Warspite

Last-modified: 2024-03-15 (金) 01:27:39

クイーン・エリザベス級戦艦 2番艦 ウォースパイト

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ヒストリカル迷彩

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効果:HP+4%、主砲射程+4%、最大主砲砲弾散布界-4%、魚雷防御+6%、EXPアップ+30%、シルバーアップ+30%
価格は1500 gda.png

専用迷彩「陽気なホリデー」

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効果:HP+4%、主砲射程+4%、対空射程+4%、魚雷防御+6%、EXPアップ+30%、シルバーアップ+30%

変更点

Ver.6.1で小口径対空兵装ダメージが90から103(フル改修104→118)に上昇。

性能諸元

編集時 ver4.2

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

Tier6
生存性継戦能力40480
抗堪性・防郭防御12.50%
・火災浸水耐性10%
・装甲13.50%
・対水雷防御15%
主砲射程12.26km
副砲射程5.40km
自動副砲射程4.03km
機動性最大速力23.34ノット[kt]
最大出力への到着時間22.46秒
転舵速度6.40度/秒
転舵所要時間11.10秒
隠蔽性10.80km



兵装

主兵装口径,搭載基数×門数最大ダメージ(火災率)(防郭率)装填時間砲塔旋回速度
381mm L/42 Mark1, 4基×2門HE弾 1150(11%)
AP弾 1610(250%)
21秒4.50度/秒


副兵装口径,搭載基数×門数最大ダメージ(坊郭率)装填時間砲塔旋回速度
152mm L/50 BL Mark16, 8基×1門AP弾 518(150%)8秒10度/秒


自動副兵装口径,搭載基数×門数最大ダメージ(火災発生率)装填時間
102mm L/45, 4基×2門HE弾 224(1%)7秒


対空砲種類平均ダメージ射程
大口径
小口径
74
118
3.00km
1.50km



艦艇スキル

種類効果持続時間クールタイム使用可能回数
高速装填Ⅰ主砲の装填速度+15%20秒間75秒2回


ゲーム内説明

就任時は世界最強の戦艦のひとつであり、火力と速度でそれ以前のすべてのドレッドノート級戦艦を上回っていた。ウォースパイトは第二次世界大戦勃発時に近代化されて、魚雷防御、水平装甲、対空性能が強化された。

解説

イギリスティア6プレミアム戦艦。イギリス戦艦ツリーが実装される前から存在していた艦であり、同郷の「クイーン・エリザベス」とは同型艦であり、見た目も似ているが全く別のものだと考えていい。

・主砲
 同格最大の381mm砲を搭載。同格戦艦の330~356mmと比較し1クラス大きい砲のため敵艦のバイタルを抜きやすい。しかし同じ380mmクラスのバイエルンの搭載砲と比較すると貫通力に劣るようである(英戦実装前は勝っていたのであるが)。射程も素でそれなりに長く、エリート特性や迷彩で射程マシマシにすると13kmを超える上に、遠距離における砲精度は同格戦艦内でも抜きんでており総じて使いやすい主砲となっている。
 AP弾のダメージは1610とバイエルン(1656)に次ぐ威力だが、発射レートが控えめなためDPMは12880と抑えめになっている。HE弾は1150と扶桑(1012)を上回る威力で貫通力も優秀である(肉薄してきたフルヘルスの駆逐の体力を8~9割一気に削ることも可能。後述の副砲の威力もあり駆逐は死ぬ)。また、発火率11%の砲弾が全弾命中した場合、相手の耐性を考慮しない火災発生率は60%と日巡並みである。更には艦艇スキルの「高速装填Ⅰ」もあり、ティア7の戦艦にも対抗可能な性能となってる。

同格戦艦射程
艦名バイエルン扶桑ウォースパイト(QE)ニューメキシコアリゾナダンケルクノルマンディー
射程12.58km12.38km12.26km12.13km11.93km11.93km11.87km

・副砲
手動副砲は152mm50口径の単装砲が片舷に4門、両舷で計8門。射程は5.4kmしかないが弾種がAP弾であり、駆逐に対してよく刺さるほか、前方射角が良好で扱いやすい(後方にはかなり撃ちにくい)。自動副砲は127mm40口径の連装が片舷に2基ずつ両舷で計8門。射程は4kmしかなく弾幕も張れないのであまり強くはない。

・対空
同型艦のクイーンエリザベスは非常に優秀ではあるが、本艦は素の対空値はノルマンディー以上、扶桑以下であり正直頼りない。また、本艦は大口径対空砲の射程が短く、敵航空機の漸減が困難であるため敵の攻撃をまともに食らいやすい。格下戦場であっても、単艦で航空機をどうにか出来る訳では無いので基本は味方艦と並走し連携するのが基本である。格上戦場で強力な艦載機群に狙われた場合、2ウェーブで瀕死にまで持っていかれることもある。敵の編成によっては位置取りや取れる戦術に大きな制約が加わることもあると心得よう。

・装甲
装甲13.5%は扶桑(12.5%)以上ニューメキシコ(15%)以下であるが、防郭防御12.5%は同格の平均であり、防御態勢を取っていればそうそうバイタルを抜かれることは無い。ただし水平装甲は薄めで弾道が高い米戦の砲弾や、グラーフの艦載機のAP爆弾には注意する必要がある。また、火災浸水耐性の10%は同格内でも低い方であり、HE弾で火災を狙う戦術には弱い。対水雷防御は15%とそれなりに高いが(エリート特性や迷彩で強化しても)米戦の21%には及ばず、加賀の艦載機の魚雷を連続で食らうとダメージと浸水であっという間にHPを失ってしまうだろう(本艦にとって魔境空母群は天敵と言える)。

・機動性
最高速度は23.34ノットとバイエルン(22.51ノット)以上で扶桑(23.9ノット)以下。転舵速度は6.4度/秒と同格戦艦内で最も舵が効き、転舵そのものにかかる時間も11.1秒とノルマンディー並みに優秀である。また、旋回半径が異常に狭く、一般的な巡洋艦と同じくらいかそれよりも小さい。ただ、加速は戦艦らしくかなり鈍いので、加速しない/止まらないということが無いよう気をつける必要がある。

・隠蔽性
海面発見距離は10.8キロである。同格の戦艦では最も隠蔽が高いグループに入っているため、戦艦同士の戦いでは不意打ちなどが多少やりやすいかもしれない。

・生存性
HPが同格の戦艦内で最も高く継戦能力は高め(素で40000弱なのでエリート特性や迷彩でHPマシマシにすると43000を超える)。この豊富なHPとそれなりにある装甲、高い転舵速度を生かしてうまく回避をすれば、格下の戦艦であれば1:2でも充分戦えるほどだ。総じて生存性は高いと言える。

・装備
スロット1は強力な主砲を強化するものがいいだろう。砲塔旋回速度を上げるか、装填速度を短縮するかは好みで選ぼう。
スロット2は加速度を上げるか、旋回を更に強化するかの2択になるだろう。
スロット3は水雷防御か転舵加速度アップで魚雷への対策をしよう。

・エリート特性
・戦艦近代化改修:HP+3%、小口径対空兵装ダメージ+5%、対水雷防御+5%
・新型砲撃照準器:主砲射程+4%
・功績:EXPアップ+10%

・総論
 攻守(対空は除く)走のバランス配分が良く、ティア6最強戦艦を選ぶ際の候補に必ず登場するのが本艦である。装甲はトップクラスではないものの上位に位置し、HPも高めなので砲戦においてはかなりタフである。速度も平均以上で舵が効くので魚雷の回避はし易い。主砲は同郷の「クイーン・エリザベス」と同口径だが、向こうはHEの発火率13%を誇るのに対して本艦は11%とやや劣り、AP弾威力等で本艦が勝るという具合。本艦の砲は「クイーン・エリザベス」とライバルの独戦艦「バイエルン」の中間で、かつバイエルン側に寄った特性を持っていると考えると判り易い。
 主砲の攻撃有効性、それなりに堅固な装甲と高いHP、ソナーこそ無いものの高い魚雷回避能力等、戦艦としての潜在能力は非常に高めである。反面、頼りない対空に残念な耐性、強力ではあるものの主砲の数が少ない(同格は12門搭載なのに本艦は8門しか持っていない)等、不満が無い訳では無い。しかし、それなりの射程と精度を備えているので、しっかりと狙って当てればカバーできる範囲であろう。艦の強みと弱みを把握し、適切な立ち回りを心がければティア6とは思えない与ダメ(&潜在ダメージ)を狙える艦と言える。ただし、プレミアム艦なので入手機会が限られているのが残念。

戦闘名誉章

レベル12
報酬シルバーブースターⅢ×2
EXPスーパーブースターⅡ×2
シルバー150k
カッパー2
ミッション内容5戦プレイ防郭50回

史実

その修理の伝説

一言でいうと英国戦艦のうち第二次世界大戦で最も活躍した艦。6度も修理を行い戦線復帰した艦は他に無く、その不死鳥の如き粘り強さはまさに伝説に相応しい。とはいえ、その伝説は衝突と修理に彩られている。
・1915年就役、就役直後の訓練で早くも姉妹艦バーラムと接触事故を起こす。
・1916年ユトランド沖海戦で初陣。今度は姉妹艦のヴァリアントと接触しそうになり急転舵を行ったら舵が故障。応急処置までの間に敵前で2回も旋回(艦長曰く回ってたほうが当たらない!)を続け、その間ドイツ巡洋艦隊の攻撃を受け続けた。応急処置後に本国に戻る途中ドイツ潜水艦の攻撃を受けるも無事脱出して1回目の修理を受ける。復帰後直ぐに姉妹艦のヴァリアントと衝突。
・1917年今度は駆逐艦と衝突。錨地の隣にいた戦艦(おそらくヴァンガード)の弾薬庫が爆発事故を起こし、その巻き添えを食らって2度目の修理を受ける。
・1918年機関火災が発生し3度目の修理を受ける。この年に第一次世界大戦が終結。
・大戦間期に2度にわたる改修を受け、ゲーム中の姿に。
・1941年ドイツ軍のクレタ島降下作戦と同時に起きたクレタ島海戦でドイツ軍爆撃機の攻撃により損傷、アメリカ西海岸まで修理に赴き4度目の修理を行う。
・1943年ドイツ軍の誘導爆撃を受けベテラン艦長ですら沈没を覚悟するダメージを負う。応急修理を行うも手に負えず本国に戻って5度目の修理を行う。
・1944年第三砲塔は動かず機関不調で21ノットしか出ない状況でノルマンディー上陸作戦に参加。再び誘導爆撃を受けるも命中箇所が元々稼働していなかった第3砲塔であったためほぼ無傷。その後も各地で艦砲射撃を続けたため砲身交換のため本国に戻る途中で機雷と接触。砲身交換と共に6度目の修理を行う。その際に完全な復旧は困難と見なされ、砲撃に必要な部分のみ応急処置が行われた。
・1945年に予備役に編入され、その後スクラップとして売却されるも…えい航の途中でえい航索が切れて漂流し座礁。最終的にはスクラップとして解体されてしまったものの、最後までしぶとさを見せた艦であった。(本家wikiの説明を抜粋)

その遠距離射撃の伝説

1940年7月のカラブリア沖海戦で、距離24000m先のイタリア戦艦ジュリオ・チェザーレに対して1発の命中弾を出し火災を発生させている。この記録は同年6月にドイツ戦艦シャルンホルストが英空母グローリアスを撃沈した際に出した記録と同様で、軍艦の火砲による対艦攻撃の記録としては現代に至るまで破られていない。(本家wikiの説明を抜粋)

小ネタ

高速装填1について

 本艦の艦艇スキル「高速装填1」の内容は20秒間の間だけ、主砲装填速度を15%向上(※1)させるというもの。ところが、戦艦の主砲装填時間は多くが19秒から22秒の間であるのに対し、スキルの持続時間は素で20秒間(※2)と中途半端であり、使いどころを間違うと効果をほとんど実感できない。以下にその顕著な例を示す。

 

<典型的な無駄遣いとなるケース>
装填時間が残り4秒の段階で(発射後17秒経過してから)スキル使用した場合、スキル効果により装填時間は3.4秒(4*0.85)に短縮される。装填完了後に直ぐに斉射できたとして、スキル発動中は再装填時間が17.85秒(21*0.85)に短縮されるが、タイマーの残り時間は16.6秒(20-3.4)しかないので再装填完了前にスキル効果が消失、実際の再装填完了はノーマル状態と同じ21秒後になってしまう。このケースはかなり極端ではあるが、スキルの持続時間20秒のうち17秒近くを無駄遣いしたことになる。

 

では、どのようなタイミングでスキルを使用すると効果を実感できるのだろうか。

<無駄遣いしないケース>
装填時間が残り2秒の段階で(発射後19秒経過してから)スキル使用した場合、スキル効果により装填時間は1.7秒(2*0.85)に短縮される。装填完了後に直ぐに斉射できたとして、スキル発動中は再装填時間が17.85秒(21*0.85)に短縮されるが、タイマーの残り時間は18.3秒(20-3.4)あるのでスキル発動中に再装填が完了する。スキルの持続時間20秒のうち無駄にした時間はほとんどない。

 

上記のように、理論上は装填時間終了直前(本艦の場合は約2秒が目安)にスキル使用、斉射を行うことで20秒というタイマーを無駄なく使ったうえでタイマーの残り時間ギリギリで再装填が可能である。ただし、これは一連の操作をスムーズに行うという前提での理想論であり、操作ミス等による無駄を防ぐのであれば素直に斉射直後にスキルを使用し、斉射後の約18秒間を確実にスキル効果時間内に収められるようにした方が安全と言える。

 

結論:理論上は装填時間終了2秒前のスキル使用が効率的だが煩雑でミスした時の無駄が大きい。なので現実的な対策としては斉射直後にスキル使用し、斉射後の約18秒間を確実にすべし。

※1:
装填時間短縮の効果はわずかに3秒間の短縮でしかない。しかし、敵よりも先に斉射して主砲のアルファダメージを叩きこめるというアドバンテージは戦場では大きな意味を持つ。実際このスキルの有無や使用タイミングの優劣で艦の生死が決まる場合が存在する。
※2:
艦長スキルLV10の「熟練装填手」を取得すれば持続時間を15%増しの25秒にする事は可能であるが、LV10艦長の育成は初心者には結構なハードルである。

HPに関する考察

1.最大HPの計算は乗算か加算か?
条件:DB上の本艦のHPは40480である。エリート特性でHPを3%、課金迷彩で4%、消耗品で3%増したと仮定する。

・計算が乗算の場合(乗算の場合は概算で11%増しとなる)
HP40480の3%増しは41694.4である。41694の4%増しは43361.76である。43361の3%増しは44661.83である。
→HPが44661もしくは44662であった場合、HPの計算は各数値の乗算であると結論づける事ができる。

・計算が加算の場合(加算の場合は単純に10%増しとなる)
HP40480の(3+4+3=10より)10%増しは44528である。
→HPが44528であった場合、HPの計算は各数値の加算であると結論づける事ができる。

・実際の確認結果
エリート特性を「戦艦近代化改修」とした場合の港のHPは41536。本来3%増しは41694の筈だが、数値的には約2.6%増しの数値が表示されている(※1)。
とりあえず41536を真として「課金迷彩」を使用すると港のHPは43197。プラス4%が正しく表示されいている(※2)。
さらに43197を真として「予防整備パック」を搭載すると港のHPは43197。本来3%増しは44492の筈だが、数値的には全く変わって居ない(※3)。
「戦艦近代化改修」「課金迷彩」「予防整備パック」で試合に出ると、試合場でのHPは44493である(※4)。

結論:
※4の結果は予め計算した2つの結果とは異なっている。しかし実際のHPは9.913%増しとなっているので、恐らく「計算は加算(10%)」であると考えられる。

その他:
※2の結果より「課金迷彩」は港の表記と実際の結果が正しい。
※3の結果より「予防整備パック」は港の数値に反映されないものの、実際の結果は正しい。
※1の結果より港の数値は3%増しでは無く2.6%増しの数が表示され(恐らく表記ミス?)、実際の結果は3%ではなく概算で2.913%程度(9.913-4-3=2.913)なのではないか(仮説2.913%説)。
→エリート特性を「戦艦近代化改修」とした際の港の表記ミスの可能性と、実際のHPについて確認する必要がある。

2.エリート特性を「戦艦近代化改修」として迷彩無し、予防整備パック無しで出撃した場合のHPはどうなるか?
条件:「課金迷彩」と「予防整備パック」を外して試合に出てみた。

・港の表記のみが誤っている場合
この場合、港上の表記のみ41536だが試合中のHPは3%アップの41694となる筈。

・港の表記も「戦艦近代化改修」の3%という数値も誤っている場合
この場合、仮に正しい数値が2.913である場合、41659となる。

・実際の確認結果
HP41536となった。
→仮説「2.913%」説は誤りであった。

結論:
エリート特性を「戦艦近代化改修」として試合に出た場合、本来は3%増しの筈だが実際には2.6%しかHPが増えず、港で表記されるHPにも間違いはない。

3.エリート特性を「戦艦近代化改修」として迷彩無し、「予防整備パック」有りで出撃した場合はどうなるか?
条件:「課金迷彩」のみ外して試合に出てみた。

・1.の検証結果より2.6%+3%=5.6%の上昇の場合
この場合、HPは計算上では42746となる筈。

・実際の確認結果
HP42782となった。
→単純計算で5.6%ではなく、概算で5.686%となった。

結論:
エリート特性を「戦艦近代化改修」として「予防整備パック」も搭載した場合、本来は6%増しの筈だが実際には5.68%しかHPは増えない。とはいえ「予防整備パック」は額面通り3%のHPを増加させるし、小数点以下の値も持っている可能性がある(具体的には3.086%の向上の可能性)。
→3つ合わせると合計で9.913%になるのは既に判明しているが、それぞれ単独で割り出した数値「エリート特性(2.6%)」「予防整備パック(3.086%)」「課金迷彩(4%)」を合計しても9.686%にしかならず、計算が合わない(足りない分が0.227もある)。さらに仮に課金迷彩に小数点以下の値があると仮定しても※2の結果よりさほど4から離れて居ない筈で、計算はこの辺りで手詰まりとなってしまった。

4.エリート特性を「戦艦近代化改修」とせず、「課金迷彩」と「予防整備パック」の組み合わせで出撃した場合はどうなるか?

こちらについては興味深いがエリート特性を選び直すのにゴールドが必要なため、検証は行っていない。

1~4のまとめ:
エリート特性で「戦艦近代化改修」「課金迷彩」「予防整備パック」を搭載するとゲーム上の表記ではそれぞれ3%、4%、3%HPが上昇するが、この3つの組み合わせであればほぼ額面通り(3+4+3で10%)に近い9.913%のHP向上を見込める。しかし、組み合わせによっては計算が合わない場合があり、詳細については更なる検証が必要である。また、現状判明して居る最も損な組み合わせは「戦艦近代化改修」のみで迷彩無し、予防整備パック無しで出撃する事で、この場合は表記割れの2.6%しかHPが向上しない。とりあえずこの状況を防止するためには「予防整備パック」を搭載する事で、そうすれば額面(3+3で6%)に近い5.68%の向上を見込める。
追記:戦艦近代化改修については小ネタの筆者が運営に問い合わせたところ、エリート特性によるHPの増加量は現在のHPではなく、未アップグレード状態のHPを基準に計算されていると判明した。なお他のエリート特性の「船体強化」でも同様の仕様となっている。ウォースパイトの未アップグレード状態のHP35200(Tier6艦艇は上限までアップグレードすると性能が15%上昇することを根拠に算出。詳細はアップグレードを参照。)の3%である1056は、本艦で「戦艦近代化改修」を選択したときのHP上昇量と一致する。

サバイバリスト考察

本艦はティア6戦艦の中では素のHPが最も高く、さらにHPを向上させる要素を3つも持っているので艦長スキルLV5の「サバイバリスト(修理班使用時にHP回復量を+15%する)」との親和性が高いと予想される。このためHPマシマシで試合に出たと仮定した場合、「サバイバリスト無し」と「サバイバリスト有り」では回復量にどの程度差が出るか・整数以下切り捨てによるカットの影響を計算してみる。

条件:
HPマシマシより、エリート特性で「戦艦近代化改修」を選択、「課金迷彩」「予防整備パック」を搭載したものとする。なお、この場合の試合場でのHPは44493である。

・サバイバリスト無しの場合(素の修理班はHPの14.3%を回復する)
44493の1.43%は636.24となる。整数以下は切り捨てとなるので1秒間の実回復量は636。10秒間継続により結果として6360の回復。
→単純計算で14.3%とした場合の6362と比べて2しか変わらず、整数以下切り捨てによるカットの影響はあまり無いと言える。

・サバイバリスト有りの場合(修理班の回復量にさらに15%をプラス)
この分については検証者より頂いた計算式のうち「0.0143×1.15」をそのまま使用、0.016445つまり100倍してパーセンテージでいうところの1.6445として用いる。44493の1.6445%は731.68(小数点2桁以下切り捨て)なので、整数以下は切り捨てで1秒間の実回復量は731。10秒間継続により7310の回復。
→単純計算で16.445%とした場合の7316と比べると、6が切り捨てられている。切り上げでないのが惜しい。

結論:
ゲームでよくあるパターンの、素の回復アイテムは数値の切り捨てが行われており実回復量が不利、スキル等を使用して初めてその真価を発揮する系かと思ったのだが…意外や意外。素の状態では整数以下切り捨てによるカットの影響が少なく「HPマシマシの本艦においては素の状態の修理班は効率よくHPを回復してくれている」事が判明。艦長スキル「サバイバリスト」を使用した場合プラスアルファ分(954)の恩恵はあるが、かえって整数以下の切り捨ての影響も受けてしまい伸びはさほどではない。そう考えるとHPマシマシの本艦だからといって脳死で「サバイバリスト」を選択するのではなく、超火力に振って火力を増すという選択肢も有効なのではと考えられる。

補足:
そもそも攻撃力が高い軍艦をモチーフにした本ゲームにおいては、防御や耐性が重要なRPGと異なり火力に振って敵を叩き潰すタイプの脳筋戦略の方が強い可能性もある。この方向性が真の場合、エリート特性は射程を伸ばす方向性が正解となるのだが(実際には遠距離で当てられない人も居るはずなので)その人の運用によって最適解は異なる可能性があり、何とも言えないと結論づけさせて貰いたい。

続いて、リーズナブル構成で試合に出た場合、「サバイバリスト無し」と「サバイバリスト有り」では回復量にどの程度差が出るか・整数以下切り捨てによるカットの影響を計算してみる。

条件:
シルバーで購入できる「海上攻撃」迷彩と「予防整備パック」を搭載したものとする。なお、この場合の理論上のHPは迷彩分の2%、消耗品分の3%、あわせて5%であり計算上ではHPは42504である(ただし、エリート特性を変更するにはゴールドを要するので検証は行っていない)。

補足:
一応、試しに箱から戻って来たばかりでエリート特性未選択の「古鷹」に「海上攻撃」迷彩と「予防整備パック」を搭載してみると、試合場でのHPは22945であった。DB上での古鷹の素のHPは21616だが港画面では21840なので、DBの更新が遅いと考えて概算してみると5.05%程度のHPが上昇している事が確認できた。計算上は迷彩分の2%、消耗品分の3%、あわせて5%なので問題ない。続いて「海上攻撃」迷彩のみで港の画面を確認すると、HPは22277であった。港画面で確認できるHPと比較して2.00%のHP上昇が確認できたので、「海上攻撃」迷彩と「予防整備パック」は額面通りのHP向上能力を持つと考えて以下の計算を行う。

・サバイバリスト無しの場合(素の修理班はHPの14.3%を回復する)
計算上のHPは42504である。42504の1.43%は607.80となる。整数以下は切り捨てとなるので、1秒間の実回復量は607。10秒間継続により結果として6070の回復。
→単純計算で14.3%とした場合の6078と比べると、8が切り捨てられている。実に勿体ない。

・サバイバリスト有りの場合(修理班の回復量にさらに15%をプラス)
前回の計算同様、42504の1.6445%は698.97(小数点2桁以下切り捨て)なので、整数以下は切り捨てで1秒間の実回復量は698。10秒間継続により6980の回復。
→単純計算で16.445とした場合の6989と比べると、9が切り捨てられている。実に勿体ない。

結論:
リーズナブル構成だと、サバイバリストの有無に関わらずゲームでよくあるパターンになって実回復量が不利となって居る。かといってエリート特性をHPに振ったり4%の課金迷彩を買うというのもやや勇気が要る。このため、低コスト低リターンと割り切ってこのままいくのもアリではなかろうか(無料で貰える3%迷彩であっても前者は613.58、後者は705.62となり切り捨てられる数はキリ良くならない)。

編集用コメント

編集用コメントはこちら
  • 追加しといよ -- RaBa NeKo? 2018-07-08 (日) 16:00:50
  • 対空と機動性を現在のDBを元に変更。 -- 2019-09-09 (月) 23:52:36
  • エリート艦艇特性の項目追加 -- 2020-04-05 (日) 18:13:53
  • 貫通力の低下を文面に入れました。 -- 2020-05-05 (火) 23:51:20
  • 解説を更新、同郷のQEとの違いについても触れました -- 2020-12-29 (火) 12:51:42
  • 性能を一部修正。 -- 2021-05-25 (火) 15:03:06
  • 一番上の画像を追加 -- 2021-05-27 (木) 08:30:07
  • 書式を修正、戦闘名誉賞を追加。ミッション内容とかは分からないです。 -- 2021-06-03 (木) 16:49:11
  • トップ画像がヒストリカル迷彩であったので、該当画像はヒストリカル迷彩に移動。代わりに迷彩無しを追加。 -- 2021-10-10 (日) 10:07:24
  • 小ネタを追加 -- 2021-11-23 (火) 11:39:20
    • ウォースパイトの未アップグレード状態のHPを推定できたので、エリート特性によるHP増加量が(初期船体の)+3%の額面通りであることを追記。 -- Holy_Roman_Empire? 2021-12-12 (日) 01:37:25
  • 自動副砲射程を追加。 -- Holy_Roman_Empire? 2021-12-29 (水) 17:28:04
  • クリスマス迷彩を追加。 -- Holy_Roman_Empire? 2022-02-17 (木) 16:15:17

コメント欄

  • ダメは稼げるが試合で勝てない、立ち回りを考えないと…orz -- 2018-08-26 (日) 19:48:42
  • 買ってみたが頭可笑しい位に強い、VPを抜かれない装甲と高いHPでバカスカ撃たれてもなかなか沈まない。 主砲の貫通力も素晴らしいの一言で、運が良かったのもあるが近距離戦で長門のVPを3枚抜きした事もある程、精度も結構良い。 砲旋回が遅いので砲戦中は舵を一杯に切れないが指向する相手を変える時や陣地防衛時にはかなり有用。 副砲がAPであり、射程が短いのが難点だが駆逐処理にも一役買ってくれる。 対空は最低限あるのだが味方との連携は必須、やたら狙われるので米艦の援護があると頼もしい。 3200円と比較的安いので是非とも一度乗ってみて欲しい -- 2018-10-09 (火) 19:14:29
    • 一つ疑問があるとすれば見て分かる通りバルジが付いているのに魚雷耐性があまり高くない、ゲームバランスの為と言われればまぁ分からなくもないが -- 2018-10-11 (木) 12:27:51
  • 艦艇スキルの高速装填、巡洋艦と違って持続時間中に1回しか撃つ余裕が無いので使いどころに注意。装填中に持続時間が切れた場合、あと少しで装填が終わるところまで進んだタイマーが通常の装填時間に戻ったように感じた(まだ未検証だが、動画見ると確認できる)。本家のように「装填時間中に効果が切れた場合短縮効果は無くなる」仕様の場合、射撃の直前に発動すると最も効果的と推測される。これは効果は発動した瞬間から開始されるため。 -- 2019-02-09 (土) 12:03:47
  • 対空と機動性に書き間違いがある気が… -- 2019-03-28 (木) 21:23:47
    • メキシコの機動性は20ノットちょいだし、対空は扶桑以下メキシコ以下(というかそもそもこの時点でのアメリカ戦艦の対空はまだまだヘボイ) -- 2019-03-28 (木) 21:29:51
  • ガチャで当たって乗って見たらなんじゃこの転舵はwww駆逐の皆さんを全員禿げさせるレベルで魚雷避けれてキモチエェー -- 2019-12-16 (月) 23:47:27
  • 頑張って艦長レベル12最強ウォースパイト目指していますが、なかなか育たなくて辛いです。 -- 2020-02-26 (水) 20:56:55
    • イギリス戦艦ツリー出てから下方修正された気がします。以前よりダメージ喰らうし、バイタル抜かなくなった… -- 2020-04-10 (金) 22:27:11
      • なんか体感的ですが、以前はバイタルバスバス抜けたのに英戦出てからなんか抜きにくくなったと思いますね。 -- 2020-04-10 (金) 23:04:32
  • やっぱり貫通力は落ちたよな…今の6最優はバイエルンになるんかな -- 2020-04-30 (木) 21:39:40
    • 最近またバイタル抜ける様になってきた気がする。たまたまだったのかな。 -- 2020-05-09 (土) 12:36:56
  • サイレントパッチひでえな -- 2020-05-22 (金) 12:25:40
  • 貫通めちゃくちゃ下がってない? むかーしはバスバス抜けたのに今はまったく抜けん -- 2020-10-11 (日) 16:17:53
  • これは徒党になり得ますか -- 2021-04-12 (月) 16:37:43
  • ヒストリカル迷彩の写真違わない? -- 山本? 2022-02-11 (金) 18:36:10
    • たしかに、、無迷彩画像ですかね? -- 2022-02-11 (金) 19:21:18
    • ほんとだ。消しておいたので、私は持っていないから誰か代わりに貼って~ -- 2022-02-12 (土) 00:40:22
  • ウォースパイトのエリート特性何がおすすめですか? -- 2022-03-31 (木) 17:02:23
    • 戦い方によりますが、課金迷彩を購入して射程と散布界を良くしているなら「新型砲撃照準器」をお勧めします。しかし遠距離戦はあまりやりたくないという場合は「戦艦近代化改修」でマイルドに性能向上を目指すのも良いでしょう。一度選択すると再選択にはゴールドが必要ですから、迷ったらしばらくは選択しないというのも手です。 -- 2022-03-31 (木) 21:25:32
  • こいつのクリスマス迷彩欲しかったなぁ -- 2022-12-29 (木) 04:24:01
    • そういえば今年はクリスマス迷彩なかったですね。アリゾナも。 -- 2022-12-29 (木) 13:08:06
  • 主砲が強いのでかなりダメージ出せる。貫通力あるし精度も悪くないのでバイタルの数も多い。対空と最高速以外の水準が高くて、かなりの強艦だと思う。 -- 2023-09-26 (火) 09:31:18
  • 完凸ネルネル乗せたらバイタルとモジュール各11回抜けました。驚いた。 -- 2024-03-06 (水) 21:58:38

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