Leone

レオーネ級駆逐艦　レオーネ

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

レオーネ級は、当時としては極めて大型の駆逐艦であり、長年に渡って「軽偵察艦」として分類されていた。この艦級の大きな特徴のひとつが、主砲を連装砲塔4基計8門備えている点である。

解説

2022年3月12日に始まったレオーネチャレンジの報酬として実装された、初のイタリア駆逐艦。

・主砲
120mm砲を豪勢に連装4基で8門も搭載。但し主砲は背負い式ではない古典的な配置であるため、残念ながら真正面と真後方に撃てるのは2門ずつのみである。射角は前方に対しては普通、後方に対しては1番砲以外は良好である。また2,3,4番砲は後ろ向きの配置であるため引き撃ちだと使い易い(1番砲がなかなか撃ちにくいが)。その代わりに前方に撃つときは、3,4番砲がアサッテの方向を向きがちである。
やや小口径であるためか、ダメージはAP弾(368)に関しては同格最低、HE(345)に関してもブービー賞*1である。加えて装填が8秒と非常に長いため、主砲を8門も搭載する割に、DPMはゲパールやグネフヌイ並みと砲駆の中でやや低めな程度に落ち着いている。しかし斉射ダメージは門数の暴力でAPは2944dmg、HEは2760dmgと同格雷駆の2倍、砲駆の1.5倍ほどもあり、突出して高い。そのため駆逐艦に対しては、腹を晒した瞬間に8門の主砲弾を叩き込もう。
弾道はやや独特である。初速は速いように感じるが減速度が大きいためか、やや高めに発射されて最後は大きな角度で落下する。残念ながら独ソ亜駆逐艦のような当てやすさは無い。また主砲旋回は10度/秒と遅いため、装備かエリート特性で強化したい。

・魚雷
533mmクラスを2連装魚雷発射管に収め、艦中央部に2基搭載。中央線配置のため2基とも片舷に指向できるが…低ティアの如く2連装魚雷発射管のため実質4射線のみである。とはいえ本艦の魚雷は装填時間が同格最速クラスに短く(素で34秒)さらに魚雷発射管の旋回速度も同格最高クラスに速いので取り回しに優れる。また魚雷の単発ダメージは3680と撫順の深度魚雷(3853)に次ぐ威力を持っている上に、射程も極めて長いという特徴を持つ。半面、2連装魚雷発射管の弱点である中央をすり抜けられやすいという点や、片舷に4射線しか撃てないのでメインウェポンとしては明らかに瞬間火力に劣るという点は事前に把握しておくべきだろう。しかし近距離の対駆逐戦闘であれば「広角」にセットした上で敢えて「互いのガイドラインを交わるように発射する」ことで疑似的に4連装魚雷発射管ばりの面制圧魚雷を発射する事も可能である。中距離以遠を狙うには雷速の遅さや「狭角」にしても左右に分かれてしまうという特性から日駆魚雷のような狙撃運用はほぼ無理だが…あまりの雷速の遅さ故にかえって意表を突ける点を利用したトラップ作戦や、1発程度食らっても大したことが無いゆえに警戒されにくい事を利用してダメージを積み重ねるボディーブロー作戦が有効だ。装填時間の短さゆえに射撃機会はかなり多い筈なので装填が終わり次第ドンドン流して行こう。

・対空
線香花火レベルであり、全く役に立たない。艦載機からの攻撃は回避しよう。

・装甲
駆逐艦に装甲なんて期待してはいけない。

・機動性
全体的に残念である。速力は33kt台の鈍足であり、加速度(3.14kt/秒)もエーグルに次ぐ低さ。幸いにも転舵性能に限っては平均的である。33ktの速力では快速の日独ソ巡洋艦から逃げ切ることが難しい。一応、消耗品とエンジンブーストを使うと一時的にではあるが38ktまで発揮できる。エンジンブーストの効果を高めたいならば、推力改良Ⅱの採択も視野に入るだろう。

・隠蔽性
かなり悪い。本艦より悪いのは吹雪(6.36km)とエーグル(7.02km)のみである。高確率で先に見つかってしまうため、索敵の時は島陰を使って近づくなどの工夫をすると良いかもしれない。また、隠蔽システム改良Ⅰの採用も一考の価値あり。

・生存性
武装の性能的に砲駆である本艦だが、HPは雷駆よりやや高いレベルでしかなく、砲駆の多くには劣っている。かつ魚雷が貧弱で隠蔽を守ったままの戦いは難しく機動性も悪いので、生存性は低いと言えるだろう。

・消耗品
高品質石炭、高級船員食糧、改良型ディーゼルエンジンを推奨。

・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルとしてエンジンブーストⅡ×3と発煙装置Ⅱ×2を使用可能。イタリア艦といえば排気煙幕だが、本艦に搭載されているのは通常の煙幕である。なおこの「発煙装置Ⅱ」は5.4のアプデに伴う弱体化を受け、発煙時間が縮小されている。それでも40秒近く身を隠せるので煙幕射撃に便利なスキルである。
本艦はツリー艦とは異なり高速装填スキルを持ってはいないので、人員に余裕があるならば専用艦長を配するほうが望ましい。

・装備
　・兵装　主砲旋回か主砲装填
　・防御　加速か舵
　・適正　舵
※転舵性能を向上させることを基本としつつも、自分の戦闘スタイルにあったチューニングへと調整して欲しい。

・エリート特性
　・エリート砲術員　主砲装填速度-3%、主砲旋回速度+7%　←こちらがお勧め。メインウエポンである主砲を強化したい。
　・エリート魚雷オペレーター　魚雷装填時間-3%、魚雷管旋回速度+7%
　・功績　EXPアップ+10%

・総論
　このティア帯には珍しくない大型駆逐艦…であるが、他国の大型駆逐艦が普通に「駆逐艦」をサイズアップした正統進化型であるのに対して本艦は「偵察巡洋艦」という小ぶりな巡洋艦から派生したというやや変わった出自を持っている。このため砲配置はティアに似合わぬ程古臭く、低ティア巡洋艦のような独特な配置。船体サイズ故に同格最大数の片舷指向可能数を誇るがあまり弾道が良くない主砲、流石に魚雷発射管は両舷配置ではなく中心線配置になっているものの、単発火力と装填時間・射程に優れるが射線数の少なさと低速故に癖の強い魚雷。これらの使用感を総合するとソ連プレミアム駆逐艦オホトニクを扱い易くした感じ、といった方が伝わり易いだろう。
　比較対象と同じように「癖が強く扱うには難しいが、使いこなせれば強力」な武装を備えており、火力や体力を削った替わりに機動性と艦艇スキルを強化して扱いやすくした「オホトニク」と捉えるとしっくり来る。他国の大型駆逐艦と比較するとかなり癖が強く、間違っても駆逐艦に不慣れな艦長向けの構成ではない。単純に強い駆逐艦に飽きた、変態艦長向けの艦といえるだろう。また実装されたイタリア駆逐艦とは艦艇スキル等が異なるため、イタリア駆逐艦の練習艦としてはあまり向いていないという点も把握した上で購入すべきである。

戦闘名誉章

史実

小ネタ

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