(CRONOS)のように見えるが、クロノは都築が車名をネーミングに使用し始める以前のとらいあんぐるハート時代から存在するキャラであり、クロノが主役として登場した当時のシナリオでは「時を壊す災害」なども登場していたことから、ネーミングは時間を意味する "Chrono" そのものであると考えられる。3期で明らかになった綴りも "Chrono" となっている。

リンディ・ハラオウン

CV:久川綾
初登場:1期第7話
時空管理局提督にしてアースラ艦長。優秀な魔導師で、クロノの実の母親でもある。
プレシア・テスタロッサ事件では現場主任として指揮を執ったのみならず、自ら現場に乗り込んで次元震を抑えるという活躍をみせた。 この時に4枚の光の羽根を広げていたが、これは余剰魔力の蓄積用のものである。 (メガミマガジン2006年3月号設定資料集。詳細はミッドチルダ式「ディストーションシールド」の項参照)
仕事では冷徹な判断も下すが、仕事を離れると優しく包容力のある女性である。
なのはの付近の人などへの状況説明(1期第10話)では全くの嘘を見事にでっちあげたが、これは本人曰く「気遣い」だそうだ。 1期第10話の時の説明においては、嘘が9割を占めている(スターターブック)。
なのはがプレシア・テスタロッサ事件終了の時点で、魔法を捨てずに管理局の管理外の世界である「なのは達の世界」にとどまれるのは、なのは自身が挙げた功績や、事件に関わることになった経緯も判断基準となったが、それだけではなく、この人が各種の裏技を含むあの手この手を駆使してくれたおかげでもある。(小説版)
和風趣味が見受けられるが、これは異世界との接触経験が多いリンディが、なのは達の習慣に合わせたためらしい。 無類の甘党でもあり、緑茶に砂糖を何個も入れて飲むことが頻繁にある。最初にその様子を見たなのはは絶句していた。 天涯孤独となったフェイトを養子に取ろうと申し出た。(1期SS03)

エイミィ・リミエッタ

CV:松岡由貴
初登場:1期第7話
アースラ通信主任兼執務官補佐。16歳。実質的にリンディ、クロノに続くアースラのNo.3。
クロノとは時空管理局・士官教導センターの頃から同期で、現在は直接の上司・部下の関係だが、 信頼すべき上司としてある同時に仲良しの友人や愛すべき弟分とみてるらしく、仕事中でもタメ口である。
クロノをからかうことが趣味らしい。 クロノに彼女ができた場合、寂しがるよりむしろそれを新たな弄りネタに嬉々としてクロノを弄るタイプのキャラであるとのこと(Platina過去ログ)。
「柔軟思考が制服を着ているような人物」(小説版)
つむじからぴょんと跳ねているアホ毛が特徴。クロノが一度、整髪剤を使って撫で付けたが、すぐさま元に戻ってしまった(1期第11話)。
オペレータとしての腕も確かで、PT事件の折はプレシアの次元跳躍魔法から逆探知して時の庭園の位置を割り出したり、プレシアの攻撃を受けた武装局員を緊急転送して被害を最小限に抑えるなどの活躍を見せた。
料理が得意で、その腕は1期SS03等で披露されている。

プレシア・テスタロッサ

CV:五十嵐麗
初登場:1期第7話
1期、PT事件の主謀者。
フェイトの母親で、フェイトに命じてジュエルシード収集を行わせていた。
かつて、手がけていた仕事の事故で愛娘のアリシアを失い、以後その復活のために 全てをなげうってきた。
だが、自らの身体を壊してまで作り上げたものが、アリシアの容姿をしているだけの別物だったと知ったとき、彼女は正気を失った。
そして、今の魔法技術では不可能なことでも、遺失技術ならば、と思いこみ、その技術が眠る場所、異世界アルハザードへ渡る手段として、ジュエルシードを求めた。
だが、その企ても時空管理局の介入の前に失敗し、全てを失ったプレシアは、フェイトの差し伸べた手を拒み、アリシアの遺体と共に虚数空間に消えていった。
現在、時空管理局に提出された事件報告書(小説版でエイミィが作成)によると、プレシアは未確認ではあるが事実上死亡とされている。
元来、非常に優秀な魔導師で、自ら「大魔導師」とも自称している(1期第7話)。 本編で次元跳躍魔法を使って見せたのはこの人だけである。 フェイトがあれほどの魔法の腕を持つのも、プレシアの魔法資質を引き継いだため。
26年前、ミッドの中央技術開発局の第3局長だったが、個人開発の次元航行エネルギー駆動炉「ヒュードラ」使用に失敗、中規模次元震を起こしてしまい、地方に異動後、辺境で行方不明になった。(1期第10話)
輸送船の撃墜は彼女の仕業ではない。『プレシアが輸送船を撃墜させていたのなら、フェイトとアルフはもっと早く地球に来ていたはず』(platinaに載せられていた都築氏の発言)。
23歳で結婚。28歳で1児「アリシア」を授かる。 その後、夫とはアリシアが2歳のときに生活のすれ違いから離婚している。(小説版)
プレシアのネーミングは、おそらく日産自動車がかつて販売していた乗用車、プレセアから。

アリシア・テスタロッサ

初登場:1期第11話
プレシアの実の娘。 1期の26年前にプレシアの関わっていた魔導実験の事故で亡くなった。
フェイトは、そのアリシアの遺伝子を元に生み出されているため、フェイトとアリシアの容姿や声はまったく同一である。
2歳の頃から両親の離婚によって母子家庭で育ったものの、母の愛を一心に注がれ、また当時のプレシアの同僚たちにとってマスコット的な存在として可愛がられたこともあり、大人達に対しても物怖じしない、明るく元気な少女だった。
アリシアの遺体は、時の庭園の奥深くに当時のままに保存されていたが、時の庭園の崩壊の中、プレシアと共に虚数空間の中に消えていった。
享年5歳。 フェイトと異なる点として、性格(アリシアの記憶を受け継いだ筈のフェイトは目覚めた時点で大人しい性格になっていた)利き手(フェイトは右利き、アリシアは左利き)、魔法資質(アリシアはプレシアの魔法資質をあまり受け継いでいない)などが挙げられる(小説版)。

リニス

CV:浅野真澄
初登場:1期SS02
かつて(1期から2年ほど前、1期SS02及び小説版)存在していた、プレシア・テスタロッサの使い魔。外見年齢18歳。 インテリジェントデバイス『バルディッシュ』の製作者。 素体はアリシアの飼っていた山猫。生真面目で温厚な性格。
フェイトにとっては育ての親でもあり、魔法の教師でもあった。主であるプレシアとの契約内容として、フェイトの育成完了とともに消滅することが定められている(小説版)。フェイトが彼女の出した課題を全てクリアし、そしてフェイトを助けるためのデバイスが完成したことで、リニスとプレシアの間に結ばれた契約が完了し、リニスはいずこともなく消えた。
元々が母性が強い山猫を素体としていたためか、フェイトのことを自分の娘のように思っており、フェイトとプレシアの関係を普通の親子だと信じていたこともあって、プレシアの態度には色々と思うところがあったようだ。小説版では、最後には真実を知るが、それでもその真実を胸の奥に秘めたままで去っていった。
使い魔は素体の身体特性(耳とか尻尾)を表面に出す事が多いが、リニスは自分の素体である山猫の耳と尻尾を恥ずかしく思い、服や帽子の中にしまっている(小説版)ため、外見上は普通の人間そのもの。
現在のところ、絵でリニスの耳と尻尾を確認できるのは、メガミマガジン2006年3月号付録のピンナップのみである。

アリサ・バニングス

CV:釘宮理恵
初登場:1期第1話
なのはの親友。9歳。なのはとすずかとで仲良し3人組。
共に暮らす両親は日米にいくつもの関連会社を持つ大会社の経営者。
学力は非常に優秀で、向こう気が強すぎる部分も少々あるものの好きな相手には思いやり深い、とてもまっすぐな子。(公式)
かつてはわがままなだけのお嬢様だったが、すずかをいじめていたときに、割って入ったなのはと取っ組み合いの大喧嘩をし(小学1年の頃のこと)、その後意気投合して仲良し3人組の結成となった、といういきさつがある。
今では、3人の中ではリーダー格。1期第8話では学校を休んだなのはのためにノートを用意していた。
1期第6話で、なのはがフェイトのことで悩んでいたときには、それを自分たちに相談してくれないなのはに対して苛立ちをみせたが、それでも「怒りながら待つ」という形で、本人が気の済むまで見守っていた。
犬好きで、屋敷には10匹ほどの犬を飼い、大形犬を放し飼いにしている。
アルフが時の庭園から脱出したものの重傷を負って倒れていたところを助けたこともある。(1期第10話)

月村すずか

CV:清水愛
初登場:1期第1話
なのはの親友。9歳。なのはとアリサとで仲良し3人組。
親は工業機器の開発製造を行う会社の社長。2人姉妹の妹で、姉の忍は、なのはの兄、恭也の恋人。
おっとりして物静かで相手の心を汲むことが上手い。何かと暴走しがちなアリサのいいブレーキ役であり、意外に頑固ななのはと真っ直ぐなアリサのいい緩衝役でもある。
猫好きで、屋敷には数え切れないほどの猫が暮らしている。普段着のボタンも良く見ると猫形である。
アニメ本編では語られていないが、運動神経は抜群で、美由希との水泳勝負で、美由希を本気にさせてしまうほど。(1期SS01)
プールや入浴時以外のほとんど、いつも頭に付けているヘアバンドはとても大切なものらしい(1期第6話)のだが、今のところその理由は語られていない。
すずかとアリサは一緒にバイオリンを習っているが、本編中では稽古帰りのシーンのみ(1期第6話)で演奏するシーンは無かった。

月村忍

CV:松来未祐
初登場:1期第4話
すずかの姉で、なのはの兄、恭也の恋人。18歳。
大学生でメカ好き。性格は明るく社交的。
原作「とらいあんぐるハート3」からのスピンアウトキャラの一人である(原作関連参照)。
恭也と並んで翠屋の厨房で皿洗いをしていたシーン(1期第6話、他)が印象的。

ノエル・K・エーアリヒカイト

CV:氷青
初登場:1期第4話
月村家に仕えているクールな性格のメイドさん。ファリンの姉。24歳。
忍の世話と月村家の管理をしている。
メイド長となっているが、本編ではノエルとファリン以外にメイドは登場していない。
温泉好き。

ファリン・K・エーアリヒカイト

CV:谷井あすか
初登場:1期第4話
月村家に仕えているメイドさん。ノエルの妹。15歳。
家事手伝いとすずかの世話を担当。ドジなところがある。

高町士郎

CV:一条和矢
初登場:1期第1話
なのはの実の父親。37歳。 御神流の後継者の一人だが、現在は引退。
かつては要人のボディガードを生業としていたが、なのはが産まれた前後に仕事中にテロに巻き込まれ、瀕死の重傷を負ったのが転機となり、回復してから後はボディガードの仕事からは足を洗い、喫茶店「翠屋」のマスターにおさまる。
それまでの人生を物語るように、今でも体中に傷跡が残っている。
未だに妻の桃子とはラブラブ。
趣味で少年サッカーチーム「翠屋JFC」のコーチ兼オーナー(1期第3話のなのはの台詞による。小説版では監督)もやっている。

高町桃子

CV:天野エリカ
初登場:1期第1話
なのはの実の母親。33歳。優しい母親で子供を甘やかすのが大好き。現在は海鳴市内の喫茶店「翠屋」のパティシエ兼経理担当をしている。
大阪生まれで関東育ち。 15歳の頃からパティシエとなり、フランスやイタリアといった海外での修行をしてきた。(公式)

高町恭也

CV:緑川光
初登場:1期第1話
なのはの実の兄。19歳の大学一年生。
すずかの姉の忍とは高校時代からのクラスメイトで、恋人同士の関係にある。
御神流の剣士で、引退した父に代わって、妹の美由希を日夜鍛えている。 真面目、質実剛健、実直一途。

高町美由希

CV:白石涼子
初登場:1期第1話
なのはの姉で恭也の妹。17歳。私立風芽丘学園という高校の二年生。
(1期の登場人物紹介では風芽丘、A'sの登場人物紹介では高校二年生となっている。)
なのはが拾ってきたフェレット(ユーノ)をよく抱いたり頬ずりしたりして可愛がっている。
日夜、恭也から御神流の剣を学んでおり、本編でも朝に2人でトレーニングから戻ってきたり、道場でなのはの見る前、一人稽古したりしていた。 性格はおとなしく読書好き。眼鏡をかけていたり外していたりする。

鮫島

CV:前川健志
初登場:1期第10話
バニングス家の執事兼運転手をしている初老の男性。小説版によると57歳。
祖父の時代からバニングス家に仕える筋金入りの運転手とのことである。

デビット・バニングス

初登場:小説版
アリサの父親。小説版のみに名前だけ登場している。大学時代にサッカーをしていた。
なのはの父親の士郎とは、娘同士の喧嘩で父兄が呼び出されたときに知り合い、趣味が同じサッカーだったことで気が合い、今では親友として付き合っている。

槙原愛

CV:木下紗華
初登場:1期第1話
槙原動物病院の院長さん。 怪我を負って倒れていたユーノ(フェレット形態)を、なのは達が担ぎ込んだときに手当をしてくれた。
その後、ジュエルシードの思念体が槙原動物病院を襲ったため、塀が半壊し建物の一部も破損するという目に遭う。 ただ、そのとき病院にいた動物には被害はなかった模様(1期SS01)
原作からのゲスト(原作関連参照)だが、アニメ本編中では、「院長先生」と呼ばれただけで、名前は一切出ていなかった(EDキャスト一覧でも「槙原院長」であった)。 メガミマガジン2006年3月号の設定資料集にようやくフルネームが明記された。