Hood

フッド級巡洋戦艦(アドミラル級巡洋戦艦)　フッド

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

長期に渡り、英国海軍最大で最強の戦艦のひとつだった高速巡洋艦。この戦艦は第一次世界大戦中に得られた経験をもとに建造された。これ以降の戦艦とは異なり、水平装甲の防御が弱かった。第二次世界大戦開始時に、時代遅れの副兵装が外され、強化された対空砲に交換された。

解説

フッドは高速の巡洋戦艦であり、長年に渡ってイギリス海軍最大かつ最強クラスの軍艦の座を守りました。本艦は第一次大戦の戦訓を反映して建造されましたが、後に建造された戦艦とは異なり水平装甲が脆弱でした。第二次大戦の序盤に旧式化していた副砲が撤去され、改良型の対空砲へと換装されました(PC版wikiより)。

・主砲
381mm連装砲を4基搭載。ティア6のウォースパイトの砲を改良したものである。ティアが向上したことにより射程が伸びてはいるが、砲弾のダメージは据え置きなので周囲に取り残された感が強い。
　HE弾のダメージは1150と口径の割には優秀。AP弾のダメージは1610と他国に比べてワンランク劣っており、DPMも36800とおとなしくなっている。AP弾の貫通性は41cm砲と差違はなく、コロラドや長門のバイタルを抜きやすく優秀。また、散布界や射角も優秀である。さらにティア7戦艦で唯一精密照準スキル2を使用できるのでここぞ！という場面で使おう。
　ただし、主砲を扱う際に注意してほしいのが砲弾の初速が遅いことによる独特な弾道特性である。弾道がふんわりしているため同航戦であれば問題なく当てられるが反航戦の場合だとやや大きめに偏差をとった方がいいかもしれない。要は慣れの問題である。
　砲弾の単発ダメージこそ高くは無いが、貫通性は高くバイタルを抜きやすいので、如何にして敵艦のバイタルを精確な射撃をもって抜けるかがダメージ量に直結してくるだろう。

・副砲
102mm連装砲を7基搭載。HE弾のダメージは230と同格戦艦の副砲の中でも最低レベル。主砲同様に弾速が速くなく、口径が小さい為、あまりパッとしない。また、射程は5.4kmと他国同格戦艦と比較しても短い。
砲レイアウト的にも使いやすいとは言えず、あくまで攻撃補助ではなく自衛用兵装として使おう。

・対空
このティア帯の戦艦において唯一の「対空警戒Ⅱ」スキル持ちという事もあり、総合的な対空能力はかなりの力を発揮する。まず素の能力を観ていくと大口径対空砲のダメージは129と平均以下でしかない…しかし小口径対空砲のダメージは285と第2グループのトップクラス。このためスキルを使用しない状態においては「他艦防衛能力はお話にならないが、自艦防衛能力は上位に来る」という具合。スキルを使用した場合、スキルレベルの高さに助けられる形で大口径対空砲のダメージは「ウェストバージニア」に匹敵するまでに上昇、小口径対空砲のダメージは何と「フロリダ」に追従するまで上昇。よってスキル使用中は「他艦防衛能力はウェスト並み、自艦防衛能力はフロリダ並み」という驚異的な防空能力を発揮できる。さらに本艦は米戦と比べると速度が速く、狙われた僚艦へのカバーもし易い事を考慮すると優れた遊撃手とも言える。反面、スキルのクールダウン中や使用回数を使い切ってしまった場合は他艦防衛能力に欠けている点や、このティア帯における多くの戦艦と速度差があって孤立し易い事から「恵まれていてなおその能力を発揮できない」場合もあり得る。自らの能力に奢ることなく、基本に忠実に運用する事を心がけたい。

・装甲
データベースによると装甲厚はリヨンと同等であり、非常に残念。本艦より劣っているのはTier7の皮を被ったTier6戦艦のストラスブールのみである。そのため非常に通常貫通を貰いやすい。しかし幸いにも機動性は優秀で、リヨンとは違って主砲の射角も良好な為、防御姿勢は取りやすい。
防郭防御10%は伊勢、リヨン、ストラスブールと並んで同格最低だが、バイタルパートがかなり低めに設定されてるせいか、意外とバイタルは抜けない(長門で近距離斉射しても抜けないほど)。とはいえ劣っているのは明らかなので注意。

・機動性
最高速度は30.15ノットと戦艦のカテゴリとしては非常に優秀。陣地移動はお手の物。加速度も22.07秒と同格トップクラス(次点で22.28秒の長門、第3位は22.84秒の伊勢)。しかし舵の効きは5.2度/秒と平均的ながらも船体の長さゆえか、転舵そのものにかかる時間は12.6秒と長くなっている。他の戦艦と比べて旋回の特性が違うので慣れが必要。慣れたとしても魚雷の回避は苦手な部類である。 敵駆逐の数や位置を常に把握しておきたい。

・隠蔽性
10.98kmという値は他国同格戦艦と比較して優秀である。フッドより隠蔽が低い戦艦が多いので、戦艦同士の撃ち合いでは開幕からの主導権を握れる。とはいえ戦艦なので駆逐や空母に見つけられるのが関の山か。

・生存性
総合的に言って残念な部類に入る。装甲防御と魚雷防御は低水準、火災浸水耐性は平均的であるが、47380もあるHP（Tier8戦艦の平均値にも迫る）がそれを補っているため、魚雷と火災浸水に対しての耐性はやや高めである。しかしAP弾に対しては、装甲の薄さと大和にも迫るほどの長い船体により、かなり弱い。
ちなみに、本艦は引き撃ちが非常に得意である。敵艦との撃ち合いで不利な場合ではフッドの、華麗で美しい均整の取れたまるでモデルのような細長い船体、戦艦としては非常に良好な機動性と運動性、射角や貫通性や集弾性に優れた主砲、と引き撃ちに必要な要素が全て揃っている。

・消耗品
豊富なHPを生かすため「予備整備パック」の搭載を推奨。残りは「改良型ディーゼルエンジン」と「高級船員食糧」が良いだろう。空母と組むなら対空警戒もアリ。

・装備
スロット1は主砲改良1、スロット2は加速度or旋回、スロット3は旋回がオススメ。

・エリート特性
　・戦艦近代化改修　HP+3%、小口径対空兵装ダメージ+5%、対水雷防御+5%
　・水雷防御装置　魚雷防御+10%
　・功績　EXPアップ+10%
※「水雷防御装置」はお勧めできないので消去法で「戦艦近代化改修」一択。同格のネルソンよりも選択の幅が狭いのが残念。根拠はこちらを読むと理解できるはずだ。

・総論
同格戦艦に対して旧式の艦ということもあり、装甲の頑丈さでは同格のビッグ7に劣る。しかしフッドは、貫通力と集弾性、射角に優れた強力な主砲、ビッグ7には無い戦艦としては優秀な足がある。さらに対空スキルを使えばリシュリューすらをも凌駕する対空自衛能力を備えている。また、防御面に関しても明確なアドバンテージは無いが巡洋戦艦にしてはしっかりした装甲や機動性により、適正な距離でキツ目の角度で舷側装甲で弾くことを心がければそのHPによりしぶとく立ち回れるだろう。
　この様に同郷のネルソンとはまた違った意味で癖の強い艦である。ネルソンを持っている艦長も使用感が被ることを心配することなく、古き良き時代(?)に思いをはせることができるだろう。癖の塊の様なフッドを自分の手足の様に扱うには並外れたセンスと努力が必要だが、しっかりと扱えるようになれば非常に優秀な戦艦となる。同格にはフッドよりも後に建造された戦艦ばかりだか、上手い天城乗りがノスカロやアラバマを撃ち倒せるように、本艦でも魔改造レベルで強化されたウェストやその他ビッグ7を撃ち倒す事は可能である。バフ後にかなり強くなったので港にホコリを被っている可哀想な淑女フッドを見かけたらぜひ乗ってあげてはいかがだろうか。
史実ではビスマルクにワンパンされてしまったが、君たちの腕ならきっとこの汚名を返上できる！
さぁ！現実で果たせなかった恨みをぶつけてフッドの夢を存分に叶えよう！

戦闘名誉章

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