Boise

Last-modified: 2025-07-26 (土) 16:05:29

ブルックリン級軽巡洋艦 6番艦 ボイシ

Boise.jpg

装甲厚の詳細

Boise 000.jpg

性能諸元

・基本性能

Tier6種別プレミアム艦艇
艦種巡洋艦派生元-
国家アメリカ派生先-
生存性継戦能力33,300
装甲6-165mm
・艦首・船尾 16-51mm
・上部構造 13mm
・主砲 25-165mm
・補助区画 16mm
・重要区画 16-127mm
対水雷防御ダメージ低減0%
機動性機関出力100,000馬力[hp]
最大速力30.0ノット[kt]
旋回半径690m
転舵所要時間9.1秒


隠蔽性 通常主砲発砲時火災発生時煙幕内からの主砲発砲時
海面発見距離12.1km14.6km14.1km5.8km
航空発見距離7.2km10.3km10.2km-


射撃管制装置船体モジュール主砲射程最大散布界
-mod.114.6km127m


主砲艦体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填180度旋回
-152mm Mk165基×3門HE弾 2200(12%)
AP弾 3200
10.0秒18.0秒


副砲船体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填射程
-127mm Mk278基×1門HE弾 1,800(9%)4.5秒4.5km


対空砲艦体口径基数×門数秒間平均ダメージ射程
-20mm Oerlikon Mk20
40mm Bofors Mk1
40mm Bofors Mk2
127mm Mk7
8基×2門
6基×2門
4基×4門
8基×1門
49
68
64
58
2.0km
3.5km
3.5km
4.2km



・アップグレード

スロット0スロット1スロット2スロット3スロット4
搭載可能アップグレード
1Main Battery Modification 2-min.png主砲改良2+15%:主砲旋回速度
+5%:主砲装填時間
Aiming Systems Modification 1-min.png照準システム改良1-7%:主砲弾の最大散布界
+20%:魚雷発射管旋回速度
+5%:副砲最大射程
-5%:副砲弾の最大散布界
Secondary Battery Modification 2-min.png副砲改良2+20%:副砲最大射程
-20%:副砲弾の最大散布界
AirDefense 2_0.jpg対空砲改良2+20%:対空砲座の最大射程
2Damage Control System Modification 2-min.pngダメージコントロールシステム改良2-15%:消火時間
-15%:浸水復旧時間
Steering Gears Modification 2-min.png操舵装置改良2-20%:転舵所要時間
Propulsion Modification 2-min.png推力改良2-50%:最大出力への到達時間
3Concealment System Modification 1-min.png隠蔽システム改良1-10%:被発見距離
Steering Gears Modification 3-min.png操舵装置改良3-40%:転舵所要時間
-80%:操舵装置修理時間
Target Acquisition System Modification 1-min.png目標捕捉装置改良1+20%:最大視認距離
+20%:魚雷発見距離
+50%:敵艦強制発見距離

・消耗品

搭載可能 消耗品

搭載可能 消耗品

十字キー左
応急工作班I.png応急工作班無制限消耗品の動作時間:5 秒
消耗品の準備時間:60 秒
十字キー上
水中聴音I.png水中聴音2 回魚雷の発見:3.0 km
艦艇の発見:4.0 km
消耗品の動作時間:100 秒
消耗品の準備時間:180 秒
対空防御砲火.jpg対空防御放火2 回平均対空ダメージ:+200%
消耗品の動作時間:40 秒
消耗品の準備時間:150 秒
十字キー右(いずれか選択)
修理班I.png修理班2 回回復:2.0% HP/秒
消耗品の動作時間:20 秒
消耗品の準備時間:60 秒

詳細は消耗品を参照

ゲーム内説明

ボイシは、ブルックリン級軽巡洋艦であり、主砲として極めて高い射撃速度を誇る 152 mm 砲を 15 門搭載していました。1940年代に多数の対空機関砲が搭載されました。
就役:1938
同型艦数:7

解説

  • 概要
    アメリカTier6プレミアム巡洋艦。
    ブルックリン級はブルックリン級の小改良型の前級であり、全体的に性能は類似している。
    消耗品に修理班を持つ。
  • 主砲
    他国の軽巡洋艦と同じく6インチ砲15門だが、違いがあり射程が短く、装填時間が遅いが、砲旋回速度は速い。火力は三連装砲が五基とその門数の多さも相まってTier6としては異常な程に高い*1
    砲配置がMyokoと同じピラミッド配置であるが、三番砲の射角が僅かに悪いものの30度程傾ければ全門指向可能である。
    弾幕で敵を殴り倒す米軽巡の始まりはここからと言っても過言ではない。
    Tier相応に交戦距離が伸びる為、Dallas以上に弾道のフワフワ感を感じ易い。
    射程ギリギリの相手に対して偏差を取るのに苦労する一方、射程不足を感じるシーンも増える。
    障害物に左右されにくいという事でもあり、特に島越し射撃による一方的な隠蔽射撃は本艦というより米軽巡全体にとっては極めて重要な戦術であると言える。とにかく慣れが必要。
    なお出番は多くないが、AP弾に至ってはHEよりも初速も遅い為更に偏差が独特になる。
    前述の通りDPMは極めて高い為、15門から放たれるHEが貫通弾になると名実共にトップクラスの砲火力を誇る巡洋艦になる。斉射時に傘のように飛んでいく大きな砲弾の塊は見ものだ。
  • 魚雷
    ない。
  • 対空
    Helenaに対し中距離砲の火力で勝るが、長・短距離での火力でやや劣り、127mm砲の射程が1.0km短い。
  • 抗堪性
    極めて低いと言わざるを得ない。
    HPは33300あるのだが装甲が僅か16mmしか無く、マッチする全ての戦艦から強制貫通される事となる。最悪艦首から貫通されて瀕死又は爆沈に至る事もある。
    これはつまり前述の射角の良さを使った防御姿勢が役に立たない。ただ弾自体に当たらない様に回避姿勢をりつつ攻撃する為には射角の良さが重要なので、良射角が無駄になっている訳ではない。
    VPには127mm、主砲バーベットには152mmの装甲が張られているがTier6巡洋艦の常として十分な防御能力を発揮しているとは言い難く「戦闘中初めて飛んできた一斉射で瀕死になった」なんて事もある。
    VPの位置自体は相当低いため弾道の低い戦艦相手ならバイタルを抜かれることは少ない。が、通常貫通はガシガシ入るのでやはり信用できない。
    他に気を取られている敵艦に横槍を入れる等、攻撃されない立ち回りが必須となる。
    修理班を使えるので継戦能力は他国の巡洋艦よりかは幾分かではあるが高めになっている。装甲は司令塔に装甲があるかないか程度でほぼ同じ。
  • 機動性
    速力32.5ktに転舵応答時間9.1秒は決して優れているとは言えない。
    射程が短い事や、後述の装甲も相まって一度狙われ始めたら生き残る事は難しいだろう。
    自分に当たったほぼすべての砲弾はダメージになるが、ひらひらと回避できるほど機動力は高くないので、ヘイト管理には気を付けよう。
    停船し障害物を使った戦闘をこなすことが多い事を踏まえると、アップグレード「推力改良2」は有力な選択肢。
    ちなみに最大速力が30.0ktについてだが、巡洋艦枠に入れられている例外を除き、第2次大戦型巡洋艦中で最鈍足*2
  • 隠蔽性
    海面発見距離11.9kmは決して悪い数字では無く、同格の中ではむしろ優れている部類。
    しかし射程とのマージンは十分ではなく、また同格プレミアム艦のAtlantaと異なり消耗品「警戒レーダー」が使えない為、駆逐艦に一方的スポットされた場合為す術なく砲火に晒される事になる。
    状況を少しでも改善する為に艦長スキル「隠蔽処理専門家」は欲しい。
  • 消耗品
    前述の通り修理班を持つ。性能はイギリスTier7~巡洋艦と同じ高性能のもので、20秒間、毎秒HPの2.0%(HP666)回復する。
  • 総評
    バランス重視のメインツリーに対して、この軽巡洋艦は火力特化である。Boiseはそのアメリカ軽巡洋艦の特徴を体現した最初の艦であり、その火力を如何にして活かすかが極めて重要になってくる。
    そしてその火力を活かす為に「ただ敵艦に当て続ける」以外の技術が必要になってくる、所謂テクニカルな艦と言えるだろう。
    凡そ扱いやすい艦とは言えず、攻められればあっさり沈む様な脆い艦ではあるが、慣れれば敵艦隊にとって極めて危険な火力艦となる筈だ。

史実

「ボイシ」はブルックリン級軽巡洋艦の1隻。大戦中は主に日本海軍を相手に太平洋で戦った。

ブルックリン級軽巡洋艦

ロンドン軍縮条約により8インチ砲を搭載する重巡洋艦の保有数が制限されたことで各国海軍はそれを補う必要があった。条約では排水量に制限はなかったので、1万トンの船体に6インチ砲を載せた「大型の軽巡洋艦」が誕生することとなる。ブルックリン級軽巡洋艦はその1隻で、同時期には最上型やサウザンプトン級といった軽巡洋艦がいる。ちなみにブルックリン級の設計には最上型の存在が大きく影響し特に主砲15.2cm砲15門搭載は最上型に対抗するために要求されたものだった。また重巡の埋め合わせとして存在している以上、敵重巡との砲戦を想定し8インチ砲に耐えうる重装甲が施されている。
 
本型は1938年までに7隻が建造された。機関配置や対空火器を変更した改良型のセントルイス級が準同型に存在し、これを合わせると9隻となる*3
大戦中はそれぞれ第一線で戦い、セントルイス級のヘレナがクラ湾夜戦で撃沈されたものの8隻が度々被害に遭いながら生き残っている。
戦後は南米ABC三国にそれぞれ2隻ずつ6隻が譲渡か売却された。

戦後、ボイシは同型艦フェニックスと共にアルゼンチンに売却され「ヌエベ・デ・フリオ」に改名。
艦名はアルゼンチンの独立記念日である「7月9日」を意味する。
就役後にレーダーや搭載機が刷新されたが、ゲーム内ではボイシ時代のままとなっている。
1978年に退役し、1983年に日本で解体された。
 
ちなみにフェニックスは「ヘネラル・ベルグラノ」へ改名し同国海軍の主力になったが、フォークランド紛争のさなかの1982年5月にイギリスの原子力潜水艦コンカラーの魚雷攻撃により沈没した。

小ネタ

1番艦 ブルックリン

 本艦ことブルックリン級1番艦「ブルックリン」はニューヨークのブルックリン海軍工廠において1935年3月に起工、翌1936年11月に進水、1937年9月に竣工・就役した。第2次世界大戦前は当時の新鋭巡洋艦としてニューヨーク万国博覧会、ゴールデンゲート万国博覧会の開会式に参加したり、親善訪問で南太平洋を訪れたりしている。アメリカ合衆国が第2次世界大戦に参戦すると偵察や船団護衛任務に就き、アメリカとイギリス間の船団護衛の際には攻撃を受けた輸送船から1000名以上の兵士を救助する等の活動も行っている。1942年10月になると活動の舞台を北アフリカへ移し引き続き船団護衛任務に就いたほか、地中海においては対イタリアの上陸支援のための砲撃を行った他、南フランス上陸のための支援も行った。しかし1944年11月に地中海を離れてニューヨーク海軍工廠でオーバーホールを受ける(1944年12月~1945年5月予定)。このオーバーホールの最終段階でドイツが降伏。1946年に予備役扱いとなり、1947年に退役。1951年に相互防衛援助計画の元チリに売却され、チリ海軍の「オイゲン」として1980年代まで現役として活動。1992年にスクラップとして売却された。

コメント欄

  • 墓石? -- 2022-01-30 (日) 13:09:35
    • わからなくもない。初めて名前聞いた時日本語か?って思ったくらい -- 2022-01-30 (日) 14:53:26
  • 今来てるフリントのパック買うかこいつ買うかやなぁ -- 2022-02-26 (土) 10:29:42
  • コンテナで当たったが使い方わからん。ヘレナと何が違う? -- 2022-04-23 (土) 17:45:39
    • 装填がヘレナより1~2秒遅い代わりに修理班が使える。 -- 2022-04-23 (土) 20:00:14
  • 射程がもっとあればいいのに -- 2023-03-17 (金) 08:29:49
    • ティア6で15門持ってるくせにわがまま言うんじゃありません -- 2023-03-17 (金) 18:52:46
  • ティア6巡洋艦ってベルファスト以外パッとしないと思ってたけどこいつはやれる方だな、火力はもちろんあるし装甲は柔らかいがバイタル抜かれにくいから高性能修理班もしっかり使いきれることが多い。 -- 2023-06-01 (木) 22:23:08
  • 射程より速力を元に戻してほしい。サリーと同速は遅すぎ -- 2024-03-20 (水) 17:22:48
  • おばちゃん艦長乗せたら割と楽しい。でもそこそこ難しい艦だと思う。諸々のリスク管理をしないとただのリロードの遅いヘレナ。慣れたら回復班がある分ラインキープしやすいので火災、視界取り、ヘイト分散、隙を見てキャプなどサポート能力が高い。 -- 2025-07-26 (土) 16:05:29

*1 DPMでこそAtlantaに負けるが。
*2 史実では33.6ktとまったく遅くないが、それはまた別の話
*3 他、ブルックリン級の船体とニューオーリンズ級の兵装を組み合わせた重巡ウィチタもいるがこちらは別艦で、同型艦として扱われることはない