装甲車バトルディッガー編

Last-modified: 2023-09-21 (木) 13:37:45


概要

 パワポケ10の裏サクセス。相棒はオチタ
 ディッガーとは遺跡探索に使う戦車のような乗り物で作中では「モグラ」と称されることが多い。

 

 遺跡を求めて旅を続ける主人公(裏)とオチタは、町に3つの遺跡が出現するようになったと言われる「チャンバの街」を訪れる。
 しかし、そこでは遺跡と財宝を巡り街の三大勢力である巨大犯罪組織「レッドドラゴン」。ならず者の集まり「ブラックタイガー」。兵隊崩れの「ホワイトベア」による紛争が日々絶えないでいた。
 主人公(裏)はこれら3つの勢力のどれかに所属し、他の勢力と戦いながら3つの遺跡に眠る秘宝「3つの珠」を集めることになる。
 赤、黒、青、3つ集めれば願いを叶えてもらえると言われるこれらの珠が揃ったとき、主人公(裏)たちの前に待っていたのは・・・。


 システムは限られた期限(50日)の一章で仲間や武器を集め、無期限の二章で選手作成のためのパーツを集める二章構成のRPG。
 『11裏』『12裏』でも採用されているこのシステムは、このディッガー編が初となる。しかし、後の作品とは異なり二章におけるストーリーは特に用意されていない。


 EDで主人公(裏)が「キングダム王国の話を聞いて育った」という趣旨の発言をしていることや、ハガネが『4裏』のオオガミの発言を真似ていたりしたことから本作が『4裏』の未来だと判明した。


 さらに『14』で登場した「天使」がハームレスの未来の姿である事が示唆され、この世界は表サクセスと同一の時間軸上にあると判明している。
 ただし、あくまで「同一の時間軸上」で「正史の時間軸上」で無い点に注意する必要がある。

組織の概要

 詳細は各組織ごとのページを参照のこと。

レッドドラゴン

 チャンバの街の繁華街に拠点を持つ犯罪組織。ボスが王大人
 巨大犯罪組織ながらシナリオは割とシンプルで「ラセツ」「ヤシャ」の2人の武芸者が中心になる。

ブラックタイガー

 ガラクタ山に巣食うごろつき集団。表向きのボスはエンジェルでエンジェルの部下チバヤシがブラックタイガーのボス代理を担当するが、実質的に構成員を纏めてるのはチバヤシの部下カミカワ
 他の組織の壊滅後は、ブラックタイガーが元々統制が全く取れていないごろつき集団であった事もあり、ごろつきがやりたい放題に暴れ回る。とある仲間を連れていると、この物語の核心とも言える真実が見えてくる。

ホワイトベア

 チャンバの街の港の倉庫を勝手に拠点に活動する敗残兵で構成された兵隊崩れの集団。ボスがムーングロウ帝国皇族の1人カネヒト将軍。ところがカネヒトが完全にすっかりやる気を失っている為に実質的に指揮を執ってるのはヘルガ少佐。
 シナリオは軍隊がモチーフ(独立576部隊と表記されている)な事もあり、他のものと比べてかなりシリアスでダークなものとなっている。
 また、ホワイトベアのイベントには史実(特に第二次世界大戦中の日独ソ)にあった話をモデルに構成されたものが多い。

設定・イベントの元となった史実

  • 人物
    • カネヒト将軍
       「皇族の一人」とされており、カネヒト将軍本人に明確なモデルはないものと思われるが、その一族のモデルは日本の皇族と考えられる。天皇家は「睦仁・嘉仁・裕仁・明仁」など「○○ヒト」という「諱(いみな)」を使う者が多く、彼の名はそれらの諱の形式と一致する。
       また、黒い珠獲得後の会話で「ムーングロウの敗戦処理で勝利した合衆国が皇帝一族の権利を認める」と示されており、「国体護持」がイベント化されていることから天皇家をモデルとしている可能性は高い。
  • ヘルガ
    • 「戦争が始まったとき航空会社のテストパイロットだった」*1
       ドイツ人女性飛行士「ハンナ・ライチェ」(Hanna Reitsch)。
       第二次世界大戦中にはドイツ滑空機研究所に所属し、軍用機のテストパイロットとして協力していた。
    • 「もともとは戦闘機乗り」、「女性のみで編制された部隊」*2
       女性兵士を大々的に前線の兵士として編制したのはソ連軍。無線手や衛生兵などの後方職種だけではなく、戦車兵や狙撃手、小銃手に至るまで多数の女性兵士を動員。ただし、男性兵士と同部隊の編制に組み込んでいた。
       だが、完全に女子のみで編制された部隊も陸軍航空隊には存在しており、「第586戦闘飛行連隊」、「第587爆撃飛行連隊」、「第588夜間爆撃飛行連隊」の3つが存在している。おそらく「女子のみで編制された部隊」の元ネタは上記3つの飛行隊と思われる。
       ただし、劇中でヘルガが率いていた部隊は上記と違い、完全にプロパガンダ用部隊。隊員の多くは銃を撃つといった基礎訓練すら受けていなかったという大きな差異がある。
    • 左腕の欠損*3
       元日本陸軍第38師団第229連隊ズンゲン支隊第2中隊所属、現漫画家「水木しげる」の影響を受けた可能性がある。
       独立576中隊の状況が第229連隊の状況と一致しており(詳細は「独立576中隊」の項目に記述)、仮に独立576中隊の設定にズンゲン支隊の影響があった場合、ズンゲン支隊の生存者であり、この事例を世間に広く知らしめた資料を書いた水木しげるの影響を受けている可能性が十分に考えられる。
       なお、水木しげるは爆撃による戦傷が元で左腕を失っており、ヘルガと理由は異なるが欠損箇所は一致している。
  • イベント
    • ゴンダ「敗戦直前に13~59歳まで召集」
       ドイツ民間軍事組織「国民突撃隊」(男子16-60歳)+日本民間軍事組織「国民義勇隊」(男子12-65歳)。
       前者は民間軍事組織とはいうものの完全な兵士として組織され、後者は直接戦闘を目的としない支援組織として組織された。なお、アキラは伝令や整備が主任務であったことから、後者がメインのモデルと思われる。
  • アキラインタビュー
    • 「兵隊の命はコウモウよりも軽い」
       日本軍「軍人勅諭」の一節、「義は山嶽よりも重く死は鴻毛よりも輕しと覺悟せよ」*4が元。
       一般的に伝わる意図では「時には義(→国家)の為に死ぬ覚悟も必要」という意味を持たせているとされている。
    • 「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」*5
       戦時中の日本のスローガン「『足らぬ足らぬ』は工夫が足らぬ」。
       大政翼賛会・読売新聞・朝日新聞・東京日日新聞(現在の毎日新聞)が昭和17年11月に、国民から募集した「国民決意の標語」の入選作の一つ。
       有名な「欲しがりません勝つまでは」もこのときの入選作。
  • イソダ「ムーングロウのことを『紙と木でできた家に住んでるサルに近い連中』だと教えられた」
     「サル」は黄色人種に対する偏見全般。
     「紙と木でできた家」は米陸軍少将(当時)「カーチス・エマーソン・ルメイ」("Curtis Emerson LeMay")がM19集束焼夷弾(木造住宅に最大の効果を発揮する焼夷弾)開発時に日本の住宅を指した言葉とされている。
  • アキラ死亡イベント(レッドドラゴン、ラセツ同行時発生)「いきて・・・りょしゅうのはずかしめを受けず・・・」
     日本陸軍「戦陣訓」の一節(本訓(其の二) 第八「名を惜しむ」)収録、「恥を知る者は強し。常に郷党家門の面目を思ひ、愈々(いよいよ)奮励してその期待に答ふべし、『生きて虜囚(りょしゅう)の辱(はずかしめ)を受けず、死して罪禍の汚名を残すこと勿れ』」。
     当時から「軍人勅諭の施行細則のようなもの」*6といったものから、「非道義的な敵愾心を煽る文章」*7と散々に解釈・評価が別れている。
     一般的には降伏を阻害し玉砕を生み出した精神的な下地にこの文章があるとされており、当時の報道でもその認識に近い記述が見られる*8*9
  • ゴンダイベント・銃剣のつく機関銃
     日本陸軍「九六式軽機関銃」or「九九式軽機関銃」。
     何故着剣装置をつけたのかは未だ不明ではあるが、九六式には銃剣を装着した状態で射撃すると集弾率(どれだけ小さな範囲に複数の弾が集まるか)が上がるという実射実験のデータがある*10。なのでゴンダがいう「射撃時の安定性を増すため」も間違いとは言い切れない。
     ただし、こうした工夫は現場の兵士の創意工夫の産物と言える物であり、軍本部が銃剣と銃身安定の関係に言及した資料は残っていない。ゴンダが口ごもるのも納得がいく。
  • その他
    • 独立576中隊
      • 性質
         ドイツ軍・ソ連軍で編制された、いわゆる「懲罰部隊」。懲罰部隊に送られるのはソ連軍懲罰大隊の場合「怯懦や動揺などで軍律に背いた中級・上級指揮官」*11、ソ連軍懲罰中隊の場合「同じような(引用者注:軍律に背く)罪を犯した兵や下士官たちを収容した」*12。懲罰部隊そのものの数はソ連軍が特に多く、1942-1945で合計1409個懲罰中隊が組織されたとされている。
         懲罰部隊の兵士は基本的に「死ぬことが前提」の作業(敵前の地雷処理など)や人気のない作業(死体回収など)に回され、戦闘の際は戦場の中でも最も危険な区域に回される。実際「統計が示しているところによれば、全体として懲罰隊、とりわけ懲罰大隊が被った損害は、通常の部隊のそれと比べて3倍も大きなものでした」*13と元懲罰大隊指揮官が語っている。
         なお、ソ連軍の「懲罰中隊」と「懲罰大隊」は全く性質が異なるのだが、両者が混同されることも多い。独立576中隊の現状は大尉のヘルガと曹長のアヤカ、軍曹のゴンダと士官・下士官が混在しており、「懲罰中隊・懲罰大隊の混同」の見事な例となっている。
  • 戦死発表後に帰還して問題化した部隊*14
     ニューブリテン島の日本陸軍第38師団229連隊ズンゲン支隊の事例がモデルと思われる。
     第38師団司令部にズンゲン支隊指揮官が玉砕突撃を打電、第38師団司令部は突撃をやめさせようとしたが、既にズンゲン支隊側が送受信機を破壊していたため音信不通。第38師団司令部はこれをもって「玉砕」と認定し上層部に報告した。
     だがズンゲン支隊第2中隊を中心に、生き残りが数百名いることが発覚。既に第38師団司令部はズンゲン支隊の玉砕を報告済みで、「『天皇に虚偽の報告をした』ということにするわけにはいかない」と生存者を再編成した後前線に送り返している。
     戦死させるためにわざと最前線に送られたことや、生存者の規模が中隊レベルだった点が、ズンゲン支隊と独立576中隊で一致する。また、ヘルガの戦傷がズンゲン支隊第2中隊の生存者である水木しげると一致する(両者とも左腕欠損)ことからも、独立576中隊へのズンゲン支隊の影響が推測できる。
  • 試作戦車「オブイエクト」
     ロシア語"Объект"、日本語にすると「物体」。
     ソ連系試作戦車は「オブイェクト○○○(番号)」の秘匿名で呼ばれることが多い(現"T-72"のオブイェクト172など)。
     なお、122mm砲を積んでいる事から、特にソ連軍"IS-3"重戦車(WWII最末期に完成こそしたが実戦参加はしなかった)を指していると思われる。
  • ディッガーの主砲
     主砲が全て実在する第二次世界大戦期の戦車砲と共通した大きさになっている。
     ※以下の表はWWII戦車砲に限って例示したもの。また、ここに載っているものがその大きさの唯一の砲というわけではなく、同じ大きさの砲は他にも多数ある。
     なお、77mm砲のみ元ネタが10しつもんコ~ナ~12月15日(土)で以下の通り明記されており、英国陸軍の戦車砲「オードナンスQF17ポンド砲」系列であることが明らかになっている。

    Q.裏サクセスの武器なんですが、75ミリキャノンの「貫通」にはどんな効果があるんですか?
    A.相手の防御力を無視します。ちなみに貫通があるのは77ミリ砲(17ポンド砲)ですね。

作中武器名同サイズ実在戦車砲搭載車両備考
37ミリ砲3.7cm KwK36 L/45ドイツ軍中戦車「III号戦車(A/D/F型)」
50ミリ砲5cm KwK38 L/42ドイツ軍中戦車「III号戦車(F型~J型)」
75ミリ砲7.5cm KwK42 L/70ドイツ軍中戦車「V号戦車パンター」
77ミリ砲オードナンス QF 17ポンド砲イギリス軍巡航戦車「シャーマン ファイアフライ」
77mm High Velocityイギリス軍巡航戦車「コメット」オードナンスQF17ポンド砲の改良型
85ミリ砲85mm ZIS-S-53ソヴィエト軍中戦車"T-34-85"
88ミリ砲8.8cm KwK36 L/56ドイツ軍重戦車「VI号戦車ティーガーI」
105ミリ砲試製十糎戦車砲(長)日本軍砲戦車「試製五式砲戦車」砲のみ完成、実戦投入されず
122ミリ砲122mm D-25Tソヴィエト軍重戦車"IS-2"及び同重戦車"IS-3"IS-3は滿洲侵攻時に初投入
オブイェクトに合わせるならIS-3が元ネタの可能性が高い
128ミリ砲12.8cm KwK44 L/55ドイツ軍駆逐戦車「ヤークトティーガー」
150ミリ砲15cm KwK44 L/38ドイツ軍超重戦車"E-100"計画のみ、砲は完成せず
  • 国家
    • ムーングロウ帝国
       皇帝(天皇)が存在するという政治体制や、戦死を良しとする風土などから「大日本帝国」と思われる。
    • ロイヤル合衆国
       ムーングロウが日本であると考えられることから、WWIIで日本と敵対していた「アメリカ合衆国」+「大英帝国」(英国軍は英語では"Royal ○○"とロイヤルが付く)と思われる。

関連項目


※簡単な意見交換にどうぞ。
 雑談・感想目的の書き込みはご遠慮下さい。
 このページにあまり関係の無い内容の場合、コメントが削除されることがあります。

  • タケミイベントの金庫に子どもが閉じ込められる話はオー・ヘンリーの短編「罪と覚悟」 -- 2013-10-24 (木) 23:39:44
  • 元ネタなんてあったのか・・・。 -- 2013-10-26 (土) 11:06:48
  • バトルディッガーは結構鬼畜 -- 2016-03-23 (水) 21:45:43
  • ファンタジー世界の未来、とあるが、ファミコンの終わりのころに、従来のRPGに対して挑戦するようなCMを打った戦車改造RPGがあってね・・・。 ちなみにそっちも何ミリ砲って表記。 -- 2016-05-04 (水) 04:50:53
  • その世紀末な戦車改造RPG、PS4/PS Vitaで続編発表されたね その作品を知ったのが結構最近だったから「バトルディッガーの元ネタこれかぁ!」となりましたよ、えぇ -- 2017-11-03 (金) 18:11:44
  • 第二章の話とかしてほしい -- 2017-12-11 (月) 21:02:34
  • この裏サクセスは割と高難度だよな -- 2018-05-29 (火) 21:47:13
  • ダンジョン制覇以外のイベントが全体的に薄味で仲間に入れるだけでアルバム登録が多い -- 2018-06-11 (月) 14:40:38
  • パワポケ のターンA的な存在 -- 2018-06-12 (火) 17:14:51
  • あまりに薄味過ぎて残念な裏サクセスでしたを。 -- 2019-07-14 (日) 22:57:50
  • 二章はリセットペナルティで連れている仲間が殺される上にそのデータでは二度と復活しない。どんなに最強のパーティを作っても最終的に主人公単騎になるまで崩壊する可能性があるのでかなりシビア -- 2020-01-17 (金) 05:59:47
  • 結局ホワイトベア見てるとカタストロフが起きてファンタジー化しても時が経つと似たような戦争は繰り返すもんだなあって思った(2主が裏でこれ昔の戦争だって気づいてたから第二次世界大戦は表の正史で起きてることは確定) -- 2021-08-04 (水) 17:11:14

*1 この項参考資料:ハンナ・ライチェ『大空に生きる』戦史刊行会訳(朝日ソノラマ、1982) 
*2 この項参考資料:ブルース・マイルズ『出撃!魔女飛行隊 WW2ソ連軍女性パイロットたちの群像』(学研M文庫、2009) 
*3 この項参考資料:水木しげる『水木しげるのラバウル戦記』(筑摩書房、1997) 
*4 国立国会図書館デジタルコレクション『法令全書
*5 この項参考資料:森川方達編著『帝国ニッポン標語集 戦時国策スローガン・全記録』(現代書館、1995) 
*6 菊池寛『話の屑籠』昭和16年2月より 「今度陸軍当局から、「戦陣訓」なるものが発表された。軍人たるものの根本精神から始まって、日常身辺の注意に至るまで、大に亙(わた)り微に入り、こういう性質のものとしては、完璧に近く、今次事変の副産物として後世に残るであろう。これは、おそらく軍人に賜りし勅諭の釈義として、またその施行細則として、発表されたものであろう」
*7 石原莞爾『戦争史大観』より 「若し我が軍が少なくとも北清事変当時だけの道義を守っていたならば、今日既に蒋介石は我が戦力に屈伏していたではないだろうか。蒋介石抵抗の根抵は、一部日本人の非道義に依り支那大衆の敵愾心を煽った点にある。「派遣軍将兵に告ぐ」「戦陣訓」の重大意義もここにありと信ずる」
*8 朝日新聞1943年5月31日朝刊1面のアッツ島玉砕を伝える見出しに「一兵も増援求めず 烈々戦陣訓を実践」の記述がある
*9 本wikiでの記述は一面を単純化して説明したものであり、全てを記載したものではない。全てを記載しようとすると本wikiの本旨から大きく外れるため、更なる詳細は各種書籍資料や論文など、信用できる資料を確認のこと。ネット上の情報には出典資料の不足などによる信用度の劣る記述が非常に多いため注意。
*10 須川薫雄「日本の武器兵器 『一〇〇式短機関銃と九六式軽機関銃』の実射
*11 懲罰大隊所属工兵セミョーン・エメリヤノヴィチ・バーソフのインタビュー
*12 懲罰大隊所属工兵セミョーン・エメリヤノヴィチ・バーソフのインタビュー
*13 懲罰大隊指揮官アレクサンドル・ヴァシーリエヴィチ・プィリツィンのインタビュー
*14 この項参考資料:NHK 2010年6月26日放送「証言記録 兵士たちの戦争」および同番組の書籍化 NHK「戦争証言」プロジェクト『証言記録兵士たちの戦争(5)』収録「第5章 ニューブリテン島ズンゲン支隊 生き延びてはならなかった最前線部隊」(NHK出版、2011)