Florida

戦艦フロリダ(ノースカロライナ級設計案「XVI」)

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

フロリダ級戦艦はワシントン海軍軍縮条約による制限に従った戦艦の草案のひとつ（プロジェクトⅩⅥ）であり、ノースカロライナ級に先立つ計画案だった。このプロジェクトは、主砲が四連装砲塔に収められていた。

解説

・主砲
口径は小さめだが４連装三基を装備。12門艦にしては精度がかなり良く、最大水平散布は354mと同格第三位の狭さを誇り、シグマ(集弾のしやすさ)も2と非常に高い(普通はシグマは1、12門艦など、門数で弾幕を張るタイプの戦艦は普通は0、良くて1と聞けば如何にフロリダが異例か分かるだろう。)。しかも、精密照準も持っている事から精度に関しては不満は無く、非常に優秀である。
また、弾道が良いほか、射程は特化（装備、エリート、ヒス迷彩）で14.81kmまで延長できるため、こちらも優秀である。
AP弾ダメージが1357と、口径の割に控えめ、装填時間も22秒と他の同格よりやや長めであるが、門数のおかげでDPMは44411と同格上位。ただし、口径故の貫通力の低さでDPM通りの火力を出せる訳では無いので注意したい。
欠点として、砲塔旋回速度が毎秒4.5度と遅く取り回しに厳しいほか、主砲の耐久が低いため、破壊されやすい。
さらに、弾速もそこまで速くないため、偏差には慣れが必要である。
総じて、APダメージの低さ、口径故の貫通力の低さや砲塔自体の脆さなど、明確な欠点はあるものの、高精度とそれなりの射程を持つことからかなり扱いやすい。戦艦など重装甲な相手には甲板を狙って撃つと良いだろう。

・副砲
ノースカロライナ等と同じようだが...アトランタ砲に見えるのは気のせいか一部が単装砲と弱体化されてしまっているため、あまり頼りになるものではない。後述する防御力のため積極的に使える代物では無いが、不意のインファイトの時には頼りになるだろう。

・対空
Tire7空母撲滅隊副隊長！素の対空がウェストや伊勢並である上に対空警戒まで装備しているため、格上の対空艦として名高いクリーブランドの97%ほどの個艦防空能力を持つ。使用時は長距離443、短距離478となりアイオワとモンタナの中間になる。高耐久艦載機を持つイラストリアス、サイパンに至るまで警戒した方がよいであろう。アトランタは本艦より強力な対空警戒Ⅲを使えるため1.5km以遠の遠距離防空能力では劣るが、本艦の方が個艦防空レベルであれば同格のあらゆる艦艇よりも高い。
総じて、7戦艦の中では最高峰の対空を誇る。

・装甲
物足りない。
ベースのノースカロライナ自体防御より攻撃力に振っており、ノースカロライナ級の計画案である本艦も例外ではない。
装甲防御は15%とそれなりに高く、防郭防御は12.5%なのでダメージ軽減率は不満はない。
ただし、艦首艦尾は25mmと同格標準であるものの、甲板装甲70mm、舷側装甲260mmと同格の中でもかなり薄く、特に甲板がかなり貧弱なので遠距離から飛来する砲弾には要注意。
とは言うものの弾受けが不可能な程の装甲では無いため、芋り過ぎず適度に受けてあげたり、不利サイド、撤退時、プッシュ時のような受けなきゃいけない場面ではタンクを率先して行うなど、HP払い出しのタイミングと量が大切である。

・機動性
本艦の最大の売りの一つこのtierのアメリカ戦艦では破格の27ノット。ウェストやコロラドは涙目。加速性はコロラド以上、長門未満。転舵性能は長門以上、コロラド未満。そのため加速・転舵性能は概ね平均的であると言える。

・隠蔽性
比較的良い部類に入る。同格で数の多い長門、コロラドからは先手がとれるほか、隠蔽振りすれば真っ先に見つかって集中砲火を浴びる事が無くなるため、低い生存性を補う1つのカードになるかもしれない。

・生存性
HPの40250は同格のメジャーな戦艦であるコロラド、ウェスト、長門、ポルタヴァと比べ、3000~4000ほど少なく、装甲も控えめで水雷防御も並なためAPや魚雷に対してはかなり控えめである。
ただし、米戦の常で火災浸水耐性は高めで、対空も優秀な事から、空母やHEに対してはそれなりの硬さを誇るだろう。
さらに、足回りが良いのも嬉しく、他の同格では逃げられない場面でも逃げる事が出来るのは良いポイント。

・消耗品
体力、速力、装填。お好みで対空も。

・装備
　・兵装　射撃管制室改良Ⅰ　射程が長くないので延長しておくと良い。
　・防御　操舵装置改良Ⅰ or 推力改良Ⅰ
　・適正　兵装改良Ⅰ 脆い主砲耐久を補いたい。

・エリート特性
　・ダメージコントロールセンター　火災浸水耐性+15%
　・新型砲撃照準器　主砲射程+4% 強く推奨
　・功績　EXPアップ+10%

・総論
このティアにしては良い足回りと高精度で12門を使えること、火災浸水耐性に優れる事から対巡洋艦にはかなり強めで非常に扱いやすい戦艦に仕上がっている。
ただし、低いAPダメージや遅い弾速、取り回しの悪さ、主砲の脆さといった明確な弱点があり、装甲も頼りないため、対戦艦においては何も考えずに戦うと苦戦しやすい。
戦艦の基礎さえ出来てればそれなりに扱え、上手くなればなるほど戦績が上がる、万人受けする素直な戦艦だろう。

戦闘名誉賞

史実

小ネタ

フランス戦艦のように主砲の真ん中の間隔が開いている。主砲の中央に隔壁があるのか？なお、元宗主国の戦艦にはないよ。

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