アトランタ級軽巡洋艦
2019年11月のブラックフライデーセールにて発売されたブラック迷彩のアトランタ。独立した艦艇でオリジナルアトランタと同時に所有できる。諸元はまったく同じ。
性能諸元
・基本性能
Tier | 6 | 種別 | プレミアム艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 巡洋艦 | 派生元 | - |
国家 | アメリカ | 派生先 | - |
生存性 | 継戦能力 | 27,500 | |
装甲 | 13mm-89mm ・防郭 13mm-89mm ・艦首/艦尾 16mm ・砲郭 13mm ・装甲甲板 13mm-32mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | - | |
機動性 | 機関出力 | 75,000馬力[hp] | |
最大速力 | 32.5ノット[kt] | ||
旋回半径 | 610m | ||
転舵所要時間 | 8.4秒 |
隠蔽性 | 通常 | 主砲発砲時 | 火災発生時 | 煙幕内からの主砲発砲時 | |
---|---|---|---|---|---|
海面発見距離 | 11.4km | 0.0km | 0.0km | 5.2km | |
航空発見距離 | 7.2km | 0.0km | 0.0km | - |
射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
- | Mk7 mod.1 | 11.1km | 98m |
主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 | 弾種 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
- | 127mm/38 | 8基×2門 | HE弾 1800(5%) AP弾 2100 | 5.0秒 | 7.2秒 | HE Mk32 AP/SC Mk38 |
魚雷 | 船体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
- | 533mm Mk15 mod.3 | 2基×4門(4門) | 16633 | 98秒 | 4.5km | 65kt | 1.3km |
対空砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
---|---|---|---|---|---|
A- | 20mm Oerlikon Mk4 28mm/75 Mk2 mod.2 | 8基×1門 4基×4門 | 29 27 | 2.0km 3.1km | |
127mm/38 Mk32 mod.12 | 8基×2門 | 121 | 5.0km |
・アップグレード
スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
○ | ○ | ○ |
1 | 主砲改良2 | +15%:主砲旋回速度 +5%:主砲装填時間 | |
照準システム改良1 | -7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界 | ||
対空砲改良2 | +20%:対空砲座の最大射程 | ||
2 | ダメージコントロールシステム改良2 | -15%:消火時間 -15%:浸水復旧時間 | |
操舵装置改良2 | -20%:転舵所要時間 | ||
推力改良2 | -50%:最大出力への到達時間 | ||
3 | 隠蔽システム改良1 | -10%:被発見距離 | |
操舵装置改良3 | -40%:転舵所要時間 -80%:操舵装置修理時間 | ||
目標捕捉装置改良1 | +20%:最大視認距離 +20%:魚雷発見距離 +50%:敵艦強制発見距離 |
・消耗品
搭載可能 消耗品
十字キー左 | |||
---|---|---|---|
応急工作班 | 無制限 | 消耗品の動作時間:5 秒 消耗品の準備時間:60 秒 | |
十字キー上 | |||
ソナー | 2 回 | 消耗品の動作時間:94 秒 消耗品の準備時間:180 秒 魚雷発見:2.9 km 敵艦発見:4.2 km | |
対空防御放火 | 2 回 | 平均対空ダメージ:+200% 消耗品の動作時間:40 秒 消耗品の準備時間:150 秒 | |
十字キー右 | |||
警戒レーダー | 2 回 | 消耗品の動作時間:25 秒 消耗品の準備時間:180 秒 敵艦発見:8.4 km |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
アトランタ級は、駆逐艦隊を指揮する嚮導艦として設計されました。巡洋艦としては比較的小型ですが、強力な対空兵装が備えており、雷装および多数の両用速射砲を搭載していました。
解説
- 概要
初心者で購入を検討されている方へ
Tier6のアメリカプレミアム巡洋艦。500,000グローバルEXPで交換できる。
とにかく他の巡洋艦とは使用感が根本的に異なる。プレミアム艦とは本来かくあるべし。
- 主砲
防空巡洋艦として誕生した本艦は、両用砲である127mm連装砲を片舷7基、計14門を指向可能。アメリカ駆逐艦の主砲と共通の砲弾を巡洋艦の船体(と発見距離)で運用しなければならないが、最大14発の弾を装填速度5.0秒で敵艦にお届けすることが出来る。
しかしその投射量と引き換えに、射程距離が短いうえに弾道特性は非常に悪い、特に射程距離ギリギリにもなると最大ズームだと敵艦を画面からはみ出させなければならない程の偏差を求められる。
そのため開けた場所での射撃戦になると逃げ回りながらそれを行うことになるため、活躍するにはかなりの熟練が必要となる。
また、砲自体は駆逐艦のそれであるため一発あたりの火力は期待できず、投射量の割にはダメージが伸びないことがほとんどである。しかし、この悩みは艦長スキルを利用することである程度ではあるが改善される。主にTier6-7戦艦の艦首・艦尾にダメージを出せるようになり、ダメージ効率が目に見えて上がるため、ポイントが溜まったら是非取っておきたい。
当てにくい砲ではあるが、当てなければ始まらないので頑張って慎重に花火を打ち上げよう。
それでも一応接近すれば、腹を晒した巡洋艦相手にはAP弾によるバイタルパートの貫通を狙うこともできる。リロードは相当速いので、上手く相手の真横を取れた場合の接近戦には非常に強い。対駆逐艦については姿を10km以内に捉えようものなら、その圧倒的な投射量で大損害を与えられる。数秒のうちに駆逐艦のHPが蒸発する光景は見物である。また煙幕を張られてもレーダーで丸裸にできるので、駆逐艦を見つけたら生かして帰さないつもりで。
ただし、距離を取られてしまうと途端に当てにくくなるため深追いは禁物。後述するように装甲は使い物にならないため、深追いは厳禁。
射程については関連スキルによる延長が可能で13.3kmまで延ばせるが、前述の弾道特性により、延長した分を当てられるかどうかは腕次第。本艦にとってこのスキルの真価は、対空砲の射程距離延長にあるので、主砲の射程距離延長についてはあくまでおまけとして考えよう。
- 機動力・隠蔽
速力32.5ノットは一般的な巡洋艦のレベルであり、転舵所要時間が非常に短い同Tierの重巡PensacolaC船体よりは舵が重いものの転舵半径は小さいので小回りはきく。UGで補強してやろう。
隠蔽については11.0kmとSt. Louisと同等であり、艦長スキルの隠蔽専門家を併用すると9.4kmまで短縮することが可能。
しかし、後述する生存性の問題により、相手に接近して不意打ちを仕掛ける用途には向かず、有利な位置取りをするためと考えた方がよいだろう。
- 対空
防空巡洋艦と呼ばれるだけあってその対空能力は強力。
射程の長い両用砲の対空砲火の威力が特に高い。空母のいる試合では防御砲火を使用出来ない場合であっても敵機への強烈な殲滅力を発揮するので、存在するだけで相手空母へのかなりの抑止力になる。
ただし中距離砲を持たないため長・短距離砲の有効ゾーンがそれぞれ大きくなっており*1、近距離の火力はけして高くない。
UGと艦長スキルを併用すれば、相手艦載機は例え格上のTierであっても飽和攻撃でもしない限り攻撃態勢に入ることすら困難である。
しかし、度重なる空母の下方修正のため空母とマッチングする機会が激減しており、対空特化にしても空振りに終わる事が多く、悲しいことにその能力を存分に発揮しづらい状況である。現実は非情である。
是非Tier7最強空母と名高いサイパンと分艦隊を組むなどして防空力をいかそう。
- 装甲・生存性
一言でいえば「動く棺桶」である。
このTier帯では絶望的な程の紙装甲かつHPが低く、試合開始時点で既に棺桶に片足を突っ込んでいるようなものである。
また、砲塔が多いと言うことは弾薬庫が大量に配置されていることと同義である。そのために被弾、貫通されるとあっという間に瀕死になるか「破壊的一撃」を献上する羽目になる。
砲塔が多いので全身がバイタルパート…かと思いきや、見た目に反して意外とバイタルパートは小さめ。
とは言え紙装甲であることは間違いない。船体外殻の装甲は13mmとティア5巡洋艦並で、これは8インチ以上のAP弾に強制貫通される。戦艦の砲撃を喰らおうものなら高確率で瀕死か破壊的一撃は免れないので注意。
「隠蔽専門家」を付けた場合、被発見ギリギリまで接近して一撃を加えても、相手を沈めきれなければ離脱できずに返り討ちに遭う事がほぼ確定するので、相手に反撃されない位置取りを優先しよう。
また砲塔が非常に脆いので、砲塔の複数大破は日常茶飯事である(数は多いので多少は目を瞑れるのが救いだが)。
主砲が低威力かつ高発射レートのためひたすら撃ちまくってしまいがちだが、撃つべき時と我慢して隠蔽する時を周囲の状況に応じてしっかり使い分けないと生き残る事は難しい。元より見付かったら優先的に狙われやすい艦なので、すぐに死ぬという人は陰に隠れられるまでは隠蔽状態を維持する事を意識すると良い。
- 魚雷
4連装を左右に計2基装備しているが、射程が4.5kmしかないのでお守り程度に考えよう。しかし島陰からこっそり接近出来た場合など、撃てる機会があれば忘れずに使おう。
- その他
Tier6としてはIndianapolis、Baltimoreと同様に警戒レーダーを持っている。効果時間は25秒、距離8.49km。
- 総評
撃たれ弱く一発の重さもないが、その投射量は敵にとって非常に嫌われる。陰に隠れてこれでもかという砲弾の雨を降らせて相手に嫌がらせするのが主な仕事になる。
その他を圧倒する投射量のために、トリガーハッピーな艦というイメージが強いと思われるが、その本質は対空面を除いては艦の性能に甘える事など一切許されず、島や僚艦を上手く利用するなどの非常にシビアな立ち回りを要求される艦である。
こう書くとどうしようもない印象を持つかもしれないが、その独特な使用感から「使うのは難しいが使いこなせると非常に楽しい」・「噛めば噛むほどに味が出るスルメ艦」と言え、それを愛する熱心なファンも多い。
アトランタはレーダを搭載できる艦である。空母がいなく対空が出来なくとも、レーダー射撃によるアンチ駆逐艦の能力は高い。ただし、レーダーの使用には癖があるので慣れるまでが大変である。
この艦に興味を持った人は実際に購入する前に次の点をよく考えることをオススメする(リアルマネーは大事!)。
「中~近距離向けな性能なのに、被弾に対して非常に脆い巡洋艦」という、課金艦の中でもひときわ尖った性能のため、深く考えずに買うと「買ったはいいが使いにくくて港のオブジェ」となる危険性が非常に高い艦である(買ってから無理やり慣れるという考えもあるが)。
公式ムービー[[Premium Ship Spotlight: Atlanta]]
- 備考
掲示板での愛称は「らんらん」
(´・ω・`)らんらん♪
史実
アトランタ級はオマハ級の後継艦として建造された軽巡洋艦であるが、発達する航空機の脅威に対抗するため38口径5インチ両用砲を主砲に多数搭載した防空巡洋艦として知られている。この38口径5インチ砲が登場する以前の米艦艇は5インチ砲でも対艦(平射)用の51口径と対空用の25口径の異なる砲を搭載していて効率が悪く、対艦・対空両方で使える両用砲が開発されて以降、統一されるに至った。また前述した経緯から水雷戦隊旗艦として運用されることも想定し4連装魚雷発射管を2基装備していたが、旗艦として求められるはずの水上機運用能力は無く、一部では砲熕武器での打撃力不足から装備されたものとも推測されている。装甲は垂直が最大で89mm、水平が32mmとブルックリンやクリーブランドと比べ薄い。
アトランタ級は8隻の建造が戦前に決まり、さらに3隻が戦時中に追加され、合計11隻が建造された。
1番艦アトランタから4番艦サンファンまでが5インチ砲8基16門搭載、5番艦オークランドからは復元性を考慮して5インチ砲2基を撤去した12門、9番艦ジュノー(2代目)からは魚雷発射管を撤去。これらを初期型、中期型、後期型と分類することもある。追加3隻の後期型は戦後に竣工した。
大戦を通して奮戦し、機動艦隊に随伴すれば防空巡洋艦と呼ばれる通りの活躍で南太平洋海戦やマリアナ沖海戦では日本の攻撃隊に大打撃を与えた。ネームシップのアトランタと2番艦のジュノーの2隻がいずれも第3次ソロモン海戦の戦闘で沈没した。
アトランタ級の中でも特筆すべき艦は3番艦「サンディエゴ」である。
1942年1月10日に就役した後、主に防空軽巡として空母の直衛に当たる。ソロモン諸島の戦いでは護衛対象である空母「ホーネット」を守りきることができず、姉妹艦であるアトランタとジュノーを立て続けに失う。
大切な仲間を失いながらも、サンディエゴは太平洋戦争における22の主要作戦のうち19もの作戦に参加し、総合航海距離は、終戦時点で48万kmに達した。護衛艦だったので目立った戦果というのはないのだが、終戦後初めて東京湾へ入港するという名誉を果たしたのはサンディエゴである。また第二次世界大戦において18個の従軍星章を授与される。これは武勲艦として名高い空母「エンタープライズ?」に次ぐ第2位の受勲数であり、彼女の活躍ぶりがわかる。
【参考】
紛らわしいことに、アトランタ級には2隻のジュノーという名の艦が存在する。沈没した2番艦のジュノーと1946年に就役した9番艦の2代目ジュノーの2隻。
伊-26の雷撃により沈没した2番艦のジュノーには5人兄弟が乗っていたが全員戦死している。生存者は10人だった。
小ネタ
第三次ソロモン海戦で、探照灯を照射した暁を沈めたのがアトランタである。
しかし暁同様、探照灯を照射していたのが仇となって比叡と長良から集中砲火を浴びた上に味方から誤射されて指令部が壊滅した挙げ句、撃沈直前に暁が放った魚雷で致命傷を受けてしまい、最期は自沈処分となった。
ジュノー(初代)は暗闇の中での乱戦で多数の命中弾を受けて戦場を離脱した後に、伊26の雷撃で撃沈された。
編集用コメント
- 諸元、アップグレード、消耗品をCS版に修正しました -- 2019-11-03 (日) 07:48:19
コメント欄
- 今は、オブジェ艦です。。 -- 2021-01-09 (土) 19:45:45
- レーダー距離が -- 2021-04-24 (土) 19:33:00
- 減らされました -- 2021-04-24 (土) 19:33:17
- T7の多い戦場ではダメージが伸びない。駆逐がいなければ諦めて港へ戻ろう -- 2021-07-27 (火) 16:02:24
- そんな腕やとアトランタで駆逐狩るのもムリや。T6艦に乗るのは諦めよう。 -- 2021-07-27 (火) 20:13:54
- アトランタに限らず敵の後方に弾を落とし続けてる高レート艦をよく見るわい -- 2021-07-28 (水) 09:20:31
- アトランタの購入考えてる人へ。T7のツリー艦に上位互換の艦あるので購入はオススメしません。置物として購入して下さい -- 2021-08-01 (日) 10:35:12
- 格上と比較すること自体ナンセンス。システムやスペックを理解したプレイヤーが使うアトランタは本当に厄介。 -- 2021-08-01 (日) 13:47:13
- ティア6と7の差は考えてるよりもデカいし、なによりクリーブとアトランタを同ベクトルで扱ってる時点で話になってない。 -- 2021-08-01 (日) 14:20:22
- こいつクリーブの方に文句言ってたのと同じ奴かな。 -- 2021-08-01 (日) 14:28:29
- ↑見てみたけど恐らくそうだろうね。唐突に何の流れもなくアトランタを引き合いに出してきてるしほぼ確定でしょうな。 -- 2021-08-01 (日) 18:34:02
- 弾道高いし、最後は魚雷もあるし、島裏適正はこっちのが上 -- 2021-08-01 (日) 12:28:56
- 味方依存だわこいつ -- 2021-08-25 (水) 10:02:10
- 防空巡洋艦のはずだよね?こいつ空母に開幕ソッコー撃沈されてた -- 2021-10-26 (火) 19:16:57
- 名前だけだな。ティア7の巡洋艦もだけど、スキルとかアプグレなどで相当特化しないと巡洋艦の対空なんて高が知れてるよ。 -- 2021-10-27 (水) 00:49:13
- 下のティアで脆豆腐って呼ばれてるやつより脆いじゃない -- 2022-03-06 (日) 11:13:07
- 火災5%であの鬱陶しさ。0.5%にしても問題ないのでは? -- 2022-07-30 (土) 17:25:18