異常エリア
戦術合宿
旧聞
デザインから生産、理念の追求からイースターエッグに至るまで。
- 2054.03
軍事教官人形を製造する上でのインスピレーションは、退役した一人の軍用人形から来ている。やがてその人形は、SI-MTシリーズのフレーム剛性と破壊靭性をテストするための、技術検証モデルとして採用された。
軍用人形を使ってテストする
テストを始めた当初は、毎日のようにトラブル続きだった。関節からオイルが漏れたかと思えば、今度は歩行中に突然四肢が外れ、あげくの果てには技術担当者の顔にオイルを撒き散らした。
SI-MT製造開始 - 2054.04 エンジニアたちは技術を理解できても、戦争を理解できるとは限らない。本物の銃に触れたことすらない者だっている。
- 戦争経験を持つ顧問を雇うべきかもしれない
我々は、退役した元特殊部隊所属のジョン・ワース大尉にSI-MTの開発コンサルティングを依頼した。顧客の軍事的なニーズに寄り添うためだ。
SI-MTの制作を続ける - エンジニアたちに本物の銃を配ってみよう
本物の銃を手にしたエンジニアたちは、ベテラン兵士による指導を切望した。そこで我々は、退役した元特殊部隊所属のジョン・ワース大尉を招いた。彼はたった1日で、軍人としての鉄腕ぶりを彼らに知らしめた。
SI-MTの制作を続ける
- 戦争経験を持つ顧問を雇うべきかもしれない
- 2054.05 幸か不幸か、ブーニーハットを身につけたワース大尉は、さながらスペインの闘牛のごとく執拗で怒りっぽく頑固だった。
- 彼の意見を聞く
「こんな一晩中スープに浸したようなフニャフニャのポンコツに、兵士の訓練なぞ任せられるか!」
SI-MTの制作を続ける - 彼の不満を無視する
幸い、彼の話に耳を傾ける者はいなかった。エンジニアたちにとっては、彼の経験を得られるだけで十分なのである。
SI-MTの制作を続ける
- 彼の意見を聞く
- 2054.06
「今の成績じゃ一般歩兵がせいぜいだ、軍事教官なんぞ務まるわけがない。この程度の人形に、兵士を訓練する資格があるとは思えんな」
「だがまぁ、このままじゃ関節の消耗が酷いな、メンテナンス費がかさむぞ……胴体部分のデザインを大きく作り変える必要がある」
「それなら、一から作り直そう」
「製品が客の手に届く前に、何かあっては困るからな」
SI-MTの制作を続ける - 2054.08
技術部門は、生粋のヘビースモーカーであるワース大尉に根負けして、完成したばかりのSI-MT初号機に喫煙機能を追加した。
この機能を使ってみる
「葉巻のようにも見えるが、そいつはSI-MTと繋がったとたん、ダンバーの出力制限をすぐに解除しちまうのさ」
SI-MTの制作を続ける - 2054.10
「計画がようやく軌道に乗ったぞ!」
スヴァローグ重工はブローカーを介し、数ヶ国の議会や国防部門、さらには大手警備会社を説き伏せ、我々の製品を視察するよう仕向けた。
視察を受ける
「あのシェパード将軍、いたく満足していたようですよ。あちらから掛け合って来ました、初期量産型を20台ご所望です」
SI-MTの制作を続ける - 2054.12
「SI-MTの外見デザインについては、長い間議論が重ねられてきた」
「最終的に、四つの異なる外見のプロトタイプが誕生した。投票の結果、三台目が量産型として採用された。落ち着きがあって逞しく、信頼できる男性のイメージだ」
SI-MTシリーズの外見を決める
「このデザインは軍人たちの嗜好と一致した。彼は外見から習慣に至るまで、テストの過程で軍人たちから好評を博していた」
SI-MTの制作を続ける - 2055.02
「間もなくリリースされる、50人目の量産型SI-MTの名前を我々はいくつも考えた。ヴァイパー、マンバ、コブラ……あげくにフィッシャーを提案する者も……」
「名前はパイソンにしよう」
「なぜ蛇にこだわる?」
「とあるゲームへのオマージュだそうだ。主人公は潜入のプロであり、向かう所敵なしの戦士であり、ダンボールの親友なんだとか……ダンボールの親友とは一体なんだ?」
SI-MTの制作を続ける - 「製品コード:SI-MT」
「素体コード:SST(Tactical)-B6」
「製造シリアル番号:UX4EJ00050」
「アクティベート時刻:2055.03.01」
「製品名:Python」
「メンタル活性度:0%」
「SI-MT、CALL NAME:パイソン……メンタルのアクティベート完了、認証完了、センサー起動、待機モードに入ります。最初のコマンドを外部メディア、音声またはタッチパネルから入力してください」
「私のことは上官と呼べ」
「イエッサー」
SI-MT製造完了''
新訓
設営早々、気勢収縮
- 「最初の任務を与える、あの兵士どもが見えるな?」
「まともに立てず、歩けばサルの綱渡りだ!奴らを鍛えるんだ!徹底的にしごいてやれ!」
アクティベート時の最初の命令を思い出す:CCを消費せずに、ランダムに関数を1つ獲得
立ち去る- 「最新型の軍事教官人形?どうせただの鉄クズだろ。どれだけ持つかねぇ。半年?3ヶ月?」
「1ヶ月だ。真の兵士というものを思い知らせてやる」
さらに思い出す:CCを20消費して、ランダムに関数を1つ獲得
立ち去る- 「今更なんの用だ?教鞭が恋しくなったのか?」
「人形風情が人間の上に立てると思うなよ。二度とオレに会わずに済むよう祈っとけ『パイソン教官殿』」
もう一度思い出す:CCを40消費して、ランダムに関数を1つ獲得
立ち去る
- 「今更なんの用だ?教鞭が恋しくなったのか?」
- 「最新型の軍事教官人形?どうせただの鉄クズだろ。どれだけ持つかねぇ。半年?3ヶ月?」
- 「もう4時間だぞ!こいつ、疲れを知らないのか?」
「忘れたか?奴は人形だぞ!鉄クズが疲れてたまるかってんだ!」
人形たちを休ませるCCを25 獲得
人形たちを急かす:ランダムに関数を1つ獲得 - 人形にはバッテリーがお似合いだと、人間の兵士が人形を殴りつけた。
すると人形の自衛プログラムが作動し、双方は食堂で揉み合いになった。
混乱を阻止せよ!(撃破後、専用関数【広域衝撃】を獲得)
立ち去る - エルウィンは人形の整備を理由に、人形たちを廃棄された倉庫へと送り込んだ。
エルウィンを叱る:【高効率コンパイル】状態を獲得
次の交易エリアで商品を購入する際、3回だけCC消費量が半分になる
イヴリンをなだめる:所持関数を昇格する - 「次だ。『戦闘模擬訓練』、始め!」
演習開始!(撃破後、専用関数【治療減衰】を獲得)
立ち去る - 兵士たちが自分の葉巻について討論しているのを見て、パイソンは思い出していた。初めてこの葉巻型リミッター解除装置を試した時のことを。時間を見誤ったせいで出力が閾値を超え、素体が爆発してしまったのだ。
続けて思い出す:すべてのCCを支払い、ランダムに橙色関数を1つ獲得
首をふる:ランダムに関数を1つ獲得し、立ち去る
攻防
先ず敵となり、やがて友となる。
- ゴミ処理隊は、パイソンの指揮する正式部隊に遭遇。
迎撃せよ!(撃破後、専用関数【広域衝撃】を獲得)
戦いを避ける
- 攻防演習中、イヴリンは人間兵士に目をつけられた。
遠隔狙撃により、彼女の敗北は予想より早く訪れる。
敗北を記録する:CCを20消費して、ランダムに関数を1つ獲得
立ち去る
- 攻防演習中、エルウィンは人形兵士に目をつけられた。
近接包囲攻撃によって、彼は反応もできずに倒れた。
敗北を記録する:CCを50消費して、本探索での関数所持上限+1
立ち去る
- エルウィンとイヴリンは詳細なプランを立てた。
だがどのプランを使うかで喧嘩になってしまう。
喧嘩を止める:CCを30支払い、ランダムに正のプロトコルを1つ獲得
放っておく:ランダムに中性プロトコルを1つ獲得
- 演習中、兵士たちは休憩できる空き地を見つけた。
この空き地をどう利用しよう?- 物資購入:交易エリアを生成して入る
- 捜索開始:関数エリアを生成して入る
- 自由行動:異常エリアを生成して入る
- 演習中、兵士たちは無傷の弾薬箱を見つけた。
これは罠だろうか?
少なくとも箱の一段目は安全そうだ…
上の段を開ける:CCを30獲得して立ち去る
危険を承知で下の段を開ける:CCを60獲得する代わりに、全員の最大HP-20%
反撃
生身だろうと機械だろうと、無限の可能性を秘めている。
- ゴミ処理隊の人間偵察兵が異常を察した。
調べてみると、1羽のウサギが見つかった。
食事だ:バフを獲得、次の衝突エリアでの部隊の攻撃力+100%
見逃す:CCを50獲得
- ゴミ処理隊の人形偵察兵が異常を察した。
調べてみると、それはパイソンの配置した囮だった。
戦闘開始!(撃破後、専用関数【治療減衰】を獲得)
撤収して戦力を温存する
- 訓練中、人間と人形は砂盤上で演習を行った。
人形にはあらゆる戦略がインプットされているが、彼らが使いこなせるとは限らないと、人間は気づいた。
人形たちに戦略を試させる: CCを20支払い、上のモジュールの1つをランダムに獲得
売却する(CCを10獲得)- 中性プロトコルを1つ獲得
- 正のプロトコルを1つ獲得
- CCを5獲得
- パイソン率いるチームとの闘いに勝利し、ゴミ処理隊は午後いっぱいの休憩時間を得た。
酒を飲んで祝う:CCを30支払い、ランダムに正のプロトコルを1つ獲得
自由活動:ランダムに中性プロトコルを1つ獲得
苦闘
呉越同舟、共同闘争。硝煙の鎖を引きちぎり、その手で未来を築け。
- 戦場に異常な霧が立ち込め、視界が阻まれてゆく。
濃霧利用:プロトコル【五里霧中】を獲得:味方全員の射程-2(最短2グリッド)。射程が1減るごとに与ダメージ+15%
濃霧消散:CCを25獲得
- 南恒兵の通信妨害に遭遇した。
迎撃せよ!(撃破後、専用関数【広域衝撃】を獲得)
立ち去る
- 南恒兵の一小隊を見つけた。
戦って相手の装備を取り上げる:関数を2つ獲得する代わりに、全員がHPを20%失う
迂回する:関数を1つ獲得
- 南恒兵はバルモレクの強化モジュールを起動した。
敵を阻止せよ!(撃破後、専用関数【治療減衰】を獲得)
立ち去る
- 人間の兵士は傍にいた人形を助けた。
だが人形はもう戦えない。稼働停止する前に、彼は自身の装備を行きずりの戦友たちに託した。
CCを25 獲得
ランダムに関数を1つ獲得
- 人形の兵士は傍にいた人間を助けた。
人間の傷は深くはない。だが人形より遥かに劣る負傷者を連れ歩くのは、負担に他ならない……
人間兵士を連れていく:【脅威上昇・OC】状態を獲得。次の衝突エリアの敵の最大HPと攻撃力+15%。その代わり報酬が4倍になる(出力端末を除く)
人間兵士を付近の安全な場所に置いて行く:CCを40獲得
極限訓練
鍛冶
原石を磨き、鋭角を削り、新兵を塑造可能な粗胚へと鍛え上げる。
焠焔
金戈鳴交、百錬成鋼。勝ち得た焔は一層鮮やかに違いない。
- 【????:#????】
【OASISデータベースログイン完了、録音再生開始】
「教官…?厳しくはあるが、信頼できる方だ。この点については、彼と仕事をともにした者なら異論はないはずだ」
「恐ろしく厳格だが、なにしろ軍人だからな。行いの是非は討論すべきじゃない」
「まさかここで再会するとは。この…どう形容すべきか分からない世界においても、彼は相変わらずだ」
「あの別れから、彼にも色々あったのだろう」
過去の経験が命の厚さを決める(パイソン専用プロトコルを獲得:最大HP+100%)
- 【DATA CODE:#0012】
【システムログイン完了、ファイル閲覧開始】
「SI-MT…『パイソン』でしたか?驚きましたよ。あれだけ長く服役したのに、一度も欠勤がないとは」
「一度も?任務中に負傷してないとは言わせんぞ」
「スケジュールが6時なら確実に5時半には現れます。前日にどれだけ深い傷を負っていようともね」
「…にわかには信じられんな」
「考えてもみてください。少し破損した程度で、目覚まし時計の秒針が遅れたりしますか?パイソンも同じですよ、彼だって機械なんです」
鋼の体と鋼の意志で、パイソンはいくつもの戦場を生き延びた(パイソン専用プロトコルを獲得:最大HP+100%)
- 【DATA CODE:#0019】
【システムログイン完了、ファイル閲覧開始】
「あいつ慎重すぎんだろ。空ビン1本拾うのに、地面との隙間にナイフを入れて危険がないか探るんだぜ。そこまでするか?フツー…」
「聞いた話じゃ、戦争で身に付いた習慣なんだとさ。ゲリラどもは爆弾をゴミや死体の下に隠すからな。うっかり動かせば、その場で木っ端みじんだ。あいつの右目、それで失くしたらしいぜ」
「えげつねーな」
「パイソンとSI-MTどもは、そういったえげつなさに立ち向かうべく生まれたんだ。兵士を鍛え続け、あらゆる対策を叩きこむのさ」
「戦場では鉄と血こそが真実だ。向こう見ずの勇気なんぞクソの役にも立たん」(パイソン専用プロトコルを獲得:物理防御力+100%)
- 【DATA CODE:#0039】
【システムログイン完了、ファイル閲覧開始】
「テスト映像の分析によると、軍用犬を前にした時、パイソンのメンタルシステムに異常な反応が現れています。他のSI-MTには見られない反応です」
「人間が獰猛な大型犬に怯えるみたいにか?」
「そんなところです。お待ちを…とある整備記録を見つけました」
「この件と何か関係が?」
「上クールの訓練で、パイソンは襲ってきた軍用犬に腕一本を引き千切られています。幸い、勝利したのはパイソンでしたが」
「もういい、わかった…想像に容易いよ。人間だったら確実に放送事故だ」
どうりでパイソンがアビゲイルと出撃する時、アーマーをもう一つ携帯していくわけだ(パイソン専用プロトコルを獲得:物理防御力+100%)
- 【DATA CODE:#00121】
【システムログイン完了、ファイル閲覧開始】
「英国のワース大尉に感謝を。彼のおかげで我々はSI-MTのメンタルに喫煙習慣をインプットできた」
「これぞ大いなる無駄、蛇足ですらない」
「人形はタバコを吸えません。そこで我々はタバコ型のモバイルバッテリーを作成し、喫煙するフリをさせたのです」
「ならなぜライターなんぞを集めてる?コレクションのつもりか?…ちょっと待て、1930年のカールワイデンだと?こんなもの、どうやって手に入れたんだ?」
こういう珍しいライターなら、戦闘能力を強化できるんだろうか?(パイソン専用プロトコルを獲得:スキル加速+100%)
- 【DATA CODE:#00121】
【システムログイン完了、ファイル閲覧開始】
「モヒカン頭がCQBテストで18秒という奇跡的な成績を残したかと思えば、ガイコツ仮面はなんと17秒を突破!もはや人間が訓練によって到達できる限界に達しています。さて、次はパイソンの出番です!」
「……」
【ドドン!バン!ドドン!】
「おっと、一体何が起きたのか…いつの間にか的が倒れています!続いて二階の踊り場から飛び下りたパイソン選手、今度は氷の斧で最後の的を貫いたー!」
SI-MTの戦争シンクタンクには、なぜかこんな言葉が記されている。「速さは正義」(パイソン専属プロトコルを獲得:スキル加速+100%)