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広川武美(ひろかわたけみ)

Last-modified: 2019-03-19 (火) 11:27:09


パワプロクンポケット9 Edit

 ブギウギ商店街で漢方薬店を経営している女性。
 天真爛漫で子供っぽい性格。気さくで陽気。話を乱すのが得意。そしてその考えは突拍子もなかったりする。「けらけら」と笑うことが多い。ロマンチストで、たびたび「ロマン」という言葉を使う。

 

 一人称は「あたし」。主人公(9)の呼び名は「○○さん」「風来坊さん」「あんた」だが、真面目な場面だけは「あなた」と呼ぶ。語尾は「~だよ」「~だね」「~なんだ」が多く、口調は総じて少年的。

 

 神田奈津姫と親友で同級生ということで20代後半くらいだと思われる。カンタに「おばちゃん」と呼ばれてしまいショックを受け、「おねえちゃん」と呼ばせようと、脅したり裏技を使ったりすることも。

 

 漢方薬店の経営はあまりやる気が無く、開かずの薬屋として有名らしい。しかし薬師としての腕自体は良く周囲からの評判は良い。休日には奈津姫のカレー屋を手伝っている。
 自宅のパソコンを使って株で稼いでいるため、お金はわりと持っている。
 家は二階建てで1人暮らしの割には広く、使っていない部屋もあり、武美ルートでは「カブト虫みたいな臭い」を放っていた主人公(9)が居候として住み込むことになる。

 

 彼女のルートではかなり早い段階で主人公(9)に同居を持ちかけるが(因みに必要好感度25)、それは文字通りの意味で「同居」でしかなく、どちらかといえば恋愛に関して奥手な様子。主人公(9)が武美の身体的な部分について問いただした時には「スケベ!」と恥ずかしがる事もあった。

 

 カレー屋のお手伝いをしているものの料理はあまり得意ではなく、彼女の作るオムライスは「お好み焼きの上にケチャップライスがのってるよう」な様相を呈する。もっとも市販品にひと手間を加えてバリエーション豊かな食卓を実現している辺り、創意工夫には長けている模様。

 

 ビクトリーズが仲間割れした時は、主人公(9)側を応援してくれる。試合には参加しないものの、選手データが9攻略本に掲載されており(ポジションは外野)、試合用の顔アイコンもちゃんと用意されている。野球選手としてのステータスは小学生であるカンタと同等程度で身体能力はそれほど高くない様子。パワーは圧巻の0である。

 

 商店街の人々の中に、ジャジメント内通している者がいる事を唯一知っている人物。そのため真相を知るためには彼女の協力が不可欠になる。

 

正体 Edit

 その正体はオオガミの研究所から逃げたサイボーグ同盟の1人。実年齢は9歳。
 サイボーグ技術の実験のために製造されたガイノイドであり、敵のコンピュータネットワークに侵入する破壊活動用サイボーグをコンセプトに改造された。コードネームは「モバイルレディ」。

 

 他のサイボーグ同盟のように、人間になることやオオガミへの復讐、妨害行為には興味がないらしく、途中で彼らとは別れて仲間(可能性として高いのは森友子)の記憶操作によって遠前町に架空の「広川武美」という存在を作って居座っていた。
 だがかつての仲間が潜入している大神ホッパーズの勝敗に関心を示すなど、彼らへの仲間意識はあるのかもしれない。

 

 9歳という実年齢は主人公(13)らと同年代であり、7のポケレンジャーよりは年上である。(発生段階で何歳程度にまで急速成長させられたのか、は不明だが、「同級生」の相手として奈津姫が選ばれたことや、上述のカンタの発言から考えて、現在は20代後半程度と称して特に違和感のない外見をしているものと考えられる。)

 

 そのため、奈津姫とは実際は同級生ではなく、親しい関係なのも暗示の間柄である。そのせいかたまに奈津姫から「広川さん」と呼ばれる事がある(ちなみに森友子のルートの主人公(8)は暗示をかけられた直後に白瀬芙喜子に問い詰められた際に「森さん」と呼んでいる)。
  しかし奈津姫が裏で行っていた事に関しては気づきながらも庇っており、武美自身は彼女のことを大切な友人と思っている。主人公(9)も「武美が誤魔化してでも庇う人物」として目星を付けるきっかけにもなった。

 

 主人公(9)に当初から友好的だったのは武美も同じく「流れ者」としてブギウギ商店街にやって来た存在であるためであり、「同じ匂いがする」というのはそういったシンパシーから来ている。
 最初の頃は主人公(9)の事を自覚がない第3世代アンドロイドではないかと予想していたが、彼女のルートの告白シーンでは「あたしらまがい物がなりたかった、本物の匂いがする」「(出自が違うだけで同類かもしれないと言われて)アンタは本物だよ。ちょっと変わってるけど普通の人間」と言いながらも、それでも主人公(9)に惹かれていた事を告白する。

 

 アンドロイドとしても、サイボーグとしても第2世代であり、胸にパネルが付いているなどあからさまに機械的な要素があり、金属探知機などにも引っかかってしまう。ただし、防水加工はされているのか風呂にも入れるし、フタなども水着を着れば見えない程度の面積しか無いらしい。
 目の保湿など、機能的に必要な場合は涙が出るが、感情の昂ぶりで泣くことはできない。
 能力としては「人間型携帯ネット端末」といったところで、内蔵された無線を使いネットに繋ぐことができる。ディスプレイやキーボード、マウス無しでのコンピュータのデータ認識及び操作や、無線や携帯電話にハッキングをかけて割り込むといったことも可能。身体のいたるところに内蔵されたコードやコンセントを使うことで、より高度なコンピュータ操作も行える。
 脱走後には彼女オリジナルの使い方として、神経に信号を送ることでリアルな仮想現実を体験できるバーチャルプログラムも発明した。

 

 しかし人間サイズであるため機能は限定され、脳との接続の関係からプログラムの仕様の変更が難しく、コンピュータの進歩に付いていけないという致命的な欠陥があり、普通の携帯端末をサイボーグに持たせたほうが効率的であると研究者に判断されて失敗作扱いになった。

 

 最後はサイボーグの耐久性を測るためのさまざまな実験に利用された。その実験の一つとして、敵地で任務を終えたサイボーグを抹消するための「寿命タイマー」が組み込まれており、解除しないと年明け一番(主人公(9)が街を旅立つ日)に彼女は爆発して死んでしまう。そのためか、EDで商店街の人々が主人公(9)を見送る場面では唯一顔を出していない。
 誤作動を起こさないかチェックするための実験であったため、研究所では定期的に寿命タイマーがリセットされていたが、脱走によりリセットする事ができなくなったのである。
 普段の非常に賑やかで不真面目、享楽的とも言える様な性格も、このタイマーで寿命が決まっているため、残された日をせめて楽しく過ごすためである。シリアスなシーンでの彼女の態度を見るには、元々はもっと穏やかで、寂しがりな性質であるようにもみえる。

 

 上述の通り、大神の研究所では一貫して「失敗作」として過酷な扱いを受けていた為か、彼女自身の自己評価は相当低く、主人公(9)との会話でも「普通」であることに対する憧れのような感情が度々垣間見られる。

 

 なお、彼女以外のアンドロイドに寿命タイマーはついていない。実験の結果、寿命タイマーを使うより精神構造を弄ったほうが確実と判断されたためである*1。要は、タイマーに頼るよりも、自身を抹殺するように精神操作したほうが確実、というわけである。

 

 プロフィールの「ホテルの待合室が好き」より、彼女には智美の人格パターンが混ぜられていると推測できる。また、プロフィールの「ハッピーエンドが嫌い」から、自我の形成時に混ぜられた人格には、8の白瀬の人格形成に使われたのと同じ人間の物が使われていると思われる。
 また序盤の「やーい怒られてやんの」という台詞は13の千羽矢も同じセリフで(けらけら笑わないものの)主人公(13)を煽っていたり、千羽矢も武美と同じく感情の高ぶりで泣けない事を告白するイベントがあるなどオオガミで創られた「モノ」同士なのかなにかと共通点が多い。

 

 なお、映画『フランケンシュタイン』に関する会話で「名前がないなら、自分でつければよかったんだし。」と語っている通り、「広川武美」という名前は彼女自身の命名であるものと考えられる。
 特に「武美」に関しては「TAKEMI」→「TAKE MI」→「Take me」→「私を連れて行って」の意を内包するものとするファンも少なくない。

 

結末 Edit

 寿命タイマーをなんとか解除するために、主人公(9)と武美はオオガミの研究所のハッキングを試みる。(ハッキングの際は武美のバーチャル野球を応用していた。)このハッキングの成否によって結末が決まる。

  • 失敗
     カンタ達と別れた後山の頂上にて残りの寿命が約30分の武美と会う。主人公(9)が最期まで付き合おうと提案するが、武美は見られたくないと拒み、主人公(9)に別れを告げる。背中越しに爆発音が聞こえたものの、主人公(9)はけっして後ろを振り向かずにその場を後にする。
  • 成功
     タイマーの解除に成功。カンタ達と別れた後山の頂上にて武美と落ち合い、二人で旅に出る。オオガミのような裏社会に狙われる可能性はあるものの主人公(9)は歓迎し、アルバムでは「どの道を行ってもその先には幸せな日々が待っているに違いない」とある。
 

サイボーグ化されている部分や寿命についての考察 Edit

  • 貴子のイベントで「あれえ・・・変だなぁ?ノイズでもひろっちゃったかな?ちゃんと端子は掃除しておこう。」というセリフがあるため、聴覚は何らかの改造をされている模様。
  • 奈津姫のイベントで「・・・いい匂いがする。カレーの香りに隠れて、煮物とケチャップの香りが・・・」とセリフがあるので、嗅覚を強化されている可能性あり。
  • サイバーテロ用の端末・生体電源・複数の電気プラグ、そして自爆システムをはじめとする「実験的に組み込まれてる」「いろんな機能」を体内に収納する為には、当然それに応じたスペースを確保する必要があり、この為に内臓等が小型の人工臓器に置き換えられている可能性がある(「胸に、大きなパネルが開いていた」という描写からすると胴体内部の広範囲が機械化されている事も考えられる)。
    しかし、一方で武美が「だいたい、ほとんど人間なんだよ。」とも発言していることから、サイボーグ化されている部分は多いものの、(「改造の際は小型の機械が使われた」等の理由で)人間本来の内臓や機能等の大部分は残されている可能性もある。
 

 寿命に関しては、寿命タイマーがなくとも白瀬のようにテロメアを短縮されていた可能性に言及する向きもある。しかしアンドロイドでテロメアを短くするのは坂田博士のグループのアンドロイドのみであり、その理由も「身体能力を少し上げるため」という理由が13の桧垣、14の坂田から語られている。
 テロメアを短縮された雨崎千羽矢・白瀬は明確に運動神経が高い描写があるが(千羽矢は「化け物」化する前から野球を初めとして様々なスポーツで天才として助っ人してた事が語られている)武美にはそういった「運動神経が良い」という描写は皆無である。具体例として以下も参照。

名前弾道ミートパワー走力肩力守備耐エラー備考
広川武美13E0G3G5F3G1G本項目参照
神田奈津姫22F30F6E6E6E4Fソフトボール経験者・20代後半
神田カンタ12F10G2G3G3G3G運動が苦手な小学生低学年
向井幸31G30F2G1G1G1G一般中年女性
大村鉄治12F10G1G2G4F4F一般中年男性

 見ての通り、野球選手としてのデータが素人並である事から考えても身体能力は成人女性の標準程度である事が推測され、テロメア短縮による運動神経の向上が成されている可能性はそう高くないものと考えられる。
 ただし、あくまでも「野球に関するデータ」でしかないため、全面的に依拠することはできない。野球部分のデータのみを参照した場合、身体能力が極めて高いことがミニゲームで(特にくるくるバキュ~ン、ぱんぱんど~ん!の二つで)明らかになる主人公(8)の身体能力が一般人である他の主人公並となり、野球エリートである怪我前の主人公(13)には完全に劣るという明らかな矛盾を生み出してしまう。
 故にこの数字は「身体能力と技術を統合した数字としての『ステータス』」であり、運動神経が良かろうとも野球特有の技術が無ければ下がる物と捉える必要があるため、決定打とはなり得ない。
 また、同時期に身体能力を限界まで向上させた個体である小野映子について、短命あるいは(千羽矢のように)健康を害している描写はなく、テロメア技術とは無関係に身体能力を向上させる術もあることが判明しているため、逆に身体能力が高い人工生命だからといって短命とも限らない点も注意が必要である。

 

 ちなみに、シリーズには森友子などほかにもアンドロイドは登場しているにもかかわらず武美に対して最も寿命に関する考察が行われているのは以下で記載するように、主人公(9)の正体がレッドであると仮定した場合に14におけるレッドの近況に対して武美が合致しやすいためである。

 

正史でのその後についての考察 Edit

 これ以降の表シナリオに全く登場しないばかりか、他人によりその名や事績が言及されることすらないので、彼女が「1月1日」以降も生存できたかどうかは一切不明。
 一部のキャラは正史が「グッドでもバッドでもない」展開をして、死に至り得たバッドエンドを回避することもあるが(例えば3の寺岡薫)、一切再登場していない彼女の場合その推測を立てる材料すら不足している。

 

 主人公(9)の正体がレッドであると仮定した場合において、武美が彼の「つい最近まで幸せな生活を送っていた」相手であるとする声もあるが、この論拠となるのは他の彼女候補では9で語られたエピローグとレッドの近況との間で辻褄が合わず「ゲームでは不可能」かつ無茶な展開を想定せざるを得ないという消去法である。具体的には以下の通り。

  • 神田奈津姫
     9の物語のみを考えればメインヒロインと呼ぶに相応しい候補。主人公(9)・奈津姫・カンタが新たな家族となり、商店街とスーパーは共存共栄を成し遂げ、その為に尽力した風変わりな助っ人たちの物語も長く語り継がれる、というエピローグである。
     しかし14では商店街が廃れ、神田一家も数年前に街を離れてしまっている。一方の主人公(9)の正体がレッドであると仮定した場合は「幸せな旅生活を送っていて遠前町を十年ぶりに訪れた」とあり、二人の接点を見つける事すら難しい状況となっている。
     バッドでは主人公(9)は1月1日に奈津姫と別れて一人旅を再開するという展開。辻褄は合うが「(奈津姫との)幸せな生活」とはとても言い難い。
  • 温水ちよ
     主人公(9)がブギウギ商店街に定住するエンディング。レッドが定住していないという理由でエピローグそのままの可能性は難しい。ただし14では、「木川が芝居をした(主人公(9)・カンタと共に彼女らの舞台公演を手伝った)」事が正史の一部として語られている為、彼女がスターとなる夢が困難になることを承知で、どちらかといえば寂れた土地を多く訪れたというレッドの旅についてきていたという想定も不可能ではないが論拠は薄い。
     バッドはちよが主人公(9)と離れて芸能界入りする展開。こちらでも主人公(9)は街にとどまっている上に「幸せ」という点で論外。
  • 山下貴子
     やはり主人公(9)が商店街に定住する展開な上にそもそも故人であり、エピローグは二つともビターな内容な上に両方とも貴子がいなくなる。「彼女との幸せな旅生活」は結末どころか初期設定から変えない限り成り立たない。
  • 霧生夏菜
     二人で旅に出るエンディング。しかし11及び14で、夏菜は雪白家に仕える「グッドでもバッドでもない」道を選んだ事が明示されている。彼女の要人警護という仕事上、護衛対象を離れた長期の旅生活は非常に難しいものと考えられる。
  • 野崎維織
     ノーマルでは二人で駆け落ち、グッドでは社長就任後に主人公(9)を付き人兼ボディーガードとして迎え入れるエンディング。11から14までで、社長に就任しているためノーマルの可能性はない。この間レッドは旅暮らしをしており、一連のNOZAKIエピソードに関わった形跡がなく、付け加えると維織の護衛を勤めていたのは椿もしくはブルーである。
     但し9のアルバムで観れるグッドエピローグが少々変則的な表示をされることや、14の維織プロフィールで思わせぶりな記載があることを以て、14終了後に主人公(9)と維織は改めて二人で旅に出た、という展開を支持する声もあるため、必ずしも可能性が排除されたわけではない。
     なおこの場合9から14までの十年間における「幸せな生活」の相手は別人であり、即ち主人公(9)が二股をかけていた、という強引な解釈に落ち着く事もある。
 

 この点、武美のグッドエピローグならば、14で語られるレッドの言動やプロフィールとの間に最も矛盾を生じにくい。
 特に問題とされるのは、「非常に幸せな生活」が「つい最近まで」という点であるが、他の彼女候補の場合、「グッドエピローグ後の破局」等々、本編において暗示もされていない情報や複雑な経過を考慮せねばならないのに対し、武美の場合は9のエンディングで彼の旅に付き添う事が「危険」と明言されている。彼女の死という結末を想定する事は不自然な事ではない。加えて前述した通り寿命を人為的に短縮されたアンドロイドがいることと、組織を離れた結果メンテナンス不足から身体の限界を迎えそうになっていた浜野朱里がいるという点も「つい最近」で終わる理由を自然に作ることができる。
 また、レッドの「世間の動きにうとい」に関しても、オオガミの暗部の生き証人かつ一般的にはテロリストたる元サイボーグ同盟員である武美は、オオガミは勿論警察からも追われかねない立場である。その彼女を守る為に両者の目に付きやすい都会を離れて過疎地等々を転々とした結果、と推定する事は不可能ではない。これも、「二人の冒険」という記述から大きく離れた解釈ではない。

 

 とはいえ勿論、グッドでもバッドでもない、本編では語られていない、展開を考慮に入れれば、彼女以外の五人の誰が正史であってもおかしくはない。
 付言すると13裏でレッド・ボイラーなる人物がとある天使と結ばれた事(後述)を以て、これを表の主人公(9)と武美との関係の暗示だとする意見もあるが、言うまでもなく多分にファンの希望的観測である。

 

裏サクセス Edit

 表サクセスではアンドロイドだからか、裏サクセスでは機械工ポジション。
 二度の出演のどちらでも「遺跡」「三つの宝珠」「管理者」「天使」というキーファクターに大きく関与する重要人物としての役割を担っている。

 

装甲車バトルディッガー編(パワポケ10) Edit

 タケミという「よろず修理屋」として登場。修理屋らしく武器はスパナ。
 天才的な腕前の持ち主で、専門技術を学んでいないにもかかわらず、荷台の車輪から戦車まで何でも直せる。

 

 一見物語と何の関係が無い様に見えるが、実はサトミ共々物語の核心を成す人物の1人。特にブラックタイガー編に強く関わる。
 正体は遺跡から見つかった天使型モンスターで、ブラックタイガーチバヤシが言っていた「エンジェル様」のとはタケミのこと。
 胃酸は鋼鉄も溶かすなどモンスターらしい力も持つ。また、修理の際も異形の技を使っていると思われる描写がある。
 元々はチバヤシと共に「天使」の力を用いて人々を救っていたものの、彼女を狂信し暴走するブラックタイガーに付いていけず、結局はそこからも逃亡することとなった。

 

 性格はほぼ9表と同様。限られた寿命に追い立てられて、残された人生を謳歌しようと努めていた本編と違い、こちらは不老不死に近い存在のためか、割とのんびりと「目の前にいる人を助ける」事を目標に穏やかな生活を過ごしている。
 また人が良いのは相変わらずで、生命の危機に瀕した子供を救う為ならば、正体が露見することも厭わずにモンスターの力を使うことも躊躇わない。
 その出自のためか、モンスターやメカにも非常に同情的な意見を有している。また、何かとぞんざいな扱いを受けがちなオチタにも優しく、彼を感激させていた。
 なお、恋愛等々に関してはやはり奥手気味であり、ソムシーの適当な発言から主人公(裏)と彼女が深い関係にあると誤解した際には「スケベ!」と彼を非難する姿も見られた。

 

 マナの循環システムや遺跡の遺した前文明の「計画」について知っていることや、天使がタケミを見て「あ、お前は……」と何かに気づく描写から、彼女も文明を調停する天使の一種であるのかもしれない。
 だが天使はタケミの事をなんらかの形で知っている描写があるのみで両者が仲間であるという明確な描写はない。

 

 なお、10裏の世界は一連の表シナリオの世界の、ある一つの可能性、といった位置づけであり、ヤシャは大江和那のクローンの一人であり、天使は雨崎千羽矢のクローンであるハームレスの成れの果てである、と明かされているが、もう一人の天使であるタケミと広川武美との関係については特に言及されていない。
 付け加えると、次項13裏で言及されている「遺跡」の「管理者」である「天使」と、10裏の「天使」との関係も不明。

 

 EDでは、タケミは「普通の整備士」として主人公(裏)達の旅に付いて行った。

 

海洋冒険編 (パワポケ13) Edit

 クインシティ在住の船大工「エンゼル」として登場。今回は「普通の人間」である。

 

 加入時点での外見は主人公(裏)曰く「十代にしか見えない」。
 得意武器はラッパ銃などの散弾銃。対人戦はあまり得意ではないが固有スキル「ノコギリ無双」「スパナ乱舞」は強力。「~なのだよ」という喋り方をよく行う。

 

 先祖の「レッド・ボイラー」はカリムーに続いて世界一周を成し遂げた船長でエンゼルの曽祖父。その旅の中でボイラーが見つけた遺跡の管理者(石碑では「天使」と呼ばれている)との間に生まれた子孫がエンゼルであり、カリムーの物語を絵本(=開始時のOPムービーの本?)にした人物の孫である。そのためかカリムーの宝が眠る遺跡ではエンゼルにしか聞こえない声が聞こえたり、早い段階で遺跡がどういうものかに気づいたりしている。
 カリムーの日記を代々受け継いでいたが、諸事情もあってそれを売却してカリムー離れをしようとしている。

 

 クインシティに訪れた主人公(裏)にスカウトされ、当初はカリムーの遺産探しと聞いて渋っていたものの、祖先の責任はまだ果たされてないと諭されてコンキスタ号に乗船することになる。冒険を続けているうちに主人公(裏)に好意を抱いたようで、主人公に「スケベ!」と恥ずかしがる描写のあった表や10裏とは違い積極的。
 作中で主人公(裏)の船室に夜中に潜り込んだりアルバムではデートに誘ったりするなど度々アプローチをかけているが主人公(裏)には好意を気付かれていない。

 

 船大工としての経験はほとんどないが腕とセンスは抜群で、独自の発想でコンキスタ号を強化してくれる。
 船上での生活に加えて船大工の激務は相当な負担になっており(例によってお人好しで、頼られると断れない性格も災いして余分な仕事を抱え込むことも多い)、頻繁に下船を考えるようになるが、主人公(裏)にそれとなく励まされ、下船を先延ばしにしている。とはいえ船上生活に我慢できなくなったときは発狂してしまい、大笑いしたり激怒したりしている。
 来る日も来る日も修理ばかりで青春の無駄だということで日記を書き始めるが、あまりにも華が無かったため日記に「脚色」を加えて書いている。相当な脚色が加えられているようで、「日記」を主人公(裏)が見た際「恋愛小説」と誤解するほど。
 カリムーの宝を巡る冒険の後もその「小説」は書き続けている模様で、アルバムでは新しい作品を主人公(裏)に見せてアプローチをかけていた。

 

 主人公(裏)以外にもカズーイとも仲が良いらしく、「カズちゃん」と話しかけている場面が見られた。
 同じ船大工のエドワードとはお互いに腕を認め合っており、基本的には上手くやっている。しかし性格の噛み合いは微妙で、エドワードが変わったプライドの持ち主なこともあって些細なことで喧嘩になったりもする。

 

 普段着ている帆布製作業着は自分で手作りしたもので、ゲーム中はこの衣装しか見せないが、コンキスタ号が寄港して上陸しているときはこっそりと可愛い服を着て外出している。
 この関係かカズーイに「ワンピース似合うと思う」と洋服を勧めている一幕もあった。

 

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*1 11FAQより