もしかして:Superhuman Samurai Syber Squad
なにこれ
「SSSS.GRIDMAN」とは、2018年に放映された、全12話のテレビアニメ作品。
1993年に放映されていた特撮テレビドラマシリーズ「電光超人グリッドマン」を原作に、新たな舞台・新たな登場人物でハイパーエージェント・グリッドマンの活躍を描いたリブート的作品である。
「電光超人」と同じく円谷プロダクション監修、アニメーション制作は忍殺のアニメも手掛けたTRIGGERが担当するという豪華な布陣であり、本編から25年ぶりの新作ということでオリジナル版のファンを驚愕させた。
円谷プロ公認かつ監督がファンであることから、グリッドマン原作だけでなくウルトラシリーズ由来のパロディも豊富に盛り込まれているのが特徴。
アニメシリーズではあるが、円谷の実写怪獣特撮モノとしての文脈も多分に含まれた作品となっている。
舞台となるのは東京都のとある街「ツツジ台」。
不可思議な現象と怪獣災害が相次ぐ街で、高校一年生の青年・響裕太と友人たち、そして町を救う超人・グリッドマンの戦いを描く。
海外展開
2018年ということで既に海外向け展開が進んでいたころのアニメ作品であり、コラボ枠としては(少なくともカブタックよりは)正気な選出と言えるグリッドマン。
中国本土では「電光超人グリッドマン」の(正式な)放映はなかったものの、「ウルトラマン」関連コンテンツで培った怪獣特撮の地盤はあり、
放送当時はTRIGGERが手掛ける期待の新作アニメとして盛り上がるなどしていた。中盤以降のストーリー展開を巡っては多少荒れたようだが…
ヒロイン・宝多六花のデカすぎるふとももは篤い支持を集め、今もなお多種多様なコラボイラストやセクシーなフィギュアが出続けている。
しかし、前提である「電光超人グリッドマン」の部分で少々困ったのがアメリカ在住のアニメファンであった。
90年代当時のアメリカ子供向け番組は中国と同レベルの厳しい規制により内容が改変されることが多く、これにより「パワーレンジャー」や「ビートルボーグ」、「VRトルーパーズ」といった翻案が多く制作されていた。
「電光超人グリッドマン」もその例に漏れず、「Superhuman Samurai Syber Squad」と変な英題を付けられて再編集され、アメリカのお茶の間に輸入されることとなった。
これにより、ハイパーエージェントはグリッドマンではなく「サーボ」、アメリカ人の青年サム・コリンズがサムライズドする形態という認識のアメリカ人もそれなりにいたりいなかったり…
なお、ややこしいことに「SSSS.GRIDMAN」はグリッドマンシリーズに属する作品でありながら、タイトルやアシストウェポン名称などに北米版の名称を引用していたりする。
まらすじ
一見何の変哲もない普通の街・ツツジ台。
ツツジ台高校一年生の青年、響裕太がクラスメイトの宝多六花の家で目覚めたとき、彼の記憶はなぜか失われていた。
六花曰く家の前で倒れていたというが、いくら頑張っても何も思い出すことができない。
しかし、そんな彼には謎の存在からの呼びかける声が聞こえ続けていた。
明らかにおかしい街の姿に戸惑いつつも至って普通の学校生活を送る裕太の前に、謎の巨大怪獣・グールギラスが現れる。
自身にだけ聞こえる声を頼りに立花の家のジャンクPCにたどり着いた裕太を待ち受けていたのは、ハイパーエージェント・グリッドマン。
裕太と一体化することで実体を得たグリッドマンは、死闘の末にグールギラスを討ち取り、街を救うのだった。
しかし、次の日には怪獣の気配はなく、街は元通りになっていた。
街は壊れておらず、怪獣を見たという者もなく…変わったことと言えば、昨日までいたはずのとあるクラスメイトたちが「入学前にはすでに亡くなっていた」ことだけ。
なぜ街は元通りになったのか?怪獣はどこから来たのか?なぜ記憶が失われているのか?
ツツジ台を取り巻く謎、そしてグリッドマンの語る裕太の「使命」を探るため、裕太たち「グリッドマン同盟」の冒険が始まる───
基礎用語解説
- コンピューターワールド
グリッドマンシリーズの根幹をなすだいぶトンチキな設定。
全ての電子機器の内部に存在するファンタジック異世界空間であり、ここで何か破壊活動が行われるとその電子機器が現実で暴走する。
これは一般的なサイバーパンクモノにおける『プログラム構造を立体空間に変換して表示したもの』ではなく、もっとおとぎ話的な『すべての電子機器の中には摩訶不思議な世界が広がっている』みたいなもの。
なのでコンピューターワールドが破壊・改変されてしまうと、それが現実に影響を及ぼして対象を洗脳したり、人間を機器に取り込んだり、果てには時間や歴史の改変が起こったりといった超常現象レベルの事態も発生しうる。
オッサンの「」揮官の中には「ロックマンエグゼ」と言えばイメージしやすい人も少なくはないだろう(厳密には違うところも多いが)。
コンピューター描写はリアリティ強めで比較的マジメにやっているドルフロシリーズとは相性が悪い…と思いきや、古びた音ゲーや廃棄されたサーバーの中で大冒険したり、
ハッキングと称してなぜか毎回セカンダリで銃撃戦をやらされたり、酔っぱらった挙句にメンタル内に別の世界が構築されるなどしているので、親和性は意外とあったりなかったりする。
- ハイパーエージェント
ハイパーワールドと呼ばれる異世界から来た、実体のないエネルギー生命体。だいたいウルトラマンみたいな感じの、正義のお人良し集団。
地球人の生み出したデータにより実体を手に入れ、コンピューターワールドを脅かす脅威と戦う。
如何せんこれを名乗っているのがおおむねグリッドマンひとりなので、実体に関しては謎だらけ。
- 怪獣
一般的な怪獣のような姿の実体を伴ってコンピューターワールドを破壊するコンピューターウイルス的なもの。
こちらもハイパーエージェント同様に、地球人の生み出したデザインを基にして誕生する。
なお、たまにコンピューターワールド自体に怪獣のような存在が棲んでいる場合もあり、こちらは電子アニマルと呼ばれる。
ドルフロ世界にもエントロピーや傘ウイルス、カシュマールなどなんか実体を持ってるウイルス勢力は多いので、こちらもそこそこ親和性が高いかもしれない。
- アシストウェポン
シリーズを通じて登場する、グリッドマン用の強化プログラム。
メカメカしい姿で単独稼働し、有事にはグリッドマンと合体して強化武装となる。
また、アシストウェポン単体でも合体し、もうひとつの巨大メカになることも可能。
SSSS.GRIDMANシリーズを見るには
SSSS.GRIDMANとその関連作品は主に4つ。
- 電光超人グリッドマン (1993年、実写特撮)
- SSSS.GRIDMAN (2018年、テレビアニメ)
- SSSS.DYNAZENON (2021年、テレビアニメ)
- グリッドマン ユニバース (2023年、劇場版アニメ)
インフェルノコップ宇宙パトロールルル子
円谷は独自の配信プラットフォーム「ツブラヤイマジネーション(通称ツブイマ)」を展開しており、数百円払えば全て視聴することができる。備えよう。
このほか「戦国グリッドマン」、「グリッドマン・ドグマ」、登場人物たちの日常を描いたボイスドラマなども展開されており、全部追いかけようとするとコンテンツはけっこう多め。
「とりあえずSSSSから始まるシリーズを追いたい!」と思うのであれば、Sグリ→ダイナゼノン→グリユニの順で見ると良いだろう。
- SSSS.GRIDMAN 第一回「覚・醒」 (第一話無料公開)
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