矢

概要

矢(arrow)とは弓の弾性を利用して発射する武具、猟具のこと。

構造

基本的にポイント、シャフト、ベイン、ノックで構成されている。

• ポイント
  鏃。
  矢は銃弾と違い衝撃波による肉体破壊が出来ないため、ブロードヘッドと呼ばれる工夫を凝らした特殊なポイントを用いて殺傷能力を向上させている。
  ブロードヘッドは基本的にシャフトよりも幅広い刃を取り付けた物だが、様々な仕組みや形があり、殺傷能力も精度も種類によって変わる。

• シャフト
  篦と呼ばれる棒の部分。
  昔は竹製、木製だったが、現代ではジュラルミン、グラスファイバーなどで作られており非常に丈夫に出来ている。安価なものではアルミ製などもある。
  弓に用いられる物は28～33インチほどの長さがあり、使用者の体格に合わせて選択する。
  一方クロスボウに用いられる物は14～22インチほどの長さで、こちらは機種に合わせて選択する。
  太さは弓用がΦ7mm、クロスボウ用がΦ8mmであることが多い。

• ベイン
  矢羽。
  矢を安定させたり回転運動を与える為に付けられる部品。
  鳥の羽根を用いたものの他、ビニール製やゴム製、フィルム製などがある。
  基本的に120度感覚で3枚取り付けられている。

• ノック
  矢筈。
  弓の弦に矢をつがえるための部品。プラスチック製。
  ライテッドノックと呼ばれる発射するとLEDが発光するノックもある。これは夜間の狩猟で、獲物を見失わない為のもの。
  クロスボウ用の物は、半月状に凹んだハーフムーンノック、真っ平らなフラットノックが用いられる。

特性

矢は長く嵩張る為一度に多く携帯することは困難であるが、破損がない限り再利用出来ることが矢の強みである。（破損しやすいから基本再利用は難しい）
それに火薬を使用しない為、静音性が非常に高い、反動が軽微、直接手に持って刺突武器にもなる、身近なもので自作できるなどメリットが多い。
しかし矢は基本的に、目標の肉体を傷付け失血死させることを目的としている為、銃と違いゾンビの手足を欠損させることが出来ず、必然的に選択肢はヘッドショットによる脳破壊に限られる。

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