クロスボウ

概要

クロスボウは弓(ボウ)が本体に対し交差(クロス)するように取り付けられた武器である。
中世などでは武器として戦争に用いられたが、現代では主にアメリカなどで猟具として使用されている。(日本では禁止猟具に指定)
ちなみに、ボウガンという名称は日本の、株式会社ボウガンの登録商標(商品名)のため英語圏では通じない。
クロスボウで使用される矢はボルトと呼ばれ、弓で使用される矢よりも短い。

令和３年６月１６日に免許制になった為入手難易度が跳ね上がった

特性

クロスボウは通常の弓よりも強力で、矢をセットしておけば即座に射撃が可能である。
発射手順さえ覚えてしまえば、さほど訓練をしなくても狙い通り着弾させることが出来る。(クロスボウを安定して支える程度の筋力があればだが…)
しかし、強力故に弓よりもドローウェイトが重く成人男性でも素手で弦を引き切るのは困難である。
ドローウェイトが150lbを超えるものは別途コッキングロープやクランク式コッキングデバイスが必要となる。

分類

• リカーブクロスボウ
  
  中世で使われていたクロスボウなどはこれにあたる。
  弓部分がリムと弦のみで構成されている為、同じドローウェイトのコンパウンドクロスボウと比べると矢の初速は劣るが、シンプルな構造で故障が少ない。

• コンパウンドクロスボウ
  
  弓の両端に取り付けられた偏心滑車の作用により矢を加速させる為、かなり強力。
  現在はコンパウンドクロスボウが市場の大半を占めている。
  アメリカなどの有名メーカーのモデルには大抵、空撃ち防止装置が設けられているが、万が一矢をつがえず撃ってしまったらほぼ確実に破損する為、要注意。

評価

・殺傷能力 ☆☆☆☆☆
銃以外の飛び道具としては最強クラスの殺傷能力を誇る。
ブロードヘッドを装着すると更に殺傷能力が高まる。
コンパウンドタイプであれば鹿などの大型哺乳類でも仕留めることが可能。

・携帯性 ☆★★★★
前後左右に幅が広く、重量もある為、嵩張り携帯性は最悪。

・メンテナンス性 ☆★★★★
構造上レールと弦が擦れる為、レールと弦に塗布する専用のワックスが必須である。(シリコンオイルでも代用可)
弦交換においてもクロスボウ専用のボウプレス(弓用は耐久性が無いため流用不可)が必要。
※リカーブの場合ボウプレスは不要だが、弦交換用の弦が必要。

・連射性☆★★★★
熟練したプロでも1発発射するのに30秒前後かかる。

・静音性 ☆☆☆☆☆
静音性には優れており、サプレッサー付きの銃よりも静音性は高い。

・有効射程☆☆☆☆☆
150ポンドリカーブクロスボウでも100m以上の飛距離がある。

・入手性☆☆★★★
現在では所持は許可制となっており、市販品を購入するのは困難である。

総評

オススメ度 ☆☆☆★★
銃規制の厳しい日本においてはかなり強力な武器になる。それに静音性も高いため他のゾンビに気付かれずに射撃が可能である。
しかし、重く嵩張るので他に荷物を持っていた場合大きな負担になり、長期の携帯には向かない。
連射も出来ないため、安全地帯からの狙撃がベターで使用場面は限られる。

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