勢力図
潼関において馬超は曹操を討って仇を取り、大勝の勢いのまま洛陽まで進軍した。曹操の後は曹丕が継いだが、その強硬手段も辞さない態度に曹彰が反発。さらに献帝も曹丕を恐れ、荀彧らと共に洛陽へ脱出するのだった。
勢力一覧 [添付]
色 | 勢力 | 爵位 | 軍師 | 現役 | 資源 | 難度 | 都市 | コメント |
曹丕 | 大司馬 | 司馬懿 | 99 | 金91200 兵糧389000 兵士178000 | ★★ | 12 | 戦力は高いが敵に包囲されている | |
劉備 | 中郎将 | 諸葛亮 | 54 | 金41900 兵糧137000 兵士64000 | ★★★ | 7 | 人材も戦力も揃って何でもできる | |
孫権 | 中郎将 | 魯粛 | 75 | 金43000 兵糧157000 兵士73000 | ★★★ | 7 | どの方面から攻めるかが最も重要 | |
馬超 | 大将軍 | 荀彧 | 44 | 金38000 兵糧153000 兵士75000 | ★★★ | 5 | まずはしっかり曹丕を叩き潰そう | |
劉璋 | 州牧 | 黄権 | 44 | 金17000 兵糧90000 兵士42000 | ★★★★ | 3 | 益州に地盤を広げれば割拠は可能 | |
張魯 | なし | 閻圃 | 7 | 金8200 兵糧55000 兵士25000 | ★★★★★ | 1 | 守りは固められるが攻め手がない | |
公孫恭 | なし | なし | 2 | 金8300 兵糧36000 兵士17000 | ★★★★★ | 1 | 戦力も人材もすべて不足している | |
曹彰 | 中郎将 | 徐庶 | 25 | 金21900 兵糧97000 兵士46000 | ★★★★ | 3 | 河北を制圧できるかどうかが勝負 | |
韋康 | 州刺史 | 楊阜 | 6 | 金6000 兵糧17000 兵士8000 | ★★★★★ | 1 | 馬超の隙をついて涼州を狙いたい | |
士燮 | 中郎将 | なし | 7 | 金9000 兵糧31000 兵士14000 | ★★★★ | 1 | 生き残りは可能だが展望は厳しい |
各勢力分析 [添付]
曹丕
離間の計が失敗したか、婁圭(夢梅)の言うことを無視したか、曹操軍が潼関で惨敗を喫し、曹操だけでなく曹仁、張郃、徐晃、夏侯淵、許褚、賈詡らが討たれてしまっている。
曹植も死亡している。おそらく「強硬手段」により謀殺されたのであろう。
その影響で荀彧ら一族に献帝共々去られ曹彰にも独立を許し、人材の質・量共にかなり減少している。量はまだ最多ではあるものの質の低下、特に武官の損失が国力に大きく影を落としている。
どれほどの被害が出たかわかりやすい指標としては、デフォルトの曹丕軍だと楽進(官職込み武力86)が武力第三位である。また、潼関の戦いシナリオ時点では151人を擁していた魏軍が99人まで減っている。
寝返りや戦死・独立により50人以上を失ったのだ。
また、金禕の謀反がない世界線のはずなのに王必の寿命はなぜかそのまま。(謀反決行側の金禕と耿紀はしっかり5年寿命が延びている)
表面上は似た状況に見える「曹家分裂」シナリオよりも状況は遥かに厳しいと言えよう。
四方を敵に囲まれており、人材の数こそ勝っているものの質は圧倒的に劣るため、全盛期の劉孫馬を複数相手取る余裕は全くない。
宿敵に頭を下げる屈辱に耐え、曹彰を取り込み直すのが先決。
ちなみに曹彰は何故か初手で韋康との同盟を破棄し配下の忠誠が軒並み急低下するので、そこを狙って引き抜けば拍子抜けするほどあっさり頭数が揃ったりする。
最強格の軍師司馬懿、合肥の守護神張遼、父を支えた夏侯惇。彼ら三人をいかに使うかが勝敗を分けると言っていいだろう。
劉備
馬超を除く五虎将軍と伏龍、鳳雛が勢揃い。入蜀直前に曹操の死に乗じて攻勢に出たようで、襄陽までもが劉備領になっている。
北の曹丕は人材の質が大きく低下し、襄陽も奪っているのでいきなり攻めても余裕で勝てる。
馬超、孫権とも初期から同盟している上、劉璋は攻めてきたとしても大した労力もなく撃退可能。念の為空白地の永安は先に取っておこう。
史実通り入蜀するもよし、馬超と共に弱体化した曹丕を切り崩すもよし、人材面で唯一対抗しうる呉を制するもよしで、戦略は自由。
手間がかからない方法としては、「劉備入蜀」イベントで劉璋軍から梓潼(と法正、孟達)を早めに奪って(イベントなし、もしくは購入していない場合は早めに軍勢を派遣して)南蛮への道を塞ぎ、友好関係を作りながら、適当な武将を派遣して南中をいただいておこう。
後は対曹丕戦線に集中しつつ、適当なところで降伏勧告。これで一番面倒くさい益州を手間を減らしつつ制する事が出来る。
後はご自由に。人材の質で劉備軍に勝てる勢力は無い。
孫権
人材の層が厚い劉備とは序盤は争いたくないところ。従って侵攻先は曹丕一択だ。一応張遼らが寿春で待ち構えているが、多方面に戦線を抱える曹丕ならば前線の突破は容易だ。
劉備や士燮とは親密・同盟を維持したい。士燮には適当なところで降伏勧告をしておこう。出来れば馬超とも接触する前に同盟をしておきたい。
曹丕・曹彰を飲み込んで河北を平定したら、次は馬超→劉備→劉璋と進むのが無難だろう。
馬超
本シナリオの主役。献帝と共に流れて来た荀彧、荀攸、鍾繇、楊脩らの文官を迎え、致命的だった知略、政治面を大きく強化されている。
君主の馬超と妻の楊氏、211年没の潼関戦没組は寿命が+20年されている。
その他の潼関メンバーは+10年寿命が延びている。(韓遂、馬岱、龐徳、馬雲騄等)
また、曹操が戦死したことによって死ぬ未来から外れた武将も寿命がわずかに伸びている。(荀彧、荀攸+10年、楊脩、魏諷、金禕・耿紀+5年)
文官以外では于禁、朱霊らがまた寝返っている。龐徳の下に付く于禁…
まずは背後の韋康を潰し、後顧の憂いを断ってから曹丕を勢いそのままに蹂躙していきたい。
その途上で洛陽と長安の探索をしっかり行えば簡単に知力100突破の軍師も用意できているはず。
たまに初手で曹丕軍が陳留から攻め込んでくることがある。
その場合はしっかり虎牢関で撃退して反攻し陳留をいただこう。
全員馬超嫌悪の韋康一派は即斬首でも構わないが、解放して張魯に与した後に張魯ごと降伏させれば強引に配下に加えることはできる。
劉璋
北に勢力を増した馬超、東に全盛期の劉備陣営、領地は三つのみと状況は全シナリオ中最悪と言っていい。
とりあえずは南に勢力を伸ばして国力を増やし、南蛮王らを登用してイマイチな爆発力を補おう。急がないと高定あたりが旗揚げしてしまい少々併呑が面倒になるので注意。
内政を充実させつつ、交易も並行して行い、法正を仏典で知力100にして、今後メインを張る武将の強化と阿修羅陣の獲得を目指そう。
その後は漢中を併呑して西涼か荊州へ。どちらを狙うかは状況次第だが、わりとどちらも可能。
劉璋の出先の馬超の天水、劉備の永安や江陵などには主力はたまに趙雲辺りが居るくらいで滅多におらず、曹丕や孫権と息を合わせて圧迫していけば、着実に力を削ぎ取りつつ美味しいところを持っていけるはずだ。
馬超を攻めるならば曹丕より先に長安を取れるか、劉備を攻めるならばいかに主力との戦闘を避けながら力を削げるかが鍵となるだろう。
ただしどちらかを滅亡させた頃には主力である張任、厳顔、黄忠らの寿命が迫ってきているので、あまりのんびりしている暇は無い。
寿命延長の名品を彼らに差し上げよう。劉璋の寿命もそろそろだが・・・天寿を全うしてもらおう。息子の劉循は長生きだし。
張魯
今日も今日とて大変な状況の教祖様。一応隣の上庸は取れるが中々厳しい。
本気でそこから中原進出を狙うのは不可能なので、物資と申兄弟を手に入れたらさっさと放棄してもいい。
馬超にすぐ滅ぼされる韋康らが史実の馬超よろしく流れてくる可能性が高いので、彼らをしっかり登用しつつ益州を伺おう。
公孫恭
たった二人しかいない。在野もいない。
曹彰が攻め込んでくるので、兵站切りを駆使して撃退しながら人材を増やす以外にない。要するにいつも通り。
後に修正される可能性があるが、何故かお隣の曹彰が突然同盟破棄を行う確率が高い。
配下の忠誠が劇的に下がるので、そのスキをついて引き抜きに命をかけよう。
曹彰
「強硬手段」で父の跡を継いだ曹丕に反発。河北で独立している。
このシナリオでは曹植が曹丕に殺害されたのか、史実で曹植派だった丁儀も彼に付いている。
そのため頭数は分裂シナリオに比べてわずかに多く、曹洪と軍師として徐庶を得たのが心強い。
曹操が戦死したことによって死ぬ未来を回避した崔琰・崔氏は寿命が+5年されている。
異民族武将を10人も借りられるが、陣形の防御力が低いため考えなしに使うと消耗が激しい。
各所から侵攻されててんやわんやの曹丕から少しずつ領土を奪っていこう。
公孫恭は上記の通り貧弱なので速攻で倒せるが、関係が良好で大将軍になればあっさりと降伏勧告に応じてくれるので放置して曹丕一本に絞るのも一手だ。
その場合は壺関が激戦区になるが、司馬懿の戦法と兵器にさえ気を付けていれば撃退は難しくないだろう。
守りの固い郝昭と、雁行が使える田豫がとくに頼りになる。
曹彰はあまり寿命が残されていない(残り11年)ため、医書を奪うために必ず曹丕は自らの手で滅ぼすようにしよう。子もいないため後継者が存在しないのだ。
愛する弟と父の仇を討ち、夢だった天下統一を果たそう。
韋康
反馬超の集い。寿命の短かった韋康・閻温・趙昂は+10年延命されている。
一番統率が高いのは王異で、彼女を軍師にすれば余すことなく施政を使う事ができる。特に初期メンバーで落石を設置できるのが意外に有利で
馬超の面々は総じて低知力なので山の落石への偽報は進軍速度が鈍り兵站切りがより安全に行える。
人材は親愛関係にある面々が多いものの数は不足。捕虜を登用するまでは魚鱗、鋒矢持ちがいないので戦闘は苦戦するだろう。
在野もいつも涼州に埋もれている徹里吉ら西羌の面々が既に馬超に取られ、費耀くらいしか残っていない。
217年に念願の鋒矢持ちの梁緒、219年まで耐えれば王双、225年まで持ち堪えたら麒麟児が登場する。頑張ろう。
外交面では曹彰と1年、曹丕と2年の同盟を結んでいるが、曹彰は開始早々同盟破棄し、曹丕は漢中への攻撃要請という無茶振りに、洛陽攻略済みなら献帝廃立して友好度低下と余計な事する上に、外交資金の工面が厳しいため延長はかなり難しい。
羌・張魯とは不和で、馬超とは勿論険悪。間もなく向こうから計略などで喧嘩を売ってくることだろう。
異民族は外交感情が不和以下だと攻めてくる仕様のため羌との不和は致命的で、地の利を得なければ関係を改善することができないため時間をかけすぎると羌からの終わらない攻勢によってジリ貧となる。
そのため、武威ー安定間の輸送隊を襲って貯めた資金を羌の進軍路の弓櫓建設に充てたい。羌対策を万全にしたら攻めやすい武威を落とし、地の利を得て関係の修復を
異民族武将を得たら馬超に逆襲をかけよう。こちらからだけの嫌悪なので普通に登用に応じる。その後の敵は弱った魏なので史実シナリオより難易度は低い。
劉璋により張魯が滅んだ直後に陽平関を取れたら漢中に出ても良い。白水関方面から来る輸送隊は長蛇や異民族で襲えるのであえて放置し続けて物資カンストさせるのも面白い。
馬超の主力は曹丕に向いているとはいえ、残りの面々でも韋康にとっては強敵。
兵站切りや親愛補正を駆使して敵将を掠めとり、武威を奪い取って羌との関係を改善できれば僅かながら希望は見えてくるか。
しかし、相手もそのことを理解してるのかしっかり兵を蓄えてることが多い。(大抵3万以上兵士が固まっていたりする)
周辺を第2軍団に委任してる為か馬一族などA級武将が出ずとも思った以上に兵力に隙が出来にくく攻めにくいのが悩みどころである。
方円トリオと雁行王異で武威と安定の間の川に沿って壁を作り安定からの迎撃部隊が攻略部隊に真っ直ぐ攻められないよう対策をし陣を作りながら武威にじっくりと近づき、武威からの迎撃部隊を倒して削ろう。
疾走鋒矢の韓遂を捕縛登用できると、安定から武威への輸送を略奪できるようになるためかなり楽になる。韓遂は内面の義理が2なため簡単に寝返るので、出撃してきた時は逃がさないようにしたい。
長安まで曹丕の手が伸び始め、尚且守備兵が少なくなったら井闌楊阜を出陣させて攻め落とそう。馬超が滅んだら曹丕は漢中攻略に出ると思われるので体制を整えつつ曹丕と手を組み、向こうが陽平関を落としてたら自分たちも出陣し漢中を横取りしたい。その後はじっくりと同盟期間を伸ばし巴蜀や魏の敵を攻略しよう。
魏と韋康だけになったら脳内で完結させるもよし、百万の兵を抱える魏と袂を分かち漢朝復興の夢のために終わりなき戦いに投じるもよし。史実寿命だと韋康一派の殆どがそれまでに死んでるとか言わない
士燮
こんな場所で引き籠っていても仕方がないので、初手で適当な長蛇持ちを雲南に派兵しよう。
雲南には孟獲や劉冑が居り、今後の要なので確実に登用したい。
間に合うなら後で捨てても良いので、建寧にも兵を送っても良い。高統率兵器や混乱・扇動を持つ雍闓は特に手に入れたい。
とにかく人手不足なうえ、極貧都市を一から育成しなければならないため、本格的に次の行動を起こせるのは217年に祝融夫人やゴッさん、木鹿王、朶思王、三洞の元帥ら南蛮武将大量加入後から。
ここからはひたすらに劉璋に速攻をかけて倒し、交易を行って阿修羅陣まで獲得したら、劉備に殴り込みをかけよう。
コメント
- 俺のプレイだと曹丕が意外と頑張ってた。曹彰と公孫恭は滅亡させてたし、馬超からは洛陽と潼関を取り戻してた。楽進や李典なんかわりと早めに死ぬっていうのに、CPUはかなり頑張ってた。 -- 2021-06-12 (土) 22:31:41
- 文章を軽く添削しましたー -- 2021-07-06 (火) 00:25:10
- 馬超は曹操を嫌悪してるけど曹丕は嫌悪してないから普通に登用できるし降伏勧告もできるんだな -- 2021-07-20 (火) 18:07:28
- 龐会のように子々孫々まで恨むマネしてないのはさすが -- 2021-12-01 (水) 00:18:43
- 韋康プレイの時は、安定から武威への輸送隊を襲うのがかなり有効。安定から輸送隊が出発した辺りから錐行閻温を向かわせれば結構略奪が上手くいく。物資不足に関してはこれでかなり対応出来る。 -- 2021-07-27 (火) 11:37:45
- 216年あたりから、このシナリオでは戦死した夏侯淵の子供たちが許昌で成人し始める。馬超プレイだとその頃には大体許昌までは取っているので、父の仇に発見されて次々と仕え忠誠を尽くす子供たちの構図に・・・ -- 2021-10-15 (金) 10:24:38
- 凌操を処断した一年後に凌統を在野一発登用したのは笑っただで… -- 2021-10-15 (金) 10:35:07
- 処刑時に登場してない場合や、親愛武将がifストーリーの展開上死んだことになってる場合はゲーム内で処刑した時と違って恨みフラグ立たないっぽいね -- 2021-10-15 (金) 22:20:42
- 凌操を処断した一年後に凌統を在野一発登用したのは笑っただで… -- 2021-10-15 (金) 10:35:07
- 今になってこのシナリオをやってみたが曹彰の同盟破棄は起こらなかった。修正入ったか? -- 2022-03-08 (火) 12:35:31
- やり直してみたらちゃんと破棄してたわ -- 2022-03-15 (火) 17:28:25
- オーノー -- 2023-02-05 (日) 21:03:59
- 馬超は別に寿命がここからほとんど残ってないってわけでもないし、死に方も内地での病気で仕方無かったところあるのに延命されてるのどうなんやろ。 -- 2023-06-11 (日) 23:22:31
- シナリオコンテストの当選者と調整して作ったみたいだし、当選者の意向が入ってるんじゃない? -- 2023-06-12 (月) 09:59:47
- 二十年はやり過ぎた感ある。 -- 2023-06-12 (月) 10:06:03
- 馬岱の延命も無くていいような。曹操が原因で死ぬはずだった武将の寿命が延びてるのは面白いんだけどね。 -- 2023-06-12 (月) 11:06:35
- 曹操を破れず落ち延びた無念が馬超の寿命を縮めた、という感じの解釈なんだろうかね -- 2023-06-26 (月) 17:29:50
- きっと史実よりストレスが大きく減って体が丈夫になり病気にならなかったんだよ! -- 2023-06-26 (月) 17:39:10
- 敗戦のストレスで死に直結してるのは袁紹も同じだしね。戦に負け、家族も、仲間も、故郷ですらも失った凄まじいストレス・敗北感が馬超の寿命に大きな影響を及ぼしたという解釈なんだろう -- 2023-06-27 (火) 11:34:31
- 馬超を延命させるのなら、曹彰の寿命も伸ばしてほしかった。 -- 2023-11-11 (土) 22:25:26
- シナリオの発想が良い -- 2023-12-03 (日) 11:21:52
- 上級曹丕やってみたけど本当に武将の質が落ちててびっくりした。なぜか劉備馬超が全く攻めてこなかったのでクリア自体は簡単だったけど足並み揃えて攻めてきてたらかなり燃える展開なるわ -- 2023-12-25 (月) 18:49:51