イケヤの本

Last-modified: 2013-03-29 (金) 01:26:21

イケヤの本

イケヤのメモ1~5コンプリートで入手。

メモ所在地

イケヤのメモ1

アルゴンは私たちのような生命体ではない。
殺戮で得た生命エネルギーを根源として動く人工物、ゴーレムのようなものだ。

 

彼らは腕が取れても何も感じない。
言葉が通じず、痛みも感じない相手と戦わなければならないのは、恐ろしいことだ。

 

しかし、人工物ということは、彼らを作り出した存在がいることを意味している。
この存在を調べれば、この戦争を意外に早く終わらせることができるかもしれない。

 

最近は、動物だけでなく、植物からも生命エネルギーを入手し、
自らが使用した生命エネルギーを再利用するアルゴンさえいる。
アルゴンの進化は、私たちにとっては決して喜ばしいことではない。

イケヤのメモ2

大きな影を映しながら過ぎ去る青い鳥。
私たちはそれを「サン・セカ」と呼ぶ。

当初、「サン・セカ」は偵察しているだけだと思っていたが、それだけではなかった。

 

それは白い卵のようなものを蒔きながら飛び、
中からアルゴンの最小単位であるケルバーが出てくるのだ。
ケルバーはアルゴンの基本単位、ケルバーが合体してタリク、シャマルラン、カラシュなどになり、
彼らが合体してヘルシャ、アカカラシュとなる。

 

ケルバーは弱い。
ケルバーたちの合体を防いだり、合体を解除する方法が分かれば、
アルゴンを撃退するのは簡単なはずだ……。

イケヤのメモ3

アルゴンが人工物だと判明したのは、彼らが死ぬ場面を目撃したからだ。
彼らは集団で巨大な構造物を建て、完成すると死んだようにその場に倒れた。

 

そして、彼らから小さな光の塊が浮かび、北東の方に消えていった。

 

初めてそれを見た時は、凄く驚いた。
彼らは目的のために動き、任務が終われば光の塊になって、別の場所へ飛んで行く。

 

その光の塊が生命エネルギーだと分かったのは、サスケの死がきっかけだった。
アルゴンは一瞬のうちにサスケを取り囲むと、光の塊を取り出したのだ。

 

塊を取られたサスケは……あの時のことは今思い出しても胸が痛む。

イケヤのメモ4

アルゴンには意識がないと思っていたが、そうではないようだ。
少なくともラマヤンには意識がある。
ラマヤンが、最小単位であるケルバーと会話しているのを偶然目にしたのだ。
いや、ケルバーを通じて、別の誰かと話をしているようだった。
ラマヤンは相手のことを「シャンドラ・マナイア」と呼んだ。

 

シャンドラ・マナイア……それがアルゴンを作った存在なのか。
魔導士? それとも地上に残る神の一人?

 

自意識のない存在を作るだけなら魔導士にもできる。
しかし、ラマヤンには自意識がある。
生命を創造できる者なのか?

 

だとすれば、私たちは思った以上に大きな存在と戦っているのかもしれない。

イケヤのメモ5

縹原の広場。それは関門のように見える。
まるで巨大な城の入り口のように。

 

数日前、何か巨大なものをセカと他のアルゴンが引いて行くのを見た。
彼らは広場の南から北へそれを引いて行った。
それはとてつもなく巨大で、セカが3匹は入りそうだった。

 

おそらく彼らはそれを取り出すために各地を掘り返していたのだ。
そして、それを運んでいる北方に彼女がいるはずだ。
アルゴンの女王、シャンドラ・マナイアが……。

 

私はここまでのようだ。
もしもこのメッセージを発見した者がいたら、
友人のヘカシャに安否を知らせてほしい。

 
 

これ以上は血で汚れて読めない。