Detonation

Last-modified: 2024-03-07 (木) 22:19:08

登場人物

  • 高町なのは
    CV:田村ゆかり
    私立聖祥小学校5年生。11歳。時空管理局嘱託魔導師。
    かつては平凡な小学生だったが、2年半前の事件をきっかけに魔法と出会い、それ以来「自分の魔法で自分にできる事」に真剣に向き合いながら日々を過ごしている。
    クラスは5年A組。現時点では嘱託魔導師。
    マクスウェルやイリスとの戦いの果てに満身創痍となり、右腕を失ってしまうものの、エレノアから提供された医療ナノマシンに加え、ミッドチルダの魔法とエルトリアのフォーミュラを総動員してもらって右腕を取り戻した(ウィークリームービー)。
  • フェイト・T・テスタロッサ
    CV:水樹奈々
    私立聖祥小学校5年生。11歳。時空管理局嘱託魔導師。
    時空管理局嘱託の空戦魔導師で、高町なのはの親友。
    優しい性格の持ち主で、無茶をしがちななのはを心配しながらも愛機「バルディッシュ・ホーネット」を手に事件に立ち向かう。
  • 八神はやて
    私立聖祥小学校5年生。11歳。
    CV:植田佳奈
    4人の守護騎士と、融合騎リインフォースⅡとともに事件に立ち向かう。
    個人でも戦況を変化させうる大魔法の使い手。
  • アミティエ・フローリアン
    CV:戸松遥
    エルトリア出身の少女でキリエの姉。19歳
    キリエを追って地球を訪れたが、事件の渦中に巻き込まれてゆく。
    真面目な性格で、なのはに「フォーミュラ」の術式装備を与えてしまった事や事件のきっかけとなった妹キリエの事を気に懸けながらも、事件を止めるために戦いに身を投じる。
  • キリエ・フローリアン
    CV:佐藤聡美
    エルトリア出身の少女。16歳
    死の病を患った父・グランツと、家族の悲願であった惑星再生の夢を叶えるため、「永遠結晶」を求めて地球を訪れた。
    自分が引き起こした過ちと、「親友」と信じていたイリスの裏切りを受けたがアミタの励ましを受け、イリスを止めるために立ち上がる。
  • イリス
    CV:日笠陽子
    惑星再生委員会が作成した生体テラフォーミングユニット。型式番号『IR-S07』。イリスはマスコットネーム。
    機械でありながら人間同様に成長・学習する。委員会の面々からも娘や妹のように愛情を注がれており、彼女もまた惑星エルトリアの再生に努力していた。
    自分を生み育てた委員会の皆、特に父親同然だったマクスウェル所長の仇を取るためにユーリに復讐を誓う。しかしその方法はユーリをウイルスコードで操り、彼女の手で地球を滅ぼさせるという、支離滅裂ともいえるやり方だった。
    実際には思念データとして生きているマクスウェルに内部からウイルスコードで操られ、過去の「事件」をユーリの手によるものだと誤解させられて動いていたにすぎなかった。
  • ディアーチェ
    CV:植田佳奈
    イリスによって夜天の書から呼び起こされた「王の魂」が、八神はやての外観・魔導データを付与された姿。
    「王」として、シュテル・レヴィの2人を臣下として従える。
    過去にユーリと何らかの縁があったようで、ユーリの確保と対話を求めている。
    通称『ロード』*1
  • シュテル
    CV:田村ゆかり
    イリスによって夜天の書から呼び起こされた魂が、高町なのはの外観・魔導データを付与された姿。
    ディアーチェを王として立て、その腹心として働く。
    物静かだが情熱的な性格の持ち主。
    通称『殲滅のシュテル』
  • レヴィ
    CV:水樹奈々
    イリスによって夜天の書から呼び起こされた魂が、フェイト・T・ハラオウンの外観・魔導データを付与された姿。
    ディアーチェを王として、シュテルを親友として慕い、2人のために働く。
    幼い面もあるが、素直でまっすぐな性格の持ち主。
    通称『雷光のレヴィ』

実はディアーチェとシュテルとレヴィは、40年前のエルトリアに生息していた猫だった。3匹揃って餓死寸前だったところをイリスとユーリに拾われた。(ウィークリームービー)

  • ユーリ・エーベルヴァイン
    CV:阿澄佳奈
    「夜天の魔導書」を安全に管理・運用するために造られた管理ユニット。にもかかわらず夜天の書の防衛プログラム「ナハトヴァール」の暴走を許してしまった原因は不明。
    強力なエネルギー結晶「永遠結晶」の持ち主だが、現在はイリスのウィルスコードによって操作され、支配下に置かれている。
    中盤まで間接的に、終盤では直接マクスウェルに操作され、戦いを強いられる。
    ウイルスコードに操られているため作中ではすべての力を出す事はできなかったが、設定上は夜天の書の暴走に耐えるほどの力を持っており、戦闘能力は「ナハトヴァール」をも凌ぐ。
    夜天の書の作成に関わった古代ベルカの科学者「エーベルヴァイン博士」から姓をもらっている。(ウィークリームービー)
  • 幼い高町なのは
    CV:田村ゆかり
    「衛星砲護衛機」の自爆に巻き込まれ、瀕死状態のまま気を失ったなのはの前に現れた「幼少時代の彼女自身」。
    『誰かを助けられる自分じゃないと好きになれない』なのはの本質を指摘しながらも、今のなのはを好きで大切に思ってくれる人たちがいることを教えながら、彼女を現実世界に返す。
    なのはは彼女の事をアインスが成りすましていたと思っていた(自分自身を嫌っている自分がそんな説教をたれてくれるなんてことはありえないから)が、アインスはそれを否定している。(ウイークリームービー)
  • リインフォース・アインス
    CV:小林沙苗
    本編では回想で姿のみの登場だったが、4週目のウイークリームービーでなのはの夢の中に現れる。
    「リインフォース」の名は二代目(ツヴァイ)に託したため、「アインス」と呼ぶように頼む。
    先述通り、死にかけたなのはの前に現れた「幼い自分自身」の正体はアインスが成りすましていたものだとなのはは考えていたが、アインスはそれを否定している。
    美談のように戦いに命を賭すこととそんな死に救いを求めることの無いよう、なのはを諭してから、次に会えるのはなのはに子供ができた時かもしれないと言い残していく。
    さらにBD特装版に追加されたウイークリームービーでは、はやてとユーリの夢の中に出てきて再会する。
  • イリス群体
    CV:日笠陽子
  • イリス群体「量産型」
    群体の殆どを占める基本形。後述する「固有型」にも言えるが、役割に応じて様々な機能を取捨選択して持たせることができる。
    イリスの機能限定コピーという制約からか全員少女型であり、量産型は小豆色の髪に短髪の個体が多い。戦闘型はバイザーを着けている。
    スーツはイリスのものを模したと思われるデザインで、平坦な胸の谷間が大胆に露出している。
    基本的に言葉は発しないが、状況説明や質問に応答する程度はでき、キリエに対しては皮肉を言う場面もあった(単に量産型の口を通してイリスが喋っていた可能性もあるが)。
    群体イリスグランプリの順位は6位。
  • イリス群体「固有型」
    量産型を指揮する上位個体たち。量産型と違って個体それぞれに意思と個性があり、体格や顔つき、スーツの意匠も若干異なる。
    戦闘力も高い上、例外はあるが基本的に単一機能に限定した固有武装をそれぞれ持っており、出力も量産型のものよりも高い。
    固有型に個性があるのは、全てが同じ思考だと一つのミスで全体に伝授したり、同パターンの失敗を繰り返すリスクを回避するために、性質や思考にあえて揺らぎを与えていたのが理由とされている。
  • 「最初に局員を狙撃する固有型イリス」
    片目だけにバイザーを付けた固有型。右手を狙撃銃に変形させる。一番最初に登場した群体イリスであり、この個体のみ固有型で3機同型がいるのが分かっている。
    劇中ではバイク工房で狙撃位置についていた武装局員たちを逆に狙撃する。目標がイリスとユーリ(または機動外殻)のみと考えていた管理局側の意表を突くことに成功した。
    カラフルな他の面々と比べ、落ち着いたグリーンのラインが入ったスーツを着ているなど何となくミリタリーチック。
    群体イリスグランプリでは7位。
  • 「機関銃で局員を攻撃する固有型イリス」
    口元を無骨なマスクで覆っている固有型。量産型のよりも大型な手持式のバルカンを使用する。
    劇中ではバイク工房に突入してきた武装局員の斉射を苦も無く受けた後、量産型と共にその武装で局員を薙ぎ払った。
    群体イリスグランプリでは8位。
  • 「地下鉄でシグナムと戦う固有型イリス」
    長剣を携えている固有型。長剣一本で戦う剣士であり、台詞から察するに性格も武人気質。
    オールバックのロングヘアが特徴の美人で、キャラデザの人的には実はかなりの巨乳らしい。
    劇中では地下鉄で量産型を連れて移動していたところ、正面から容赦なく放たれたシグナムのシュツルムファルケンを冷静に剣で弾く。シグナムから対話を持ちかけられるも拒絶し、そのまま戦闘に移行する。
    口数は多くない印象だが固有型の中では台詞数が多く、シグナムと対峙するに相応しい戦闘スタイルや武人を思わせる性格など、群体イリスグランプリでも健闘。呼び名は「推して参る子ちゃん」等。
    群体イリスグランプリでは4位。
  • 「エクスカベータに乗ってタブレットを操作する固有型イリス」
    タブレットサイズの遺跡板を持っている固有型。
    水色の髪の上にアンテナ型のヘッドギアを着けている。イリスによれば、機動外殻とセットで運用するタイプらしい。
    劇中では結界の要の一つであるスカイツリーを破壊するために大型機動外殻エクスカベータに乗って向かうが、攻撃の瞬間にシャマルとザフィーラによって阻まれ、その後捕縛。
    イリスのことを「ママ」と呼んでいる。
    群体イリスグランプリでは5位。
  • 「オールストンシーではやて達と戦う固有型イリス」
    大型のナイフを持つ固有型。武装はナイフの他に銃にも可変する。
    戦闘タイプのイメージもあるが、通信用らしきアンテナがある共通点、同じ機動外殻を従えていたことから、
    通信管制型と同タイプの機能を持っていたのかもしれない。地球の資源の多さに言及していたので役割は資源確保だったのだろうか。
    劇中ではオールストンシーで鉄の品定めをしていたところ、はやての奇襲によって邪魔され、意気揚々とエクスカベータをけしかけるも即なのはの砲撃で破壊されてしまった。呼び名は「鉄子」「やっちゃえエクスカべー子」等。
    群体イリスグランプリでは3位。
  • 「大通りでヴィータと戦う固有型イリス」
    巨大な工具武装を持った固有型。先端が四つ又に分かれるこの武装は見た目では分からないが実は巨大な工具機械であり、作業現場では主に穴や隙間を広げる際に使用する。
    戦闘用の機能も備えており、四つ又を畳めば接近戦用の槍、逆に開けば強力なビーム砲となる。
    劇中ではビーム砲によってヴィータのグラーフアイゼンの先端部分を破壊するが、それでも怯まず突撃してきたヴィータと鍔迫り合いになった。
    群体イリスグランプリでは9位。
  • 「ハンマーでレヴィ&フェイトと戦う固有型イリス」
    巨大なハンマーを持った固有型。柄が伸縮する巨大な大槌を振り回す。
    スーツデザインは他と大きく変らないが、彼女は胸元から首まで大胆に開き、首からはペンダントを下げている。
    劇中では結界の要であるドーム球場に量産型と共に赴き、ハンマーを振るって多数の武装局員を吹き飛ばすが、レヴィに邪魔された後にフェイトによって包囲位置にいた量産型を潰される。
    群体イリスグランプリでは10位。
  • 「衛星砲護衛機」
    軌道上にある衛星砲を護衛する固有型。
    衛星軌道上から人を狙い打てる精度と威力を持つ巨大なビーム砲を持つ他、背中には宇宙空間用の大型バックパックを装備している。
    水色の髪が腰まで伸びたロングヘアだが、宇宙空間にいるため髪は常に浮いている。
    劇中では衛星砲を破壊しようとするなのはとアミタの前に立ちはだかる。ロケットを撃墜したアミタの腹に大穴を開け、軌道上まで迫ってきたなのはとは激しい砲撃戦を繰り広げた。
    なのはの浮遊盾を全損させ、己のビーム砲と引き換えにレイジングハートをも破壊したが、無手から放たれたなのはの零距離砲撃を受けて背後の衛星砲ごと破壊される。
    しかし機体はほぼ全壊しながも生きており、油断したなのはに組み付き自爆した。
    この映画における最後の敵であり、なのはの「話し合い」が自意識と言語能力を持たない純粋な道具だった故に成立しなかった。
    群体イリスグランプリでは1位
  • フィル・マクスウェル
    CV:山寺宏一
    惑星再生委員会・地上研究所の所長。
    出自は平凡ながらも並外れた技術力を有する研究者で、イリスも彼の作品。そんな彼でも既に最後の一ヶ所となるまで衰退した委員会を維持するのが精一杯で、予算の具申などお上とのやり取りに常に苦悩していた。
    「最後に笑っていればいい」というのが信条。
    イリスには実質的な父親として惜しみない愛情を注いでおり、他の職員やユーリとの仲も良好。だが政府に伝えていない資金運用など、疑わしき人物として委員会の解散後は査問が予定されていた。
    40年前の事故の際、ユーリの暴走によって他の所員ともども殺害された。
    ……ように偽装してイリスを操っていた、今回の事件の本当の黒幕。
    ことの始まりはマクスウェルが『IR-S07』――イリスを開発した時にまでさかのぼる。
    無機物や金属を自在に操り、増殖機能を持つテラフォーミングユニットというのは表向きの話。その実態はどんな環境にも適応し、無尽蔵に個体を増やして敵地を制圧する増殖兵器。
    その事実を知る者はほとんどおらず、またマクスウェルがイリスに向ける愛情は(『愛情が燃料になる』という歪んだ哲学があったとはいえ)本物であったし、委員会が破綻せずにいれば有能な所長としてそのまま誰にも知られず終わる可能性もあった。
    しかし現実には政府は資金提供の打ち切りを決定。それを受けてマクスウェルは「下らない閑職に回されるのが可哀想だ」という理由で部下たちをイリス群体を使い抹殺。
    さらにイリス、そしてその友人で魔導という力を持つユーリと共に新天地――軍需企業へ行こうとユーリに提案するも拒絶され、ウィルスコードによって強制的に支配しようとする。
    しかし、以前からイリスの真実やマクスウェルの不審さに気付いて隙を見せなかったユーリへの洗脳は不完全で、そこに猫のディアーチェらが介入したことで洗脳が途切れ、ユーリによってマクスウェルは殺害された。
    これが40年前の事故の真実だったが、当時既に仕込まれていたウィルスコードによって「ユーリが全ての仇であり、疑う余地はない」と思考誘導されたイリスは、ユーリと決定的な仲違いをしてしまう。
    さらに、マクスウェルは「最後に笑う」ため、イリスに入念な仕込みを施していた。
    それはイリスの思念データが一欠片でも残っていれば再生するという強力な再生能力と、その中に自身の記憶と人格の複写データを隠しておくというもの。
    結果、キリエの協力でイリスが復活すると同時に「固有型」百数十体分のエネルギーを用いて、彼自身もまた侵攻武装「マクスウェル」として復活を果たした。
    その際に髪型が変化しており、ジェイル・スカリエッティに似ているかもしれない。
    そのスペックは破格の一言。ヴァリアントシステムによる戦闘能力に加え、『アクセラレイター・オルタ』をフルスペックで使用することができる。イリスやキリエが使うものはプロトタイプ。
    さらに完全に覚醒したマクスウェルはオリジナルイリスとの主従関係を逆転させ、イリス群体の全てとユーリを自在に操ることさえ可能にしてみせ、オリジナルイリスもウィルスコードで操ってしまった。
    「(エルトリアも地球も)等しく私の実験場」「(魔導とフォーミュラを融合させたなのはに対し)君も私の子供にしてあげよう」と傲岸不遜に言ってのけるだけの実力の持ち主。
    都築氏曰く「悲劇の悪役でも、救済対象でも、理想と信念の悪でも、ド外道でもない、『心の大事な部分が致命的に欠如している人』」。(メガミマガジン2018年12月号)
    分類的には「群体イリス」であるためか、群体イリスグランプリにエントリーしており、結果は2位自重しろおっさん

デバイス

  • レイジングハート・ストリーマ
    フォーミュラカノンの再調整型。
    レイジングハートが自身の一部として管制を務める、フォーミュラⅡの主武装。大威力の狙撃砲および突撃武装として機能する。
  • バルディッシュ・ホーネット「ブリッツセイバー」
    ストレートセイバーの派生形。
    対フォーミュラ戦仕様のアウトプットチューンが施され、片手でも両手でも扱えるように刀身の形状とサイズが最適化されている。

バリアジャケット

  • フォーミュラⅡ
    実戦 投入を経て再調整を行った、なのはの防護武装。
    初期フォーミュラモードよりも装甲・機構部分はコンパクト化されているが、魔導とフォーミュラの同期性能の向上により、防護性能はさらに高まっている。
  • ブレイズⅢ
    対フォーミュラ戦用にチューンされた、フェイトのジャケット。
    通常の防護機能に加え、内臓バッテリーによりエネルギーフィールドを発生させる効果を持つ。
  • フォートレスユニット
    はやての騎士甲冑に合わせ、対フォーミュラ戦仕様にチューンされたフォートレスユニット。
    標準型より軽装化されている。

機動外殻

  • エクスカベータ
    「掘削」の名を持つ機動外殻。前編に登場した『海塵のトゥルケーゼ』の改良型。
    侵攻だけでなくイリス群体を生産するための素材を効率的に採掘・収集するための機能が充実している。
  • ヘクトール
    機動外殻。前編に登場した『城塞のグラナート』の改良型。
    主な用途は拠点制圧で、内部にイリス群体や資材を多数格納できる移動要塞。
  • 名称不明の飛行型
    『黒影のアメティスタ』の改良型。
    エクスカベータ、ヘクトールともども大量に出現するが、コアの位置が判明しているためか今作では一撃で複数丸ごと撃墜されている。

用語

  • フォーミュラ
    アミタ、キリエ、イリス、そして今作ではなのはも使う、エルトリアで開発されたエネルギー干渉技術。
    体内に循環させたナノマシンを使ってエネルギーを運用する、エルトリア版の魔法のような存在。
    無機物の形状を自在に変化させるヴァリアントシステムと合わせて使われる。
    アミタたちの防護服フォーミュラスーツや、イリスが使用するウィルスコードもフォーミュラ技術に入る。
    前作終盤で登場した「フォーミュラモード」は制御はかなり危ういバランスで成り立っている上に、活動限界時間も非常に短い状態だったが、再改修でなのは向けにチューンされてだいぶまともに扱えるようになった。
  • 惑星再生委員会
    死蝕に侵され荒廃した惑星エルトリアを人の住める星に再生するために動いていたエルトリアの公的組織。
    グランツとエレノアの親の世代が所属しており、規模は小さいながらも職員たちの熱意は高く、
    死蝕の中でも機能する独自のテラフォーミングユニットを開発し運用するなど優秀な技師がいたことが伺える。
    しかし、上では宇宙への移住計画が軌道に乗っていたため中々予算が下りず、
    惑星再生の希望は僅かに見えていながらも、最後には実質的な解散を上より命じられることになる。
    その後、何らかの事故が起きて所長を含めた多くの職員が亡くなったと言われている。
    組織としてはもう無くなってしまっているが、ここで研究された技術は残っており、「Reflection The Comics」でも少し触れられている。
    実質的にこの委員会の目的はグランツたちが受け継いだ形となる。
  • ウィルスコード
    イリスおよびマクスウェルが任意の人物を操るために使用していたもの。これもフォーミュラによる力。
    発動時は目に赤いコードのようなものが映り込み、目から目へ送受信される。
    操る対象ごとに合わせた繊細な調整が必要で、完全に制御に置くことは実際困難を極める技術だが、逆に本人の意識をある程度残したまま操れるということでもありかなりえげつない。

*1 今話では呼ばれない