シェルブール級巡洋艦 シェルブール(ダンケルク級戦艦原案)

効果:HP+4%、主砲射程+4%、最大主砲散布界-4%、魚雷防御+6%、EXPアップ+40%、シルバーアップ+40%

効果:HP+4%、主砲射程+4%、魚雷防御+6%、対空射程+4%、EXPアップ+40%、シルバーアップ+40%
Ver.7.0で小口径対空値が123から132に増加。
Ver.8.3で主砲装填時間23%短縮(17秒から13秒に短縮)、副砲装填時間10%短縮(6.5秒から5.9秒に短縮)
性能諸元
基本性能
※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし
| 国 | フランス | |
|---|---|---|
| 艦種 | 巡洋艦 | |
| Tier | 8 | |
| 生存性 | 継戦能力 | 37878 |
| 抗堪性 | ・防郭防御10% ・火災浸水耐性12.50% ・装甲防御10.50% ・魚雷防御10.50% | |
| 主砲射程 | 12.75km | |
| 副砲射程 | 6.21km | |
| 機動性 | 最大速力 | 33.07ノット[kt] |
| 最大出力への到着時間 | 16.54秒 | |
| 転舵速度 | 7.40度/秒 | |
| 転舵所要時間 | 11.40秒 | |
| 隠蔽性 | 9.84km | |
・派生艦船
・兵装
| 主兵装 | 口径,搭載基数×門数 | 装填時間 | ダメージ(火災率)(防郭率) | 砲塔旋回速度 |
|---|---|---|---|---|
| 305mm/50 Mle 1930, 2基×4門 | 13秒 | HE弾 873(11%) AP弾 1215(250%) | 6度/秒 |
| 副兵装 | 口径,搭載基数×門数(片舷指向可能門数) | 装填時間 | ダメージ(火災率) | 砲塔旋回速度 |
|---|---|---|---|---|
| 130mm/45 Mle 1932, 7基×2門(8門) | 5.9秒 | HE弾 330(2%) | 12度/秒 |
| 対空砲 | 種類 | ダメージ | 射程 |
|---|---|---|---|
| 大口径 小口径 | 132 132 | 3.78km 1.80km |
・艦艇スキル
| 種類 | 効果 | 持続時間 | クールタイム | 使用可能回数 |
|---|---|---|---|---|
| エンジンブーストⅢ | 最大航行速度+16% | 25秒間 | 60秒 | 3回 |
| 高速装填Ⅱ | 主砲装填時間-30% | 20秒間 | 75秒 | 3回 |
| 対空警戒Ⅰ | 大口径対空砲ダメージ+75% 小口径対空砲ダメージ+75% | 20秒間 | 75秒 | 2回 |
ゲーム内説明
ダンケルク級に近い超重巡洋艦の計画案。主砲として305mm砲8門を搭載している。
解説
T8では現状3隻しか存在しない大型巡洋艦だが、本艦は「コングレス」に続く2隻目の305mm砲搭載艦となっており、低ティア戦艦の搭載砲に匹敵する口径を扱える。無論ツリー艦としては初であり、大変貴重な存在と言える。
・主砲
305mm砲を4連装砲塔に収めて2基8門搭載。砲配置はダンケルク級の計画案の1つという事もあり、当然の如く前方集中配置。よってガン縦運用も難なく可能。また口径こそ戦艦並みだが一応巡洋艦の砲扱いなので精度も悪くはなく、リシュリューやダンケルクよりも砲弾がバラけることが少ない。砲弾の性能も優秀でAP弾の単発火力は当然同格内でトップクラス(「コングレス」には若干劣る)で貫通力も十分あり、戦艦のバイタルを貫通できることも。HE弾の単発火力も同格トップで発火率も大巡内では最高…と言うと聞こえは良いが、実はHE弾は同格重巡の搭載砲と比べて口径の割にダメージの伸びがイマイチ。そして発射サイクルの差で1分辺りの期待発火率は同格重巡に比べても遥かに劣ってしまう。このため可能であればAP弾を搭載して正貫通を見込める相手を狙っていきたい。また以前は装填時間が素で17秒もかかったために継続火力に難を抱えていたが、最近のアップデートで13秒に短縮されたことで火力が向上。エリート特性の選択と消耗品の搭載のみで約12.22秒になるので、見方によっては重巡砲に毛が生えた程度の装填時間で強力な火力を吐き出せる様になった。そのうえで艦艇スキルの「高速装填Ⅱ」で装填に拍車を掛ける事も可能なのだから文句は無いだろう。
本艦の主砲はエリート特性を「エリート砲術員」とし消耗品の「高級船員食糧」を搭載する事で素の装填時間13秒を約12.22秒に短縮できるので、この数値を基数として考察を行っていきたい。そのうえで艦長スキル「高速装填Ⅱ」の素の効果は「主砲装填時間を-30%する」というものであり、スキル使用中の装填時間は約8.55秒となる。
素の状態でもスキルの効果時間は20秒あるので、何も考えずに使用しても2回の斉射が可能(同一目標に対して砲を振らずに斉射したとした場合、2斉射に必要な時間は概算で17.1秒)。3回斉射するためには装填完了の直前(2秒前~それより短い時間)にスキルを使用し、装填完了による1斉射を瞬時に終えた後に残った18秒程度を使用して2斉射を行う必要がある。このため悠長に砲を振っている余裕は無いが、普通の巡洋艦砲によるシビアな斉射よりは心の猶予を持てるだろう。
なお艦長スキルにおいてLV10の「熟練装填手」を取得する事でスキルの効果時間延長(20秒が25秒となる)とクールタイム短縮(75秒が約56秒になる)の効果を得ることもできるが、時間延長効果はあっても斉射可能な回数は3回が限度なので取得する場合はクールタイム短縮による射撃機会の増加を目的としたい場合に限られる。とはいえLV5で「超火力」を取った場合も素の状態だと4回を使用するだけで結構な時間を要するので、このケースにおいても使い切る事を目的としてクールタイム短縮を合わせて取得するのも悪くない。
・副砲
139mm砲を連装砲塔に収めて艦橋脇に片舷辺り3基6門、そして艦尾の第3砲塔があるべき位置に1基、合計7基14門搭載。片舷指向可能数は4基8門であり後方への指向性が高め。前方向にも1基のみだが撃てない事もない。門数がそれなりにあって射程も戦艦の副砲並みに6㎞を超えており一見頼りになりそうに見えるが、実は仏戦の副砲でお馴染みの低弾速・高弾道の当てにくい砲なので正直扱いにくい。
・対空
悲惨である。対空警戒でようやく抗える程度。
・装甲
一応大型巡洋艦という事もあり装甲防御は10.5%、防郭防御は10%と同格の固い重巡と同程度の防御力を持っている。このためガン縦て運用で軽巡程度の相手をするなら相応の堅固さを発揮可能。しかし火災浸水耐性と対水雷防御は平均的に過ぎず、搦め手には強くない。また巡洋艦の装甲は戦艦砲から見ると薄紙に過ぎず、更に大巡は横から見たシルエットが大きく「ゆっくり動く射的の標的」に過ぎないので絶対に油断しない事。周囲には化け物戦艦たちが主砲を揃えて射撃機会を待っている筈だ。
・機動性
優秀。素の状態でもかなりの巡航速度と転舵速度を持つ上に、エンブも使用可能。装備を最高速度に振れば40ktを出すこともできる。いざと言う時の撤退や追撃、終盤戦の突撃に役立つだろう。
・隠蔽性
同格ワーストである。駆逐はもちろん、巡洋艦同士でも隠蔽負けするうえ、隠蔽の良い一部戦艦にも劣っている(ホーク、ツィーテンなど)。
なかなか被発見がつかないと思って縦深していると戦艦にすら先手を取られることもある。油断大敵である。
なお格下にもかかわらず唯一、本艦より隠蔽性が悪い艦がいる。
・生存性
リシュリューの様に常にガン縦できるので被弾面積が小さく、戦艦相手でもそれなりにタンクはできる。しかし、あくまでも本艦は巡洋艦であり、戦艦砲をまともに食らうと体力を大きく削られてしまう。迂闊な腹見せはNG。幸いにも機動性はいいので、前後運動や転舵を使って避けられる弾はどんどん避けていこう。
・消耗品
装填、体力、速力の定番セットでいいだろう。
・艦艇スキル/艦長スキル
装填時間の兼ね合いから駆逐対応は苦手であるものの、周囲からしてみればやはり巡洋艦である本艦には駆逐対処は担ってもらいたいところ。
長大な装填時間は敵も知っているため油断した駆逐が腹見せしてくることがあるので、そんな時こそ高速装填を使用し、敵駆逐のどてっぱらにHEを叩き込んでいただきたい。
なお対空警戒が付いているものの、素の対空性能が全体の中程度しかないため、スキルを使用してもあがき程度にしかならない。
・装備
・兵装 遠距離では結構砲弾がバラけるので、主砲改良Ⅲ(精度)がおすすめ。
・防御 本艦はガン縦運用がメインなので、前後運動での回避がしやすくなる推力改良Ⅰ(加速)がおすすめ。
・適正 速力。プレイスタイルによっては舵も次点に入る。
・エリート特性
・水雷防御装置 魚雷防御+10%
・エリート砲術員 主砲装填時間-3%、主砲旋回速度+7%
・功績 EXPアップ+10%
※消去法で「エリート砲術員」を推奨したい。
・総論
ダンケルク級の原案の1つであり、ほぼ大巡である「ドイッチュラント級」との直接対峙を突き詰めた設計となっている本艦。このためツリー艦でありながらもティア4の平均的な戦艦砲と同口径の305mm砲を搭載、そして同格の戦艦群を遥かに上回る機動力を持っている。このため本艦を魁とする「マルセイユ」ツリーは仏戦ツリーに並ぶ艦よりも更に尖った運用を求められる。
一応、火力には恵まれているので「ガン縦運用」すればそれなりの戦果は稼ぐことが出来よう。ただしそれでは劣化「リシュリュー」となりかねない。戦艦にはできず、巡洋艦である本艦だからこそできる仕事は何か。強大な火力を吐くのか、回避盾として味方の援護に回るのか。さらに次級以降では装甲の厚い戦艦・重巡を相手にすることも多くなり、相対的な火力は低下してしまう。このため本艦に乗っているうちに「ガン縦・火力頼り」の単純な運用以外の扱い方を研究しておこう。そうしないとこれ以降の試合では味方に貢献できなくなってくる。幸いにして艦性能とスキルに恵まれているため、求められている立ち回りを常に意識し、当ツリーだからこそできる運用を確立していってほしい。
戦闘名誉章
| レベル | 1 | 2 | 3 | 4 |
|---|---|---|---|---|
| 報酬 | 艦艇EXP12.5k シルバー125k | 艦艇EXP12.5k シルバー125k カッパー1 | 艦艇EXP12.5k シルバー125k カッパー1 | 艦艇EXP12.5k シルバー125k カッパー2 |
| ミッション内容 | 15勝 | 45隻撃沈 | 120万ダメージ | 巡洋艦45隻撃沈 |
史実
本艦はダンケルク級に至る計画案の一つであり、その最も初期のものである。大まかな特徴はダンケルクと似通っているが、より建造目的に特化した姿と言える。
本艦の仮想敵は、ドイツのドイッチュラント級である。尤も、ドイッチュラント級がフランス海軍本体の脅威になると考えられたわけではなく、それを通商破壊に用いられることが差し当たっての問題だったのである。多くの海軍が抱えた、「巡洋艦ならば追いつけるがドイッチュラント級の砲力に敵わず、戦艦ならば容易く撃沈できるがその速力に追従できない」という問題に、フランス海軍もまた直面したのである。
最終的に建造されたダンケルク級と比べ、本艦の主砲は口径が二回りほど小さい。これについては、計画当時、対抗すべき相手がドイッチュラント級のみだったことが理由となる。ドイツには、より有力な艦艇は存在せず、地中海のイタリア海軍の相手ならば既存のプロヴァンス級で十分だったのだ。 ヴェルサイユ条約の制限により、ドイッチュラント級の基準排水量は1万トン以下であり、その装甲がさして厚くないことは容易に推定できる。(日本海軍では127mmと推定されていた。) よって、本艦の305mm砲はほぼ確実に有効打を与えられるのである。
また、軽装甲・快速という特徴も、対ドイッチュラント級を念頭に置いたものである。どこぞの紅茶国のように船団護衛に戦艦をつけるほどの余裕はフランス海軍には無く、ドイッチュラント出撃の報があらばすぐに追撃できる快速性が求められたのである。そのためには、283mm砲に耐えるに十分な装甲があればよいため、ダンケルク級と比べて主装甲は薄いものとなっている。
ダンケルク級がこの姿にならなかったのは、より強力な敵艦艇の出現によるものである。そもそも、建造に数年を費やす戦艦を作る上では、竣工時にその有効性を維持する必要があり、計画当時の「必要十分」では不十分なのである。結果として、ダンケルク級は他国の14インチ砲、15インチ砲艦に対しても有効な長砲身の330mm砲を持つに至り、装甲も相応の重装甲となった。仮に、本艦のような用途の限られる艦を建造・運用できるとしたら、アメリカくらいのものであろう。
小ネタ
本艦の艦名の由来は、フランス北西部のコタンタン半島の先端部に造られた港湾都市「シェルブール=アン=コタンタン」から。地図上においてフランス北部の海岸線を見ると、中央部においてイギリス海峡に向かって突き出している部分が存在する。これがコタンタン半島であり、この半島の先端部の中央付近の凹んだ部分にあるのが「シェルブール」である。歴史的にはヴァイキングによって本格的な港が造られ、ブルボン王朝時代に「ルイ16世」によって軍港として整備が行われたほか、ナポレオンによって更なる要塞化が進められた。なお彼らがこの地を重要視したという戦略眼に間違いはなく、第2次世界大戦においても「ノルマンディー上陸作戦(1944年6月6日~)」の一環として兵站上の重要拠点として見なされ「シェルブールの戦い(1944年6月6日~6月30日)」の舞台となった。
編集用コメント
- 8.3アプデによる副砲の装填速度向上を基本性能に反映。 -- 2025-08-23 (土) 22:41:27
- 解説が主砲装填17秒時代のままだったので、13秒時代の現状を記載。なお本艦はコングレスよりも「長射程で砲数も多いが装填が遅い」という味付けだったが、アプデによりこの方向性が変わってきている。 -- 2025-09-20 (土) 09:23:46
コメント欄
- 艦橋ポッキリ折れてしまいそうな見た目してるな。 -- 2023-01-07 (土) 03:37:01
- ヨットみたいでダサい… -- 2023-01-07 (土) 07:44:44
- いつ来るんだろう? -- 2023-02-20 (月) 23:09:28
- 太陽光パネルみたいなやつ何? -- 2023-02-22 (水) 22:49:37
- アルジェリー乗りたくないからフリー経験値使うかな -- 2023-03-02 (木) 22:54:20
- 装填遅すぎ…かなり苦行艦だな -- 2023-03-26 (日) 22:16:38
- ストラスでも厳しいからな...大変そう...ってか運営ダンケルク関連めっちゃ弱くするけどダンケに恨みでもあるんかな? -- 2023-03-27 (月) 09:19:08
- この船はダンケルクよりはリシュリューに近いと思う。貫通力は戦艦にも通用する。高速装填のタイミングを間違わなければ、火力も出せる。HEの着火率は優秀で遠距離で手数が少ない時はHE、近距離で仕留めに行く時に高速装填のAP。むしろ駆逐に対して処理が難しい大巡らしい欠点が目立つ。 -- 2023-03-27 (月) 19:40:05
- もしかしてこいつのAPは駆逐艦に過貫通起こす? -- 2023-05-08 (月) 00:03:57
- もしかしなくとも305mm砲ってドイツのティア4戦艦「カイザー」やティア5戦艦「ケーニヒ」の主砲口径と同じサイズなのですが。 -- 2023-05-13 (土) 22:49:17
- ローマにしゅぽしゅぽ縦抜きされて泣いちゃった -- 2023-09-01 (金) 18:46:09
- 気持ちよさそうw -- 2023-09-01 (金) 19:20:02
- この船マジで楽しいから是非開発して欲しい 駆逐に擦り寄られたり空母に粘着されたら終わるけどそれはどの船も同じだからしょうながいね -- 2023-09-10 (日) 16:49:57
- ガン縦で砲撃したら結構粘り強く戦えた。装填激遅だけど腹見せないで前面に8門撃てるのは安心感がある。尚、快速過ぎて友軍の駆逐艦追い越してエリア占領してまう事も多々あるのが面白い。 -- 2024-03-24 (日) 21:06:53
- 横向き巡洋艦に対して主砲が当たりにくく感じる… 戦艦より精度いいと思うんだけど何でだろ。 -- 2024-07-16 (火) 22:00:31
- 自己解決。4連奏だから横散布が強くて、少し斜めの敵には当たりづらいんね。まぁ面白い船だから許す。 -- 2024-07-16 (火) 22:40:47
- この船、どうやったらダメージ出せますかね…? -- 2025-03-23 (日) 01:43:42
- 駆逐と縦向いてる戦艦にはHE。巡洋艦と角度の良い戦艦にはAP。APで戦艦のバイタル抜くこともしばしば。きっちり艦立てて、距離取れば戦艦相手にもそこそこ戦えるが、機動性と装甲の観点から正面以外は巡洋艦相手にもダメージ献上し続けるので、角度は大切。射角自体は良いので引き撃ちも物理的には可能だが、上にもあるように正面以外は滅法弱いので、ダメージレースで不利になりがち。口径はでかいがブースター無しの装填がとにかく遅いので、抜ける相手をしっかり抜く。軽巡HEスパマーのようなとりあえず撃てそうなやつを撃つ、というのは悪手かと。 -- 2025-09-16 (火) 08:33:51
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