なにこれ
Girls' Frontline: Glitch Land(原題:少前譎境)とは、2020年10月16日に発表されたもののそのまま開発中止となった、スピンオフの見下ろし視点アクションアドベンチャー作品である。
元々は2019年にアクションゲームツクールMVを用いてとあるファンが開発した『HK416 Not Found』という二次創作ゲームであり、
2020年には散爆がこのプロジェクトを吸収し、ニューラルクラウド、逆コーラップス、ドルフロ2と共にドルフロシリーズの新たな公式作品として公開されると発表していた。
公式化するにあたりビジュアルは一新され、なんか若干バタ臭いけおちゃんなどの立ち絵が公開されていたりする。
しかしながら、ここで散爆はとある問題に直面してしまう。それは2018年から不定期に勃発していた、「版号寒冬」問題である。
散爆が本拠地を置く中華人民共和国では、出版物の検閲が国家新聞出版広電総局によって日常的に行われており、それはビデオゲームとて例外ではない。
このためゲームを出版するためにはこの機関にコンテンツを提出し、ゲームライセンス(版号)を発行してもらわねばならない。
しかし、2018年に中国は大規模な組織および制度改革を実施。これに影響されるかたちで、同年3月に総局は突如新規ライセンスの発行作業を停止してしまった。
これにより、当時の中国ゲーム業界は大混乱に陥る。なにしろ、局の通知ひとつで急に一切の新作ゲームが発売できなくなってしまったのだ。
当のゲーム開発会社はもちろんのこと、投資家たちにもこの問題は波及し、情勢への不信感が募るにつれ小規模なゲーム開発会社がひとつ、またひとつと消えていった。
さらに8月になると「児童青少年の近視総合予防管理計画」というあからさまにビデオゲームを標的とした声明が発表され、総局もオンラインゲームの管理統制を宣言するなど不安定さがさらに増していく。
結局、業界の懸命な働きかけが功を奏して同年12月には国内向け、翌2019年11月には輸入ゲームのライセンス発行が再開され、「ゲームライセンスの冬」はいったん雪解けを迎えた。
9ヵ月もの大寒波をドルフロ1だけで辛うじて乗り越えた散爆は、作っていた念願の新作&リメイク&スピンオフ一挙展開を発表。
そのうちの3つ(メインコンテンツであるドルフロ2、既にある程度完成していたニューラルクラウド、そして羽中の悲願であったパン屋リメイク)は紆余曲折あったが、無事正式版販売・配信へと漕ぎつける。
ところが、2021年にこんどは習近平直々にオンラインゲームが『敵』認定され、再び版号寒冬が到来。
業界全体が事業縮小、大量解雇、倒産、株価大暴落に巻き込まれ…ドルフロ2が当時まだ完成しておらず、複数のスピンオフも抱えていた散爆もその例外ではなかった。
どれが一つを切る決断を強いられた羽中は、泣く泣くグリッチランドを生贄にすることを決断。
原作者であった金剛氏を含む開発チームも散爆を去り、ドルフロシリーズ唯一(であってほしいが…)の開発中止タイトルとなった。
…っていう感じの悲しいドラマがたぶんあったんだと思うよ!
…で、どういうゲームだったの?
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アクツクMVという文字列でなんとなく察せる通り、まぁなんかありていに言えばのび〇ザみたいな見下ろし視点サバイバルホラー。
HK416とThunder(ついでにM870も)を切り替えながら進み、ゾンビ…というかE.L.I.D.の徘徊する廃墟を探索していく内容だったようだ。
鉄血工造も物語に深く関わってくる予定だったようで、発表時の内容でもダイナーゲートやスカウト、改良型と思しきマンコなどが登場している。
登場キャラクター一覧
立ち絵が公開されていたのは、Hk416、Thunder、そしてアンナ・キャサリンのみ。
妙に肝の据わってそうな顔つきのけおちゃんなど、作風は前作にも2にもニューラルクラウドにも似ていない独特なものとなっている。
- HK416

404小隊メンバーのけおちゃん。まだ隊長ではなく、服装も10年前(MOD前の通常立ち絵)のもの。
立ち絵が濃い。
- Thunder
イカレ超大口径拳銃を担いだグリフィンの戦術人形。片腕と片脚の人工皮膚がなく、機械部分が露出した痛ましい姿。
本作で「イサドラ」という名前を名乗る…はずだったのだが、開発中止によりあえなく没設定と化した。2に実装される日は果たして来るのか…?
- M870
グリフィンの問題児、小悪魔ショットガン警察人形。通称兄貴。
どうもプレイアブルキャラの一人であったようだが、立ち絵の公開を待たずして開発中止となったため詳細は不明となっている。
- アンナ・キャサリン
緑髪ポニーテールのナイスバディ科学者。鉄血工造職員の生き残りらしいが…?
まらすじ
傭兵部隊「404」所属の戦術人形、HK416。
彼女は秘密任務の遂行中だったが、放射能汚染で廃墟となった小さな町の近くで、不可解な電磁波干渉を受けてヘリコプターが墜落してしまう。
そこで彼女は、逃げ遅れた難民たち、そしてかつて消息を絶った鉄血の研究者、Thunder、さらに同じく町の秩序維持に奔走していたM870と遭遇する。
様々な視覚的・矛盾した感覚と自身の思惑から、HK416は彼らの計画を完遂するために協力することを決意する───
(TapTapのアプリ説明文より)
ドルフロシリーズとの繋がり
開発中止タイトルなので当然だが、今のところ各タイトルでこの作品内の出来事について直接言及されるような内容は確認されていない。
しかし、同時発表された「逆コーラップス:パン屋作戦」では収集品のひとつにイサドラの白衣が用意されており、小ネタ程度の関わりは検討されていた様子。
本作や担当絵師の出したアートブックなどでの記述から、Thunderの本名は「イサドラ」であるというのが通説となっている。
どうにかして遊べないの?
製品版は当然完成してないのでプレイできないのだが、同人時代の『HK416 Not Found』は有志によりサルページされている。
IOPwikiの外部リンク欄にあるので、自己責任で遊ぼう!(要コントローラー)
コメント
- このけおちゃん、下の毛も濃いだろうな -- 2026-06-28 (日) 17:29:44
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