和弓・洋弓

Last-modified: 2023-04-27 (木) 16:44:33

概要

弓(ゆみ)はしなやかな竹や木に弦をかけ、その弾力を利用して矢を飛ばす武器。オーストラリア(ヨーク岬半島やトレス海峡諸島の部族においては使用されていたようである)、ニュージーランド、タスマニア原住民を除いて広く世界に分布し、その起源は中石器時代に遡る。
主に狩猟や戦争で用いられていた。

現代では狩猟以外に、的を射る競技であるアーチェリーや弓道として活躍している。

特性

クロスボウよりも使用する矢が長いため、最大飛距離は劣るが安定した弾道で有効射程が長い。その上発射までの動作が少なく、連射性能も上回っている。
しかし、弓はシンプル故に狙い通りに着弾させるには熟練した技術が必要であり、一朝一夕で扱えるものではない。

分類

  • リカーブボウ
    recurvebow2.jpg
    現代においてはアーチェリーや弓道など、主に競技に使用される。コンパウンドボウに比べ、シンプルな構造の弓。
    弦の交換なども器具を使用せず、一人で簡単に行える上、メンテナンスも簡単でサバイバル状況下の使用に適している。
  • コンパウンドボウ
    compoundbow2.jpg
    こちらは主に狩猟に使用されるもの。
    上下に取り付けられた偏心滑車の作用により弦を引く力が途中から大幅に軽くなり、さらにリリーサーと呼ばれる機械式のトリガーを使用して弦をリリースする為、精密な狙撃が可能。偏心滑車には矢をより加速する作用もある為、矢の初速も比較的速い。
    全長も短くコンパクトな為、携帯性も良い。
    しかし構造が複雑化している為、各部の調整・メンテナンスなどリカーブボウよりも入念にチェックが必要である。
    それに矢をつがえない状態で撃つ(ドライファイヤ)とほぼ確実に破損する為、要注意。
    弦の張り替えは素手では不可能で、ボウプレスという専用の器具も必要である。

対ゾンビ用武器としての評価

  • 威力 ☆☆☆☆★
    クロスボウより少し劣るものの、ゾンビの頭部破壊には十分。
  • 携帯性 ☆☆☆★★
    コンパウンドはコンパクトな為、スリング等を取り付ければ持ち運びは楽。
    ただし、リカーブ(特に和弓)になると全長が長くなるので-☆1
  • メンテナンス性 ☆☆☆☆★
    リカーブボウは弦の交換は道具なしで行えるため、メンテナンス性は非常に良い。
    コンパウンドボウの場合、別途ボウプレスという専用の器具が必要となるがポータブルタイプならコンパクトな為、大きな荷物にはならなく許容範囲。
  • 連射性 ☆☆☆★★
    クロスボウを上回る連射性がある。
    慣れればクロスボウを1発撃つ間に弓は5~7発は撃てるほど。
  • 静音性 ☆☆☆☆☆
    静音性に関しては最高レベル。
    ほぼ無音で敵を仕留めることが出来るため、音に敏感なゾンビに有効。

総評

オススメ度 ☆☆☆☆☆
威力、連射性も良く、何しろほぼ無音なため、対ゾンビ用遠距離武器としては理想的。
所持するならドローウェイト50~70lbのアメリカ製コンパウンドボウを勧める。
当たり前だがこの評価は扱いに熟練していること前提のため、ゾンビ発生前からの道具の準備(予備の弦、ボウプレスなど)や長期の訓練が必要である。

コメント

  • 弓の項目を大幅に編集させていただきました。 -- 2017-10-26 (木) 14:53:37
  • カッコいい! -- 2020-09-28 (月) 23:45:46
  • 30lbじゃゾンビの頭は打抜けないかな? -- 2021-03-13 (土) 05:50:26
  • 矢の威力は頭蓋に関しては弾丸と同程度の貫通力と創傷性を持ち合わせているらしい(戦争墓地の埋葬骨調査から)。ある程度のウェイトがある事が前提条件なんだろうけど、ボウガンが免許制となった今では弓を持つのがベストな考え方だろうか。近接武器は何にしようかなぁ -- 2021-09-16 (木) 14:46:59
  • どうでもいいけどリカーブボウの写真 ベアボウだぞ -- 2022-12-03 (土) 00:00:12
  • 爆弾、釣針、カミソリ、、そんなものがついている矢もあるらしい、、 -- 2023-01-14 (土) 16:07:33
  • クロスボウが規制された今、もっぱら頼りになる遠距離武器は弓やスリングショットの類なんだろうか。いっそのこと免許を取って猟銃やらクロスボウを所有してしまうのが一番なんだろうけども、手間やそれなりの費用が掛かるのがネック。 -- 2023-01-30 (月) 12:42:54