Kansas

カンザス級戦艦 カンザス (サウスダコタ級1920案？)

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・派生艦船

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

カンザスは戦艦の設計案であり、一次大戦後に建造された各種の軍艦の原案となりました。本案はコロラド級と多くの点で類似していますが、実際のところ、本案はコロラド級の兵装を強化した改良型でした。本案はアメリカ海軍における「標準型」戦艦の頂点と言えるでしょう。

文中に「本案」が3回も出てくる。文法的におかしいというわけではないが…

解説

・主砲
・406mm L/45 Mk.7 三連装砲 4基 計12門
コロラドの主砲とだいたい同じもの12門という大火力である。その代償として装填時間は29秒と極端に長く、弾種の切り替えは困難である。本家の戦艦並み。
主砲精度は横に拡散しはするものの良好であり、腹を向けている戦艦であれば遠距離でもよく当たる一方、収束しないので角度が付いていたり艦を立てられていると厳しくなる。そのためこういった状態の敵に少しでも当てるには艦艇スキルを使用して抗おう。
AP弾ダメージは1746と同格では15インチ砲のビスマルク並みと口径にしては低め。実はコロラド砲より低かったりする。HEは普通。門数が多いため瞬間火力が高く、駆逐艦に当てれば大ダメージとなる。
貫通力はノスカロよりは劣るが砲門数も多く、戦艦と撃ち合えるだけの火力はある。
射角は前級の良好な射角から悪化してしまい、ウラジヴォストク程度と良くも悪くも無い射角となってしまった。装填時間も長い為、きちんと防御姿勢を取りながら射撃していきたい。
全体として瞬間火力には秀でているものの装填時間が長く、外してしまうと悲惨なことになる為、必中させる事が鍵となる。上手い巡洋艦乗りは発射時間を察して艦を立ててくるので特に装填の遅い本艦は一方的に燃やされるなんてことがあるかもしれない。ここで技を紹介。2基ずつ撃つ方法で、14秒ごとに16インチ砲6門が飛んでくることになる。相手は艦を傾けて斉射する隙などなくなりずっと前の1、2基で撃つしかなくなる。これは他にもメリットがあり、相手が転舵し始めているのが分からなくて全門斉射してカスダメだなんてことを避けれる。リシュリューにも有効。

・副砲
・127mm L/38 Mk12 連装砲　8基計16門(片舷8門)
アメリカ戦艦おなじみの5インチ両用砲を搭載。ノスカロより2門少ない片舷8門となっている。
射程は5.87kmと同格戦艦の中では短く、発火率は3%となっている天城の副砲よりはまとまってくれるがコロラドまでの単装砲よりは劣るのでオマケ程度である。

・対空
素の対空はノスカロほどではないが大口径302、小口径271と高い数値となっている。さらにカンザス以降の戦艦ツリーには共通して対空警戒スキルが搭載されているのでスキル使用時はモンタナを超える(大口径と小口径の値がほぼ逆転する)同格最高の対空の傘を提供できる。しかし速度が遅い為、自ら積極的に傘を提供するのは難しいのが玉に瑕である。また対空が高いとは言っても空母の攻撃は通ってしまう為味方とカバーしたいところではあるが、敵機をほぼ壊滅させられて楽しいので狙われるのも気持ちいい。

・装甲
コロラドと同程度の装甲がありティアが上昇したとはいえ戦艦として必要な硬さはある。しかし船体が大きくなったことや主砲射角の悪化、ティアの上昇に伴って貫通力のある戦艦も増加していることから決して油断は出来ない。
装甲防御は15%と多くの同格戦艦と変わりは無いが魚雷防御は27%とローマの30%に次ぐ高さとなっており、被雷時のダメージを他戦艦よりも軽減してくれる。

・機動性
ついに20ノット代から開放された。これは大きい。消耗品込みで23ノットでるので石鎚とほぼ一緒　と考えるとよい。ただ、最大出力の到達時間も他の同格戦艦と大差ない為加速は良くない。さらに追い討ちをかけるように同格戦艦の速力は26kt以上出る為、同格戦艦と比べ柔軟性に乏しく、陣地転換も困難である。つまりコロラドまでのツリー戦艦と同様に侵攻ルートを誤ったり主戦場から離れた位置に来てしまった場合、離脱や転進はほぼ不可能となってしまう。そのためこの艦でもルートの選定や攻勢タイミングを外さないことが肝要となる。
旋回性能は船体が短いせいか転舵所要時間が短いので甘い狙いの魚雷くらいは回避できると思われる。また、速度装備で23.63ノット、速度装備+消耗品込みで24.3ノット、迷彩スティールフッシュを付ければ25ノット出る。快適なので速度特化カンザスを作ってみてほしい。

・隠蔽性
悪いが、戦艦の常である。

・生存性
同格でも指折りのHP、大和並みの水雷防御、高対空のため高いと言える。
しかし足が遅いので味方においていかれて孤立することのないよう、また突出し過ぎないよう周囲の確認を行い、適切な位置どりをしなければ簡単に撃沈されてしまうだろう。

・消耗品
船員食糧、予防整備パック、ディーゼルエンジンで良い。

・装備
スロット1　主砲と副砲の射程を伸ばすか精度
スロット2　コロラドまでと同じく加速度。魚雷回避のためでもある。
スロット3　舵か速度

・エリート特性
　ダメージコントロールセンター　火災浸水耐性+15%
　新型砲撃照準器　主砲射程+4%
　功績　EXPアップ+10%
ダメコンセンターを選択すると、一火災に付き155ダメージ、一浸水に付き388ダメージを軽減できる。駆逐艦HE1発程度の差であるため、新型砲撃照準器で射程を伸ばすのが良いだろう。

・総論
ついに21kt(消耗品込み)の呪縛から解放されて23kt代(消耗品込み)というギリ実用圏内の速度になった(ここから23ノットの呪いにかかり、加速力が絶望的になっていくのはまた別の話)。瞬間火力は目が飛び出るほどの高さであり、生存性もドイツ戦艦≦カンザスぐらいある。コロラドから乗り換えたばかりの人は主砲の癖に慣れる必要があるだろう。バーモントまで乗り心地は同じなので経験値ブースターなんか付けずにローマ、リシュリューを成敗できるほどの火力でティア8を闊歩しよう。

戦闘名誉賞

史実

小ネタ

全長はプリンツ・オイゲンと同等の208mしかなく、とっても短い。そのせいで余計に幅があるように見えるが、実際のところノスカロよりやや太い程度である。
コロラドからの順当な後継艦という感じではあるが、強いて言うならウェストバージニアの感覚に近い。

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