近代ベルカ式魔法(Strikers)

Last-modified: 2024-03-02 (土) 18:56:32

Modern BELKA System

近代ベルカ式は、StrikerSから登場した、ミッドチルダ式魔法をベースに、古代ベルカ式魔法をエミュレートして再現した魔法体系。 魔法陣は古代ベルカ式と同様に、正三角形に剣十字の紋章。
特徴は古代ベルカ式とほぼ同様に、近接戦特化に徹していることである。
また、エミュレーションゆえの術式の相性の良さからかミッドチルダ式魔法と併用する術者も複数確認されている。
これにより中距離戦、及びサポートもこなすことができるようになり、汎用性の高い魔法として認知されるようになった。魔力の遠隔運用や長距離発射が不得手ながら、身体能力が優秀な術者が選択することが多い。(StrikerSトレカライトSP05)
ベルカ式で空戦型は珍しい様である。また幻術系などのサポート用の系統もほとんどない。古代ベルカ式よりは一般的である。 このため、StrikerSでは単に「ベルカ式」といった場合は、近代ベルカ式を指すことが多い。
現在のところ、いつ頃創設された体系なのか等は、詳しく触れられていないので不明。
使い手は、スバル・ナカジマ、エリオ・モンディアル、ギンガ・ナカジマ、シャッハ・ヌエラ、ルーテシア・アルピーノである。

※現在のところ、便宜上以下の分類を行なっている。
スバル、ギンガの使用した魔法は、名称がミッドチルダ式(英語)でも近代ベルカ式魔法としてこちらに記載。
エリオの使用した魔法は、名称がミッドチルダ式(英語)でかつ移動系の魔法のみミッドチルダ式とし、それ以外は近代ベルカ式としてこちらに記載。
なお、公式に術式が記述された場合はそちらを優先し、それに従うものとする。
また、Topやベルカ式(攻撃)にも記載されているように、英語やドイツ語として見た場合に正しくない記述が所々あるが、これがミッドチルダ語、ベルカ語として公式資料の表記に基づいている。

魔力付与攻撃

近代ベルカ式では、ここに挙げている他にも、魔力付与攻撃を多用している。

・ナックルダスター(Knuckle Duster)
使用者:スバル・ナカジマ
リボルバーナックルで魔力を圧縮、上体~拳を強化し直接殴る打撃魔法。
第3話で馬乗りになってガジェットを潰したのがこれにあたる。
また、第8話でディバインシューターの弾幕を突破しなのはに突撃した際にも使用している。この時は全身を強化し、その威力は並の魔導師であれば防御関係無しに吹き飛ばす威力を持っている。
使用話数:StrikerS第3話、第8話

・リボルバーキャノン(Revolver Cannon)
使用者:スバル・ナカジマ
ナックルスピナーで発生する衝撃波を、ナックルに纏わせたまま直接叩きつけるスバルオリジナルの打撃攻撃。
この衝撃波を撃ち出した技がリボルバーシュートとなる。
高威力に加え、防御された際のノックバック効果も高い。
ギンガとの模擬戦でバリアを破壊し、劣勢から反攻への足がかりとした。
第26話で玉座の間の壁を破壊する際にも使用されている。
使用話数:StrikerS第15話、第26話

・キャリバーショット(Calibur Shot)
使用者:スバル・ナカジマ
蹴りと拳による打撃コンビネーション。
シューティングアーツの技としても、装備型デバイスとの連携としても「基礎中の基礎」に当たる。
スバルとマッハキャリバーは数え切れないほどの反復練習を重ねた結果、スバルの体は無意識下においてもこの技を正確に繰り出し、マッハキャリバーがタイミングを合わせることが可能となった。
使用話数:StrikerS第23話

・振動拳(しんどうけん)
使用者:スバル・ナカジマ
スバルの先天固有技能・振動破砕によって放出される振動エネルギーをマッハキャリバーと協力して放出せずに拳周辺に圧縮、ナックルスピナーの回転で螺旋動作を加えて対象に打ち込み破壊する打撃攻撃。
単純放出や接触による「流し込み」とは異なり、任意の範囲空間のみを破壊することが可能。
研鑽し続けた魔力圧縮技術とリボルバーナックルの性能、マッハキャリバーとの連携によって完成した「絶対破壊」の一撃である。
事件の後遺症を抱えているとはいえ、エクシードモード時であったなのはのバリアを正面から一撃で破るほどの、非常に高い破壊力を誇る。
厳密には魔法ではなく先天固有技能だが、便宜上こちらに記載する。
使用話数:StrikerS第26話、StrikerS SS04

・スピーアシュナイデン(Speerschneiden)
使用者:エリオ・モンディアル
正式な名称はDVD第1巻の解説より。ただし、ドイツ語の発音表記では「シュペーアシュナイデン」。
ストラーダによる直接斬撃。高威力を持つが、エリオの実力上魔法陣を展開し、チャージングが必要な為直接戦闘には不向き。
だが、切断の属性を持つのがエリオだけと言うこともあり障害物突破などで積極的に使用されている。
第3話の訓練で橋梁を切断してガジェットの上に落としたときに使用したのがこの魔法。なお、この時にカートリッジを1発ロードしている。
第5話においてガジェットIII型に対して使用するもAMFによって魔力を消され、さらに装甲によって止められた。
日本語訳:槍斬撃
使用話数:StrikerS第3話、第5話

・スピーアアングリフ(Speerangriff)
使用者:エリオ・モンディアル
ストラーダ(及びドイツ語)に、より忠実な発音表記は「シュペーアアングリフ」。
ストラーダの槍の穂から、魔力をロケットのように噴射して加速し、一気に目標を貫く。ヴィータの使うラケーテンハンマーと同系統の攻撃魔法。
地上から空中高くを攻撃することも可能だが、軌道は直線的。
第4話では、キャロのブーストアップ・アクセラレーションの掩護もあり、見事になのはのバリアジャケットに傷をつけてみせた。
その場で回転することで加速をつけられるラケーテンハンマーと比較すると、目標との間に加速するためのある程度の距離がないと威力を付けられない可能性がある。
日本語訳:槍撃
使用話数:StrikerS第4話

・スタールメッサー(Stahlmesser)
使用者:エリオ・モンディアル
ストラーダ(及びドイツ語)に、より忠実な発音表記は「シュタールメッサー」。
ブーストされて得た魔力刃による斬撃で魔力刃には電撃が付与されている。
第5話では、エリオがキャロのツインブーストの支援を受けつつ、ガジェットIII型の触手を切断して一掃した。
メガミマガジンの記事によれば、キャロのブーストを受けて完成するとあるため、あるいはキャロとの合体魔法とすべきかもしれない。
だがメガミマガジン2008年2月号付録の原案イラスト集~デバイス・魔法編~には、自力で発生可能との記載がある。個人発動の場合は発動に時間がかかるか、威力がブースト版に比べて弱くなるということなのかもしれない。
日本語訳:鋼の小刀
使用話数:StrikerS第5話、StrikerS SS02

・メッサー・アングリフ(Messerangriff)
使用者:エリオ・モンディアル
スタールメッサー発動状態でのスピーアアングリフ。
突撃による刺突と命中後の斬撃により対象を破壊する。
大型対象の殲滅破壊に極めて有効だが、一発勝負となるため行使のタイミングが難しい。
第5話にてガジェットIII型本体を破壊した。この際カートリッジを2発ロードしている。
「一閃必中」
日本語訳:小刀攻撃
使用話数:StrikerS第5話

・サンダーレイジ(Thunder Rage)
使用者:エリオ・モンディアル
ストラーダのウンヴェッターフォルムから放たれる電撃による小規模範囲攻撃。
ストラーダの尖端部に電撃を発生させ、接触した対象を中心に周辺に電撃を走らせスタン・破壊する。
フェイトの技をもとにエリオなりに習得した魔法である。
使用話数:StrikerS第17話

・紫電一閃(しでんいっせん)
使用者:エリオ・モンディアル
右拳に電撃を纏わせてのパンチ。
「変換した魔力を高密度に武器に付与し、打撃として撃ち込む」という、変換資質を持つベルカ式術者の基礎にして奥義といえる技法。
おそらくシグナムの紫電一閃やシャッハの烈風一迅と同様の魔力付与打撃の総称であり、決まった型は存在しないものと思われる。
24話で使用した際はガリューにストラーダを掴まれていたため、右拳を武器に見立て魔力付与を行い、撃ち込むという応用的な運用を行った。
シグナムから学び取ったその技法はいまだ未完成だが、高密度に圧縮された電撃は自身の防護服の袖すら弾き飛ばす威力を発揮した。
使用話数:StrikerS第24話

・ナックルバンカー(Knuckle Bunker)
使用者:ギンガ・ナカジマ
リボルバーナックルで魔力を高め、拳の全面に硬質のフィールドを生成し、そのフィールドごと衝撃を撃ち込む打撃魔法。
対象の近接攻撃へのカウンター使用で、刃物等の鋭い攻撃を受け止める事ができ、受け止めると同時に対象の武器や攻撃部位にダメージを与える。
瞬時の判断と攻撃が必要となるため、技の難易度は高い。
使用話数:StrikerS第12話

・ストームトゥース(Storm Tooth)
使用者:ギンガ・ナカジマ
シューティングアーツの打撃コンビネーション。
打ち下ろしによる防御破壊と打ち上げる直接打撃を連続で撃ち込む左拳の二連撃。
スバルとの模擬戦でギンガが使用し、固さはヴィータにも認められたほどのスバルのプロテクションを破っている。
使用話数:StrikerS第15話

・リボルバーギムレット(Revolver Gimlet)
使用者:ギンガ・ナカジマ
貫手での攻撃。ナックルスピナーの回転でドリル攻撃となる。
ギンガが元々所持していた能力ではなく、スカリエッティによる左腕の改造を受けた際に付与された能力。
使用話数:StrikerS第22話、第23話

・烈風一迅(れっぷういちじん)
使用者:シャッハ・ヌエラ
シャッハの使用する近接攻撃。
高密度な魔力を乗せた斬撃の総称という点で、シグナムの紫電一閃と共通する。
高い切断・破砕能力を持つヴィンデルシャフトと、シャッハ自身の神速の歩法と合わせて、高い戦闘性能を誇る。
使用話数:StrikerS第21話、第24話

・ストライクドライバー(Strike Driver)
使用者:スバル・ナカジマ、エリオ・モンディアル
スバルとエリオが使用した合体攻撃魔法。
StrikerS SS01でロストロギアの本体に叩きこみ、まとっていたバリアを破壊した。
スバルがリボルバーナックルによる打撃、エリオが雷を纏ったストラーダによる斬撃を同時に繰り出す。
リボルバーナックルとストラーダでそれぞれカートリッジを1発ずつロードしている。
使用話数:StrikerS SS01

射撃魔法

誘導制御型

・トーデス・ドルヒ(Todesdolch)
使用者:ルーテシア・アルピーノ
魔力付与を行った黒いダガーを召喚・射出する攻撃魔法。
簡易誘導性能と、着弾爆裂の効果を持つ。
第12話の戦闘で、周囲への射撃として使用。
日本語訳:死の短剣
使用話数:StrikerS第12話、第21話

直射型

・リボルバーシュート(Revolver Shoot)
使用者:スバル・ナカジマ
リボルバーナックルから発射する近距離射撃攻撃。カートリッジを一発消費する。
シューティングアーツの術者がショートレンジで離れた相手に対抗するための魔法。
ナックルスピナーの回転により衝撃波を発生させる。
距離による減衰が早く、威力も打撃に劣るが衝撃波の有効範囲が広いため、有効な場面は多い。
第5話で貨物車内で使用したところ、使用したスバル自体が吹っ飛ぶほどに威力が向上している。 これは、貨物車という閉鎖空間&高速移動中の車内だからこそ吹っ飛んだという可能性もある。
戦闘機人モードのスバルでも使用可能。(原案イラスト集)
第26話では戦闘機人としての身体能力のみで発動し防衛システムを破壊した。
使用話数:StrikerS第1話、第3話、第5話、第26話

・ルフトメッサー(Luftmesser)
使用者:エリオ・モンディアル
ストラーダによる斬撃の際に、周囲の空気を圧縮・加速し、空気の刃を作り出す魔法。
空気であるが、付与した魔力が少し残っている為魔力光の色を反映している。
第3話の訓練でガジェットに対して放ったが、あっさりかわされていた。このため、威力については不明。
日本語訳:空気の小刀
使用話数:StrikerS第3話

・衝撃波
使用者:ルーテシア・アルピーノ
自身の魔力を衝撃に変換して定方向に放つだけの「魔力運用」による攻撃。
正規の術式を踏む魔法ではないが、膨大な魔力を持つ者が使用すれば強大な破壊力を生む。
第11話でキャロ、第17話でヴァイスに対して使用された。
使用話数:StrikerS第11話、第17話

砲撃魔法

直射型

・ディバインバスター(Divine Buster)
使用者:スバル・ナカジマ
なのはの使うディバインバスターへの憧れから自己流で習得した近距離特化の砲撃魔法であり、正確に言えばなのはのディバインバスターとは別の魔法。
スバルのディバインバスターは、両手で練り上げた魔力で前方に魔力スフィアを形成、左拳でスフィアを保持し、右拳で加速をつけて撃ち出すというプロセスをとる。
射程は最大でも十数メートルと極めて劣るが、スバルの使用する魔法では最大の破壊力・貫通力を持つ。
なのはのディバインバスターと同様、魔力チャージのため発射に少し時間を要する。また、環状魔方陣による魔力の収束制御が確認できる。
「一撃必倒!」
使用話数:StrikerS第1話、StrikerS SS04

・ディバインバスター(ゼロレンジ)(Divine Buster Zero Range)
使用者:スバル・ナカジマ
ディバインバスターの進化系の一種。
第11話で拳で魔力スフィアごとガジェットIII型のバリアと外装を貫き、内部で炸裂させた。
スフィアの保持を右拳のみで行い、離れた位置まで伸ばさずにその場で炸裂させることで、威力向上・発射速度短縮を実現している。
使用話数:StrikerS第11話、StrikerS漫画版Episode-11

・ディバインバスターA.C.S(Divine Buster Accelerate Charge System)
使用者:スバル・ナカジマ
ディバインバスターの応用系。
A.C.Sの突撃打撃で防御を撃ち抜き、零距離からディバインバスターを直撃させる複合技。
ディバインバスターの問題点を逆手に取った応用が行われており、チャージ時間の長さは突撃打撃と同時進行でチャージを行うことで補い、零距離射撃であるため短射程も問題にならない。
技としてはなのはのエクセリオンバスターA.C.Sを継承したものだが、発射前のスフィアに高い圧縮密度を持たせることで、「スフィアを纏わせた左拳及びスフィア本体」による打撃や「崩し」も可能としている部分はスバルの完全オリジナル。
問題点を改善、応用し、高い威力を持つため砲撃魔法として一つの完成系に達した。
23話でのギンガとの一騎打ちにおいて用いられ、その威力は「一撃必倒」を体現。見事ギンガを撃墜することに成功した。
使用話数:StrikerS第23話

召喚魔法

基本的にミッドチルダ式召喚魔法と同じ。ただし、召喚魔法陣の中心はベルカ式の剣十字になっている。

・インゼクトツーク(Insektzug)
使用者:ルーテシア・アルピーノ
小さな羽虫「インゼクト」を召喚し、命令を与える。
詠唱は、
「吾は乞う、小さき者、羽搏はばたく者。言の葉に応え、我が命を果たせ。召喚」
ただし、「ツーク」は召喚するインゼクトの召喚数を指定するワードの為、召喚数によっては異なる。正確な名称としては「インゼクト○○」となる模様。
日本語訳:昆虫小隊
使用話数:StrikerS第7話、第22話

・地雷王召喚
使用者:ルーテシア・アルピーノ
召喚魔法の正式名称は不明。
巨大甲虫である地雷王を1~5体召喚する。
召喚シーンは第22話で初出。
使用話数:StrikerS第12話、第19話、第22話

・究極召喚・白天王
使用者:ルーテシア・アルピーノ
ルーテシアの「究極召喚」。
巨大生物である白天王を召喚する。
使用話数:StrikerS第24話

・送還
使用者:ルーテシア・アルピーノ
本来の居住地や安全な場所に送還することで、召喚獣のダメージの拡大を防ぐ。
貴重な召喚獣を不要に傷つけないようにするため、召喚士にとっては召喚と同様に重要。
第12話では傷ついたガリューと拘束された地雷王を送還した。
使用話数:StrikerS第12話

・ブンターヴィヒト(Bunter Wicht)
使用者:ルーテシア・アルピーノ
名称は、聞き取りからの推測。
召喚魔法の応用として、任意の場所に物体を召喚することによって、転送魔法のように移動させる魔法。
第7話の発動トリガーは、
「ブンターヴィヒト。オブジェクト11機、転送移動」
第16話の発動トリガーは、
「遠隔召喚、開始」
日本語訳:多彩なる小人
使用話数:StrikerS第7話、第16話

・召喚虫
ルーテシア・アルピーノとその召喚虫の使用する能力を、便宜上ここに分類する。

・シュテーレ・ゲネゲン(Stehlenkönigin)
使用者:ルーテシア・アルピーノ
魔法ではないが、便宜上ここに掲載。
召喚した極小の召喚虫を使って無機物操作をさせる。
ルーテシアはインゼクトを使ってガジェットドローンの操作をした。
ただし、キャロのアルケミックチェーンのような「動力付与」とは異なり、「操作系奪取」である為、元々動力がある無機物しか動かせない。
使用話数:StrikerS第7話

・環境迷彩
使用者:ガリュー
魔力を使用し、周囲から自分の姿を隠すフィールドを生成し、闇に同化する。
明るい日中ではフィールドそのものが目視されやすく効果が薄いが、暗所では効果が高い。
使用話数:StrikerS第11話

・衝撃弾
使用者:ガリュー
体内の魔力を弾丸状に生成して発射する。
一般的な魔導師の魔力弾と比べてさほど攻撃力は高くないが、音と衝撃の効果が強い。
主に対象の間隔を数瞬攪乱させて、隙を作るために用いる。
使用話数:StrikerS第11話

・武装解放
使用者:ガリュー
ガリューの皮下組織や骨格を変形させ、そのまま武装とする技。基本的に状況の危険度に合わせた数の武装を解放する。
第11話を初めとして腕部骨格を突起物にして使用することは多い。
第24話では感情制御を奪われたルーテシアの破壊衝動に合わせて体が反射的にほぼ全ての武装を解放した。
使用話数:StrikerS第11話、第12話、第17話、第21話、第22話、第24話

・地雷震
使用者:地雷王
多数の地雷王による局地的な地震発生。
落盤・土壌崩壊を効果的に発生させることで、単独では時間のかかるゆりかごの浮上を助けた。
使用話数:StrikerS第19話

・魔力砲
使用者:白天王
白天王の腹部にある水晶体から放たれる魔力砲撃。
ヴォルテールの砲撃と互角の威力を持つ。
使用話数:StrikerS第24話

防御魔法

フィールドタイプ

・バリアジャケット(Barrier Jacket)
使用者:スバル・ナカジマ、エリオ・モンディアル、ギンガ・ナカジマ、シャッハ・ヌエラ
スバル、エリオが使う術式が近代ベルカ式であるところから、ここに項目を置く。
本編中では、リインフォースIIがまとめてバリアジャケットと呼んでいたが、近代ベルカ式では防護服を騎士装束ではなくバリアジャケットと呼ぶ。
シャッハは「騎士服」。(OFB)
使用話数:StrikerS第1話、他

バリアタイプ

・プロテクション(Protection)
使用者:スバル・ナカジマ
ミッドチルダ式のプロテクションと同様で、キャロと同じくなのはからの直伝。ヴィータのパンツァーヒンダネスにも似ている。
第6話の訓練では、グラーフアイゼンの一撃にも耐え(スバルは吹き飛ばされたが、プロテクション自体は消えなかった)、強度自体はそんなに悪くないとの評(ヴィータ)。 この時点ではリボルバーナックルを装備した右手でしか発動できなかった。その後、ヴィータが叩いて鍛え上げた。
第15話では左手に防御膜を一点集中させて、ギンガの打撃を受け止めた。なお、バリアの一点集中はバリアブレイクに対しても一定の耐久力を持たせることが可能。
第26話エピローグではトライシールドのように展開し、海水を阻止。かつてなのはがそうしたように、災害に見舞われた幼い姉弟を救った。
使用話数:StrikerS第6話、他

・シェルバリア(Shell Barrier)
使用者:ギンガ・ナカジマ
正式な名称はDVDの解説より。
ディフェンサープラスやサークルプロテクションのような半球型の防御魔法。熱や衝撃から内部の対象を保護する。魔力消費が大きいが、発動後は効果が一定時間維持される。
新暦71年の空港火災時に、当時陸士候補生だったギンガが、逃げ遅れた人を守るために張っていた。
使用話数:StrikerS第2話

・ディフェンサー(Defenser)
使用者:ギンガ・ナカジマ
プロテクションと同様の防御魔法。
ギンガはあまりバリア系防御を得意としないが、それでも高いバリア硬度を誇る。
第15話ではスバルのリボルバーキャノンにより砕かれる。
使用話数:StrikerS第15話、第22話、第23話

・バリア魔法
使用者:ルーテシア・アルピーノ
プロテクションのような防御魔法。
使用話数:StrikerS第22話

シールドタイプ

・トライシールド(Tri Shield)
使用者:ギンガ・ナカジマ、シャッハ・ヌエラ
魔法陣を盾のように展開する、近代ベルカ式シールド魔法。 古代ベルカ式シールド魔法のパンツァーシルトに相当する。
使用話数:StrikerS第11話、第19話

その他の防御魔法

・リアクティブパージ(Reactive Purge)
使用者:スバル・ナカジマ
バリアジャケットに搭載されている最終防御機構。防御魔法やバリアジャケットで防ぎきれない巨大な衝撃に対して、装甲部分であるバリアジャケット外装に使用されている魔力を爆破、衝撃力を緩和させ術者の生命を保護する。
外装部分を爆破する為、内装部分のアンダージャケットにも相応のダメージが通り、アンダーも破損してしまうので発動後は実質的に無防備な状態に陥る。
スバル以外のメンバーのバリアジャケットにも同様の機能が搭載されているが、使用者がスバルのみなのでこの項に分類する。
使用話数:StrikerS第17話

補助魔法

デクラインタイプ

・バリアブレイク(Barrier Break)
使用者:スバル・ナカジマ
防御魔法を構築しているプログラムに介入し防御魔法を侵食・破壊する魔法。
本来プログラムに割り込みをかけて破壊するのだが、不器用で魔力総量と出力に恵まれたスバルは、割り込みプログラムを構築して敵防御魔法に浸透するより腕力・魔力で無理矢理突き破る割合の方が高い。
使用話数:StrikerS第1話、第23話

・シールドブレイク(Shield Break)
使用者:スバル・ナカジマ
シールド系防御魔法に対し、シールドを噛み込み、シールドを破壊する為の魔法。
第8話で使用された際は、クロスシフトCの布石であったため、ブレイクそのものより、噛み込んで弾かれたり逸らされたりしないで相手の足止めとする意図で使用された。そのため、なのはのラウンドシールド相手でもごく短時間だが足止めに成功している。
またスバルはナックルダスターに付与する形で行っているが、バリアブレイクと同様に単一の魔法としても使用可能かは不明。
使用話数:StrikerS第8話

移動魔法

・ウイングロード(Wing Road)
使用者:スバル・ナカジマ、ギンガ・ナカジマ
空中に移動するための光の道を作る。
この道は帯状魔法陣で構成されている。廃ビルの壁に亀裂を入れるなどの物理的な干渉は存在するが、直接攻撃には一度も使用していない。また、ティアナがウイングロードの上を普通に歩いたり走ったりしている(第5話、第8話)ことから、他の者を乗せることも可能なことが判る。ゆりかご内部突入班の救助に出た際には、女性6名(子供のヴィヴィオ含む)とバイクを乗せており、最低でも数百キログラムの重量に耐える強度を持っている。
本編での初使用時は単純な直線だったが、次第に練度が上がるにつれて、複数の道を高さを変えて平行に走らせる(第8話)、螺旋状に展開する(第12話)といった器用な使い方も見せている。
マッハキャリバーの意思による発動も可能。これを利用して列車から外に飛ばされたスバルの危機を救い(第5話)、ギンガの攻撃からスバルを守る(第23話)などしている。単体での最大進展距離は10メートル程度だが、スバルが追加発動することでシームレス接続が出来る。
第3話の訓練時には、途中で魔力消去されると、上でスバルが高速走行中でもいきなり道が消えてしまうという危険性を露呈した。さらに、帯状魔法陣は他人の目にも見えるため、どのような経路で来るかということもはっきりと伝わってしまう(後者については、第4話のように道を長く複雑に張り巡らすことで選択肢を増やす、第7話のように道を作りながら先端付近を走る、などの方法によってカバーしている)。これらの欠点があるものの、飛行魔法が使えないスバルにとっては、自力で空中を移動するための(現在のところは唯一と言ってもよい)手段で、実際の戦闘でも多用している。
スバルとギンガの対決(第12話、第22話、第23話)では両者が使用。ギンガのものも、魔力光の色の違い以外、機能的には同様と思われる。
第15話時点で、最大進展距離の向上とマッハキャリバーのフォース&グリップコントロールにより空戦に近いレベルの空中移動が可能になっており、エピローグ段階では一般的な空戦魔導師と同等の機動性を得ている(クロニクル)。
スバルのオリジナル魔法であり、先天系(インヒューレント)の魔法とも呼ばれ、術式も普通と異なるとのことで、マッハキャリバーに自動詠唱させるためにシャーリーはかなり苦労したらしい(StrikerS漫画版Episode-8)。ただし、ウイングロードと酷似した技能「エアライナー」をノーヴェが持つところから、スバルオリジナルというよりはギンガ・スバル・ノーヴェのクローン元となったクイントのオリジナルといった方が妥当。
語源は文字通り「翼の道」。
あるいは、日産自動車のワゴン「ウイングロード」。
使用話数:StrikerS第1話、他

・アブゾーブグリップ(Absorb Grip)
使用者:スバル・ナカジマ
移動魔法ではないが、便宜上ここに掲載。
マッハキャリバーの走行機能の一つ、高速走行時にグリップ力を高める。 これにより、通常は出来ないような垂直な壁面の走行すら可能となる。
第5話では貨物列車内でガジェットI型の攻撃を、壁を走行することでかわしていた。
使用話数:StrikerS第5話

・転送移動魔法
使用者:ルーテシア・アルピーノ
ルーテシアは複数人数を同時転送させることができる。
ブンターヴィヒトとの違いは不明。
第11話のときは三角形のベルカ式魔法陣を発生、ルーテシア一人の転送。
第12話の使用シーンは無く、台詞のみだった。
使用話数:StrikerS第11話、第12話

・旋迅疾駆
使用者:シャッハ・ヌエラ
シャッハの隠し技である物質通過跳躍魔法。
セインのディープダイバーのように長時間物質内部に留まることはできないが、その移動速度は圧倒的に速い。
第13話では一瞬でなのはとヴィヴィオの間に割って入り、第24話ではセインのディープダイバーによる逃走を先回りして防いだ。
使用話数:StrikerS第13話、第24話

その他の補助魔法

・思念通話
使用者:スバル・ナカジマ、エリオ・モンディアル、他
近代ベルカ式は古代ベルカ式のように念話を思念通話と呼ぶかどうかは不明だが、項目作成の暫定的にこの名称で記載する。
戦闘だけでなく、スバルとティアナは、フェイトやはやての前で口には出せない疑問を聞くときにも使用していた。
ミッドチルダ式の念話と繋がるため、念話である可能性もある。 A'sの時も念話と思念通話は繋がっていたため互換性はある模様。
使用話数:StrikerS第1話、他