ミッドチルダ式攻撃魔法(1期・A's)

Last-modified: 2024-03-01 (金) 23:41:10

MID-CHILDA System

現在、次元世界でもっとも普通に使われている魔法体系。略してミッド式とも呼ばれる。
A'sで登場するベルカ式が近接系の個人戦闘に特化しているのと比較すると、ミッドチルダ式は遠近取り揃えたオールラウンド系といえる。
1期では、使用されていた魔法は全てこれであり、敢えて魔法体系を呼び分ける必要もなかったため、本編中でもこの呼称を使うことは無かった。 実際にミッドチルダ式の名称が出てきたのは、A'sの始まる少し前くらいである。(漫画版及び公式ページ)
使用される魔法陣は真円形。
言語体系は英語に酷似している。
術者は高町なのは、フェイト・テスタロッサ、クロノ・ハラオウン、ユーノ・スクライア、アルフ、他多数。
威力、射程、攻撃力、誘導性能、発動速度、発射速度などのランクは、今のところ漫画版でのみ記載されている。
魔法ランクは、今のところメガミマガジン2006年3月号及び4月号に掲載された設定資料特集でのみ記載されている。 魔法ランクの正確な定義は不明。
攻撃魔法以外は、ミッドチルダ式(防御・捕獲・結界・補助)を参照。

砲撃魔法

魔力をダイレクトに放出するシンプルな魔法。
射撃魔法とは異なり、追加効果や発射形態にバリエーションをつけるより威力と射程の増加が求められるため、追加効果なしの直射型がほとんどである。
しかし、優れた砲撃魔導師であれば誘導変化や追加効果付与も可能。
当たれば一撃必殺の威力を持つが、発射前後の隙も大きいため、使いどころが難しい。
高町なのははこの種の魔法を得意とするため、砲撃魔導師と呼ばれている。

集束型

術者自らの魔力のみならず、周囲に散らばった魔力を集めて放つ魔法。
周辺魔力の量によっては術者自身の魔力の残量がわずかでも(トリガーを引くための最小限の魔力は必要だが)強力な砲撃を放つことが可能。 自分で出した発射体を戻したり集めたりするのは少し練度の高い魔導師なら誰でも可能だが、「使用を終えて空中に拡散した魔力をもう一度実使用レベルで集める」のはSクラス以上の技術とされている。
なのはは、意識的に魔力を集束しやすい形にしてばら撒き、戦闘中に魔力をあらかじめ限定された空間に効率よく圧縮しておく事で回収・再圧縮を容易にし、スターライトブレイカーを発射した。

スターライトブレイカー(Starlight Breaker)
使用者:高町なのは、闇の書の意志
威力:AAA
射程:C
発動速度:E
魔法ランク:S
なのは曰く、「ディバインバスターの発射形態バリエーション」。しかし既に通常の砲撃魔法とは異なる集束砲撃魔法になっている。
術者がそれまでに使用した魔力に加えて、周囲の魔導師が使用した魔力をもある程度集積することで得た強大な魔力を、一気に放出する攻撃魔法。発射時間はディバインバスターに比べて短い(VFB)。フェイトとの決戦で使用した際、なのはとフェイト両名の魔力を集積した魔力球は、暴発寸前まで膨れ上がっていた。(小説版)
まるで流星のごとく周囲の魔力が集束していく様が「星の光(スターライト)」と呼ばれる所以。(小説版)
その威力は、食らえば防御の上からでも落とすほどで、フェイトを一撃で轟沈させた。 ただし、魔力の集束中は術者は全く動けない(公式ページA's第10話のあらすじ)という欠点がある。また、距離による減衰が比較的早いため、術者から距離を取ることも有効な手だてとなる。(A'sDVDブックレット)
最大出力のため、レイジングハートのシーリングモードから使用される。
なお、花火の代わりにも使っていた。(1期SS03)
「闇の書事件」にてなのはが一度リンカーコアを闇の書に奪われた際、闇の書の意志もスターライトブレイカーを使用可能になり、事件終盤の戦闘では実際になのはとフェイトに向けて放った。 闇の書の意志の詠唱は、
「咎人達に、滅びの光を。星よ集え、全てを撃ち抜く光となれ。貫け!閃光! スターライト・ブレイカー!」
集束に時間がかかったのは、闇の書の意志が魔力集束技術を持たないため。 ただし、闇の書の意志自身の資質である「広域攻撃」の影響を受けているため、なのはのオリジナルにはない着弾時の威力の拡散、遮蔽物への回り込みといった広域攻撃魔法の特徴が付与されていた。(A'sDVDブックレット)
このとき、スターライトブレイカーの威力を、文字通り身をもって知っているフェイトは、戸惑うなのはを引きずるようにして全力で逃げた。
使用話数:1期第11話、1期SS03、小説版、A's第10話

スターライトブレイカー+(Starlight Breaker Plus)
使用者:高町なのは
威力:S
射程:B
発動速度:F
追加効果…結界破壊
スターライトブレイカーの改良バージョン。 ただし、「プラス」の名称は漫画版及びA'sDVDブックレットの解説のみで、本編中ではこの呼び方はしていない。
発射シークエンスを変更し、チャージ時間を延ばすことで更なる高出力を得た。
普通考えるであろう、チャージに時間がかかるというスターライトブレイカーの欠点をなんとかする方向ではなく、欠点には目をつぶって、長所である破壊力をさらに上げる方向で改良しようとするのは、なんともなのはらしい。
結果的に、その威力の付加効果として、「結界機能を完全破壊」するという効果が追加された。 クロノ曰く「理論でなくて感覚で魔法を組む子はなんとも恐ろしい」。
ただし、チャージ中は全く身動きが取れなくなるという欠点は解消されていない。
レイジングハートのシューティングモードから放たれる。発射前のチャージ時間、約10秒の間にレイジングハートが9から0までカウントダウンをするのも特徴。ただし、カウントはあくまでチャージの目安のためか、何らかの要因でチャージが遅延されると同じカウントを繰り返すこともある。
使用話数:漫画版Report1、A's第2話

スターライトブレイカーex(Starlight Breaker ex)
使用者:高町なのは
レイジングハート・エクセリオンのエクセリオンモードで放つ、巨大砲撃。 本編での行使時、レイジングハート・エクセリオンは単に「Starlight Breaker」、なのはも「全力全開スターライトブレイカー」と呼んでおり、正式名称はDVDブックレットが初出となった。 なお、"ex"が何の略なのかは明らかにされていない。
本来のスターライトブレイカーの特徴である集束魔力に加え、マガジン内のカートリッジ全弾の魔力をも使用する。 そのため、スターライトブレイカー+では長時間(テンカウント)必要だったチャージタイムを半分近くに短縮することが可能となった。
絶対的な威力を誇る超強力な砲撃ではあるが、その魔力は既になのは本人やレイジングハート・エクセリオンの限界を超えており、発射後なのは自身は一定時間魔法が使用不可能、レイジングハート・エクセリオンはその機構への負荷のためにメンテナンスが必要となる。 以上より、使用後は戦闘行動がほぼ行えなくなるという、文字通り最後の切り札。
闇の書の闇に対して、その防御を削り取る最後の一押しとして、フェイトのプラズマザンバーブレイカーとはやてのラグナロクとの同時砲撃、いわゆる「トリプルブレイカー」として使用された。
使用話数:A's第12話

直射型

ここでは術者自身の魔力で行う砲撃魔法を指す。
砲撃魔法のほとんどはここに分類される。

ディバインバスター(Divine Buster)
使用者:高町なのは
射程:A+
攻撃力:A
発射速度:C
なのはの主砲(この呼び方は1期、A'sDVDブックレットに記載された)。
膨大な魔力を直接目標に向けて放出するという、シンプルながら高威力の攻撃魔法。
その威力は、叩きつける魔力だけで強引に「封印」が出来るほど。 また強靭なバリア貫通能力を持っている。 1期第11話のフェイトとの決戦では、フォトンランサーの発射体をやすやすと打ち砕いた上に、ラウンドシールドを展開したフェイトにバリアジャケットに影響が出るほど大ダメージを与えた(シールドの上からでもフェイトの魔力を削り取り、結果としてフェイトがバリアジャケットを維持できなくなった)。 魔力のぶつかり合いならば、ほぼ負けなしの威力を誇る。
レイジングハートのシューティングモードから使用される。
使用時に、レイジングハートを4つの環状魔法陣が取り巻くのが印象的。 この環状魔法陣が魔力の増大・加速を行っている。
一方トレカや1期DVD1巻ブックレットでは、杖の周囲に形成されているのは帯状魔法陣で、魔力の放出・集束のコントロールを行っているとされている。
発射に少し時間がかかるので、なのははフラッシュ・ムーブやディバインシューターと連携させるなど、距離をとるために工夫している。
1期第3話での初出時には、ユーノは、自分はできない長距離魔法を使ったなのはの才能に感心していた。 ただし、このときは封印を目的としていて、名称は出ていない。名称の初出は1期第4話。
使用話数:1期第3話、他多数

ディバインバスター・フルパワー(Divine Buster Full Power)
使用者:高町なのは
広域直射型砲撃魔法。
広域攻撃型でもあるが、ディバインバスターのバリエーションなのでこの項に分類する。
ディバインバスターの発射形態バリエーション。 大幅に魔力消費が増えるが、威力を落とさずに放射域が広がっている。 本編では6個のジュエルシードを同時封印するために使われた。
魔力の放出と集束をコントロールする魔法陣の大きさも、通常より拡大される(トレカ)。
使用話数:1期第9話

ディバインバスター・フルバースト(Divine Buster Full Burst)
使用者:高町なのは
ディバインバスターの発射形態バリエーション。 拡散する反応炸裂型砲撃。
使用話数:小説版

ディバインバスター・エクステンション(Divine Buster Extension)
使用者:高町なのは
魔法ランク:AAA+
エクステンション(Extension:伸張)の名の通り、ディバインバスターの最大射程の延長が特徴。 常識外の遠距離からの狙撃を行うことが出来、その射程には攻撃を受けたヴィータも驚愕していた。 長距離攻撃でも有用な弾速、精度と威力に加え、ディバインバスター同様のバリア貫通能力を持つ。
レイジングハート・エクセリオンのバスターモードで使用される。
狙撃レベルの長距離射撃を行う際は、目標を肉眼で確認するのが難しいため、補助としての精密照準も、レイジングハート・エクセリオンが行っている。
しかし、不注意とはいえ、先手を取りつつあっさり仮面の戦士のバインドにかかってしまったところからして、発射速度は改良されていないようだ。
発射時にはカートリッジを2発ロードする。(VFB) 第10話ではロードするシーンがなかったが、至近距離だったので必要なかったのか、単に描かれなかっただけかは不明。
A's本編中でディバインバスター・エクステンションは以上の2回使用されているが、いずれも防がれている(1度目は仮面の戦士(おそらくリーゼアリア)、2度目は闇の書の意志)。
使用話数:A's第7話、第10話

サンダースマッシャー(Thunder Smasher)
使用者:フェイト・テスタロッサ
射程:A
威力:A-
発射速度:B
フェイトの遠距離砲撃魔法。バルディッシュのデバイスフォームから放たれる。
ディバインバスター同様魔力をぶつけての封印ができる(スターターブック)。
バリア貫通能力や魔力のぶつかり合いではなのはのディバインバスターに劣るが、雷撃を伴うため、命中時の直接的な破壊力はこちらが勝る。
ただし、術者のフェイトは高速機動を得意としており、逆に防御にはやや難ありで、足を止めて撃ち合うのには向いていないため、使用頻度は低い。 フェイトの戦法の一つとして、この砲撃自体をフェイントに使うこともある(1期第5話、漫画版Report2)。
どちらにせよ実際に行使されている魔法はこのサンダースマッシャーであることが、1期DVDブックレットの解説等の資料によって明らかにされている。
「撃ち抜け、轟雷」(この掛け声は、1期第7話)
使用話数:1期第5話、第7話、第12話等

プラズマスマッシャー(Plasma Smasher)
使用者:フェイト・テスタロッサ
魔法ランク:AAA
中・近距離砲撃魔法。電光を伴う純粋魔力攻撃。最大射程を犠牲に威力と発射速度を高めている。
サンダースマッシャーのバルディッシュ・アサルトバージョン。
バルディッシュから直接発射ではなく、左手から片手で放たれている。
ディバインバスターのように、発射するとき加速・増幅用の環状魔法陣が複数生成されるのが特徴。
A's本編中でプラズマスマッシャーは2回使用されているが、いずれも防がれている(1度目はシグナムの飛龍一閃と相殺、2度目は闇の書の意志)。
使用話数:A's第7話、第10話

プラズマザンバーブレイカー(Plasma Zamber Breaker)
使用者:フェイト・テスタロッサ
A's第12話でフェイトの使った強力な砲撃魔法。「ザンバー」の語が入っている所からも明らかなように、バルディッシュ・アサルトのザンバーフォームで行使される。
高速の儀式魔法によって雷を発生させ、そのエネルギーをザンバーフォームの刀身に蓄積させたうえで、フェイト自身とバルディッシュ・アサルトのカートリッジ全弾の魔力を重ね合わせ、雷光を伴った強力な砲撃として放つ。
なお、屋内では落雷を発生させられないため、プラズマスフィア(プラズマランサーを放つ際に生成する発射台)をその代わりに使うらしい。
掛け声は「雷光一閃」
闇の書の闇に対して、その防御を削り取る最後の一押しとして、なのはのスターライトブレイカーexとはやてのラグナロクとの同時砲撃、いわゆる「トリプルブレイカー」として使用された。
正式名称は、VFB掲載の設定資料およびDVDブックレットの魔法辞典。 公式ページでは、名称はプラズマザンバーとされていた。
使用話数:A's第12話

ブレイズキャノン(Blaze Cannon)
使用者:クロノ・ハラオウン
射程:B
威力:A
発射速度:A
魔法ランク:A+
ブレイズ(炎)の名の通り、熱量を伴う破壊魔法。
本編中では、傀儡兵に対してクロノが放ち、その隙をついてなのは達を動力炉に向かわせた。 またプレシアのところに着く直前に、瓦礫を粉砕したのもこの魔法と考えられる。
大威力の瞬間放出を上手く制御して、長時間放出による隙を作らないような調整をされている。 使い魔などを持たないスタンドアローン型のクロノの方向性が現れている。
VFBでは「ブレイズカノン」とされている。
使用話数:1期第12話、漫画版Report2

砲撃魔法
使用者:武装局員
正式名称不明。
武装局員数名がプレシアに向けて放った魔法。プレシアの防御魔法によって難なく防がれてしまった。
どれも同色の光条であった。
※直射砲撃に酷似していたことからここに分類しているが、詳細不明のための暫定措置。
使用話数:1期第11話

誘導制御型

ここでは軌道制御の可能な砲撃魔法を指す。

エクセリオンバスター(Excellion Buster)
使用者:高町なのは
A's第11話で遂にその姿を現した、なのはのエクセリオンモード時の主砲。掛け声は「ブレイクシュート」。
A's第11話では闇の書の意志に対して放ち、リインフォースと闇の書の闇を一時的に分離させる手助けをした。続く第12話では、闇の書の闇の持つ魔力と物理の複合四層式バリアの第二層をこれで破壊している。
射程はディバインバスター・エクステンションよりは短いが、バリア貫通、着弾時炸烈反応等の副次効果も持つ。 また、中距離射撃時には緩やかながら軌道制御すら可能。
最大威力での放射は「フォースバースト」と呼ばれ、最大4連の同時砲撃となる。(ブックレット)
VFBの魔法設定では光球を発生させて魔力をチャージ、まず4発のバスターを発射。 その後、中央からフルパワーで一気に放出してとどめとすると書かれている。 フォースバーストのときのロード数は4発とされている。
環状魔法陣が取り巻くなどディバインバスターと形式が酷似している。
発動にはかなり時間がかかる。 A's第11話ではユーノとアルフがバインドでサポートを行っていた。 またA's第12話では先に発射体制に入っていたが、それでも闇の書の闇の攻撃準備の方が速かった。
使用話数:A's第11話、第12話

エクセリオンバスターA.C.S (Excellion Buster Accelerate Charge System)
使用者:高町なのは
『高速突撃砲エクセリオンバスターA.C.S』(公式)。
上記のエクセリオンバスターを、A.C.Sを併用して放つ方式。本編中では、こちらの方が先に使用された。
本来は中距離砲撃を目的としたエクセリオンバスターだが、A.C.S展開時には、高速突撃し、先端に形成したストライクフレームで敵のバリアを破って、敵の内側へと零距離射撃を撃ち込むという方法をとる。
零距離で炸裂するので、当然だがなのは自身もダメージを受ける。 「一撃必殺の形態」であり、「捨て身の零距離砲撃」である(公式)。
直撃後の威力余波処理等、問題は多く、いまだ未完成の魔法である。 (DVDブックレット)
本編中では、闇の書の意志に対して敢行した。
※突撃砲と書いてあるのでここに分類できるか疑問があるが、詳しい説明が無いので、エクセリオンバスターのバリエーションとしてこちらに記載する。
使用話数:A's第11話

その他の砲撃魔法

バレルショット(Barrel Shot)
使用者:高町なのは
エクセリオンバスターの前振りとして使用された、補助効果付きの複合高速砲撃魔法。
照準・弾道安定・発射直後の暴発や拡散を防止するための補助魔法「バレル展開」を行うと同時に、その目標を逃がさないために不可視型のバインドを発射、そしてそれらを成功させるために殺傷力はないが強度の物理衝撃を伴う衝撃波を放つ。
この衝撃波が命中すると同時にバインドが展開され、目標を固定する。 さらに、その目標に対しては既に通り道が出来ているため、あとは本命の砲撃を放つだけという状態になる。
ただし、通常の砲撃魔法を軽く上回る多大な魔力消費、さらに高度な魔力運用能力と集中力を必要とする。
発射前の固め技(VFB)。
使用話数:A's第11話、第12話

広域攻撃魔法

砲撃魔法が、どちらかといえば単体の目標に対しての魔法であるのに対し、こちらは最初から複数目標を対象として放たれ、効果範囲全てを攻撃する魔法を指す。 なお、砲撃魔法でも、結果的にその大威力によって複数の目標に効果を及ぼすものもあるが、それはこちらには含めないものとする。

サンダーレイジ(Thunder Rage)
使用者:フェイト・テスタロッサ
ロックオン系の範囲攻撃魔法。バルディッシュのシーリングフォームから放たれる。
バインド能力を持つ雷光で範囲内の目標を拘束し、動きを止めた上で雷撃により一斉攻撃を行なう。 この雷撃は精度が高く、範囲内でも術者が目標としたもの以外には影響を及ぼさない。
フェイトの無詠唱では最強の攻撃魔法。また、バルディッシュがない状態でも、呪文詠唱で発動できる(1期SS02)。
総合威力はディバインバスター・フルパワーとほぼ同等と推測される(1期第9話)。
またこの魔法は自然の力を借りるため、空の見える野外で撃つ場合は、全てが自己供給であるディバインバスターよりは魔力消費が少ない。(小説版)
ただし、拘束→雷撃の2段階の発動となるため、やや時間がかかるのが欠点。
使用話数:1期第9話、第12話等

サンダーレイジO.D.J(Thunder Rage Occurs of DimensionJumped)
使用者:プレシア・テスタロッサ
魔法ランク:S+
プレシアが放った範囲攻撃魔法。巨大な雷の形を取っている。
「O.D.J(Occurs of DimensionJumped)」は「次元跳躍」の意。
その威力は、消耗していたとはいえフェイトを一撃で行動不能にし(1期第9話及び第11話)、さらに直撃を受けたアースラは一時的に機能不全に陥ったほどである(1期第9話)。
プレシアや公式ページはこれを「次元魔法」とだけ言っている。また、小説版では「次元跳躍攻撃」と記述されている。
魔力・体力の消費がかなり大きい(小説)。1期本編でも使用直後に吐血していた。 本編中で、次元を跳躍して魔法攻撃をかけたのはプレシアのこの魔法のみである。
術者とは異なる次元で効果を発生させる次元跳躍魔法。 極めて高度な魔法であり、さらに人間を狙い打つような精密射撃にいたっては、常識を超えた制御能力が必要とされる。
1期放映以来、長らく名称不明のままだった。 正式名称及び魔法ランクは、メガミマガジン2006年3月号の設定資料が初出である。
使用話数:1期第9話、第11話

サンダーブレイド(Thunder Blade)
使用者:フェイト・テスタロッサ
サンダーレイジのパワーアップバージョン(VFB)とされているが、見た目は随分と異なり、どちらかといえばクロノのスティンガーブレイド・エクスキューションシフトに似ている。 雷の剣を多数発射する、ロックオン式の複数攻撃魔法。
剣には環状魔法陣と同じようなものが貼り付けられている(VFB)。 追加キーワード「ブレイク」で剣を爆破し、さらに放電によるダメージを与えることが可能。
バインドなどの副次効果はないがその分破壊力が高い。
本編中では、触手に絡み取られていたシグナムを見たフェイトがこの魔法を放ち、彼女を助けていた。
サンダーレイジの強化版ということで、広域攻撃魔法に分類。
使用話数:A's第7話

フォトンバースト(Photon Burst)
使用者:プレシア・テスタロッサ
圧縮した魔力で一定範囲を爆破する魔法。
本編中では、アルフがプレシアを攻撃した際に、フォトンバレットからの流れで使用したが、庭園内だったために威力を絞ったこともあり、アルフは一瞬早く転移して難を逃れた。
名称は1期DVDブックレットが初出。
使用話数:1期第10話

スティンガーブレイド・エクスキューションシフト(Stinger Blade Execution Shift)
使用者:クロノ・ハラオウン
魔法ランク:AAA
魔力刃「スティンガーブレイド」の一斉射撃による中規模範囲攻撃魔法。 画面で確認できるだけでも、その数は100を越えていた。
魔力刃一つ一つを環状魔法陣が取り巻いており、発動時に一斉に目標に狙いを定めるのが印象的。
ザフィーラのバリアを抜けたのは、映像で確認できるのは3発であった。
また、魔力刃の爆散による視界攪乱の効果もあり、武装局員が強装結界強化・維持の為に散開した隙をつかれないようにしていたものと思われる。
エクスキューションの意味は「処刑」。
使用話数:A's第4話

エターナルコフィン(Eternal Coffin)
使用者:クロノ・ハラオウン
クロノがデュランダルを用いて使用した。 本来はランクSオーバーの高等魔法であるが、デュランダルの氷結特化性能とクロノが長年培った魔力変換・温度変化技能が合わさりほぼ完全な形で使用されている。
デュランダルにあらかじめセットされている広域凍結魔法であり、A's第10話で言及された「極大の凍結魔法」がおそらくこれであろうと思われる。 攻撃目標対象を中心に、付近に存在するもの全てを凍結・停止させることを目的とした魔法であり、その威力は「闇の書の闇」を海ごと凍らせた。 A's第12話での該当シーン以後の背景に注目すると、この魔法によって水平線まで氷に覆われているのが確認できる。
温度変化魔法であるため通常のバリア・シールドでは防御はきわめて困難であり、これの対象とされたものは温度変化防御のフィールド系防御で対抗せねばならない。
同時に「攻撃対象特定が困難」「発動が遅い」「消費魔力が大きい」という欠点も抱えているが、対大型対象戦や集団戦においては戦局を変える切り札となり得る。
通常の生命に用いた場合この魔法は対象生物の命を奪うことはなく、破壊や加熱などで外部から凍結が解除されない限りその対象を半永久的に凍てつく眠りへと封じ込める。
A's第12話では、主を失い純魔力的存在と化した「闇の書の闇」はもはや完全凍結が不可能であり、凍結後すぐに中核部分を再生されてしまったが、それでもそのあらゆる攻撃に対し無限再生を繰り返す体の大部分を凍結・停止させ、なのは達の砲撃が照射されるまでその活動をほぼ押さえ込むことに成功。 文字通り、戦局を好転させる切り札として使用された。 (詳細はトレーディングカードの魔法辞典)
詠唱は、
「悠久なる凍土 凍てつく棺のうちにて 永遠の眠りを与えよ 凍てつけ!」
使用話数:A's第12話

ブラストカラミティ(Blast Calamity)
使用者:高町なのは&フェイト・テスタロッサ
魔法ランク:S
はやて達との模擬戦で、なのはとフェイトが協力して放った魔法。
描写からは効果や威力の類推は出来なかったが、レイジングハート・エクセリオンがエクセリオンモード、バルディッシュ・アサルトがザンバーフォームとどちらもフルドライブだったこと、なのはが
「お待たせしました。おっきいのいきますっ!」
と言っていることから、かなりの威力を持つと思われる。
「全力全開(なのは)、疾風迅雷(フェイト)、ブラストシュート(2人)」
が掛け声のようだ。 N&F中距離殲滅コンビネーション、空間攻撃と言っているのでここに分類。
なのはのレイジングハート・エクセリオンによるバレルフィールド展開後、なのはの魔力をフェイトのバルディッシュ・ザンバーの刀身に集中、フェイトが自らの魔力を乗せた斬撃による威力放射後、なのはのバスター・フェイトのスマッシャーでフィールド内を満たすことで完成する空間攻撃。
今後はフェイトの制御力向上による射程の進展、なのはの魔力保持能力向上によるフィールドの広範囲化が課題となっている。 (以上詳細はメガミマガジン2006年4月号設定資料集)
使用話数:漫画版Epilogue

プレシアの最後の魔法
使用者:プレシア・テスタロッサ
プレシアの最後の魔法。名称は一切不明。
魔法陣を展開した直後に、雷を伴う蒼い魔力の柱が噴き出したり、時の庭園の崩壊促進描写が入ったりしたが、この魔法の効果かは不明。
そもそも行使したのか、行使しようとしたのかさえも不明。
※項目作成のため広域攻撃魔法に分類しているが、一切情報がないことによる一時的措置に過ぎない。
使用話数:1期第12話

射撃魔法

中~近距離で使用される、様々な属性を付与した魔力弾を放つ魔法。
単発での威力は砲撃魔法や範囲攻撃魔法には劣るが、少量の魔力を圧縮し加速させる事で威力を上げやすく、同時複数射撃、誘導による曲射、連射といったバリエーションが取れる。

誘導制御型

射撃型の中でも、機動や追尾能力にリソースを振った魔法。
発射後に弾の方向をある程度誘導でき、熟練すると多数の誘導弾を異なる軌道で放つことが可能となる。
単独で戦闘する術者には必須とも言える。

ディバインシューター(Divine Shooter)
使用者:高町なのは
射程:A
攻撃力:B
操作性能:S
誘導操作可能な射撃魔法。ディバインスフィアと呼ばれる発射台を生成し、そこから魔法弾を発射する。
大掛かりな魔法陣制御やチャージを必要としないため、弾速は遅いものの発射速度は比較的早く、連射も可能。 自動追尾とバリア貫通の能力を持つ。
なのはは複数のディバインシューターを立体的に誘導操作することで、自身の機動力の低さをカバーしている。 また、別の魔法の行使時でも魔力弾の操作ができる(小説版のなのはは、終盤でも複数魔法の同時使用はできなかったが、1期第11話ではラウンドシールドを展開させつつ操っている)。 この思念制御は高等技術である。
そもそも、なのはがディバインシューターを会得することになった理由は、フェイトとの初期の戦闘でその高機動力に翻弄されたためだった。 フェイトのフォトンランサーの影響を受けている可能性もある。 実際、この魔法を使えるようになってから、なのははフェイトと互角に渡り合えるようになっていく。
A'sではさらに練度が上がり、第1話冒頭では、デバイスを使用しない練習で同一の目標に100回当てるといった技も披露してくれた(最後の詰めが甘く、レイジングハートの評価は約80点)。 このことから、なのははインテリジェントデバイスなしでも少なくとも1発使用できるようだが、誘導による負荷が大きいためか長時間の使用は困難である。
この時点では「術者の制御範囲外に出て行かない」という程度に自動誘導の機能を抑え、代わりに思念操作に敏感に反応する操作性能を高めた設定にしている。
このときの詠唱は
「リリカルマジカル 福音たる輝き、この手に来たれ。導きのもと、鳴り響け。ディバインシューター、シュート!」
「コントロール」と言って制御していたが、これはただの掛け声か。「アクセル」のコマンドワードで弾体を加速させることもできる。 デバイスを使うと、詠唱が不要となり性能も上がる。通常は5発の同時使用が可能。
使用話数:1期第6話、他多数

・ディバインシューター・フルパワー(Divine Shooter Full Power)
使用者:高町なのは
ディバインシューターのバリエーション。
魔力消費を増やすことにより、性能そのままに弾数を増やし、8発の同時使用が可能となる。
使用話数:1期第12話

アクセルシューター(Accel Shooter)
使用者:高町なのは
魔法ランク:AA
レイジングハート・エクセリオンによる新誘導操作弾で、ディバインシューターの応用型。 弾速、弾数の強化が行われている。その光景はあたかもホーミングレーザー。
初めて使用したとき(A's第5話)は、最大発射可能数の12発を同時発射し、それを完璧に操ってみせた。 誘導力・威力・貫通力もディバインシューターよりも格段に上がっており、相手の攻撃も迎撃可能で、中距離戦では攻防一体の武器となる。 ヴィータのシュワルベフリーゲンの弾体を空中で撃墜し、パンツァーヒンダネスにひびを入れた。
ただし、同時制御弾数増については、術者への負荷がかなり大きい模様。 また、強力な反面、術者が移動しながらの発射・制御は不可能(A'sDVDブックレット)。
ディバインシューターと同様にディバインスフィアを生成して発射する。 初回時では、単独のスフィアから一気に発射した。 またA's第9話では複数のスフィアを生成したが、この時は最終的に発射はしていない。(VFB)
使用話数:A's第5話、他

アークセイバー(Arc Saber)
使用者:フェイト・テスタロッサ
サイズフォームの先端に形成した、魔力斬撃用の圧縮魔力の光刃を発射する魔法。 光刃はブーメランのように回転しながら飛行する。
発射後、任意の時点でキーワード「セイバーブラスト(Saber Blast)」で刃を爆発させてダメージを与えることも可能。(小説など)
刃を飛ばしてしまうが、すぐに刃は再生される。 現在のところ、単発でしか使用していない。連射はできないものと思われる。
弾速は速くはないが、バリアを「噛む」性質があり、軌道も変則的なので攻撃される側にとっては防御・回避しにくく厄介ではある。 また、当然使い手のフェイトはこの性質を熟知しており、特に魔導師相手に使う際には、囮として使ったり、相手の動きの妨害や足止めに使う等、直接の攻撃というよりはむしろトリッキーな使い方をしている。
小説では、なのはのディバインシューターを両断しての攻撃という、攻防一体性も見せた。
使用話数:1期第4話、他

ハーケンセイバー(Haken Saber)
使用者:フェイト・テスタロッサ
ハーケンフォーム時のアークセイバーに当たる魔法。
ハーケンフォームの刃を飛ばして攻撃する。 刃の形状は、射出したときは三日月型だが、飛翔しながら高速回転して円形状に変化する(VFB及びA'sDVD第3巻ブックレット)。 高い切断力と自動誘導の性能を持つ。ただし映像で見た限りでは速度など性能面に特に変化は認められない。
シグナムは、ハーケンセイバーが放たれた後から自分の攻撃を仕掛け、それから改めて回避行動をしていた。
使用話数:A's第7話

スティンガースナイプ(Stinger Snipe)
使用者:クロノ・ハラオウン
射程:A
威力:B+
操作性能:S
魔力光弾(スティンガー)をコントロール、一発の射撃で複数の対象を殲滅する魔法。
発射後、光弾は術者を中心に螺旋を描きながら複数の目標を貫通し、ある程度魔力を失った時点で空中にて螺旋を描きつつ魔力を再チャージした後、術者のキーワードで再度加速してさらに攻撃する(VFB)。
時の庭園突入時、群がる傀儡兵をクロノはこの魔法一つで一掃してみせ、なのはとユーノを感心させていた。
なお使用時にクロノが発する「スナイプショット」は弾丸加速のキーワードである。
射程等のランクは、ブレイズキャノンの性能値と同じく、漫画版Report2が初出。
使用話数:1期第12話、漫画版Report2

直射型

スピードと貫通力・命中時威力にリソースを振った射撃魔法。
誘導はできないが、非常に高速。その速度のため、回避は至難。
ただし、一部の魔法は容易に回避が可能な模様(小説版のフォトンランサーなど)

フォトンランサー(Photon Lancer)
使用者:フェイト・テスタロッサ、リニス
射程:B
威力:B
弾速:A+
体の周囲に生成した発射体(フォトンスフィア)から、槍のような魔力弾を発射する魔法。
直線飛行のみで誘導性能を有しないが、代わりに弾速が速く連射も可能。
フェイトが最初に習得した魔法で、それだけに熟練しており、信頼性も高いために多用されている。 フェイトはインテリジェントデバイスなしでも発動できる。(小説)
1期第4話の初出時では、「フォトンランサー・フルオートファイア」だった。
名称から推測すると、フルオートという名称が小火器の自動連射を指す事から連射を意味するか、バルディッシュの自動詠唱による行使のどちらかと思われるが詳細は不明。
この1期第4話で、なのははフォトンランサーの直撃を受け、一撃で昏倒してしまった(スターターブック)。
1期第11話ではなのはの退路に用意しておく、遠隔発生と呼ばれる技術も見せた。
A's第2話ではシグナムに対して4発を同時に発射、直撃させたが、防御魔法パンツァーガイストに全て阻まれ、効果を上げられなかった。
使用話数:1期第4話、他多数

フォトンランサー・マルチショット(Photon Lancer Multishot)
使用者:フェイト・テスタロッサ、アルフ
複数のフォトンスフィアを体の周囲に生成、同時に発射する魔法。
1期第8話で、アルフがクロノからフェイトを逃がすために放ったのがこれ。 また第11話での決戦時にフェイトがなのはのディバインシューターと撃ち合ったのもこの魔法だった。
同じ魔法ではあるが、射撃が得意ではないアルフのランサーは威力や精度がフェイトのそれより劣るため、牽制・攪乱用に着弾時炸裂効果を付与している。
使用話数:1期第8話、第11話他

フォトンランサー・ファランクスシフト(Photon Lancer Phalanx Shift)
使用者:フェイト・テスタロッサ
魔法ランク:AAA
フォトンランサーのバリエーションにして、1期時点でのフェイトの最大攻撃魔法。
30発以上のフォトンスフィアより繰り出される、フォトンランサーの一点集中高速連射。
小説版によると、生成されるフォトンスフィアは38基。 ここから毎秒7発の斉射を4秒継続することで、合計1064発のフォトンランサーを目標に叩きつけることになる。 メガミマガジンの設定資料での記載もほぼ同様で、継続時間の表記はないが『合計38基のフォトンスフィアから秒間7発の高速連射を行う「一斉射撃」』とされている。
フェイトの教育をしていたリニスが、機動力に頼りがちなフェイトの絶対防御対策として考案した。 リニスがフェイトに手本として見せたときは発射体は20体に満たなかったが、フェイトに課した目標は最低30体の生成だった。 当初フェイトは3体までしか生成できず、本人も同時発動・制御が苦手だった。 しかし、そのためにリニスの作ったインテリジェントデバイス・バルディッシュを手にすることによって、この魔法も完成に至った。(以上小説版)
なのはのスターライトブレイカーほどではないが、この魔法も呪文詠唱にそれなりの時間が掛かるため、使いどころはかなり難しい部類と言える。 本編中では、なのはをライトニングバインドで拘束して時間を稼いでいた。 また、フェイト自身の魔力を莫大に消費するため、1度使うと後がない状態に追い込まれかねないことも注意点と思われる。
リニスは発動・命中さえすれば防げる相手はまずいないと言っていた。 小説ではバリアジャケットの原形をかろうじて保っていられるほどの損害をなのはに与えたが、アニメ本編ではまったくの無傷に終わった(VFB054)。
因みに「Phalanx Shift」は、古代ギリシャに端を発した攻防一体の密集陣形戦法であるファランクスが由来と思われる。 それに由来するバルカンファランクスと呼ばれる圧倒的な連射速度を持つ機関砲もある。 本編中での発動呪文は以下の通り。
「アルカス・クルタス・エイギアス。疾風なりし天神、今導きのもと撃ちかかれ。バルエル・ザルエル・ブラウゼル。フォトンランサー・ファランクスシフト。撃ち砕け、ファイアー。」
使用話数:1期第11話、小説版

プラズマランサー(Plasma Lancer)
使用者:フェイト・テスタロッサ
魔法ランク:AA
威力:AA
射程:B
発射速度:A+
誘導性能:C
バルディッシュ・アサルトによって強化されたフォトンランサーの発展型。
フォトンランサーと比べ発射された弾自体に強度があり、目標に命中しなかった場合、「ターン」のキーワード(遠隔操作)で方向転換し、再度目標へ向けて攻撃が可能。
このため、ある程度の誘導を可能とするようになったが、操作性はディバインシューター等と比べると、あくまでも直線的。
発射時及び再発射時に、弾体及び発射体(スフィア)の一つ一つを環状魔法陣が取り巻くのが印象的。 ちなみにこの環状魔法陣は加速発射システムの意味がある。
環状魔法陣なしに発射体(スフィア)のみを生成することで放ったり、吹き飛ばされながらもバルディッシュ・アサルトを媒介にして放ったりと様々な発射方法がある。
A's第5話での使用時には8発同時発射した。
A's第9話では、速度・威力を集中させるため単発で使用している。
使用話数:A's第5話、他

フォトンランサー・ジェノサイドシフト(Photon Lancer Genocide Shift)
使用者:闇の書の意志
A's第11話の前半部最後で、闇の書の意志が使用したフォトンランサー・ファランクスシフトの応用版の、広域拡散射撃魔法。 本編中では発動シーンのみで、詳細な描写は無かった。
発射シークエンスはファランクスシフトに似ているが、生成されるフォトンスフィアの数や大きさ、呪文詠唱を必要としない発動速度の早さなどの大きな違いが見られる。
これは、ファランクスシフトをそのまま使うには、闇の書の意志の中距離高速射撃の特性が高くなかったため、集中攻撃型から、自らの得意な広域攻撃型に改変・調整を行う必要があったからである。
魔力光はフェイトと同じ金色をしている。
使用話数:A's第11話

スティンガーレイ(Stinger Ray)
使用者:クロノ・ハラオウン
高速な光の弾丸を発射する。
威力自体はそれほど強くはないが、速度とバリアの貫通能力が高いため、対魔導師用としては優秀な魔法。本編中でも、不意を突いたとはいえ、フェイトを撃墜している。
使用話数:1期第8話

フォトンバレット(Photon Bullet)
使用者:プレシア・テスタロッサ
単発の魔法弾。
ごく初級の射撃魔法だが、それだけに熟練者が放つと必殺の威力を持つ。
使用話数:1期第10話

近接魔法

中~遠距離での魔法の撃ち合いがメインとなるミッドチルダ式魔法ではあるが、接近戦(近接戦・格闘戦)用の魔法も存在している。
近距離戦に特化したベルカ式と比較すると、量質ともに劣るのはやむを得ないところか。 ただし、フェイトの一部の魔法はベルカ式「カートリッジシステム」を利用しているのと、フェイトが近接~射撃戦を得意にしているので、それなりのものがある。

打撃/斬撃

ここでは、手足、もしくは何らかの武器に魔力を付与しての攻撃をさす。
魔力で作り出した武器での攻撃は、次項の魔力斬撃を参照。

フラッシュインパクト(Flash Impact)
使用者:高町なのは
フラッシュムーブの高速移動から圧縮魔力を乗せた打撃を行う近接攻撃魔法。
命中時に閃光を伴って炸裂する効果がある。
使用話数:1期第11話

ブレイクインパルス(Break Impulse)
使用者:クロノ・ハラオウン
杖、または素手での接触により、目標の固有振動数を割り出した上で、それに合わせた振動エネルギーを送り込んで粉砕する魔法。 固有振動数の算出のために、目標に接触した状態で数瞬の停止が必要。魔法の能力のみならず、近接戦闘能力も要求されるが、最小限の魔力で最大の効果を上げることができる。
使用話数:1期第12話

魔力斬撃

魔力刃を発生する魔法。ミッドチルダ式では使用者は少なく、本編でもフェイト・テスタロッサが使用しているのみである。

サイズスラッシュ(Scythe Slash)
使用者:フェイト・テスタロッサ
サイズフォームの刃にバリア貫通能力を付加し、同時に刃部分の魔力を強化する魔法。
強化された刃は鋼鉄をも容易く切り裂く威力を持つ。
防御魔法の項でも述べているように、魔導師は常にバリアを纏っていることから、おそらくこの魔法を併用しなければ、魔導師には有効な攻撃を加えられないものと推測される。
使用話数:1期第5話、他

ハーケンスラッシュ(Haken Slash)
使用者:フェイト・テスタロッサ
ハーケンフォームの刃を瞬間的に強化する魔法。
使用話数:A's第7話

スプライトザンバー(Sprite Zamber)
使用者:フェイト・テスタロッサ
バルディッシュ・アサルトのザンバーフォームで行使される、術者周辺の空間にある様々な結界・補助魔法の効果を破壊する魔法。 設置型のトラップ・幻術・作動済みの捕獲魔法の完全破壊に加え、魔力刃による物理障害の破壊も可能。
本編中では、闇の書内部からフェイトのいた捕獲空間を破壊した。
フェイトの掛け声は「疾風・迅雷」。
ちなみに、スプライトとは、雷に関連する単語である。 > レッドスプライト@wikipedia
使用話数:A's第11話

・ジェットザンバー(Jet Zamber)
使用者:フェイト・テスタロッサ
ザンバーフォームで行われる斬撃魔法。結界・バリア破壊効果を持つ。 まず物理的破壊力を持つ衝撃波を放ち、次に形成した刃(魔力刃)を振るって斬りつける。 振るう時には魔力刃がのびる。(VFB)
A's第12話にて、闇の書の闇が展開した魔力と物理の複合四層式バリアの最後の一層を切り裂いて破壊した。
掛け声あるいは正式名称は、A's設定資料集、VFBに記載された。
「撃ち抜け、雷神!」
使用話数:A's第12話