ピストルクロスボウ

ピストルクロスボウ

概要

ピストルクロスボウは名の通りピストルタイプのクロスボウである。
フルサイズのクロスボウに比べ非常にコンパクトで軽量。価格もリーズナブル。
アメリカ製はほぼ無く、台湾製が多く出回っている。

特性

コッキングは軽く、片手でも扱えるほど軽量。しかしその分矢も短い為、威力や命中精度は非常に低く、実用範囲は5mが関の山。

分類

• スタンダードタイプ
  
  ドローウェイトは50ポンド、80ポンドの2種類がある。後方に取り付けられたコッキングハンドルを真っ直ぐに引いてコッキングするタイプ。
  威力が低いといえどコッキングにはほどほどの力とコツが必要。

• コブラタイプ
  
  こちらは80ポンドのみ。後方の湾曲したハンドルでテコの原理を利用してコッキングするため、80ポンドとは思えないほど楽にコッキングが可能。
  スタンダードタイプよりも高価。いわゆる高級モデル。

評価

・殺傷能力 ☆☆★★★
80ポンド程度では身体に軽く突き刺さるくらいの威力しかなく、対人ですら殺傷能力は低い。
更にピストルタイプで使用するボルト（矢）はブロードヘッドが取り付けられない。

・携帯性 ☆☆☆★★
コンパクトな為、携帯性には優れている。

・メンテナンス性 ☆☆☆★★
フルサイズのクロスボウよりもドローウェイトが軽いので弦の張替えは比較的容易。

・連射性☆☆★★★
フルサイズのクロスボウよりも連射性には優れている。

・静音性 ☆☆☆☆☆
フルサイズのクロスボウよりもドローウェイトが軽く、音も少ない。

・有効射程☆☆☆★★
せいぜい50mがやっとであろう。

・入手性☆☆★★★
現在では所持は許可制となっており、市販品を購入するのは困難である。

総評

オススメ度 ☆★★★★
評価すべきは静音性のみ。そもそもゾンビの頭部破壊が不可能という時点で対ゾンビ用武器にはなり得ない。
一昔前、矢鴨事件として度々テレビで取り上げられていたが鳥類や小動物でさえ絶命させることは難しい。 その為狩猟にも向かない。
対人用としてならば、脅しや足止めくらいには使えるが、その為だけに携帯していても邪魔にしかならないのでやはり他のものを選ぶ方が確実である。

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