Strikersの登場人物

Last-modified: 2024-05-03 (金) 08:30:39

機動六課隊長陣

・高町なのは(Nanoha Takamachi)
CV:田村ゆかり
出身:第97管理外世界「地球」極東地区日本・海鳴市
所属:時空管理局本局武装隊 航空戦技教導隊第5班(機動六課に出向中)
階級:一等空尉
役職:戦技教導官/スターズ分隊隊長
局員ID:STX01220-015214229
コールサイン:スターズ01
魔法術式:ミッドチルダ式・空戦S+ランク
所持資格:戦技教導官/戦技教官/戦技試験官/小隊指揮官
シリーズを通しての主役であり、ヒロインの一人。StrikerS本編では19歳。身長160cm。
中距離~遠距離を得意とする「砲撃魔導師」だが、接近戦においても柔軟な戦法を使いこなす優秀なSランク魔導師。能力的にも本人の志向としても実戦向きで、ことに長距離砲撃などで見られる魔力の一斉放出においては特筆すべきものを持つ。10年前は運動が苦手とされていたが、これまでの10年の訓練によるものか、本作では単身で高所からのラペリングや、スバルやヴィヴィオの格闘攻撃を素手で受け止めるほどの見切りを見せている。
フェイトとはPT事件(1期)を経て、はやてとは闇の書事件(A's)を経て、それぞれにかけがえのない友情を育んできた。
ユーノとも、仕事の部署は違うものの、よく連絡を取り合ったり、たびたび会ったりしているとのこと。
ヴィヴィオが学校に通い始めてからは、ヴィヴィオが読書好きなこともあって主な待ち合わせ場所が無限書庫になっているため、ユーノと会う機会も格段に増えたようだ(クロニクルより)。
StrikerS漫画版開始時点では、私立聖祥大付属中学校3年2組で15歳。時空管理局武装隊の戦技教導官。訓練学校はフェイト共々3ヶ月の速成コースで出たらしい。
「航空戦技教導隊不屈のエースにして二等空尉」(シャーリー評:StrikerS漫画版Episode-1。階級は15歳当時)、「誰もが認める無敵のエース」(ヴィータ談:StrikerS漫画版Episode-2)、「エースオブエースの称号を持つ」(メガミマガジン2007年3月号特集)等、局内での評判は大変華々しい。また雑誌に写真が載るなど、「有名人」である様子。(StrikerS漫画版Episode-5)
一見すると順風満帆な日々を送ってきたように見えるが、StrikerS本編から8年前のある事件で、一時は歩くことすら危ぶまれるほどの重傷を負い、リハビリを経ての現場復帰に半年もかけるという経験をしている。
現在の教導方針にもそれが表れており、応用以前にまず基礎となる部分を徹底して固めることを優先している。だが、当初はそれを理解出来なかったティアナに反発され、教官役として苦い体験をすることにもなった。
「機動六課」では、スターズ分隊の隊長としてスバルとティアナを率い前線で活躍すると同時に、教導官としてエリオとキャロを加えた四人を監督している。他にも陸戦用空間シミュレーターの監修やシャーリーの新デバイス設計に協力するなど、教導隊での仕事を活かして、戦闘関連以外でも活動しているようである。
職務中は新人達に対しては教導官・上官として、同僚に対しては一局員・分隊長として、温厚ながらも毅然と振舞っているが、心を許せる友人や家族に対してはA'sまでと同様に少女らしい一面を見せる。そのギャップは、任務で海鳴市にやってきた新人たちが呆然とし、スバルが「なのはさんが普通の女の子に見える」という感想を持ったほどである(StrikerS SS01)。
ちなみに、六課職員寮ではフェイトと同室。
第13話以降、六課で保護した身寄りのないヴィヴィオの母親代わり(保護責任者)となり、面倒をみることとなった。このため、以降は同室に3人で寝起きしている。当初はヴィヴィオを預かることに関して多分に義務感が占めており、「ずっと一緒にいられたら嬉しいが、本当に良い行き先で幸せになって欲しい」という理由で受け入れ先を探し続けていたが、自分に懐くヴィヴィオと共に暮らす中で、次第に「母」としての愛情に目覚めていく(メガミマガジン2007年9月号特集)。後に、ヴィヴィオが「なのはが本当の母なら良いのに」とこぼした際には「そうだね」と返すなど相当に情を移している面も見せ、次元世界を守る管理局の魔導師としての使命感と、ヴィヴィオへの愛情の板ばさみになっている様子が見受けられる。また、なのは本人としては割と厳しく接しているつもりらしいが、それが教育方針から来るものか、受け入れ先が見つかったときの別れを想定してのことかは不明である。第18話においてさらわれたヴィヴィオを思う彼女には深い悲しみが、そして目には涙があった。
都築氏曰く、なのははどちらかというと子供の世話は苦手だが、フェイトやはやてに比べると現実感のある母親。上記の描写も「親子の関係とは、何かをしてくれたから好きなのではなく気がついたら大切だった」という都築氏の親子観や、「なのはには、ヴィヴィオ救出においても仕事としての面を優先せねばならない、という葛藤がある」を意識したものと考えられる。(メガミマガジン2007年9月号)
対ゆりかご戦では「ゆりかご」の攻略隊として参戦、山のようなガジェットを撃破しながらヴィヴィオの救出に向かう。玉座近辺ではディエチと対峙、砲撃勝負に打勝ちディエチを拘束・確保する戦果を挙げる。
その後、玉座にて「聖王」として覚醒し、クアットロに憎しみを植え付けられたヴィヴィオと対峙。その猛攻を凌ぎつつも「ゆりかご」の管制者・クアットロの捜索に成功し、隔壁ごと撃ち抜いてこれを撃破する。これによって制御を離れたヴィヴィオに対し、「ブラスターシステム」による過負荷に耐えながらも力の元となっていたレリックを破壊、再びヴィヴィオを保護する。その後、救援に来たはやてと共に閉じ込められてしまうが、スバルとティアナによって救出された。
事件解決から2ヶ月たった時点で正式にヴィヴィオを引き取っており、ヴィヴィオの母親となる。しかし対ゆりかご戦での無理がたたり、シャマルから数年の療養を薦められるほどの後遺症を抱える。明言されている影響として、事件から2ヶ月が経ち、さらに3日間の完全休息をとってもなお痛みが抜けず、最大魔力値も8%ダウンしている。しかし、少しでもフォワード陣を鍛えたいとして、六課解散まで療養をとることはなく、解散後も療養についても完治の如何についても明言はない。
戦いにおいて負った傷は、誇りとして受け止めて歩み続ける覚悟を持っているが、ヴィヴィオの存在はそんな人生観に少し変化をもたらしているらしい。(StrikerS SS04ブックレット)
機動六課解散後に昇進提案があったものの辞退、戦技教導官の空戦魔導師として現場に残り続けた。また、解散前にヴィータを戦技教導隊に誘っている(StrikerS漫画版Episode-13)。
機動六課での活動は、六課の切り札としての戦果や戦技教導官としての功績に対し、そもそも機会そのものが少なかった指揮行動から、指揮官よりも先陣向きとの認識を本人及び周囲の人間に改めて抱かせるものとなった(クロニクル)。
使用デバイスは、既に10年の付き合いとなった愛杖、インテリジェントデバイス「レイジングハート・エクセリオン」
バリアジャケットは「アグレッサーモード」
なのはが主人公というのは変わりません(メガミマガジン2007年2月号の三嶋プロデューサーインタビュー)
不屈のエースオブエース
主な使用魔法
レストリクトロック(第1話、第25話)
ディバインバスター・エクステンション(第1話、第25話)
アクセルシューター(第4話、第5話)
エクセリオンバスター(第12話、第23話)
スターライトブレイカーex-fb(第25話)

・フェイト・T・ハラオウン(Fate T Harlaown)
CV:水樹奈々
出身:ミッドチルダ南部アルトセイム(少女時代に日本で6年を過ごす)
所属:時空管理局本局執務官(機動六課に出向中)
階級:武装隊では一尉扱い
役職:執務官/ライトニング分隊隊長
局員ID:STX01220-015214230
コールサイン:ライトニング01
魔法術式:ミッドチルダ式・空戦S+ランク
所持資格:執務官/小隊指揮官/普通自動車免許
ヒロインの一人。 StrikerS本編では19歳相当。
中距離~近接戦を得意としつつも、全距離に対応できる優秀なSランク魔道師。1期から中~近距離での戦闘に傾倒しがちだったが、現在では広域殲滅魔法も上達している模様(11話)。また、魔力を電気に変換する資質を持っているため、魔法には雷撃を伴うものが多い(StrikerSDVD1巻ブックレット)。
「六課最速のオールレンジアタッカー」。(StrikerS漫画版Episode-10)
ミドルネームの“T”は「テスタロッサ(Testarossa)」である(メガミマガジン2007年3月号他)。
A's本編終了後、リンディ・ハラオウン提督の養子になりハラオウン姓を名乗っているが、テスタロッサの姓も捨てていない。本人曰く「どちらも大切な名前」。 自己紹介などでは、フェイト・テスタロッサ・ハラオウンと名乗ることもある(StrikerS SSM等)。 テスタロッサ・ハラオウンとだけ名乗ったこともある(第2話、他)。また第6話ではやてもゲンヤとの会話で「テスタロッサ・ハラオウン執務官」と告げていた。もっとも2話の際にはなのはが「高町教導官」と『姓+立場』で呼ばれており、彼女の場合は“テスタロッサ・ハラオウン”の二重姓として扱われていると思われる。
漫画版開始時点では、私立聖祥大付属中学校3年2組。
訓練学校は、なのは共々3ヶ月の速成コースで出たらしい。
執務官試験には2回落ちた後合格。それに関して、なのはが「試験の時期に心配をかけた」と言っていることや「あの事故の後、私たち3人は付きっきりだった」というユーノ達とのやりとりから、少なくとも2度目の試験時期となのはが重傷を負った事件とそれが完治するまでの時期が重なったことが要因の1つであると推測できる。試験のスパンと事故から完治までの期間はどちらも半年なので2回とも重なっていた可能性もある。
機動六課設立以前から執務官としてロストロギアや違法研究の捜査を行なっており、この頃にスカリエッティとも関わったことがある。なお、この執務官時代にレリック輸送任務(StrikerS漫画版Episode-1)にてシャーリーと出会い、それが縁で後に執務官補佐として付けた。
本局次元航行部隊のエリート魔導師。(シャーリー評)
執務官時代にエリオとキャロを保護し、二人に対しては本当の親子のように接している。更に、ヴィヴィオと保護するなのはの後見人にもなっており、ヴィヴィオからは「もう一人のママ」と思われている(とはいえ、フェイト自身は本当の意味でヴィヴィオが「母」と慕っているのはなのはであると語っている)。
教育方針は少々過保護気味で、エリオとキャロの二人が局の魔導師になったことを本心では快く思っていない。また、ヴィヴィオが転んだ時に自力で立たせようとするなのはに対し、泣きそうになっているヴィヴィオの元に駆け寄って「なのはママちょっと厳しすぎ」と評した事からも幼い子供に対しては少なからぬ過保護な面が垣間見える。一方、それらの過度の愛情がエリオ、キャロの大人びた感性や急激な成長と食い違い、深く悩む一幕もあった(StrikerS SS02)。
エリオ達のような子供を保護したり、またハラオウン家で甥と姪(クロノとエイミィの子供)や、遡っては幼い頃に当時生まれて間もなかったアルフの面倒をみていたりしたためか、子供の扱いは手馴れており、なのはを困らせていたヴィヴィオを諭してみせてスバル達に感心される一幕もあった。といっても最初から上手く出来たわけではないらしく、子育てを始めた当初はリンディやレティ、桃子に相談を持ちかけたり、大量の育児書を読み漁っていたらしい(StrikerS SS02)。
「機動六課」では法務担当と広域捜査の主任。またライトニング分隊の隊長としてエリオとキャロを率いる。手が空いているときは2人の訓練も手がけるが、捜査官という役柄隊舎を空けることが多く、普段はなのはやヴィータに訓練は任せている模様。そのほかにも、シャーリーの新人4名用新デバイスの設計に協力もしていた。
六課職員寮ではなのはと同室。第13話以降はヴィヴィオも同じ部屋に寝泊りしていた。
「ゆりかご」起動後の決戦では機動六課とは別行動を取り、スカエリッティのアジトの制圧に向かう。その際、対峙したスカエリッティに心の奥底で抱え続けていた「自分に対する不安」を的確に突かれ、窮地に陥るが、エリオとキャロの言葉を受けて迷いを断ち切り、ライオットザンバー、真・ソニックフォームを併用してトーレ、セッテを撃退、スカエリッティの確保に成功する。その後は人造魔導師の素体として生体ポッドで眠るメガーヌたちを守るため、シャリオの補助を受けつつアジトの崩壊を食い止める。直後に落石の下敷きにされそうになるが、救出にきたエリオによって助けられ、共に脱出している。
事件解決後は執務官として人一倍忙しい日々を送っていたらしいが、その間にティアナを執務官補佐として勧誘。機動六課解散後は次元航行部隊に復隊し、正式にティアナを二人目の補佐官としていた。
なお、最終話エピローグの「最後の模擬戦」のとき、なぜか一人だけ話を聞かされておらず単なる打ち上げパーティだと思っており、模擬戦を行うと聞いて頭を抱えていた。
機動六課での活動において、広域次元犯罪者の逮捕に成功したことから、執務官としての評価が高まりつつある。
使用デバイスは、閃光の戦斧の二つ名を持つインテリジェントデバイス「バルディッシュ・アサルト」
使い魔のアルフとの契約は継続中だが、現在は別に暮らしている。詳しくはアルフの項参照。
バリアジャケットは「インパルスフォーム」
心優しき金の閃光
主な使用魔法
ディフェンサープラス(第2話、第17話)
ソニックムーブ(第2話、第17話)
ハーケンセイバー(第5話)
プラズマランサー(第11話、第12話、第22話、第24話)
トライデントスマッシャー(第12話)
ジェットザンバー(第21話、第22話)

・八神はやて(Hayate Yagami)
CV:植田佳奈
出身:第97管理外世界「地球」極東地区日本・海鳴市
所属:時空管理局本局 古代遺物管理部 機動六課
階級:一等陸尉(4年前)→二等陸佐
役職:機動六課部隊長/「ロングアーチ」トップ
局員ID:XTF01241-015214279
コールサイン:ロングアーチ00(ゼロ)
魔法術式:古代ベルカ式・総合SSランク
所持資格:大隊指揮官/戦力統御/普通自動車免許
ヒロインの一人。StrikerS本編では19歳。 守護騎士ヴォルケンリッターを率いる魔導騎士。「歩くロストロギア」とも呼ばれる(StrikerS SS03)。
魔導師としては、広域・遠隔魔法を得意としていて、後方からの攻性支援において圧倒的な能力を持つ。
かつてのリインフォースから受け継いだ魔法知識(ミッド式魔法も含む)とレアスキル「蒐集行使」を持ち、また古代ベルカ式の使い手で希少なユニゾンデバイスの使い手(ロード)であることから、局内でも少々特別視されている存在。
魔導師ランクは登場人物の中でも最高のSSランクを与えられている。
はやての基本的な戦闘形態は後方攻性支援であり、守護騎士のような強固な前衛と、司令部やリインフォースIIの補助があったときに、その能力を最大限に発揮する。 尤も、リインフォースIIについては元々はやての主要デバイスなのであるから、それは或る意味当然である。
またはやては、強さの意味について考えていたティアナに対して、総合SSランクを有するはやての単独戦闘ですら、戦術次第で機動六課前線部隊の新人達に苦戦することも、なのはやフェイト相手に絶対負けないことも可能となることを諭した(StrikerS漫画版Episode-11)。但し、これらは教訓のための発言で必ずしも実力関係の真実性を表していない可能性がある。
更に、ユニゾン状態のはやては、ゆりかごの艦内という狭い空間で、迫り来る無数のガジェットIV型を単独で突破しており、その際に手傷や特別な消耗があったという様子も見られないことから、実戦に於ける個人戦で充分な戦果を挙げられることが明らかとなっている。
また、指揮官としても才能を開花させつつあり、機動六課の課長として広域ロストロギア犯罪に対抗できる陣容を整えていく。
ただし、機動六課の保有可能な総魔導師ランクのかね合いで常時リミッターを掛けられており、通常時は4ランク下のAランクになっている。これを解除できるのは、直接の上司にあたるカリムと後見人のクロノの2人のみ。
京都風関西弁は健在の模様。足はすっかり完治している。
漫画版開始時点では、私立聖祥大付属中学校3年6組。
時空管理局特別捜査官で、陸上警備隊104部隊で指揮官研修中だった(後にゲンヤ・ナカジマ三佐が部隊長を務める同108部隊でも研修している)。当時の階級は一等陸尉。
稀少技能持ちの特例措置もあって(本人談。謙遜の可能性あり)、上級キャリア試験に一発合格している。
中学卒業後、海鳴を離れてヴォルケンリッター共々ミッド首都クラナガンに引っ越ししている。
本局地上部隊の切り札(シャーリー評)。はやてとヴォルケンリッター、リインフォースIIの6人が揃えば無敵とも言われている(スバル談)。
A'sヒロイン3人中唯一バリアジャケット(騎士甲冑)のデザインに殆ど変更がない(袖口や首もとの金属パーツなど小変更はある)。
「闇の書事件」終了後に保護観察を経て管理局に所属、特別捜査官として数々の難事件を解決し活躍するが、活動を重ねるにつれて管理局の組織としての体質に強い不満を感じるようになる。そしてミッドチルダで起こった大規模空港火災(スバルやギンガを救出した事件)をきっかけに、局(特にミッド地上部隊)の体質を変える為の行動を起こすことを決意。親友であるなのは、フェイトの賛同を得て行動を開始する。紆余曲折の末に本局古代遺物管理部「機動六課」を設立し、なのは、フェイトを信頼できる同志として、また部下として呼び寄せ、かねてからの約束を守った。漫画版時点ではその為に奔走中であり、そんな彼女をなのはが「夢を叶えようとしている」と言っていた。
捜査官時代にある事件で知り合った聖王教会の騎士・カリムを姉のように慕っており、またその義弟ヴェロッサとも仲が良い。機動六課設立の際も力添えを受けている。
人を見る目があり、機動六課の人員は細部に亘って優秀な人材を集めることに成功した。スバルとティアナの才能も逸早く見出し、Bランク昇格試験前には既にフェイト達に見込みがある旨を伝えていた。
その一方、管理局内部には「闇の書事件」の当事者であるとして偏見を抱き、彼女を好意的に思わない者もいるらしい。それには「闇の書の守護騎士」の現存や事件の背景、関わった者達の心情について知る者が少ないことも影響している。オーリスにレジアスの暗躍を追及した際には、はやてが自分の命惜しさに守護騎士をけしかけたという著しい事実誤認のもとに非難される一幕もあった(第18話)。それに対してはやては、守護騎士達と共に罪を被り償っていこうという強い決意から敢えて反論せず、一切を受け止める覚悟を固めており、それを踏まえた上で自らの夢に向かって邁進している。
しかしそれは同時に、辛さを内に抱え込む癖が未だ変わっていないことを示唆しているともとれ、カリムやヴェロッサはそんな彼女を「生き急いでいる」と評し、彼女の身を深く案じている。(StrikerS SS02)
若き部隊長として奮闘するものの、上層部に内通者がおり預言の阻止には困難を極め、地上本部襲撃事件の際はスカリエッティの行動を充分に防げず、又意外にも戦力分散が可能だった敵の同時攻撃を受けた機動六課隊舎を大破させてしまった。この件について、はやては周囲の評価するよりも強く責任を感じている。
しかし、この一件でスカリエッティの「施設や警備の全てを知っていたかのよう」な襲撃を受けた元特別捜査官はやては、その後レジアス中将の裏事情を調査し、スカリエッティとの関係をも看破した。そしてクロノと共にヴェロッサに依頼し、アースラを移動可能な機動六課の新しい本部として稼動する許可を得た。(第18話)
ゆりかご阻止戦では空戦魔導師の戦闘指揮を担当。自ら前線に出てガジェット群の迎撃を指揮し、終盤ではリインフォースIIを伴って単身ゆりかご内部に突入。動力部破壊のために力尽きたヴィータを危ういところで救う。更に、なのはの救出にも向かい、クアットロを救出するが脱出直前で彼女ら共々閉じ込められ、スバルとティアナに救出される。
この決戦で、ゆりかごは消滅し法の船は守られ、はやて率いる機動六課は、預言された混沌の未来を覆すことに成功し、その使命を見事に果たした。
機動六課の設立から一年、当初の予定通り解散の時期を迎えることになるが、はやては「未曾有の危機を救った奇跡の部隊」を設立し指揮した者として大いに評価され、数多の指揮官職への勧誘を受ける。ところがはやては独り、部隊長としての責任を重く受け止めて、暫くの間はフリーの特別捜査官に戻ることを決意する。この件に関して彼女は、機動六課解散前に恩師ゲンヤに相談を持ちかけて助言を受けている。そして、再び海と陸を渡り歩きながら、密輸物や違法魔導師関連の捜査指揮に取り組み、特に海では捜査司令を務め(SSM3)、改めて自分の部隊を持つという変わらぬ夢に向かって歩んでゆく。
はやて曰く、「そやけど またこの〔機動六課の〕メンバーが必要になるなら 私が絶対集めるけどな」
使用デバイスは、非人格型アームドデバイス「騎士杖シュベルトクロイツ」、魔導書型のストレージデバイス「夜天の書」、そしてそれらを含めた融合型デバイス「リインフォースII」
今回、指揮官であるはやてが前線に出向くのはよほどのことがあった時だけです。(メガミマガジン2007年3月号、都築真紀インタビュー)
はやては前作から一番変わったキャラですね。(メガミマガジン2007年4月号、植田佳奈コメント)
最後の夜天の主
主な使用魔法
アーテム・デス・アイセス(第2話)
フレースヴェルグ(第11話、第12話)
デアボリックエミッション(第12話)

スターズ分隊

・ヴィータ(Vita)
CV:真田アサミ
所属:時空管理局本局 古代遺物管理部 機動六課 スターズ分隊(本局航空隊1321部隊)
階級:三等空尉
役職:スターズ分隊副隊長兼戦闘教官
局員ID:XTF01241-015214281
コールサイン:スターズ02
魔法術式:古代ベルカ式・空戦AAA+ランク
所持資格:戦技教官/小隊指揮官
※所属について、公式サイトの表記では、本局航空隊第1321部隊が「前所属」ではなく「所属」となっているため、なのは・フェイトらと同じく出向扱いの可能性がある。公式の表記ミスかどうかは現在不明。ちなみにシグナムは「前所属」と表記されており、StrikerSトレカライトN22にはシグナム同様「前所属」として「特別捜査官補佐・本局航空隊第1321部隊」の記載がある。
はやての守護騎士ヴォルケンリッターの一員にして「鉄槌の騎士」の二つ名を持つ。
漫画版開始時点では管理局本局付き配属。A's本編終了から6年の間に、海鳴市老人会のゲートボール大会で見事優勝を飾ったらしい。
守護騎士たちは成長しないので見た目の年齢は変化していない(そのため、外見上はキャロやエリオと同年代に見える)が、変身魔法を使って誤魔化すことは可能らしく、いつか海鳴市に戻ったときに使用することを考えていた。
教官資格を取得しており、六課ではなのはとともに新人の戦闘教導も行う。
A'sの後にあった、なのはの「事故」に深く関わっている(StrikerS漫画版Episode-2、第9話等)。そのことが本人にとって忘れ難い記憶となっており、度々なのはを気遣うような素振りを見せることもある。
機動六課ではスターズ分隊の副隊長としてなのはを補佐し、教官として新人達(特に自分と役割が似通うスバル)を厳しく鍛えていく。直情的な部分は10年前と同じようで、第7話ではスバルを誤射しかけたティアナをしたたかに怒鳴りつけたこともある。また、第9話で子供じみた意地を張ってなのはに反抗するティアナに対し、文字通り目の色を変えて怒鳴ろうとしていた(この時はなのはに制止されたが)。
もっとも、不器用ながらも仲間を思い遣る部分も変わらず、同話で新人達のところまで敵を通さないと言い切って、シグナムに「過保護だな」とからかわれたりもしている。また、デスクワークなどの面でも教育を担当している模様(StrikerS漫画版Episode-9)。「ヴィータとの付き合いもずいぶん長いが、あんなに指導教官が板につくとは正直驚きだ」とはシグナムの弁。
部下に恐れられつつも慕われる、愛すべき上官への道を進みつつある。(StrikerS SS02ブックレット)
普段から乱暴で直球な言動が目立つが、本気で激怒したと思われる場面では、瞳の黒眼部分が極端に小さくなり、蒼い目となるという共通的な描写がされている。これがいわゆる「マジ切れ」状態の特徴、と考えられている。A'sでも第1話で帽子をなのはに飛ばされた時が印象的だった。
StrikerSでは第9話でティアナが暴言を吐いたときと、第12話でルーテシア(実際にはクアットロ)に「また守れないかも」と言われたとき、第21話でなのは撃墜事件の元凶となったガジェットIV型を見た瞬間にこの蒼い目になっている。
ヴォルケンリッターの中では最年少(の設定)のためか、リインフォースIIが作られる際にははやてに自分より年下にしてくれと頼み込み、そして産まれたリインフォースIIを妹のように可愛がっている。 リインフォースIIとユニゾンした際は、騎士服が白基調に、髪の色はオレンジ、瞳も青が大部分を占めるように変化している。
ゆりかご攻略戦ではなのはと共にゆりかご内部に突入し、駆動炉の破壊に赴く。膨大な数のガジェット群との死闘の末、グラーフアイゼンを砕けさせ、自らも胸を貫かれるなどの致命に至る傷を負いつつも、ついに堅固な守りを砕きメイン駆動炉の破壊に成功。力尽きた所をはやてによって救われる。
なお、回復は人一倍早かったらしく、事件解決後はなのはと共にそれまでに増して厳しくスバルらを指導している。(StrikerS漫画版Episode-13)
機動六課解散に際して、なのはから航空戦技教導隊への誘いを受けている(StrikerS漫画版Episode-13)。この件に関しては、回答保留としているものの、数年以内には異動命令を受けるだろうと予感している。
なお、教導隊の制服を着用している写真があるが(StrikerS漫画版第2巻描き下ろし絵)、これは六課解散から約1年後に予感が現実のものとなった事によるものである(StrikerSオフィシャルファンブック)。
使用デバイスは前作から変わらず、ハンマー型アームドデバイス・鉄くろがねの伯爵こと「グラーフアイゼン」。
主な使用魔法
シュワルベフリーゲン(第2話、第7話、第16話)
ラケーテンハンマー(第9話、第21話)
ギガントハンマー(第12話、第16話)
コメートフリーゲン(第21話)
ツェアシュテールングスハンマー(第25話)

・スバル・ナカジマ(Subaru Nakajima)
CV:斎藤千和
出身:ミッドチルダ西部エルセア
所属:時空管理局 本局古代遺物管理部 機動六課 スターズ分隊(以前は第4陸士訓練校→陸上警備隊第386部隊)
階級:二等陸士→一等陸士(第26話エピローグ以降)
役職:スターズ分隊フロントアタッカー
局員ID:JMB047321-046559872
コールサイン:スターズ03
魔法術式:近代ベルカ式・陸戦C→B→AAランク(第1話開始時点:第2話以降:第26話エピローグ時点)
所持資格:災害担当部隊フォワードトップ
ショートカットのボーイッシュな少女で、普段は外見どおりに明るく活発だが、内気で感傷的な面を覗かせることも。右利き。いわゆる「お姉ちゃん子」。StrikerS本編では15歳。身長154cm(設定資料集Side-B)。
「異様なワガママ」とまで評される頑固さと強引さで度々周囲を振り回すが、ちょっとした軽口に激昂しかけたティアナを諭すなど、年齢の割りに落ち着いたところもある。
近代ベルカ式術者だが、なのはへの憧れからベルカ式で一般的な「騎士」ではなく、「魔導師」での登録を行っている。 ただしミッドチルダ式の術式や空戦の適性はほとんど無い。
変則の格闘型で、格闘技法「シューティングアーツ」の使い手。
ティアナ曰く、体力と魔力に恵まれている。また、本人によると、4、5日は寝なくても平気(第8話)。そのほか、StrikerS漫画版Eposode-5では視力には自信がある旨を発言している。また、同エピソード中でティアナに「あんたは座学の成績いいしね」と言われており、実際に首席卒業となっているなど、能天気な性格とは裏腹に頭はいい。
父ゲンヤは魔力資質ゼロとの事で、スバルは名目上「母親似」らしいとされていた(StrikerS SS01)。
戦闘スタイルは前述の通り「魔法使い」というよりは「格闘家」で、高い機動力を生かして一気に相手の懐に飛び込み、叩き伏せる戦法をとる。この事は自ら第1話中盤の時点で独白している。射撃・支援主体のティアナとは戦闘スタイルの相性も良く、災害救助隊所属の時からコンビとして高く評価されていた。(StrikerS漫画版Episode-7)
ウイングロードとマッハキャリバーの能力もあって機動力が高く、屋外では一般的な空戦型と比較して遜色の無いレベル、屋内では汎用性の高いアグレッサー状態のなのはよりも速く移動できるなどトップクラスの機動すら上回る面もある。また、リボルバーシュートのような射撃魔法、ディバインバスターのような砲撃魔法も使うことが出来るので、格闘一辺倒ではないが、どちらも射程が短いため近接戦用である。
新暦71年、11歳の時にミッド臨海空港の大規模火災事故に巻き込まれ、なのはに助けられたことをきっかけに、魔導師の道と管理局入りを志した。11歳当時の身長は120cm程度(作画用設定資料)。
後述の出生もあって力を振るう事を好まない気質のため、元々は普通校の出身で魔法はほとんど学んでいなかったが、姉ギンガを師として戦う術を身につけ、またほとんど独学に近い形で魔法について学び、翌72年から陸士訓練校に入学。ティアナと出会ってコンビを組み(StrikerS漫画版Eposode-4~6)、紆余曲折の末に主席で卒業する(StrikerS SSM)。出会った当初はティアナが年上ということもあり「ランスターさん」と呼んでいたが、後にある出来事をきっかけに「ティア」と愛称で呼ぶようになった。以降公私に渡り、互いにとって掛け替えのないパートナーとなる。
卒業後は陸士第386部隊にて、同じく配属されたティアナと災害担当を約2年勤めた後、魔導師ランク昇進試験の場で機動六課のスカウトを受け、引き抜かれた。ティアナとは訓練校以来、実に3年に渡ってのコンビとなる。
機動六課では、スターズ分隊のフロントアタッカーとして先陣を切る。フォワード陣の中では気さくで親しみやすいムードメーカー的な立ち位置で、当初はそろって生真面目なライトニングの二人や、周囲と距離を置きがちなティアナの緩衝役のような存在となっていた。訓練ではなのはとヴィータから「毎日ぶっ叩いて」鍛えられていた。通信士のアルトとは仲良し(StrikerS SS02ブックレット)。
実は機械の体を持つ戦闘機人で、ナンバーズ達の元となった「タイプゼロ」の一人(タイプゼロ・セカンド)。戦闘機人の実験体として人工的に生み出された存在であり、製作にはスカエリッティの技術が使用されているが、誰がどういった経緯で製作したのか、スカエリッティ側もその詳細は明らかになっていない。
11年前、陸戦魔導師の捜査官として戦闘機人関連の捜査を進めていたクイントが捜査の途上で二人を保護。各種検査の結果、偶然にもクイントと遺伝子資質が同一であり、何者かがクイントの遺伝子を用いて生み出した一種のクローンであることが判明。その奇運もあり、彼女とゲンヤの娘として引き取られて平穏に育てられた。
「魔導師」としての自分と「戦闘機人」としての自分は(少なくともゆりかご起動の時点で)任意に切り替え可能らしく、戦闘機人の状態を「戦闘機人モード」と呼称している。第26話では魔力使用が完全に不可能となった状況の中を戦闘機人モードで疾走し、攻撃を行っている。
戦闘機人としてのISは接触兵器「振動破砕」。四肢の末端部から目標の物体に振動波を送り、共振現象を発生させる事によって対象を粉砕する。それによる破壊効果は対象の外装・装甲に留まらず、内部の骨格や機械部品にまで瞬時に及ぶ。
その威力はクアットロによれば「戦闘機人体内の電子部品やフレームに対してもの凄い威力が出る」ものであり、セイン曰く「まともに当たれば間違いなく一撃必殺」。また「対人対物においてもかなりの威力」であるとの事。実際にナンバーズのチンクは、直接触れられていないにも関わらず、基礎骨格から造り直さなくてならないほどの大ダメージを受けている。
ただし、振動がスバル自身にも伝わり、身につけたデバイスと共に甚大な影響を被る場合もある。上記の戦闘ではそれに加えチンクのオーバーデトネイションを受け切れなかったこともあり、マッハキャリバーが大破、スバル本人も腕部神経ケーブル断裂という被害を受けている。
第21話で「ギン姉に怪我させちゃうから振動破砕は使えない」と発言しているので、自分のISについては詳細認識があり、使用も可能であると考えられる。第26話では制御・応用した「振動拳」としてなのは達を閉じ込めている扉を破壊するのに使用。また、事件終了後には訓練でも使用しており、能力から「技」に昇華している(StrikerS SS04)。
第17話で、ナンバーズとの戦闘で重傷を負った姉の凄惨な姿を目撃して感情が爆発、隠していた機人としての能力を発動させる。このとき現れたテンプレートはナンバーズの物と酷似しており、瞳の色も普段の緑色から金色へと変化している。また、負傷した腕からは機械部品が覗いていた(腹部にも穴が開いているように見える)。激情に任せた気迫と振動破砕の力で自らも重傷を負いながらノーヴェ、チンクを撃破するが、後一歩でギンガが拉致されてしまい、失意に号泣する。
第18話では仲間達に自分の体に関する秘密を明かす。なお、ティアナはスバルが戦闘機人であることを以前から知っており(第18話、StrikerS漫画版episode-9)、隊長陣を除く六課の仲間達には、ティアナの判断で伏せてあった。これらのことを打ち明けた時、負傷した腕からは機械音が聞こえており、常人とは明らかに違う描写がされている。
ゆりかご起動後、スカリエッティによってレリック兵器に改造・洗脳された姉ギンガを救うべく、単身で赴く。激戦の中で一度は戦意を失いかけるが、マッハキャリバーの献身と呼びかけによって姉を傷つける事への恐怖に克ち、ディバインバスターA.C.Sで貫いて撃破した。その後、正気を取り返したギンガから「左」のリボルバーナックルを預かり、ティアナ、ヴァイスと合流してゆりかご内部に取り残されたなのは達の救出に向かう。
事件終了後は再び厳しい訓練の日々に身を置いていたが、ゆりかご内での活躍がかねてより希望していた「特別救助隊」の眼に留まり、スカウトを受ける。その際、数年に渡ってコンビを組んだティアナと離れることに若干の寂しさや不安をもらしている。(StrikerS 漫画版Episode-14)
また、姉が指導員を務める施設には折々顔を出し、同じ戦闘機人に生まれたナンバーズ達と仲良くなるべく交流を重ねている模様(StrikerS SS04)。
機動六課解散後に正式に特別救助隊へと転属し、災害救助の最先鋒・フォワードトップとして現場に立ち続け、事故に巻き込まれた人々を救っている(第26話)。
戦場で鍛えた破壊突破速度と機動力、魔導師・戦闘機人としての生存能力の高さ、ウイングロードによる自身以外の機動性向上能力、要救助者の危機を察知する感覚、危険な場所に突入できる意思と勇気。その力は関係者をして「人命救助の為に生まれ育った」とさえ形容されるほどの実力を示している(DVD9巻ブックレット)。
使用デバイスは、当初はナックル型のカートリッジ式アームドデバイス「リボルバーナックル」の「右手」(詳細はリボルバーナックルの項を参照)と、自作の魔力駆動型ローラーブーツだったが、第4話でローラーブーツが壊れたのを機に、ローラーブーツ型のインテリジェントデバイス「マッハキャリバー」を受領し、リボルバーナックルと併用している。
また、第26話で負傷したギンガから預かったブリッツキャリバーから左手用リボルバーナックルを借りて装備していた。だが、この両手装備はまだ自分たち姉妹には「重い」らしく、一先ずはまた姉と分け合って使っていく事に決めている。
名前の由来は、おそらく富士重工業の自動車製造ブランド名「スバル」と、その前身企業「中島飛行機製作所」と思われる。
また、「タイプ・ゼロ」の呼称の元となっている日本帝國海軍零式艦上戦闘機は、三菱重工業が開発メーカーだが、実際の生産機は中島飛行機の方が多い事で知られている。
なのはに憧れている。(メガミマガジン2007年3月号ほか) 
勇気の意味を、知りたくて。
主な使用魔法
リボルバーシュート(第1話、第3話、第5話)
ウイングロード(第1話、第3話、第4話、第5話、第7話、第8話、第12話、第15話、第22話、第23話、第25話、第26話)(インヒューレント魔法)
バリアブレイク(第1話、第23話)
ディバインバスター(第1話、第11話)
プロテクション(第6話、第7話、第8話、第15話、第16話、第17話、第22話、第23話、第26話)
ディバインバスターA.C.S(第23話、StrikerS SS04)

・ティアナ・ランスター(Teana Lanster)
CV:中原麻衣
出身:ミッドチルダ西部エルセア
所属:時空管理局 本局古代遺物管理部 機動六課 スターズ分隊(以前は第4陸士訓練校→陸上警備隊第386部隊)
階級:二等陸士
役職:スターズ分隊センターガード
局員ID:JMB047321-046559864
コールサイン:スターズ04
魔法術式:ミッドチルダ式・陸戦C→B→AAランク(第1話開始時点:第2話以降:第26話エピローグ時点)
所持資格:災害担当部隊シューター/バイク免許
StrikerS本編では16歳。スバルの1歳年上で、陸士訓練校でルームメイトとして出会ってからの「腐れ縁」(本人談)。愛称は「ティア」。
変則ミッドチルダ式魔導師で、銃型カートリッジシステムのデバイスを用いる。両手利きで、2つのデバイスを同時に扱うことも出来る。
得意とする中距離射撃魔法や幻術魔法を駆使することで、スタンドアロンでも戦える射撃型魔導師である。
家族は両親と兄・ティーダがいたが、いずれも故人で、現在は天涯孤独の身。両親は彼女がごく幼い頃に事故死し、以降は武装隊の空士だったティーダに育てられてきた(第8話、他)が、彼もまた職務中に次元犯罪者(違法魔導師)に葬られる(その後、犯人は別の部隊の援軍に逮捕されたようだが詳細は不明)。その際、彼が所属していた部隊の上官から無能扱いされた事をきっかけに、「兄の魔法は役立たずではない」と証明するため、管理局入りを志す。
寮制の魔法学校の出身で、兄の夢でもあった執務官になる事を目標としており、また空戦魔導師を希望していたが、士官学校も空隊にも不合格となってしまった。その挫折を経て当面の目標を陸戦Aランクと定め、陸士訓練校に入校。在校中のパートナーとしてスバルと出会う。この時点(新暦72年、StrikerS漫画版Eposode-4)で13歳。以後スバルとコンビを組み、諸所の問題(主にスバル)がありながらも最終的には首席で卒業する(StrikerS SSM)。
訓練校入学時、しばらくは「余り馴れ合う気は無い」としてパートナーのスバルとも距離を置き、「ナカジマ候補生」もしくは「あんた」と呼んでいたが、スバルの強引かつ真っ直ぐな触れ合いに少しずつ心を開いていき、あることを切っ掛けに「スバル」「ティア」で呼び合うようになる。ただし、訓練生同士の間では在校初期から息の合ったパートナーと認識されており、訓練校3ヶ月目にもなるとスバルに怒鳴り散らすティアナを見た訓練生達に「32番(二人の部屋番号)またやってるよ」や「仲良いのよねあの二人」と微笑ましく思われていた。
卒業後はスバルと共に陸士386部隊に配属されて2年ほど災害救助の仕事をした後、これまたスバル共々、機動六課に引き抜かれた。スカウトを受けた際、内心ではエース、またはその候補揃いの機動課に所属することに気後れを感じていたが、最終的にスバルの後押しが決め手となって六課配属を決める。
機動六課ではスターズ分隊所属のセンターガードとして、また同期となる新人隊員4人の最年長としてフォワードメンバーのリーダー的役割を果たす。個別訓練では主に同じ遠距離型であるなのはから厳しい教導を受ける。戦闘時には後衛で的確な指示を下し、射撃や幻術魔法での支援を担当する。ちなみに、なのはは訓練開始から数日のうちに、彼女にリーダー役としての資質を認めていた(StrikerS漫画版Episode-8)。また、はやてもクロノとヴェロッサに対して、彼女をフォワードのリーダーと紹介している(第14話)。
任務を離れたプライベートでは、他人と距離を置くスタンスを保ちつつもライトニングの子供たちにあれこれと世話を焼いたりしている(StrikerS漫画版episode-8、他)。また、六課配属以前から休日にはスバルと二人、単車に乗って遊びに繰り出していたらしい。
素直になれない性格で、特になにかと自分に構いたがるスバルに対しては「スバルうっさい」と一喝することが多い。しかしスバルとは互いに心を許し合った公私に渡って対等なパートナーであり、スバルの身体の秘密も以前から知っていた模様(第18話、StrikerS漫画版episode-9。ただし、いつ知ったかは不明)。
六課に配属後、厳しい訓練を重ねる中で周りの仲間たちの豊かな才能を目の当たりにし、自身の訓練の成果が目に見えないこともあって六課の中では自分だけ力不足のお荷物なのではと悩み始め、その焦りから任務中にスタンドプレーをとり、スバルを誤射しかけるというミスを犯し(第7話)、その失点(と思っていたのは本人だけだったのだが)を返上すべく、さらに焦って無茶をする、という悪循環に陥り、ついには模擬戦で、これまでの教導を無視した危険な行動をとってなのはに「撃墜」され(第8話)、さらに子供じみた意地を張った挙句シグナムから鉄拳制裁を受ける羽目となる。(第9話)
その空回りを見かねたシャーリーが、なのはの過去の話を聞かせた上で、どのような思いを込めてティアナ達を教えていたかを伝え、その教えがそれぞれの未来を見据えてのものだったことにようやく気付いたティアナは、なのはに泣きながら謝罪し、和解。この件をきっかけに精神的にも一回り成長することになった。その後は精神的にも安定し、新人フォワードのまとめ役として、また前線指揮者としても順調に成長をし続けていった。
ナンバーズとの初戦となった第12話では、幻術を駆使して敵側らのみならず(結果的に)ヴィータやリインフォースIIをも欺いてレリックを確保してみせ、また第17話においては「戦闘機人システム」に対応した幻術を展開しナンバーズを翻弄している。これらは同様に戦闘機人であるスバルの協力でシステムを解析し、戦闘機人の知覚をクリア出来るように構築しておいた成果と考えられる。
上記のような指揮官としての実績が同じ前線指揮担当のオットーに危険視され、第21話では分断工作の末結界で隔離された上に、足を負傷。その状態でナンバーズ3名を相手取らなければならないという窮地に陥る。しかし、第23話でナンバーズの完璧なコンビネーションを逆手にとって戦局を逆転させ、シャマル達やヴァイスの援護が有りながらも3名を確保した。
その後スバルと合流し、第26話ではヴァイスの補助を受けつつバイクでゆりかごに突入。完全魔力リンクキャンセルという状況と防御機構による妨害の中をスバルと共に駆け、内部に取り残されたはやて達の救助にあたった。
事件解決後は再び厳しい訓練の日々に身を起き、その間にスバルと互いの墓参りを行っている(墓が斜め隣同士であることが発覚したため)。また、隔離施設のナンバーズ達とも交流を重ね、ウェンディには「ライバル兼友達」という関係まで進展、良い意味でライバル視されるようになった模様(StrikerS SS04・クロニクル)。
同時に執務官になるための勉強も重ねていたところ、フェイト、シャリオから執務官補佐の誘いを受け、それを受諾。それによってスバルとの4年に渡るコンビも解散となった。
機動六課解散後は一階級昇進扱いで次元航行部隊に転属、フェイトの補佐官をしている。
使用デバイスは、当初は自作デバイスの「アンカーガン」だったが、StrikerS第4話にて新たに銃型のインテリジェントデバイス「クロスミラージュ」を受領した。
名前の由来は、おそらく日産自動車(日本の自動車メーカー)のセダンである「ティアナ」、 及び富士重工業(スバル)の「レガシィ・ランカスター」と思われる。
誰にも負けない夢があるから
主な使用魔法
シュートバレット(第1話、第3話、第6話、第7話、第21話、第23話)
オプティックハイド(第1話、第11話)
クロスファイヤーシュート(第1話、第7話、第8話)
フェイクシルエット(第1話、第8話、第12話、第17話、第21話、第23話)
ヴァリアブルバレット(第5話、第11話、第23話)

ライトニング分隊

・シグナム(Signum)
CV:清水香里
所属:時空管理局本局 古代遺物管理部 機動六課 ライトニング分隊(以前は航空武装隊第1039部隊→ミッドチルダ首都航空隊第14部隊副隊長)
階級:二等空尉
役職:ライトニング分隊副隊長
局員ID:XTF01241-015214280
コールサイン:ライトニング02
魔法術式:古代ベルカ式・空戦S-ランク
所持資格:中隊指揮官/普通自動車免許
はやての守護騎士ヴォルケンリッターのリーダー格。身長167cm。
「剣の騎士」の二つ名を持つ。主に初代リインフォースが使っていた「烈火の将」という二つ名もある。
魔力変換資質「炎熱」を保有しており、魔法や斬撃には炎をともなうものが多い。
「闇の書事件」終了後、主であるはやてや仲間である騎士たちと共に正式に管理局に所属。StrikerS漫画版Episode-5時点ではミッドの地上部隊配属で、階級は三尉。StrikerS開始までの間の任務で、アルト、ヴァイスらと知り合っており、二人を六課へと推薦している。ヴァイスには「シグナム姐ねぇさん」と呼ばれ慕われているが、ヴァイスの過去についてどの程度知っているのかは不明。
機動六課ではライトニング分隊の副隊長としてフェイトを補佐し、前線で戦う。また、機動六課フォワード交替部隊のリーダーを勤めており、現場捜査など分隊としての勤務には付き合えない事も多い(漫画Episode-9)。
相変わらず自他共に厳しい性格ではあるが、教官であるヴィータや時折訓練に参加するフェイトと異なり、基本的には新人に「教える」ことをしていない。本人曰く「私は他人にものを教えるという柄ではない」(第6話)とのこと。しかし時折、模擬戦相手として顔を出したりしていたようだ(第15話)。また、第19話ではエリオに請われて個人的に訓練をつけていた。その後も空いた時間でエリオに武術の稽古をしている(漫画版StrikerS Episode-13)。
「闇の書事件」で戦いを通じて絆を得たフェイトとは、現在でも親しい友人の間柄。また、聖王教会の騎士・シャッハともお互いの技量を認め合った剣友である(StrikerS SS02)。はやてはシグナムの気質を「決闘趣味」と(苦笑交じりに)評していた。フェイトが仕事に加えて子育てに奔走するようになってからは、少々寂しい思いをしていたらしい。(StrikerS SS02ブックレット)
前作A'sSS03で垣間見えた「親しい人を弄る」という意外にフランクな側面は今作でも垣間見え(StrikerS漫画版Episode-3、他)、立場上シグナムの上官となったことに恐縮するフェイトをよくからかったりしている。シグナム自身、「闇の書」の戒めから開放され、友人達と過ごす現在の日々に深い感慨を抱いている模様。「悲しい過去があろうと、消せない傷痕があろうと、生きる意味を見失わなければ人は強く生きていけるもの」とはシグナムの弁。(StrikerS漫画版Episode-9)
一方で、クールに見えて苛烈な気性も健在で、第9話にてティアナが暴走した際は躊躇せず鉄拳による制裁を与えている。
第21話でゼストと対峙する時にリインフォースIIとユニゾンした。融合時は騎士服が紫基調に、瞳が青、髪も薄いピンクとなっている。この時はゼストに一時的に退けられるも、第25話で再び対峙した際にはゼストの介錯を行っており、これによりゼストは死亡している。今作において敵の「生命」を奪ったヒロイン(管理局側)は事実上彼女一人のみとなる。これは「リリカルなのは」シリーズ全体でも初のケースとなるが、相手が既に一度死んで蘇生した身であるだけに微妙なところでもある。
この時に、ゼストから戦闘機人事件に関わるデータの入ったデバイスとアギトを託され、アギトと第26話でユニゾンする。アギトとの融合時は青紫基調の色合いの服と金色の篭手、薄紫の目で彩度の低いピンク色の髪になる。また、リボンの形状が変化、上着がなくなり、背中に二対(計四枚)の炎の羽が発生する。なお、アギトとの融合相性は非常に良いらしい。
事件後は正式にアギトのロードになり、アギトを引き取っている。接し方について「保護の先輩」であるフェイトに意見を仰ぐことも。
また、エリオへの剣技指導は続けて行っており、武器の種類は違えども剣技を継ぐ者がいる事を内心嬉しく思っている(クロニクル)。
使用デバイスは前作から変わらず、長剣型アームドデバイス・炎の魔剣こと「レヴァンティン」
主な使用魔法
紫電一閃(第7話、第25話)
飛竜一閃(第22話)
火龍一閃(第26話)

・エリオ・モンディアル(Erio Mondial)
CV:井上麻里奈
出身:時空管理局本局 特別保護施設
所属:時空管理局本局 古代遺物管理部 機動六課 ライトニング分隊(以前は時空管理局本局短期予科訓練校)
階級:三等陸士→二等陸士(第26話エピローグ後)
役職:ライトニング分隊ガードウイング
局員ID:CTD061320-056632112
コールサイン:ライトニング03
魔法術式:近代ベルカ式・陸戦B→AAランク(StrikerS漫画版Episode-7以降:第26話エピローグ時点)
StrikerS本編では10歳。新暦71年(StrikerS漫画版Episode-3)に、写真のみで登場した時点で6歳。
近代ベルカ式の術者で、騎士を目指している。魔力変換資質「電気」を保有している。機動系のみミッドチルダ式の魔法を取得しているが、その理由は現在のところ不明。
時空管理局本局短期予科訓練校の出身。フェイトが過去の任務で研究施設から保護し、8歳まで時空管理局本局の保護施設にてすごした。そのため同じくフェイトに保護されたキャロとは、「機動六課」に配属となるまで面識はない。(第2話)
本編から3年前、陸士訓練校に見学に来た際に、スバルとティアナの初訓練を見ているが(StrikerS漫画版Episode-4)、それを覚えているかどうかは不明。
機動六課では、ライトニング分隊所属のガードウィングとしてスバルとともに前衛を勤める。なのは達の教導を受け、高い機動力と魔力資質を生かした突撃・殲滅型として(StrikerS漫画版Episode-8)少しずつ完成に近づいていく。また、出動時以外にはフェイトの捜査任務を手伝ったりもしている(StrikerS SS02)。かなりの大食いで、食事時にはよくスバルとともに大盛りの皿をつついている。また、第19話以降、正規の訓練とは別にシグナムから個人的に訓練を受けるようになる。そこから学んだ剣技と付与強化、さらにフェイトから学んだ高速機動と電撃魔法、ヴィータから学んだ近接技術とグラーフアイゼンから継承された推進機構を、なのはが底上げ・統合しつつ、チャージドライブをつける形で鍛えた。結果的にフォワード陣の中で最も多くの人物に師事したと言える。
六課に配属して初めて顔を合わせたキャロとは、最初はお互いの性格もあって遠慮しがちだったものの、スバル、ティアナの介添えもあって少しずつ交流を重ね、親密になっていく。休暇の際にはシャーリーの製作した「デートプラン」に沿って二人で遊び歩く微笑ましい姿もあった。
非常に生真面目で素直、かつ常識的な性格で、親しくなるにつれて何かと天然気味な一面を見せるようになったキャロには、いろいろと気苦労が絶えないことも(StrikerS SS01、他多数)。
その出生には秘密があり、戦闘を監視していたスカリエッティは「プロジェクトFの残滓」(第5話)と呼び、本人も「プロジェクトFはまだ続いている」(第13話)と反応を見せる。そして第17話にて、富豪である「モンディアル家」の両親が自分たちの息子の死を受け入れられず、当時すでに違法研究とされていた「プロジェクトF」に縋って生み出した特殊クローンであることが明かされた。本物のエリオ・モンディアルは病気で既に死亡している。
その事実を突き止めた研究機関の人間によって両親と引き離され、その際両親が事実を突きつけられた途端に抵抗を諦めてしまったこと、また研究施設での非人道的な扱いから、一時期は重度の人間不信に陥る。研究施設にいた頃は完全に監禁された状態で「星すら見たことが無かった」との事。フェイトによって管理局の保護を受けてからも荒みきっていたが、魔法を行使して暴れるエリオに対して保護責任者になる前のフェイトが文字通り体を張って説得する(第24話・StrikerS漫画版Episode-9)。その真摯な説得と説得内容を体現するかのような彼女の献身をきっかけに急激に立ち直っていく(それらの経緯ゆえにキャロとは面識を持たなかった)。
第10話では、地上を歩きながら地下水道でヴィヴィオが立てた物音にただ一人気付いており(周りの人物は勿論隣にいたキャロもまったく気付いていなかった)、感覚が鋭敏なところをみせている。
機動六課隊舎が襲撃された際に連れ去られるヴィヴィオを目撃し、過去の自分と照らし合わせて激昂。ガリューと一撃を交え手傷を負わせるも、直後にディードに背後から撃墜され、キャロに救出される。(第17話)
ゆりかご戦ではキャロと共にルーテシアの説得にあたり、ガリューや地雷王と交戦する(第24話)。ルーテシアを保護した後は、崩壊するスカリエッティラボに残っていたフェイトの救出にあたる(第26話)。
事件解決後はフェイトからキャロと共に学校に通わないかと持ちかけられていたが、辞退している。
機動六課解散後は自然保護隊に希望配属、キャロと共に竜騎士として密猟者の摘発や自然保護業務にあたっている。また、ルーテシアと友人の関係となっている模様。
使用デバイスは槍型のアームドデバイス「ストラーダ」。
名前の由来は、おそらくスズキ(日本の自動車メーカー)の「エリオ」と、フェラーリの「モンディアル」。
主な使用魔法
ソニックムーブ(第2話、第12話、第26話)
サンダーレイジ(第17話)
紫電一閃(第24話)

・キャロ・ル・ルシエ(Caro Ru Lushe)
CV:高橋美佳子
出身:第6管理世界 アルザス地方少数民族「ル・ルシエ」
所属:時空管理局本局 古代遺物管理部 機動六課 ライトニング分隊(以前は時空管理局辺境自然保護隊所属保護官アシスタント)
階級:三等陸士→二等陸士(第26話エピローグ後)
役職:ライトニング分隊フルバック
局員ID:KVM066530-036561632
コールサイン:ライトニング04
魔法術式:ミッドチルダ式・陸戦C+→総合A+ランク(第2話以降:第26話エピローグ時点)(特記事項:竜召喚)
StrikerS本編では10歳で、機動六課フォワードの中では最年少(機動六課全体での最年少は、作られてから8年=8歳のリインフォースII)。 エリオと同じくフェイトの保護下にあり、同じくライトニング分隊の配属。
第6管理世界アルザス地方の少数民族「ル・ルシエ」の出身。
特殊技能「竜使役」を持つ竜召喚士で、フリードリヒとヴォルテールの二騎を従えている。魔導師としては、補助系魔法、とくにブースト系が得意。またヒーリングの魔法も使用できる(StrikerS漫画版Epiode-7)。ただし本人の直接的な戦闘力は低い。
6歳にして白銀の飛竜を従えるほどの召喚術の才能をみせたが、それ故に危険として(強い力は争いと災いしか呼ばないとされた)部族から追放されたという過去を持っている。部族から追放されるときに、「黒き火竜の加護を受けている」と告げられている。
その後、管理局に保護されるが、強力だが制御できない力を局でも持て余していたところで、フェイトが引き取って面倒を見ることになった(第5話)。保護された当初は怯えたままで笑うようになるまで時間がかかった模様(StrikerS漫画版Episode-9)。その頃すでに物心ついていたこともあって、キャロからすればフェイトは母というより「お姉さん」のような存在らしい。(第14話)
幼くして一ヶ所に留まることを許されず、各地を転々としてきたためか、「居場所」というものに深い思い入れがある模様。
新暦74年時点では、管理局嘱託自然保護官アシスタントの召喚魔導師として、自然保護隊に所属していた。この時既に召喚魔術師としてはかなりの腕前で、鳥獣使役はお手の物、と上司に高い評価をされている。
エリオ同様、機動六課にはフェイトの力になりたい一心で自ら志願し、配属された。
機動六課ではライトニング分隊所属のフルバックとして、ティアナとともに後衛で仲間の各種サポートを担当する。また、なのはの厳しい教導によって本人の身体能力もかなり高まっている模様。(StrikerS漫画版Episode-10)
同じくフェイトに保護されたエリオとは、「機動六課」に配属となるまで面識がなかった。その為当初はエリオと殆ど会話が無く、ティアナとスバルから揃って「もっと喋った方がいい」とアドバイスを受けるほどだった(StrikerS漫画版Episode-8)。現在はかなり親しくなっており、当初心配していたスバルとティアナにも「最近すっかり仲良しだよねえ」と評されるほど(StrikerS漫画版Episode-9)。
これまで同年代と一緒に過ごしたことがなかったため、「親友」や「コンビ」の関係に憧れている。そのためチームメイトで同年代、そして同じくフェイトの保護を受けたエリオと親しくしようと努めているが、女の子としての羞恥心が薄いこともあって、エリオからするといささか過剰なスキンシップとなることもある(StrikerS SS01、他)。
真面目で素直だがどこかおっとりした性格で、本編初登場時にいきなりエスカレーターで足を踏み外し落ちかけたほか、第6話で訓練後ケリュケイオンを待機モードに戻し忘れたり、StrikerS漫画版Episode-6で自然保護隊の同僚に「転ばないでよー」と呼びかけられているあたり、多少うっかりの傾向もあるようだ。また、まだまだ子供っぽい面も強く、第15話の食事シーンではエリオに苦手なニンジンを渡そうとしていた(直ぐ真後ろで好き嫌いを注意されるヴィヴィオの様子を見て渡すに渡せなくなってはいたが)。
第17話ではデバイス「ケリュケイオン」を過負荷限界まで行使し、ティアナの幻術魔法を強化した。
かつての経験から「竜使役」本来の力を発揮することを恐れていたが、第5話でエリオの危機に際して自身と向き合い、フリードリヒの能力を解放。第17話では炎に包まれた「自分の居場所」である六課隊舎を目の当たりにし、激情から真竜・ヴォルテールを召喚、ガジェット群を一掃した。
第24話ではルーテシアの究極召喚・白天王に対抗する形で再びヴォルテールを召喚する。また、この頃から射撃魔法、特に「複数射撃及び制御」に関しても才覚を発揮し始め、自身でも射撃魔法を行使して攻撃するなどの行動が見られた。
事件解決後は暇を見つけてはエリオと一緒に海上隔離施設にいるルーテシアに会いに行っていたが、ルーテシアのマイペースさに2人揃って多少振り回されていた模様。(StrikerS SS04)
機動六課解散後は元いた自然保護隊に復帰、竜召喚士としてエリオと共に自然保護隊の任務に従事している。
六課在籍時の教育が「あえて特定方向に偏らせない」という方針のおかげで、後衛型としてバランスの取れた魔導師になっている。
使用デバイスはグローブ型のブーストデバイス「ケリュケイオン」。
名前の由来は、おそらくマツダ(日本の自動車メーカー)の軽自動車「キャロル」(1989年から1997年までは、マツダではなくオートザムで販売されていた。)
主な使用魔法
錬鉄召喚(第3話、第11話)
ブーストアップ・アクセラレーション(第4話、第26話)
竜魂召喚(第5話、第8話、第17話、第21話)
ブーストアップ・ストライクパワー(第5話)
シューティング・レイ(第21話)
ブーステッドプロテクション(第24話)
竜騎召喚(第17話、第24話)
竜使役
ブラストフレア(第3話、第11話)
ブラストレイ(第5話、第24話)
ギオ・エルガ(第17話、第24話)

・フリードリヒ
CV:高橋美佳子
初登場:StrikerS漫画版Episode-6/StrikerS第2話
キャロの使役竜。通称フリード。
通常は、ボストンバックに入るほどの大きさで、ティアナなどに「チビ竜」と呼ばれているが、その真の姿は、翼長10メートル以上の堂々たる大きさの竜で、「白銀の飛竜」と呼ばれる。ただし、キャロの「竜魂召喚」の魔法を受けないと、本来の姿にはなれない。
普段は「キュクルー」という鳴き声で反応しており、人の言葉は喋れないがどうやら人語を理解していると思しき反応を見せる事があり、知能はかなり高いと推測できる。
キャロによって卵から育てられたらしい(第10話)。その為若齢竜の部類に入る。
6年前、キャロが里から追放されるときにはもう側にいたことから、産まれたのはそれ以前と思われる。
ドイツ語(ベルカ)風の名前である。 名前の由来は恐らく、18世紀のプロイセンのフリードリヒ2世(フリードリヒ大王)、あるいは19世紀のドイツの哲学者、フリードリヒ・ニーチェだと思われる。
いずれの場合でも、綴りは、「Friedrich」。なお、ホンダ・フリードは、本放送終了後に名称が発表されたもので偶然の一致、あるいは雑誌における開発時のスクープ記事からこの名称を採用したものと思われる。
掲載整理の都合上、ここに分類する。

・ヴォルテール
初登場:StrikerS第17話(第10話で名前のみ登場)
アルザスの土地に単体生息する稀少古代種で、「真竜」クラスの巨大個体。
稀少古代種は総じて長命で、広大な土地に単体~ごく少数で生息。
現在の人間の科学・魔法を含む理解力では計りきれない能力や行動様式を持つものも存在する。
近隣の原住民の信仰対象になることも多く、ヴォルテールはアルザスにおいて「大地の守護者」として畏敬されている。
アルザスの守護竜で、巫女であったキャロについた。長老の言っていた「黒き火竜」のことらしい。
第10話のキャロとエリオの会話の中で名前のみ登場した。
ただし、StrikerS漫画版Episode-8(第3.5話)で、なのはははやてとの会話の中で、キャロについて「二騎の竜召喚を切り札に」と述べていることから、その存在を知っており、当初から戦力として計算に入れていることを伺わせている。 第17話にて初召喚、かなり強力な砲撃を持ち、一撃で上空のガジェット群を粉砕した。
本来の召喚は長い詠唱制御によって為されるものであるが、キャロが危機に瀕した際は詠唱をカット、キャロが意思を込め呼ぶ事によって召喚される(17話の召喚がこれ)。
更に状況が逼迫した場合は呼ぶ必要すら無く現れる。これはキャロの巫女としての資質であると同時に、ヴォルテール自身の意識によるものである。
体長は約15メートルとかなり大きく、フリードリヒの本来の姿を軽く超える大きさであった。腕のようなものがあり、二足で立つこともできる。
フランス語(アルザス)風の名前。名前の由来は恐らく、フリードリヒ大王の啓蒙思想の師でもあった、18世紀のフランスの哲学者ヴォルテールだと思われる。
その場合の綴りは、「Voltaire」。
上記と同じ理由でここに分類する。

ロングアーチ

・リインフォースIIツヴァイ(Reinforce Zwei)
CV:ゆかな
出身:第97管理外世界「地球」極東地区日本・海鳴市
所属:時空管理局本局 古代遺物管理部 機動六課 ロングアーチ
階級:空曹長
役職:部隊長補佐/副隊長補佐/前線管制
局員ID:XTF01253-015231777
魔法術式:古代ベルカ式・総合A+ランク
八神はやて自らが創った人格型ユニゾンデバイス。その際関わったマリエルに全幅の信頼を置いている。闇の書/夜天の書の機能としての「管制人格」だった初代リインフォースと異なり、リインフォースIIは彼女自身が人格型のデバイスである模様。身長約30cm。新暦71年の空港火災の時点では空曹。(第2話)
本編では単に「リインフォース」または「リイン」と呼ばれており、一人称も「リイン」だが、フルネームを名乗るときは「リインフォース・ツヴァイ」と言っている。なお、「ツヴァイ」はドイツ語でZwei、「2」の意味。 はやてにとっては今でも「うちの末っ子」扱い。ヴォルケンリッターの面々からも妹のような扱いを受けており、特に年齢設定の近いヴィータとは仲がいい。
まだまだ成長途上のせいか、よく食べてよく寝るらしい。はやては、鞄様のリインフォースII専用の移動寝室(通称「おでかけバッグ」)を持っている。(第3話)

A'sからの変更点として、はやてに対する呼び方が挙げられる。A'sでは「マイスターはやて」と呼んでいた。一方、StrikerS漫画版時点では、はやてのことは、任務中は「マイスターはやて」、プライベートでは「はやてちゃん」と呼び分けている様子だった。StrikerS本編では「はやてちゃん」になっている。雑誌記事によると、自らが甘えたい相手に対してちゃん付けをするとのことであり、他にヴィータが同様に呼ばれている。また、瞳の色が、A'sでは黒色だったが、StrikerSでは濃青色になっている。
かつて「闇の書」と呼ばれ、無数の悲しみの果てに得た主、はやてによって温もりと新たな名を与えられつつも、はやてのために闇の書とともに消えていったその管制人格「リインフォース」の名を受け継いでいる。受け継いだ当人も、はやてや騎士達から語られる自分の名前の由来に深い思い入れがある模様。なお、先代のリインフォースとは直接の面識は無いが、先代が遺した「夢」を通じて先代の姿を見て、言葉を聞いている(StrikerS SS03)。
その真価は、適合する騎士(ロードと呼ばれる)との融合による飛躍的な能力向上にあるが、単身での魔法使用も可能で、凍結・冷却系魔法を重点的にに習得している。これは資質や得意としているためではなく、機動六課メンバーおよび守護騎士に使い手がいないためである。
ユニゾンははやて以外にシグナム、ヴィータとも可能で、第16話ではヴィータ、第21話ではシグナムとユニゾンしていた。ユニゾン後は、共通して騎士服、髪、瞳などが白系統の色に変化している。
また、普通の子供くらいの大きさ(エリオやキャロと同じくらい)になることが可能(StrikerS SS01)。海鳴市など、魔法の存在しない世界で行動するときはその姿をとる。StrikerS SS01でははやてが9歳のときに着ていた服(A'sSS02レーベルで着ていた服)をそのまま着ていたので、おそらくA's時のはやてとほぼ同じくらいの身長だと思われる。本人によると「燃費があまりよくない」ため、普段は小さいままでいるほうが楽らしい。
機動六課では、後衛においては各種管制を始めとしたはやての補佐を勤め、前衛においては現場管制のほか、各分隊の副隊長を支援する。職場では「ちっちゃい上司」として親しまれている。はやてとは別行動をとることが多く、ユニゾンの機会はあまりなかった。通常、人の目線から肩くらいの高さで浮遊していることが多い。六課設立前、ミッドチルダにおける空港火災の際にはゲンヤに協力して現場管制に努めていた。
地上本部襲撃戦ではヴィータとユニゾンし、ゼスト・アギトと戦うもゼストのフルドライブの一撃からヴィータとグラーフアイゼンをかばって防御魔法を展開、その負荷により一時意識不明の状態に陥った(DVD6巻ブックレット)。
ゆりかご起動後の決戦では、シグナムと共に本部防衛にあたっていたが、アギト・ゼストとの交戦の後、シグナムと別れてはやての元に向かう。その後はやてとユニゾンしてゆりかごに突入、ヴィータを救出した後、開放されたガジェットの大群を蹴散らしながらなのはとヴィヴィオの救出に向かう。
最終話エピローグでは八神家の新たな一員としてアギトを迎え、元気に喧嘩していた。
六課解散後は資格取得に向けて努力をしている。(SSM3)
A'sエピローグ時、及びStrikerS漫画版Episode-1において剣十字型のデバイスから呼び出されている描写があり、もともとは闇の書の管制人格とおなじくデバイスの一部として作成されたものと推測される。後に分離が行われたらしく、StrikerS本編において剣十字のデバイスとは別々に行動している描写がある。
使用デバイスは、自らの一部といっても良いストレージデバイス「蒼天の書」。
蒼天をゆく祝福の風
主な使用魔法
柔らかき支柱(第1話)
フリーレンフェッセルン(第12話)
フリジットダガー(第12話、第17話)
リングバインド(第12話)

・シャマル(Shamal)
CV:柚木涼香
所属:時空管理局本局 古代遺物管理部 機動六課 ロングアーチ(以前は時空管理局本局の医療局所属)
役職:主任医務官
局員ID:XTF01241-015214282
所持資格:主任医務官 C-III種
魔法術式:古代ベルカ式・総合AA+ランク
はやての守護騎士ヴォルケンリッターの一員にして「湖の騎士」の二つ名を持つ。六課隊員からは「シャマル先生」と呼ばれる事も多い。
漫画版開始時点では、管理局本局付き配属。八神家がミッドに引っ越す際、細かい雑務を一任されている。
漫画版の台詞から推測すると、変身魔法などはヴィータ達より得意としているらしい。
A's時代から家事が苦手であることが示唆されている(A's漫画版Episode-3、A'sSS01)が、どうやら当時から現在に至るまで(本人は頑なに否定しているが)家事全般に渡って(特に料理)ドジっ子ぶりを発揮している模様(StrikerS SS01、03)。
機動六課では医務官を勤め、訓練や任務で生傷の絶えない隊員達の健康をしっかり管理しているほか、第7話のホテル・アグスタでの作戦では、ホテル内のはやて達に代わって実質的に作戦指揮を執っていた。おそらく、ヴォルケンリッターとして活動していた頃からの役割分担を、現在も暗黙的に続けているためと思われる。また、第17話では六課隊舎を襲撃してきた大量のガジェット群とナンバーズのオットー、ディードとの戦闘の末、負傷している。後に回復し、第23話ではクラールヴィントの能力を用いて結界担当のオットーを捕捉。ザフィーラと共に強襲をかけて捕獲する。
第19話でヴィータを検診した際、プログラムであるはずの自分達「守護騎士」に、システム面で障害が発生していることを指摘している。それは寿命を持たないはずの彼女達が人間のように劣化を続け、やがて自然消滅することを示唆していたが、ヴィータ共々その事実を静かに受け止めている。ヴィータはそのことに関して、「闇の書の一部だった頃から、心のどこかで望んでたこと」と語っている。
事件終了後は傷ついたなのはの「主治医」として彼女の体を管理し、無理をしがちな彼女を諌めるが、あまり言う事を聞いてくれず体の酷使もやめようとしないことを嘆いていた(StrikerS SS04)。
なお、ここで主治医をしていた事で、現在もなのははシャマルに頭が上がらず、「エースオブエースでも勝てない人」の一人に数えられている(クロニクル)。
使用デバイスは前作から変わらず、指輪型アームドデバイス・風のリングこと「クラールヴィント」。
主な使用魔法
探査魔法(第2話)
風の護盾(第17話)
戒めの鎖(第23話)

・ザフィーラ(Zafila)
CV:一条和矢
所属:時空管理局 本局古代遺物管理部 機動六課 ロングアーチ
役職:なし(特定の役職を持たず、部隊員を影から守っている)
局員ID:XTF01241-015214283
魔法術式:古代ベルカ式・ランク非所有(推測AA相当)
所持資格:要人警護/広域防御AAA
はやての守護騎士ヴォルケンリッターの一員。「盾の守護獣」の二つ名を持つ。
StrikerS漫画版開始時点では、はやてかシャマルのボディーガードをしていた。
機動六課では特定の役職を持たず、六課隊舎の留守役や、隊員達の護衛を最優先する。ヴィヴィオが来てからは専らヴィヴィオの側にいる。相変わらず寡黙で、前作以上に「影」に徹しているStrikerSではほとんど台詞がないが、八神家で集まる際は常にそこに居る。
子供に好かれる性質は海鳴時代と変わらないが、しゃべっても問題ないミッドチルダでは気楽な様子である。
StrikerS本編では獣の姿で通しており、同じ六課のエリオとキャロですら、第7話まで彼が喋る事ができる事さえ知らなかったほど。
ちなみにStrikerSトレカN24裏面には、本編では見ることの出来なかった人型形態の立ち絵がある。
第17話でガジェット群やナンバーズのオットー、ディードの襲撃を受け、シャマルと共に善戦するものの撃墜され、負傷。比較的早く目を覚ましたようだが、アルトらに頼まれて眠りつづけるヴァイスの傍に付く。第22話にてヴァイスが目覚めた後、過去を悔いる彼に守護獣としての姿勢を見せ、「なすべきことがある」と重傷の身で再び立ち上がる。
第23話、ティアナを隔離し、野戦指揮をとっていたオットーをシャマルと共に捕獲する。
なお、この時に過剰に回復魔法をかけて身体をごまかしてたツケにより通院生活を余儀なくされた。
事件終了後は108部隊への出向が多く、ギンガからは捜査に関して師事されている。(SSM3)
主な使用魔法
鋼の軛(第2話、第7話、第23話)

・ヴァイス・グランセニック(Vice Granscenic)
CV:中村悠一
出身:第4管理世界カルナログ
所属:時空管理局 本局古代遺物管理部 機動六課 ロングアーチ(以前は航空武装隊第1039部隊→ミッドチルダ首都航空隊 運輸部第2班)
階級:陸曹→陸曹長(第26話エピローグ後)
役職:ヘリパイロット
局員ID:EMB02720-063329487
所持資格:ヘリ操縦(A級ライセンス)/普通自動車免許
魔法術式:ミッドチルダ式・B+ランク
ヘリ操縦資格の最高位(A級ライセンス)を保有する、機動六課の足ともいうべき新型ヘリ「JF-704式」のパイロット。StrikerS本編では24歳。
8年前の武装隊入隊時からシグナムの部下。この縁で八神家一同とも顔見知り。また、機動六課にはシグナムの推薦で参加している。漫画版に初登場した時点で既になのはと面識があり、「おもしろい」と評されていた。また、アルトとはその頃、同じ部隊のパイロットと新米整備員という関係にあった。
武装隊出身ということで元は魔導師だったが、「ある事件」をきっかけに前線の魔導師から身を引き、ヘリが好きだったことでヘリパイロットになった。武装隊に所属していた頃は、魔力量こそ少ないものの(本人曰くティアナの半分以下)、アウトレンジからの狙撃手としてエースと呼ばれる程の腕前だった。
遠距離狙撃の練度はかなり高いが、前線魔導師のような移動能力も、攻撃に耐えるバリア能力も持たず、誘導弾すらほぼ使用できない。
StrikerS漫画版Episode-7でシグナムが「運搬が主な任務」であると告げた後に「お前の腕からすれば物足りなくはあるかもしれんが」と漏らした事から、シグナムの下で輸送ヘリ以外を操縦した経験があると推測される。
機動六課では、主に隊長達を含めたフォワード要員の輸送や、本局へ向かうはやての護送などを主任務としている。闊達で気配り上手な性格から六課新人達にとってはいい兄貴分となっている。また、自分と同じ射撃タイプの魔導師であるティアナを何かと気にかける一面もあった(第8話、他)。
武装隊時代、狙撃任務で犯人ではなく人質にとられた妹ラグナの左目を誤射してしまうというミスを犯してしまう。非殺傷のスタン設定を施してはいるが、高速狙撃である為弾丸強度が高く、柔らかい眼球に被弾した事でラグナは失明。この事に対する自責の念がトラウマになって武装隊から身を引いた。事件以来、ラグナに対し深い罪悪感を抱え、距離を置き続けている。
なお、ラグナとの関係は最終的に修復されたようで、エピローグの写真では、ラグナの横で屈託なく笑っている姿が確認できる。
第17話で隊舎が襲撃された折には防衛戦闘に参加。非戦闘員を守る最後の壁として汎用デバイスを手に戦った。この戦闘では、魔法発動の補助がない汎用デバイスで多重弾殻弾頭を瞬時に形成、それを正確かつ迅速に撃ち続けることでガジェットの攻勢を阻みつづける等、エースとよばれた実力の片鱗を見せている。
多数のガジェットを破壊するものの、射線の先にルーテシアが現れた際にかつてのトラウマが目覚めてしまい、引きがねを引けないまま為すすべなく撃破され、重傷を負う。かなり深刻なダメージを受けたらしく、目覚めるまでに一週間を要した。第22話で目を覚ますものの、お見舞いに訪れたラグナとまともに接することができず、ラグナが退室した後、ザフィーラに対し自身の苦悩を漏らしている。
第23話から再びストームレイダーを手に取り、三機目の青いJF704式を用いて上空からのガジェット狙撃を行う。第24話ではその手腕を発揮してティアナの影にいたディードをティアナの髪をかすめる射線で狙撃、ディードに命中しティアナのピンチを救う。
第26話ではJF704を操りゆりかごに接近、ストームレイダーによりヘリの操縦を行いながら接近するガジェットII型を次々撃ち落し、外壁にいたIII型を狙撃し救出部隊の突入口を開く。
なお、この際ヴァリアブルバレットを使用したが、弾殻生成に3発のカートリッジロードを必要としており「魔力値は低い」という事が事実であることがわかる。
この際、過剰な治癒魔法で怪我を誤魔化して無理やり戦場に向かっていたため、その後長い通院生活を余儀なくされた。(StrikerS SS04ブックレット)
機動六課解散後は、アルトと共に地上本部ヘリパイロットとして勤務しながら、返納していた武装局員資格を再取得し、武装局員としても勤務できるようになった。その為、武装隊の緊急任務の際に指名を受ける事が多いとのこと。
使用デバイスはセミオート式対人狙撃銃のような外見のインテリジェントデバイス「ストームレイダー」。
誤射事件後はデバイスとして手に取る事を拒んでいたが、JF704式の管制デバイスとして、自ら申請を行い搭載するなど、傍には置き続けていた。
名前の由来は、おそらくルノー(フランスの自動車メーカー)のミニバンである「グラン・セニック」。

・シャリオ・フィニーノ (Shario Finieno)
CV:伊藤静
出身:ミッドチルダ東部
所属:時空管理局本局 古代遺物管理部 機動六課 ロングアーチ(以前は本局執務官補佐)
階級:一等陸士
役職:通信主任兼メカニック(デバイス担当)
局員ID:FCX08430-042805689
コールサイン:ロングアーチ01
所持資格:メカニックマイスター(ネットワークハードウェア)/A級デバイスマイスター/1級通信士/普通自動車免許
愛称「シャーリー」。グリフィスの幼なじみで眼鏡っ娘。17歳。
空中、地上管制官の役もこなすメカ好きの通信士で、自称メカニックデザイナー。デバイスの作成・管理を行なえる「デバイスマイスター」の資格を持つ。
第四陸士訓練校通信科卒業生。
最初になのは達と出会ったのは、新暦71年4月の最初のレリック事件のとき。その1年後、新暦72年5月頃から、フェイトの希望指名で、執務官補佐として直属の部下となった。そのため、エリオとも顔見知りで、陸士訓練場の見学にきたエリオの世話を見たりしていた(StrikerS漫画版Episode-4)。この際フェイトが、シャリオを自分の補佐につけた事について「優秀ですから」と発言しており、執務官の仕事が法務と事件捜査担当であることも考えると、かなり多才のようである。なお、補佐としての役割は渉外・事務担当で、前線には出ない。
フェイト曰く「会話する相手に気を張らせない、心許せる空気を作り出すことに関してこの子は天賦の才を持っている」(StrikerS SS02ブックレット)
機動六課では、通信主任と共にデバイス関連の整備や作成などを手がけている。ヴァイス曰く「メカオタ眼鏡」。第10話にて各員のデバイス調整で忙しくなると「忙しいですねー。楽しいですねー」と嬉々として言ってのけたり、StrikerS漫画版Episode-7でも「デバイスルームの最終チェックとかいろいろやることが山積みでー♪」と楽しそうに言っていたりと、生粋のメカフェチであることが伺える。マッハキャリバー、クロスミラージュは彼女の手によるものであり、機動六課隊員のデバイスの調整を一手に引き受けている。
また、ライトニング隊長フェイトの副官として、執務官としての活動を補佐している。(StrikerS SS02、第6話)
フェイトが「シャーリーの辞書には人見知りという言葉が載っていない」というほど人懐っこい性格で、人間関係が豊富らしい。 それを生かし、なのはの過去を明かすことで、コミュニケーション不足から起こったティアナ達の反発を解いたり(第9話)、エリオ、キャロとのすれ違いに悩むフェイトに助言したりと活躍をみせる(StrikerS SS02)。六課において、隊長たち上部メンバーと新人たちに同じように接し、時に橋渡しすることのできる稀有な存在。
第3話からは、機動六課の新人隊員の訓練サポートをおこなっていた。
StrikerS SS01にて、はやての胸揉み行為に対して、敢然と揉み返して戯れたという武勇伝が明かされた。また第10話では、休日に一緒に外出するというエリオとキャロのために外出プラン(実質デートプラン)を作ってあげたりもしている。
常に明るく楽天的に振舞っているが、根は真面目で責任感が強い性格。第18話では負傷した身で、隊長陣が留守の六課隊舎とヴィヴィオを守りきれなかったことを涙ながらに謝罪していた(無論誰も責めはしない)。
機動六課解散後は執務官補佐としてフェイトと共に本局に復隊する。ティアナが一緒に補佐官になったことで時間が空き、知人達のデバイスの改造案やオプション案の構想にも着手している。
StrikerS SS04の後日談では、「同窓会実行委員会」会長として奔走しているらしい。
名前の由来は、おそらく三菱自動車(日本の自動車メーカー)のミニバンである「シャリオ」。

・グリフィス・ロウラン(Griffith Lowran)
CV:箭内仁
出身:ミッドチルダ東部
所属:時空管理局本局 古代遺物管理部 機動六課 ロングアーチ(以前は航空武装隊第2038部隊所属管制司令補)
階級:准陸尉
役職:交替部隊責任者/部隊長補佐
局員ID:FCX08430-042803214
所持資格:会計管理士(I-A)/交通通信主任/1級通信士
A'sで登場したリンディの友人、レティ提督の息子。眼鏡。母親にそっくり。
StrikerS漫画版Episode-1で既にはやてと面識がある。はやての実力をある程度知っているような会話があることから、恐らくはやてがレティ提督の部下に配属された頃(A's本編終了後からエピローグより前)に知り合ったと思われる。
生真面目で礼儀正しい好青年だが、幼馴染のシャリオにはくだけた態度も見せる。
機動六課では、はやての副官として指揮官補佐を担当する。
はやてのいない時に指揮を取る役目で、第11話でシャーリーに的確な指示を出すなど、その指揮能力を発揮している。
また、六課内の風紀を正す役も任じているらしく、とある昼休みに六課メカニック達の間でお祭り騒ぎが起こったことを聞き、「あまり過ぎるようなら僕から注意しておく」と語っていた。(StrikerS漫画版Episode-10)
経理事務で頻繁にやりとりをしていたルキノとは仲が良い様子で、それを見たシャリオが意味ありげな笑みを浮かべている(StrikerS漫画版Episode-10、クロニクル)。
II種キャリア(一般キャリア)試験合格、内勤キャリアとして一般的な指揮官を目指している。StrikerS漫画版Episode-7でヴァイスが「お若い准陸尉殿」と評している場面があり、昇進速度はかなり速いようだ。
機動六課解散後は本局次元航行部隊に転属、事務官として艦船の事務業務を担当している。
名前の由来は、おそらくTVR(イギリスの自動車メーカー)の「グリフィス」。

・アルト・クラエッタ(Alto Krauetta)
CV:升望
出身:第3管理世界ヴァイゼン
所属:時空管理局 本局古代遺物管理部 機動六課 ロングアーチ(以前は航空武装隊第1039部隊→ミッドチルダ首都航空隊 運輸部第2班)
階級:二等陸士→一等陸士(第26話エピローグ後)
役職:整備員兼通信スタッフ
局員ID:DCA03990-072362212
コールサイン:ロングアーチ03
所持資格:機体整備I-A(モーターモービル/ヘリコプター)/ヘリ操縦(B級ライセンス)/2級通信士
StrikerS漫画版Episode-5時点では、シグナムの同僚の少女。この時ヴァイスとも一緒の部隊だった。
魔法能力はない内勤組。六課ではルキノとともに「ロングアーチ」スタッフを勤める。ちなみに六課に推薦したのはシグナム。
実ははやてが六課設立に際して用意した数多の「裏技」の一つで、「通信士として異動させ、戦闘機動が可能なパイロット」としてスカウトした。
通信士としての勤務中は視聴者にはルキノと混同されやすい。その場合の見分け方は髪の色が茶色の方。
ルキノとは通信士研修で知り合いになった。また、この研修の間にいくつか資格を取っているらしい。ヴァイス曰く「ナマイキな資格が並んでる」との事で、整備以外にも多方面に才能がある模様。ルキノともども専門職を志望しているらしく、将来的に出世して部下を従えたりすることが無いことをぼやいていた。(StrikerS SS02)
四人兄弟の下から二番目で、彼女以外はみな男。幼少の頃からそんな環境で育ったせいで、7歳くらいまでは自分が男だと思っていたらしい。それらにまつわる「恥ずかしい話」が多々あり、六課の若手メンバーの間で何故か広まってしまっていることを嘆いている。(StrikerS SS02)
スバルとは性格の相性がいいのか仲が良い。スバル達からすれば局員として「先輩」となり、シグナムにも自覚を持つよう促されていたが、勤務時間終了後にフォワード陣で集まり談笑する中にちゃっかりまじっていたり(StrikerS漫画版episode-9)、昼休みにスバルと組んでお祭り騒ぎを起こしたりしている(StrikerS漫画版Episode-10)。
整備員らしくメカ好きのようで、最新鋭ヘリの搬入にわくわくしている(StrikerS漫画版Epispode-7)。
漫画版Episode-7では「いずれヘリパイロットの資格も取る」と言っており、その後、資格を取得。19話以降、重傷のヴァイスに代わりヘリパイロットを勤めることになる。制服も陸士部隊のものではなく、輸送隊のものに代わっている。
第21話では追撃してくるガジェットII型を振り切ってスバル達を降下させ、第25話ではゆりかご内部に突入しようとするはやての元にリインを届けるなど、機動六課の作戦行動に貢献した。
ヴァイス復帰後も運輸隊の交代要員としての任務を継続していた。
機動六課解散後は、地上本部で正式にヘリパイロットとして採用され、ヘリパイロットとして任務に従事している。
名前の由来は、おそらくスズキの軽自動車「アルト」。

・ルキノ・リリエ(Lucino Liilie)
CV:ゆかな
出身:ミッドチルダ北部
所属:時空管理局 本局古代遺物管理部 機動六課 ロングアーチ(以前は次元航行部隊艦船「アースラ」所属事務員/通信士補)
階級:二等陸士
役職:経理事務兼通信スタッフ
局員ID:KHA04610-063329487
所持資格:会計管理士(I-B)/艦船操舵(L級)/2級通信士
元アースラの事務員で、クロノは元上官にあたる。実は漫画版Ep3にて、クロノとヴェロッサがレリックの検分を終えた後、封印処理を行うよう指示されているのはルキノである。
六課では「ロングアーチ」の一員として管制・通信を担当(StrikerS漫画版Episode-7では「情報処理を担当」と自己紹介していた)。司令部での仕事内容のせいで、視聴者にはアルトと混同されやすい。その場合の見分け方は髪の色が薄い紫色の方。
魔法能力はない内勤組。フェイトの推薦で六課に配属され、平時は経理事務をしている。
アルトとは公私にわたる友人で、共に任務に追われつつもそれぞれの目標に邁進している。給湯室でのティータイムがひそかな楽しみ。
StrikerS漫画版Episode-7でシグナムらに着任の挨拶をした時には緊張した様子であったり(その場にアルトが居ることを知ってホッとしていた)、アースラの事務員である事を紹介された時に照れたようなそぶりを見せるなど、ロングアーチスタッフの中ではやや内気な性格。相棒のアルトの社交性を少々うらやましく思っている(StrikerS SS02ブックレット)
三人兄弟の真ん中。家族は両親祖父母ともに健在で、祖父のみが元管理局の局員。(StrikerS SS02)
なお、彼女はこの家族の影響で「語り始めると止まらない(byアルト)」艦船マニアとなっている。
グリフィスに気があるそぶりを見せている(StrikerS漫画版Episode-10)が、これが所謂「恋愛感情」なのか、それとも「同好の士(グリフィスも艦船の話は「嫌いではない」為話が合う)」への親しみなのかは不明。
第19話以降、六課隊舎の壊滅に伴って廃艦寸前の「アースラ」を臨時本部としたことで、以前の職場でもあった「アースラ」にて、再びブリッジクルーとしてオペレーターを担当することに。
機動六課解散後は、本局次元航行部隊に転属し、事務官補としてグリフィスの補佐を務めつつ、操舵手補として艦船操舵手への道を歩んでいる。
名前の由来は、おそらく日産の「ルキノ」。
ルキノのキャラクターデザインには原案の都築氏は関わっておらず、キャラクターデザインの奥田氏に一任されている(メガミマガジン2008年1月号)。

・アイナ・トライトン
CV:高森奈緒
機動六課の寮の寮母。寮の掃除や管理を担当している。33歳。
なのはやフェイト達が不在の際は、彼女がヴィヴィオの世話をしている。その為ヴィヴィオには「アイナさん」と呼ばれ懐かれている。
ヴィヴィオの面倒を見ることを自ら志願し、自身の子育て経験を生かして接している。(StrikerS SS02ブックレット)
機動六課解散後は、なのはとヴィヴィオの要請によって、高町家のホームキーパーに転職。ヴィヴィオの相手を続けている。
名前の由来は、おそらく三菱の「トライトン」。

重要人物

・ヴィヴィオ(Vivio)
CV:水橋かおり
第10話で、何かから逃げるように鎖で繋がれたレリックを引きずっていたところを休暇中のエリオとキャロによって確保、保護。更に紆余曲折の末、そのまま機動六課に保護された少女。
その後の検査で人造生命体であることが確認された。このため正確な年齢は不明ながら、4部作より逆算すると6、7歳相当と思われる。
右目が翡翠、左目が紅玉のオッドアイなのが特徴。これは古代ベルカにおいて「聖者の印」として尊ばれていた。

ヴィヴィオが入っていたと思しき生体ポッドが発見された現場の周辺には、ガジェットドローンI型の残骸が確認されている。
また、発見前後に6体の活動停止がスカリエッティに報告されているが、その時点では管理局やナンバーズなどのレリックに関わる第三者による介入の形跡はない。
また、スカリエッティからはSランク相当の砲撃でも死ぬことはないと語られていた。それは古代ベルカ王族の持つ固有スキル「聖王の鎧」による事からの推測であろう。
機動六課に保護されてからは、なのはに懐いて離れようとしなくなってしまい、なのはが困る姿を見たはやてに「エース・オブ・エースにも勝てない相手がいる」と言わしめた。
第13話時点での管理局側の検査結果では、魔力は平均以上ではあっても普通の子供の域は出ず、その時点では特別な能力は確認されていないとされたが、人造生命体であるがゆえに未知の潜在能力を危険視されていた。エリオ曰く「プロジェクトFはまだ続いている」。
第14話にて保護責任者になのは、その後見人にフェイトが付いてなのは達に預けられる事になった。六課壊滅前はなのはとフェイトの部屋で暮らしていた。
なお、なのはとフェイトの彼女に対する接し方は、それぞれの個性が現れている。また、なのはのことを「なのはママ」、フェイトのことを「フェイトママ」と呼ぶため、事情を知らないマリエルに2人の子供と誤解されたことも。
公開意見陳述会襲撃時に六課本部を襲撃したルーテシア一行により拉致され、スカリエッティによってレリックコアを移植されて聖王のゆりかごの起動キー「鍵の聖王」として用いられることとなる。
スカリエッティの言動から、「聖王の器」の呼び名の由来はこの起動キーとしての役割と判明し、かつて聖王教会から持ち出された聖骸布に付着していた聖王のDNAから生み出された存在の一つであると語られている(ただし、彼自身がヴィヴィオ創造に関与したという情報は無いため、スカリエッティ一味以外の勢力が創り出したものと推測される)。
第23話にてクアットロによるゆりかごへの強制連結と精神操作を契機としてレリックウェポン完成体、虹色の魔力光「カイゼル・ファルベ(Kaiserfarbe)」を持つ「聖王ヴィヴィオ」として覚醒、なのはと激闘を繰り広げることになる。
第24話ではなのはを圧倒しているシーンが映り、かなりの実力をもっている事が伺える。
設定だけでも、ゆりかご駆動炉からの魔力供給、聖王の鎧、高速データ収集による攻撃の無効化及び学習という高能力を有している。
この「聖王(覚醒)」状態では幼女の格好ではなく、17歳前後の少女の姿になり、服装も黒を基調とした服に変更、髪型がサイドポニー(制服なのはと同じ髪型)になる。この姿はヴィヴィオ本人の記憶にある「憧れと愛しさ、そして強さの象徴」である人物の影響が色濃く表れている。
この時に使用した魔法は基本的になのは・フェイトの二人が習得している魔法を使用している。これは保護されている間に学習した物で、実際に二人の出演している教材ビデオを視聴しているシーンがある(漫画版StrikerS Episode-10)。
また、出自に関しては最高評議会の意向が絡んでいる事も明らかにされた。この時彼女の「母親」についてのデータも少しだけ明らかになり、「古代ベルカ時代、約300年前の人物」との事。
この件については第25話で自身も気がついたようであり、幼女の姿は自分を保護し、魔力データの収集をさせる相手を探すのに有効な「手段」であり、本来は「兵器」であると涙ながらに語っている。
本来の魔力資質は古代ベルカ式では極めて稀な純粋魔力の射出・放出系だが、なのはやフェイトとの接触によって彼女達の保有魔法の他、格闘打撃に魔力を乗せるベルカ式の基本技術や腕にまとわせた魔力刃のような運用を学習し、使用している。 死闘の末、なのはのスターライトブレイカーex-fbによって埋め込まれていたレリックコアが破壊され、本来の子供の姿に戻り、再びなのはによって保護される。なお、この聖王状態の時に起きた事は姿が戻った現在も覚えている。
エピローグでは正式に親をなのはとして、苗字が付き「高町ヴィヴィオ」となり、不明だった年齢が6歳(保護時5歳)で確定された。また、本人の希望により他の子供達と同じように聖王教会系列の魔法学院に通学する事になる。
魔法適正がベルカ系統ながら、ミッド式の両親の影響が大きい事から、魔法を学ぶ時にどちらを覚えるかは周りに興味を持たれている。
また、年頃の少女らしく読書・料理・スポーツ等の全くの別分野にも興味を持っている。
なお、無限書庫での読書のためにユーノから読書魔法・検索魔法を習得している。(SSM3)
後に、無限書庫の司書資格も取得している。また、無限書庫はなのはとの待ち合わせ場所にもなっているほど。
好きな飲み物はキャラメルミルク(なのはの手作り)で、嫌いな食べ物はピーマン。
ただし、ピーマンに関しては事件終了後3カ月くらいで克服を遂げている。(SSM3)
名前の由来は、おそらく富士重工業の軽自動車「ヴィヴィオ」。
主な使用魔法
セイクリッドクラスター(第25話)
インパクトキャノン(第25話)
プラズマスマッシャー(第25話)
プラズマアーム(第25話)

陸士108部隊

・ゲンヤ・ナカジマ(Genya Nakajima)
CV:大川透
出身:ミッドチルダ西部エルセア
所属:時空管理局 陸上警備隊第108部隊
階級:三等陸佐(4年前→現在)
役職:第108部隊長
スバルとギンガの父親。新暦71年の空港火災にスバル達が巻き込まれたのは、彼に面会に来る途中のことで、彼自身も途中から現場に駆けつけ、はやてに代わって応援部隊の指揮を執っていた。
新暦72年時点から、時空管理局陸士108部隊長。
本人の気持ちの中では、二人の娘を局員にはしたくなかったらしい。
妻クイントの事故死に疑問を抱き、地道な捜査を続けていたが、亡き妻との約束で2人の娘を育てる時間を優先した事もあり、告発できるほどの確証には至っていない。はやてがゲンヤの部隊に捜査を依頼したのはそれに気を回してのこと。
はやては、前述の空港火災の後、一時期ゲンヤの部隊で研修をしていたことがあり、ゲンヤのことを「師匠」と呼んでいた(第6話)。 本編中では、そういう個人的な関係もあって、部下(カルタスとギンガ)を機動六課の捜査協力にあてることになる。
また、はやてが個人的な内容の相談に訪れる事もある(StrikerS漫画版Episode-13)。
事件後は更正組戦闘機人の世話をギンガと共にしており、新たに増えた「7人の子供達」を見守っている。
また、チンク・ノーヴェ・ディエチ・ウェンディの正式な保護者となっている(他の3人はカリム・シャッハが名乗り出た)。(DVD全巻購入特典カード)
スバルの話によると、先祖は第97管理外世界(つまりなのは達と同じ世界)の出身だが本人は行った事がないそうだ(第6話)。
StrikerS SS01によると魔力資質はゼロとのこと。

・ギンガ・ナカジマ(Ginga Nakajima)
CV:木川絵理子
出身:ミッドチルダ西部エルセア
所属:時空管理局 陸上警備隊第108部隊→機動六課(出向)
階級:陸士候補生(4年前)→二等陸士(3年前)→陸曹
役職:捜査官
局員ID:JMB036233-032264523
魔法術式:近代ベルカ式・陸戦Aランク
所持資格:捜査官/2級通信士
スバルの2歳年上の姉で、陸戦魔導師。17歳。スバルにとって母親代わりでもあり、格闘技術(シューティングアーツ)の師でもある。
スバルと同様に騎士ではなく魔導師で登録している。
第11話ではフォワード隊と合流した際に「ここまでのガジェットはほとんど叩いてきたと思うから」とあっさりと言い、ガジェットIII型の砲撃を小型シールドだけで弾いた。続く11話Bパートから12話Aパート間で二度にわたりガリューと正面から激突、ほぼ互角の戦いを演じるなど、スバルの師にふさわしい実力を見せている。 第15話でのスバルとの模擬戦では激戦の末スバルに勝利し、スバルとほぼ同一の戦闘スタイルながら、まだまだ一枚上手な所を見せた。
スバルのイメージカラーが空色なのに対し、彼女のイメージカラーは紫。
新暦71年、陸士候補生だった彼女は妹のスバルと共に父親のところに遊びに行ったところで空港火災に遭遇、たまたまはぐれていたスバルを捜して建物の奥に迷い込み、崩落に巻き込まれかけたところをフェイト・T・ハラオウン執務官に助けられている。(第2話)。この13歳当時の身長は140cm程度(作画用設定資料)。
新暦72年時点から、陸士108部隊捜査官。当時の階級は二等陸士。(StrikerS漫画版Episode-4)
普段は大人びた風貌と態度だが、興味を持った事例を前に『質問→返答を待たずに再質問・意見』と言うトーキングモードに入ってしまい、ティアナに「やっぱ姉妹って似るもんだなぁ……」と言う感想を持たれている。(StrikerS漫画版Episode-6)
スバル同様、人工的に生み出されたナンバーズ達のオリジナルでもある戦闘機人実験体「タイプゼロ・ファースト」であり、クイント・ナカジマによって救い出された過去を持つ。故にゲンヤや亡母とは直接の血のつながりは無い。だだし、自分たちを救い出したクイントと遺伝資質が同一であり、何者かがクイントの遺伝子を用いて生み出した一種のクローンともいえる。
スバルとはあくまでも元となった遺伝子が同一というだけの便宜上の姉妹であるが、妹を想う気持ちは人一倍で、どんなときにもスバルを護る事を自分に課していた。(第2話、第23話、他)
本編中では、はやての要請に応える形で、ゲンヤによりカルタスと共に機動六課のフェイトの指揮下で捜査協力するように命じられ、第11話にて機動六課の新人フォワード陣と共闘。その後、第15話より正式に機動六課に出向となった。
第17話で、チンク・ノーヴェ・ウェンディと交戦し重傷を負い、チンク達に捕獲される。 この時、彼女は左腕をもがれて瀕死、言い換えれば「機能停止」状態であった。しかし、第19話にてスカリエッティによって蘇生・レリックをリンカーコアと強制融合させられるなどの改造後、「13」のナンバーを与えられ、レリックウェポン兼ナンバーズの一員としてスバル達の前に立ちはだかった。
スバルとの戦闘は、最初はギンガが圧倒するものの、第23話にて真っ向勝負の末スバルに倒され、本来の意識を取り戻す。
なお、操られていた間の事はおぼろげながら記憶にあるらしく、その事に関しては自身の未熟と不慮を猛省中。
第26話のエピローグでは、ナンバーズ達の更正プログラムに参加し、指導を行っていた。
捜査官としての職務にも復帰し、負傷のリハビリもしながら自身の技を磨いている。
使用デバイスは、ナックル型のカートリッジ式アームドデバイス「リボルバーナックル」の「左手」(詳細はリボルバーナックルの項を参照)と、機動六課から協力への感謝という形で支給された、スバルと同じローラーブーツ型デバイスである「ブリッツキャリバー」。
名前の由来は、おそらく「中島飛行機製作所」が生産(開発は海軍航空技術廠)した大日本帝國海軍陸上爆撃機「銀河」。
主な使用魔法
トライシールド(第11話)
ナックルバンカー(第12話)
ウイングロード(第12話、第15話、第22話、第23話)(インヒューレント魔法)
ディフェンサー(第15話、第23話)
リボルバーギムレット(第22話、第23話)

・ラッド・カルタス
CV:柿原徹也
所属:時空管理局 陸上警備隊第108部隊
階級:二等陸尉
役職:捜査主任
陸士部隊でのギンガの上官。捜査主任。はやてと面識がある。
はやてからの要請を受けたゲンヤの指示で、ギンガと共に機動六課と共同捜査を張る。
事件後はギンガ・ゲンヤと共にナンバーズ達の更正にも関わっており、ナンバーズ達からは「頼れるお兄さん」扱いで慕われている。
名前の由来は、おそらくスズキ(日本の自動車メーカー)の「カルタス」。

時空管理局地上本部

・レジアス・ゲイズ(Regius Gaiz)
CV:石原凡
出身:ミッドチルダ東部
階級:中将
役職:首都防衛隊代表/防衛長官
局員ID:GGP00691-003213243
所持資格:大隊指揮官/防衛長官/戦力統御/外交アドバイザー/文化遺産保護官

公式罪状:XAR117-24 法官吏による不法行為
犯罪行為:公文書偽造・管理義務違反
犯罪者ID:AG-X-99631-R963264475523-30
入局40年の大ベテラン、地上本部の数多くの実権を握り、多大な影響力を行使できる事実上の地上本部総司令。54歳。
第10話にて演説をしたのが初登場。シグナムの話によると古くから武闘派らしい。
第12話では、独自の見解で八神はやてとグレアムを「犯罪者」と定義し問題発言をしていた。しかし後述のとおり、現に罪を犯していたのはレジアス本人であった。
地上部隊に誇りを持つ年季を重ねた人物の様であるが、上記の犯罪者発言を筆頭に、口は相当悪い。しかし人望はそれなりに厚い。
また、本局や次元航行部隊(通称「海」)、聖王教会などとは組織運営に対する姿勢に根本的な違いがあり、カリムの預言書などレアスキルのことを嫌っている。
豪腕な政略家でクロノ曰く「優秀な人物で地上の正義の守護者」だが黒い噂が絶えない。しかし、武力強化によってミッドにおける犯罪増加率を抑え込む事に成功しており、治安維持の実力はある。
良くも悪くも管理局最高評議会からの信任があり、決して表沙汰にできない裏事情にも携わっている。バックボーンは非常に厚いと言えよう。
最高評議会と共に「アインヘリアル」と呼ばれる地上防衛兵器の生産計画を推進している。
しかし、地上側の戦力が少なくなる事に業を煮やしたレジアスは、人造魔導師や戦闘機人の戦力運用という、非人道的な犯罪行為に手を出し、スカリエッティと裏で手を組んだ。
このことに関して、ゼストとも深く決定的な因縁がある。元々レジアスとゼストは友人であったが、戦闘機人事件を追っていたゼストとその部下達(クイントとメガーヌを含む)を戦死させたのは上官だったレジアスではないかという疑念がゼストからかけられていた。作中の描写を見る限り、事後的に殺害を知らされただけで直接かかわってはいないようにも思えるが、彼の行動が招いた結果であるためか罪悪感は感じていたらしく第23話で「ゼストと会わなければならない」という趣旨の発言をしている。
ところが、スカリエッティに裏切られた彼は失意に沈むこととなった。
これまで守り続けてきた地上に、自ら破壊の火種をまき、これを未曽有の危機に曝した張本人になってしまったのである。
最期は、第24話でゼストに何かを語ろうとした所を、局員に化けていたドゥーエに背後から刺され死亡した。シリーズ通じて、話中におけるメインキャラ初の死者(※)。
※他の例としては、虚数空間に消えたプレシア・テスタロッサ(事実上死亡と思われるが、書類上行方不明)や、既に亡くなっているアリシア・テスタロッサ、クライド・ハラオウン、エリオ・モンディアル(本物)、ティーダ・ランスター、クイント・ナカジマがいる。
このように晩年は非常に落ちぶれたが、死後、戦闘機人事件の裏取引についてなどが知られ、凶悪犯罪に加担していたことが明るみになってもなお、過去の業績に対しては一定の評価がなされており、「不足した戦力で地上の平和を護り通した英雄」と認識する局員や一般市民も多い。

なお、レジアスには魔力資質は無い。(第24話)
名前の由来は、おそらくトヨタのミニバン「レジアス」。

・オーリス・ゲイズ(Auris Gaiz)
CV:桑谷夏子
出身:ミッドチルダ東部
階級:三佐
役職:防衛長官秘書
局員ID:GGP047110-063394681
所持資格:外交官/戦力統御補佐/会計管理士I-A

公式罪状:XAR117-24 法官吏による不法行為
犯罪行為:公文書偽造・会計偽装
犯罪者ID:AG-X-99631-R963264475523-32
レジアス中将の部下、副官でレジアスの娘。身長は約170cm。
レジアスはオーリスがこの職に就く事を反対していたが、父の反対を押し切りこの役職に就いた。
副官としては、「海」や教会への攻撃材料に使うため査察によって六課の失態を暴こうと考えるレジアスに対し、冷静に六課が何時でも切れるトカゲの尻尾に過ぎないと進言するなど、有能な人物である様子。
レジアスが推進する『アインヘリアル』や『例のプラン』といったオーリス本人が過ぎた力、と思うことも「あのお方が選んだ道」と肯定している。
はやての「過去」について知る所があるのか、レジアスがはやてを「犯罪者」と言った時、それを諫めると共に「(闇の書の罪を被ることまで含め?)それすらも彼女の望みなのでは」という趣旨の発言をしていた。
ファミリーネームが同じであり、第23話でレジアスが「オーリスの強情っぷりは小さい頃から変わらない」という趣旨の発言をゼストにしていた事、第24話では本人がレジアスに向け「お父さん」と言った事からレジアスとは親子である事が判明している。
事件後には、自身も裏取引に関わっていた為逮捕され、裁判にかけられている。
名前の由来は、おそらくトヨタの中型ハッチバック「オーリス」。

・ティーダ・ランスター
所属:時空管理局 首都航空隊
階級:一等空尉(6年前当時)
ティアナの兄。StrikerS本編においては故人。ティアナとは11歳離れている。
両親が早く死亡したティアナにとって唯一の肉親。執務官志望のエリート空士だったが、ティアナが10歳の頃(StrikerS本編から約6年前)に、逃走違法魔導師追跡任務に従事し、魔導師と交戦し殉職。享年21歳。
精密射撃魔法を得意としており、ティアナに射撃魔法を教えたのも彼。
彼の死後、その遺志を継ぐとしてティアナは管理局への道を志しており、現在のティアナに多大なる影響を与えた人物。
名前の由来は、おそらく日産自動車(日本の自動車メーカ)のコンパクトワゴン「ティーダ」と推測される。

・クイント・ナカジマ(Quint Nakajima)
CV:百々麻子
階級:准陸尉
役職:捜査官/前線部隊分隊長
魔法術式:近代ベルカ式・陸戦AAランク
ギンガとスバルの母親、ゲンヤの妻。身長160cm。
元々、戦闘機人事件を追っていた捜査官。
その捜査の間にまだ小さかったギンガとスバルを保護する。子供ができなかったせいもあって、この2人を我が子のように育てたが、2人の物心ついたころ特秘事項の捜査で死亡。享年は20代の中頃。裏でレジアス中将が絡んでいるのでないかと八神はやては推測している。
ギンガとスバルの「育ての親」となったものの、偶然か否か、遺伝形質がクイントのものと同じであることが判明したため、「遺伝子工学的」とは言え、本当の意味での「母親」とも言える。
生前の性格は「明るく強い姐さんタイプ」との事(メガミマガジン2007年9月号都築コメント)。
また、ゼストの部下であり、同僚にはルーテシアの母メガーヌもいた。メガーヌと二人で動いているシーンもあり、戦場でも二人は共に動いていた事からコンビとも思われる。
ちなみにギンガとスバルの使う格闘技法「シューティングアーツ」の元々の使い手。
クイント自身は学生時代からこの格闘技法の研鑽を積んでいた。
使用デバイスは両手に装備されたリボルバーナックルで、現在娘達が使っているリボルバーナックルの元々の保有者である(色は両手ともクイント装備時は紫色だが、ナックルは色変更が可能な為色が違っても同一である)。また脚部にはローラブーツを装着しており、スバルの自作ローラーと同じ魔力駆動の簡易デバイスと思われる。
名前の由来は、おそらくホンダ(日本の自動車メーカー)の「クイント」と思われる(「インテグラ」の前身)。 またQUINT(クイント)とはラテン語で「5」の意。

・メガーヌ・アルピーノ(Megane Alpine)
CV:中原麻衣
階級:准陸尉
役職:捜査官/前線部隊分隊長
魔法術式:近代ベルカ式・陸戦AAランク
ルーテシアの母。身長160cm。管理局所属時はゼストの部下でクイントとは同僚だった。
戦闘機人プラントへの突入捜査の際に、ゼストとともにスカリエッティに確保された。
その身体は人造魔導師素体としての適合度が高かったため、スカリエッティのアジトにあるXI(ローマ数字の11)番の生体ポッドに入れられ保管されていた。
死んだと思われていたが、実際はまだ完全には死んでおらず、第26話のエピローグで意識を取り戻し、長く続いた意識不明の間に衰えた足腰のリハビリをしつつ、ルーテシアと共に暮らしている。
使用デバイスはブーストデバイス「アスクレピオス」。(メガミマガジン08年1月号の都築氏の原案イラスト集により発覚)
名前の由来は、おそらくルノー(フランスの自動車メーカー)の「メガーヌ」。

時空管理局本局

・クロノ・ハラオウン(Chrono Harlaown)
CV:杉田智和
出身:ミッドチルダ首都クラナガン近郊
所属:時空管理局本局・次元航行部隊
階級:執務官・提督
役職:XV級艦船「クラウディア」艦長(以前はL級艦船「アースラ」艦長)
StrikerS本編では25歳。執務官時代の補佐役であり、士官学校時代からの友人だったエイミィ・リミエッタと結婚し、2児の父となる。現在は母リンディと妻エイミィ、2人の子供を海鳴市に残し、XV級艦船「クラウディア」の艦長として、言わば単身赴任中。甘いものが苦手。
機動六課の後見人の一人であり、監査役でもある。
いまだに魔導師として第一線級の実力を保持しているが、指揮官として艦長就任以後は前線に出ることはほとんど無くなった。
カリムと並び、はやての魔力制限を解除できる権限を保有し、第11話で3ランクの部分的な解除ではあるが行使している。
機動六課で通信士(後に臨時指揮所「アースラ」航行士)を勤めるルキノの元上司でもある。
漫画版開始時点では、時空管理局提督で、かつて母リンディが艦長をしていた艦船「アースラ」の艦長を勤めていた。
その時点で既にエイミィとは婚約しており、ものの弾みでそのことがユーノにばれてしまい(この時点ではまだ秘密にしていた)、かなり動揺していた。なお、婚約までの経緯に関してはユーノとの「クロノもやっと決心したんだね」「まあ色々とな」という短いやり取りのみ。
親友のヴェロッサ曰く「みんな(なのは、フェイト、はやて)のいいお兄ちゃん」。
生真面目で厳格ながら無意識に世話焼きなところは相変わらずらしく、本編中でも「本局つきの提督」という地上本部に対して難しい地位につきながら、妹分達につい世話を焼いてしまうところをヴェロッサに苦笑されていた。
A'sエピローグのように、いまだにバリアジャケット姿でいることの方が多いらしく、友人たちやエイミィからすると提督服を着たクロノはかなり新鮮に映るようだ。そのバリアジャケット姿は実際に第14話のクラウディア艦橋内で登場している。
A'sSS02ではフェイトに「おにいちゃん」と呼ばれて激しく照れて動揺していたが、それから10年たった今でも、当時ほどではないにしろ「おにいちゃん」と呼ばれると照れていた。
第21話では「聖王のゆりかご」の調査結果を六課や次元航行部隊の各艦に送信するなどバックアップを務め、第26話ではクラウディアほか数隻の艦船の集中砲火により「聖王のゆりかご」の破壊を担当した。
半分メタ的な位置づけになるが、時系列的にStrikerSとViVid?との間にあたる劇場版 1st のキャラクターコメンタリー中では、クラウディア配属時代のティアナを模擬戦で縛りまくってトラウマを植えつけていたり、なのはにもクロノの射程内では戦いたくないと思われていることが当人たちの口から語られた。A's時に特徴として設定されたバインド使いとしての技量の高さがより一層強調されている。
コメンタリーであるため公式時系列中に堂々と入れることはできないが、設定としては一線級の実力者設定はまだ生きているようである。

・ヴェロッサ・アコース(Verossa Acous)
CV:小野大輔
出身:ミッドチルダ極北地区ベルカ自治領
所属:時空管理局 本局査察部
役職:査察官
魔法術式:古代ベルカ式
幼いころに教会に保護され、カリムの義弟となる。クロノ、はやてとは旧知の仲。
クロノが言うには局内でも相当のやり手の査察官であるようだ。ただし、勤務態度に遅刻やサボリなど若干の問題があるとの事(StrikerS SS02)。
このサボり癖などはカリムやシャッハに散々注意されているが、全く治っていない。その為今もシャッハに怒られる事があり、シャッハを少々苦手としている模様。
幼い頃にグラシア家によって教会に引き取られた孤児であるらしい。「グラシア家に拾われたことで家名や能力を捨てずにすんだ」とは本人の弁(StrikerS SS02)。
クロノと非常に仲が良く、互いに信頼で結ばれた友人。またはやてを妹分として可愛がっており、はやてからは愛称「ロッサ」で呼ばれている。はやてとの関係は「従兄妹くらい」という表現が互いに一番しっくりくるらしい(StrikerS SS02ブックレット)。
カリムともども、いまいち自分の身を省みないはやてを心配し、はやてから紹介されたティアナに、仕事上の関係に留まらず「友人として」はやてと仲良くするよう、密かに依頼したりしている。(第14話)
管理局内の縄張り争いのために動きが取りづらいクロノに代わって色々とはやて達のサポートに回っており、第18話ではクロノとはやての頼みでアースラを機動六課の臨時隊舎とする手はずを整えた。
SS03時点ではクロノとカリムの依頼により正式に事件調査を進める立場となっていて、シャッハと行動をともにしている。
空中からケーキの箱を取り出して見せたりと、器用な一面も(第14話)。このケーキは趣味で作った自作のもので、他にもユーノに自作のマドレーヌを差し入れる(StrikerS SS03)という事もあり、菓子作りにも才がある模様。
StrikerS漫画版Epsode-3ではなのは達へ料理の差し入れを行っており、おそらくこちらも自作の物と思われる。
また、はやて・カリムと同様、古代ベルカ式のレアスキル「無限の猟犬(ウンエントリヒ・ヤークト)」を所有している。 第19話ではそれを使ってスカリエッティ達のアジトの場所を発見した。 そして第24話でウーノを捕らえ、もう一つの稀少技能「思考捜査」により情報を引き出した。
事件解決後は本局査察官として気楽な仕事に復帰。
職務上クロノと行動を共にする機会も増え、クラウディアの一員として乗務員達とも馴染んでいる。
名前の由来は、おそらくトヨタ(日本の自動車メーカー)の高級セダンである「ヴェロッサ」。

・ユーノ・スクライア(Yuuno Scrya)
CV:水橋かおり
出身:ミッドチルダ南部
所属:時空管理局本局 無限書庫/ミッドチルダ考古学士会
役職:巨大データベース「無限書庫」司書長
魔法術式:ミッドチルダ式・総合Aランク
闇の書事件の後、無限書庫の司書となり、15歳時には時空管理局無限書庫司書長となっている。19歳。身長168cm。
なのはのことは、あくまで「恩人」であり、「大事な幼馴染」であると言っている。
ただ、エイミィやフェイトなど周りから見るとどうにもそうは見えないようだ。
エイミィ曰く「2人とも仕事好きだしそういうの(恋愛・結婚)当分先かな」と、なのはとユーノ当人が無自覚なだけだと感じている。
ユーノ自身はなのはの墜落事件の影響か恋愛に消極的な面も感じられる。(StS漫画版より)
無限書庫の整理・探索、情報整理作業に日々を費やし、現在は魔導師としての活動は行っていない。
持ち前の検索魔法や現場の指揮能力を用い、無限書庫を実動可能なレベルまでに築き上げた。その為、周囲からの評価は高い。
ミッドチルダ考古学会の優秀な学士としても名が広く知られており、オークションの品物紹介・鑑定などを任されるようになっていた。(第7話)
なのはとは今まで通り、とても仲が良く、お互いに深い理解を持って接している。
お互いに連絡を取り合ったり、都合が合えばたびたび会ったりしており、親密な関係を築いているようだ。
クロノとヴェロッサからの依頼で、預言に関する調査を進めていた。(StrikerS SS03)
第21話では「聖王のゆりかご」について無限書庫での調査結果をクロノに報告し、ゆりかごの停止に一役買った。
第26話のエピローグでは、なのはとアルフと一緒に、魔法学院に通うヴィヴィオの様子を見ていた。
クロノやヴェロッサらにより、JS事件において無限書庫からの迅速なデータ提示が事件解決に役立ったことが進言され、無限書庫への若干の人員強化が行われた。
結果として増えた仕事に軽い愚痴をこぼしつつも、司書長としては満更でもない様子である。
無限書庫が仕事上がりのなのはと、お迎えに来るヴィヴィオの待ち合わせ場所になることも多く、ヴィヴィオが読書好きになりつつある事から、ヴィヴィオによく懐かれているとのこと(クロニクル)。

・マリエル・アテンザ(Mariel Atenza)
CV:阪田佳代
初登場:StrikerS漫画版Episode3/StrikerS第14話
所属:本局第四技術部→機動六課(出向)
役職:精密技術官/第四技術部主任
所有資格:メカニックマイスター
愛称は「マリー」。26歳。身長約150cm。13年の職歴を持ち、10年前は管理局技術部にてデバイスの整備などを担当していた技術官で、レイジングハート・エクセリオンとバルディッシュ・アサルトにカートリッジシステムを組み込んで、現在のシュベルトクロイツを製作したのがこの人。リインフォースIIの製作にも協力している。
StrikerS漫画版Episode-3で、レリックの検査担当のチームリーダーとして名前だけ登場した。このときは「マリエル」とのみ記述されていた。
フェイトを介して数年前にシャリオとも知り合っており、メカニック同士意気投合。今では両者曰く「プチ師弟関係」と言うほどに仲が良い。
本編第14話では、陸士108部隊でのナンバーズの解析シーンにて登場。ナンバーズを戦闘機人と判断した。 ナカジマ姉妹の戦闘機人としての「定期検診」も担当しており、ギンガの出向と時を同じくして機動六課に加わることになる。 また、この時の会話から以前からナカジマ一家と交流があることが仄めかされ、第23話にて、スバル、ギンガの幼い頃から肉体のメンテナンスを担当し、二人の母クイントとも知り合いであることが判明した。
なお、容姿は10年前とあまり変わりなく、眼鏡もその頃のままだった。
ヴィヴィオを見て「ああ、二人(なのは&フェイト)の子供かぁ・・・ええええええ!?」と言ったりするお茶目さんでもある。
リインフォースIIが初代リインフォースの夢を見ると言った際に、オカルトについては否定気味である反応を見せた。(StrikerS SS03)
StrikerS SS04で、緑茶にミルクと砂糖を入れて飲む嗜好の持主であることが判明。教えたのは、当然ながらリンディである。
事件後には戦闘機人に関する知識・技術を買われ、スカリエッティの残した技術について保管・研究を行っている。また、更正組ナンバーズ達の健康診断も担当することになる。
名前の由来はマツダ(日本の自動車メーカ)の乗用車「アテンザ」と思われる。

・レオーネ・フィルス
役職:法務顧問相談役
時空管理局黎明期の功労者として伝説になっている三人のひとり。
以下の2人と合わせて「伝説の三提督」と呼ばれるが、ヴィータに言わせれば「普通の老人会」。
非公式ながら機動六課への協力を申し出ている。
ゆりかご出現によって混乱していた管理局上層部をとりまとめていた模様。
名前の由来は、おそらく富士重工業の「レオーネ」。

・ラルゴ・キール
役職:武装隊栄誉元帥
時空管理局黎明期の功労者として伝説になっている三人のひとり。
非公式ながら機動六課への協力を申し出ている。
第21話ではミッドチルダへ急行する次元航行部隊の艦船のブリッジにて、モニターに映ったゆりかごを見つめていた。
名前の由来は、おそらく日産自動車の「ラルゴ」。

・ミゼット・クローベル
CV:清水香里
役職:本局統幕議長
時空管理局黎明期の功労者として伝説になっている三人のひとり。
かつて護衛任務を受け持ったことがある、はやてやヴィータたちがお気に入りらしい。
非公式ながら機動六課への協力を申し出ている。
かつては強力な魔導師であった。
レジアスの事を昔から知っている様子で、レジアスのことを「レジー坊や」と言う場面も。
名前の由来は、おそらくダイハツ自動車の「ミゼット」。

・リンディ・ハラオウン
CV:久川綾
アースラを降り、時空管理局本局の内勤職員。 現在は、総務統括官。六課後見人の一人。
現在は海鳴市のハラオウン家にてアルフと共に、単身赴任状態のクロノに代わって、エイミィを手伝って2人の孫の世話をしている模様。
第12~13話では、機動六課の後見人として名前だけ登場。
第16話で突然、フェイトに通信で連絡してくる。ヴィヴィオのことは既に知っているようで、会いたがっていた。
第21話では本局の各部署の動き・様子をクロノに教えていた。

・レティ・ロウラン
時空管理局人事部所属の提督。グリフィスの母親で、リンディの友人。六課の後ろ盾の一人でもある。(第3話)
執務官補佐の考査に満点合格したティアナについて感想を漏らしていた。
StrikerS本編での登場はないが、第3話でのシャマルからの後見人リスト中、また第21話でのクロノとリンディの会話の中で、名前が出た。

聖王教会

・カリム・グラシア(Carim Gracia)
CV:高森奈緒
出身:ミッドチルダ極北地区ベルカ自治領
所属:聖王教会 教会騎士団/時空管理局
階級:少将
役職:聖王教会 教会騎士団 騎士/時空管理局理事官
魔法術式:古代ベルカ式
クロノやはやての友人。ヴェロッサの義姉。管理局にも名目上籍を置いている。
また、古代ベルカ式のレアスキル「預言者の著書(プロフェーティン・シュリフテン)」を所有。
漫画版導入部の“レリック”の回収は彼女がクロノに依頼した。 教会から出ることはほとんどない。
機動六課設立に尽力し、現在も機動六課最大の後ろ盾であり、はやて直属の上司である。
はやてにかけられた魔力制限を解除できる権限を持つ二人のうち一人(もう一人はクロノ)。
彼女のレアスキルによる預言が機動六課設立の理由となっている。
なお、なのはとフェイトがカリムに直接会ったのは、第13話の会見が初めてだった。
第20話において隊長・副隊長のリミッターを全解除した。
事件解決後は年に一度生成される預言書と相対しつつ、教会騎士としての職務をこなしている。
JS事件の結果からこのような事態を未然に防ぐため、本局での預言の研究・解析スタッフは増員され、その協力もしている。
また、ヴィヴィオの通う魔法学院を紹介したのは彼女である。
更に、ナンバーズ更正組のうちオットーとディードの保護者にもなっている(DVD全巻購入特典カード)。
名前の由来は、おそらくトヨタ(日本の自動車メーカー)の中級セダンである「カムリ・グラシア」。

・シャッハ・ヌエラ(Schach Nouera)
CV:阪田佳代
出身:ミッドチルダ極北地区ベルカ自治領
所属:聖王教会
役職:修道女
魔法術式:近代ベルカ式・陸戦AAAランク
聖王教会所属のシスター。教会から出ることのないカリムの補佐的存在で秘書。
StrikerS SS02では、幼少時からカリムとヴェロッサも護衛も兼ねていると言われ、ヴェロッサの教育係も務めていた。そのためか今でもヴェロッサはシャッハに対して頭が上がらない様子で、サボり癖が治らないヴェロッサを叱ったときに腕まくりをしてやる気満々だった。なお、教育方針は「武闘派」。
カリム同様、八神家とは旧知の間柄で、特にシグナムとは互いに力量を認め、磨きあう剣友。通常は敬称として「シスター」を付けて、「シスター・シャッハ」と呼ばれている。
基本的に温和で生真面目な性格だが、ヴェロッサに見せる態度やシグナムと気が合うことからも分かる通り、意外と苛烈な一面を持つ。StrikerS漫画版Episode-2冒頭のカリムとのやり取りで、「非才の身ながら」と言いつつもレリック事件の危険な現場に自ら赴こうとするなど、実力にはある程度自信があるようだ。
カリムが管理局にも所属している関係か、その補佐役であり護衛役である彼女は、公式の魔導師ランクとして近代ベルカ式の陸戦AAAランクを所有している。
戦闘スタイルは高速なフットワークを駆使した近接戦闘型。その実力はシグナムに「模擬戦をやって楽しい相手」と言われるほどに互角に渡り合う(StrikerS SS02)。StrikerS漫画版Episode-12ではシグナムに請われ、機動六課の特別講習に教官として参加。模擬戦ではシグナムと組み、新人達(含むギンガ)を叩きのめした。
なお、魔導師ランクの「陸戦」表記と、第20話ではヴェロッサに抱き抱えられて空中に居たことから、空戦適性は持たないか、低いものと思われる。
移動系魔法に関する技能の練度が高く、瞬間的な距離移動を行う「跳躍系」に関しては専門家のそれをも凌ぐ精度を誇る。
第12話ではシグナムを遠方の前線に送り届けたり(その際デバイスと騎士甲冑姿を初披露している)、13話では施療院の2階の廊下でヴィンデルシャフトを起動し数瞬で階下の庭にいたなのはの所に移動している。これはセインのIS「ディープダイバー」と同質の能力で、第24話で移動した際には壁などを透過している事がわかる。
第19話ではヴェロッサと共にスカエリッティ・ラボの探索にあたり、文字通り山のような量のガジェットを粉砕してなお余裕を見せるなど、騎士としての実力を見せつける。そのままフェイト、ヴェロッサと共にラボの攻略に参加し、第21話ではIS「ディープダイバー」で迫るセインに襲撃されるが、セインの潜む床を粉砕することで無効化させて正面から対峙。第24話で「ディープダイバー」で逃走を図ったセインの先回りをして撃破、捕獲している。
事件後はアギトに古代ベルカの歴史や礼儀作法を教えたり、セインに教会流の教育を施すなど教育者としての仕事をしている。ヴェロッサの教育役でもあった事からどうやら教育好きらしいという事が読み取れる。
また、セインの保護者にもなっている(DVD全巻購入特典カード)。
使用デバイスは双剣型のアームドデバイス「ヴィンデルシャフト」。
この武装をシャッハは子供時代から愛用している。
名前の由来は、おそらく光岡自動車(日本の自動車メーカー)のセダンである「ヌエラ」。

Unknown

・ジェイル・スカリエッティ(Jail Scaglietti)
CV:成田剣
公式罪状:XAX4-7 世界規模のテロリズム
犯罪行為:世界規模のテロリズム・違法医学の実行 その他多数
犯罪者ID:GG-W-85494-D765642137443-11
判決:無期懲役(未決)
生命操作や生体改造、精密機械に通じた謎の多い科学者で、ロストロギア関連以外にも数多くの事件で広域指名手配されている次元犯罪者。
アギト曰く「変態医師」。酷い言われようである。
はやてによれば「違法研究者でなければ間違いなく歴史に残る天才」。
通信映像や音声のデータは数多くあるものの逮捕歴は無い。これは後述の彼の本当のバックボーンに起因していると思われる。
フェイトは何年か前から彼を捜査対象にしている。
フェイトとエリオを見て「プロジェクトFの残滓」と呟いていた。第17話で、「プロジェクトFの基礎」を作ったのがスカリエッティであることが明らかにされた。そしてそれをプレシア・テスタロッサが受け継ぎ、完成させた。
なお、スカリエッティ本人が完成させなかったのはプロジェクトの途中で人造魔導師計画と戦闘機人計画に研究が変化したことによる。
極めて傲岸不遜な自信家で、生命を平気で実験台にするなど一般的な倫理感は持ち合わせていない。
ガジェットIII型の動力部にわざわざ自分の名入りのプレートを入れたり、地上本局襲撃直後にリアルタイム通信を入れて挑発するなど、自己顕示欲が旺盛な面があると思われる。
一方で、自分が生み出したナンバーズを平等に寵愛しており、彼女達からも純粋に慕われていた(ただし、事件解決後はナンバーズの大半が更生したため、その改心した者達とは事実上決別する事になる)。
その正体は管理局最高評議会がアルハザードの技術を使って生み出した存在。開発コードネームは「アンリミテッドデザイア(無限の欲望)」。
その名の示す通り探求欲は無限に等しく、最高評議会が自身の切り札として確保していたゆりかごを自分のものとして占有した。
一期の時にプレシアがアルハザードの存在を確信していた理由はおそらく、プロジェクトFの基礎を組み上げたスカリエッティの正体を知った可能性があるためと思われる。
生命操作技術の完成、そのための空間作りという夢は培養槽で生まれたときから抱いていたもの。その夢が刷り込まれたものである可能性に気付いているものの、特に気にしてはいない。
その最終目的は自分の技術と自分が生み出した兵器の力を証明してそれを世界全体に認めさせる事とされ、そのため自分を縛っていた最高評議会およびレジアスを抹殺して完全に自由となり、さらにヴィヴィオを使って起動させたゆりかごを楯にして世界そのものを革命しようと目論んだ(本人は「不遇な技術者達の恨みの一撃」と嘯いていたが、それが反乱の本当の理由だったのかは不明で、なおかつその後の具体的な展望についても語られる事はなかった)。
瞳の色はスバル・ギンガの戦闘機人モード時やナンバーズ数人と同じ金色。 彼自身もデバイスを使用し戦闘に参加可能で、第22話でフェイトを拘束し、ザンバーの刀身を砕いた。拘束したフェイトに向かって光弾を放つ際には、デバイスの周囲に機人テンプレートに酷似した赤い光の紋様が発生している。
彼が使用している魔法はミッドチルダ式・ベルカ式どちらでもない術式である。
第24話でライオット・ザンバーで叩かれて壁に激突するも、致命傷を負った様子は無い。
その後逮捕され、第9無人世界の「グリューエン」軌道拘置所第1監房に収容されている(DVD全巻購入特典カード)。当然の如く捜査類には一切協力していない。
名前の由来は、おそらくフェラーリのクーペ「612スカリエッティ」。

・ルーテシア・アルピーノ(Lutecia Alpine)
CV:桑谷夏子
出身:ミッドチルダ北西(幼少時にスカリエッティ一味によって拉致・洗脳教育を受ける)
魔法術式:ベルカ式(独自システム) Sランク

公式罪状:XAX4-16 テロリズム幇助
犯罪行為:テロリズム幇助・魔法法II-5違反・公務執行妨害
犯罪者ID:EC-0-69852-F2499521445529-67
判決:隔離処分8年、魔力封印処置-6ランク
判決備考:隔離年数は再教育の状況による
ベルカ式ベースの召喚魔法を使う謎の少女。9歳。召喚対象の召喚獣は「虫」。感情は希薄だが、心を許す相手には子供らしい言動を取ることも。普段はゼスト、アギトと行動を共にし、ある目的のために刻印ナンバーXIのレリックを探している。不完全ではあるが人造魔導師であり、スカリエッティからはゼストと共に「レリックウェポンの実験体」と呼ばれている。
ゼストとは違ってスカリエッティのことを嫌ってないが、その配下ではなく別行動をとっている。またナンバーズからは「お嬢様」と呼ばれている。
ちなみにアギト・地雷王・白天王の名付け親でもある。
確認されている召喚虫には無機物操作ができる小型の羽虫「インゼクト」、人間サイズで二足歩行ができる「ガリュー」、大型の甲虫「地雷王」、究極召喚「白天王」がいる。
実は局員時代のゼストの部下にして、スバル、ギンガの母・クイントの同僚でもあるメガーヌ・アルピーノの娘。ゼストの部隊が特秘事項の捜査に失敗して全滅し、人造魔導師の素体として優れていた母メガーヌが確保された際、娘であり同様の資質を持つルーテシアも捕われ、スカエリッティによる「処置」を施された。その後はゼストの庇護の元、生体ポッドの中で眠りつづける「母」を復活させる為に必要な物として「刻印ナンバーXIのレリック」を捜し求める。また、母が復活した時、自分の中に「心」が生まれると信じていた。
レリックウェポンとして想定されたほどの戦闘力は持ち合わせなかったが、常人を凌駕する魔力と特異技能を獲得し、生体維持活動に支障がないことから完成形の1タイプとして認識されていた。
SS02で、ガジェットと戦うフェイトとエリオ・キャロの姿を見せられ、エリオとキャロに対抗意識を持ち始める。
母を想う故か戦闘では無慈悲な面を見せることもあるが、本来は優しい性格。それゆえに事前にルーテシア自身の外部操作ができるよう改造されていた。第22話でエリオ、キャロの呼びかけに心が揺らいだ際にクアットロから操作を受け、負の感情のままに我を失い戦い続けた。戦いに敗れた後、制御を失った召喚虫の暴走からエリオとキャロによって救出される。
事件解決後は管理局の監視下に入り、ナンバーズと同様の更正プログラムを受けていた。その間にエリオやキャロが頻繁に彼女の元を訪ねており、交流を重ねている。(StrikerS SS04)
第26話エピローグで、魔力を大幅封印した上で管理局の保護観察の下、第34無人世界の「マウクラン」第1区画の静かで自然豊かな草原の中で、意識を取り戻したメガーヌと共に平穏に暮らしている。また、そんな姿をガリューが見守っていた。なお、エリオ、キャロとの友人関係は継続中らしく、インゼクトを使役して二人の元に花を届けている。
使用デバイスはグローブ型ブーストデバイスの「アスクレピオス」。
名前の由来は、おそらくルノー(フランスの自動車メーカー)の「ルーテシア」とルノーのモータースポーツ部門だった「アルピーヌ」。

・ゼスト・グランガイツ(Zest Grangeitz)
CV:相沢正輝
出身:ミッドチルダ極北地区ベルカ自治領
魔法術式:古代ベルカ式・S+ランク(生前)

公式罪状:UGX1-8 公共施設の破壊
犯罪行為:公共施設破壊・傷害致死・公務執行妨害
犯罪者ID:AG-X-99631-R963264475523-31
ルーテシアと行動をともにする大柄な男。スカリエッティは「騎士ゼスト」と呼ぶ。また、ルーテシアと同様に「レリックウェポンの実験体」と呼ばれている。
スカリエッティのことを警戒しており、「レリックが絡まぬ限り、互いに不可侵を守る」という協定を結んでいる。
寡黙だが、強い意思と深い優しさ、そして騎士としての誇りを兼ね備えた男。レジアスとは因縁があり、ある目的の為に彼の身を狙う。
実は彼は、かつて時空管理局・首都防衛隊に所属するストライカー級の魔導師であり、スバル、ギンガの母クイントと、ルーテシアの母メガーヌは彼の部下であった。また、レジアスとは互いに理想について語り合った親友の間柄で、「彼の正義になら殉じても構わない」と言えたほどの間柄だった。
ある時(本編から8年前)、「秘匿命令」によって戦闘機人事件を追っていた彼は、彼を本件から外したいレジアスに圧力をかけられたことで逆に捜査を急ぎ、機人プラントと目される「施設」の調査に向かう。そこで戦闘機人と、後に「ガジェット」と呼ばれる機械兵器の大群による襲撃を受け、激戦の末に彼の部隊は全滅。クイントを含む多くの部下が死亡し、メガーヌも捕獲されてしまう。
彼自身も部下をかばって負傷し、ナンバーズ・チンクとの戦いで死亡するが、人造魔導師素体としての適性が認められたことでスカリエッティが人造魔導師として「復活」させる。しかし能力発揮は正常に成されず生命維持にも重要な問題が発生したため、最高評議会からは「失敗作」と評された。戦闘機人事件の追跡情報とルーテシアの安全を引き換えに不本意ながら最高評議会の命令を聞いていたが、最高評議会としてはレジアスに対する「首輪」としての利用価値を考えていたらしく、レジアスは彼が生きていることを知らされていなかった。
彼とレジアスの因縁は、権力を握るにつれて次第に歪んでいったレジアスへの疑念から始まり、今一度レジアスに本心を問いただし、もし誤った道に進んでおり、可能であればその道を正すことを目的としている。
公開意見陳述会の襲撃時は、リインフォースIIとユニゾンしたヴィータに対抗するためにアギトとユニゾンし、髪や甲冑が金色に変化した。アギトとの相性はあまりよくなく、ユニゾンの練度もヴィータ組と比べ劣っていたが、デバイスのフルドライブモードを使用してヴィータのグラーフアイゼン・ギガントフォルムを半壊させ、ユニゾンしていたリインフォースIIを戦闘不能に追い込む実力を見せる。
しかし彼の不安定な肉体にとってフルドライブの負荷は大きく、戦闘後は反動で吐血し、アギトにも大変な心配をかけていた。本人は「一度は死に、再び土に還るまでの僅かな時間を生きているだけの、ただの死者」と言っている。
ゆりかご起動時には、混乱を突いてアギトとともに単独で地上本部に向かい、リインフォースIIとユニゾンしたシグナムと対峙。アギトとユニゾンし、戦闘の末レヴァンティンの鞘を叩き折る一撃でシグナムを吹き飛ばす。その隙に地上本部へ向かい、ついにレジアスと対峙。かつての親友に「部下たちの死の意味」を問いただすが、何かを語る直前にレジアスはドゥーエに殺害されてしまう。激昂した彼はドゥーエを撃破する。
その後、追いついたシグナムに「ルーテシアとアギトの安全確保」を約束された事で、彼の目的は完了。最後に限界を向かえつつある肉体で、騎士としての矜持の元シグナムと対峙。死闘の末に撃破され、知りうる限りの「戦闘機人事件」のデータの入ったデバイスとアギトをシグナムに引渡し、息を引き取った。
なお、これがシリーズ話中二人目の死者であり、また、ヒロイン(のひとり)によって直接的に手を下され生命を奪われてしまった「人間」という意味では、「リリカルなのは」シリーズ初のケースとなる。
デバイスは存命時から使用している名無しの槍型アームドデバイス。ただしEDテロップでは「ゼストの槍」と表記される。
名前の由来は、おそらくホンダ(日本の自動車メーカー)の軽自動車「ゼスト」。

・アギト(AGITO)
CV:亀岡真美
魔法術式:古代ベルカ式・空戦A+ランク

公式罪状:ACX6-23 魔法法II-5違反
犯罪行為:魔法法II-5違反・公務執行妨害
犯罪者ID:EC-O-69852-F2499521445529-68
判決:隔離処分5ヶ月(執行猶予8ヶ月)、魔力封印処置-3.5ランク
所属(エピローグ後):ミッドチルダ首都航空隊第14部隊
階級(エピローグ後):三等陸士
役職(エピローグ後):空尉補佐
局員ID(エピローグ後):XTF062490-0566349372
ルーテシア、ゼストと行動をともにする人格型デバイス。「リインフォースIIと同じ程度の大きさ(約30cm)の妖精か悪魔といった風貌をしている。勝気な性格で、「烈火の剣精」の二つ名を自称する。魔力変換資質「炎熱」を保有。
ルーテシアのことを「ルールー」と呼んであれこれと世話を焼き、ゼストのことを「旦那」と呼んで強く慕っている。なお、ユニゾンデバイスと騎士という関係上、戦闘では主にゼストと行動を共にしている(第16~17話、第21~24話)。
基本的にルーテシア、ゼスト以外には敵意を剥き出しにしており、スカエリッティやナンバーズのことも嫌っている。しかし第12話にて敵対するヴィータ一行の事を案じる一面もあり、根は優しい性格。ゼストが倒れた際には薬湯を作って看病をして回るなど、献身的な面もある。
ゼスト曰く「レプリカではない」本物の古代ベルカ式融合騎(ユニゾンデバイス)。本編の2年前、とある研究組織で非合法の実験体として扱われていたところ、レリックを求めて施設を襲撃したルーテシアとゼストによって救出された。以後二人の同行者となっている。朝に弱いルーテシアを起こすのは彼女の仕事。
なお、「烈火の剣精」の名はルーテシア達に保護される前に囚われていた研究所で「識別コード」として用いられていたものでもある。
研究所に囚われる前の記憶の殆どを失っており、自分の名前やマイスター(自分を生んだ創造者)の記憶を持たず、ロード(正式な融合相手)もいない。そのため、ロード(この場合は一緒にいたヴィータ)と共にいたリインフォースIIのことを「バッテンチビ」などと呼びながら半ば嫉妬気味な様子である。おそらくバッテンとはリインの髪飾りのこと。
第22話でシグナム(レヴァンティン)を見た時になにやら気にする素振りがあった。ゼスト曰く「魔力光も似ているし同じ炎熱系、あの騎士(シグナム)とお前は相性が良いかもしれん」と語り、また25話でシグナムとユニゾンした際は涙を流すなど、シグナムとの関連性が仄めかされているが詳細は不明。
リインフォースII同様単身での魔法行使も可能。「烈火の剣精」と称するとおり、花火や火球等の火炎系魔法を主に使う。
第16話では、ゼストと融合した。ただし第17話のヴィータとリインフォースIIの分析によれば、相性はあまりよくない模様である。
ゆりかご起動後はゼストに付いて本部に向かい、リインとユニゾンしたシグナムを退ける。第25話ではゼストの最期を看取り、その遺志を守ってシグナムに同行する。続く第26話でシグナムとユニゾンし、ゆりかごから放たれたガジェットの大群を一掃。相性の良さを見せる。
事件終了後は、自発的にルーテシアに付いて隔離施設に赴き、「これから」について考えを巡らせる。その間シグナムを始め八神家とは何度か交流が図られている(StrikerS SS04)。
六課解散時には無事に「八神家」の一員となり、エピローグでは陸士部隊の制服を着て新しい「ロード」であるシグナムと共に行動していた。
リインフォースIIに嫉妬気味であるのは変わらない様子で、彼女をからかって軽い喧嘩になっていた。
陸士部隊ではシグナムの副官扱いである。
ヴィータを姉御と呼び、シグナムやシャマル、ザフィーラ、リインフォースIIを呼び捨てで呼ぶが、ロードであるシグナムが敬称を使う対象であるはやてをどう呼ぶか決めかね、現状役職で呼んでいる。(SSM3)
なお、正式な保護者はシグナムではなく、はやてである(DVD全巻購入特典カード)。

・ガリュー(Garyu)
ルーテシアの召喚虫。ルーテシアはガリューに全幅の信頼を置いており、ガリューが損傷を受けると早々に撤退させるほど。ガリューの方もルーテシアを守るためなら傷つくことを厭わず、深い絆で結ばれている模様。
大きさは人間サイズで二足歩行をする無骨な格好の虫である。言葉を発することはないが、ルーテシアの声に頷いたり、エリオの声に反応を見せるなど人間の言葉や感情を理解できる程の知能を有する。
戦闘においては肉体を駆使しての格闘戦が多く、並の攻撃は当てることもできないほど素早い。
皮下組織や骨格を変形させて発生させる武装をいくつも体に内包しており、状況に応じて解放している。
その中でも腕部を変形させた武装の使用頻度は高い。
魔力の運用も可能で、環境迷彩や、衝撃弾の生成・発射などのいくつかの生体機能を持つ。また、主の制御を離れての自律行動も可能。
第7話では、ルーテシアの指示でオークション会場の裏から密輸品を取りに行った。
第11話では、レリックのケースを奪うために新人たちと交戦。また、ティアナの攻撃からルーテシアを護る行動を取っている。
ゆりかご起動後の決戦では、クアットロの支配を受けて暴走するルーテシアの強烈な願いと悲しみにより武装のほぼ全て解放、その願いが主のためにならないと理解しつつも叶えるためににエリオと戦うが敗北。のち、ルーテシアの制御を離れて暴走する召喚虫をエリオと協力して食い止める。
事件後は、無人世界で母と共に静かに暮らすルーテシアを見守っている。
名前の由来は、おそらく光岡自動車の「ガリュー(我流)」。
掲載整理の都合上、ここに分類する。

・インゼクト(Insekt)
ルーテシアの小型召喚虫。大量に存在する。
哨戒・探索を行うほかに単体での攻撃能力も有し、無機物の操作系を奪取することも可能。
ルーテシアの命令に忠実に従い、群体として正確に指定された行動をする。
第22話、第24話では射撃魔法のように使用された。
第26話ではエリオとキャロにルーテシアからの花を届けていた。
掲載整理の都合上、ここに分類する。

・地雷王
ルーテシアの召喚虫で、無人世界の山岳地帯に生息する巨大甲虫。
生体電流によって放電し、魔力を使用して振動を起こし、局地的な地震を発生させる生体能力を保有する。
なお、「地雷王」という名称はルーテシアの命名である。
アギトが攻撃前に、まだ地下にいるヴィータ達のことを「潰れて死んじゃうかもなんだぞ?」と心配するほどの威力を持っている。
実際に地下では下水道が崩落しかかっており、攻撃後アギトの「やっちまった……」という台詞と、響いた轟音から最終的に崩壊した模様。
第19話以降では複数召喚されており、大地を割って「聖王のゆりかご」離脱を助けていた。
自律行動は不可能な様子で、ルーテシアの制御をクアットロに握られていた時には主であるルーテシアごとエリオとキャロを吹き飛ばそうとしていた。
掲載整理の都合上、ここに分類する。

・白天王
ルーテシアの「究極召喚」。六課の前線メンバーで対抗出来るのは、キャロのヴォルテールのみ。
管理外世界における第一種稀少個体。(「第一種」指定は同種の個体や繁殖形態が確認できず、人工生命ではない生命体を指す)
硬質な外骨格、それを支える筋肉、半透明の膜状羽は昆虫を思わせるが、人型に近い体やある程度以上の知能を有する様子などからその正体は不明。
ヴォルテールとほぼ同じサイズで二足歩行が可能という威容を誇る。
巨体を生かした格闘戦や、腹部の水晶体からの魔力砲を武器として使用する。
なお、白天王という名前はルーテシアの命名によるものである。
掲載整理の都合上、ここに分類する。

その他(一般)

・アルフ(Alf)
CV:桑谷夏子
フェイトの使い魔。
4年前(A'sエピローグの年)から前線に出なくなった。 A'sで子犬フォームを身に着けていたが、漫画版時点で魔力供給源であるフェイトの負担軽減のため、人型でいるときも子供の姿が定着している。 現在ではハラオウン宅(海鳴市)の家事や育児の手伝いをしているらしい。(StrikerS SSM)
本人曰く「フェイトの帰る場所を守ることにした」とのこと。
エリオとキャロの悩みの相談相手になる事もある。
StrikerS本編では第10話でキャロの回想にて1カットのみ登場。 第16話で写真のみ登場。
第21話では、台詞ありで登場。無限書庫に来て、ユーノの手伝いをしていた。
既にヴィヴィオとも面識があり、第22話の回想では一緒に遊んでる光景があった。
第26話エピローグではなのは・ユーノと共に魔法学院の授業を受けるヴィヴィオを見ており、ドアの隙間から写真を撮っていた。直後シャッハに見つかりなのは・ユーノとまとめて叱られていた。

・ラグナ・グランセニック
CV:中原麻衣
ヴァイスの妹。本編時点で12歳。6年前、とある事件に巻き込まれて犯人に人質にされ、動揺した兄ヴァイスに左目を誤射された少女。当時は6歳前後で、魔力弾自体は非殺傷のものだったが、「子供の眼球」という柔らかく繊細な部位に直撃を受けた衝撃で失明を免れなかった。今でも左目に眼帯をしており、その下の傷はもう消えているものの視力は回復していない模様。
誤射事故以来兄妹間の会話がぎくしゃくしているが、兄を恨むことはなく、兄とまた仲良く話せるように願っている。
第22話でシグナム、アルトから話を聞き兄のお見舞いに来た。
第26話エピローグでは兄と共に同じ写真に写っており、どうやら和解できた模様。
名前の由来は、おそらくルノー(フランスの自動車メーカー)の「ラグナ」。

・高町士郎
CV:一条和矢
なのはの父。喫茶『翠屋』のマスター。StrikerS SS01では桃子共々ワンシーンのみの登場。

・高町桃子
CV:天野エリカ
なのはの母。喫茶『翠屋』のパティシエールおよび経理担当。StrikerS SS01にて士郎共々ワンシーンのみの登場。
現在は43歳のはずだが、スバルとティアナは彼女の若さに驚いていた。
フェイトはエリオらを育て始めた際、彼女からも助言を受けていたらしい。(StrikerS SS02)

・高町美由希
CV:白石涼子
初登場:StrikerS SS01
なのはの姉。また、A's SS01以来エイミィの親友であり、現在もその交友関係は続いている模様。
StrikerS SS01では、妹が魔法使いになり、異世界に行ってしまうという状況への複雑な思いを垣間見せている。

・エイミィ・ハラオウン
CV:松岡由貴
旧姓はリミエッタ。
漫画版開始時点では、時空管理局通信司令。身長160cm。
4年前(A'sエピローグの年)にクロノと結婚し、ハラオウン姓となる。ちなみにクロノの2歳年上の姉さん女房。
StrikerS本編では、二児(男女の双子)の母となり、専業主婦として長期休暇(育児休暇?)中。(StrikerS SSM)
クロノの母にしてかつての上官リンディや、義理の妹の使い魔アルフと海鳴市の家で同居しており、子供の面倒等で2人にはかなり世話になっている模様。
なお、子供はカレルとリエラ。双方ともに、エイミィと同じ色の髪とクロノと同じ色の瞳を持つ。(おそらく本編時点で)3歳。兄のカレルは優しく元気な男の子、妹のリエラは兄が大好きな明るい女の子。(メガミマガジン2008年1月号特集)。
母子ともに、本編では第16話で写真のみ登場。

・アリサ・バニングス
CV:釘宮理恵
漫画版開始時点では、私立聖祥大付属中学校3年2組。(推測)
StrikerS本編では、大学生。(StrikerSサウンドステージM) 中学生の頃(A'sエピローグ)からずっと髪型はショートのままらしく、StrikerS SS01のジャケットでもショートで出ている。
海鳴市近傍の森の中にあるコテージを、はやて達の第97管理外世界の活動拠点として提供している。

・月村すずか
CV:清水愛
漫画版開始時点では、私立聖祥大付属中学校3年6組。(推測)
StrikerS本編では、大学生。(StrikerSサウンドステージM)
StrikerS SS01では、家の庭をはやて達の転送先として提供している。

・闇の書の意志
CV:小林沙苗
StrikerS SS03に登場。リインフォースIIの夢の中に回想で登場した。はやてのリンカーコアに思念が残っており、リインフォースIIの「夢」に記憶映像を映し出した。
はやてと出会う前の回想では当然の事ながら「リインフォース」とは呼ばれない。
また、自分が消える際に「記録映像」として「自身が観た『夢』」「次のリインフォース」に向けた言葉を残している。

・高町恭也 ・月村忍
ともに本人は未登場だが、StrikerS SS01にて、なのは達の会話の中で登場した。
それぞれなのはの兄とすずかの姉で、1期の頃から既に交際していた。 結婚したのかを含め現在の状況は不明だが、美由希によると「仕事」関係で二人とも海鳴市を離れ、ドイツに行っているらしい。

その他(管理局関係)

・ファーン・コラード
初登場:StrikerS漫画版Episode-4
所属:時空管理局第四陸士訓練校
階級:三佐
役職:第四陸士訓練校学長
新暦72年時点で、スバル、ティアが在籍していた陸士訓練校の校長。過去に本局の戦技教導隊に所属していた。
10年前(A'sの少し後ぐらい)になのは、フェイトたちを指導したこともあるとのこと。
魔導師ランクはAAだが、AAAランクのなのはとフェイトが二人がかりでも倒すことができなかったほどの実力者。この時の所持デバイスは標準の杖型のデバイスであった。
また、後になのはがスバルに出すことになる問題「強さの意味」を、なのはとフェイトに出題した人物でもある。
名前の由来は、おそらくフォルクスワーゲン(ドイツの自動車メーカー)のコラード。

・ミラ
所属:自然保護局
キャロの元上司で、女性の方。
第26話エピローグで、名前は出なかったものの一瞬だけ登場した。
名前の由来は、おそらくダイハツ工業(日本の自動車メーカー)の軽自動車「ミラ」。

・タント
所属:自然保護局
キャロの元上司で、男性の方。
第26話エピローグで、名前は出なかったものの一瞬だけ登場した。
名前の由来は、おそらくダイハツ自動車(日本の自動車メーカー)の軽自動車「タント」。