The Movie 2nd

Last-modified: 2024-03-01 (金) 23:17:33

登場人物

・高町なのは
本作の主人公。
優しくまっすぐな心と強い勇気を持ち、人の寂しさや悲しみを放っておけない性格。
得意魔法は射撃制御と砲撃系。使用デバイスは「魔導師の杖」・レイジングハート

・フェイト・テスタロッサ
本作のもう一人の主人公。なのはと同い年のミッドチルダ出身の魔導師。
静かな瞳に強い意志と揺るぎない勇気、深い優しさを秘めた少女。
得意魔法は射撃と近接戦闘。使用デバイスはバルディッシュ。

・八神はやて
なのはたちと同い年の少女。柔らかな関西弁を話す。
足の麻痺のために現在通院治療中。
明るく優しく世話好きな性格。
「闇の書」の主となったがために、何も知らぬまま今回の事件の中心人物となってしまう。

・シグナム
「闇の書」の守護者・ヴォルケンリッターの将で、「剣の騎士」の呼び名を持つ。真面目で一途な性格。
高速軌道で斬りかかる戦闘を主とする。使用デバイスはレヴァンティン。

・ヴィータ
「闇の書」の守護者・ヴォルケンリッターの一員で、「鉄槌の騎士」の呼び名を持つ。
状況に応じて変形するハンマーヘッドでの打撃を主とする。使用デバイスはグラーフアイゼン。

・シャマル
「闇の書」の守護者・ヴォルケンリッターの参謀格で、「湖の騎士」の呼び名を持つ。
優しくほんのりした性格だがややうっかり屋の一面を持つ。
救護・治癒・通信・運搬を得意とする後衛型。使用デバイスはクラールヴィント。

代名詞とも言える「リンカーコア抜き」のシーンが消滅した代わりにグッズのTシャツにされている。

・ザフィーラ
「闇の書」の守護者・ヴォルケンリッターの一員で、「盾の守護獣」の呼び名を持つ。
狼ベースの獣人で寡黙な性格。
結界や防御だけでなく格闘戦でも能力を発揮する。

・闇の書の意志
古代の魔導書「闇の書」の管制人格
闇の書の力を制御し、主のために役立てることが本来の役目なのだが……。

TV版と違い序盤から登場するとの事。(『娘TYPE』2012年1月号より)

・ユーノ・スクライア
冒頭時点ですでに無限書庫司書として働いている。新技「ケージングサークル」を披露。

・アルフ
本作では闇の書にリンカーコアを蒐集されている。

・クロノ・ハラオウン
TV版のリンディの役割である捜査指揮を担当する。
TV版やPSP版と違って闇の書の因縁について自身が深く言及することはなく、リンディの語りによって心中が暗示される演出になっている。

・リンディ・ハラオウン
自身もリンカーコアを持っているため、ヴォルケンリッターに狙われる描写がある。
本作ではハラオウン家の闇の書の因縁の中心を担う。
制作段階では回想シーンの11年前のリンディにも台詞(叫び声)があったのだが、お蔵入りとなった。
担当声優の久川綾によると、「若く、かわいくやった」とのこと(ラジオStrikerS 2nd 第9回)。

・エイミィ・リミエッタ

・レティ・ロウラン
声がCV:大原さやかに変更された。
時空管理局の提督であり、リンディとは同郷であり友人同士。
クロノに、後に「闇の書事件」となる違法渡航者による略奪事件の捜査を依頼した。
闇の書事件終了後ははやてとヴォルケンリッターの管理責任者となり、彼らを指導している。

・マリエル・アテンザ
時空管理局本局の運用部直属技術官で、クロノやエイミィの後輩。
デバイスマイスターでもあるため、ヴォルケンリッター戦で破損したレイジングハートとバルディッシュの修理を一任されていたが、その際にデバイスからの依頼を受け、両名に近代ベルカ式カートリッジシステム「CVK-792」を組み込む改良を突貫作業で完了させた。
この改良がきっかけで後にはやてやヴォルケンリッターの装備調整を担当する他、管制融合騎・リインフォースIIの誕生にも関わっている。
エイミィの後輩という設定に合わせるためか年齢を一歳引き下げられ、15歳になっている。

・アレックス

・ランディ

・アリサ・バニングス

・月村すずか

・石田医師

・プレシア・テスタロッサ

・リニス

・アリシア・テスタロッサ

・ナハトヴァール
夜天の書とその融合騎を守る事を究極の命題としている防衛システム。別名を「闇の書の闇」。
ナハトヴァールは、「主」を個体認識する機能がなく、守護騎士システムと同様、魔力や能力を使い切った後には「交換」すればいい部品としての認識しかない。
その反面、覚醒前の主と魔導書本体への保護機能は極めて手厚く、両者をいかなる状況下にあっても生き残らせるよう、
自らの蓄積魔力や主の魔力を自動的に駆使して保護しようとする。
はやてがトラックとの衝突事故を回避できたのも、ナハトヴァールの働きである。
(この事故の際にナハトヴァールがはやての魔力を使用し「主として覚醒可能」という判断を下したものと推測されている)

・リインフォースII
リインフォース消滅から1年数ヶ月後、名を継いで生まれた管制融合騎。開発はマリエルによって行われた。
後期型融合騎のシステムが採用されており、30cm程度の小型フレームとなっているのはそのため。
はやてのリンカーコアを分け与える形で基礎コアが生成されている。
独立した人格と単独での魔法運用能力を持っているが、初代とは別人であり人格や才能等は全く違う。
初代との面識は当然ないが、はやて達から闇の書事件や初代の最期については聞いており、初代に大して深い敬意を抱いており、その名を引き継いだことに誇りを持つと同時に、その名に恥じないよう日々研鑽を積んでいる。
はやてのことは敬称では「マイスターはやて」と呼ぶが普段は「はやてちゃん」と呼んでおり、はやてからは「リイン」と呼ばれている。
ちなみに八神家では、はやての学習机の脇にあるドールハウスのような場所がリインの部屋となっている模様。

デバイス

レイジングハート・エクセリオン(Raising Heart Exelion)

レイジングハートからの要請を受け、マリエルがカートリッジシステム「CVK-792A」を組み込んで改良したインテリジェントデバイス。
改良により待機モード以外の全モードでヘッド下部にカートリッジユニットが搭載され、強大な魔力を扱うことが可能となった。
魔力運用は改良前と同じくユーザークロスリンク方式(術者の魔力をデバイスとの間で循環させることで安定した維持・運用を行う)だが、フルドライブ以外ではなのはへ過度の負担をかけないよう、上限出力60%を超えた魔力はレイジイングハート内部のワンウェイドライブ(デバイスに入力された魔力を術者へ戻さず直接変換する方式)で運用する。

待機モード
改良前と似ているが、宝石部が4つの突起部で保持されるようなデザインとなっている。
宝石部は取り外し可能。

アクセルモード
改良前のデバイスモードに相当する、レイジングハート・エクセリオンの基本形態。
魔力使用の優先順位を「飛翔補助」「防御」「弾道制御」に割り振っており、強固なシールドや高誘導のアクセルシューター等を運用する際に用いられる。
デバイスモードとの違いは少ないが、カートリッジシステムを組み込んだ関係で機関部が大型化。機関部には着脱式の箱型弾倉が装着されている。

バスターカノンモード
改良前のカノンモード、TV版のバスターモードに相当する、レイジングハート・エクセリオンの砲撃形態。
大魔力を一瞬で撃ち出す事にシステムを振り分けており、最大射程と狙撃精度はフルドライブであるエクセリオンモード以上。
なのはの「主砲」であるディバインバスター・エクステンションはこの形態で用いられる。 カノンモードと比較すると射撃姿勢安定用のサブグリップやトリガーユニットはそのままだが、コア部分の装甲が強化されており耐久性が向上している。

エクセリオンモード
新たに設けられた、レイジングハート・エクセリオンのフルドライブ形態。
ユーザークロスリンクのリミッターを解除し100%で運用を行うことで、循環魔力を「術者の能力強化」に使用。
大幅に戦闘力が向上する反面、安全措置を限界までカットしているためデバイスや術者への負担も大きく、戦闘可能時間は長くない。

・マガジン
レイジングハート・エクセリオンのカートリッジ装填に使われる、着脱式の箱型弾倉。
装弾数はパンフレットでは8発となっている。
が、劇中でなのはが残弾を確認した際の台詞に「マガジン残り3つ、カートリッジ18発」という台詞があるため、TV版と同じ6発である可能性もある。

バルディッシュ・アサルト(Bardiche Assault)

バルディッシュからの要請を受け、マリエルがカートリッジシステム「CVK-792R」を組み込んで改良したインテリジェントデバイス。
改良により待機モード以外の全モードでユニット部分に回転弾倉式のカートリッジユニットが搭載され、強大な魔力を扱うことが可能となった。
装弾数は「CVK-792A」と同じ6発。稼働部分が少ないことから衝撃に強く、ユニット部分を装甲でカバーできることから耐久性にも優れており、デバイスによる直接打撃を用いることが多いフェイトに合わせた選択となっている。シリンダーの回転方向は後方から見て左回りのS&W式。
魔力運用は従来と同じダイレクトブースト方式(術者の魔力を、デバイスで直接強化・加速して出力)だが、カートリッジで得た魔力を必要に応じてフェイトに回すことが出来るフィードバック機能も搭載された。

待機フォーム
改良前と比較すると、三角部分の頂点に飾りがついた。

ブローヴァフォーム
改良前のアックスフォーム、TV版のアサルトフォームに相当する、バルディッシュ・アサルトの基本形態。
対騎士戦に対応するために機体強度が大幅に強化されている。
改良前と比較すると実体刃の形状が変化しており、ヘッド下部はカートリッジユニットが組み込まれた関係で大型化した。

クレッセントフォーム
改良前のサイズフォーム、TV版のハーケンフォームに相当する形態。
鎌型の魔力刃を扱うのは同じだが、魔力刃を保持する物理フレームが延長され、打撃戦における強度が大幅に増加している。
改良前と比較すると、上記のように物理フレームが延長された関係で、魔力光無しでも鎌のように見える。

ザンバーフォーム
新たに設けられた、バルディッシュ・アサルトのフルドライブ形態。
半実体化する長大な魔力刃を形成し、斬撃や放出等に使用する。
その破壊力は圧倒的であり、リニスが願った「すべてを断ち切る閃光の刃」を具現化したような形態となっている。

・スピードローダー
バルディッシュ・アサルトの回転式弾倉にカートリッジを再装填する際に用いられる、6発のカートリッジをひとまとめにした装填器具。
TV版にも登場はしているものの使用シーンはなかったが、劇場版では変身時にバルディッシュへカートリッジを装填するシーンがある他、闇の書戦において戦闘機動を行いながら回転式弾倉への排莢・装填を行うシーンがある。

闇の書

防衛プログラムである「闇の書の闇」には新たにナハトヴァールという名前がついている。
管制融合騎による制御下状況では、ナハトヴァールは左手に装着する腕部武装としても使用される。
その際は、杭のようなものを内蔵した大型の手甲のような形を取る。
「闇の書」が、旧世代の魔導師達にとって蠱惑的な存在であり、なおかつ制御・破壊不可能な危険物として存在し続けた理由は以下の通り。
(1)4騎の強力な「騎士」を配下に置くことができる
(2)騎士たちによる頁蒐集により、極めて安易に多様な魔法と莫大な魔力を得ることができる
(3)融合事故を起こす確率が極めて低い、完全な管制融合騎を手に入れる事ができる
(4)あらゆる危険から術者を守る絶対防衛システム「ナハトヴァール」によって守られる
(5)術者が死亡しても転生が可能で、無限の時を生きられる
闇の書の主となれば、一国を御することさえ可能。夜天の書が闇の書として認識されはじめた当初には、そんなまことしやかな風聞が流れた事もあった。
そして平凡な魔導書であった「夜天の書」を「忌まわしき闇の書」として作り替えた歴代の主達も、そんな理想を描いて改変を加えたものと推測されている。
しかし、1~3までの機能はともかく、4・5の機能は正常に機能せず、ナハトヴァールは単独で魔力や再生能力を構築して、夜天の書を浸食していった。
(5の機能は、主を置き去りに魔導書自身が無限に生き続ける事に費やされている)

レヴァンティン(Laevatein)

シグナムが使用するアームドデバイス。
装弾数3発なのはグラーフアイゼンと同じだが、給弾が1発ずつの手込めしか行えない古い設計となっている。 その分構造が単純なため、堅牢で信頼性は高い。

待機フォルム
小さな剣の形状。普段は鎖に繋いで首飾りのように下げている。
TV版とは違い、シュベルトフォルムをディフォルメしたような形状となっている。

シュベルトフォルム
レヴァンティンの基本となる近接戦用の剣形態で、片刃剣と鞘のセット。
シグナムは主にこの形態を用いて戦う。
剣による斬撃が基本となるが、防御用途に用いる鞘に剣を収めることで、居合のような運用も行う。
TV版と比較すると細部が変更されており、刀身と一体化していた鍔が別パーツとなり、カートリッジ排莢口と別に装填口が設けられた。また、持ち手鍔側にカートリッジロード用と思われるトリガーが配置されている。

シュランゲフォルム
シュベルトフォルムの刀身がいくつもの節に別れた連結刃形態。
リーチを活かした中距離制圧に用いられる。

ボーゲンフォルム
刀身を鞘と合体させることで変形する、遠距離射撃用の弓形態。
TV版と比較するとパーツが増え、洋弓を思わせるシルエットになった。

グラーフアイゼン(Graf Eisen)

ヴィータが使用する鉄槌型アームドデバイス。
TV版では3連装回転シリンダー方式のカートリッジシステム搭載となっていたが、装弾数3の固定弾倉式となった。排莢は3発同時に行える模様。

待機フォルム
ハンマーフォルムをディフォルメしたような形状で、普段は鎖に繋いで首飾りのように下げている。

ハンマーフォルム
グラーフアイゼンの基本形態。ハンマー中心部にコア状の部品が追加され、持ち手の一部が太くなっているが、TV版とさほど大きく変わらない。

ラケーテンフォルム
対人用の形態。
ヘッド後部の推進ユニットにより先端を加速することで、ヴィータ自身の飛翔速度の強化を行うだけでなく、推進力と回転の遠心力を加えた打撃により対象を防御ごと破壊する。
片側がスパイク、反対側が推進ユニットに変形するのはTV版と同じだが、全体的に大型化した。また推進ユニットが3基の推力偏向ノズルに変更されており、劇中でも推力の向きを変えることでなのはの空戦機動に追随している。

ギガントフォルム
大型目標や建造物破壊用の形態。
TV版と同じく、ハンマーヘッドはヴィータの魔力によって更に巨大化する。

クラールヴィント(Klarwind)

シャマルが使用する、4つのリングで構成される補助型アームドデバイス。
補助型の通り、通信・治療・結界生成において威力を発揮するデバイスで、特に通信中継性能は異世界間通信も難なくこなせる高性能。

待機フォルム
TV版と待機フォルムの形状はあまり変わらない。

リンゲフォルム
指にはめて使用する基本形態。宝石部のデザインが変更されている。

ペンダルフォルム
指輪からワイヤーで繋がった石が分離した状態。TV版同様の通信に使う以外に、ゲーム版のようにワイヤーを用いた攻撃や、StSで行ったような対象捕獲も行えるとのこと。
劇中でも、ワイヤーを用いてアルフを捕縛している。

騎士杖シュベルトクロイツ(SchwertKreuz?)

夜天の主として覚醒したはやてが用いる、剣十字の杖。
ヴォルケンリッターのアームドデバイスのような変形機構は無く、大魔力を撃ち出す強固な「砲身」として機能する。

S2U

クロノが使用するストレージデバイス。

待機形態
エンディングでリインフォースIIがデバイスに囲まれている一枚絵の中に、S2Uの待機状態と思われる黒いカード型デバイスの存在が確認できる。

起動状態
ヴォルケンリッターによるリンディ襲撃時の救援や、リンディによる闇の書事件への協力申し出を受けている際のクロノが、稼働状態のS2Uを所持している。

デュランダル(Durandal)

本作ではグレアム達が登場しないため、リンディが所持している。(「ACE2012」公開PVより)
リンディの夫でクロノの父、クライド・ハラオウンが生前発注した対遺失危険物用のデバイス。
侵食型の危険物や爆発物を凍結させて無力化させる目的で、凍結魔法強化の機能に特化されている。
そのため、起動状態から術者の周囲を凍てつかせるほどの冷気を纏っている。
侵食能力を持つ闇の書用として適切な装備であったのだが、残念ながら11年前に発生した闇の書事件の時点では未完成であり、完成したのはクライドが殉職した後のことであった。
リンディが遺品として保管していたようだが、11年後に再度発生した闇の書事件の際に護身用としてか持ち歩いており、ヴォルケンリッターとの遭遇戦時に起動させている。この際は杖本体のみの起動で、浮遊ユニットの展開はなかった。
その後はクロノに託されたようで、防衛プログラム戦においてクロノの手で起動。11年前の雪辱を果たすこととなった。
凍結魔法を反射し、効果を高めるリフレクターを備えている。

待機状態
待機状態ではカード型なのはTV版と同じ。

起動状態
稼動状態では本体である杖以外に4機の浮遊ユニットが展開。
エターナルコフィン発動時には目標外周に浮遊ユニットを展開。本体の杖から凍結魔力粒子の放射による反応冷凍を発生、外周に展開した浮遊ユニットにより冷気を閉じ込め、さらに溢れた凍結魔力を反射させることで冷凍効果を倍加させる。

蒼天の書

リインフォースIIのために作られたストレージデバイス。
彼女が取得したデータや魔法を収める大容量ストレージで、習得した多種多様な魔法を記録可能。

使用魔法

主にTV版との差異を記述。

・アクセルシューター
使用者:高町なのは
TV版と同様の中距離誘導射撃。12発の同時操作が可能。

・アクセルシューター・バニシングシフト
使用者:高町なのは
アクセルシューターのバリエーション。レイジングハート・エクセリオンのロックオン機能を利用した精密射撃。 ナハトヴァール暴走体に使用した魔法。通常はロックオン対象に向かい中低速で飛翔するが、自身や防御対象(ヴィータ)への迎撃弾としても機能する。

・ディバインバスター・エクステンション
使用者:高町なのは
バスターカノンモードで放つ長距離砲撃魔法。

・エクセリオンバスターA.C.S
使用者:高町なのは
エクセリオンモードで使用される突撃砲。

・スターライトブレイカー
使用者:高町なのは
エクセリオンモードで放つ収束砲。 なのはtypeの表記ではexが無いが、詳細は不明。

・クレッセントセイバー
使用者:フェイト・テスタロッサ
クレッセントフォームの魔力刃を飛ばす魔法。 TV版のハーケンセイバーに相当する。

・トライデントスマッシャー
使用者:フェイト・テスタロッサ
StrikerSでも使用したフェイトの中近距離向け砲撃魔法。 三叉に別れた砲撃を着弾点で合流させ、大威力を得る。 今回もデバイスではなく、右手に発生させたスフィアより放っている。

・スプライトザンバー
使用者:フェイト・テスタロッサ
闇の書の夢から脱出する際に使用される結界破壊魔法。TV版と描写に違いがあるものの、使用されたのはこの魔法である模様。 本来、フェイトのスパーク光は紫色であるが、この魔法使用時は水色(アリシアの魔力光)となっている。

・ブレードインパルス
使用者:フェイト・テスタロッサ
ザンバーフォームによる衝撃波、

・ジェットザンバー
使用者:フェイト・テスタロッサ
ザンバーフォームによる斬撃。 激しいプラズマ光を伴った刀身を伸長させ、対象を一刀両断する。

・プラズマザンバー
使用者:フェイト・テスタロッサ
ザンバーフォームによる砲撃魔法。 落雷を刀身に纏わせ、自身の魔力を合わせて放出する。 TV版のプラズマザンバーブレイカーと同様の魔法だが、なのはtypeの表記ではブレイカーが無い。

・ブラストカラミティ
使用者:高町なのは & フェイト・テスタロッサ
漫画版より逆輸入された中距離殲滅コンビネーション魔法。

・紫電一閃
使用者:シグナム

・シュランゲバイゼン・アングリフ
使用者:シグナム

・シュツルムファルケン
使用者:シグナム

・テートリヒ・シュラーク
使用者:ヴィータ

・ラテーケンハンマー
使用者:ヴィータ

・シュワルベフリーゲン
使用者:ヴィータ

・ギガントシュラーク
使用者:ヴィータ

・クラールゲホイル
使用者:シャマル
強烈な閃光を発生させる魔法。 管理局員の包囲からの脱出時に使用。 TV版でヴィータが使用したアイゼンゲホイルのシャマル版と考えられる。

・遠見の水鏡
使用者:シャマル
空間を繋ぐ水鏡を用いた転移魔法。 眼前に発生させた水鏡に対象を映し出すことで対象を捕える。

・鋼の軛
使用者:ザフィーラ

・ミストルティン
使用者:八神はやて

・ラグナロク
使用者:八神はやて

・デアボリック・エミッション
使用者:闇の書の意思

バリアジャケット・騎士甲冑

高町なのは

・セイクリッドモード
ヴィータ戦での敗戦後、レイジングハートが組み上げた形態。
外観の変更点は少ないが、ブレストプレートの追加や防御用積層構造が従来の8層から22層へ向上、物理装甲やプロテクトレイヤーも増加するなど、回避技術が優れているとは言えないなのはのため、「被弾しても耐える」ことを目的に防御力の強化に重点が置かれている。
また、「アクセルフィン」における瞬間加速性能や最高速度も向上している。
反面重量や維持魔力は増加しているが、なのは自身の魔力運用とカートリッジシステムによる供給で補填している。

・エクセリオンモード
レイジングハートのエクセリオンモード使用時に換装される重装ジャケット。
アンダーが白から黒へと色が変わり形状も変化。防御力と瞬間加速性能はより向上するが、より魔力消費が激しくなる。

フェイト・テスタロッサ

・ライトニングフォーム
シグナム戦での敗戦を受け、再構成された新型バリアジャケット。
マントの襟部分がカットオフされているのは視界の確保を優先させるためであり、その他細部の変更も多い。
防御面の強化は胸部・左腕・両足に強化素材を使用することに留められており、 フェイトの長所である速度を殺さないよう工夫されている。
空戦機動においては、加速と旋回性能に重点が置かれている。

・ソニックフォーム
ライトニングフォームからマントや装備の殆どを切り捨てた速度特化形態。
右腕にも左腕と同様の装甲が追加されるが、四肢の装甲以外の防御性能は皆無となる。
反面、防御力と引換に圧倒的な速度を得ることが出来る。
闇の書の意思戦でも使用しており、圧倒的な弾幕を超高速の機動でかわし闇の書の意思に肉薄した。

・ブレイズフォーム
闇の書の夢から脱出したフェイトが纏う決意の形態。
基本的にはライトニングフォームをベースとしているが、マントの色が黒から白へと変化しており、スカート下の部分のデザインも異なる。また、ソニックフォームと同様に右腕部にも装甲が追加されている。
色合い的にも、StrikerSにおけるインパルスフォームを彷彿とさせるバリアジャケット。

魔法技術関連

・融合騎
「一人の人間を究極的に強化する」という思想に基づいた兵器開発の成果として開発された、ベルカ独自の技術。
知性と魔力運用機能を持った擬似生命体(融合騎)を使用者と融合させることで、使用者の魔法行使能力を劇的に向上させることが出来る。
融合騎の開発初期~中期は人間と同サイズで製作されていたが、使用者に合わせた微細な調整を行わなくてはならず、事故やトラブルが多発した。
その問題を解決するため、後期型融合騎は人間サイズではなく30cm程の小型フレームとなっている。
ちなみに夜天の書の管制融合騎はベルカ初期~中期に造られた個体であるが、夜天の書の主に関する情報を収集し、その情報に基づいて数ヶ月~数年かけて融合機能を自動調整するシステムが搭載されているため、融合事故の発生率は低い。また、リインフォースIIは比較的資料の多い後期型融合騎の技術で造られている。

・主と融合騎の融合
主と融合した融合騎は、通常、主の体内で意識を保ち、自身のリンカーコアと蓄積魔力を使用して魔法を行使する。
主の魔法を補助・強化することで威力や精度を高める他、別々の魔法を発動させる事も可能。
また、負傷などの理由で主が意識喪失した場合には、一時的に主を自身の体内に保護し、融合騎自身が戦闘を行う事もできる。
「夜天の書」の管制融合騎は、夜天の書のマスターとして登録された人物の生体パターンや魔力資質といった情報を詳細に解析し、
数ヶ月~数年をかけて管制融合騎が自身の融合機能を自動的に調整するシステムが搭載されており、融合事故の発生率は極めて低く抑えられている。

・自律稼働プログラム「ヴォルケンリッター」
旧ベルカにおいても遺失技術となっていた存在。
人間と変わらない生活機能を持つが、加齢をせず、死亡・消滅しても、本体である夜天の書とその主が存在する限り再生が可能。
乱世の王達が求めてやまなかった「不死身の戦士」であるが、その存在は夜天の書に大きく依存しており、そのシステムの最終解析が為される事はなかった。
なお、夜天の書の終焉により騎士達は魔導書から解放されており、このため無限再生の機能は失われている。

・カートリッジシステム
古代ベルカ式やその亜流、あるいは近代ベルカ式にて使用される圧縮魔力を込めたカートリッジによる魔力増幅システム。
元々戦闘用の大型砲に用いられていた「魔力弾」を小型化して騎士剣に搭載したのが始まりで、その後様々な武器にこのシステムが取り入れられていき、ベルカ伝統の武器となっていった。
瞬時に爆発的な魔力を得ることが出来る反面、扱いを間違うと単なる自爆となる危険性もある。
TV版同様なのはとフェイトのカートリッジは金、シグナムやヴィータのカートリッジは赤の薬莢となっている。

・近代ベルカ式
古代ベルカ式の強力な魔力運用技術を、ミッドチルダのシステムでエミュレートすることで機能再現する魔法技術。
劇中でこの名称は登場しないが、レイジングハートとバルディッシュが搭載したカートリッジシステム「CVK-792A」「CVK-792R」は、近代ベルカ式魔法の研究用に開発された最新式試作ユニットであることがパンフレットに記載されている。
管理局内にもごく少数ながら真正や亜流のベルカ式術者がおり、また近代ベルカ式の使用者も増加していることがパンフレットに記載されていることから、劇中時点でもカートリッジの生産は行われていると思われる。

・旧世界ベルカ
旧暦時代に繁栄していた次元世界。
その歴史は古く、確認されているだけで5000年以上前の記録が存在する。
現在の形に近い魔導文化発祥の地でもあり、かつては超自然現象として扱われていた魔力効果を解析し、
「特異な才能の持ち主が偶発的に使用できるようになる」のみであった力を、体系立てた「魔導技術」として確立した。
魔導技術による文明の進化は著しく、さらにベルカ内部諸国の内乱によって魔力運用技術は劇的な進歩を遂げた。
ベルカの歴史の中期以降は、永遠に続くかのような戦乱の歴史が刻まれている。
およそ300年前にベルカ諸国は様々な要因から滅びの時を迎え、現在は無人世界となっているが、
ベルカ戦乱時代の史跡から数多くの遺失技術(ロストロギア)が発見されている。

・ベルカの騎士
ベルカ式魔法の使用者のうち、特に戦闘魔法技術の優れた術者は「騎士」と呼ばれる。
最大の特徴は、「騎士甲冑」と呼ばれる戦闘用の防護服と、「騎士剣」と呼ばれる戦闘武装。
騎士甲冑は温度変化や弾丸を防ぐ無敵の鎧として機能し、魔力を駆使して振るわれる騎士剣は、城壁をも破壊した。
そして、戦闘用の大型砲に使用されていた「魔力弾」が小型化し、騎士剣に搭載されるようになり、騎士剣はさらなる威力を発揮するようになった。
後に魔力弾を使用する騎士剣のシステムはさまざまな武装に取り入れられ、ベルカ伝統の武器となっていった。

・リンカーコア
魔導師の体内にある、魔力を生成する器官。
空気中の魔力を体内に取り込んで蓄積する機能を持ち、魔力を外部に放出する際にも動作する。
外部機器によってリンカーコアにアクセスすることで、魔力量をはじめとする魔法資質がある程度判別可能。
魔力の過剰放出などによって委縮する事があり、極端な魔力ダメージを受けたり、限界を越えた放出を行うと一時的に機能不全に陥る事があるが、
魔導師が生存する限り失われる事はない。

・ベルカ式とミッドチルダ式
「撃ち出す」事を主眼としたミッドチルダの魔力運用に対してベルカ式魔法の魔力運用は「体内と武器を循環させながら放出する」というもの。
このためベルカの術者は総じて身体強化・武器強化の技能に優れ、近接格闘を得意とする。
それに対してミッドチルダ式は射撃・砲撃といった中~長距離戦闘を得意とする。
現代では次元世界全域でミッドチルダ式が主流であり、真正の古代ベルカ式の術者は稀な存在になりつつある。