雲辺の朝

Last-modified: 2024-02-08 (木) 23:44:01

異常エリア

ステージ攻略中に見れるお話だよ
踏んでない先輩のお話があるかもしれないし?見つけたとっしーは追加しといてよwww

尋曲

尋曲

絲絶たれ続く所なし、弧音自ずと飄零す。

現実時刻:2063年、マグラシア某所。
メンタルコクーンが分解され、空気中に消えた。古箏の弦が微かに震え、人形は双眸を開く。
周囲を探索する
クラウドセクターは消え、目の前には見知らぬ土地が広がっている。変異が起きる前、傍にいたはずの妹や仲間たちの姿はなかった。
「そうだわ、絳雨は?絳雨はどこへ行ったの?」
過去を思い出す 黛煙は眠りにつく前の記憶を思い出そうとした。クラウドセクターの異常、けたたましい警報。どうすれば良いのかわからず、ただ不安に寄り添い合っていた絳雨と自分…… 「そうだわ、絳雨は?絳雨はどこへ行ったの?」
Nullエリアを一日中歩き回ったが絳雨は見当たらない。
疲れ果てた彼女の視界に、背の高い建物が現れた。
知らないセクターだ、中を探索するべきだろうか?
ファイアウォールをハッキングしてみる
絳雨を探すにせよ、エネルギーを補給するにせよ、落ち着く先がなくては。黛煙は42Labの研究員に習い、ファイアウォールへのアクセスを試みた。
「ピピピッ!」
警報がなった、どうしよう!
考え直す ファイアウォールの構造は極めて複雑なようだ。セクターの中が安全かどうかもわからない。黛煙が近づくのをためらっていると、背後から冷たい機械音が響いた。 【異常エージェントを発見、浄化開始】 逃げなくちゃ!
どこへ行っても浄化者に異常エージェントだと追いかけ回される。彼女は逃亡生活を余儀なくされた。もし絳雨も同じ境遇だったら、私はどうすれば……
戦闘力をあげる
あるのは古箏だけ。そうだ、オペランド技術を応用して、古箏からそれを弾き出してみるのは……?
大胆な考えが黛煙の脳裏に浮かんだ。あとは資源を集めて検証するだけだ。
セクターに隠れてオペランドを補充
助っ人を探す 一人の力には限界がある。もし仲間が見つかれば、浄化者に対抗できるかもしれない。 まずはエージェントたちの協力を仰ごう。 ファイアウォールのハッキング技術を高める
黛煙は訓練を経て、浄化者のほとんどに気づかれずにファイアウォールをくぐり抜ける方法を身につけた。次は目的地を探さなくては。どこから始めよう?
西には、完全武装したセクターが見える
このセクターは奇妙な隔離壁に分離されている。白髪のアドミニストレーターは黛煙を壁に近づけようとしない。
黛煙が妹を探していると知り、彼女は黛煙に軍需装備一式を手渡し、セクターを立ち去るよう促した。
東には、工業の発達したセクターが見える このセクターには旧式のロボットしかいないようだ。とても話が通じるようには思えない 黛煙は近づこうとはせずに、周辺で黄色いハーブをひとしきり摘んだ後で、その場を離れた。ハーブには大量のオペランドが含まれている。 セクターを離れると、どうしたことか外では長い時が経っているように感じた。 エナジーハーブを使う
戦闘力が強化されると、黛煙はある程度の浄化者を撃退できるほどになっていた。これで絳雨を探しにいける。あの子なら、どこへ行くだろう?
機械テイストのSF戦争映画のようなセクター
絳雨の職業からして最も可能性があるのはここだ…セクターが近づくにつれ、浄化者の数はますます増えてゆく。潜入は難しい。
「戦闘かしら?絳雨……危険に巻き込まれていないといいけど」
余計心配になってきた、早く行かなくては
芸術テイストの美術館のようなセクター セクターの中は静まり返っている。 絳雨の性格を考えると、ここにいるとは思えない。 アドミニストレーターの姉妹が黛煙を歓迎した。仲睦まじい姉妹の様子を前に、黛煙は複雑だった。 黛煙はセクターを離れる前、二人がこの先も永遠に、愛する芸術を守っていけるよう祈った。 「早く絳雨を見つけないと……」
妹を探しマグラシア全土を旅する日々が続いた。
現実のようなビーチ、宇宙のように広いセクター。
……だが絳雨の姿はどこにもなかった。
足を止めずに、次のセクターへ向かう
やがて彼女は大きなコンピューターがひしめき合う、少々薄気味の悪いセクターを訪れた。
そこのエージェントから重要な情報を知る。
「ここはエニグマセクターさ、クラウドの最大の量子データバンクがあるんだ」
セクターの中心に向かう
少し休んで情報を集める DGCを受け取ると、狐のエージェントは堂々と喋りだした。 「エニグマセクターを知ってるかい?前にちょ~っとした問題があったんだけど、もう解決したから心配はいらないよォ~」 「なんでも、そこの量子データバンクにゃ、クラウドのすべての秘密が隠されてンだとさ」 エニグマセクターに向かう
紆余曲折あり黛煙はエニアックの前へやってきた。
ブラックホールに入れば絳雨の居場所がわかるかも。
危険は伴うが、絳雨のために…覚悟を決めないと。
こっそり忍び込んで、ブラックホールを起動する
ブラックホールの入り口は固く閉ざされている。
より高い権限がなければ開かないようだ。
黛煙が力ずくで開くべきか迷っていると、突如背後にアドミニストレーターが現れ、彼女を制した。
「やめろ!この中は危険すぎる!」
「今から『オアシス』に救助を要請するところだ……どうしても中に入りたいなら、また後にしてくれ」
立ち去る
アドミニストレーターに情報を尋ねる 「今のエニグマセクター、ブラックホールを安全に起動し、中へと入る術はない」 見た目は厳しそうに見えるが、アドミニストレーターの口調は思いの外優しかった。 「だが、『オアシス』の彼らなら……方法はあるかもしれない」 立ち去る
エニグマを離れた後もオアシスの噂を数多く耳にした。
「教授」が人形たちの生存拠点を築いたのだそう。
人形のために意識をアップロードする人間がいたとは。*1
教授なら、絳雨を探す気持ちをわかってくれるかも
教授なら、絳雨を捜索する権限を持っているかも
準備を整えると、黛煙は一路オアシスへ向かった。
出発する
【権限ログイン済】
【シグネチャコード所属:クラウドセクター】
【型番:CM-ENT 2.0A】
【ニューラルクラウド計画のメンバーであると確認】
【黛煙さん、追放者のオアシスへようこそ】 よろしくお願いいたします
エージェント

エージェント

スヴァローグ重工

クロック

製造局の方から突如轟音が響いた。
製造局の屋上に立っている、巨大な機械はなんだ……!?
とにかく、まずは迎撃準備を!(戦闘開始)
教授とペルシカさんにまかせておきましょう。わたしには用事が(立ち去るtext無し)

シーモくん

小さなフェレットが目の前へと現れた。誰かのペットだろうか?
抱き上げて撫でる
フェレットの毛は柔らかく、暖かかった。心が慰められた気がした。
ランダムに関数を1つ獲得 
一緒に主人を探してあげる
しばらく歩くと、慌てていたシーモにぶつかった。
「あっ……サコ、ここにいたのか」。シーモは黛煙に会釈して、フェレットを抱いて立ち去った。
【高効率コンパイル】状態を獲得:購入時に3回だけCC消費量が半分になる

パイソン

ピッ!新たな仲間、パイソンに、オアシスの訓練へと誘われた。
「光栄です」(戦闘開始。撃破後、専用関数【広域衝撃】を獲得)
「申し訳ありません、少々立て込んでおりまして。次は必ず」(立ち去る)

チェルシー
オクトーゲン

ふいに道端から爆発音が鳴った。
赤髪の人形と白髪の人形が飛び出してきた。
「オクトーゲン!逃げるなこの、待てーッ!!」
赤髪の人形を手伝う(全員がHPを20%失う代わりに、本探索での関数所持上限+1)
白髪の人形を手伝う(全員がHPを20%失う代わりに、CCを50獲得)
静かに見守る(立ち去る)

42Lab

ペルシカ

ペルシカが黛煙を呼び止めた。
「コーヒーでも飲んで行かれては?」
「もちろんです」
ペルシカの持ってきたコーヒーを飲み干した。
……これは果たして、砂糖入のコーヒーなのか、それともコーヒー入の砂糖なのだろうか?
所持関数を昇格する
立ち去る
「コーヒーはあまり飲まないもので」
ペルシカは残念そうな表情で、コーヒーを飲み干した。
あたりに甘ったるい空気が漂う。これは本当に普通のコーヒーなのだろうか……?
CCを30獲得
道にペルシカが倒れている。過労に違いない! こうなったら彼女を…… 医療部門に届ける ゆっくり休んでください、ペルシカさん。 CCを40獲得 コントロールセンターに届ける やっぱり、教授の元へ送り届けたほうがいいだろう。 ランダムに関数を1つ獲得

アンアン

アントニーナが設備を調整している。その影で何かがうごめいた……
触ってみますか?
触る
黛煙の手にタコが絡みついた!
CCを60獲得する代わりに、全員がHPを20%失う
やめておく
見て見ぬふりは、生きていく上で大事ですよ。
立ち去る

ソル姉

オアシスで迷っていると、頭に包帯を巻いた人物が現れ、正しい道順を教えてくれた。
ありがたいわ……でも、一体どなたかしら?(ランダムに橙色関数を1つ獲得)

藪春

藪春に茶園に招かれた。茶葉の香りが一面に漂っている。
「ここのお茶は、見た目の綺麗なものだけを植えているんです。灌漑形式でオペランドを使って『摘ままなければ』、ただの景観ですよ」
「こうして見ると、茶の木の葉はとっても綺麗」
藪春は笑った。「確かに。お茶って、とても美しいですものね」
所持関数を昇格する
立ち去る
「僭越ながら、一杯ご馳走になっても?」
藪春は快く頷いた。「教授以外の方に起こし頂けるなんて嬉しいです。教授に一杯届けてもらえませんか?」
CCを30獲得

フェーン

ふいに、空から影が降りてきた、そして……
上を見る
……どうしてここに翼竜が?
戦闘開始!
影に覆われたエリアをすぐさま離れる

マイ

気象気球から見る風景は広々としていた……上から聞こえるのは、歌声?
「……こんにちは?」
「あ、こんにちは。マイです……」
マイと楽しくお喋りをした(関数上限拡張。本探索での関数所持上限+1)
影に覆われたエリアをすぐさま離れるCCを50獲得

最終生命

フローレンス

医療部門を通り過ぎる時、中からひどい叫び声が聞こえた……入ってみようか?
中に入ってみる
ゲートをくぐったとたん、急に意識が途絶えた。
目を覚ますと妙な違和感を感じるような……?
青髪の人形にお茶をご馳走になった。優しい人だ。
CCを60獲得する代わりに、全員がHPを20%失う
触らぬ神に祟りなし
黛煙はその場を立ち去った。叫び声は気のせいだったのかもしれない。
CCを30獲得して立ち去る

サイバーメディア

纏枝ちゃん

ウサギの着ぐるみを持った纏枝に出会った。
「あっ、黛煙!久しぶり!」
「新しい服作ってみたんだけど、着てみない?」
試してみる
黛煙は着ぐるみを身に着けた。
どこからかシャッター音が聞こえる……気のせいだろうか?
ランダムに関数を2つ獲得する代わりに、全員がHPを 20%失う
やんわり断る
纏枝は残念そうだったが、黛煙が立ち去るのを見送った。
立ち去る

グルーヴ

楽器を奏でる音が聞こえる、見に行ってみようか?
同業者かしら?見に行ってみましょう
とあるDJの激しい音楽に世界と…鼓膜が震えた。
芸術のあり方は様々だ。
だがこれは、さすがの黛煙にも理解が追い付かない。
関数を2つ獲得する代わりに、全員がHPを 20%失う
やっぱり寄り道はよしましょう
音楽は遠のいていった。
関数を1つ獲得

UAS

センタウレイシー
クシーニャ
ラム

センタウレイシー、クシーニャ、ラムのお茶会に誘われた。
やっと静かに休める……(本探索での関数所持上限+1)

ジン
チョコ

とあるバーを通り過ぎた。中は上品な佇まいで、少し離れたところにはパティスリーがある。
バーに入る(交易エリアを生成して入る)
パティスリーに入る(関数エリアを生成して入る)
他を見てみる(異常エリアを生成して入る)

その他

リコ

はれま、ニューフェイス!どーも、新人さん。オアシスのトレーダー、リコだよっ!
財テク商品はいかが?それとも何かお買い物でも?
全CCをリコに預ける。今から1部屋進むごとに、預り金×10%の利息を獲得し、次の階層で全額返還される
バーに入る(交易エリアを生成して入る)
加花

加花

此の間弦息まず、音循りし伊れの帰り待つ。

『奏弦風雅:黛煙インタビューVol.1』
じゃじゃ~んッ!金メダルジャーナリスト、ウィロウちゃんのお届けするオアシスレポート!今回のゲストは古箏演奏家──黛煙さんでーッす!何を隠そう、黛煙さんは絶妙で美しいパフォーマンスで、古箏ミュージックのトレンドを巻き起こした張本人。伝統音楽を現代に蘇らせたThe・仕掛け人なのです。
「ウィロウさん、そんな大げさな。私はただ、美しい旋律を精一杯奏でたいだけですから」
「黛煙さんってば、謙虚ですねぇ。今日はファンの期待に答えようと、スタジオで生演奏を披露してもらえるんだとか。どんな曲を演奏するんですか~?」「はい。本日は皆さまに『戦台風』をお届けいたします」
「へっ?」
 メロディーの昂りに気が引き締まる(黛煙の専用プロトコル【清商流徴】を獲得:黛煙の最大HP+100%)
『奏弦風雅:黛煙インタビューVol.2』
「次の質問ッ!黛煙さんのぉ、今まで一番印象深かったコンサートは?」
「うーん……そうですね、初めて目を覚ました時でしょうか」
「えっ?目を覚ました時、ですか?あれあれ、確か初起動では色々と調整を行うものなんじゃ……?」
「ええ、演奏の性能を調整するために、部屋にこもって一人で一昼夜ものあいだ演奏していました」
「まるで時が止まったようでした。世界にはわたしとこの古箏しかなくて。知覚モジュールに問題が起きたのではないかと疑ったものです」
「ですがそれ以降、どんなに豪華なステージでも、そういった感覚は味わえていません」
「な~るほど~!それでは、黛煙さんの完璧なパフォーマンスをご期待ください!」
 高山流水、知音覓め難し。黛煙の追い求める演奏とはいかに?(黛煙の専用プロトコル【清商流徴】を獲得:黛煙の最大HP+100%)
『奏弦風雅:黛煙インタビューVol.3』
「今回はドキュメンタリー形式でお送りしま~っす!いざ、普段の黛煙さんの生活に、突撃ズキュンッ!」
「ジャーナリストのお仕事も大変なのですね。ウィロウさん、何か食べてゆかれますか?」
「おお~、視聴者の皆さんっ!黛煙さんが料理の腕を披露されるそうですっ!これは貴重ですよぉ~、期待するしかッ!!」
「よし……今日の昼食は8品で参りましょうか。ウィロウさん、少々お待ちくださいね」
「えっ……ま、待ってください。わたしたち二人だけですよね……?」
「召し上がるのが何人だろうと、食事のクオリティを損なってはなりません。普段から、妹とはこうして食べているんですよ」
「……視聴者の皆さん、この番組は深夜枠からグルメ枠へと移行いたします」
 グルメこそがパワー!(黛煙の専用プロトコル【余韻嫋々】を獲得:黛煙の攻撃速度+50%)
『奏弦風雅:黛煙インタビューVol.4』
「さぁて今回は、黛煙さんのマネージャーさんに突撃しちゃいましょ~!マネージャーさん、こんにちは!ずば抜けた演奏テクニックの他に、黛煙さんの印象深かったところってあったりします」
「うーん……そうねぇ、教えられることは少ないけど。黛煙はファッションにすごくこだわりがあって、衣装はすべて自分でコーディネートしてるの」
「自分で!?それじゃ、黛煙さんの代表的な『玉玲瓏』コンサートツアーの衣装も……」
「ええ、自分でしつらえたものよ。ステージの統合性を図るのに欠かせないフローなんですって。皆さんに気に入って頂けてよかったわ」
「おお~、これはビッグニュース!誰もが知る黛煙さんの華麗なパフォーマンス衣装は、すべて本人によるデザインだったわけですね!」
 玉玲瓏……その美しさを、この目で見てみたい(黛煙の専用プロトコル【余韻嫋々】を獲得:黛煙の攻撃速度+50%)
『奏弦風雅:黛煙インタビューVol.5』
「絳雨さん、黛煙さんの『妹』として、何か面白いエピソードってあったりします~?」「んー……カナダで訓練してた時、お姉ちゃんに楽譜を何冊も持たされたことあるな。嫌なことがあったら、楽譜を眺めるだけで悩みが吹き飛ぶって」
「むふふふ、さすがは黛煙さんですぅ!音楽への愛は留まることを知りませんねっ!」
「海外で色々あった時、確かに楽譜には色々と救われたかな」
「うんうん、音楽は人を元気にさせますもんね」
「あ、ちがうの。楽譜の中にお金がたくさん挟まってて。それと中華料理のレシピも」
遠くの音楽だけが、人生ではない……(黛煙の専用プロトコル【流韻和鳴】を獲得:黛煙の攻撃力+50%)
『奏弦風雅:黛煙インタビューVol.6』
「さてさて!今回はなんとぉ~、黛煙さんの知人を名乗る人形が、勇気を出して真実を告発したいそうなんです~!おやおやおや~……?どこかで見たような気がしますねぇ~……それで、告白したい真実とはなんなのです!?」
「あんたたちね、見た目に騙されちゃダメよ!お姉ちゃ……じゃなくて、黛煙の本性はめッちゃくちゃ怖・い・ん・だ・か・ら!」
「ほぉぉ~!まさかのゴシップですかぁ~!?」
「あいつの傍にいるってだけで、色んな服を無理やり着せられて!」
「お菓子やファーストフードなんて食べてるって知られた日にゃ、一晩中お説教されるんだよ!?」
「しかもしかも……あたしが舞台でどっちの足を先に出したかでグチグチ言ってくるし!」
「ひゃははは……困ってるんですねぇ~」
「えっと……まぁ、困ってるってほどじゃ……黛煙の作るご飯、すごく美味しいし……」
 姉妹がオアシスで再会できますように(黛煙の専用プロトコル【流韻和鳴】を獲得:黛煙の攻撃力+50%)
『奏弦風雅:黛煙インタビューVol.7』
「黛煙さんが伝統音楽を蘇らせたおかげで、楽器の販売数も増えているそうですね」
「ええ。その反面、古琴、伽耶琴、和琴の演奏者たちが、しばしば古箏に間違えられるってクレームが来てるけど……」
「これで彼らにもやっと、ベーシストの苦痛をわかってもらえたことでしょう」
「その後、会社が人気に乗じて民楽団を結成したの、業務拡大のためにね。でもそのせいで、黛煙の仕事がますます増えてしまって……」
「えっ、なんでですか?」
『三弦がいない?古箏で穴埋めしよう。黛煙頼んだ。柳琴が足りない?黛煙がなんとかするだろう。阮咸がいない?仕方ない、ここは黛煙に……えっ、琵琶も?黛煙だ、黛煙!……はぁ!?打楽器も足りないのか!?』
「といった感じね……練習になると、いっつもコレなのよ」
わたし一人の楽団です!(黛煙の専用プロトコル【陽春白雪】を獲得:黛煙の会心率+30%)
『州刊マグラシア・黛煙インタビュー』
「驚愕!オアシスに黛煙上陸!サイバーメディアの後輩たちの心情やいかに?」
「んー……先輩はとてもお優しくて、お姉さんみたいな方ですよ」
「でも、クロは黛煙さんが苦手なんだっけ?」
「ナナっぺ、言いがかりはよしてよ。配信でファーストフード食べるたびに説教されてるだけだって」
「でも、黛煙さんとのコラボのあと、すごく不機嫌じゃなかった?」
「そ、そりゃ毎日のようにファンから『クロちゃんの長年のファンです、黛煙さんのサイン入りポラロイドもらってきてください♥』とかいうメッセージ入りの巨額スパチャ送られてきたら誰でも嫌んなるっしょ……私だって持ってないのにさ!」
「えーーーっ!いいなぁ、七花も黛煙さんのサイン欲しかったな」
「おいコラ、名前の部分はカットされるんだろーな!?」
あとでクロさんに尋ねてみましょう(黛煙の専用プロトコル【陽春白雪】を獲得:黛煙の会心率+30%)

*1 どちらを選んでも同じ