Last-modified: 2025-08-02 (土) 14:31:22

img_1649476475.jpg
槍を持った人(左) (※)

概要

槍(やり)は刺突を主目的とする猟具、武器・武具の一種。投擲することを目的としたものは投槍という。有史以前から人類が使用し続け、銃剣に代替されるまで長く戦場で使われ続けた。鎗、鑓とも書く。

有効性・機能性

竹槍であれば、竹を斜めに切り先端に油を塗って適度に炙る事で容易に自作出来る。
また物干し竿等の長いパイプ類を、工具で斜めに切り落とすだけでも作成出来る。これや竹槍などは自作しやすいが、刃がない為に突き刺す事のみとなる。
なおパイプ類や竹、木材等を加工した槍はとても滑りやすいので、表面に切り込みを入れてゴムや布を巻くなどして滑り止めとする必要がある。
 
他にも漫画や映画などで見られるように、通常の包丁ナイフ等を棒の先に固定して槍にを自作することも出来るが、紐やガムテープでただ巻きつけただけでは、ほんの数回使っただけ、下手すれば一回でもゾンビに刺してから抜いた時に簡単に包丁やナイフが外れてしまう可能性が高い。その為、包丁やナイフが抜けないように何らかの工夫が必要となる。

また先端に括り付けるナイフの内、グリップがパイプ状の物は棒の先に差し込む事も可能であり、それを前提としたコールドスチールのブッシュマンなどのモデルもある。
同じコンセプトのナイフとして、古くは日本のマタギが「フクロナガサ」と呼ばれるものを愛用しており、これは今でも購入する事が出来る。

中距離からの刺突が前提なので、敵の急所のみを一撃で破壊するような使い方は難しいが、入手の容易さを考えても実現可能な武器としては最強だろう。ただし、人間は緊張状態に置かれると、棒状の道具を振り回してしまう本能があり、槍の利点を生かす突き攻撃が行えなくなる場合があるので注意が必要である。突き刺した際に槍が標的から抜けなくなる場合もあるため放棄せざるを得ない場面も出てくることも考慮する必要がある。植物由来の素材のみでできた槍は使い捨てが基本である。

+片手槍が攻守バランスでは最も優れていると思われるが、災害の混乱では槍はともかく、盾まで用意するのは難しいだろう。

史実がそうであったように戦争では槍を持った兵士を並べた「ファランクス」「槍衾」と呼ばれる戦法が存在したが、コレも災害の混乱で使用するのは難しいというか現実的ではない。このような集団戦法と取るには専門的かつ長期的な訓練が必要となり、平時であっても一朝一夕で身つけるのは現代人には難しい*1

評価

・殺傷能力☆☆☆☆★
棍棒として使用することも可能。振り回して相手を牽制して刺突で止めを刺す。

・携帯性 ☆★★★★
長いリーチと引き換えに携帯性は低い。

・汎用性 ☆☆☆★★
狩猟用の止め刺しや銛として使用できる。
しかし、人間は焦ったり、冷静さを欠いたりすると、刺突を忘れて振り回す動作を無意識に本能的に行ってしまう*2
そのため、戦闘で使う場合は「慣れ」が必要になるため注意。

・リーチ☆☆☆☆☆
近接武器としては最長のリーチを誇る。ある程度の技量が必要ではあるが投擲も可能。

・入手性☆☆☆☆☆
ナイフと棒があれば簡単に自作可能。
ただし、先端部分と柄が別個の物を自作する場合は、使用中に穂先か゚外れるリスクを下げるため、意外とそれなりの工作技術が必要だが、
災害の最中では、多くの一般人には難しいだろう。

コメント

  • 数が力の状況作れるなら中世のように隊列作れば効果的だろうがそもそもゾンビ映画的状況で編成できるほど一箇所に人おらんだろうから微妙だな 単独行動で移動するってシチュエーション自体が調達や拠点候補探しだろうからうさぎ小屋の我が国ではその長さが致命的になりかねない -- 2022-08-05 (金) 21:04:14
  • 槍の先端は柄と同じか、元々の先端を使いましょう(ナイフは勿体ない -- 2023-01-14 (土) 15:56:20
  • ナイフをくくりつけるような槍は剛性が落ちるので、上の人が言うよつに柄と同じがいいです。鉄パイプの削り出しが安価かつ簡単に作成できる上、空洞になってるので刺した後も抜きやすく実用的です。 -- 2023-01-29 (日) 23:16:49
  • 鉄パイプってどうやって削り出すんだ? -- 2023-05-13 (土) 21:01:31
    • そりゃ金切鋸とか使うんでしょ。……あればの話だけど。流石に家には無いだろうし、工場なり工業高校なりホームセンターなり探さんとかもね -- 2023-05-14 (日) 11:22:50
    • 切断機なりグラインダーを使うのが無難でしょ。↑以外でもDIYなり農機具の整備用途などで家庭のガレージにあるかも分からんね。 -- 2023-05-21 (日) 03:44:36
  • 長槍の対人戦運用は鍛錬が必要な突き技よりも、重量と遠心力を利用した上からの叩きつけや薙ぎ払いの方が歴史的にもメインなので、対ゾンビ戦も同様の戦法が良いかと。突き技をやりたいなら刺突点を制御し易い身長と同等以下の長さの短槍でやるべき。 -- 2025-02-17 (月) 08:23:57
  • ちょっと変則的だけどデッキブラシとかも長柄武器として良いかもしれない。ブラシが付いてる方で槍みたいに首あたりを狙って突けば、荒い狙いでもゾンビを後ろ向きに転倒させて時間を稼いだり出来る可能性が高い(拠点防衛戦等なら兎も角、なるべく戦闘は避けるのが基本となる外での移動時等なら、足を止めて無理にゾンビを殺す必要も無いし)。 -- 2025-02-17 (月) 08:45:48
    • あと仮にブラシの部分が破損して柄だけになった場合や、ただ頑丈なただの棒状のものでも、首の下あたりを狙って突けば転倒させられる可能性が高いので、先が丸くても長柄武器は重宝しそう。 -- 2025-02-17 (月) 08:54:43

 
 
※出典:ウィキメディア・コモンズ パブリックドメイン (https://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:CH-NB_-_Belgisch-Kongo,_Faradje-_Menschen_-_Annemarie_Schwarzenbach_-_SLA-Schwarzenbach-A-5-25-252.jpg?uselang=ja


*1 槍衾やファランクスを運用する兵士はもっぱら職業兵士かそれに近い人々であり、そのへんの「素人」を拾って編成したわけではない。
*2 近世ヨーロッパのサーベル騎兵や幕末の治安組織であった新選組も訓練や教本上では突きを主体としていたが、戦闘では斬りつけ一辺倒になりがちだった。